JP3100209U - リモートコントロール信号送信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】リモートコントロール信号送信機において、外部割込機能を持たないマイコンを使用してスタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行えるようにして、装置全体の製造コストを削減しつつ消費電力を低減し、しかも、マイコン周辺の回路構成を簡単にする。
【解決手段】入出力端子I/O36と入力端子I31とを結ぶラインL5上に抵抗R7を配設し、ラインL51上に抵抗R8を配設した。これにより、入出力端子I/O36から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押され続けている限り、抵抗R7と抵抗R8とにより生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって入力端子I31へ入力され、全てのキー2が離されると、ハイレベルのままで入力端子I31へ入力される。そして、マイコン1は、入力端子I31への入力信号がハイレベルに切り換えられると、スタンバイモードを解除する。
【選択図】図1
【解決手段】入出力端子I/O36と入力端子I31とを結ぶラインL5上に抵抗R7を配設し、ラインL51上に抵抗R8を配設した。これにより、入出力端子I/O36から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押され続けている限り、抵抗R7と抵抗R8とにより生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって入力端子I31へ入力され、全てのキー2が離されると、ハイレベルのままで入力端子I31へ入力される。そして、マイコン1は、入力端子I31への入力信号がハイレベルに切り換えられると、スタンバイモードを解除する。
【選択図】図1
Description
本考案は、各種の電気機器をリモートコントロールするための信号を送信するリモートコントロール信号送信機に係わり、特に、外部割込機能を持たないマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)を利用したリモートコントロール信号送信機において消費電力を低減させるための技術に関する。
従来、リモートコントロール信号送信機において、キーマトリックス上におけるいずれかのキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、キーが押し続けられた状態でマイコンの動作クロックの発生を停止させるスタンバイモードに移行し、キーマトリックス上における全てのキーが押下されていない状態になったときに、スタンバイモードを解除するようにしたものがある。この種のリモートコントロール信号送信機では、一般に、外部割込端子やリセット端子が設けられた外部割込機能を持つマイコンが使用されており、外部割込端子やリセット端子への信号の入力により、スタンバイモードを解除している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。ところが、上記のように外部割込機能を持つマイコンを使用した場合には、リモートコントロール信号送信機の製造コストが高くなってしまう。そこで、外部割込機能を持たない、いわゆる単機能リモコン用のマイコンを使用したリモートコントロール信号送信機において、全てのキーが押下されていない状態になったときに、動作クロック発振部への入力信号のレベルを切り換えて、スタンバイモードを解除するようにしたリモートコントロール信号送信機が知られている(特許文献3参照)。
しかしながら、上記特許文献3に記載されたリモートコントロール信号送信機では、動作クロック発振部への入力信号のレベルを切り換えるための回路の構成が複雑になるという問題があった。
特開2003−47079号公報(第3頁、図4)
実開平3−51527号公報(第8頁、図1)
実開平8−23581号公報(第3−5頁、図1−4)
本考案は、上記の問題を解決するためになされたものであり、外部割込機能を持たないマイコンを使用してスタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができるようにして、装置全体の製造コストの削減を図りつつ消費電力の低減を図ることができ、しかも、マイコン周辺の回路構成を簡単にすることが可能なリモートコントロール信号送信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の考案は、情報を入力するための複数のキーからなるキーマトリックスと、キーマトリックス上のキーが押下されたときに、押下されたキーに対応するリモートコントロール信号を判定して出力するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)と、マイコンから出力されたリモートコントロール信号を受信側の機器に無線で送信する送信部と、マイコンの動作クロックを発生させる動作クロック発振回路とを備え、マイコンは、キーマトリックス上における全てのキーの入力がない状態が継続している時間、及びキーマトリックス上におけるいずれかのキーの押下が継続している時間をカウントするカウンタと、複数のキースキャニング用の信号の出力端子と、キーマトリックス上におけるいずれのキーが押下されたかを検知するための複数のキー検知用信号入力端子とを有し、マイコンは、外部割込機能を持たず、カウンタによりカウントされたキーの入力がない状態の継続時間が所定の時間を超えたときに、キー入力がない状態で動作クロック発振回路によるマイコンの動作クロックの発生を停止させるストップモードに移行し、カウンタによりカウントされたキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、キーが押し続けられた状態で動作クロック発振回路によるマイコンの動作クロックの発生を停止させるスタンバイモードに移行するように制御するリモートコントロール信号送信機において、マイコンは、スタンバイモード解除用の信号の入力端子である解除信号入力端子と、解除信号入力端子と結線されて、スタンバイモード時にハイレベルの信号を出力するハイレベル信号出力端子と、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押下されているときに、ハイレベル信号出力端子から出力された信号を、キー検知用信号入力端子に導くためのダイオードと、ハイレベル信号出力端子と解除信号入力端子とを結ぶ第1のライン上に配された第1の抵抗と、第1のラインとダイオードとを結ぶ第2のライン上に配された第2の抵抗とを有し、ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときに、第1の抵抗と第2の抵抗とにより生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力され、キーマトリックス上における全てのキーが離されたときに、ハイレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力され、マイコンは、解除信号入力端子へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられたときに、スタンバイモードを解除するようにしたものである。
上記構成においては、マイコンは、カウンタによりカウントされたキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、装置のモードがスタンバイモードに移行するように制御する。そして、スタンバイモードに移行すると、マイコンは、ハイレベル信号出力端子からハイレベルの信号を出力する。このハイレベルの信号は、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けている限り、第1の抵抗と第2の抵抗とによって生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力される。そして、キーマトリックス上における全てのキーが離されると、ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、ハイレベルのままで解除信号入力端子へ入力される。マイコンは、上記のように、全てのキーが離されて、ハイレベル信号出力端子から解除信号入力端子へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられると、スタンバイモードを解除して、動作クロック発振回路によるマイコンの動作クロックの発生を再開させる。これにより、外部割込機能を持たないマイコンを使用してスタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができるので、装置全体の製造コストの削減を図りつつ消費電力の低減を図ることができる。また、通常の外部割込機能を持たないマイコンを利用したリモートコントロール信号送信機の回路に、ハイレベル信号出力端子から出力された信号をキー検知用信号入力端子に導くためのダイオードと、ハイレベル信号出力端子と解除信号入力端子とを結ぶ第1のライン上に配された第1の抵抗と、第1のラインと上記ダイオードとを結ぶ第2のライン上に配された第2の抵抗とを追加するだけの簡単な回路構成で、スタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができる。
また、請求項2の考案は、情報を入力するための複数のキーからなるキーマトリックスと、キーマトリックス上のキーが押下されたときに、押下されたキーに対応するリモートコントロール信号を判定して出力するマイコンと、マイコンから出力されたリモートコントロール信号を受信側の機器に送信する送信部と、マイコンの動作クロックを発生させる動作クロック発振回路とを備え、マイコンは、キーマトリックス上におけるいずれかのキーの押下が継続している時間をカウントするカウンタと、複数のキースキャニング用の信号の出力端子と、キーマトリックス上におけるいずれのキーが押下されたかを検知するための複数のキー検知用信号入力端子とを有し、マイコンは、外部割込機能を持たず、カウンタによりカウントされたキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、キーが押下された状態で動作クロック発振回路によるマイコンの動作クロックの発生を停止させるスタンバイモードに移行するように制御するリモートコントロール信号送信機において、マイコンは、スタンバイモード解除用の信号の入力端子である解除信号入力端子を有し、マイコンは、解除信号入力端子へ入力される信号のレベルが切り換えられたときに、スタンバイモードを解除するようにしたものである。
この構成においては、マイコンは、カウンタによりカウントされたキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、装置のモードがスタンバイモードに移行するように制御する。そして、マイコンは、解除信号入力端子へ入力される信号のレベルがハイレベルが切り換えられたときに、スタンバイモードを解除して、動作クロック発振回路によるマイコンの動作クロックの発生を再開させる。これにより、外部割込機能を持たないマイコンを使用してスタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができるので、装置全体の製造コストの削減を図りつつ消費電力の低減を図ることができる。
また、請求項3の考案は、請求項2の考案において、マイコンは、解除信号入力端子と結線されて、スタンバイモード時にハイレベルの信号を出力するハイレベル信号出力端子と、ハイレベル信号出力端子とキー検知用信号入力端子とを結ぶライン上に配された2つの抵抗とをさらに有し、ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときに、2つの抵抗により生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力され、キーマトリックス上における全てのキーが離されたときに、ハイレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力されるようにしたものである。
この構成においては、ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときに、2つの抵抗により生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力され、キーマトリックス上における全てのキーが離されたときに、ハイレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力される。これにより、上記請求項2に記載の作用を的確に得ることができる。
請求項1の考案によれば、マイコン周辺に、ハイレベル信号出力端子と解除信号入力端子とを結ぶ第1のライン上に配された第1の抵抗と、第1のラインとダイオードとを結ぶ第2のライン上に配された第2の抵抗とを設けた。これにより、ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けている限り、第1の抵抗と第2の抵抗とにより生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力され、キーマトリックス上における全てのキーが離されると、ハイレベルのままで解除信号入力端子へ入力される。そして、マイコンは、上記のように、全てのキーが離されて、ハイレベル信号出力端子から解除信号入力端子へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられると、スタンバイモードを解除する。これにより、外部割込機能を持たないマイコンを使用してスタンバイモードへの移行と解除とを行うことができるので、装置全体の製造コストの削減を図りつつ消費電力の低減を図ることができる。また、通常の外部割込機能を持たないマイコンを利用したリモートコントロール信号送信機の回路に、上記の2つの抵抗に加えて、ハイレベル信号出力端子から出力された信号をキー検知用信号入力端子に導くためのダイオードを追加するだけで、スタンバイモードへの移行と解除とを行うことができるので、マイコン周辺の回路構成を簡単にすることができる。
また、請求項2の考案によれば、マイコン側に、スタンバイモード解除用の信号の入力端子である解除信号入力端子を設けて、マイコンが、解除信号入力端子へ入力される信号のレベルが切り換えられたときに、スタンバイモードを解除するようにした。これにより、外部割込機能を持たないマイコンを使用してスタンバイモードを解除することができるので、装置全体の製造コストの削減を図りつつ消費電力の低減を図ることができる。
また、請求項3の考案によれば、ハイレベル信号出力端子とキー検知用信号入力端子とを結ぶライン上に2つの抵抗を配設したことにより、ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときに、2つの抵抗により生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力され、キーマトリックス上における全てのキーが離されたときに、ハイレベルの信号となって解除信号入力端子へ入力される。これにより、簡単な回路構成で上記請求項2に記載の効果を得ることができる。
本考案を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。以下に記載した実施形態は、本考案を網羅するものではなく、本考案は、下記の形態だけに限定されない。本実施形態によるリモートコントロール信号送信機(以下、リモコン送信機と略す)は、外部割込機能を持たないマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)を使用して、簡単な回路構成でスタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができるようにしたものである。ここで、スタンバイモードとは、キーが押し続けられた状態でマイコンの動作クロックの発生を停止させるモードである。
図1は、本実施形態によるリモコン送信機の回路構成を示す。このリモコン送信機は、外部割込機能を持たないマイコン1を有している。このマイコン1は、多数のキー2をマトリックス状に配列したキーマトリックス3、水晶発振子15を内包する動作クロック発振回路16、電源となるバッテリ18、押下されたキーに対応した赤外線のリモートコントロール信号を出力する赤外線ダイオードD21,D22(送信部)、及び赤外線ダイオードD21,D22からリモートコントロール信号を出力していることを示すための表示用の発光ダイオードD23と接続されている。赤外線ダイオードD21,D22からは、赤外線のリモートコントロール信号の到達距離を長くするために、同じ信号を重畳して出力している。また、マイコン1には、上記の各部品の他に、上記の表示用の発光ダイオードD23に流れる電流を増幅させるためのトランジスタQ20、上記の赤外線ダイオードD21,D22に流れる電流を増幅させるためのトランジスタQ21、上記の各ダイオードD21,D22,D23に流れる電流の量を制御するための抵抗R24〜R27、及びコンデンサC17が接続されている。
また、マイコン1は、その内部にカウンタ30を有しており、このカウンタ30は、キーマトリックス3上における全てのキー2の入力がない状態が継続している時間、及びキーマトリックス3上におけるいずれかのキー2の押下が継続している時間をカウントする。また、マイコン1には、入力端子I31〜I34、入出力端子I/O35〜I/O42、マイコン1内部への電源供給用端子VDD46等の各種端子が設けられている。入力端子I31は、スタンバイモード解除用の信号の入力端子であり、請求項における解除信号入力端子に相当する。入力端子I32〜I34は、キーマトリックス3上におけるいずれのキー2が押下されたかを検知するための信号の入力端子であり、請求項におけるキー検知用信号入力端子に相当する。入出力端子I/O36は、ラインL5、抵抗R7及びラインL4を介して、上記の解除信号の入力端子である入力端子I31と接続されており、スタンバイモード時にハイレベルの信号を出力する。この入出力端子I/O36は、請求項におけるハイレベル信号出力端子に相当する。また、入出力端子I/O37〜I/O41は、キースキャニング用の信号を出力するための端子である。
上記のラインL5及びラインL4からなるラインと上記の入力端子I32〜I34との間には、ダイオードD9〜D11が配設されている。これらのダイオードD9〜D11は、スタンバイモード時に、入出力端子I/O36から出力されたハイレベルの信号を、上記の入力端子I32〜I34の側に導く。上記のラインL5及びラインL4からなるライン(第1のライン)には、抵抗R7(第1の抵抗)が配されており、また、このラインL5及びラインL4からなるラインと上記のダイオードD9〜D11とを結ぶラインL51(第2のライン)上には、抵抗R8(第2の抵抗)が配されている。
スタンバイモード時に、上記の入出力端子I/O36から出力されるハイレベルの信号は、キーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押され続けている限り、上記の抵抗R7と抵抗R8とによって生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって入力端子I31へ入力される。これに対して、キーマトリックス3上における全てのキー2が離されると、入出力端子I/O36から出力されるハイレベルの信号は、ハイレベルのままで入力端子I31へ入力される。マイコン1は、入力端子I31へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられると、キーマトリックス3上における全てのキー2が離されたと判断して、スタンバイモードを解除する。
本リモコン送信機では、全てのキー2の入力がない状態で動作クロック発振回路16によるマイコン1の動作クロックの発生を停止させるモードであるストップモードと、いずれかのキー2が押し続けられた状態で動作クロック発振回路16によるマイコン1の動作クロックの発生を停止させるモードであるスタンバイモードの両方のモードに移行可能である。
次に、図2を参照して、上記のストップモードへの移行手順とストップモードの解除手順について説明する。まず、ストップモードへの移行手順について説明する。通常モードのときには、マイコン1は、図中の矢印(1)に示されるように、入出力端子I/O36からローレベルの信号を出力するので、図1に示されるポイントP6を介して入力端子I31へ入力される信号のレベルは、ローレベルとなる。この状態で、図1に示されるカウンタ30によって、キーマトリックス3上における全てのキー2の入力がない状態の継続時間をカウントする。そして、カウンタ30によりカウントされたキー入力のない状態の継続時間が所定の時間を超えると、マイコン1は、図中の矢印(2)に示されるように、入出力端子I/O37〜I/O41からのスキャン出力をハイレベルに設定して、装置のモードをストップモードに移行させる。この状態で、図中の矢印(3)に示されるように、ユーザによりキーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押されると、入力端子I32〜I34のうちいずれかの端子への入力信号のレベルがハイレベルとなる。マイコン1は、図中の矢印(4)に示されるように、入力端子I32〜I34のうちいずれかの端子への入力信号のレベルがハイレベルになったことを検知すると、装置のモードを通常モードに移行させる。
次に、図3を参照して、上記のスタンバイモードへの移行手順とスタンバイモードの解除手順について説明する。まず、スタンバイモードへの移行手順について説明する。ユーザによりキーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押下されると、マイコン1は、カウンタ30によってキーマトリックス3上におけるいずれかのキー2の押下が継続している時間をカウントする。そして、カウンタ30によりカウントされたキー2の押下の継続時間が所定の時間を超えると、マイコン1は、図中の矢印(5)に示されるように、入出力端子I/O37〜I/O41からのスキャン出力をローレベルに設定して、入力端子I32〜I34のうち、押下されたキー2に対応した入力端子への入力信号をローレベルにする。次に、マイコン1は、入出力端子I/O36からハイレベルの信号を出力して、装置のモードをスタンバイモードに移行させる。入出力端子I/O36から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押され続けている限り、図1に示される抵抗R7と抵抗R8とによって生ずる分圧の効果により、図中の矢印(6)に示されるように、ローレベルの信号となって入力端子I31へ入力される。マイコン1は、入力端子I31へ入力される信号のレベルがローレベルである限り、装置のモードをスタンバイモードに維持する。しかし、図中の矢印(7)に示されるように、キーマトリックス3上における全てのキー2が離される(オフにされる)と、入出力端子I/O36から出力されるハイレベルの信号は、ハイレベルのままでポイントP6を通り、入力端子I31へ入力される。マイコン1は、図中の矢印(8)に示されるように、入力端子I31へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられたことを検知すると、装置のモードをスタンバイモードから通常モードに移行させる。
上述したように、本実施形態によるリモコン送信機によれば、入出力端子I/O36と入力端子I31とを結ぶラインL5上に抵抗R7を配設し、ラインL5とダイオードD9〜D11とを結ぶラインL51上に抵抗R8を配設した。これにより、入出力端子I/O36から出力されたハイレベルの信号は、キーマトリックス3上におけるいずれかのキー2が押され続けている限り、抵抗R7と抵抗R8とにより生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって入力端子I31へ入力され、キーマトリックス3上における全てのキー2が離されると、ハイレベルのままで入力端子I31へ入力される。そして、マイコン1は、上記のように、全てのキー2が離されて、入出力端子I/O36から入力端子I31へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられると、スタンバイモードを解除する。これにより、外部割込機能を持たないマイコン1を使用してスタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができるので、装置全体の製造コストの削減を図りつつ消費電力の低減を図ることができる。また、通常の外部割込機能を持たないマイコン1を利用したリモコン送信機の回路に、上記の2つの抵抗R7,R8に加えて、ダイオードD9〜D11を追加するだけで、スタンバイモードへの移行とスタンバイモードの解除とを行うことができるので、マイコン1周辺の回路構成を簡単にすることができる。
なお、本考案は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、本実施形態では、ストップモードとスタンバイモードの両方のモードに移行可能なリモコン送信機を示したが、本考案はこれに限らず、スタンバイモードのみに移行可能なものであってもよい。また、マイコン周辺の回路構成は、上記図1に示されるものに限られず、スタンバイモードへの移行後に、キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときと、全てのキーが離されたときとで、スタンバイモードの解除用信号の入力端子へ入力される信号のレベルを異なるレベルとすることができる構成であればよい。また、上記実施形態では、リモートコントロール用の信号を赤外線信号で送信する例を示したが、送信する信号の種類は赤外線信号に限られない。また、リモートコントロール用の信号を有線で送信するようにしてもよい。
1 マイコン
2 キー
3 キーマトリックス
16 動作クロック発振回路
30 カウンタ
D9,D10,D11 ダイオード
D21,D22 赤外線ダイオード(送信部)
I31 入力端子(解除信号入力端子)
I32,I33,I34 入力端子(キー検知用信号入力端子)
I/O36 入出力端子(ハイレベル信号出力端子)
I/O37,I/O38,I/O39,I/O40,I/O41 入出力端子(キースキャニング用の信号の出力端子)
L4,L5 ライン(第1のライン)
L51 ライン(第2のライン)
R7 抵抗(第1の抵抗、2つの抵抗)
R8 抵抗(第2の抵抗、2つの抵抗)
2 キー
3 キーマトリックス
16 動作クロック発振回路
30 カウンタ
D9,D10,D11 ダイオード
D21,D22 赤外線ダイオード(送信部)
I31 入力端子(解除信号入力端子)
I32,I33,I34 入力端子(キー検知用信号入力端子)
I/O36 入出力端子(ハイレベル信号出力端子)
I/O37,I/O38,I/O39,I/O40,I/O41 入出力端子(キースキャニング用の信号の出力端子)
L4,L5 ライン(第1のライン)
L51 ライン(第2のライン)
R7 抵抗(第1の抵抗、2つの抵抗)
R8 抵抗(第2の抵抗、2つの抵抗)
Claims (3)
- 情報を入力するための複数のキーからなるキーマトリックスと、
前記キーマトリックス上のキーが押下されたときに、押下されたキーに対応するリモートコントロール信号を判定して出力するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)と、
前記マイコンから出力されたリモートコントロール信号を受信側の機器に無線で送信する送信部と、
前記マイコンの動作クロックを発生させる動作クロック発振回路とを備え、
前記マイコンは、前記キーマトリックス上における全てのキーの入力がない状態が継続している時間、及び前記キーマトリックス上におけるいずれかのキーの押下が継続している時間をカウントするカウンタと、複数のキースキャニング用の信号の出力端子と、前記キーマトリックス上におけるいずれのキーが押下されたかを検知するための複数のキー検知用信号入力端子とを有し、
前記マイコンは、
外部割込機能を持たず、
前記カウンタによりカウントされたキーの入力がない状態の継続時間が所定の時間を超えたときに、キー入力がない状態で前記動作クロック発振回路による前記マイコンの動作クロックの発生を停止させるストップモードに移行し、
前記カウンタによりカウントされたキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、キーが押し続けられた状態で前記動作クロック発振回路による前記マイコンの動作クロックの発生を停止させるスタンバイモードに移行するように制御するリモートコントロール信号送信機において、
前記マイコンは、
スタンバイモード解除用の信号の入力端子である解除信号入力端子と、
前記解除信号入力端子と結線されて、スタンバイモード時にハイレベルの信号を出力するハイレベル信号出力端子と、
前記キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押下されているときに、前記ハイレベル信号出力端子から出力された信号を、前記キー検知用信号入力端子に導くためのダイオードと、
前記ハイレベル信号出力端子と前記解除信号入力端子とを結ぶ第1のライン上に配された第1の抵抗と、前記第1のラインと前記ダイオードとを結ぶ第2のライン上に配された第2の抵抗とを有し、
前記ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、
前記キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときに、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とにより生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって前記解除信号入力端子へ入力され、
前記キーマトリックス上における全てのキーが離されたときに、ハイレベルの信号となって前記解除信号入力端子へ入力され、
前記マイコンは、前記解除信号入力端子へ入力される信号のレベルがハイレベルに切り換えられたときに、スタンバイモードを解除するようにしたことを特徴とするリモートコントロール信号送信機。 - 情報を入力するための複数のキーからなるキーマトリックスと、
前記キーマトリックス上のキーが押下されたときに、押下されたキーに対応するリモートコントロール信号を判定して出力するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)と、
前記マイコンから出力されたリモートコントロール信号を受信側の機器に送信する送信部と、
前記マイコンの動作クロックを発生させる動作クロック発振回路とを備え、
前記マイコンは、前記キーマトリックス上におけるいずれかのキーの押下が継続している時間をカウントするカウンタと、複数のキースキャニング用の信号の出力端子と、前記キーマトリックス上におけるいずれのキーが押下されたかを検知するための複数のキー検知用信号入力端子とを有し、
前記マイコンは、
外部割込機能を持たず、
前記カウンタによりカウントされたキーの押下の継続時間が所定の時間を超えたときに、キーが押下された状態で前記動作クロック発振回路による前記マイコンの動作クロックの発生を停止させるスタンバイモードに移行するように制御するリモートコントロール信号送信機において、
前記マイコンは、スタンバイモード解除用の信号の入力端子である解除信号入力端子を有し、
前記マイコンは、前記解除信号入力端子へ入力される信号のレベルが切り換えられたときに、スタンバイモードを解除するようにしたことを特徴とするリモートコントロール信号送信機。 - 前記マイコンは、前記解除信号入力端子と結線されて、スタンバイモード時にハイレベルの信号を出力するハイレベル信号出力端子と、前記ハイレベル信号出力端子と前記キー検知用信号入力端子とを結ぶライン上に配された2つの抵抗とをさらに有し、
前記ハイレベル信号出力端子から出力されたハイレベルの信号は、
前記キーマトリックス上におけるいずれかのキーが押され続けているときに、前記2つの抵抗により生ずる分圧の効果により、ローレベルの信号となって前記解除信号入力端子へ入力され、
前記キーマトリックス上における全てのキーが離されたときに、ハイレベルの信号となって前記解除信号入力端子へ入力される請求項2に記載のリモートコントロール信号送信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270948U JP3100209U (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | リモートコントロール信号送信機 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2003270948U JP3100209U (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | リモートコントロール信号送信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3100209U true JP3100209U (ja) | 2004-05-13 |
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ID=43253859
Family Applications (1)
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JP2003270948U Expired - Lifetime JP3100209U (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | リモートコントロール信号送信機 |
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JP (1) | JP3100209U (ja) |
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2003
- 2003-09-03 JP JP2003270948U patent/JP3100209U/ja not_active Expired - Lifetime
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