JP6066248B1 - ロール反転機構を備えた運搬車 - Google Patents

ロール反転機構を備えた運搬車 Download PDF

Info

Publication number
JP6066248B1
JP6066248B1 JP2016136479A JP2016136479A JP6066248B1 JP 6066248 B1 JP6066248 B1 JP 6066248B1 JP 2016136479 A JP2016136479 A JP 2016136479A JP 2016136479 A JP2016136479 A JP 2016136479A JP 6066248 B1 JP6066248 B1 JP 6066248B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
reversing
pair
transport vehicle
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016136479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018008535A (ja
Inventor
若林 昇
昇 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Engineering Co Ltd
Original Assignee
Asahi Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Engineering Co Ltd filed Critical Asahi Engineering Co Ltd
Priority to JP2016136479A priority Critical patent/JP6066248B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6066248B1 publication Critical patent/JP6066248B1/ja
Publication of JP2018008535A publication Critical patent/JP2018008535A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】作業者がロールを一人で安全に反転・運搬できるシンプルな構造を有するロール反転機構を備えた運搬車を提供する。【解決手段】ロール状物が載置されるロール受け部20を有する本体部10と、本体部10の下部に取り付けられた走行用車輪30と、ロール状物の反転を補助するための反転補助アーム40と、反転作業を安全に行うための安全装置50とを備え、本体部10は、一対のメインフレーム11と、一対のロール受けフレーム12及び一対の持ち手フレーム13とから構成され、メインフレーム11とロール受けフレーム12が繋がる端部外周面にロール状物を反転させる円弧状湾曲部14が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、作業者がロールを一人で安全に反転・運搬できるシンプルな構造を有するロール反転機構を備えた運搬車に関するものである。
ロール状物を保管する際は、ロール状物の中心軸を水平な状態で置くと、転動してしまい不安定である。このため、ロール状物の中心軸が垂直となるように立てて置くのが一般的である。このように垂直に立てて保管してあるロール状物を運搬して機械にセットするときは、ロール状物を横に倒した状態でロール運搬車に載せて移動させている。しかし、この作業は、ロール状物が重いために取扱いが困難であり、作業者が腰を傷める場合があった。また、フォークリフト等で持ち上げる場合でも、垂直に立てて保管してあるロール状物を横にする作業が必要であった。
上記作業を安全に行うために、従来のロール反転装置として、バランサーと油圧式反転機の組み合わせ、台車式反転機などが考えられている。しかし、従来の考え方では、装置自体が大掛かりとなり且つコストが嵩むという問題があった。
ロール反転に関する先行技術として、例えば、特開平9−255274号公報(特許文献1)に記載の発明は、人手により重いロール状物を機械にセットする事のできるロール状物反転リフトを提供することを目的とし、ロール状物の中空部に挿入された後に係止爪を拡開して保持する拡開機構を備えた保持アームと、該保持アームを鉛直面内で回転させる回転機構と、前記保持アームを垂直移動させるリフト機構とを備えた「ロール状物反転リフト」が開示されている。
また、特開2006−232548号公報(特許文献2)に記載の発明は、1人の作業員で、重量があり、従来であると2人以上でないと運搬のできなかったロール状の被搬送物を手軽に荷積み、荷降ろしができると共に横に長いメディアをエレベータ内に持ち込んで搬送できるリフターを提供することを目的とし、キャスター付の台車枠に垂直の昇降ガイド枠を形成し、このガイド枠の正面に昇降枠を介して支持枠を取り付け、このリフターにメディアを載せる場合には、補助台車メディア受けにメディアを載せたのち、補助台車をリフターに合体させてメディアを載せ換え、メディアをエレベータ内に持ち込むときは、回転枠を回転させてメディアを斜めに立てる「リフター」が開示されている。
また、特開2009−84016号公報(特許文献3)に記載の発明は、
一段と安定かつ確実にフィルムロールを移動し得るフィルムロール用のリフター及びフィルムロール用コアを提供することを目的とし、互いに接近することによりフィルムロール用コアを把持する一対のフォーク部材と、フォーク部材に把持されたフィルムロール用コアの軸方向が少なくとも水平方向に向く状態と垂直方向に向く状態との間を、遷移可能にフォーク部材を回転させる回転機構部と、フォーク部材を水平方向に移動させる水平移動機構部とを具備する構成とした「リフター及びフィルムロール用コア」が開示されている。
特開平9−255274号公報 特開2006−232548号公報 特開2009−84016号公報
そこで、本発明は、本願発明者が鋭意検討を重ねて考案したものであり、作業者がロールを一人で安全に反転・運搬できるシンプルな構造を有するロール反転機構を備えた運搬車を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ロール状物が載置されるロール受け部を有する本体部と、前記本体部の下部に取り付けられた走行用車輪と、前記ロール受け部に載置された状態の前記ロール状物の反転を補助するための反転補助アームと、前記反転作業を安全に行うための安全装置とを備えており、前記本体部は、一対のメインフレームと、前記一対のメインフレームの両端側から略直角方向に延びる一対のロール受けフレーム及び一対の持ち手フレームとから構成され、前記メインフレームと前記ロール受けフレームが繋がる端部外周面に前記ロール受け部に載置された状態において前記ロール状物を反転させる円弧状湾曲部が形成され、前記ロール受けフレームの内側に前記ロール状物の幅に対応できるようにピッチを可変させるロール受け部材が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記ロール受けフレームの先端部外側に傾斜用緩衝部材が設けられていることを特徴とする。

また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の前記反転補助アームの一端部に回転支点が形成され、前記回転支点が前記本体部の下部に取り付けられ、前記反転補助アームの他端部に反転動作用車輪が設けられ、前記反転動作用車輪の内側に運搬用補助車輪が設けられ、前記反転動作用車輪と前記運搬用補助車輪が反転中に切り替わることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の前記安全装置は、反転補助用のガススプリングと、転倒防止用のロックシリンダーとから構成され、前記ロックシリンダーは、前記持ち手フレーム側に設けられた解除レバーの操作によりロックが解除されることを特徴とする。
以上のように、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車によれば、作業者がロールを一人で安全に反転・運搬できるシンプルな構造を有しており、反転作業に外部の動力が不要である。また、異なったサイズのロールに対応することが可能であり、反転補助アームと安全装置を備えることにより、作業性の向上と安全性の確保を図ることができる。
本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車の一例を示す正面図 図1のロール反転機構を備えた運搬車の一例を示す平面図 図1のロール反転機構を備えた運搬車の一例を示す底面図 図1のロール反転機構を備えた運搬車の一例を示す左側面図 図1のロール反転機構を備えた運搬車の一例を示す右側面図 ロール受け部材の一例を示す(a)正面図、(b)平面図、(c)左側面図 反転補助アームの一例を示す(a)正面図、(b)平面図 ガススプリングの一例を示す(a)正面図、(b)平面図 ロックシリンダーの一例を示す(a)正面図、(b)平面図 本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車の他例を示す正面図 図10のロール反転機構を備えた運搬車の他例を示す平面図 図10のロール反転機構を備えた運搬車の他例を示す左側面図 図10のロール反転機構を備えた運搬車の他例を示す右側面図 ロール受け部材の他例を示す(a)正面図、(b)平面図、(c)左側面図 図1のロール反転機構を備えた運搬車の使用状態を示す説明図 図10のロール反転機構を備えた運搬車の使用状態を示す説明図
以下、本発明の実施の一形態について図面を参酌しながら説明する。なお、本発明のロール反転機構を備えた運搬車の各構成については、以下の実施例に限定されるものではなく、使用状況によって適宜変更することができる。また、本発明のロール反転機構を備えた運搬車の対象ワーク(ロール状物)としては、直径が400〜600mm、幅が1200〜800mm、重量が300kgまでを想定している。
図1は、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車の一例を示す正面図、図2は平面図、図3は底面図、図4は左側面図、図5は右側面図である。
図1乃至図5に示すように、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車の第1実施例は、本体部10と、ロール状物が載置されるロール受け部20と、本体部10の下部に取り付けられた一対の走行用車輪30と、ロール受け部20に載置された状態のロール状物の反転を補助するための反転補助アーム40と、反転作業を安全に行うための安全装置50と、を備えている。
本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車(第1実施例)の本体部10は、一対のメインフレーム11、その一対のメインフレームの両端側から略直角方向に延びる一対のロール受けフレーム12及び一対の持ち手フレーム13と、から構成される。また、メインフレーム11とロール受けフレーム12が繋がる端部外周面には、図1又は図3に示すように、ロール状物がロール受け部20に載置された状態において当該ロール状物を反転させる一対の円弧状湾曲部14が突出形成されている。この円弧状湾曲部14の曲線部分の寸法は、走行用車輪30の位置及び高さとの関係を考慮して決定され、ロール状物がロール受け部20に載置された状態においてロール状物の重心を円弧状湾曲部14の回転芯に合わせることで小さな力で作業が行える。このため、反転作業に外部の動力(電気、エアー、油圧など)が不要である。また、円弧状湾曲部14には、反転時に床面に接触して傷付けるのを防止するためにゴム製カバー(図面の斜線部参照)を取り付けておくことが好ましい。
図6はロール受け部材の一例を示す(a)正面図、(b)平面図、(c)左側面図である。ロール受けフレーム12の内側には、図1乃至図4に示すように、ロール状物の幅1200mmに対応したロール受け部材21が取り付けられている。この取付方法は、一方のピン211をガイド孔22に差し込み、他方の孔212とガイド孔22を合せてロック式ピン23を差し込んで固定する(図2参照)。
また、ロール受けフレーム12の先端部外側には、図1乃至図3に示すように、傾斜用緩衝部材121が設けられている。傾斜用緩衝部材121は、例えば、高減衰ゴムの材質が適しており、後述するようにロール状物が起立姿勢のときに反転機に傾斜を付けることにより反転が容易になるとともに、ロール状物を水平姿勢から起こすとき、反転の勢いでロール状物のみが転倒することを防止できる。
図7は反転補助アームの一例を示す(a)正面図、(b)平面図である。反転補助アーム40の一端部の回転支点41が、図3に示すように、本体部10の下部に取り付けられている。また、反転補助アーム40の他端部には反転動作用車輪43が設けられるとともに、この反転動作用車輪43の内側に運搬用補助車輪44(自在車)が設けられる。反転動作用車輪43と運搬用補助車輪44は、反転中に切り替わるように設定されている。また、図1に示すように、本体部10の下部に反転補助アーム40用のストッパー42が取り付けられる。さらに、作業者の足先が反転動作用車輪43に巻き込まれないようするため、安全カバー431が設けられる。
安全装置50は、図3に示すように、反転補助用のガススプリング51と、転倒防止用のロックシリンダー52と、から構成される。ガススプリング51は、図8に示すものが2本組み込まれている。このガススプリング51は後述するようにロール状物が起立姿勢のときに反転機自身が倒れることを防止するとともに、ロール状物を水平姿勢から起こすときの補助の力の役割を有している。また、ロックシリンダー52は、図9に示すものが組み込まれている。図5に示すように、持ち手フレーム13側に設けられたロックシリンダー52の解除レバー53の操作によりロックが解除される。このロックシリンダー52はロール状物を載せて反転作業を行う際、万が一ガススプリング51が破損した場合は勢いよく反転機が倒れることが予想される。そのようなとき、ロックシリンダー52が転倒を防止する役割を果たす。通常の作業時は解除レバー53を握ることでロックは解除され、解除レバー53から手を離すとロックする。即ち、ロッド522が伸びるときはロック521がかからないが、縮むときはロック521を解除しないと動かないように設定されている。
次に、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車(第1実施例)の反転動作について説明する。
図15は、図1のロール反転機構を備えた運搬車の使用状態を示す説明図である。垂直に立てて保管してあるロール状物A(幅1200mm)を反転させて運搬する場合、先ずはクレーンと揚重機とリフターを使用して、図15(a)に示すように、ロール状物Aをロール受け部20及びロール受けフレーム12に載置する。このとき、ロール状物Aは起立姿勢をとるが、傾斜用緩衝部材121によりロール受けフレーム12の先端側が少し浮き上がり傾斜が付けられている。また、安全装置50(ガススプリング、ロックシリンダー)によって転倒が防止される。
次に、ロール状物A(幅1200mm)を反転させるときは、図15(b)に示すように、作業者が反転機を操作(ロール状物Aの重心を円弧状湾曲部14の回転芯に合わせて回転)してロール状物Aを横倒しにする。このとき、作業者は持ち手フレーム13側に設けられた安全装置50(ロックシリンダー)の解除レバーの操作によりロックを解除しながら反転作業を行う。また、反転動作用車輪43と運搬用補助車輪44は、図15(a)〜(c)に示すように反転中に切り替わる。
そして、図15(c)に示すように、ロール受け部20及びロール受けフレーム12に載置されたロール状物A(幅1200mm)が水平姿勢をとる。上述したように走行用車輪30と運搬用補助車輪44(自在車)が取り付けられているため、作業者はそのままロール状物Aを任意の場所に運搬することができる。
また、上述した動作と反対の流れも考えられる。フォークリフトを使用してロール状物Aを水平状態でロール受け部20及びロール受けフレーム12に載置する。このとき、図15(c)に示すように、ロール状物Aは水平姿勢をとり、そのままロール状物Aを任意の場所に運搬することができる。次に、ロール状物Aを反転させるときは、図15(b)に示すように、作業者が反転機を操作(ロール状物Aの重心を円弧状湾曲部14の回転芯に合わせて回転)してロール状物Aを起こす。そして、図15(a)に示すように、ロール状物Aは起立姿勢をとり、クレーンと揚重機とリフターを使用して保管場所に垂直に立てて保管することができる。
また、図10は、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車の他例を示す正面図、図11は平面図、図12は左側面図、図13は右側面図である。
図10乃至図13に示すように、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車(第2実施例)は、上述した第1実施例と同様に本体部10と、ロール状物が載置されるロール受け部20と、本体部10の下部に取り付けられた一対の走行用車輪30と、ロール受け部20に載置された状態のロール状物の反転を補助するための反転補助アーム40と、反転作業を安全に行うための安全装置50と、を備えている。
本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車(第2実施例)の本体部10は、上述した第1実施例と同様に一対のメインフレーム11、その一対のメインフレームの両端側から略直角方向に延びる一対のロール受けフレーム12及び一対の持ち手フレーム13と、から構成される。また、メインフレーム11とロール受けフレーム12が繋がる端部外周面には、図10又は図12に示すように、ロール状物がロール受け部20に載置された状態において当該ロール状物を反転させる一対の円弧状湾曲部14が突出形成されている。この円弧状湾曲部14の曲線部分の寸法は、走行用車輪30の位置及び高さとの関係を考慮して決定され、ロール状物がロール受け部20に載置された状態においてロール状物の重心を円弧状湾曲部14の回転芯に合わせることで小さな力で作業が行える。このため、反転作業に外部の動力(電気、エアー、油圧など)が不要である。また、円弧状湾曲部14には、反転時に床面に接触して傷付けるのを防止するためにゴム製カバー(図面の斜線部参照)を取り付けておくことが好ましい。
図14はロール受け部材の他例を示す(a)正面図、(b)平面図、(c)左側面図である。ロール受けフレーム12の内側には、図10乃至図13に示すように、ロール状物の幅1150〜800mmに対応できるように25mmピッチで可変することができるロール受け部材24が取り付けられている。ロール受け部材24は、一対のロール受けアーム241を備えている。この取付方法は、ロール状物の幅に合わせてロール受け部材24の位置決めをして孔242とガイド下孔25を合せて脱落防止ピン26を差し込み固定すると共に、孔243とガイド孔22を合せてロック式ピン23を差し込み固定する(図11参照)。
また、ロール受けフレーム12の先端部外側には、図10乃至図12に示すように、上述した第1実施例と同様に傾斜用緩衝部材121が設けられている。傾斜用緩衝部材121は、例えば、高減衰ゴムの材質が適しており、後述するようにロール状物が起立姿勢のときに反転機に傾斜を付けることにより反転が容易になるとともに、ロール状物を水平姿勢から起こすとき、反転の勢いでロール状物のみが転倒することを防止できる。
なお、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車(第2実施例)のロール状物の反転を補助するための反転補助アーム40と、反転作業を安全に行うための安全装置50の構成については、上述した第1実施例と同様であるため説明を省略する。
次に、本発明にかかるロール反転機構を備えた運搬車(第2実施例)の反転動作について説明する。
図16は、図10のロール反転機構を備えた運搬車の使用状態を示す説明図である。垂直に立てて保管してあるロール状物B(幅1150〜800mm)を反転させて運搬する場合、先ずはクレーンと揚重機とリフターを使用して、図16(a)に示すように、ロール状物Bをロール受け部20及びロール受けアーム241に載置する。このとき、ロール状物Bは起立姿勢をとるが、傾斜用緩衝部材121によりロール受けフレーム12の先端側が少し浮き上がり傾斜が付けられている。また、安全装置50(ガススプリング、ロックシリンダー)によって転倒が防止される。
次に、ロール状物B(幅1150〜800mm)を反転させるときは、図16(b)に示すように、作業者が反転機を操作(ロール状物Bの重心を円弧状湾曲部14の回転芯に合わせて回転)してロール状物Bを横倒しにする。このとき、作業者は持ち手フレーム13側に設けられた安全装置50(ロックシリンダー)の解除レバーの操作によりロックを解除しながら反転作業を行う。また、反転動作用車輪43と運搬用補助車輪44は、図16(a)〜(c)に示すように反転中に切り替わる。
そして、図16(c)に示すように、ロール受け部20及びロール受けアーム241に載置されたロール状物B(幅1150〜800mm)が水平姿勢をとる。上述したように走行用車輪30と運搬用補助車輪44(自在車)が取り付けられているため、作業者はそのままロール状物Bを任意の場所に運搬することができる。
また、上述した動作と反対の流れも考えられる。フォークリフトを使用してロール状物Bを水平状態でロール受け部20及びロール受けアーム241に載置する。このとき、図16(c)に示すように、ロール状物Bは水平姿勢をとり、そのままロール状物Bを任意の場所に運搬することができる。次に、ロール状物Bを反転させるときは、図16(b)に示すように、作業者が反転機を操作(ロール状物Bの重心を円弧状湾曲部14の回転芯に合わせて回転)してロール状物Bを起こす。そして、図16(a)に示すように、ロール状物Bは起立姿勢をとり、クレーンと揚重機とリフターを使用して保管場所に垂直に立てて保管することができる。
A ロール状物(幅1200mm)
B ロール状物(幅1150〜800mm)
10 本体部
11 メインフレーム
12 ロール受けフレーム
121 傾斜用緩衝部材
13 持ち手フレーム
14 円弧状湾曲部
20 ロール受け部
21 ロール受け部材
211 ピン
212 孔
22 ガイド孔
23 ロック式ピン
24 ロール受け部材
241 ロール受けアーム
242 孔
243 孔
25 ガイド下孔
26 脱落防止ピン
30 走行用車輪
40 反転補助アーム
41 回転支点
42 ストッパー
43 反転動作用車輪
431 安全カバー
44 運搬用補助車輪
50 安全装置
51 ガススプリング
52 ロックシリンダー
521 ロック
522 ロッド
53 解除レバー

Claims (4)

  1. ロール状物が載置されるロール受け部を有する本体部と、前記本体部の下部に取り付けられた走行用車輪と、前記ロール載置部に載置された状態の前記ロール状物の反転を補助するための反転補助アームと、前記反転作業を安全に行うための安全装置とを備えており、
    前記本体部は、一対のメインフレームと、前記一対のメインフレームの両端側から略直角方向に延びる一対のロール受けフレーム及び一対の持ち手フレームとから構成され、前記メインフレームと前記ロール受けフレームが繋がる端部外周面に前記ロール受け部に載置された状態において前記ロール状物を反転させる円弧状湾曲部が形成され、前記ロール受けフレームの内側に前記ロール状物の幅に対応できるようにピッチを可変させるロール受け部材が設けられていることを特徴とするロール反転機構を備えた運搬車。
  2. 前記ロール受けフレームの先端部外側に傾斜用緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロール反転機構を備えた運搬車。
  3. 前記反転補助アームの一端部に回転支点が形成され、前記回転支点が前記本体部の下部に取り付けられ、前記反転補助アームの他端部に反転動作用車輪が設けられ、前記反転動作用車輪の内側に運搬用補助車輪が設けられ、前記反転動作用車輪と前記運搬用補助車輪が反転中に切り替わることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロール反転機構を備えた運搬車。
  4. 前記安全装置は、反転補助用のガススプリングと、転倒防止用のロックシリンダーとから構成され、前記ロックシリンダーは、前記持ち手フレーム側に設けられた解除レバーの操作によりロックが解除されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のロール反転機構を備えた運搬車。
JP2016136479A 2016-07-11 2016-07-11 ロール反転機構を備えた運搬車 Active JP6066248B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016136479A JP6066248B1 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 ロール反転機構を備えた運搬車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016136479A JP6066248B1 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 ロール反転機構を備えた運搬車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6066248B1 true JP6066248B1 (ja) 2017-01-25
JP2018008535A JP2018008535A (ja) 2018-01-18

Family

ID=57890520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016136479A Active JP6066248B1 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 ロール反転機構を備えた運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6066248B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021049058A1 (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 旭エンジニアリング株式会社 ロール反転機構を備えた運搬車

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1866887A (en) * 1929-04-30 1932-07-12 Meredith Publishing Company Truck construction
JPH04101767U (ja) * 1991-02-12 1992-09-02 セイレイ工業株式会社 キヤツチヤー付き運搬車のキヤツチアーム構造
JP2000198448A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Osaka Taiyuu:Kk 容器反転機構を具えた運搬車
JP2000198447A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Osaka Taiyuu:Kk 容器反転機構を具えた運搬車
JP2000238645A (ja) * 1999-02-20 2000-09-05 Yukio Kaneshiro ドラム缶式運搬車
US6530737B1 (en) * 1999-12-03 2003-03-11 Benjamin G. Casper Cylinder transporter
JP2008110642A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Daiyu Kk ドラム缶運搬車

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1866887A (en) * 1929-04-30 1932-07-12 Meredith Publishing Company Truck construction
JPH04101767U (ja) * 1991-02-12 1992-09-02 セイレイ工業株式会社 キヤツチヤー付き運搬車のキヤツチアーム構造
JP2000198448A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Osaka Taiyuu:Kk 容器反転機構を具えた運搬車
JP2000198447A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Osaka Taiyuu:Kk 容器反転機構を具えた運搬車
JP2000238645A (ja) * 1999-02-20 2000-09-05 Yukio Kaneshiro ドラム缶式運搬車
US6530737B1 (en) * 1999-12-03 2003-03-11 Benjamin G. Casper Cylinder transporter
JP2008110642A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Daiyu Kk ドラム缶運搬車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021049058A1 (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 旭エンジニアリング株式会社 ロール反転機構を備えた運搬車
JP2021041870A (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 旭エンジニアリング株式会社 ロール反転機構を備えた運搬車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018008535A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2757805T3 (es) Aparato para maniobrar motocicletas y escúteres aparcados
US6857836B2 (en) Wheeled transports
KR200439624Y1 (ko) 가스탱크 운반대차
JP2006232548A (ja) リフター
US20130094928A1 (en) Barrel truck
JP6664003B2 (ja) 台車
JP2016043885A (ja) 手押し運搬台車
JP6066248B1 (ja) ロール反転機構を備えた運搬車
US20160122165A1 (en) Trolley jack comprising a hinged lever assembly
JP2017039401A (ja) 車両等で、荷物の積み降ろしが簡易になる台車
JP6871610B2 (ja) 鉄道レール用移動器具
JP2017100481A (ja) 台車
JP2012210989A (ja) 把持装置
WO2021049058A1 (ja) ロール反転機構を備えた運搬車
US2860887A (en) Outboard motor cart and stand
JP2009046844A (ja) 梯子
JP2673140B2 (ja) アウトリガーを有するトラッククレーン
JP3883535B2 (ja) ロボット輸送用補助装置
JP3189269U (ja) 柵付き台車
JP2018002385A (ja) ワークの輸送台への載置方法、ワークの輸送台からの吊り上げ方法および輸送台
ITMI20100138A1 (it) Carrello ribaltabile per pneumatici.
TWM596181U (zh) 裝卸裝置
JP6530265B2 (ja) 車両搭載型クレーン用アウトリガ装置
JP2004238183A (ja) かさ上げフォーク付きローリフトトラック
JP3194428U (ja) 台車

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250