JP3100367B2 - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP3100367B2
JP3100367B2 JP10288075A JP28807598A JP3100367B2 JP 3100367 B2 JP3100367 B2 JP 3100367B2 JP 10288075 A JP10288075 A JP 10288075A JP 28807598 A JP28807598 A JP 28807598A JP 3100367 B2 JP3100367 B2 JP 3100367B2
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一義 清水
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株式会社大昭商事
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを肥料化す
る生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、適宜な微生物と生ゴミとを容器体に投入し、容器体
に設けた攪拌羽根で所定時間微生物と生ゴミとの混合体
を攪拌し、該生ゴミを肥料化する生ゴミ処理装置が提案
されている。
【0003】ところで、従来から提案されている生ゴミ
処理装置は、悪臭を防止すべく容器体には蓋が設けられ
ている訳であるが、容器体内において微生物により発酵
が進行してくると発熱し(約40°C〜60°C程度に
なり)、CO2や水蒸気などが発生し、蓋の内面には外気
(常温)との温度差により水滴が付着し、この水滴が発
酵中の微生物と生ゴミとの混合体に落下して、当該微生
物と生ゴミとの混合体が過水分含有状態となる(過水分
含有状態となると、所謂汚く見え、取り扱いに不便とな
る。従って、水分は適量以上になってはいけない。)。ま
た、ひどいときは微生物と生ゴミとの混合体が多量の水
分を保有してしまい、攪拌羽根の回転が停止してしまう
ようなことも生じる場合が往々にしてある。
【0004】これまでは、このような問題点を解決する
為、蓋に排気装置を設けたりしているが、この場合には
悪臭が外部に排気される為、蓋の前記悪臭防止という目
的が無意味となってしまう。
【0005】本発明は、従来の生ゴミ処理装置のように
水滴を生じさせないという発想とは全く異なり、むし
ろ、積極的に水滴を生じさせるがその水滴が微生物と生
ゴミとの混合体に落下しない配慮を施し、外部に悪臭が
導出されることがないようにして良好な肥料化の実現を
行わしめる生ゴミ処理装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】微生物と生ゴミとを投入する容器体1と該
容器体1に設ける蓋体2とから成り、容器体1に微生物
とともに投入された生ゴミを肥料化する生ゴミ処理装置
であって、蓋体2は、その内面2cの形状が周囲から中
央部にかけて徐々に高くなる形状に設定され且つ内面2
cの周囲には水受け部3が設けられ、更に、蓋体2は、
周部2bの上部に頂部2aが設けられ且つ頂部2aから
下方へ所定の距離の位置に内面2cが設けられた構造で
あり、内面2cより上方の部位にして蓋体2には吸気部
4と排気部5とが設けられていることを特徴とする生ゴ
ミ処理装置に係るものである。
【0008】また、請求項1記載の生ゴミ処理装置にお
いて、水受け部3には排水部6が設けられていることを
特徴とする生ゴミ処理装置に係るものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】微生物と生ゴミとの混合体から
発生する暖かいガスや水蒸気などが蓋体2の内面2cに
接触して結露しても、当該内面2cが、周囲から中央部
にかけて徐々に高くなる形状に設定されているから、水
滴は、この内面2cに誘導されて全て周囲に達し、該周
囲において水受け部3に受けられる。従って、微生物と
生ゴミとの混合体に水滴が落下することが可及的に防止
され、よって、良好な肥料化が行われることになる。
【0010】
【発明の実施の態様】図面は本発明の一実施例であり、
以下に詳述する。
【0011】図面の生ゴミ処理装置は、内部に攪拌羽根
7を設け、上部に開口部を有する角筒状にして二重構造
の容器体1と、該容器体1に設ける蓋体2とから成るも
のである。符号8は攪拌羽根7の軸、符号9は適正な発
酵温度を得且つ保持する為のヒーター、符号10は蝶番、
符号11は蓋止めバックル、符号12はパッキン、符号13は
貯水部である。
【0012】また、図面の蓋体2は角筒体であり、頂部
2aから下方へ所定の距離の位置に内面2cを構成する
板材が設けられ、この板材は、周囲から中央部にかけて
徐々に高くなる形状、即ち、凹テーパー形状に設定さ
れ、また、周部2bの下縁は断面L字状に折曲され、こ
の折曲部が水受け部3に構成され、この水受け部3には
排水部6が設けられている。尚、内面2cを構成する板
材と水受け部3の立ち上がり部とは複数ケ所において連
結材(図示せず)により連結される。
【0013】また、内面2cを構成する板材は、水滴が
できるだけ下方に落下せず傾斜に沿って水受け部3に導
入するように、適宜な表面処理を施すことが望ましい。
【0014】蓋体2には排気部5が設けられ(強制排気
装置を設けても良い。)、また、内面2cより上方位置に
して周部2bには吸気部4が設けられている。
【0015】本実施例は上述のように構成したから、市
販の微生物(例えばEM菌など)を生ゴミとともに容器
体1に投入し、容器体1に蓋体2を設け、攪拌羽根7を
回転させる。発酵に伴い生じるガスや水蒸気などが蓋体
2の内面2cに接触し、結露しても、水滴は蓋体2の内
面2cに誘導され、水受け部3に流下する(水受け部3
内からは必要に応じて排水部6により水を排出する。)。
従って、本装置作動中や、蓋2を開けた際などに、水滴
が容器体1内に落下することは可及的に防止され、よっ
て、微生物と生ゴミとの混合体が過水分含有状態とはな
らず、攪拌羽根7の回転不良が生じることはない。以上
から、本実施例によれば、良好な肥料化を外部に悪臭を
漏らすことなく実現し得ることになる。
【0016】そして、吸気部4及び排気部5により蓋体
2の内面2cを外気温度に可及的に近づけ、該内面2c
への結露を促進させるとそれだけ微生物と生ゴミとの混
合体の乾燥が進行し、よって、良好な肥料化が効率的に
行われることになる。
【0017】以上、本実施例は秀れた効果を発揮する生
ゴミ処理装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明断面図である。
【符号の説明】
1 容器体 2 蓋体 2a 頂部 2b 周部 2c 内面 3 水受け部 4 吸気部 5 排気部 6 排水部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物と生ゴミとを投入する容器体と該
    容器体に設ける蓋体とから成り、容器体に微生物ととも
    に投入された生ゴミを肥料化する生ゴミ処理装置であっ
    て、蓋体は、その内面の形状が周囲から中央部にかけて
    徐々に高くなる形状に設定され且つ内面の周囲には水受
    け部が設けられ、更に、蓋体は、周部の上部に頂部が設
    けられ且つ頂部から下方へ所定の距離の位置に内面が設
    けられた構造であり、内面より上方の部位にして蓋体に
    は吸気部と排気部とが設けられていることを特徴とする
    生ゴミ処理装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生ゴミ処理装置におい
    て、水受け部には排水部が設けられていることを特徴と
    する生ゴミ処理装置。
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