JP2009248988A - 補助袋体付包装体及び同補助袋 - Google Patents

補助袋体付包装体及び同補助袋 Download PDF

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Abstract

【課題】1枚のフィルムから形成可能で、また、小袋体の取出し口と主袋体の取出し口とが重合しないよう別個に設けることができ、しかも、小袋体の投入口は主袋体の側面部に形成して、小袋体及び主袋体からの各収容物の取出し作業を容易にすることのできる補助袋体付包装体を提供する。
【解決手段】野菜類を収納可能に形成した合成樹脂フィルム製の袋状包装体の内部に、ドレッシングや調味料を収納するための補助袋体を形成するとともに、同補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折り込んで折込基部を接着して形成することとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、袋状包装体の中に補助袋体を形成した補助袋体付包装体に関する。
従来、袋状包装体中に、或いは、その外側に別個の小袋体を形成し、各種の収納物を分離して、それぞれの袋体中に収納することができるようにしたものがある。
すなわち、これらの袋体は、例えば、主となる袋体の外側面に別途シートフィルムを重合して袋状に熱溶着して、隣り合わせに二個の袋体を形成し、それぞれに必要なものを収納可能としたものであり(例えば、特許文献1参照。)、また、縦長袋体の前側壁シートによって上半部を折り返して小袋体を縦長袋体中に形成し前側壁シートは、そのまま下方に伸延して縦長袋体の下半部は本来の主袋体として機能するようにしたものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−19793号公報 特開2005−41521号公報
しかし、主袋体の外側面に別途シートを重合して袋状に熱溶着した袋構造のものにおいては、製造工程において別途シートを溶着する手間を要し、パウチ原反から流れ作業で袋体を作成するためには、別に外側のシートを溶着する工程のための設備を付加しなければならない。
また、縦長袋体の前側壁シートを折り返して前側壁シートの折り込みで小袋体を主袋体中に収納した形態にするものにあっては、小袋体と主袋体に別々に二種の物を収納することができるものの、内収納物を投入する口が折り返し部分と対向する位置に存在するため、小袋体と主袋体とは二種類の内収容物の投入口が重合して形成される。
従って、投入密封作業が煩雑であり、また、仮に、上方のみから投入可能に構成するとすれば、上下に内収容物が重なり収納容積が小さくなり、かつ、収納作業が煩雑となる。
また、小袋体と主袋体を折返し部分で別々に開口する場合、開口位置が重なっているため正確に別々の開口作業が行い難い欠点があった。
このように、小袋体も主袋体も内収容物の取出し作業は、折込み部分の基部の開放作業となることから、小袋体と主袋体とから各収容物を別々に取出す作業が煩雑で、かつ構造上も複雑となる欠点があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、1枚のフィルムから形成可能で、また、小袋体の取出し口と主袋体の取出し口とが重合しないよう別個に設けることができ、しかも、小袋体の投入口は主袋体の側面部に形成して、小袋体及び主袋体からの各収容物の取出し作業を容易にすることのできる補助袋体付包装体及び同補助袋体付包装体の製造方法を提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る補助袋体付包装体では、食品を収納可能に形成した合成樹脂フィルム製の袋状包装体の内部に、添付物を収納するための補助袋体を形成するとともに、同補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折り込んで折込基部を接着して形成することとした。
また、本発明に係る補助袋体付包装体は、以下の点にも特徴を有する。
(1)前記食品は、野菜類、果物類、麺類、菓子類、パン類、穀類より選ばれる少なくともいずれか1つであること。
(2)前記添付物は、調味料、香辛料、ドレッシング類、ジャム類、バター類、ミルク類、鮮度調整剤から選ばれる少なくともいずれか1つであること。
(3)前記合成樹脂フィルムは、ポリプロピレン系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリ乳酸系、ポリビニルアルコール系、カゼイン系から選ばれる少なくともいずれか1つの組成を有する単層若しくは重合した合成樹脂フィルムであること。
(4)前記袋状包装体と前記補助袋体とは、厚みを15〜80μmとした同じ合成樹脂フィルム素材で構成するとともに、前記補助袋体の容量は、総容量の5〜50%としたこと。
(5)前記総容量は、50〜2000ccとしたこと。
また、本発明に係る補助袋体付包装体の製造方法では、ロール状に捲回した1枚の合成樹脂フィルムを熱処理しながら製袋する補助袋体付包装体の製造方法において、前記ロールから引き出した合成樹脂フィルムを長手方向に搬送しながら、同合成樹脂フィルムの左右両端部間の所定箇所を搬送方向に沿って漸次隆起させる隆起工程と、隆起させた合成樹脂フィルムの折込基部同士を接着して補助袋体を形成する補助袋形成工程と、前記補助袋体を覆うように左右両端部のいずれか一方をいずれか他方に重合させて、熱処理しながらシールする側部溶着工程と、前記側部溶着工程で形成した側部溶着部の形成方向に交差する方向において熱処理しながらシールして底部を形成し、合成樹脂フィルムを袋状とする袋形成工程と、を有することとした。
請求項1に記載の発明によれば、食品を収納可能に形成した合成樹脂フィルム製の袋状包装体の内部に、添付物を収納するための補助袋体を形成するとともに、同補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折り込んで折込基部を接着して形成したため、1枚のフィルムから形成可能で、また、小袋体の投入口と主袋体の投入口とが重合しないよう別個に設けることができ、しかも、小袋体の投入口は主袋体の側面部に形成して、小袋体及び主袋体への各収容物の収容作業や取出し作業を容易にすることのできる補助袋体付包装体を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記食品は、野菜類、果物類、麺類、菓子類、パン類、穀類より選ばれる少なくともいずれか1つであることとしたため、それぞれの食品に添付物を付与した補助袋体付包装体とすることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記添付物は、調味料、香辛料、ドレッシング類、ジャム類、バター類、ミルク類、鮮度調整剤から選ばれる少なくともいずれか1つであることとしたため、それぞれの添付物を添付した補助袋体付包装体とすることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記合成樹脂フィルムは、ポリプロピレン系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリ乳酸系、ポリビニルアルコール系、カゼイン系から選ばれる少なくともいずれか1つの組成を有する単層若しくは重合した合成樹脂フィルムであることとしたため、実用に耐えうる強度を有した補助袋体付包装体とすることができる。
しかも、ポリ乳酸系、ポリビニルアルコール系、カゼイン系等のポリマーを使用することにより、生分解性を付与することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記袋状包装体と前記補助袋体とは、厚みを15〜80μmとした同じ合成樹脂フィルム素材で構成するとともに、前記補助袋体の容量は、総容量の5〜50%としたため、適度な柔軟性を有し、しかも、袋状包装体と補助袋体との容積比を適度な状態とすることができて、実用性の高い補助袋体付包装体とすることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記総容量は、50〜2000ccとしたため、袋状包装体及び補助袋体の両者とも収容物の取出し作業を容易とすることができ、また、補助袋体の折込基部同士の接着を、使用者が容易に開封することのできる程度の接着強度としながらも、流通時に補助袋体が誤って開封されることのない補助袋体付包装体とすることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、ロール状に捲回した1枚の合成樹脂フィルムを熱処理しながら製袋する補助袋体付包装体の製造方法において、前記ロールから引き出した合成樹脂フィルムを長手方向に搬送しながら、同合成樹脂フィルムの左右両端部間の所定箇所を搬送方向に沿って漸次隆起させる隆起工程と、隆起させた合成樹脂フィルムの折込基部同士を接着して補助袋体を形成する補助袋形成工程と、前記補助袋体を覆うように左右両端部のいずれか一方をいずれか他方に重合させて、熱処理しながらシールする側部溶着工程と、前記側部溶着工程で形成した側部溶着部の形成方向に交差する方向において熱処理しながらシールして底部を形成し、合成樹脂フィルムを袋状とする袋形成工程と、を有することとしたため、1枚のフィルムから形成可能で、また、小袋体の取出し口と主袋体の取出し口とが重合しないよう別個に設けることができ、しかも、小袋体の投入口は主袋体の側面部に形成して、小袋体及び主袋体からの各収容物の取出し作業を容易にすることのできる補助袋体付包装体を製造することができる。
本発明は、食品類を収納可能に形成した合成樹脂フィルム製の袋状包装体の内部に、ドレッシングや調味料などの添付物を収納するための補助袋体を形成するとともに、同補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折り込んで折込基部を接着して形成した補助袋体付包装体を提供するものである。
特に、この発明によれば、袋状包装体の内部に添付物を収納するための補助袋体を形成したので、例えば、野菜類などの食品を袋状包装体中に収納し、補助袋体中にドレッシングの入った小袋を収納しておけば、一個の袋状包装体に野菜とドレッシングの揃った単独の商品の形態として流通にのせやすく、需要者も袋状包装体から野菜等をとり出して補助袋体からドレッシングをとり出し、そのまま合わせてサラダ料理とすることができるので、使用勝手がよい効果がある。
また、補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折込んで折込み基部を接着したので、袋状包装体も補助袋体も内収容物の出入れ口が上方の同一水平線上に形成されることとなり、それぞれの密封、開封の作業が行いやすく、内収容物の取り出しも袋状包装体と補助袋体と別々に行えることから作業率も向上する効果を有する。
ここで、食品は特に限定されるものではないが、例えば、野菜類、果物類、麺類、菓子類、パン類、穀類とすることができる。
また、添付物についても特に限定されるものではないが、例えば、調味料、香辛料、ドレッシング類、ジャム類、バター類、ミルク類、鮮度調整剤とすることができる。
ここで、調味料は例えば、砂糖、塩、化学調味料、乾燥出汁等とすることができる。香辛料は例えば、胡椒、バジル、ターメリック、シナモン、ナツメグなど、一般に調味料と呼ばれる物であれば特に限定されるものではない。ドレッシング類は例えば、セパレートドレッシング、マヨネーズ等とすることができる。ジャム類は例えば、果実類や野菜類を用いたジャムやペーストとすることができる。バター類は例えば、バター、マーガリン、チーズ等とすることができる。ミルク類は例えば、粉乳、脱脂粉乳、コンデンスミルク、フレッシュ等とすることができる。鮮度調整剤は例えば、脱酸素剤、乾燥剤、蓄冷材、オゾン封入体等とすることができる。
すなわち、鮮度調整剤は、気体、液体、固体のいずれであっても良く、好ましくはオゾン、エチレン、二酸化炭素、酸素、或いはこれらと窒素との混合ガスとして使用するようにしても良い。
また、折込基部同士の接着は、流通時に不意に開封されず、しかも、使用者が容易に開封できる程度の強度で折込基部同士接着可能な方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、印刷で部分的に熱溶着可能な帯を形成するいわゆるパートコートシールとすることができる。
また、合成樹脂フィルムとしては、例えば、ポリプロピレン系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系などの難生分解性樹脂を使用しても良く、また、ポリ乳酸系、ポリビニルアルコール系、カゼイン系などの生分解性樹脂を使用したものであっても良い。なお、これらの樹脂を所定比率で混合して成型した合成樹脂フィルムを使用しても良いのは勿論である。
また、袋状包装体と補助袋体とは、厚みを15〜80μmとした同じ合成樹脂フィルム素材で構成するのが望ましい。このような構成とすることにより、適度な柔軟性を備えながらも、袋として十分な強度を有する補助袋体付包装体とすることができる。
また、補助袋体の容量は、総容量の5〜50%とすると良い。補助袋体の容量が総容量の5%を下回ると、添付物の収容や取出しが困難になるという問題があり、また、総容量の50%を上回ると、補助袋体に添付物を容量いっぱいに収容した場合、袋状包装体(主袋体)に収容した食材や物品を圧迫してしまうため好ましくない。
また、総容量は、50〜2000ccとするのが好ましい。総容量が50ccを下回ると補助袋体の容量が著しく小さくなり、実用性に乏しくなる。また、総容量が2000ccを上回ると、使用者による補助袋体の開封が困難となったり、流通時に補助袋体が誤って開封されやすくなるという問題がある。
具体的に説明すると、補助袋体に収容した添付物を取出す取出し口は、本発明において折込基部同士を接着して構成しているが、この接着の接着強度は、流通の際の圧迫や摩擦では容易に開封されず、また、使用者が開封する際には、容易に開封される強度とするのが望ましい。
仮に、総容量が2000ccを上回る場合、折込基部の接着部分の長さが長くなり、補助袋体に収容した添付物の重量や、流通時の摩擦等により、接着部分にかかる負荷が大きくなって、流通時に誤って開封されやすくなる。
また、この問題を回避すべく、接着強度を上げてしまうと、使用者による補助袋体の開封が困難となる場合がある。
それゆえ、総容量を2000cc以下とし、接着部分にかかる負荷を軽減することにより、使用者が容易に開封できる程度の接着強度でありながら、流通時の誤開封を防ぐことができるのである。
また、上述してきた補助袋体付包装体は、前記ロールから引き出した合成樹脂フィルムを長手方向に搬送しながら、同合成樹脂フィルムの左右両端部間の所定箇所を搬送方向に沿って漸次隆起させる隆起工程と、隆起させた合成樹脂フィルムの折込基部同士を接着して補助袋体を形成する補助袋形成工程と、前記補助袋体を覆うように左右両端部のいずれか一方をいずれか他方に重合させて、熱処理しながらシールする側部溶着工程と、前記側部溶着工程で形成した側部溶着部の形成方向に交差する方向において熱処理しながらシールして底部を形成し、合成樹脂フィルムを袋状とする袋形成工程とを経ることにより製袋することができる。なお、具体的な製袋手順については、後に図面を用いて説明する。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら更に詳説する。
図1は、本発明の補助袋体付包装体Aを示す一部切欠正面説明図であり、該補助袋体付包装体Aは、フィルム体1を上部溶着部2と、下部溶着部3と、側部溶着部4とで袋状に形成して、主袋体5としている。
この主袋体5の開封は、上部溶着部2や下部溶着部3にて行うことができるように形成している。
そして、本発明に特徴的には、かかる主袋体5の前側壁体たるフィルム体1の一部を内側に折り込んで、補助袋体6を形成している。
この補助袋体6は、内部に折り込んで形成した折込基部7,7の内表面に接着部8を形成しており、折込基部7,7同士を接合して、その内部に添付物としてのドレッシング袋9を収容している。
この接着部8は、比較的弱い力で折込基部7,7同士を接着しており、折込基部7,7近傍のフィルム体1を引っ張ることにより、補助袋体6を側部方向に開封することができるようにしている。
すなわち、接着部8の接着力は、フィルム体1の破断に要する力よりも小さい力としている。換言すれば、この接着部8は、人力により剥離可能な接着剤でループ状の折込基部7,7を一時的に接着することにあり、補助袋体6を形成し、補助袋体6中の内容物を取出す時は、このループ状の折込基部7,7の接着部を剥離して主袋体5の折込み側壁中から内容物を取出すことを可能とするためのものである。
このように補助袋体付包装体Aを形成することにより、1枚のフィルムから形成可能で、しかも、補助袋体6の取出し口は主袋体5の側面部に形成して、補助袋体6及び主袋体5からの各収容物の取出し作業を容易にすることができることとなる。
次に、図2〜図4を参照しながら、本実施形態に係る補助袋体付包装体Aの形成工程について説明する。図2は既に印刷された原反の外観を示す説明図であり、図3は、補助袋体付包装体Aの形成工程を示した断面説明図であり、図4は、連続的に形成された連続包装体20を個々の補助袋体付包装体Aに分割する工程を示した斜視説明図である。
まず、図2に示すように、本実施形態に係る補助袋体付包装体Aは、1枚のフィルム体1から形成可能な点に特徴を有しており、フィルム体1には、前述の補助袋体6を形成するための接着部8が予め印刷によって形成されている。
さらに具体的に説明すると、図2は、主袋体5の内方となる面(以下、単に内側面ともいう。)が上方に露出した状態を示しており、主袋体5の外方となる面(以下、単に外側面ともいう。)は、下向きの状態となっている。
そして、内容物や生産者を示すためのデザイン13や、接着部8は、フィルム体1の外側面に印刷されている。
また、接着部8は、図2中一点鎖線で示すフィルム体1の左右幅方向中心部から折込み代Dを隔てて、長手方向へ向けて左右2カ所に形成しており、この接着部8,8で囲まれた部位を補助袋形成部11としている。
すなわち、袋状包装体中に折込んだ折込み代Dの大きさが補助袋体の内容量となる。
また、この接着部8からフィルム体1の端部までの部位を、それぞれ主袋前壁形成部10及び主袋後壁形成部12としている。
次に、図3を用いて、原反状態のフィルム体1から、補助袋体付包装体Aが連続的に連なった連続包装体20となるまでの製袋工程について説明する。
まず、図3(a)に示すように、フィルム体1は、コンベア等により平坦なシート状の状態で搬送される。
次いで、図3(b)に示すように、支え部材14をフィルム体1の左右方向略中央部に潜り込ませて、徐々に上方へ向けて持ち上げ、接着部8,8を互いに接近させる(隆起工程)。
そして、図3(c)に示すように、接近した接着部8,8を圧着刃15,15にて、やや熱を掛けながら接着部8,8の接着剤を溶融しつつ圧着する。これにより、補助袋形成部11は、折込んだ部分がループ状となり、補助袋体6が形成される(補助袋形成工程)。
続いて、図3(d)及び(e)に示すように、補助袋体6を主袋後壁形成部12の上に載置した状態で、徐々に主袋前壁形成部10を折畳み、図3(f)に示すように、それぞれを重合させて主袋前壁形成部10及び主袋後壁形成部12の端部を溶着刃16で熱溶着して図1に示した側部溶着部4を形成し、連続包装体20を形成する(側部溶着工程)。
形成された連続包装体20は、図4に示すように、ベルトコンベア17により搬送されて、溶断刃18により個々の補助袋体付包装体Aに分断される(袋形成工程)。
このようにして補助袋体6を備える補助袋体付包装体Aは形成されることとなる。簡潔に述べれば、この補助袋体付包装体Aを形成する方法は、ロール状に捲回した1枚の合成樹脂フィルムを熱処理しながら製袋する補助袋体付包装体の製造方法において、前記ロールから引き出した合成樹脂フィルムを長手方向に搬送しながら、同合成樹脂フィルムの左右両端部間の所定箇所を搬送方向に沿って漸次隆起させる隆起工程と、隆起させた合成樹脂フィルムの折込基部同士を接着して補助袋体を形成する補助袋形成工程と、前記補助袋体を覆うように左右両端部のいずれか一方をいずれか他方に重合させて、熱処理しながらシールする側部溶着工程と、前記側部溶着工程で形成した側部溶着部の形成方向に交差する方向において熱処理しながらシールして底部を形成し、合成樹脂フィルムを袋状とする袋形成工程と、を有する補助袋体付包装体の製造方法であるとも言える。
次に、図5を用いて、本実施形態に係る補助袋体付包装体Aの使用方法について説明する。
図5(a)は、例えば野菜の生産者など、補助袋体付包装体Aの使用者Pが、内容物を収納している状態を示している。
図5(a)にも示すように、本実施形態に係る補助袋体付包装体Aは、内容物の収納前の状態では、上部開口19が形成されており、補助袋体6と主袋体5は閉塞されていない状態となっている。
この状態において、使用者Pは、主袋体5に野菜の小切片などの主収容物21を上部開口19より挿入するとともに、補助袋体6にドレッシング袋9などの添付物を上部開口19より挿入して、補助袋体付包装体Aに収容することが可能である。
すなわち、かかる状態で、上部開口19から袋状包装体中に、例えば、主収容物21としての野菜の小切片等を投入し、補助袋体6中に添付物としてのマヨネーズ袋やドレッシング袋9を投入すれば、主収容物21と添付物とは別々の袋体に収納されながらも全体的に袋状包装体に包含されて取扱い等が便利となる。
そして、上部開口19を熱溶着により上部溶着部2を形成することにより、完全な密封式の補助袋体付包装体Aが完成する。
このようにして形成した密封式の補助袋体付包装体Aから添付物としてのドレッシング袋9を取出す方法を図5(b)に示す。
ドレッシング袋9は、例えば野菜の購入者などの消費者Qが、補助袋体付包装体Aの側部の接着部8,8により互いに接着された折込基部7,7を剥離することにより取出すことができる。
本発明の補助袋体付包装体Aは基本的に上記のように構成されているので、補助袋体6及び主袋体5への内収容物の投入口が、補助袋体6の横側方からの折込み方向と直角の垂直上方に開口することになるため、同時に、または順次に上方から補助袋体と袋状包装体中にそれぞれ適応した内収容物を投入収納できることになり、次工程で補助袋体と袋状包装体の投入口たる上部開口19を熱溶着すれば、熱溶着工程も同時に一回の熱溶着作業で完了する。
次に、図6を用いて、他の実施形態に係る補助袋体付包装体Bについて説明する。
前述の補助袋体付包装体Aでは、補助袋体6は、主袋体5の側端部に形成されたものであったが、同補助袋体6は、主袋体5の壁体を折込んで形成すれば良く、折込む箇所としては、袋状包装体の各種の位置が考えられる。
図6に示す補助袋体付包装体Bは、前述の補助袋体付包装体Aと基本的な構造を同じくしているが、補助袋体6の形成位置が、主袋体5の側端部ではなく、主袋体5の腹面部23に形成している点で異なる。
具体的に説明すると、補助袋体付包装体Bは、主袋体5の腹面部23のフィルム体1の一部を内部に折り込み、この折込の折込基部7,7を接着部8,8により接着して補助袋体6を形成している。
なお、この補助袋体付包装体Bにあっても、製造工程は、補助袋体付包装体Aと略同様に形成することで製袋することができる。
上述してきたように、本発明に係る補助袋体付包装体によれば、野菜類を収納可能に形成した合成樹脂フィルム製の袋状包装体の内部に、ドレッシングや調味料を収納するための補助袋体を形成するとともに、同補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折り込んで折込基部を接着して形成したため、1枚のフィルムから形成可能で、また、小袋体の取出し口と主袋体の取出し口とが重合しないよう別個に設けることができ、しかも、小袋体の投入口は主袋体の側面部に形成して、小袋体及び主袋体からの各収容物の取出し作業を容易にすることができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
たとえば、本明細書に記載の実施形態では、補助袋体付包装体の製袋過程において、まず、補助袋体6を形成してから主袋体5を形成するようにしているが、これに限定されるものではなく、まず、原反を二つ折りにして側部溶着部4を形成して断面視略筒状とすることで主袋体5を形成し、次いで、主袋体5の側端部や腹面部23を一部主袋体5の内方へ折り込んで、折込基部7,7を接着することにより補助袋体6を形成するようにしても良い。
また、本明細書に記載の実施形態では、補助袋体6に収容する添付物は、補助袋体付包装体A,Bの製袋後に別途挿入することとしていたが、これに限定されるものではなく、折込基部7,7を接着する直前に補助袋形成部11に添付物を挿入し、次いで、補助袋体6を形成するようにしても良い。
本実施形態に係る補助袋体付包装体を示す一部切欠正面説明図である。 本実施形態に係る補助袋体付包装体の原反の外観を示す説明図である。 本実施形態に係る補助袋体付包装体の形成工程を示した断面説明図である。 連続包装体を個々の補助袋体付包装体に分割する工程を示した斜視説明図である。 補助袋体付包装体の使用状態を示す説明図である。 他の実施形態に係る補助袋体付包装体を示す一部切欠正面説明図である。
符号の説明
1 フィルム体
5 主袋体
6 補助袋体
7 折込基部
8 接着部
9 ドレッシング袋
10 主袋前壁形成部
11 補助袋形成部
12 主袋後壁形成部
19 上部開口
21 主収容物
23 腹面部
A 補助袋体付包装体
B 補助袋体付包装体

Claims (7)

  1. 食品を収納可能に形成した合成樹脂フィルム製の袋状包装体の内部に、添付物を収納するための補助袋体を形成するとともに、同補助袋体は、袋状包装体のフィルム壁の一部を袋状包装体内部に折り込んで折込基部を接着して形成した補助袋体付包装体。
  2. 前記食品は、野菜類、果物類、麺類、菓子類、パン類、穀類より選ばれる少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の補助袋体付包装体。
  3. 前記添付物は、調味料、香辛料、ドレッシング類、ジャム類、バター類、ミルク類、鮮度調整剤から選ばれる少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の補助袋体付包装体。
  4. 前記合成樹脂フィルムは、ポリプロピレン系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリ乳酸系、ポリビニルアルコール系、カゼイン系から選ばれる少なくともいずれか1つの組成を有する単層若しくは重合した合成樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の補助袋体付包装体。
  5. 前記袋状包装体と前記補助袋体とは、厚みを15〜80μmとした同じ合成樹脂フィルム素材で構成するとともに、前記補助袋体の容量は、総容量の5〜50%としたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の補助袋体付包装体。
  6. 前記総容量は、50〜2000ccとしたことを特徴とする請求項5に記載の補助袋体付包装体。
  7. ロール状に捲回した1枚の合成樹脂フィルムを熱処理しながら製袋する補助袋体付包装体の製造方法において、
    前記ロールから引き出した合成樹脂フィルムを長手方向に搬送しながら、同合成樹脂フィルムの左右両端部間の所定箇所を搬送方向に沿って漸次隆起させる隆起工程と、
    隆起させた合成樹脂フィルムの折込基部同士を接着して補助袋体を形成する補助袋形成工程と、
    前記補助袋体を覆うように左右両端部のいずれか一方をいずれか他方に重合させて、熱処理しながらシールする側部溶着工程と、
    前記側部溶着工程で形成した側部溶着部の形成方向に交差する方向において熱処理しながらシールして底部を形成し、合成樹脂フィルムを袋状とする袋形成工程と、を有する補助袋体付包装体の製造方法。
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