JP3100369B2 - 容器反転機構を具えた運搬車 - Google Patents
容器反転機構を具えた運搬車Info
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- JP3100369B2 JP3100369B2 JP11002383A JP238399A JP3100369B2 JP 3100369 B2 JP3100369 B2 JP 3100369B2 JP 11002383 A JP11002383 A JP 11002383A JP 238399 A JP238399 A JP 238399A JP 3100369 B2 JP3100369 B2 JP 3100369B2
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Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ドラム缶等の円筒状容
器を運搬し、且つ容器を上昇及び前傾させて内容物を排
出できる運搬車に関するものである。
器を運搬し、且つ容器を上昇及び前傾させて内容物を排
出できる運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】ドラム缶を所
定の位置まで運搬し且つドラム缶を持ち上げて反転さ
せ、内容物を排出できる従来の運搬車は、起立したドラ
ム缶に対するものであって、横向きのドラム缶に対して
は使用できない問題があった。本発明は、起立したドラ
ム缶に対しても、横向きのドラム缶に対しても使用でき
る容器の運搬車を明らかにするものである。
定の位置まで運搬し且つドラム缶を持ち上げて反転さ
せ、内容物を排出できる従来の運搬車は、起立したドラ
ム缶に対するものであって、横向きのドラム缶に対して
は使用できない問題があった。本発明は、起立したドラ
ム缶に対しても、横向きのドラム缶に対しても使用でき
る容器の運搬車を明らかにするものである。
【0003】
【課題を解決する手段】本発明の容器反転機構を具えた
運搬車は、台車(1)に昇降回転可能に枢支され昇降駆動
装置(7)に連繋された昇降フレーム(2)と、該昇降フレ
ーム(2)の自由端に回動可能に支持され円筒状容器(9)
の胴部を略半周するアーム(40)及び容器の上下端を支持
する容器掴み具(5)を具えた反転フレーム(4)と、アー
ム(40)を回転駆動する手動回転駆動装置(6)とによって
構成される容器反転機構を具えた運搬車において、手動
回転駆動装置(6)は、アーム(40)の回転支持軸(42)に該
装置の出力軸を連結して該回動支持軸(42)に支持され、
該支持軸(42)に該軸を中心に回動可能な反力受け(33)を
取り付けて手動回転駆動装置(6)のギアケース(62)を該
反力受け(33)に固定し、該反力受け板(33)を構成リンク
の1つとする平行リンク機構(3)によって、昇降フレー
ム(2)の高さ位置に無関係に該反力受け板(33)の姿勢を
略一定に保つことを特徴とする。
運搬車は、台車(1)に昇降回転可能に枢支され昇降駆動
装置(7)に連繋された昇降フレーム(2)と、該昇降フレ
ーム(2)の自由端に回動可能に支持され円筒状容器(9)
の胴部を略半周するアーム(40)及び容器の上下端を支持
する容器掴み具(5)を具えた反転フレーム(4)と、アー
ム(40)を回転駆動する手動回転駆動装置(6)とによって
構成される容器反転機構を具えた運搬車において、手動
回転駆動装置(6)は、アーム(40)の回転支持軸(42)に該
装置の出力軸を連結して該回動支持軸(42)に支持され、
該支持軸(42)に該軸を中心に回動可能な反力受け(33)を
取り付けて手動回転駆動装置(6)のギアケース(62)を該
反力受け(33)に固定し、該反力受け板(33)を構成リンク
の1つとする平行リンク機構(3)によって、昇降フレー
ム(2)の高さ位置に無関係に該反力受け板(33)の姿勢を
略一定に保つことを特徴とする。
【0004】
【作用及び効果】起立状態の容器(9)に対しては、反転
フレーム(4)が側方向から容器(9)の胴部に当接可能な
様に、反転フレーム(4)を起した状態で容器(9)に運搬
車を突っ込む。容器掴み具(5)によって容器の上下端を
支持する。昇降駆動装置(7)によって昇降フレーム(2)
を徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇によ
り該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇して
容器(9)を持ち上げる。
フレーム(4)が側方向から容器(9)の胴部に当接可能な
様に、反転フレーム(4)を起した状態で容器(9)に運搬
車を突っ込む。容器掴み具(5)によって容器の上下端を
支持する。昇降駆動装置(7)によって昇降フレーム(2)
を徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇によ
り該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇して
容器(9)を持ち上げる。
【0005】このとき、反転フレーム(4)の回動支持軸
(42)は、平行リンク機構(3)により昇降フレーム(2)の
高さに無関係に一定の姿勢に保たてれている反力受け板
(33)上の手動回転駆動装置(6)の出力軸に繋がれている
ため、昇降フレーム(2)が上昇回転しても回動支持軸(4
2)は回転せず、従って反転フレーム(4)及び該反転フレ
ーム(4)に支持された容器(9)の姿勢が変化することは
ない。
(42)は、平行リンク機構(3)により昇降フレーム(2)の
高さに無関係に一定の姿勢に保たてれている反力受け板
(33)上の手動回転駆動装置(6)の出力軸に繋がれている
ため、昇降フレーム(2)が上昇回転しても回動支持軸(4
2)は回転せず、従って反転フレーム(4)及び該反転フレ
ーム(4)に支持された容器(9)の姿勢が変化することは
ない。
【0006】容器(9)を必要高さまで持ち上げてから手
動回転駆動装置(6)を操作して、反転フレーム(4)の回
動支持軸(42)を強制回転させ、即ち、反転フレーム(4)
を回転させて容器(9)を前傾させ、容器(9)の内容物を
排出する。手動回転駆動装置(6)を上記とは逆方向に操
作すると容器(9)を起立姿勢に戻すことができる。
動回転駆動装置(6)を操作して、反転フレーム(4)の回
動支持軸(42)を強制回転させ、即ち、反転フレーム(4)
を回転させて容器(9)を前傾させ、容器(9)の内容物を
排出する。手動回転駆動装置(6)を上記とは逆方向に操
作すると容器(9)を起立姿勢に戻すことができる。
【0007】横向きの容器(9)に対しては、反転フレー
ム(4)が上方から容器(9)の胴部に当接可能な様に、手
動回転駆動装置(6)を操作して反転フレーム(4)の姿勢
を直し、この状態で容器(9)の底側に運搬車を突っ込
む。昇降フレーム(2)を下降させて、反転フレーム(4)
を容器(9)の胴部に載せ、容器掴み具(5)によって容器
の両端を支持する。
ム(4)が上方から容器(9)の胴部に当接可能な様に、手
動回転駆動装置(6)を操作して反転フレーム(4)の姿勢
を直し、この状態で容器(9)の底側に運搬車を突っ込
む。昇降フレーム(2)を下降させて、反転フレーム(4)
を容器(9)の胴部に載せ、容器掴み具(5)によって容器
の両端を支持する。
【0008】昇降駆動装置(7)によって昇降フレーム
(2)を徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇
により該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇
して容器(9)を持ち上げる。容器(9)が起立可能な高さ
まで持ち上がれば、手動回転駆動装置(6)の操作によ
り、一旦容器(9)を起立姿勢に戻して容器(9)の蓋を外
す。
(2)を徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇
により該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇
して容器(9)を持ち上げる。容器(9)が起立可能な高さ
まで持ち上がれば、手動回転駆動装置(6)の操作によ
り、一旦容器(9)を起立姿勢に戻して容器(9)の蓋を外
す。
【0009】昇降駆動装置(7)により、容器(9)を必要
高さまで上昇させ、手動回転駆動装置(6)を操作し容器
(9)を前傾させて内容物を放出する。上記の様に本発明
の運搬車は、起立した容器に対しても、横向きの容器に
対しても、持ち上げて内容物を排出できる優れた効果を
有している。
高さまで上昇させ、手動回転駆動装置(6)を操作し容器
(9)を前傾させて内容物を放出する。上記の様に本発明
の運搬車は、起立した容器に対しても、横向きの容器に
対しても、持ち上げて内容物を排出できる優れた効果を
有している。
【0010】尚、反転フレーム(4)を反転させる手動回
転駆動装置(6)は、該反転フレーム(4)を支持する昇降
フレーム(2)に固定されているのではなく、反転フレー
ム(4)の回動支持軸(42)に支持され、該回動支持軸(42)
を中心とする手動回転駆動装置(6)全体の回り止めを、
平行リンク機構(3)によって一定姿勢を保つ反力受け板
(33)によって図っているに過ぎない。
転駆動装置(6)は、該反転フレーム(4)を支持する昇降
フレーム(2)に固定されているのではなく、反転フレー
ム(4)の回動支持軸(42)に支持され、該回動支持軸(42)
を中心とする手動回転駆動装置(6)全体の回り止めを、
平行リンク機構(3)によって一定姿勢を保つ反力受け板
(33)によって図っているに過ぎない。
【0011】従って、回動支持軸(42)に拗れ力が作用し
ても、手動回転駆動装置(6)に無理は掛からず、回動支
持軸(42)の拗れによって手動回転駆動装置(6)のハンド
ル(61)操作が重くなることを防止できる。又、手動回転
駆動装置(6)は、昇降フレーム(2)の高さに無関係に一
定の姿勢を保持する反力受け板(33)上に配備されている
ため、手動回転駆動装置(6)の姿勢も変化せず操作がし
易い。
ても、手動回転駆動装置(6)に無理は掛からず、回動支
持軸(42)の拗れによって手動回転駆動装置(6)のハンド
ル(61)操作が重くなることを防止できる。又、手動回転
駆動装置(6)は、昇降フレーム(2)の高さに無関係に一
定の姿勢を保持する反力受け板(33)上に配備されている
ため、手動回転駆動装置(6)の姿勢も変化せず操作がし
易い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の運搬車を示
しており、以下の説明で前とは図面において左側、即
ち、容器(9)を支持する側、後とは図面において右側、
即ち操作側である。運搬車は、台車(1)と、該台車(1)
上に基端を枢支した昇降フレーム(2)と、該昇降フレー
ム(2)上に設けられ容器(9)を支持して反転させる反転
フレーム(4)とによって構成される。
しており、以下の説明で前とは図面において左側、即
ち、容器(9)を支持する側、後とは図面において右側、
即ち操作側である。運搬車は、台車(1)と、該台車(1)
上に基端を枢支した昇降フレーム(2)と、該昇降フレー
ム(2)上に設けられ容器(9)を支持して反転させる反転
フレーム(4)とによって構成される。
【0013】台車(1)は、手押し用ハンドル杆(11a)の
両端に斜め下向き前方に傾斜杆(11b)(11b)を突出して形
成されたコ字状枠(11)と、該コ字状枠(11)の両傾斜杆(1
1b)(11b)の下方に位置し傾斜杆(11b)の中央部と前端を
繋ぐ直角杆(12)と、該直角杆(12)の屈曲部と傾斜杆(11
b)の後端を繋ぐ補強杆(13)と、両直角杆(12)の屈曲部間
を繋ぐ繋ぎ杆(15)と、コ字状枠(11)の前端に設けた車輪
(17)(17)と、両直角杆(12)(12)から後方に向けて突設し
た水平杆(16)(16)に設けたキャスター(18)(18)とによっ
て構成される。
両端に斜め下向き前方に傾斜杆(11b)(11b)を突出して形
成されたコ字状枠(11)と、該コ字状枠(11)の両傾斜杆(1
1b)(11b)の下方に位置し傾斜杆(11b)の中央部と前端を
繋ぐ直角杆(12)と、該直角杆(12)の屈曲部と傾斜杆(11
b)の後端を繋ぐ補強杆(13)と、両直角杆(12)の屈曲部間
を繋ぐ繋ぎ杆(15)と、コ字状枠(11)の前端に設けた車輪
(17)(17)と、両直角杆(12)(12)から後方に向けて突設し
た水平杆(16)(16)に設けたキャスター(18)(18)とによっ
て構成される。
【0014】上記台車(1)の繋ぎ杆(15)上にブレーキ
(8)が配備され、該ブレーキ(8)はブレーキペタル(81)
を踏むことによって摩擦板(82)を接地させて、台車(1)
にブレーキを利かせるものである。
(8)が配備され、該ブレーキ(8)はブレーキペタル(81)
を踏むことによって摩擦板(82)を接地させて、台車(1)
にブレーキを利かせるものである。
【0015】昇降フレーム(2)は、図1、図3、図4に
示す如く、両端を前方に向けたコ字状枠(21)の後端に後
向に向けて腕杆(22)(22)を有し、前記台車(1)のコ字状
枠(11)の上端に上向きに突設した左右のブラケット(14)
(14)に該腕杆(22)(22)を枢支して支持される。
示す如く、両端を前方に向けたコ字状枠(21)の後端に後
向に向けて腕杆(22)(22)を有し、前記台車(1)のコ字状
枠(11)の上端に上向きに突設した左右のブラケット(14)
(14)に該腕杆(22)(22)を枢支して支持される。
【0016】昇降フレーム(2)に昇降駆動装置(7)が連
繋される。実施例の昇降駆動装置(7)は、台車(1)の繋
ぎ杆(15)と昇降フレーム(2)の夫々略中央部を油圧シリ
ンダ(72)にて連繋し、該油圧シリンダ(72)に足踏み式油
圧ポンプ(71)を連繋したものである。ペタル(74)の足踏
み操作により、ピストンロッド(73)が突出して昇降フレ
ーム(2)を回転上昇させることができ、油圧ポンプ(71)
に連繋した油抜きノブ(75)を回すと、ピストンロッド(7
3)に作用する荷重によりシリンダ(72)から作業油が排出
され、昇降フレーム(2)が下降する。
繋される。実施例の昇降駆動装置(7)は、台車(1)の繋
ぎ杆(15)と昇降フレーム(2)の夫々略中央部を油圧シリ
ンダ(72)にて連繋し、該油圧シリンダ(72)に足踏み式油
圧ポンプ(71)を連繋したものである。ペタル(74)の足踏
み操作により、ピストンロッド(73)が突出して昇降フレ
ーム(2)を回転上昇させることができ、油圧ポンプ(71)
に連繋した油抜きノブ(75)を回すと、ピストンロッド(7
3)に作用する荷重によりシリンダ(72)から作業油が排出
され、昇降フレーム(2)が下降する。
【0017】昇降フレーム(2)の自由端には該昇降フレ
ーム(2)内で且つ昇降フレームの回動面と沿う面内で回
動可能に反転フレーム(4)が枢支される。反転フレーム
(4)は、容器(9)の胴部を略半周する円弧状のアーム(4
0)と、該アーム(40)の中央に設けた容器掴み具(5)とに
よって構成される。アーム(40)の両端は、昇降フレーム
(2)のコ字状枠(21)の両端に枢支された回動支持軸(41)
(42)に該回動支持軸(41)(42)と一体回転可能に連結され
ている。
ーム(2)内で且つ昇降フレームの回動面と沿う面内で回
動可能に反転フレーム(4)が枢支される。反転フレーム
(4)は、容器(9)の胴部を略半周する円弧状のアーム(4
0)と、該アーム(40)の中央に設けた容器掴み具(5)とに
よって構成される。アーム(40)の両端は、昇降フレーム
(2)のコ字状枠(21)の両端に枢支された回動支持軸(41)
(42)に該回動支持軸(41)(42)と一体回転可能に連結され
ている。
【0018】容器掴み具(5)は、アーム(40)全体を含む
面と直交してしアーム(40)上に突設した筒柱(51)と、該
筒柱(51)の上に設けた容器上縁クランプ手段(54)と、筒
柱(51)の下端に設けたフック(56)とによって構成され
る。
面と直交してしアーム(40)上に突設した筒柱(51)と、該
筒柱(51)の上に設けた容器上縁クランプ手段(54)と、筒
柱(51)の下端に設けたフック(56)とによって構成され
る。
【0019】クランプ手段(54)は、上爪(52)と下爪(53)
とで容器の上縁を挟んでノブ(50)の回転で締め付けて容
器上縁をクランプできる。フック(56)は、筒柱(51)の下
端にスライド可能に嵌まり且つバネ(図示せず)によって
筒柱(51)に納まる方向に付勢されたったスライド杆(55)
に突設されており、容器を少し持ち上げた状態で、フッ
ク(56)に連繋したハンドル(57)を下向きに押してフック
(56)を下降させ、該フック(56)を容器の下縁の内側に引
っかけることができる。筒柱(51)にはアーム(40)の下方
位置にて、容器(9)の胴部に当たる円弧状の当り板(58)
が突設されている。
とで容器の上縁を挟んでノブ(50)の回転で締め付けて容
器上縁をクランプできる。フック(56)は、筒柱(51)の下
端にスライド可能に嵌まり且つバネ(図示せず)によって
筒柱(51)に納まる方向に付勢されたったスライド杆(55)
に突設されており、容器を少し持ち上げた状態で、フッ
ク(56)に連繋したハンドル(57)を下向きに押してフック
(56)を下降させ、該フック(56)を容器の下縁の内側に引
っかけることができる。筒柱(51)にはアーム(40)の下方
位置にて、容器(9)の胴部に当たる円弧状の当り板(58)
が突設されている。
【0020】昇降フレーム(2)の自由端にてアーム(40)
の回転支持軸(42)に手動回転駆動装置(6)が連繋され
る。手動回転駆動装置(6)は手回しハンドル(61)の回転
力をウォーム減速機構を介して出力軸に伝達するもので
あって、該出力軸が反転フレーム(4)の回動支持軸(42)
に連結されて、手動回転駆動装置(6)全体が回動支持軸
(42)にぶら下っている状態に支持されている。ギアケー
ス(62)には回動支持軸(42)を回転中心として該ケースと
一体回転可能に反力受け板(33)の基端が固定されてい
る。
の回転支持軸(42)に手動回転駆動装置(6)が連繋され
る。手動回転駆動装置(6)は手回しハンドル(61)の回転
力をウォーム減速機構を介して出力軸に伝達するもので
あって、該出力軸が反転フレーム(4)の回動支持軸(42)
に連結されて、手動回転駆動装置(6)全体が回動支持軸
(42)にぶら下っている状態に支持されている。ギアケー
ス(62)には回動支持軸(42)を回転中心として該ケースと
一体回転可能に反力受け板(33)の基端が固定されてい
る。
【0021】反力受け板(33)の先端と前記台車(1)のブ
ラケット(14)とは、昇降フレーム(2)のコ字状枠(21)の
真直部(31)と平行を成すロッド(32)によって枢支連結さ
れ、真直部(31)、ロッド(32)、反力受け板(33)及びブラ
ケット(14)によって平行リンク機構(3)が構成され、昇
降フレーム(2)の昇降角度に無関係に反力受け板(33)の
角度は変化しない。従って手動回転駆動装置(6)の姿勢
も変化しない。
ラケット(14)とは、昇降フレーム(2)のコ字状枠(21)の
真直部(31)と平行を成すロッド(32)によって枢支連結さ
れ、真直部(31)、ロッド(32)、反力受け板(33)及びブラ
ケット(14)によって平行リンク機構(3)が構成され、昇
降フレーム(2)の昇降角度に無関係に反力受け板(33)の
角度は変化しない。従って手動回転駆動装置(6)の姿勢
も変化しない。
【0022】然して、上記運搬車の使用方法を説明す
る。起立状態の容器(9)に対しては、反転フレーム(4)
が側方向から容器(9)の胴部に当接可能な様に、反転フ
レーム(4)を起した状態で容器(9)に運搬車を突っ込
む。
る。起立状態の容器(9)に対しては、反転フレーム(4)
が側方向から容器(9)の胴部に当接可能な様に、反転フ
レーム(4)を起した状態で容器(9)に運搬車を突っ込
む。
【0023】容器掴み具(5)によって容器の上下端を支
持する。昇降駆動装置(7)によって昇降フレーム(2)を
徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇により
該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇して容
器(9)を持ち上げる。
持する。昇降駆動装置(7)によって昇降フレーム(2)を
徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇により
該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇して容
器(9)を持ち上げる。
【0024】このとき、反転フレーム(4)の回動支持軸
(42)は、平行リンク機構(3)により昇降フレーム(2)の
高さに無関係に一定の姿勢に保たてれている反力受け板
(33)上の手動回転駆動装置(6)の出力軸に繋がれている
ため、昇降フレーム(2)が上昇回転しても回動支持軸(4
2)は回転せず、従って反転フレーム(4)及び該反転フレ
ーム(4)に支持された容器(9)の姿勢が変化することは
ない。
(42)は、平行リンク機構(3)により昇降フレーム(2)の
高さに無関係に一定の姿勢に保たてれている反力受け板
(33)上の手動回転駆動装置(6)の出力軸に繋がれている
ため、昇降フレーム(2)が上昇回転しても回動支持軸(4
2)は回転せず、従って反転フレーム(4)及び該反転フレ
ーム(4)に支持された容器(9)の姿勢が変化することは
ない。
【0025】容器(9)を必要高さまで持ち上げてから、
手動回転駆動装置(6)を操作して、反転フレーム(4)の
回動支持軸(42)を強制回転させ、即ち、反転フレーム
(4)を回転させて容器(9)を前傾させ容器(9)の内容物
を排出する。手動回転駆動装置(6)を上記とは逆方向に
操作すると容器(9)を起立姿勢に戻すことができる。
手動回転駆動装置(6)を操作して、反転フレーム(4)の
回動支持軸(42)を強制回転させ、即ち、反転フレーム
(4)を回転させて容器(9)を前傾させ容器(9)の内容物
を排出する。手動回転駆動装置(6)を上記とは逆方向に
操作すると容器(9)を起立姿勢に戻すことができる。
【0026】反転フレーム(4)を反転させる手動回転駆
動装置(6)は、該反転フレーム(4)を支持する昇降フレ
ーム(2)に固定されているのではなく、反転フレーム
(4)の回動支持軸(42)に支持され、該回動支持軸(42)を
中心とする手動回転駆動装置(6)全体の回り止めを、平
行リンク機構(3)によって一定姿勢を保つ反力受け板(3
3)によって図っているに過ぎない。
動装置(6)は、該反転フレーム(4)を支持する昇降フレ
ーム(2)に固定されているのではなく、反転フレーム
(4)の回動支持軸(42)に支持され、該回動支持軸(42)を
中心とする手動回転駆動装置(6)全体の回り止めを、平
行リンク機構(3)によって一定姿勢を保つ反力受け板(3
3)によって図っているに過ぎない。
【0027】従って、回動支持軸(42)に拗れ力が作用し
ても、手動回転駆動装置(6)に無理は掛からず、回動支
持軸(42)の拗れによって手動回転駆動装置(6)のハンド
ル(61)操作が重くなることを防止できる。
ても、手動回転駆動装置(6)に無理は掛からず、回動支
持軸(42)の拗れによって手動回転駆動装置(6)のハンド
ル(61)操作が重くなることを防止できる。
【0028】図6に示す如く、横向きの容器(9)に対し
ては、反転フレーム(4)が上方から容器(9)の胴部に当
接可能な様に、手動回転駆動装置(6)を操作して反転フ
レーム(4)の姿勢を直し、この状態で容器(9)の底側に
運搬車を突っ込む。昇降フレーム(2)を下降させて、反
転フレーム(4)を容器(9)の胴部に載せ、容器掴み具
(5)によって容器の両端を支持する。
ては、反転フレーム(4)が上方から容器(9)の胴部に当
接可能な様に、手動回転駆動装置(6)を操作して反転フ
レーム(4)の姿勢を直し、この状態で容器(9)の底側に
運搬車を突っ込む。昇降フレーム(2)を下降させて、反
転フレーム(4)を容器(9)の胴部に載せ、容器掴み具
(5)によって容器の両端を支持する。
【0029】昇降駆動装置(7)によって昇降フレーム
(2)を徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇
により該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇
して容器(9)を持ち上げる。容器(9)が起立可能な高さ
まで持ち上がれば、手動回転駆動装置(6)の操作によ
り、一旦容器(9)を起立姿勢に戻し、容器(9)の蓋を外
す。昇降駆動装置(7)により、容器(9)を必要高さまで
上昇させ、手動回転駆動装置(6)を操作し容器(9)を前
傾させて内容物を放出する。
(2)を徐々に上昇回転させる。昇降フレーム(2)の上昇
により該昇降フレーム(2)上の反転フレーム(4)も上昇
して容器(9)を持ち上げる。容器(9)が起立可能な高さ
まで持ち上がれば、手動回転駆動装置(6)の操作によ
り、一旦容器(9)を起立姿勢に戻し、容器(9)の蓋を外
す。昇降駆動装置(7)により、容器(9)を必要高さまで
上昇させ、手動回転駆動装置(6)を操作し容器(9)を前
傾させて内容物を放出する。
【0030】上記の様に本発明の運搬車は、起立した容
器に対しても、横向きの容器に対しても、持ち上げて内
容物を排出できる優れた効果を有している。又、手動回
転駆動装置(6)は、昇降フレーム(2)の高さ位置に無関
係に一定姿勢を保つ反力受け板(33)に配備されており、
手動回転駆動装置(6)のハンドル(61)の操作がし易い。
器に対しても、横向きの容器に対しても、持ち上げて内
容物を排出できる優れた効果を有している。又、手動回
転駆動装置(6)は、昇降フレーム(2)の高さ位置に無関
係に一定姿勢を保つ反力受け板(33)に配備されており、
手動回転駆動装置(6)のハンドル(61)の操作がし易い。
【0031】本発明は、上記実施例の構成に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図1】容器を持ち上げ始めた運搬車の斜面図である。
【図2】運搬車の正面図である。
【図3】運搬車の平面図である。
【図4】運搬車の右側面図である。
【図5】手動回転駆動装置の取り付け状態を示す斜面図
である。
である。
【図6】横向き状態の容器を持ち上げるための説明図で
ある。
ある。
(1) 台車 (2) 昇降フレーム (3) 平行リンク機構 (33) 反力受け板 (4) 反転フレーム (5) 容器掴み具 (6) 手動回転駆動装置 (7) 昇降駆動装置
Claims (1)
- 【請求項1】 台車(1)に昇降回転可能に枢支され昇降
駆動装置(7)に連繋された昇降フレーム(2)と、該昇降
フレーム(2)の自由端に回動可能に支持され円筒状容器
(9)の胴部を略半周するアーム(40)及び容器の上下端を
支持する容器掴み具(5)を具えた反転フレーム(4)と、
アーム(40)を回転駆動する手動回転駆動装置(6)とによ
って構成される容器反転機構を具えた運搬車において、
手動回転駆動装置(6)は、アーム(40)の回転支持軸(42)
に該装置の出力軸を連結して該回動支持軸(42)に支持さ
れ、該支持軸(42)に該軸を中心に回動可能な反力受け(3
3)を取り付けて手動回転駆動装置(6)のギアケース(62)
を該反力受け(33)に固定し、該反力受け板(33)を構成リ
ンクの1つとする平行リンク機構(3)によって、昇降フ
レーム(2)の高さ位置に無関係に該反力受け板(33)の姿
勢を略一定に保つ運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002383A JP3100369B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 容器反転機構を具えた運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002383A JP3100369B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 容器反転機構を具えた運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000198448A JP2000198448A (ja) | 2000-07-18 |
JP3100369B2 true JP3100369B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=11527722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11002383A Expired - Fee Related JP3100369B2 (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 容器反転機構を具えた運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100369B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007203812A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ドラム缶ポータ |
JP6066248B1 (ja) * | 2016-07-11 | 2017-01-25 | 旭エンジニアリング株式会社 | ロール反転機構を備えた運搬車 |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11002383A patent/JP3100369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000198448A (ja) | 2000-07-18 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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