JP3100736B2 - 円弧座標変換装置 - Google Patents

円弧座標変換装置

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JP3100736B2 JP04036907A JP3690792A JP3100736B2 JP 3100736 B2 JP3100736 B2 JP 3100736B2 JP 04036907 A JP04036907 A JP 04036907A JP 3690792 A JP3690792 A JP 3690792A JP 3100736 B2 JP3100736 B2 JP 3100736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダビデオ情報と
ディジタル情報を時分割で表示画面に表示するランダム
スキャン型表示装置の円弧座標変換装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の円弧座標変換装置を示すブ
ロック図であり、図7はこの発明および従来の円弧座標
変換装置が用いられるランダムスキャン型表示装置にお
ける一般的な円弧発生系を示すブロック図である。図7
において、1は外部からの表示データaを取り込む表示
データ抽出器であり、2はこの表示データ抽出器1の取
り込んだ表示される円弧の半径bと中心のX座標cおよ
びY座標dに対して、指示された画面の拡大/縮小率
e、X方向の平行移動量fおよびY方向の平行移動量g
に基づいて円弧座標変換を行う円弧座標変換装置であ
る。3は円弧座標変換装置2より出力される補正半径e
に基づいて角度増分Δθを算出する角度増分算出器、4
はその角度増分Δθを累積する角度累積器であり、5は
この角度累積器4にて累積された角度θをその正弦およ
び余弦に変換する正弦・余弦変換器である。
【0003】6a,6bはこの正弦・余弦変換器5の各
出力と円弧座標変換装置2からの補正半径hとの乗算を
行う乗算器、7a,7bは各乗算器6a,6bの出力に
円弧座標変換装置2の出力する補正中心のX座標iある
いはY座標jを加算する加算器である、8は各加算器7
a,7bの出力をそれぞれアナログ信号に変換するD/
A変換器である。9はこのD/A変換器8の出力に基づ
いて表示装置の画面走査を制御する偏向系ドライバ、1
0は角度累積器4からの信号に基づいて表示装置の輝度
を制御する輝度系ドライバであり、11は各加算器7
a,7bの出力に基づいて輝度系ドライバ10に対する
ブランキングの指示を行うリミッタである。12aは前
記表示装置の陰極線管(CRT)であり、12bはその
偏向コイルである。
【0004】また、図8において、13a〜13cは前
記表示データ抽出器1の出力する、表示すべき円弧の半
径bとその中心のX座標cおよびY座標dのそれぞれ
に、指示された画面の拡大/縮小率eを乗算する乗算器
である。14aは乗算器13bの出力にX軸方向の平行
移動量fを加算して補正中心のX座標iを出力する加算
器であり、14bは乗算器13cの出力にY軸方向の平
行移動量gを加算して補正中心のY座標jを出力する加
算器である。なお、補正半径hは乗算器13aより直接
出力される。
【0005】次に動作について説明する。外部からの表
示データaは表示データ抽出器1によって当該円弧発生
系に取り込まれ、円弧の発生は半径、中心座標、表示画
面の拡大/縮小、および平行移動によって制御される。
即ち、表示する円弧の半径bとその中心のX座標cおよ
びY座標dが表示データ抽出器1より与えられ、外部よ
り画面の拡大/縮小率eとX軸方向の平行移動量fおよ
びY軸方向の平行移動量gが指示されると、円弧座標変
換装置2は次の処理を実行する。
【0006】まず、乗算器13a〜13cにて表示する
円弧の半径bとその中心のX座標cおよびY座標dのそ
れぞれに、指示された画面の拡大/縮小率eを乗算し、
加算器14a,14bによって乗算器13bまたは13
cの出力に、X軸方向の平行移動量fあるいはY軸方向
の平行移動量gを加算して、補正中心のX座標iおよび
Y座標jを出力する。ここで、乗算器13aより出力さ
れる補正半径hは次段の角度増分算出器3の出力を適切
な値に制御し、加算器14a,14bより出力される補
正中心のX座標iとY座標jは加算器7a,7bを制御
する。
【0007】円弧座標変換装置2より補正半径hを受け
取った角度増分算出器3は、その補正半径hから角度増
分Δθを算出し、角度累積器4は始点角度から終点角度
までをこの角度増分Δθずつ累積してゆく。正弦・余弦
変換器5は累積された角度θからsinθとcosθを
発生し、乗算器6a,6bおよび加算器7a,7bで次
式の演算を行う。
【0008】x=r×sinθ+offset x y=r×cosθ+offset y
【0009】D/A変換器8はこの加算器7a,7bの
出力をアナログ信号に変換して偏向ドライバ9に送り、
偏向ドライバ9はその信号に基づいて偏向コイル12b
をドライブし、CRT12aの電子ビームを偏向させ
る。一方、輝度系ドライバ10は角度累積器4より出力
される信号に基づいてCRT12aをドライブし、その
輝度を制御する。ここで、リミッタ11は表示円弧がC
RT12aの有効領域を超えるか否かを判定し、超えた
場合には角度増分算出器3を制御して角度増分Δθを大
きくさせて、円弧発生時間のうち、CRT12aの表示
画面外となっている期間を短かくするよう制御するとと
もに、輝度系ドライバ10に対しブランキング指示を行
う。その後、再び円弧がCRT12aの表示画面内に入
ると、角度増分Δθを元の値に戻してアンブランキング
を指示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の円弧座標変換装
置は以上のように構成されているので、円の特性上、1
度表示画面外に円弧偏向信号が出たとしても再度CRT
画面内に戻る場合があるため、有効外であっても処理を
継続しなければならず、また、拡大/縮小および平行移
動により全く表示エリアに入りこまない円弧に対して処
理が行われており、ランダムスキャン型表示装置の表示
容量を制限するという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、不要処理にかかる時間をなく
し、円弧表示によるランダムスキャン型表示装置の表示
容量の制限を外すことが可能な円弧座標変換装置を得る
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る円弧座標変換装置は、表示画面と表示される円弧と
の中心距離を算出する中心距離算出器、この中心距離と
補正半径の差を演算する減算器、この減算器の出力に基
づいて円弧の表示の有効/無効を判定する判定器、その
判定結果に従って補正半径データの選択を行う選択器、
表示される円弧の中心座標より表示画面に表示可能な角
度を算出するリミット角度発生器、算出されたリミット
角度と指示された表示角度を比較する比較器、その比較
結果に基づいて補正角度の選択を行う選択器、および、
この選択器で選択された2組の補正角度の一方を、円弧
終了信号に従って選択する選択器を設けたものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明に係る円弧座
標変換装置は、表示画面と表示される円弧との中心距離
を算出する中心距離算出器、この中心距離と補正半径の
差を演算する減算器、この減算器の出力に基づいて円弧
の表示の有効/無効を判定する判定器、表示される円弧
の中心座標より表示画面に表示可能な角度を算出するリ
ミット角度発生器、算出されたリミット角度と指示され
た表示角度とを比較する比較器、その比較結果に基づい
て補正角度の選択を行う選択器、および、この選択器で
選択された2組の補正角度の一方、もしくは“0”角度
情報を、円弧終了信号および前記判定結果に従って選択
する選択器を設けたものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明における円弧座標変換装
置は、表示画面の中心と表示される円弧の中心との距離
を算出し、算出された中心距離と補正半径との差より円
弧の表示の有効/無効の判定を行い、その判定結果に従
って補正半径データの選択を行うとともに、表示される
円弧の中心座標より表示画面に表示可能なリミット角度
を算出し、当該リミット角度の指示された表示角度を比
較して、その比較結果に基づいて選択された2組の補正
角度中の一方を、円弧終了信号によって選択することに
より、不要処理にかかる時間をなくし、円弧表示による
ランダムスキャン型表示装置の表示容量の制限を外すこ
とができる円弧座標変換装置を実現する。
【0015】また、請求項2に記載の発明における円弧
座標変換装置は、表示画面の中心と表示される円弧の中
心との距離を算出し、算出された中心距離と補正半径と
の差より円弧の表示の有効/無効の判定を行うととも
に、表示される円弧の中心座標より表示画面に表示可能
なリミット角度を算出し、当該リミット角度と指示され
た表示角度とを比較して、その比較結果に基づいて選択
された2組の補正角度の一方、もしくは“0”角度情報
の選択を、円弧終了信号および前記判定器の判定結果に
従って行うことにより、不要処理にかかる時間をなく
し、円弧表示によるランダムスキャン型表示装置の表示
容量の制限を外すことができる円弧座標変換装置を実現
する。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項1に記載された発明の一実施例を示
すブロック図である。図において、13a〜13cは乗
算器、14a,14bは加算器であり、図8に同一符号
を付した従来のそれらと同一、あるいは相当部分である
ため詳細な説明は省略する。
【0017】15は前記加算器14a,14bより出力
される補正中心のX座標iおよびY座標jより得られる
円弧の中心と、表示画面の中心との距離を算出する中心
距離算出器であり、16はこの中心距離算出器15の算
出した中心距離と、前記乗算器13aより出力される補
正半径との差を演算する減算器である。17はこの減算
器16の出力に基づいて表示の有効/無効を判定する判
定器であり、18はこの判定器17がその判定結果に基
づいて出力する距離範囲外信号kと、後述する選択器2
1が出力する角度範囲外信号lに従って、補正半径hと
乗算器13aの出力とするか半径“0”を示す信号とす
るかの選択を行う選択器である。
【0018】19は加算器14a,14bより出力され
る補正中心のX座標iおよびY座標jから表示画面に表
示可能な角度を算出するリミット角度発生器であり、2
0はこのリミット角度発生器19より出力されるリミッ
ト角度と、指示された始点角度mおよび終点角度nとを
比較する比較器である。21はこの比較器20の比較結
果によって制御され、これら始点角度mおよび終点角度
nとリミット角度発生器19の出力に基づいて、第1補
正始点角度pおよび第1補正終点角度qと、第2補正始
点角度rおよび第2補正終点角度sの2組の補正角度を
選択出力するとともに、前記角度範囲外信号lと2円弧
表示信号tを出力する選択器である。22はこの選択器
21より出力された2組の補正角度の一方を、円弧発生
系からの円弧終了信号uに従って選択し、それを補正始
点角度vおよび補正終点角度wとして出力する選択器で
ある。
【0019】次に動作について説明する。ここで、乗算
器13a〜13cおよび加算器14a,14bは従来の
場合と同様の動作を行うもので、表示データの半径bと
中心のX座標cおよびY座標dのそれぞれに拡大/縮小
率eを乗算し、この拡大/縮小率eが乗算されたX座標
およびY座標に、X方向の平行移動量fあるいはY方向
の平行移動量gを加算して補正中心のX座標iとY座標
jとを生成している。
【0020】この補正中心のX座標iとY座標jは中心
距離算出器15に送られ、表示画面の中心と表示すべき
円弧の中心座標との距離が計算される。この中心距離は
表示画面中心のX座標,Y座標と入力された補正中心の
X座標とY座標との差をそれぞれ自乗し、その和の平方
根をとることによって算出する。算出された中心距離は
減算器16で乗算器13aより出力される補正半径との
差が演算され、その値が表示画面の半径分を超えるか否
かを判定器17で判定する。その結果、表示画面を超え
る場合は表示円弧が表示画面の有効領域内を横切ること
がないため処理不要と判定して選択器18に距離範囲外
信号kを送出し、選択器18はこの距離範囲外信号kを
受けると補正半径hを“0”にする。一方、表示画面の
半径分以内のときは、判定器17は距離範囲外信号kの
送出を行わず、従って、選択器18は乗算器13aの出
力を補正半径hとして出力する。
【0021】また、前記補正中心のX座標iとY座標j
とはリミット角度発生器19にも入力され、リミット角
度発生器19はこの補正された円弧中心から表示画面内
に表示できる角度を算出し、それをリミット角度として
比較器20に送る。比較器20はこのリミット角度と指
示された始点角度mおよび終点角度nとを比較し、選択
器21はその比較結果に基づいて、リミット角度発生器
19からのリミット角度と、始点角度mおよび終点角度
nから以下の4種類、2組の補正角度を選択出力する。 p:第1補正始点角度 q:第1補正終点角度 r:第2補正始点角度 s:第2補正終点角度
【0022】ここで第1および第2と表わしているの
は、図2に示すように、画面の表示範囲と表示指示円弧
との関係において表示指示円弧が2個の部分円弧に分離
する場合、その一方を第1,他方を第2と称している。
【0023】選択器22は円弧発生系からの円弧終了信
号uに従って、選択器21の出力する2組の補正角度の
うちの一方を選択するよう動作する。選択されたデータ
は補正始点角度vおよび補正終点角度wとして円弧発生
系へ出力される。
【0024】また、角度範囲外信号lはリミット角度内
に指示角度の円弧が入らない場合に選択器21より出力
されるもので、選択器18を制御して補正を半径hを
“0”にする。
【0025】また、円弧の中心から表示画面内に表示可
能な角度の算出は、比較器20と選択器21とによって
実行されるものであり、その処理の手順を図3〜図5の
フローチャートに示す。まず、ステップST1でリミッ
ト値制限の有無を識別が行わなければステップST2で
リミット値を補正角度として処理を抜ける。リミット値
制限があれば、ステップST3でさらに指示値が円であ
るかを否かをチェックし、円であればステップST4で
指示値を補正角度として処理を抜ける。円でなければ、
始点角度が終点角度より大きい場合をケース(I)、始
点角度が終点角度より小さい場合をケース(II)とし
て、リミット値と指示値のそれぞれの関係をステップS
T5で検査する。なお、このフローチャートにおいて
は、前記始点角度をθs、終点角度をθeと表記してい
る。
【0026】ステップST5における検査の結果、両方
ともケース(I)であれば図4のステップST6に進
み、指示値の始点角度、終点角度の両方がリミット値の
始点角度より大きいか否かを識別する。その結果、両方
とも大きければステップST7において、第1円弧の始
点角度をリミット値の始点角度、終点角度を指示値の終
点角度とし、第2円弧の始点角度を指示値の始点角度、
終点角度をリミット値の終点角度として処理を抜ける。
また、ステップST6による識別の結果、一方でも大き
くなければステップST8にて指示値の始点角度、終点
角度の両方がリミット値の始点角度より小さいか否かを
識別する。その結果、一方でも大きければステップST
9で始点角度をリミット値と指示値の始点角度の大きな
方とし、終点角度をリミット値と指示値の終点角度の小
さな方として処理を抜ける。
【0027】なお、ステップST8における識別の結
果、両方とも小さければステップST10にてリミット
値の終点角度より指示値の始点角度および終点角度がと
もに小さいか否かを識別する。その結果、両方とも小さ
ければ処理を前記ステップST7に進め、一方でも大き
ければ処理を前記ステップST9に進める。
【0028】また、図3のステップST5における検査
の結果、両方ともケース(II)であれば、ステップST
11で始点角度の小さい方の値と終点角度の大きい方の
値とを比較し、終点角度の方が小さければステップST
12で角度範囲外信号lを出力して処理を抜け、終点角
度の方が大きければ処理を図4のステップST9に進め
る。
【0029】さらに、図3のステップST5の検査結果
がケース(I)およびケース(II)であれば、処理を図
5のステップST13に進めて、ケース(II)の始点角
度とケース(I)の終点角度を比較し、終点角度の方が
大きければステップST14でさらにケース(II)の終
点角度とケース(I)の始点角度の比較を行う。その結
果、終点角度の方が大きい場合にはステップST15に
おいて、第1円弧の始点角度をケース(I)の始点角
度、終点角度をケース(II)の終点角度とし、第2円弧
の始点角度をケース(II)の始点角度、終点角度をケー
ス(I)の終点角度として処理を抜ける。また、終点角
度の方が小さい場合にはステップST16において、始
点角度をケース(I)とケース(II)の始点角度の小さ
い方とし、終点角度をケース(I)とケース(II)の終
点角度の小さい方として処理を抜ける。
【0030】一方、前記ステップST13における比較
の結果、終点角度の方が小さい場合にはステップST1
7でケース(II)の終点角度とケース(I)の始点角度
の比較を行う。その結果、終点角度の方が大きければス
テップST18にて始点角度をケース(I)とケース
(II)の始点角度の大きい方とし、終点角度をケース
(I)とケース(II)の終点角度の大きい方として処理
を抜け、終点角度の方が小さければ処理を図3のステッ
プST12に進める。
【0031】実施例2.なお、上記実施例1では、表示
不可と判定した円弧について補正半径hを“0”に設定
し、表示処理不要であることを定義するものを示した
が、角度情報で定義するようにしてもよく。上記実施例
と同様の効果を奏する。図6は請求項2に記載したその
ような発明の一実施例を示すブロック図であり、図1と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。図
6において23は判定器17からの距離範囲外信号k、
あるいは選択器21からの角度範囲外信号lを受け取っ
た場合、2組の補正角度の一方ではなく角度情報0信号
xを選択する点で、図1に符号22を付したものとは異
なる選択器である。
【0032】次に動作について説明する。実施例1での
動作のとおり、判定器17では円弧中心と半径データよ
り有効/無効を判定して距離範囲外信号kを出力し、ま
た選択器21では円弧中心座標と円弧の始点,終点角度
から、2組、4種類の補正角度p〜sおよび角度範囲外
信号lを出力する。選択器23はこの距離範囲外信号k
と角度範囲外信号lが入力されていなければ2組の補正
角度巾の一方を選択し、どちらか一方でも入力されれば
選択器23は距離範囲外信号kまたは角度範囲外信号l
の入力で角度情報0信号xを選択し、それを補正始点角
度vおよび補正終点角度wとして出力する。
【0033】後段の円弧発生系では、円弧の補正始点角
度vおよび補正終点角度wが“0”であることから表示
処理不要の円弧であることを認識することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、表示データを拡大/縮小率や平行移動量にて補
正して表示可能範囲と比較し、表示可能領域のデータに
変換するとともに、表示不能であれば補正半径を“0”
にして円弧処理を行わせないように構成したので、表示
画面外の円弧表示処理が実行されることがなくなって、
それに費やされる時間のロスをなくすことができ、円弧
表示によるランダムスキャン型表示装置の表示容量の低
下を防止できる円弧座標変換装置が得られる効果があ
る。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、表
示データを拡大/縮小率や平行移動量にて補正して表示
可能範囲と比較し、表示可能領域のデータに変換すると
ともに、表示不能であれば補正始点角度と補正終点角度
とを“0”にして円弧処理を行わせないように構成した
ので、表示画面外の円弧表示処理が実行されることがな
くなって、それに費やされる時間のロスをなくすことが
でき、円弧表示によるランダムスキャン型表示装置の表
示容量の低下を防止できる円弧座標変換装置が得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】その円弧角度判定の概念を示す説明図である。
【図3】上記実施例における補正角度判定の処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】上記実施例における補正角度判定の処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】上記実施例における補正角度判定の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図7】この発明および従来の円弧座標変換装置が用い
られる円弧発生系を示すブロック図である。
【図8】従来の円弧座標変換装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
13a〜13c 乗算器 14a,14b 加算器 15 中心距離算出器 16 減算器 17 判定器 18 選択器 19 リミット角度発生器 20 比較器 21 選択器 22 選択器 23 選択器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 1/10 G01S 7/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面に表示される円弧の半径と中心
    のX座標およびY座標に、それぞれ指示された画面の拡
    大/縮小率を乗算する乗算器と、前記乗算器にて拡大/
    縮小率が乗算された前記円弧のX座標とY座標を、それ
    ぞれ指示された平行移動量に従って平行移動させる加算
    器と、前記表示画面の中心と前記加算器にて平行移動さ
    せられた前記円弧の中心との距離を算出する中心距離算
    出器と、前記中心距離算出器にて算出された前記表示画
    面と円弧の中心距離と前記乗算器にて拡大/縮小率が乗
    算された前記円弧の半径との差を演算する減算器と、前
    記減算器の出力より前記円弧の表示の有効/無効を判定
    する判定器と、前記判定器の判定結果に従って補正半径
    データの選択を行う選択器と、前記加算器にて平行移動
    させられた円弧の中心座標から前記表示画面に表示可能
    な角度を算出するリミット角度発生器と、前記リミット
    角度発生器より出力されるリミット角度と指示された表
    示角度とを比較する比較器と、前記比較器による比較の
    結果に基づいて補正角度を選択する選択器と、円弧終了
    信号に従って前記選択器で選択された2組の補正角度の
    一方を選択する選択器とを備えた円弧座標変換装置。
  2. 【請求項2】 表示画面に表示される円弧の半径と中心
    のX座標およびY座標に、それぞれ指示された画面の拡
    大/縮小率を乗算する乗算器と、前記乗算器にて拡大/
    縮小率が乗算された前記円弧のX座標とY座標を、それ
    ぞれ指示された平行移動量に従って平行移動させる加算
    器と、前記表示画面の中心加算器にて平行移動させられ
    た前記円弧の中心との距離を算出する中心距離算出器
    と、前記中心距離算出器にて算出された前記表示画面と
    円弧の中心距離と前記乗算器にて拡大/縮小率が乗算さ
    れた前記円弧の半径との差を演算する減算器と、前記減
    算器の出力より前記円弧の表示の有効/無効を判定する
    判定器と、前記加算器にて平行移動させられた円弧の中
    心座標から前記表示画面に表示可能な角度を算出するリ
    ミット角度発生器と、前記リミット角度発生器より出力
    されるリミット角度と指示された表示角度とを比較する
    比較器と、前記比較器による比較の結果に基づいて補正
    角度を選択する選択器と、円弧終了信号および前記判定
    器の判定結果に従って、前記選択器で選択された2組の
    補正角度の一方、もしくは“0”角度情報の選択を行う
    選択器とを備えた円弧座標変換装置。
JP04036907A 1992-01-29 1992-01-29 円弧座標変換装置 Expired - Fee Related JP3100736B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101226510B1 (ko) * 2009-04-28 2013-01-25 신에쯔 세끼에이 가부시키가이샤 실리카 용기 및 그 제조 방법

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