JP3099550B2 - 電解用極板搬送用チエーンコンベアおよび電解用極板搬送方法 - Google Patents

電解用極板搬送用チエーンコンベアおよび電解用極板搬送方法

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JP3099550B2 JP04273483A JP27348392A JP3099550B2 JP 3099550 B2 JP3099550 B2 JP 3099550B2 JP 04273483 A JP04273483 A JP 04273483A JP 27348392 A JP27348392 A JP 27348392A JP 3099550 B2 JP3099550 B2 JP 3099550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属の電解精製等にお
いて、電解槽への極板の搬入、あるいは電解槽からの極
板の搬出の際に、電解用アノードおよびカソードを交互
に懸垂状態で配列して搬送するためのチエーンコンベア
およびそのチエーンコンベアを用いた極板の搬送方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電解槽への極板の搬入および搬出のため
には、電解用アノードおよびカソードを交互に配列した
状態のまま取扱うのが能率的である。特に電解槽へ搬入
されるアノード,カソードは予じめ交互に配列組合せて
行う方が短時間で槽内への装入が行なえ作業能率が向上
せしめられる。
【0003】このため電解の前処理としてアノードとカ
ソードとの組み合せが行なわれるが、これは次のような
手順で行なわれる。すなわち重量大なるアノードを定ピ
ッチで多数懸垂状態で配列したチエーンコンベアの上方
から、このアノード間にカソードを吊垂挿入して組み合
わせを行なう。したがってこれより後の工程では、アノ
ードとカソードとが交互に一定間隔で配列されて懸垂状
態で搬送され、ここからクレーンの吊具で電解槽に挿入
される。
【0004】したがって、アノードとカソードとを交互
に配列して搬送するコンベアが必要であり、且つこのコ
ンベアからは一定量のアノードとカソードが間欠的にク
レーンによって電槽に運ばれるので、このコンベア自体
も間欠的に運転,停止をくり返すことになる。この目的
のためには、従来、図4,図5に示すようなチエーンコ
ンベアが使用されていた。
【0005】図4は、チエーンコンベアのチエーン1の
部分拡大図であり、図5はチエーンコンベアによって搬
送される電解用アノードおよびカソードの状態を示す側
面図である。2はアノードであり、その耳部2aの下側
をチエーン1で懸垂されて保持されている。3はカソー
ドであり、アノード2の間に、カソードビーム3aの下
側をチエーン1で懸垂されて保持されている。なお、ア
ノード2間,カソード3間およびアノード2とカソード
3の間の間隔は電解に適した一定の距離に保たれるよう
にする。
【0006】しかしながら、このようなチエーンコンベ
アによって極板を搬送する場合には、次のような問題点
がある。すなわち、アノード2は重量が大でその上端の
耳部2aを引掛けて懸垂して搬送しているため、チエー
ンコンベアの1ピッチ毎の搬送,停止のくり返しの際の
加減速時の慣性によって、耳部2aを支点としてその進
行方向に振れる。この振れによって耳部2aがチエーン
1上を滑り、極間の距離がずれる可能性がある。そして
その場合には、クレーンで極板を吊上げる際にクレーン
の吊具のフックが極板にかからなくなることがある。
【0007】さらに重大なことは、この振れによりカソ
ード3がアノード2間にはさまれて折曲されることがあ
る。このカソードの折曲は電解槽に装入された場合、シ
ョートを発生させ、電解効率を低下させることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の欠点を解消することを目的としたもので、電解用のア
ノードとカソードとを一定間隔で交互に配列してチエー
ンコンベアで搬送する際のアノードの振れを防止するこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は第1
に、電解用のアノードとカソードとを一定間隔で交互に
配列して懸垂状態で搬送するチエーンコンベアにおい
て、チエーンのリンクプレート上側中央に、進行方向側
が垂直で下側が水平で進行方向と反対側が斜面で形成さ
れている凹部が形成されていて、その凹部にアノードの
耳部を受けるように構成されていることを特徴とする電
解用極板搬送用チエーンコンベアにある。
【0010】また第2に、前記電解用極板搬送用チエー
ンコンベアに一定間隔で電解用のアノードとカソードを
交互に懸垂状態で配列し、そのチエーンコンベアを始動
時の加速と停止時の減速とを制御しつつ搬送することを
特徴とする電解用極板搬送方法にある。
【0011】
【作用】本発明のチエーンコンベアは上記のように構成
されているので、電解用のアノードの耳部は凹部に挿入
されて懸垂され、カソードのカソードビームは凹部のな
い部分に懸垂される。そして重量が大で慣性が大きく振
れ易いアノードの耳部は、凹部の進行方向側の垂直部
と、進行方向と反対側の斜面との間に挟持されるととも
に、進行方向側の垂直部に押しつけられた状態で保持さ
れる。したがって、チエーンコンベアが間欠的に始動,
停止をくり返しても、アノードの耳部を支点にした振れ
が防止される。
【0012】また、上記のチエーンコンベアを使用する
ことによって効果が得られるが、さらにそのチエーンコ
ンベアの始動,停止の際に、過大な加速や減速を与えな
いように速度制御することによって、さらに充分な振れ
止めの効果が得られる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明のチエーンコンベアのチエーンの部分
拡大図であり、図2はそのチエーンコンベアの速度制御
の説明図であり、図3は本発明のチエーンコンベアによ
る極板の搬送状態を示す概略側面図である。なお、従来
と同一の対象物には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0014】図において、5はチエーン4のリンクプレ
ートである。リンクプレート5の上側中央には、凹部6
が形成されている。この凹部6のチエーン4の進行方向
側は垂直に形成されている。図1および図3において、
チエーン4の進行方向は右方である。凹部6の下側はア
ノード2の耳部2aの巾よりもやや短い水平面で形成さ
れ、進行方向と反対側は斜面で形成されている。なお、
この斜面は本実施例の場合は、やや下に凸な曲面となし
ているが、普通の真直ぐな斜面であってもよい。
【0015】凹部6には、アノード2の耳部2aが挿入
されて、アノード2が懸垂状態で保持される。その際、
凹部6の前進方向の垂直面に耳部2aの側面が押し付け
られて垂直に保持される。そして前進方向と反対側の斜
面は、耳部2aを前進方向側の垂直面の方向に押す作用
をなす。
【0016】なお、カソード3は、リンクプレート5の
凹部6の無い部分にカソードビーム3aを載せることに
よって垂直に保持される。
【0017】図2において、実線Aは本発明方法の間欠
運転の速度と時間の関係を示し、点線Bは従来のそれを
示す。すなわち、本発明方法においては、始動の際の加
速と停止の際の減速とを従来よりもゆるやかとし、最高
速時の速度は従来よりも大として、搬送距離を同じとし
た。
【0018】以上、本発明のチエーンコンベアとその運
転方法は上記したものであるので、このチエーンコンベ
アによって電解用のアノード2とカソード3とを交互に
配列して懸垂状態で間欠的に始動,停止をくり返して搬
送すれば、アノード2の耳部2aは凹部6で垂直に保持
されるので、アノード2の振れを防止できる。また、始
動,停止の加減速もゆるやかに制御されているので、振
れを防止するうえで一層効果的である。
【0019】
【発明の効果】本発明により、アノードとカソードとを
交互に配列して搬送するコンベアにおいて、アノードの
振れは完全に防止できる。したがって、アノードとカソ
ードとを精度よく確実に配列することができ、カソード
を折曲することも防止できて、作業能率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチエーンコンベアのチエーンの部分拡
大図である。
【図2】チエーンコンベアの速度制御の説明図である。
【図3】本発明のチエーンコンベアによる極板の搬送状
態を示す概略側面図である。
【図4】従来のチエーンコンベアのチエーンの部分拡大
図である。
【図5】従来のチエーンコンベアによる極板の搬送状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 チエーン 2 アノード 2a 耳部 3 カソード 3a カソードビーム 4 チエーン 5 リンクプレート 6 凹部 A 本発明方法の速度と時間の関係を示す線 B 従来の速度と時間の関係を示す線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解用のアノードとカソードとを一定間
    隔で交互に配列して懸垂状態で搬送するチエーンコンベ
    アにおいて、チエーンのリンクプレート上側中央に、進
    行方向側が垂直で下側が水平で進行方向と反対側が斜面
    で形成されている凹部が形成されていて、その凹部にア
    ノードの耳部を受けるように構成されていることを特徴
    とする電解用極板搬送用チエーンコンベア。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電解用極板搬送用チエー
    ンコンベアに一定間隔で電解用のアノードとカソードを
    交互に懸垂状態で配列し、そのチエーンコンベアを始動
    時の加速と停止時の減速とを制御しつつ搬送することを
    特徴とする電解用極板搬送方法。
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