JP3099732B2 - Cmos集積回路の故障診断装置および診断方法 - Google Patents

Cmos集積回路の故障診断装置および診断方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCMOS集積回路の
故障診断装置に関し、特にIddq試験結果による電源電流
異常情報から、集積回路の故障箇所を推定する集積回路
の故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のCMOS集積回路の故障
診断装置は、故障の発生したCMOS集積回路の故障原
因を究明するために、故障箇所を特定する目的で用いら
れてきた。たとえば、特開平5−45423号公報に
は、電子ビームテスタを用いる集積回路の故障解析にお
いて、集積回路の電位コントラスト像を高速にかつ劣化
させずに得るための技術が記載されている。この技術は
LSIテスタを用いて集積回路を駆動しながら、その駆
動タイミングに同期して電位コントラスト像を得るもの
で、その時、電位コントラスト像を得るテストベクトル
の印加状態を一時保持しながら電位コントラスト像を得
ることを特徴としている。また、エミッション顕微鏡を
使用する故障診断手法、液晶を利用する故障診断手法な
どがあるが、これらはいずれも開封する必要があり、ま
た集積回路の高集積化により、その故障位置を特定する
ことが困難になりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の集積回路の
故障診断装置では、集積回路の配線電位を電子ビームを
利用して測定しているため、集積回路の微細化、多層
化、高密度化により目的とする配線電位の測定が困難に
なり、故障箇所の特定が不可能になるという課題があ
る。また、デバイスの機能試験において、その入出力信
号値には異常が検出されず、特定の入力条件においての
み特異的に異常電源電流が流れるIddq故障に対しては、
この従来の手法は正常なデバイスにおけるチップ上の配
線の期待信号値と実際のデバイスでの配線の信号値とが
異なるような配線を追跡していき故障箇所を特定する手
法であるため、この従来手法は有効に機能しないという
課題がある。Iddq不良故障が存在すると回路の状態によ
っては極めて大きな電流が流れるため、携帯電話などの
ように低消費電力を必要とする機器に用いられると期待
される性能が得られない結果となる。
【0004】本発明の目的は、CMOS集積回路におい
て特に機能試験では入出力信号値に異常が検出されない
が、入出力ベクトルによって特異的に電源電流値に異常
が発生するIddq不良故障において、その故障原因となっ
た故障箇所と故障原因を推定することを可能にした診断
装置と診断方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の診断装置は、C
MOS集積回路の機能試験を行うための回路への入出力
信号を記述したテストパターンを格納するテストパター
ン格納ユニットと、前記テストパターンを受けCMOS
集積回路の機能試験及びIddq試験を行うLSIテスタ
と、前記機能試験及びIddq試験結果を格納するテスト結
果格納ユニットと、被試験回路の素子配置情報、素子機
能情報、素子及び端子間の配線接続情報を記録した回路
データを格納する回路データ格納ユニットと、前記テス
トパターンと前記回路データを受け、前記テストパター
ンが前記被試験デバイスに印加されたときの時々刻々の
回路内部の動作を論理的にシミュレーションする論理シ
ミュレータと、前記回路内部の動作のシミュレーション
結果を格納するシミュレーション結果格納ユニットと、
前記機能およびIddq試験結果ならびに前記シミュレーシ
ョン結果に基づいて診断結果を出力する故障箇所判定ユ
ニットとを備える。
【0006】また、本発明の診断方法は、機能試験では
異常が検出されず、Iddq試験において、テストパターン
中のある特定のテストベクトルのみについてIddq異常と
なるCMOS集積回路に対して、機能試験結果、Iddq試
験結果を利用して行うCMOS集積回路の故障診断方法
において、CMOS集積回路の機能試験を行うためのテ
ストパターンによりCMOS集積回路の機能試験及びId
dq試験を行うLSIテスタのテスト結果と、前記CMO
S集積回路内部の動作のシミュレーション結果と、前記
テスト結果と、前記シミュレーション結果に基づいて信
号線における短絡故障の判定を行うことを特徴とする。
【0007】ここで、故障箇所判定ユニットにおける判
定では、Iddq試験において異常が検出されないテスト
クトルを印加した時点における回路内部の信号値のシミ
ュレーション結果や、Iddq試験において異常が検出され
たテストベクトルを印加した時点における回路内部の信
号値のシミュレーション結果から短絡故障を判定する。
この場合、常に同じ信号値を示す信号線の組み合わせ、
常に異なる信号値を示す信号線の組み合わせ、これらに
共通する信号線、同じ信号値を示す信号線の組み合わせ
が同じ信号値を示す回数、異なる信号値を示す信号線の
組み合わせが異なる信号値を示す回数等に基づいて短絡
故障を判定する。
【0008】すなわち、Iddq異常電流が流れるメカニズ
ムを考える。今、信号値1と信号値0の配線が何らかの
原因により抵抗Rで短絡しているとする。この場合、抵
抗Rの抵抗値が十分大きければ、それぞれの信号線の信
号値は閾値を越えることなく、依然として1,0を保
つ。しかし、抵抗Rによる短絡電流はデバイス全体の電
源電流に反映され、通常では検出されない異常に大きな
電流となり、Iddq異常として検出される。この抵抗によ
るIddq異常は両者の信号線がその信号値が互いに異なる
ときのみに生じ、両者が同一信号値であればIddq異常は
検出されない。すなわち、テストベクトルiを印加した
時点で、信号値1を示す信号線の集合をH(i)、信号
値0を示す信号線の集合をL(i)としたとき、テスト
ベクトルiを印加した時点でIddq異常が存在しなけれ
ば、H(i)とL(i)間のどの信号線間にも短絡故障
は存在しない。またIddq異常が存在すれば、H(i)と
L(i)間のある信号線同士の間で短絡故障が存在する
こことなる。なおこのとき、電源線の信号値を1、グラ
ンド線の信号値を0とし、それぞれを信号線と見なすこ
とで、電源線、グランド線が関係する短絡故障も診断対
象とすることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の実施形態を示す診断
装置の構成を示すブロック図である。テストパターン格
納ユニット1では被検査デバイスDUT4の機能を検査
するための入出力の信号列であるテストパターン(複数
のテストベクトルから構成される)を保存している。L
SIテスタ3はテストパターン格納ユニット1に接続さ
れ、テストパターン格納ユニット1から送られたテスト
パターンに基づきLSIテスタ3に接続されたDUT4
を機能試験すると同時に、個々のテストベクトル毎に異
常な電源電流が流れないかを試験するIddq試験を行う。
これら機能試験とIddq試験の結果はテスト結果格納ユニ
ット6に送られ保存される。
【0010】一方、回路データ格納ユニット2には被検
査デバイスDUT4の回路情報が格納されている。この
回路情報は、存在する回路素子の情報、回路素子間並び
にDUT4の入出力信号ピン間との接続情報、回路素子
の機能動作を記述する情報から構成されている。論理シ
ミュレータ5は回路データ格納ユニット2とテストパタ
ーン格納ユニット1に接続され、DUT4にテストパタ
ーンを印加したときの回路動作のシミュレーションを実
行する。実行結果はシミュレーション結果格納ユニット
7に送られ保存される。故障箇所判定ユニット8はテス
ト結果格納ユニット6とシミュレーション結果格納ユニ
ット7に接続され、それぞれから送られたデータに基づ
きDUT4に存在している故障箇所を判定する。その結
果は診断結果9に出力される。
【0011】次に、図1の動作について例を用いて説明
する。図2はDUT4の一例を示す回路図である。JK
フリップフロップ11,12,13とNORゲート1
4,15により回路が構成されている。回路データ格納
ユニット2にはこの回路情報が格納されている。図3は
このDUTに対するテストパターンの例である。この
ストパタンはNo.1からNo.18 の18個のテストベクトルか
ら構成され、信号CL、RESETの欄のデータはDU
Tに与える信号値、信号Q0,Q1,Q2の欄の各デー
タは回路の出力期待値である。信号値0,1はそれぞれ
Lowレベル、Highレベルの信号を表し、*は0あ
るいは1であることを表す。このテストパターンを用い
てLSIテスタ3によりDUT4の機能試験を行う。
【0012】ここで、図2に示した回路において、信号
線S2とS4間で短絡故障を起こしているとする。この
時短絡抵抗の大きさは十分大きく、回路の論理的機能に
は影響を与えないが、信号線S2とS4の論理値が異な
るとこの短絡抵抗を介して異常電源電流が流れIddq異常
として観測される。この結果、LSIテスタ3のテスト
結果は図4に示す通りになる。この例では全パターンを
通して機能試験は合格、Iddq試験は第5,6,7,8,
13,14,17,18ベクトルで異常を検出、それ以
外のベクトルではIddq異常は未検出である。このテスト
結果はテスト結果格納ユニット6に送られ保持される。
【0013】論理シミュレータ5ではテストパターン格
納ユニット1から送られたテストパターンデータと回路
データ格納ユニット2から送られた回路データに基づき
シミュレーションを実行し、各パターンの印加時の回路
内部の各ネットの信号値を得る。図2に示す回路を使用
し、テストパターンとして図3に示すテストパターンを
使用した場合のシミュレーション結果を図5に示す。こ
のシミュレーション結果はシミュレーション結果格納ユ
ニット7に送られ保持される。
【0014】ついで、故障箇所判定ユニット8はテスト
結果格納ユニット6からのテスト結果と、シミュレーシ
ョン結果格納ユニット7からのシミュレーション結果を
用い、DUT4の故障箇所を判定する。判定する手法を
以下に述べる。まずテスト結果からIddq異常の検出され
なかったテストベクトルの集合を求め、これをGとす
る。図4に示した例でいえば、第1,2,3,4,9,
10,11,12,15,16ベクトルであり、G=
{1,2,3,4,9,10,11,12,15,1
6}となる。
【0015】次に、これらのベクトルが印加された時点
の回路内部の各信号線の信号値をシミュレーション結果
から得る。この回路の場合では図6に示した通りであ
る。ここで、Iddq異常が検出されないベクトルp∈Gを
印加した時、1を示す信号線の集合をHp 、0を示す信
号線の集合をLp とする。例えば第4ベクトルではIddq
異常が検出されず、H4 ={S1,S2,S4,VD
D}、L4 ={CL、RESET,Q0,Q1,Q2,
S3,S5,GND}である。但し、VDDは電源線
を、GNDはグランド線を表わす。ここで、集合同士間
の演算Cを定義する。C(A,B)={q|q={a,
b}={b,a},a∈A,b∈B,a≠b}A,Bは
集合
【0016】次に、C(Hp ,Lp )を求める。この結
果の要素{i,j}に着目すると、信号線iと信号線j
の間には短絡故障が存在しないことが分かる。なぜなら
ば、信号線iと信号線jはテストベクトルpで異なる信
号値を示しており、もし両者の間に短絡故障が存在すれ
ばIddq異常が検出されるはずである。しかるにIddq異常
は検出されておらず、故に、信号線iと信号線j間には
短絡故障が存在しないことが分かる。
【0017】DUT4の全信号線の集合をSとすると、
短絡故障の候補となる信号線の組み合わせの集合は、C
(S,S)で表わされるが、Iddq異常が検出されない
クトルpでのC(Hp ,Lp )が短絡故障の存在しない
信号線の組み合わせの集合を示すことから、C(S,
S)−C(Hp ,Lp )の要素に示される信号線の組み
合わせに短絡故障の可能性が絞られる。すなわち、C
(S,S)−〔p∈G∪〕C(Hp ,Lp )を求めるこ
とにより短絡故障の候補となる信号線の組合わせが求め
られる。ここで、便宜的にp∈Gに関する和集合を〔p
∈G∪〕と表記する。以下、同様であり、また、積集合
についても同様である。
【0018】以上の操作を図4に示した例で示す。 G={1,2,3,4,9,10,11,12,15,
16} S={CL,RESET,Q0,Q1,Q2,S1,S
2,S3,S4,S5,VDD,GND} C(S,S)={{CL,RESET},{CL,Q
0},{CL,Q1},…,{RESET,Q0},
…,{S4,S5}} H1 ={S1,VDD} L1 ={RESET,GND} H2 ={RESET,S1,VDD} L2 ={GND} H3 ={S1,S2,S4,VDD} L3 ={RESET,Q0,Q1,Q2,S3,S5,
GND} H4 ={S1,S2,S4,VDD} L4 ={CL,RESET,Q0,Q1,Q2,S3,
S5,GND} H9 ={CL,Q0,Q1,S1,S3,S5,VD
D} L9 ={RESET,Q2,S2,S4,GND} H10={Q0,Q1,S1,S3,S5,VDD} L10={CL,RESET,Q2,S2,S4,GN
D} H11={CL,Q2,S1,S2,S4,VDD} L11={RESET,Q0,Q1,S3,S5,GN
D} H12={Q2,S1,S2,S4,VDD} L12={CL,RESET,Q0,Q1,S3,S5,
GND} H15={CL,S1,S2,S4,VDD} L15={RESET,Q0,Q1,Q2,S3,S5,
GND} H16={S1,S2,S4,VDD} L16={CL,RESET,Q0,Q1,Q2,S3,
S5,GND}
【0019】よって、 C(H1 ,L1 )={{RESET,S2},{RES
ET,VDD},{GND,S1},{GND,VD
D}} C(H2 ,L2 )={{GND,RESET},{GN
D,S1},{GND,VDD}} C(H3 ,L3 )={{RESET,S1},{Q0,
S1},{Q1,S1},…,{RESET,S2},
…,{S4,S5}} となり、以下同様にして結局、 C(S,S)−〔p∈G∪〕C(Hp ,Lp )={{Q
0,Q1},{Q0,S3},{Q0,Q5},{Q
1,S3},{Q1,S5},{S2,S4},{S
3,S5}} これより、短絡故障が存在する可能性のある箇所66箇
所のうち7箇所まで故障候補が絞り込むことを可能と
し、この中には実際の故障箇所である、{S2,S4}
も含まれている。この故障候補集合は、診断結果9とし
て出力される。
【0020】図8は、本発明の第2の実施形態を示す診
断装置の構成を示すブロック図である。ここでは故障箇
所判定ユニット8の代わりに故障箇所判定ユニット8a
が設けられている。この故障箇所判定ユニット8aでは
次のような方法で故障箇所を判定している。まず、テス
ト結果格納ユニットからIddq試験の結果、異常を示した
テストベクトルの集合を求め、これをFとする。図4に
示した例でいえば、第5,6,7,8,13,14,1
7,18ベクトルであり、F={5,6,7,8,1
3,14,17,18}となる。次に、このベクトル
印加された時点の回路内部の各信号線の信号値をシミュ
レーション結果から得る。図2の回路の場合では図7に
示した通りである。ここで、Iddq異常が検出されたベク
トルp∈Fを印加した時、1を示す信号線の集合をHp
、0を示す信号線の集合をLp とする。例えば第5
クトルではIddq異常が検出され、H5 ={Cl,Q0,
S1,S3,S4,VDD}、L5 ={RESET,Q
1,Q2,S2,S5,GND}である。
【0021】次に、C(Hp ,Lp )を求める。この結
果の要素{i,j}に着目すると、信号線iと信号線j
の間には短絡故障が存在する可能性があり、またC(H
p ,Lp )に含まれない要素で示される信号線間には短
絡故障が存在しない。なぜならば、信号線iと信号線j
はテストベクトルpで異なる信号値を示しており、さら
にIddq異常が検出されているからである。また、C(H
p ,Lp )に含まれない要素で示される信号線の組み合
わせは、いずれの信号線とも同じ信号値であり、仮に両
者の間に短絡故障が存在した場合、Iddq異常は検出され
ないからである。
【0022】以上のことから、 〔p∈F∩〕C(Hp ,Lp ) で示される信号線の組み合わせに短絡故障が存在する可
能性がある。図2の回路の場合では、 〔p∈F∩〕C(HP ,LP )={{RESET,S
1},{Q0,Q1},{Q1,S4},{S1,S
5},{S2,S4},{GND,S1},{Q0,S
2},{RESET,VDD},{S5,VDD}} となり、これら10個の信号線の組み合わせで示される
箇所に短絡故障がある可能性があり、確かに実際の故障
箇所であるS2,S4間の短絡故障も含まれている。但
し、上記組み合わせ中にはVDD、GND間の短絡故障
が存在しているが、これは除外するものとすると、故障
候補は9つとなる。この結果は診断結果9として出力さ
れる。
【0023】図9は、本発明の第3の実施形態を示す診
断装置の構成を示すブロック図である。ここでは故障箇
所判定ユニット8の代わりに故障箇所判定ユニット8b
が設けられている。この故障箇所判定ユニット8bは、
故障箇所判定ユニット8と故障箇所判定ユニット8bの
機能を合わせ持つ。すなわち図2の回路では、故障箇所
判定ユニット8の判定では、{Q0,Q1},{Q0,
S3},{Q0,S5},{Q1,S3},{Q1,S
5},{S2,S4},{S3,S5}}で示される箇
所に故障がある可能性があると判定し、故障箇所判定ユ
ニット8aでは、{{RESET,S1},{Q0,Q
1},{Q1,S4},{S1,S5},{S2,S
4},{GND,S1},{Q0,S2},{RESE
T,VDD},{S5,VDD}}に示される箇所に故
障がある可能性があると判定した。故障箇所判定ユニッ
ト8bでは両者の判定結果に共通する候補を抽出する。
例題回路の場合では、{{Q0,Q1},{S2,S
4}}の2つの候補が短絡故障の可能性のある信号線の
組み合わせとして判定される。この結果は、診断結果9
として出力される。
【0024】図10は、本発明の第4の実施形態を示す
診断装置の構成を示すブロック図である。ここでは故障
箇所判定ユニット8の代わりに故障箇所判定ユニット8
cが設けられている。故障箇所判定ユニット8cでは故
障箇所判定ユニット8の機能に確率の情報を付加してい
る。すなわち、故障箇所判定ユニット8では、 C(S,S)−〔p∈G∪〕C(Hp ,Lp ) の結果に基づき故障箇所を推定したが、故障箇所判定ユ
ニット8cではGの要素がn個あるとしてGからm個の
要素を除去したものをG’としたとき、 C(S,S)−〔p∈G’∪〕C(Hp ,Lp ) で示される信号間に少なくとも(n−m)/nの確率で
故障が存在するとするものである。ここで、(n−m)
をMとし、nをNとすると、前記確率はM/Nとなる。
この結果は診断結果9として出力される。
【0025】図11は、本発明の第5の実施形態を示す
診断装置の構成を示すブロック図である。ここでは故障
箇所判定ユニット8の代わりに故障箇所判定ユニット8
dが設けられている。この故障箇所判定ユニット8dで
は故障箇所判定ユニット8bの機能に確率の情報を付加
している。すなわち、故障箇所判定ユニット8bでは 〔p∈F∩〕C(Hp ,Lp ) の結果に基づき故障箇所を推定したが、故障箇所判定ユ
ニット8dではFの要素がn個あるとしてGからm個の
要素を除去したものをF’としたとき、 〔p∈F’∩〕C(Hp ,Lp ) で示される信号線間に少なくとも(n−m)/nの確率
で故障が存在するとするものである。ここで、(n−
m)をRとし、nをSとすると、前記確率はR/Sとな
る。この結果は診断結果9として出力される。
【0026】図12は、本発明の第6の実施形態を示す
診断装置の構成を示すブロック図である。ここでは故障
箇所判定ユニット8の代わりに故障箇所判定ユニット8
eが設けられている。この故障箇所判定ユニット8e
は、故障箇所判定ユニット8cと故障箇所判定ユニット
8dの機能を含み、 C(S,S)−〔p∈G’∪〕C(Hp ,Lp ) で求められた故障の存在する確率と、 〔p∈F’∩〕C(Hp ,Lp ) で求められた故障の存在する確率から、ある信号線間に
存在する故障の確率を両者の積で表すものである。すな
わち、前記したM/NとR/Sの積である、MR/NS
で表される。この結果は診断結果9として出力される。
【0027】図13は、本発明の第7の実施形態を示す
診断装置の構成を示すブロック図である。ここでは故障
箇所判定ユニット8の代わりに故障箇所判定ユニット8
fが設けられている。CMOS集積回路の短絡故障を考
えると、信号線同士(電源線、グランド線は含まず)の
短絡故障よりも、信号線の対電源線、対グランド線の短
絡故障が圧倒的に多い。故障箇所判定ユニット8fは故
障箇所判定ユニット8の機能のうち、対電源線、対グラ
ンド線短絡故障に特化し、より効率的に故障判定を行う
ものである。
【0028】対電源線、対グランド線短絡故障に特化す
ることにより、信号線同士の故障判定を行う式は電源線
が論理値1、グランド線が0を持つことを考慮して、対
電源線故障の場合、 C(VDD,(S−VDD,GND)−〔p∈G∪〕C
(VDD,(Lp −GND)) 対グランド線故障の場合、 C(GND,(S−VDD,GND)−〔p∈G∪〕C
(GND,(Hp −VDD)) となる。但し、電源線(VDD)、グランド線(GN
D)同士の短絡故障は無いものとしている。
【0029】これらの式の意味は、対電源線故障の場
合、Iddq異常が検出されないベクトル印加時の回路の各
信号線の値のシミュレーション結果のうち、論理値0を
示す信号線と電源線との短絡故障は存在し得ないことを
意味し、最終的にIddq異常が検出されない全ベクトル
ついて各ベクトル印加時の回路内部の信号線のシミュレ
ーション値が1度も0を示さない信号線が対電源線短絡
故障の疑いがあると推定できる。同様に対グランド線故
障の場合、1度も1を示さない信号線が対グランド線短
絡故障が疑われる。
【0030】故障箇所判定ユニット8fは対電源線短絡
故障、対グランド線短絡故障について、Iddq異常が検出
されないベクトル印加時の回路内部の信号線のシミュレ
ーション値に基づき、1度も0を示さない信号線を対電
源線短絡故障が疑われる信号線とし、また1度も1を示
さない信号線を対グランド線短絡故障が疑われる信号線
と判定する機能を有する。
【0031】図14は本発明の第8の実施形態である。
配線レイアウト情報格納ユニット10と短絡箇所推定ユ
ニット11が新たに付け加えられている。配線レイアウ
ト情報格納ユニット10には、DUT4の回路チップ上
の各配線の配置情報と各信号線との対応情報が格納され
ている。短絡箇所推定ユニットは、診断結果9からの短
絡故障の位置情報を得て、チップ上で実際に短絡故障が
発生している場所を指示する。これは短絡故障が起きて
いる各配線同士が交差している部分、または近接してい
る部分を指示するものである。この結果は短絡位置推定
結果11として出力される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるCM
OS集積回路の故障診断装置は、CMOS集積回路の機
能試験とIddq試験結果及び回路動作のシミュレーション
結果を短絡故障が発生している場所の推定に利用し、Id
dq異常が検出された時の回路内部の信号値のシミュレー
ション結果、及びIddq異常が検出されないときの回路内
部の信号値のシミュレーション結果から得られる電源
線、グランド線を含む各信号線における値分布に基づき
故障の存在する位置を推定している。このため短絡故障
が発生している場所を高速に推定することが可能であ
る。また、信号線と集積回路チップ上の配線との対応関
係や、チップ上の配線の位置情報を持つ配線レイアウト
情報を利用することにより、故障が実際に起きているチ
ップ上の位置を指摘することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の故障診断装置の第1の実施形態のブロ
ック構成図である。
【図2】測定対象となる回路の一例を示す回路図であ
る。
【図3】テストパターンの一例を示す図である。
【図4】機能試験結果およびIddq試験結果を示す図であ
る。
【図5】シミュレーション結果を示す図である。
【図6】Iddq異常が検出されなかったベクトル印加時の
回路内部信号値を示す図である。
【図7】Iddq異常が検出されたベクトル印加時の回路内
部信号値を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態のブロック構成図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施形態のブロック構成図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施形態のブロック構成図で
ある。
【図11】本発明の第5の実施形態のブロック図であ
る。
【図12】本発明の第6の実施形態のブロック図であ
る。
【図13】本発明の第7の実施形態のブロック図であ
る。
【図14】本発明の第8の実施形態のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 テストパターン格納ユニット 2 回路データ格納ユニット 3 LSIテスタ 4 DUT 5 論理シミュレータ 6 テスト結果格納ユニット 7 シミュレーション結果格納ユニット 8(8a〜8f) 故障箇所判定ユニット 9 診断結果 10 配線レイアウト情報格納ユニット 11 短絡箇所推定ユニット 12 短絡位置推定結果

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断装置において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うための回路への入出力信号を記述した
    テストパターンを格納するテストパターン格納ユニット
    と、前記テストパターンを受けCMOS集積回路の機能
    試験及びIddq試験を行うLSIテスタと、前記機能試験
    及びIddq試験結果を格納するテスト結果格納ユニット
    と、被試験デバイスの素子配置情報、素子機能情報、素
    子及び端子間の配線接続情報を記録した回路データを格
    納する回路データ格納ユニットと、前記テストパターン
    と前記回路データを受け、前記テストパターンが前記被
    試験デバイスに印加されたときの時々刻々の回路内部の
    動作を論理的にシミュレーションする論理シミュレータ
    と、前記回路内部の動作のシミュレーション結果を格納
    するシミュレーション結果格納ユニットと、前記機能
    およびIddq試験結果ならびに前記シミュレーション結
    果に基づいて、Iddq試験において異常が検出されないテ
    ストベクトルを印加した時点における回路内部の信号値
    のシミュレーション結果から、常に同じ信号値を示す信
    号線の組み合わせに短絡故障が生じているとして診断結
    果を出力する故障箇所判定ユニットとを備えることを特
    徴とするCMOS集積回路の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断装置において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うための回路への入出力信号を記述した
    テストパターンを格納するテストパターン格納ユニット
    と、前記テストパターンを受けCMOS集積回路の機能
    試験及びIddq試験を行うLSIテスタと、前記機能試験
    及びIddq試験結果を格納するテスト結果格納ユニット
    と、被試験デバイスの素子配置情報、素子機能情報、素
    子及び端子間の配線接続情報を記録した回路データを格
    納する回路データ格納ユニットと、前記テストパターン
    と前記回路データを受け、前記テストパターンが前記被
    試験デバイスに印加さ れたときの時々刻々の回路内部の
    動作を論理的にシミュレーションする論理シミュレータ
    と、前記回路内部の動作のシミュレーション結果を格納
    するシミュレーション結果格納ユニットと、前記機能試
    験およびIddq試験結果と、シミュレーション結果とか
    ら、Iddq試験において異常が検出されたテストベクトル
    を印加した時点における回路内部の信号値のシミュレー
    ション結果から、常に異なる信号値を示す信号線の組み
    合わせに短絡故障が生じているとして診断結果を出力す
    故障箇所判定ユニットとを備えることを特徴とする
    MOS集積回路の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断装置において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うための回路への入出力信号を記述した
    テストパターンを格納するテストパターン格納ユニット
    と、前記テストパターンを受けCMOS集積回路の機能
    試験及びIddq試験を行うLSIテスタと、前記機能試験
    及びIddq試験結果を格納するテスト結果格納ユニット
    と、被試験デバイスの素子配置情報、素子機能情報、素
    子及び端子間の配線接続情報を記録した回路データを格
    納する回路データ格納ユニットと、前記テストパターン
    と前記回路データを受け、前記テストパターンが前記被
    試験デバイスに印加されたときの時々刻々の回路内部の
    動作を論理的にシミュレーションする論理シミュレータ
    と、前記回路内部の動作のシミュレーション結果を格納
    するシミュレーション結果格納ユニットと、前記機能試
    験およびIddq試験結果と、シミュレーション結果から、
    Iddq試験において異常が検出されないテストベクトルを
    印加した時点における回路内部の信号値のシミュレーシ
    ョン結果から常に同じ信号値を示す信号線の組み合わせ
    と、異常が検出されたテストベクトルを印加した時点に
    おける回路内部の信号値のシミュレーション結果から、
    常に異なる信号値を示す信号線の組み合わせとに共通す
    る信号線間に短絡故障が生じているとして診断結果を出
    力する故障箇所判定ユニットとを備えることを特徴とす
    CMOS集積回路の故障診断装置。
  4. 【請求項4】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テスト パターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断装置において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うための回路への入出力信号を記述した
    テストパターンを格納するテストパターン格納ユニット
    と、前記テストパターンを受けCMOS集積回路の機能
    試験及びIddq試験を行うLSIテスタと、前記機能試験
    及びIddq試験結果を格納するテスト結果格納ユニット
    と、被試験デバイスの素子配置情報、素子機能情報、素
    子及び端子間の配線接続情報を記録した回路データを格
    納する回路データ格納ユニットと、前記テストパターン
    と前記回路データを受け、前記テストパターンが前記被
    試験デバイスに印加されたときの時々刻々の回路内部の
    動作を論理的にシミュレーションする論理シミュレータ
    と、前記回路内部の動作のシミュレーション結果を格納
    するシミュレーション結果格納ユニットと、前記機能試
    験およびIddq試験結果と、シミュレーション結果から、
    Iddq試験において異常が検出されないN個のテストベク
    トルを印加した時点における回路内部の信号値のシミュ
    レーション結果から、各信号線の組み合わせの各々につ
    いて、同じ信号値を示す回数を数え上げ、ある信号線の
    組み合わせが同じ信号値を示す回数がM回のときに両者
    間に短絡故障が生じている確率をM/Nであるとして診
    断結果を出力し、または、Iddq試験において異常が検出
    されるS個のテストベクトルを印加した時点における回
    路内部の信号値のシミュレーション結果から、各信号線
    の組み合わせの各々について、異なる信号値を示す回数
    を数え上げ、ある信号線の組み合わせが異る信号値を示
    す回数がR回のときに両者間に短絡故障が生じている確
    率がR/Sであるとして診断結果を出力する故障箇所判
    定ユニットとを備えることを特徴とするCMOS集積回
    路の故障診断装置。
  5. 【請求項5】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断装置において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うための回路への入出力信号を記述した
    テストパターンを格納するテストパターン格納ユニット
    と、前記テストパターンを受けCMOS集積回路の機能
    試験及びIddq試験を行うLSIテ スタと、前記機能試験
    及びIddq試験結果を格納するテスト結果格納ユニット
    と、被試験デバイスの素子配置情報、素子機能情報、素
    子及び端子間の配線接続情報を記録した回路データを格
    納する回路データ格納ユニットと、前記テストパターン
    と前記回路データを受け、前記テストパターンが前記被
    試験デバイスに印加されたときの時々刻々の回路内部の
    動作を論理的にシミュレーションする論理シミュレータ
    と、前記回路内部の動作のシミュレーション結果を格納
    するシミュレーション結果格納ユニットと、前記機能試
    験およびIddq試験結果と、シミュレーション結果から、
    Iddq試験において異常が検出されないN個のテストベク
    トルを印加した時点における回路内部の信号値のシミュ
    レーション結果から、各信号線の組み合わせの各々につ
    いて、同じ信号値を示す回数を数え上げ、さらにIddq試
    験において異常が検出されるS個のテストベクトルを印
    加した時点における回路内部の信号値のシミュレーショ
    ン結果から、前記信号線の組み合わせの各々について、
    異なる信号値を示す回数を数え上げ、ある信号線の組み
    合わせについて、前記同じ信号値を示す回数がM回、前
    記異る信号値を示す回数がR回のときに、両者間に短絡
    故障が生じている確率がMR/NSであるとして診断結
    果を出力する故障箇所判定ユニットとを備えることを特
    徴とするCMOS集積回路の故障診断装置。
  6. 【請求項6】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断装置において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うための回路への入出力信号を記述した
    テストパターンを格納するテストパターン格納ユニット
    と、前記テストパターンを受けCMOS集積回路の機能
    試験及びIddq試験を行うLSIテスタと、前記機能試験
    及びIddq試験結果を格納するテスト結果格納ユニット
    と、被試験デバイスの素子配置情報、素子機能情報、素
    子及び端子間の配線接続情報を記録した回路データを格
    納する回路データ格納ユニットと、前記テストパターン
    と前記回路データを受け、前記テストパターンが前記被
    試験デバイスに印加されたときの時々刻々の回路内部の
    動作を論理的にシミュレーションする論理シミュレータ
    と、前記回路内部の動作のシミュレーション結果を格納
    するシミュレー ション結果格納ユニットと、前記機能試
    験およびIddq試験結果と、シミュレーション結果から、
    Iddq試験において異常が検出されないテストベクトルを
    印加した時点における回路内部の信号値のシミュレーシ
    ョン結果から、常に1の値を示す信号線は対電源線短絡
    故障が疑われると判定し、常に0の値を示す信号線は対
    グランド線短絡故障が疑われると判定し診断結果として
    出力する故障箇所判定ユニットとを備えることを特徴と
    するCMOS集積回路の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 前記被試験CMOS集積回路のチップ上
    の配線の位置情報と信号線情報を記述した配線レイアウ
    ト情報を格納する配線レイアウト情報格納ユニットと、
    故障箇所判定ユニットからの故障箇所の診断結果と前記
    配線レイアウト情報を得て、実際に故障が起きているチ
    ップ上の位置を指示する短絡箇所推定ユニットとを備え
    る請求項1ないし6のいずれかに記載のCMOS集積回
    路の故障診断装置。
  8. 【請求項8】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断方法において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うためのテストパターンによりCMOS
    集積回路の機能試験及びIddq試験を実施し各テストベク
    トルの印加時における機能試験の可否、及びIddq試験の
    可否をテスト結果として獲得し、前記CMOS集積回路
    に前記テストパターンを印加したときの前記CMOS集
    積回路内部の動作を論理値0,1の変化で記述したシミ
    ュレーション結果を獲得し、前記テスト結果と前記シミ
    ュレーション結果から前記CMOS集積回路に前記テス
    パターンを印加した際にIddq試験において異常が検出
    されない印加したテストパターンの全てのテストベクト
    ルを印加した時点における前記CMOS集積回路内部の
    信号値のシミュレーション結果を得、各信号線の組み合
    わせの各々について、常に同じ信号値を示す信号線の組
    み合わせに短絡故障が生じていると判定を行うことを特
    徴とするCMOS集積回路の故障診断方法。
  9. 【請求項9】 機能試験では異常が検出されず、Iddq試
    験において、テストパターン中の特定のテストベクトル
    のみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故 障診断方法において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うためのテストパターンによりCMOS
    集積回路の機能試験及びIddq試験を実施し各テストベク
    トルの印加時における機能試験の可否、及びIddq試験の
    可否をテスト結果として獲得し、前記CMOS集積回路
    に前記テストパターンを印加したときの前記CMOS集
    積回路内部の動作を論理値0,1の変化で記述したシミ
    ュレーション結果を獲得し、前記テスト結果と前記シミ
    ュレーション結果から前記CMOS集積回路に前記テス
    トパターンを印加した際にIddq試験において異常が検出
    される印加したテストパターンの全てのテストベクトル
    を印加した時点における前記CMOS集積回路内部の信
    号値のシミュレーション結果を得、各信号線の組み合わ
    せの各々について、常に異なる信号値を示す信号線の組
    み合わせに短絡故障が生じていると判定を行うことを特
    徴とするCMOS集積回路の故障診断方法。
  10. 【請求項10】 機能試験では異常が検出されず、Iddq
    試験において、テストパターン中の特定のテストベクト
    ルのみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断方法において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うためのテストパターンによりCMOS
    集積回路の機能試験及びIddq試験を実施し各テストベク
    トルの印加時における機能試験の可否、及びIddq試験の
    可否をテスト結果として獲得し、前記CMOS集積回路
    に前記テストパターンを印加したときの前記CMOS集
    積回路内部の動作を論理値0,1の変化で記述したシミ
    ュレーション結果を獲得し、前記テスト結果と前記シミ
    ュレーション結果から前記CMOS集積回路に前記テス
    トパターンを印加した際に Iddq 試験において異常が検
    出されない印加したテストパターンの全てのテストベク
    トルを印加した時点における前記CMOS集積回路内部
    の信号値のシミュレーション結果を得、各信号線の組み
    合わせの各々について、常に同じ信号値を示す信号線の
    組み合わせと、Iddq試験において異常が検出される全て
    のテストベクトルを印加した時点における前記CMOS
    集積回路内部の信号値のシミュレーション結果を得、各
    信号線の組み合わせの各々について、常に異なる信号値
    を示す信号線の組み合わせとに共通する信号線間に短絡
    故障が生じていると判定を行うことを特徴とするCMO
    S集積回路の故障診断方法。
  11. 【請求項11】 機能試験では異常が検出されず、Iddq
    試験において、テストパターン中の特定のテストベクト
    ルのみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断方法において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うためのテストパターンによりCMOS
    集積回路の機能試験及びIddq試験を実施し各テストベク
    トルの印加時における機能試験の可否、及びIddq試験の
    可否をテスト結果として獲得し、前記CMOS集積回路
    に前記テストパターンを印加したときの前記CMOS集
    積回路内部の動作を論理値0,1の変化で記述したシミ
    ュレーション結果を獲得し、前記テスト結果と前記シミ
    ュレーション結果から前記CMOS集積回路に前記テス
    トパタンを印加した際にIddq試験において異常が検出さ
    れないN個のテストベクトルを印加した時点における前
    記CMOS集積回路内部の信号値のシミュレーション結
    果から、各信号線の組み合わせの各々について、同じ信
    号値を示す回数がM回であるときに両者の間に短絡故障
    が生じている確率がM/Nであると判定し、または、Id
    dq試験において異常が検出されるS個のテストベクトル
    を印加した時点における回路内部の信号値のシミュレー
    ション結果から、各信号線の組み合わせの各々につい
    て、異なる信号値を示す回数がR回であるときに両者の
    間に短絡故障が生じている確率がR/Sであると判定
    行うことを特徴とするCMOS集積回路の故障診断方
    法。
  12. 【請求項12】 機能試験では異常が検出されず、Iddq
    試験において、テストパターン中の特定のテストベクト
    ルのみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断方法において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うためのテストパターンによりCMOS
    集積回路の機能試験及びIddq試験を実施し各テストベク
    トルの印加時における機能試験の可否、及びIddq試験の
    可否をテスト結果として獲得し、前記CMOS集積回路
    に前記テストパターンを印加したときの前記CMOS集
    積回路内部の動作を論理値0,1の変化で記述したシミ
    ュレーション結果を獲得し、前記テスト結果と前記シミ
    ュレーション結果から前記CMOS集積回路に前記テス
    トパタンを印加した際にIddq試験において異常が検出さ
    れないN個のテストベクトルを印加した時点における回
    路内部の信号値のシミュレーション結果から、各信号線
    の組み合わせの各々について、同じ信号値を示す回数を
    数え上げ、Iddq試験において異常が検出されたS個のテ
    ストベクトルを印加した時点における回路内部の信号値
    のシミュレーション結果から、各信号線の組み合わせの
    各々について、異なる信号値を示す回数を数え上げ、あ
    る信号線の組み合わせが、前記同じ信号値を示す回数が
    M回、前記異なる信号値を示す回数がR回であるとき
    に、両者の間に短絡故障が生じている確率をMR/NS
    であると判定を行うことを特徴とするCMOS集積回路
    の故障診断方法。
  13. 【請求項13】 機能試験では異常が検出されず、Iddq
    試験において、テストパターン中の特定のテストベクト
    ルのみについてIddq異常となるCMOS集積回路に対し
    て、機能試験結果、Iddq試験結果を利用して行うCMO
    S集積回路の故障診断方法において、CMOS集積回路
    の機能試験を行うためのテストパターンによりCMOS
    集積回路の機能試験及びIddq試験を実施し各テストベク
    トルの印加時における機能試験の可否、及びIddq試験の
    可否をテスト結果として獲得し、前記CMOS集積回路
    に前記テストパターンを印加したときの前記CMOS集
    積回路内部の動作を論理値0,1の変化で記述したシミ
    ュレーション結果を獲得し、前記テスト結果と前記シミ
    ュレーション結果から前記CMOS集積回路に前記テス
    トパタンを印加した際にIddq試験において異常が検出さ
    れないテストベクトルを印加した時点における回路内部
    の信号値のシミュレーション結果から、常に1の値を示
    す信号線は対電源線短絡故障を疑い、または常に0値を
    示す信号線は対グランド線短絡故障を疑い、これらの信
    号線を対電源線短絡故障の可能性があると判定する、ま
    たは対グランド線短絡故障の可能性があると判定を行う
    ことを特徴とするCMOS集積回路の故障診断方法。
  14. 【請求項14】 前記被試験CMOS集積回路のチップ
    上の配線の位置情報と信号線情報により、被試験デバイ
    スの論理回路レベルにおける故障箇所から被試験デバイ
    ス上の実際の故障箇所を判定する請求項8ないし請求項
    13のいずれかに記載のCMOS集積回路の故障診断方
    法。
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