JP3100549U - バンダナ風帽子 - Google Patents
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Abstract
【課題】正方形の大幅布で立体状のバンダナ風帽子を体裁良く、かつ安価につくる。
【解決手段】帽子本体が、正方形に裁断した大幅の布1を対角線上で直角二等辺三角形状に二つ折りした三角巾3からなる。三角巾3の左右の各等辺のほぼ中央部分には、三角巾3を構成する表裏の布地どうしを縫い付けることによって、所定の上下長さを有する襞が形成されている。各等辺において、各襞の部分を長さ方向の中央で曲げて襞上半部と襞下半部とを突き合わせ状になるように縫い止める。三角巾3の頂角部9を三角巾3の裏側に折り曲げて頂角部9の先端を三角巾3に縫い付けることにより、頂角部9で挿通口10を形成する。三角巾3の二つ折りされた底辺6を含む左右端部11・11が、前記挿通口10に左右方向から差し違え状態に差し込めるようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】帽子本体が、正方形に裁断した大幅の布1を対角線上で直角二等辺三角形状に二つ折りした三角巾3からなる。三角巾3の左右の各等辺のほぼ中央部分には、三角巾3を構成する表裏の布地どうしを縫い付けることによって、所定の上下長さを有する襞が形成されている。各等辺において、各襞の部分を長さ方向の中央で曲げて襞上半部と襞下半部とを突き合わせ状になるように縫い止める。三角巾3の頂角部9を三角巾3の裏側に折り曲げて頂角部9の先端を三角巾3に縫い付けることにより、頂角部9で挿通口10を形成する。三角巾3の二つ折りされた底辺6を含む左右端部11・11が、前記挿通口10に左右方向から差し違え状態に差し込めるようになっている。
【選択図】 図1
Description
本考案は、正方形に裁断された1枚の大幅布を素材にして、これに僅かな縫製の手間を加えるだけで立体的に形成されたバンダナ風の帽子に関する。
抗ガン剤治療を受ける患者、とくに女性患者の場合、頭髪の抜け落ちによる精神的苦痛は大きい。それでなくても、病気入院中の女性には、頭髪の手入れが意のままにならない。したがって、とくに病気入院中の女性にとって、周りに異和感がなく使い勝手の良い帽子が望まれる。
かかる要望に応える帽子の従来例に特許文献1がある。これでは、三角形状の布を用いて、バンダナ風に頭に被るようになっており、三角布を後頭部においてゴム紐で締め付けるようになっている。
特開2001−32117号公報
しかし、先の公知文献では、三角布にゴム紐を取り付けるのに手間が掛かる。ゴム紐で帽子本体を頭に保持する形式では、頭髪の多寡によってゴム紐による緊迫力が強すぎたり弱すぎたりして、個々人に対応し切れない不利がある。
そこで本考案の目的は、正方形の大幅布を素材にして、これに必要最小限の縫製をするだけで安価につくれ、体裁よく被れるバンダナ風帽子を得るにある。
本考案の目的は、頭髪の多寡にかかわらず、頭に確りとしかし窮屈感を与えずに被ることができ、とくに病気入院中の女性が着用して好適なバンダナ風帽子を提供することにある。
本考案に係るバンダナ風帽子は、これを具体的に説明すると、帽子本体が、図4に示すごとく正方形に裁断した大幅の布1を対角線2上で直角二等辺三角形状に二つ折りした三角巾3からなる。
三角巾3の左右の各等辺5・5のほぼ中央部分には、図5に示すごとく三角巾3を構成する表裏の布地3a・3bどうしを縫い付けることによって、所定の上下長さを有する襞7・7が形成されている。これによって、三角巾3は二つ折り状態に維持され、折線となる直線状の底辺6が丸い突曲状になる。
そのうえで、図6に示すごとく各等辺5において、各襞7の部分を長さ方向の中央で曲げて襞上半部と襞下半部とが突き合わせ状になるように縫い止める。縫い止められた各襞7は、その形成箇所ないしこれの近くで縫い付けてもよい。これにて、三角巾3の全体は、前記底辺6が更に丸く曲げられ、中央部が中凸状に湾曲する立体形状になる。
三角巾3の頂角部9は、図7に示すごとく三角巾3の裏側に折り曲げて頂角部9の先端を三角巾3に縫い付けることにより、頂角部9で挿通口10を形成する。かくして、三角巾3の底辺6を含む左右端部11・11が、前記挿通口9に左右方向から差し違え状態で出し入れ自在になっていることを特徴とする。
かかる本考案によれば、正方形の大幅布1を二つ折りした三角巾3は、表裏の布地3a・3bが襞7・7と、頂角部9の先端とにおける縫い付けでズレ動かないよう確りと止め付けられており、1枚物の三角巾とは異なるボリューム感を持つバンダナ風の帽子が得られる。頭に被ったとき、前面および側面からは、三角巾3の布地3a・3bの裁断線が見えず体裁が良い。
1枚の正方形の大幅布1を二つ折りして、その三角巾3を部分的に縫い付けるだけで立体形状の帽子が得られるので、安価につくれる利点がある。
すなわち、本考案によれば、三角巾3の各等辺5において、各襞7の部分を長さ方向の中央で曲げて襞上半部と襞下半部とが突き合わせ状になるように縫い止めることにより、帽子本体は中央部分が中凸の円形状に、つまり立体形状に保形されており、着用者はそのまま頭に被るだけでよく、使い勝ってが良い。
三角巾3の頂角部9で挿通口10を形成し、この挿通口10に三角巾3の左右端部11・11を差し違え状(交差状)に通して、左右端部11・11の引っ張り力を加減するだけで頭に対する帽子本体の締め付け具合を簡単に調整できる。したがって、頭の大小、頭髪の多寡によく対応できる。
請求項2記載の本考案に係る帽子によれば、襞7の形成箇所ないしこれの近くで各等辺5どうしが縫い付けられているので、帽子本体の立体的形状をより確りと保形することができる。
請求項3記載の本考案によれば、着用時の正面および側面が帯状弾性部材4で保形されているので、頭部に対する当たりを柔らかくてフィット感があるうえに、型崩れのない端正なものになる。
請求項4記載の本考案によれば、形状的にアクセントのあるものとなり、更に型崩れの防止に有利である。
図面は本考案に係るバンダナ風帽子の実施例を示す。これの帽子本体は、図4に示すごとく正方形に裁断した大幅の布1を対角線2上で直角二等辺三角形状に二つ折りした三角巾3からなる。大幅布1の一辺の長さは60cmとした。
大幅布1の裏側中央部位には、対角線2上に、幅10cm、長さ50cmの薄いスポンジからなる帯状弾性部材4を当て、必要に応じて接着剤で位置決めする。
図4(b)において下向きの三角形に表現した三角巾3の左右の各等辺5・5のほぼ中央部分には、図5に示すごとく三角巾3を構成する表裏の布地3a・3bどうしを縫い付けることによって、7cmの上下長さを有する襞7・7を形成する。すなわち各等辺5のほぼ中央部分を25cmから7cmに縫い縮める。これによって、まず三角巾3は二つ折り状態に維持され、折線となる直線状の底辺6が丸い突曲状になる。このときの各等辺5は、襞7から頂点(下端)までの長さを15cm、襞7から底辺6の左右の端(上端)までの長さを20cmとした。
次に、各等辺5において、図6に示すごとく前記襞7の部分を長さ方向の中央で曲げて、襞上半部と襞下半部とが突き合わせ状になるよう糸8で止めた。これで三角巾3は、底辺6が更に丸く曲げられる。そして、各等辺5の襞7どうしを止糸12でその形成箇所ないしこれの近くで止める。これより三角巾3の全体は、中央部が中凸状に湾曲する最終的な立体形状になる。図6はこの状態を三角巾3の裏側から見たものである。
最後に、下側に位置する三角巾3の頂角部9は、図7に示すごとく三角巾3の裏側に折り曲げて頂角部9の先端を三角巾3に縫い付けることにより、頂角部9で挿通口10を形成する。なお、先の止糸12は、これと同時に止めてもよい。かくして、三角巾3の底辺6を含む左右端部11・11が、前記挿通口9に左右方向から差し違え状態で出し入れ自在になっている。
かくして、図1に示すごとく三角巾3の左右端部11・11を左右の一方から前記挿通口9にそれぞれクロス状に差し込んで左右の他方から抜き出し、帽子本体を頭に被った状態で三角巾3の抜き出した左右端部11・11を横外側方へ引くことにより、頭に帽子本体を確りと保持できる。
本案帽子を被った状態において、図2に示すごとく、三角巾3の底辺6は左右方向の中央部が着用者の前面に位置する。この状態で底辺6の中央部分は帯状弾性部材4を介して外側上方に折り返すことができる。そのとき、本案帽子の下端の前面部分および左右の側面部分は、着用者の頭部に帯状弾性部材4を介して適度の柔らかさでフィットする。
1 大幅布
2 対角線
3 三角巾
3a・3b 三角巾の布地
4 帯状弾性部材
5 等辺
6 三角巾の底辺
7 襞
8 糸
9 頂角部
10 挿通口
11 左右端部
12 止糸
2 対角線
3 三角巾
3a・3b 三角巾の布地
4 帯状弾性部材
5 等辺
6 三角巾の底辺
7 襞
8 糸
9 頂角部
10 挿通口
11 左右端部
12 止糸
Claims (4)
- 帽子本体が、正方形に裁断した大幅の布1を対角線2上で直角二等辺三角形状に二つ折りした三角巾3からなり、
三角巾3の左右の各等辺5・5のほぼ中央部分には、三角巾3を構成する表裏の布地3a・3bどうしを縫い付けることによって所定の上下長さを有する襞7・7が形成されており、
各等辺5において、各襞7の部分を長さ方向の中央で曲げて襞上半部と襞下半部とが突き合わせ状になるように縫い止めてあり、
三角巾3の頂角部9を三角巾3の裏側に折り曲げて頂角部9の先端を三角巾3に縫い付けることにより、頂角部9で挿通口10が形成されており、
三角巾3の二つ折りされた底辺6を含む左右端部11・11が、前記挿通口10に左右方向から差し違え状態で出し入れ自在になっていることを特徴とするバンダナ風帽子。 - 各等辺5どうしが、襞7の形成箇所ないしこれの近くで縫い付けられている請求項1記載のバンダナ風帽子。
- 三角巾3の表裏の布地3a・3b間には、前記底辺6の中央部分に前記対角線2に沿って左右横長の帯状弾性部材4が介在している請求項1または2記載のバンダナ風帽子。
- 三角巾3の底辺6の中央部分が外側上方に折り返されている請求項1ないし3記載のバンダナ風帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271301U JP3100549U (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | バンダナ風帽子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003271301U JP3100549U (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | バンダナ風帽子 |
Publications (1)
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JP3100549U true JP3100549U (ja) | 2004-05-20 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3100549U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH066038U (ja) * | 1992-06-30 | 1994-01-25 | 豊田合成株式会社 | ガラスラン |
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2003
- 2003-09-19 JP JP2003271301U patent/JP3100549U/ja not_active Expired - Fee Related
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