JP3099349B2 - バイポーラ型半導体メモリの製造方法 - Google Patents

バイポーラ型半導体メモリの製造方法

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    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/10SRAM devices comprising bipolar components

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  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバイポーラ型半導体メモリに関する。
〔従来の技術〕
バイポーラ型半導体メモリ、特にバイポーラ型ランダ
ム・アクセス・メモリ(以下、バイポーラRAMと記す)
は、超高速電子計算機に使用されている。超高速、高集
積度のバイポーラRAMでは素子の微細化と、ソフトエラ
ー耐性の良いトランジスタ構造の追求がなされている。
発明者は、かつてメモリセル部分の縦型NPNトランジ
スタのベース領域の深さが周辺回路部分の縦型NPNトラ
ンジスタのベース領域の深さより深いバイポーラRAMを
提案し、高速動作可能なバイポーラRAMのα線照射によ
るソフトエラー耐性の改善を図った(日本国特許出願公
開公報 特開昭58−191465号)。現在では、更に進ん
で、例えば、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパ
ーズ,1987アイ・イー・イー・イー・インターナショナ
ル・ソリッド・ステート・サーキッツ・コンファレンス
(DIGEST OF TECHNICAL PAPERS,1987 IEEE Intern
ational Solid−State Circuits Conference)、第130
頁−第131頁に示されているように、メモリセル部分の
縦型NPNトランジスタのベース領域が埋込コレクタ領域
に直接接触している構造が採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来のバイポーラRAMでは、ソフトエラー
耐性を考慮に入れて単位メモリセル領域の面積が決めら
れた上で高速性の追求が図られている。すなわち、主と
して周辺回路の高速性の要求からP型シリコン基体の不
純物濃度は1014から1015cm-3となっている。そして、埋
込コレクタ領域は、周辺回路部分の縦型NPNトランジス
タと同様に、P型シリコン基体とN-型エピタキシャル層
との境界部に埋込まれている。その結果メモリセル部分
で、縦型NPNトランジスタの埋込コレクタ領域とP型シ
リコン基体間の空乏層体積が、ベース−コレクタ間など
の他の接合部の空乏層体積に比べて圧倒的に大きくな
る。この結果、64kビットのバイポーラRAMまでは、この
従来技術で可能であったが、次の段階の256kビットのバ
イポーラRAMには何らかのソフトエラー耐性の改善が必
要とされているのである。
本発明の目的は、周辺回路部分の縦型バイポーラトラ
ンジスタの高速動作を損うことなくメモリセル部分のソ
フトエラー耐性を改善できるバイポーラ型半導体メモリ
およびその製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のバイポーラ型半導体メモリの製造方法は、P
型シリコン基体に選択的にP型不純物を導入して高濃度
P型拡散領域を形成する工程と、前記高濃度P型拡散領
域に選択的にN型不純物を導入した後、N-型エピタキシ
ャル層を形成して前記高濃度P型拡散領域とN-型エピタ
キシャル層との境界部にN+型埋込コレクタ領域を形成す
る工程と、前記N-型エピタキシャル層の表面から前記N+
型埋込コレクタ領域を突き抜ける絶縁分離領域を形成し
て素子形成領域を区画する工程と、前記素子形成領域内
のN-型エピタキシャル層にP型不純物を導入して前記N+
型埋込コレクタ領域に接触するP型ベース領域を形成す
る工程と、前記P型ベース領域に選択的にN型不純物を
導入してN+型エミッタ領域を形成する工程とを含むメモ
リセル用の縦型NPNトランジスタの形成工程を有してお
り、さらに、前記N+型押込コレクタ領域と前記高濃度P
型拡散領域との接合が前記高濃度P型拡散領域中の前記
P型不純物のピーク不純物濃度位置よりも浅く形成す
る。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。第3図
(a)は本発明バイポーラ型半導体メモリの一実施例の
デバイス構造によって実現すべきバイポーラRAMの一部
の回路図であり、特にメモリセルアレイ部と周辺回路の
一部を示す。
第3図(b)は第3図(a)におけるメモリセル部の
回路図である。
第1図(a)は本発明バイポーラ型半導体メモリの一
実施例のバイポーラRAMのデバイス構造を説明するため
の略平面図である。
第1図(b),(c)は第1図(a)における一点鎖
線X−Y,Y−Yにおける略断面図である。
第3図(a)にはバイポーラRAMのメモリセルアレイ1
00と、周辺回路の一部であるワード線駆動回路200とが
示されている。
メモリセルアレイ100は、一対のワード線WTi,WBi(i
=0,1,…,m)と一対のディジット線Dj,j(j=0,1,
…n)とで指定されるメモリセルMijを含んでいる。
ワード線は駆動回路200で駆動される。ワード線WT
0は、図示したワード線駆動回路の出力段トランジスタQ
30のエミッタに接続されている。この出力段トランジス
タQ30は、トランジスタQ10,Q20のエミッタ同士を共通接
続したECLゲートからなるワード線駆動ゲートによって
駆動される。トランジスタQ10のベースには、ワード・
アドレス・デコーダ(図示せず)の出力X0が供給され、
トランジスタQ20のベースには基準電圧VRが供給され
る。他のワード線WTmにもワード線駆動ゲートの出力段
トランジスタQ3mが同様に接続されている。
バイポーラRAMの周辺回路には、ここに例示したよう
に、多数のECLゲートが含まれている。
第3図(b)は、交差PNPN型メモリセルMijの回路図
である。マルチエミッタ型のNPNトランジスタQn1,Qn2
それぞれの一方のエミッタは共通接続されてワード線WB
iに接続されている。NPNトランジスタQn1,Qn2のそれぞ
れの他方のエミッタはディジット線Dj,jに接続され
ている。NPNトランジスタQn1のベースおよびコレクタは
PNPトランジスタQp1のコレクタおよびベースにそれぞれ
接続され、NPNトランジスタQn2のベースおよびコレクタ
はPNPトランジスタQp2のコレクタおよびベースにそれぞ
れ接されている。更に、NPNトランジスタQn1のベースお
よびコレクタはNPNトランジスタQn2のコレクタおよびベ
ースにそれぞれ接続されている。
動作状態において、このメモリセルに論理状態が記憶
される。すなわち、NPNトランジスタQn1およびQn2のコ
レクタの一方が高で他方が低に保持される。例えば、Q
n1のコレクタが高、Qn2のコレクタが低とする。NPNトラ
ンジスタQn1はオフ、PNPトランジスタQp2はオンとな
り、NPNトランジスタQn1のコレクタを高に引張り、PNP
トランジスタQp1はオフし、NPNトランジスタQn1のベー
ス電流の供給が断たれる。逆にNPNトランジスタQn2はオ
ン状態にあり、そのエミッタ電流はワード線WBiを介し
て定電流源Iiへ流れる。
メモリセルの論理状態の変更を行なうには、高の状態
にある側のトランジスタ、前述の例ではNPNトランジス
タQn1からディジット線Djに電流を流せばよい。そうす
ると、NPNトランジスタQn1はオン状態になり、そのコレ
クタ電位が引下げられ、PNPトランジスタQp1がオンとな
る。すると、トランジスタQn2のコレクタが高となり、
トランジスタQp2及びQn2はオフになる。このようにして
トランジスタQn1のコレクタが低、トランジスタQn2のコ
レクタが高となり、論理状態は変更される。
次に、第1図(a),(b)および(c)ならびに第
2図を参照して本発明バイポーラ型半導体メモリの一実
施例のバイポーラRAMについて説明する。第1図
(b),(c)において、絶縁膜14の開口とその下の活
性領域は便宜上ほぼ同一寸法で示されているが、正確に
は活性領域の方がやや大きくなっているのはいうまでも
ない。第1図(a),(b)には、簡単のために、メモ
リセル領域Iには1対のメモリセルのみ、左右の周辺回
路領域IIには縦型NPNトランジスタがそれぞれ配置され
ている。第2図には、第1図(a)〜(c)に示したメ
モリセル領域Iが複数個集まって構成されるメモリセル
アレイ部の全体が示されている。そして4偶のメモリセ
ルMoo、Mon、Mmo、Mmnが配置される部分には便宜上斜視
を施してある。
この実施例には、第3図(b)に示す交差PNPN型メモ
リセルが使用されている。第1図(a),(b)および
(c)にはこの交差PNPN型メモリセルのトランジスタが
示されて、各種の配線は省略されている。各トランジス
タはトレンチ分離領域に形成した絶縁膜5によって横方
向に分離・絶縁されている。絶縁膜5の底部にはP+型チ
ャネルストッパ領域6が設けられている。
この実施例においては、不純物濃度約1014cm-3のP型
シリコン基体1とその上に積層されたN-型エピタキシャ
ル層4との境界部に、N+型埋込コレクタ領域3−1,3−
2を設けた縦型NPNトランジスタが構成されている。メ
モリセルを構成する縦型バイポーラトランジスタQn1,Q
n2のn+型埋込コレクタ領域3−1の少なくとも一部と接
するように基板1内にピーク濃度が少なくとも1016cm-3
のP+型拡散領域2が設けられている。
なお、メモリセルアレイにおいて、P+型拡散領域2
は、第2図に示すように、全てのメモリセルについて共
通である。いいかえれると全てのメモリセルは一つのP+
型拡散領域2を共有している。
周辺回路領域IIにおいては、第1図(b)に示すよう
にトレンチ分離領域5の内側においてN+型埋込コレクタ
領域3−2の上のN-型エピタキシャル層4に表面からP
型ベース領域8が埋込コレクタ領域3−2に達しないよ
うに設けられ、その内部にN+型エミッタ領域9−3が設
けられている。したがって周辺回路用の縦型NPNトラン
ジスタ(例えば、第3図(a)のトランジスタQ10,Q20,
Q30)は、P型ベース領域8とN+型埋込コレクタ領域3
−2との間に設けられたN-型コレクタ領域(N-型エピタ
キシャル層4の一部)による小さなベース−コレクタ間
容量を有し、そしてN+型埋込コレクタ領域3−2の底面
とP型シリコン基体1との接合による小さなコレクタ−
基体間接合容量を有している。従って、周辺回路用の縦
型NPNトランジスタは高速動作に適した構造を有してい
る。
メモリセル領域Iにおいては、第1図(a),(b)
および(c)に示すようにトレンチ分離領域5の内側に
おいてP+型拡散領域2の上にN+型埋込コレクタ領域3−
1が設けられ、その上のN-型エピタキシャル層4の深さ
方向の全体にわたってP型ベース領域7−1,7−2が設
けられている。すなわちN+型埋込コレクタ領域3−1は
上部でP型ベース領域7−1,7−2に接し下部でP+型拡
散領域2に接している。P型ベース領域7−1,7−2の
それぞれに表面からそれぞれ2つのN+型エミッタ領域9
−11および9−12,9−21および9−22が設けられてお
り、それぞれ2つのN+型エミッタ領域の中間部において
各P型ベース領域7−1,7−2にベースコンタクト用の
開口10−1,10−2が設けられている。第1図(a)およ
び(c)を参照すると、細長いトランジスタ領域の各々
の一端にはP型領域12−1,12−2が表面から埋込層3−
1に達するまで設けられており、他端にはN+型コレクタ
コンタクト領域11−1,11−2が埋込層3−1に達するま
で設けられている。第3図(b)のNPNトランジスタQn1
は2つのエミッタ領域9−11,9−12とベース領域7−1
とベースコンタクト開口10−1とコレクタ領域3−1と
コレクタコンタクト領域11−1とから構成され、もう一
つのNPN型トランジスタQn2は、2つのエミッタ領域9−
21,9−22とベース領域7−2とベースコンタクト開口10
−2とコレクタ領域3−1とコレクタコンタクト領域11
−2とから構成される。PNP負荷トランジスタQp1,Qp2
横型トランジスタであり、P型エミッタ領域12−1,12−
2,N-型ベース領域13をそれぞれ有し、それらのコレクタ
領域は縦型NPNトランジスタQn1,Qn2のP型ベース領域7
−1,7−2である。メモリセル用の縦型NPNトランジスタ
Qn1,Qn2は、P型ベース領域7−1,7−2とN+型埋込コレ
クタ領域3−2との直接接触による大きなベース−コレ
クタ間接合容量を有し、そしてN+型埋込コレクタ領域3
−1の底面とP+型拡散領域2との接触による大きなコレ
クタ−基体間の接合容量を有している。従って、メモリ
セル用の縦型NPNトランジスタQn1,Qn2はソフトエラー耐
性の良好な構造を有している。従来のメモリセル用の縦
型NPNトランジスタは、P+型拡散領域2を有していず、N
+型埋込コレクタ領域の底面がP-型シリコン基体と接触
する構造を有していた。小さなコレクタ−基体間の接合
容量は、ソフトエラー耐性の改善に困難をもたらす。
P+型拡散領域2のピーク不純物濃度位置は、N+型埋込
コレクタ領域3−1とP+型拡散領域2との間のPN接合の
位置より約1.5μm下方に配置されている。従って、こ
のピーク不純物濃度位置に電子に対するポテンシャル障
壁が存在する。このポテンシャル障壁は、それより下方
で発生した電子がメモリセル用の縦型NPNトランジスタ
のコレクタに流入するのを防止し、ソフトエラー耐性を
一層改善するのに役立つ。
次に、第4図(a)〜(d)を参照して本発明バイポ
ーラ型半導体メモリの一実施例のバイポーラRAMの製造
方法を説明する。
まず第4図(a)に示すように、1014cm-3の不純物濃
度を有するP型シリコン基体1の主面にフォトレジスト
マスクMが10μmの厚さで形成され、これに選択的に開
口が設けられ、ボロンのイオン注入が注入エネルギー2M
eVで、1×1013cm-2から5×1014cm-2、好ましくは5×
1014cm-2のドーズ量で行なわれる。この後、1000℃で30
分間の熱処理が施される。ドーズ量5×1014cm-2のと
き、深さ3μmの位置にピーク濃度1×1019cm-3を有す
るP+型拡散領域2が形成される。続いて第4図(b)に
示すように、P型シリコン基体1主面に選択的にN+型埋
込コレクタ原領域30−1,30−2がヒ素のイオン注入によ
り形成される。注入エネルギーは150KeV,ドーズ量は1
×1015cm-2から1×1016cm-2、好ましくは5×1015cm-2
である。N+型埋込コレクタ原領域30−1はP+型拡散領域
2に、N+型埋込コレクタ原領域30−2はP+型拡散領域2
の形成されていないところにそれぞれ形成される。次
に、1000℃、6時間の熱処理を行なう。このとき、N+
埋込コレクタ原領域30−1,30−2の形成されているP型
シリコン基体の表面を、酸化シリコン膜(図示せず)な
どで保護しておく。
次に、前述の酸化シリコン膜を除去し、第4図(c)
に示すように、不純物濃度1016cm-3のN-型エピタキシャ
ル層4が厚さ1μm成長される。この時N+型埋込コレク
タ原領域はN-型エピタキシャル層4中へ約0.4μm上方
拡散して拡がりN+型埋込コレクタ領域3−1,3−2とな
る。N+型コレクタ領域3−1とP+型拡散領域2とのPN接
合の位置は前述したヒ素のドーズ量が5×1015cm-2のと
き、P型シリコン基体1とN-型エピタキシャル層4との
境界から約1.5μm下方にくる。従って、このPN接合の
位置はP+型拡散領域2のピーク不純物濃度の位置より約
1.5μmだけ浅いところにくる。
次に第4図(d)に示すように、公知の技術により、
トレンチ分離領域5及びP+型チャネルストッパが形成さ
れた素子間絶縁分離構造が実現される。次に、第1図
(a)〜(c)に示すように、メリセル領域IのP型ベ
ース領域7−1,7−2およびP型エミッタ領域12−1,12
−2,12−3が選択的にN+型埋込コレクタ領域3−1に接
する様に深く形成され、次に周辺回路領域IIのP型ベー
ス領域8が選択的に浅く形成される。続いてN+型コレク
タコンタクト領域11−1,11−2が埋込領域3−1に接す
るように深く形成され、N+型エミッタ領域9−11,9−1
2,9−21,9−22,9−3が選択的に浅く形成される。更
に、酸化シリコンなどの絶縁膜14が被着され、Qn1のベ
ースコンタクト10−1,Qn2のベースコンタクト10−2,周
辺トランジスタのベースコンタクト10−3などのコンタ
クト穴が形成される。この製造方法においては、高エネ
ルギー・イオン注入によりP+型拡散領域2が形成される
ので、ピーク不純物濃度の位置が深いところに定められ
る。従って、前述のように、ソフトエラー耐性の一層の
改善が可能となる。
上に具体的数値をあげて開示されたバイポーラRAMの
ソフトエラー率は、周辺回路及びメモリセルが同一不純
物濃度のP型シリコン基体に集積されている従来のバイ
ポーラRAMのソフトエラー率の1/10〜1/100に減少される
ことが可能である。しかも周辺回路の動作速度は犠牲に
されない。
以上、交差PNPN型メモリセルを有するバイポーラRAM
について説明したが、ショットキーダイオードクランプ
型メモリセルを有するバイポーラRAMについてもほぼ同
様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、バイポーラ型半導
体メモリのメモリセル領域と周辺回路領域とで基体濃度
を変えて、埋込コレクタ−基体間空乏体積を前者に対し
てはソフトエラー耐性の点から、また後者に対しては速
度性能の点からそれぞれ最適化することにより、ソフト
エラー耐性の高い微細なメモリセルを有する超高速・高
集積度のバイポーラ型半導体メモリ装置が実現可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明バイポーラ型半導体メモリの一実
施例のバイポーラRAMのデバイス構造を説明するための
略平面図、第1図(b)および(c)はそれぞれ第1図
(a)における一点鎖線X−X,Y−Yにおける略断面
図、第2図はメモリセル領域Iが複数個集まって構成さ
れるメモリセルアレイ部の全体構成を説明するための平
面図、第3図(a)は本発明バイポーラ型半導体メモリ
の一実施例のデバイス構造によって実現するべきバイポ
ーラRAMの一部の回路図であり、特にメモリセルアレイ
部と周辺回路の一部を示す。第3図(b)は第3図
(a)におけるメモリセル部の回路図、第4図(a)〜
(d)は本発明のバイポーラ型半導体メモリの製造方法
の一実施例を説明するための主要工程における略断面図
である。 1……P型シリコン基板、2……P+型拡散領域、3−1,
3−2……N+型埋込コレクタ領域、4……N-型エピタキ
シャル層、5……トレンチ分離領域、6……P+型チャネ
ルストッパ領域、7−1,7−2……P型ベース領域、8
……P型ベース領域、9−11,9−12,9−21,9−22……N+
型エミッタ領域、10−1,10−2……ベースコンタクト用
の開口、11−1,11−2……N+コレクタコンタクト領域、
12−1,12−2……P型エミッタ領域、13……N-型ベース
領域、14……絶縁膜、30−1,30−2……N+埋込コレクタ
原領域、100……メモリアレイ、200……ワード線駆動回
路、D0,0,Dn,n,Dj,……ディジット線、I0,In
…定電流源、M00,…,Mij,Mmn……メモリセル、Qp1,Qp2
……PNPトランジスタ、Qn1,Qn2,Q10,Q20,Q30,Q3m……NP
Nトランジスタ、VR……基準電圧、WT0,WTi,WTm,WB0,W
Bi,WBm……ワード線、X0……デコーダ出力端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8229 H01L 27/102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】P型シリコン基体に選択的にP型不純物を
    イオン注入して所定の深さにP型不純物濃度のピーク位
    置を有する高濃度P型拡散領域を形成する工程と、前記
    高濃度P型拡散領域に選択的にN型不純物を導入した
    後、N-型エピタキシャル層を形成して前記高濃度P型拡
    散領域とN-型エピタキシャル層との境界部にN+型押込コ
    レクタ領域を形成する工程と、前記N-型エピタキシャル
    層の表面から前記N+型押込コレクタ領域を突き抜ける絶
    縁分離領域を形成して素子形成領域を区画する工程と、
    前記素子形成領域内のN-型エピタキシャル層にP型不純
    物を導入して前記N+型押込コレクタ領域に接触するP型
    ベース領域を形成する工程と、前記P型ベース領域に選
    択的にN型不純物を導入してN+型エミッタ領域を形成す
    る工程とを含むメモリセル用の縦型NPNトランジスタの
    形成工程を有し、かつ、前記N+型押込コレクタ領域と前
    記高濃度P型拡散領域との接合が前記P型不純物濃度の
    ピーク位置よりも浅いすることを特徴とするバイポーラ
    型半導体メモリの製造方法。
  2. 【請求項2】前記高濃度P型拡散領域形成のためイオン
    注入するP型不純物はボロンであり、前記N+型押込コレ
    クタ領域形成のため導入するするN型不純物はヒ素であ
    ることを特徴とする請求項1記載のバイポーラ型半導体
    メモリの製造方法。
  3. 【請求項3】前記絶縁分離領域は、トレンチ分離領域で
    あることを特徴とする請求項1または2記載のバイポー
    ラ型半導体メモリの製造方法。
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