JP3099025U - 防振吊り金具 - Google Patents

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Inventor
長倉 新太郎
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リサイクル技研株式会社
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Abstract

【課題】配管の防振施工の工程を大幅にカットさせた新しい構造の防振吊り金具である。
【解決手段】穴部27にリング状ゴム製体28を嵌入させた天板21の両端側に垂下状の上片22,22及び幅狭な下片24,24を形成し、この下辺24,24に続いて互いに内側に向かう傾斜片25,25を経て垂下状に接合し合う垂直片26,26を形成し、この垂直片26,26の下端に金属穴30を設けた防振吊り金具である。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、配管の防振施工の工程を大幅にカットさせた新しい構造の防振吊り金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内の天井裏等に設けている吊り配管などに防振施工を施すには、図5に示す例が知られている。これを説明すると、天井1に全ねじなどの吊りボルト2aを配し、これに従来型の吊り金具3を介して複数個の支持具4(図面では支持具4は1個)により配管5を支持するバンド体6が取り付けられている。
【0003】
この構成を詳しく説明すると、上記吊りボルト2aの下端部には、従来型の四辺形状の吊り金具3の上端部3aがナット7aにより防振ゴム7bで支持させている。また、この吊り金具3の下端部3bがナット7cにより吊り金具3の防振ゴム7dを支持させてある吊りボルト2bの上端部を配し、さらに吊りボルト2bの下端部には、ナット7eを介して支持具4が取り付けてある。
【0004】
そして、この支持具4には、その両端部にバンド体6を介して配管5を支持するようにしてあり、8はバンド体6を支持しているボルト杆である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来型の吊り金具3では、その上・下端部3a,3bの2ケ所において吊りボルト2a,2bを使用しているため、その工程が煩雑になり、手間が大幅に増え、工期が短縮されない欠陥がある。また、この工期が大幅に増えるために施工時の人件費が増えなどの欠陥がある。
【0006】
しかも、この従来型の吊り金具3では、その上端部3aの両端側に続く側面側3c,3cが上端部3aと同じ幅面であり、幅面が広いため、上手い具合にスパナなどの治具が直接的に使用できない形状に加工されており、配管時のレベル調整が簡易に行えない欠陥がある。また、従来型の工法では、この吊り金具3と支持具4とが必要なため、スラブ・デッキ面から比較的短い長さにて施工することができない欠陥があるなど多様な課題があった。
【0007】
本考案は、上記する課題を解決するために、従来工程に比べ大幅に工期が短縮され、工期の短縮に伴い施工時の人件費などが大きく減り、コストも大幅に削減されている。また、そのリング状ゴム製体の位置調整は、下片が幅狭なため、スパナなどの治具がストレートに直接接触させて調整でき、スラブ・デッキからの短い位置での調整が可能となり、狭い天井スペース内に配管ができる。しかも、そのサイズは、配管の口径ごとに水管荷重が考慮してあるため、そのサイズ選定が大変楽になる金具を提出することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本考案に係る第1の考案は、平らな天板21に設けた穴部27に裏面側よりリング状ゴム製体21を嵌入させ、前記天板21の両端側に垂下状の上片22,22及び幅狭な下片24,24を形成し、前記下辺24,24に続いて互いに内側に向かう傾斜片25,25を経て垂下状に接合し合う垂直片26,26を形成し、前記垂直片26,26の下端に金属穴30を設けたことを特徴とする。
【0009】
第2の考案は、上片22,22及び下片24,24との間に円弧部23が形成してあること特徴とする。
【0010】
第3の考案は、上片22,22及び下片42,42との間に幅狭な角状部43が形成してあること特徴とする。
【0011】
第4の考案は、上面がリング状薄膜体28aであり、中央がリング状肉厚体28bであると共に、下面がリング状金属体29aであることを特徴とする。
【0012】
【作用】
第1の考案によれば、従来工程に比べ大幅に工期が短縮され、工期の短縮に伴い施工時の人件費などが大きく減り、コストも大幅に削減される。また、そのゴム体の位置調整は、スパナなどの治具で簡便に調整できるように加工され、スラブ・デッキからの短い位置での調整が可能となり、狭い天井スペース内に配管ができる。さらに、その各サイズは、配管の口径ごとに水管荷重が考慮してあるため、サイズ選定が大変楽になるなどの利点がある。
【0013】
第2の考案によれば、そのリング状ゴム製体の位置調整は、下片が上片より幅狭であり、スパナなどの治具がストレートに直接接触させて調整でき、スラブ・デッキからの短い位置での調整が可能となり、狭い天井スペース内に配管ができる利点がある。
【0014】
第3の考案によれば、平らな天板に設けた穴部に嵌合させるリング状ゴム製体は、下面のリング状金属体を除き、その他はゴム製であるから弾力性があり、安価に製作できる利点がある。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本考案に係る防振吊り金具の第一実施形態の斜視図、図2は、同使用状態を示す断面図、図3は、同使用状態を示す説明図、図4は、第二実施形態の斜視図である。
【0016】
図1から図3は、本考案に係る第一の実施形態を示す。図に示す本考案の防振吊り金具20は、平らな天板21の両端側に上片22,22を介して、例えば半円弧部23を経て前記上片22と略同一な形状の幅狭な下片24,24が形成してある。
【0017】
そして、これに続いて互いに内側に緩い傾斜片25,25を折り曲った後に垂下状に接合し合う垂直片26,26が形成されている。また、この天板21の略中央に設けた穴部27にリング状ゴム製体28が嵌め込んであり、このゴム製体28には、裏面側から上面の薄膜体28aが穴部27に嵌め込んであると共に、中央のリング状肉厚体28bに続く下面の金属体29は、リング状の穴部29aが形成してある。
【0018】
図2は、その使用状態を示す断面図であり、天井31からの吊りボルト32aの下端部にナット33,33を介して防振吊り金具20にリング状ゴム製体28を支持させてある。つまり、吊りボルト32aの下端部にナット33,33を介して天板21の穴部27に配したリング状ゴム製体28が支持させてある。なお、ナット33,33は、2個使用してナットの支持を強固にした方が好ましいが、1または3個以上でもよいこと勿論である。
【0019】
そして、防振吊り金具20の下端部に設けた金具穴30,30には、ボルト34とナット35を介して略円弧状を描く互いのバンド体36により配管37を支持させてある。
【0020】
図3は、第一例の使用状態を示す説明図であり、複数個の吊りボルト32a,32a,…に吊り下げた防振吊り金具20,20,…が支持され、これに配管37を支持させてある。この防振吊り金具20及び次に説明する防振吊り金具40の素材は、鈑板やステンレス鋼板などの板材が好ましいものである。
【0021】
図4に示す防振吊り金具40は、第二の実施形態であり、基本的には第一の例と同じであるが、両端側の上片41,41に続く幅狭な下片42,42の接合部が略円弧部ではなく、図示するように角状部43,43に形成して単なる幅狭形状に形成してあるが、その他の構成に変化はない。なお、図示省略するが、この角状部43,43から直接傾斜状の幅狭形状に形成してもよいものである。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成からなり、次のような効果がある。
▲1▼ 本考案の防振吊り金具は、その下端部の金具穴に吊りバンドを介して配管が支持できるため、従来工程に比べ大幅に工期が短縮される効果がある。
▲2▼ 本考案の防振吊り金具を使用することにより、工期の短縮に伴い施工時の人件費などが大きく減り、コストも大幅に削減される効果がある。
▲3▼ 本考案の防振吊り金具は、その両端側の下片がそれぞれ幅狭に形成されているからスパナなどの治具で直接ストレートに接触させて調整できるようになり、その位置調整が簡便な効果がある。
▲4▼ 本考案の防振吊り金具を使用すると、スラブ・デッキからの短い位置での調整が可能となり、狭い天井スペース内に配管ができる効果がある。
▲5▼ 本考案の防振吊り金具のサイズは、配管の口径ごとに水管荷重が考慮してあるため、そのサイズ選定が大変楽になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る防振吊り金具の第一実施形態の斜視図。
【図2】同使用状態を示す断面図。
【図3】同使用状態を示す説明図。
【図4】第二実施形態の斜視図。
【図5】従来型を示す吊り金具の斜視図。
【符号の説明】
21   天板
22   上片
24   下片
25   傾斜片
26   垂直片
27   穴部
28   リング状ゴム製体
30   金属穴

Claims (4)

  1. 平らな天板21に設けた穴部27に裏面側よりリング状ゴム製体21を嵌入させ、
    前記天板21の両端側に垂下状の上片22,22及び幅狭な下片24,24を形成し、
    前記下辺24,24に続いて互いに内側に向かう傾斜片25,25を経て垂下状に接合し合う垂直片26,26を形成し、
    前記垂直片26,26の下端に金属穴30を設けたことを特徴とする防振吊り金具。
  2. 上片22,22及び下片24,24との間に円弧部23が形成してあること特徴とする請求項1記載の防振吊り金具。
  3. 上片22,22及び下片42,42との間に幅狭な角状部43が形成してあること特徴とする請求項1記載の防振吊り金具。
  4. 上面がリング状薄膜体28aであり、
    中央がリング状肉厚体28bであると共に、
    下面がリング状金属体29aであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の防振吊り金具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017015155A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 有限会社アールストーン 配管吊下支持具
JP6123141B1 (ja) * 2016-01-05 2017-05-10 株式会社アカギ 配管支持具
KR102237729B1 (ko) * 2020-10-23 2021-04-08 주식회사 에코이엔지 진동저감 천장 고정장치

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