JP3099524U - ロープ収納バッグ - Google Patents

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JP3099524U
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飯田 雅彦
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飯田 雅彦
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Abstract

【課題】迅速かつ容易にロープを取り出し、使用し、収納することができ、且つ、人体、着衣或いはその付属物(特に腰や腰ベルトなど)に着脱が容易で自在に装着することのできる、構造簡易なロープ収納バッグを提供する。
【解決手段】人体、着衣或いはその付属物への着脱自在な係止部3と開閉自在な開口部を有する袋体1に、長尺ロープ2を収容してなるロープ収納バッグであって、前記袋体に前記長尺ロープの一端を挿通しうる穴部5を設けて、長尺ロープの一端を袋体内部から穴部に挿通し袋体内外において結縄又はそれを解くことにより袋体に着脱自在とするよう構成したこと、を特徴とする前記ロープ収納バッグである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、山岳遭難などの際にロープの緊急使用に便利で簡易なロープ収納バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、登山が中高年層にブームとなっており、それにつれて山岳遭難事故も増加の一途をたどっている。
中高年山岳遭難事故の多くは5〜6メートルの岩場や急傾斜地などの危険区間で発生しているが、このような危険区間は登山コース中に数多く存在するので、登山リーダーが5〜6メートルといった短い区間で使用するために長いロープをリュックサックから取り出して解いたり、ロープ使用後にリュックサックに収納する面倒や、ロープ取り出し、収納などによる時間のロスを避けるため、ロープを所持しているにもかかわらず、ロープを使用せずに転落等の事故が発生しているという例が多い。
ロープなどを収納して携行するリュックサックは一般に、背中に背負う袋体からなる構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、迅速かつ容易にロープを取り出し、使用し、収納することができ、且つ、人体、着衣或いはその付属物(特に腰や腰ベルトなど)に着脱が容易で自在に装着することのできる、構造簡易なロープ収納バッグを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、人体、着衣或いはその付属物への着脱自在な係止部と開閉自在な開口部を有する袋体に、長尺ロープを収容してなるロープ収納バッグであって、前記袋体に前記長尺ロープの一端を挿通しうる穴部を設けて、長尺ロープの一端を袋体内部から穴部に挿通し袋体内外において結縄又はそれを解くことにより袋体に着脱自在とするよう構成したこと、を特徴とする前記ロープ収納バッグである。
【0005】
また本考案は、ズボンベルトへの着脱自在な係止部を側面に設け且つ開閉自在な開口部を上部に設けた袋体に、長尺ロープを収容してなるロープ収納バッグであって、前記袋体の底部に前記長尺ロープの一端を挿通しうる穴部を設けて、長尺ロープの一端を袋体内部から穴部に挿通し袋体内外において結縄又はそれを解くことにより袋体に着脱自在とするよう構成したこと、を特徴とする前記ロープ収納バッグである。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び2は、本考案のロープ収納バッグの一実施例を示すものであって、図1は開口部に近い側から見た外観斜視図であり、図2は底部に近い側から見た外観斜視図である。
【0007】
図1及び2に示す本考案のロープ収納バッグは、係止部3を側面に設け、開口部7を上部に設け、かつ、穴部5を底部に設けた袋体1に、長尺ロープ2を収容してなる基本構成である。
【0008】
袋体1は、例えば約15メートルのロープ2を内部に収容できる大きさの袋状であり、強度の高い耐水性の合成繊維布製のものが好ましい。
【0009】
係止部3は、ズボンベルトを環内に着脱する機構を一部位に備えた環状体8からなる。この環状体8の環内は、ズボンのベルトを収容することができる程度の大きさ(スペース)である。環状体8の他の一部位は、袋体1の外側面に固定布13により(固定)保持されている。ズボンベルトの環状体内への着脱機構は、環状体8の一部区間に設けられて連続環を形成する、バネ機構により環内のみへ屈曲自在のバー11と、バー11の外周に外装してネジ機構により一定区間摺動する回転環12とからなる。回転環12は、バー11の端を環状体8の端に固定するための、これらの両端を収容しうる環状である。
【0010】
係止部3をズボンベルトに取り付けるには、まず、回転環12をネジ回してバー上をバー11の中央付近に回転摺動させる。回転環12によりバー11の離脱端と環状体8の端とが連結されていた状態が、回転環12のバー中央付近への移動により解除される。バー11はその離脱端から環状体8の環内側にのみ折れ曲がるので、内側に折れ曲がったバー11と環状体8の端との間に生じる隙間から、ズボンベルトを環状体8の環内に入れる。バー11はバネ機構により自動的に元どおりに環状体8の端に接する状態となるので、回転環12をネジ回ししてバー上を回転摺動させ、バー11の離脱端と環状体8の端との連結部位に回転環12を移動させると、バー11は環状体8と連続環を形成するように固定され、ズボンベルトが環内から離脱できなくなる。
以上の操作によって、ロープ収納バッグをズボンのベルトに簡単に装着することができる。
ロープ収納バッグのズボンベルトからの取り外しは、前記操作手順を逆に行うことによって迅速かつ簡単に行うことができる。
【0011】
係止部3は、袋体1に取り付けたウエストベルトであってもよい。ウエストベルトは、ロープ収納バッグを腰まわりに装着するためのベルトであり、その長さを調節しながら腰まわりに装着し締めることができるように、ベルト長さ調節機構付きの止め金具、ホック、マジックテープ(登録商標)などの留具を備えている。
【0012】
開口部4は、使用時にロープ2をできるだけ素早く取り出すことができるように、大きく開く構造である。また、図1、2に示す開口部4は、素早く開閉することができるように、開口部周囲に紐9を内包させ、紐9を引っ張って口を閉じ、止め具10で紐9を固定する構造であるが、ファスナーなどであってもよい。
【0013】
穴部5は、ロープ2の一端を穴に通して穴の外で結んで使用するためのものであるので、ロープ2の太さよりわずかに大きい径であって、たびたびの使用に耐えるように、穴の周囲がプラスチックや金具などで補強された鳩目構造であることが好ましい。穴部5は袋体1の側面部などに設けてもよいが、ロープ2を収納しやすく、使用の際にロープ2が絡まないように、袋体1の底部7に設けるのが好ましい。
【0014】
次に、本考案のロープ収納バッグの山の遭難現場における使用方法について、図3を参照して説明する。
まず、腰のズボンベルトに取り付けてあるロープ収納バッグを(係止部3を解除して)ズボンベルトから取り外し、止め具10と紐9を緩めて最大限まで開口部4を開く。次いで、ロープ2を袋体1から取り出し、袋体1の底部7の穴部5のすぐ外側でロープ2の一端が結ばれたロープ収納バッグを、ロープ2の他端を手に持ったまま(山の)下方に投げ落とす(図3の左図参照)。
手に持っているロープ2の端を樹木などに固く結び付けたのち、遭難者にロープ2を伝って上に登らせる(図3の右図参照)。
遭難者は、上に昇りきったら、ロープ2を樹木からほどき、ロープ2をたぐってバッグを取り寄せ、ロープ2をバッグ内に収容する。
再び、ロープ収納バッグをズボンベルトに取り付けて登山を続行する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案により初めて、迅速かつ容易にロープを取り出し、使用し、収納することができ、且つ、人体、着衣或いはその付属物(特に腰や腰ベルトなど)に着脱が容易で自在に装着することのできる、構造簡易なロープ収納バッグを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロープ収納バッグの一実施例を示す、開口部に近い側から見た外観斜視図である。
【図2】本考案のロープ収納バッグの一実施例を示す、底部に近い側から見た外観斜視図である。
【図3】本考案のロープ収納バッグの使用方法を示す図面である。
【符号の説明】
1 袋体
2 ロープ
3 係止部
4 開口部
5 穴部

Claims (2)

  1. 人体、着衣或いはその付属物への着脱自在な係止部と開閉自在な開口部を有する袋体に、長尺ロープを収容してなるロープ収納バッグであって、前記袋体に前記長尺ロープの一端を挿通しうる穴部を設けて、長尺ロープの一端を袋体内部から穴部に挿通し袋体内外において結縄又はそれを解くことにより袋体に着脱自在とするよう構成したこと、を特徴とする前記ロープ収納バッグ。
  2. ズボンベルトへの着脱自在な係止部を側面に設け且つ開閉自在な開口部を上部に設けた袋体に、長尺ロープを収容してなるロープ収納バッグであって、
    前記袋体の底部に前記長尺ロープの一端を挿通しうる穴部を設けて、長尺ロープの一端を袋体内部から穴部に挿通し袋体内外において結縄又はそれを解くことにより袋体に着脱自在とするよう構成したこと、を特徴とする前記ロープ収納バッグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018001947A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 早川 弘之 救助具

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