JP3098669U - 袋状のパッケージ - Google Patents

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水野 年生
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株式会社柳風水野商店
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Abstract

【課題】パッケージの開放端の部分を、熱溶着シール加工より封鎖したタイプのパッケージは、熱溶着により剛性が高めらた熱溶着シール域の、尖った隅角部分が、別のパッケージに突き刺さって傷付ける問題を、極力、余分な支出を伴わずに解決することの出来る袋状のパッケージを提供する。
【解決手段】本考案による袋状のパッケージは、軟質プラスチックシート製の筒状体乃至は袋状体の開放端の部分を、扁平に潰した状態で熱溶着することにより、帯状の熱溶着シール域を形成させたパッケージに於いて、
熱溶着シール域の尖った隅角部分の剛性が高まらない様に、この隅角部分には、熱溶着シール加工が施されていないことを特徴とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、軟質プラスチックシート製の筒状体乃至は袋状体の開放端を、扁平に潰した状態で熱溶着シールした、袋状のパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、一杯分のコーヒーや紅茶等に入れるに適した量のシュガーや、粉末状にした緑茶や、ジュースの元等を、新鮮な状態で長期保存出来る様に、又、使い易い様に、軟質プラスチックシート製のチューブ状や袋状をした容器に、密封状態で充填したものが、インスタント飲料として従来から便利に使われて来た。
【0003】
この種のパッケージは、帯状の長尺プラスチックシートを、巻軸から繰り出しながら、チューブ状に丸めて、その合わせ目を熱溶着したうえ、個々のパッケージの底となる部分を熱溶着し、チューブの中に粉末茶等の被包装物を充填したうえ、個々のパッケージの口となる部分も熱溶着したうえ、個々のパッケージ毎に切り離すという、一連の作業工程を自動的に行うことが出来る自動包装機を使って量産されて来た。
【0004】
図4は、上記の様な従来のチューブ状(或いは、スティック状)のパッケージの一例を示した部分斜視図であるが、同時に、この種の在来のパッケージの問題点を指摘した、説明図でもある。
軟質プラスチックシート製の、このチューブ状のパッケージ50は、その両開放筒端を扁平に潰した状態で熱溶着することにより、帯状の熱溶着シール域aを形成させている。
パッケージ50の裏側面には、帯状のプラスチックシートをチューブ状に丸めたうえ、その合わせ目を熱溶着することによって、図示の様に、ヒダ状突片cが形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
パッケージ50の素材となる軟質プラスチックシートは、本来は、極めて柔軟性に富んでいる。
ところが、2枚のプラスチックシートを重ね合わせて、一組の熱・圧プレート乃至ブロック(図示略)の間で挟み付け、熱溶着シール加工を施すと、この熱溶着シール域aの性状が変質して、かなり剛性を帯びた状態になり、極端に表現すれば、硬質プラスチック製の薄板に類する固さになってしまう。
【0006】
その為、自動包装機の製品排出部から連続的に落下する包装済みパッケージが、互いにぶつかり合った際に、その硬くて尖った隅角部分(図4参照)が、軟質プラスチック製のパッケージ本体の部分に突き刺さって、孔を開けてしまうことが、間々、起こり得る。
【0007】
殊に、図4に示した様に、製品排出部から既に落下済みのパッケージ50の上に、包装済みで重みのある、次のパッケージ50が落下して来て、たまたま、その尖った隅角部分が、ヒダ状突片cのヒダの中に押し込まれた状態になると、滑り動く余地がなくなるので、隅角部分がそのままパッケージ50に突き刺さり、孔を開けてしまう可能性が極めて高い。
【0008】
又、包装済みパッケージ50を、所定個数づつまとめて箱詰や袋詰する為に、積み重なっているパッケージ50の山から、その複数個を掴み取る際にも、上記の様にして、パッケージ本体に孔が開き不良品になってしまう確率が、決して低くはない。
この孔開き不良に気付かずに販売してしまえば、大きな信用失墜を招くことにもなり兼ねない。
【0009】
その対応策として、熱溶着シール域aの隅角部分を丸みを帯びた形にする為に、この部分に打抜加工を施すことも考えられる。
然し、この様な打抜加工を施せば、無視し難い額の追加の加工費を要することになる。
【0010】
そこで本考案の目的は、パッケージの開放端を熱溶着シールするタイプのパッケージは、熱溶着によって剛性が高まった熱溶着シール域の、尖った隅角部分が、隣のパッケージに突き刺さって傷付けるという問題を、極力、余分な支出を伴わずに解決することが出来る、袋状のパッケージを提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案による袋状のパッケージは、
軟質プラスチックシート製の筒状体乃至は袋状体の開放端の部分を、扁平に潰した状態で熱溶着することにより、帯状の熱溶着シール域を形成させたパッケージに於いて、
熱溶着シール域の尖った隅角部分の剛性が高まらない様に、この隅角部分には、熱溶着シール加工が施されていないことを特徴とする。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の一実施例に就いて、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、中身を充填済みの、この実施例のパッケージ100の斜視図であり、図2は、図1にX−X線で示した部分の縦断面図である。
そして、図3は、パッケージ100の機能的な特長に就いて図解した、要部の縦断面図である。
【0013】
この実施例の袋状のパッケージ100は、粉末状のインスタント緑茶の、一回分の使用量を、密封状態で香気や風味を損なわずに、長期間保存出来る様に作られている。
パッケージの作り方や、中身の充填の仕方に就いては、[従来の技術]の項に記したそれと、基本的には同様なので、重複説明は省くことにする。
【0014】
パッケージ100の素材は、柔軟性と強靭性とを併せ備え、且つ、ガス不透過性や、熱溶着性にも優れた、単層乃至は複層構造の軟質プラスチックシートである。
チューブ状のパッケージ100の両端には、パッケージ100の内部を完全な気密状態に保つ為の、帯状の熱溶着シール域aが設けられている。
【0015】
本考案によるパッケージ100が、図4に示した様な、在来の同種のパッケージと比べて、本質的に異なる点は、図1に示した様に、熱溶着シール域aのうちの、90度の角度で尖った各隅角部分bだけを、熱溶着しないままに残したところにある。
【0016】
この実施例では、熱溶着し残した隅角部分bは、1/4円形を成している。
然し、この形状は、図示の形に限られず、例えば、三角形等であっても、本考案が求めている、後述する機能を、十分に発揮させることが出来る。
【0017】
熱溶着シール域aの隅角部分bを、この様に熱溶着させないままに残して置く方法としては、図示は省いたが、熱溶着シール用の熱・圧プレート(ブロック)に、隅角部分bの形状と配置に対応した切欠部分を設けて置けばよい。
【0018】
熱溶着シール域aは、重ね合わされた2枚のプラスチックシートが、夫々部分的に熱溶融した後、重合状態のままで再固化することによって、あたかも、硬質プラスチック製の薄板の様に、著しく剛性が高められた状態に変質する。
【0019】
然し、熱溶着し残した尖った隅角部分bは、図2に示した様に、2枚のプラスチックシートが重合されずに分離されたままであり、パッケージ100の素材である軟質プラスチックシートの良好な柔軟性がそのまま保たれている。
【0020】
従って、図3に示した様に、この柔軟な状態の隅角部分bが、隣り合うパッケージに突き当たった状態なっても、尖った形状のこの隅角部分bは、その根元の部分で折れ曲がってしまい、突き当てられた側のパッケージを傷付ける恐れ全く無い。
【0021】
即ち、[考案が解決しようとする課題]の項で記した様に、自動包装機から包装済みパッケージが排出されて落下した時や、所定個数の包装済みパッケージを、まとめて箱詰や袋詰する際等に、パッケージ同士がぶつかり合って、一方のパッケージの鋭利な隅角部分bが、他方のパッケージに突き刺さって孔を開けてしまうく可能性が高いという、従来技術の不都合を、確実に解消させることが出来る。
【0022】
尚、上記実施例では、パッケージとして、粉末状の調味料や飲料等を包装する為の、スティック状のパッケージを採り上げているが、一般的な袋状のパッケージであっても、勿論、本考案を適用することが出来る。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、開口部を熱溶着シールして封鎖するタイプの、本考案による袋状のパッケージは、既存の同種パッケージに比べて、以下に列挙した如き実用上のより優れた特長を備えている。
(a) 熱溶着シール域は、熱と圧力を受けることによって、剛性を増した状態に変質してしまうが、熱溶着シール域の尖った隅角部分は、柔軟性を保ったままに残される。
(b)その為、中身を充填済みのパッケージが、自動包装機から排出される時や、箱詰や袋詰作業をする時等に、パッケージ同士がぶつかり合って、尖った隅角部分が隣のパッケージを傷付ける不具合を、確実に解消させることが出来る。
(c)従って、商品の流通過程で、パッケージに孔が開いた不良品が見つかった為に、信用を大きく失墜するといった事態を招く恐れも無くなる。
(d)この様な大きな効果を得るには、単に、熱溶着シール用の熱・圧プレート(ブロック)の一部に、隅角部分の形状と配置に対応した切欠部分を設けるだけで足りる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、スティック状のパッケージの斜視図ある。
【図2】同上、図1にX−Xで示した部分の縦断面図である。
【図3】同上、本考案によるパッケージの機能上の特長を説明した、要部の縦断面図である。
【図4】従来のスティック状のパッケージの一例を示した部分斜視図で、同時に、この種の在来のパッケージの問題点を指摘した説明図でもある。
【符号の説明】
100 本考案によるパッケージ
50 在来のパッケージ
a 熱溶着シール域
b 隅角部分
c ヒダ状突片

Claims (1)

  1. 軟質プラスチックシート製の筒状体乃至は袋状体の開放端の部分を、扁平に潰した状態で熱溶着することにより、帯状の熱溶着シール域を形成させたパッケージに於いて、
    熱溶着シール域の尖った隅角部分の剛性が高まらない様に、この隅角部分には、熱溶着シール加工が施されていないことを特徴とする袋状のパッケージ。
JP2003003616U 2003-06-19 2003-06-19 袋状のパッケージ Expired - Lifetime JP3098669U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100196A1 (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Kazuo Anzawa 封入容器および封入方法
JP2011225221A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Toyo Kikai Seisakusho:Kk 包装袋
JP2015199338A (ja) * 2014-03-31 2015-11-12 ブラザー工業株式会社 液体収容体
JP2017141041A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 大森機械工業株式会社 深絞り包装体および深絞り包装機

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