JP3098512B1 - 自転車のディスプレイ用スタンド - Google Patents

自転車のディスプレイ用スタンド

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JP3098512B1
JP3098512B1 JP11138644A JP13864499A JP3098512B1 JP 3098512 B1 JP3098512 B1 JP 3098512B1 JP 11138644 A JP11138644 A JP 11138644A JP 13864499 A JP13864499 A JP 13864499A JP 3098512 B1 JP3098512 B1 JP 3098512B1
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征男 浅利
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Abstract

【要約】 【課題】 自転車を比較的狭いスペースに、床面から直
立した状態に安定良くディスプレイすることができるこ
とはもとより、ディスプレイ位置を容易に変更すること
のできる自転車のディスプレイ用スタンドを提供する。 【解決手段】 後輪受け凹部4を有する後輪受け部材3
を取付片を介して支柱支持水平杆2にねじ止めする。支
柱支持水平杆2に第1連結部材を介して角パイプからな
る下部支柱体22を連結し、下部支柱体22に第2連結部材
を介して角パイプからなる上部支柱体21を連結する。上
部支柱体21に前輪支持部材30を取り付け、その係止部が
上部支柱21の側方に位置するものと設定する。下部支柱
体22に後輪支持部材40を、その本体が下部支柱22に近接
した位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自転車屋、ある
いは個人の家庭内において用いられる自転車のディスプ
レイ用スタンド、特に自転車を略々直立状態に立て掛け
てディスプレイする自転車のディスプレイ用スタンドに
関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、自転車屋では、店内に自転
車をディスプレイするために、自転車を壁面に横向けに
固定したり、天井から垂下させたフックに自転車を吊り
下げたりする方法が採用されている。
【0003】前者の場合、自転車の側面が正面視できる
ので、ディスプレイ効果に優れている反面、1台の自転
車が壁面を大きく占有するものであり、店内においても
自転車を固定できる壁面の面積は限りがあるので、所期
する台数の自転車をディスプレイし難い。また、後者の
天井から吊り下げる方法は、前者に比べると限られたス
ペース内により多くの自転車のディスプレイを可能とす
るものであるが、自転車全体の重量バランス上、自転車
をその長さ方向が床面に対して直交するように、すなわ
ち自転車が天井から真っ直ぐ垂下されたように吊り下げ
ることは不可能である。例えば、標準的なマウンテンバ
イク(B)を天井からフック(F)を介して吊り下げる
と、図8に示すように、後輪(52)が前輪(51)の真下
に位置せず、全体が斜めに振られたようになるために外
観体裁上、好ましくないし、スペース的にも有効ではな
い。
【0004】また、近時は、数十万円を費やして購入し
た自転車を、風雨及び盗難から保護できる保管スペース
を容易に持ち得ない一般ユーザーが、ディスプレイを兼
ねて室内に保管する傾向も見られるが、十数kgもある
自転車を一般の家屋の天井から吊り下げたり、壁面に固
定したりすることは、天井及び壁面の強度面からの不安
が残ることから、室内の床面上に自転車を載置している
のが実情である。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、自転車を比較的狭いスペースに、床面から
略々直立した状態に安定良くディスプレイすることがで
きることはもとより、ディスプレイ位置を容易に変更す
ることのできる自転車のディスプレイ用スタンドを提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る自転車のディスプレイ用スタンド
は、床面に載置されるベース部と、該ベース部に立設さ
れた支柱とを備え、前記ベース部に自転車の後輪受け凹
部が設けられる一方、前記支柱上部に前輪支持部材、下
部に後輪支持部材が設けられ、前輪支持部材の係止部
が、支柱の側方に位置するものと設定されると共に、後
輪支持部材本体が支柱に近接した位置に設けられ、前記
ベース部(1)が、支柱(20)を支持する支柱支持水平
杆(2)と、後輪受け凹部(4)を有し前記水平杆
(2)に取付片(5)を介してねじ止めされた後輪載置
部材(3)とからなり、前記支柱(20)が、パイプ製の
上部支柱体(21)及び下部支柱体(22)からなり、下部
支柱体(22)の下端部を前記水平杆(2)に立設された
第1連結部材(6)に嵌め合わせ、両支柱体(21)(2
2)のいずれか一方の端部に挿入固定された第2連結部
材(26)に他方の支柱体(21)(22)の端部を嵌め合わ
せることにより、両支柱体(21)(22)が連結されてな
る支柱(20)がベース部(1)に立設され、該支柱(2
0)に前輪支持部材(30)及び後輪支持部材(40)が着
脱自在に取り付けられてなる構成を採用する。
【0007】この発明によれば、自転車後輪がベース部
に設けられた後輪載置部材及び下部支柱体に設けられた
後輪支持部材との2箇所において支持されると共に、自
転車前輪が上部支柱体に設けられた前輪支持部材に支持
されるものとなされ、かつ前輪支持部材の係止部が支柱
の側方に位置するものと設定されているので、自転車を
このスタンドに所定の形態で自転車を立て掛けた自然状
態において、自転車の重心位置との関係から、自転車の
前輪を前輪支持部材から抜脱させようとする力が作用す
ることがない。また、前輪が係止部に係止されると共
に、係止部の下方において前輪の一部が上部支柱に当接
するので、フレームに対して一定範囲で自由に回動しう
る前輪の回動が規制されるので、自転車の安定した立て
掛け状態を実現しうる。
【0008】また、前記ベース部が、支柱を支持する支
柱支持水平杆と、後輪受け凹部を有し前記水平杆に取付
片を介してねじ止めされた後輪載置部材とからなり、支
柱が、パイプ製の上部支柱体及び下部支柱体からなり、
下部支柱体の下端部を前記水平杆に立設された第1連結
部材に嵌め合わせ、両支柱体のいずれか一方の端部に挿
入固定された第2連結部材に他方の支柱体の端部を嵌め
合わせることにより、両支柱体が連結されてなる支柱が
ベース部に立設され、該支柱に前輪支持部材及び後輪支
持部材が着脱自在に取り付けられてなるものであるか
ら、梱包状態をコンパクトになしうると共に、一般ユー
ザーが分解状態から簡単に組み立てることができる。
【0009】また、梱包時のコンパクト化を考慮するな
らば、ベース部が、支柱を支持する支柱支持水平杆と、
後輪受け凹部を有し前記水平杆に取付片を介してねじ止
めされた後輪載置部材とからなり、支柱が、パイプ製の
上部支柱体及び下部支柱体からなり、下部支柱体の下端
部を前記水平杆に立設された第1連結部材に嵌め合わ
せ、両支柱体のいずれか一方の端部に挿入固定された第
2連結部材に他方の支柱体の端部を嵌め合わせることに
より、両支柱体が連結されてなる支柱がベース部に立設
され、該支柱に前輪支持部材及び後輪支持部材が着脱自
在に取り付けられてなるものとすることが望ましい。
【0010】支柱は、金属製パイプから作製され、断面
円形のパイプであっても良いが、角パイプであることが
望ましい。支柱に取り付けられる前輪支持部材及び後輪
支持部材の支柱に対する回り止めが確実になされるから
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示実施形態に
基づいて説明する。
【0012】この実施形態における自転車のディスプレ
イ用スタンド(A)は、ユーザーが自分で組み立てて使
用するものとなされているもので、図1及び図2に示す
ように、ベース部(1)を構成する支柱支持水平杆
(2)と後輪載置部材(3)とをねじ止めして固定し、
支柱支持水平杆(2)に突設された第1連結部材(6)
に下部支柱(22)を嵌め合わせると共にねじ止めし、下
部支柱(22)の上端部に突設された第2連結部材(23)
に上部支柱(21)を嵌め合わせると共にねじ止めし、下
部支柱(22)には後輪支持部材(40)を高さ調節自在に
取り付ける一方、上部支柱(21)には前輪支持部材(3
0)を高さ調節自在に取り付けるものとなされている。
【0013】ベース部(1)を構成する後輪載置部材
(3)は、鋼板からプレス成形されてなり、図2に示す
ように、幅方向中央部に長さ方向に沿った断面V字状後
輪受け凹部(4)が設けられ、その向かい合った面(4
a)(4a)には、滑り止めとしての多数個の長孔
(7)(7)…が等間隔をおいて並列されている。ま
た、この後輪載置部材(3)の前端面は、自転車の後輪
を入れやすくするために傾斜面となされると共に、カバ
ー板(8)が嵌め込まれている。後輪載置部材(3)の
後端面には、後輪載置部材(3)を支柱支持水平杆
(2)に対して取り付けるための取付片(5)が溶接さ
れている。この取付片(5)は、後輪載置部材(3)の
左右側方に広がる一対の垂壁(5a)(5a)と、各垂
壁(5a)(5a)の上下両縁から後方に向かって延設
され、支柱支持水平杆(2)を挟着するように支柱支持
水平杆(2)に嵌め合わされる上下両水平部(5b)
(5b)とを備え、前記垂壁(5a)(5a)の各々に
は、ボルト貫通孔(9)(9)が設けられている。この
ボルト貫通孔(9)(9)及び支柱支持水平杆(2)の
ボルト貫通孔(2a)(2a)に挿入したボルト(13)
(13)を支柱支持水平杆(2)の後面に溶接固定された
ナット(図示省略)に螺合することにより、後輪載置材
(3)が取付片(5)を介して支柱支持水平杆(2)に
結合されることになる。
【0014】ベース部(1)を構成するもう一方の支柱
支持水平杆(2)は、図1及び図2に示すように、鋼製
の角パイプからなり、長さ方向中央部に支柱(20)の下
部支柱体(22)を連結するための第1連結部材(6)が
上方に向かって突設されている。この第1連結部材
(6)は、断面コ字状の鋼材からなり、図2及び図3に
示すように、その一対の対向壁(6a)(6a)間の中
間壁(6b)の下端部が、支柱支持水平杆(2)の幅に
等しい幅のコ字状に切り欠かれている。一方、支柱支持
水平杆(2)上面の長さ方向中央部には、上面及び両側
面に跨り第1連結部材(6)の厚さより僅かに大なる幅
の切目(10)が設けられ、第1連結部材(6)の下端部
を該切目(10)から支柱支持水平杆(2)に嵌め合わせ
ると、下端部の両脚部(6c)(6c)が図3(イ)及
び(ロ)に示すように、支柱支持水平杆(2)を挟み込
むように支柱支持水平杆(2)に当接し、支柱支持水平
杆(2)と第1連結部材(6)とが結合されるものとな
されている。さらに、両者は所要箇所を溶接されて、強
固に結合され、この結合状態のまま梱包される。(11)
は、水平支持杆(2)の下面端部に溶接固定されたナッ
トに螺合されるアジャスター、(12)は、後輪載置部材
(3)の下面端部に溶接固定されたナット(図示省略)
に螺合されるアジャスターである。
【0015】支柱(20)を構成する下部支柱体(22)
は、前記第1連結部材(6)よりも僅かに大なる内法を
有する鋼製の断面長方形の角パイプからなり、断面にお
ける長辺側の対向壁面(22a)(22a)の下端部がコ字
状に切り欠かれ、該コ字状切欠部(22b)(22b)を有
する下部を第1連結部材(6)に上方から外嵌すると、
図3(イ)及び(ロ)に鎖線で示すように第1連結部材
(6)を覆うものとなされている。この下部支柱体(2
2)の第1連結部材(6)に対する外嵌状態において第
1連結部材(6)の一側面(6a)に対応する後側面
(22a)には、上下一対のボルト貫通孔(23)(23)が
設けられると共に、その外面にナット(24)(24)が溶
接されている。ハンドル付きボルト(25)(25)を、そ
の先端がボルト貫通孔(23)(23)を突き抜けて第1連
結部材(6)の一側面(6a)(6a)に圧接するほど
に、強くナット(24)(24)にねじ合わせることによ
り、下部支柱体(22)と第1連結部材(6)とが強固に
連結されることになる。また、この下部支柱体(22)の
上端部は、後側面側に傾斜する傾斜面となされると共
に、断面コ字状の第2連結部材(26)が突設され、この
第2連結部材(26)に、支柱(20)を構成する構成する
もう一方の上部支柱体(21)を外嵌することにより、下
部支柱体(22)と上部支柱体(21)とが連結されるもの
となされている。
【0016】上部支柱体(21)は、下部支柱体(22)と
同径の角パイプからなり、その下端部は、下部支柱体
(22)の上端傾斜面に対応して、上下両支柱体(21)
(22)が一直線となりうる傾斜面に形成されている。ま
た、この上部支柱体(21)の第2連結部材(26)に対す
る嵌合状態において第2連結部材(26)の一側面(26
a)に対応する後側面(21a)には、ボルト貫通孔(2
7)が設けられると共に、その外面にナット(28)が溶
接されている。ハンドル付きボルト(29)を、その先端
がボルト貫通孔(27)を突き抜けて第2連結部材(26)
の一側面(26a)に強く圧接するほどに、ナット(28)
にねじ合わせることにより、上部支柱体(21)と第2連
結部材(26)とが強固に連結され、もって下部支柱体
(22)と上部支柱体(21)とが連結されることになる。
【0017】上部支柱体(21)に取り付けられる前輪支
持部材(30)は、図4に示すように、上部支柱体(21)
に摺動自在に外嵌される取付体(31)と、該取付体(3
1)に抑え体(32)によって抑え付けられた前輪係止体
(33)とからなり、前記取付体(31)は、上部支柱体
(21)の後面及び広幅の左右両側面に対面するコ字状の
本体(35)に、前面部(34)が溶接されてなるもので、
取付体本体(35)の後面(35a)にはボルト貫通孔(3
6)が設けられると共に、外面に前記ボルト貫通孔(3
6)に対応するナット(37)が溶接され、ハンドル付き
ボルト(38)を、その先端がボルト貫通孔(36)を突き
抜けて上部支柱材(21)の一側面(21a)に強く圧接す
るほどに、ナット(37)にねじ合わせることにより、取
付体(31)と上部支柱体(21)とが強固に連結されるも
のとなされている。また、前記前面部(34)には、雌ね
じ部を有する上下一対のねじ孔(34a)(34a)が設け
られている。
【0018】前輪係止体(33)は、表面がビニールコー
ティングされた鋼製ワイヤが曲折されて横長の長方形に
形成された後、その両端部が同一方向に曲折されて係止
部(33a)(33a)が形成され、全体が平面視コ字状を
呈するものとなされている。この前輪係止体(33)を取
付体(31)に抑え付けるように固定する抑え片(32)
は、長さ方向中央部に前輪係止体抑え用凹部(32a)を
有し、両端部に取付体前面部(34)の前記ねじ孔(34
a)(34a)に対応するねじ孔(32b)(32b)が設け
られ、図5(イ)に示すように、取付体前面部(34)と
前輪係止体抑え用凹部(32a)との間に前輪係止体(3
3)を挟み込み、ねじ(39)(39)を取付体前面部(3
4)のねじ孔(34a)(34a)に螺合することにより、
前輪係止体抑え用凹部(32)を固定するものである。図
5(ロ)においては、上部支柱体(21)に対して左右の
係止部(33a)(33a)が等間隔をおいて配設されてい
るが、前記ねじ(39)(39)を緩めて、鎖線で示すよう
に、一方の係止部(33a)が他方の係止部(33a)より
も上部支柱体(21)から離れたり、遠ざかったりするも
のとさせることは任意である。
【0019】下部支柱体(21)に取り付けられる後輪支
持部材(40)は、図6に示すように下部支柱体(21)に
摺動自在に外嵌される取付体(41)と、該取付体(41)
に溶接された後輪支持部材本体(42)とからなり、前記
取付体(41)は、上部支柱体(21)に取り付けられる前
輪支持部材(30)の取付体(31)と同一形態のものが用
いられる。すなわち、この取付体(31)は、下部支柱体
(22)の後面及び広幅の左右両側面に対面するコ字状の
本体(43)に、前面部(44)が溶接されてなるもので、
取付体本体(43)の後面にはボルト貫通孔(45)が設け
られると共に、外面に前記ボルト貫通孔(45)に対応す
るナット(46)が溶接され、ハンドル付きボルト(47)
を、その先端がボルト貫通孔(45)を突き抜けて下部支
柱材(22)の一側面(22a)に強く圧接するほどに、ナ
ット(46)にねじ合わせることにより、取付体(43)と
下部支柱体(22)とが強固に連結されるものとなされて
いる。また、前記前面部(44)には、上下一対の貫通孔
(44a)(44a)が設けられているが、この貫通孔(44
a)(44a)を溶接箇所として、後輪支持部材本体(4
2)が前面部(44)に溶接されるものとなされている。
【0020】前記前面部(44)に溶接される後輪支持部
材本体(42)は、鋼板をプレス成型して作製されてなる
もので、図7に示すように、取付体前面部(44)に溶接
される中央部から互いに左右に90度開いた一対の後輪
受け面(42a)(42a)を有し、該後輪タイヤ受け面
(42a)(42a)の前縁に、上下両端部がアール状に形
成された互いに平行な一対の対向面部(42b)(42b)
が手前側に向かって突設されている。前記後輪受け面
(42a)(42a)には、上下に等間隔を置いた複数個の
滑り止め用長孔(48)(48)…が設けられている。
【0021】而して、上記実施形態の自転車のディスプ
レイ用スタンド(A)は、上記説明から明らかなよう
に、取付片(5)が溶接された後輪載置部材(3)と、
第1連結部材(6)が溶接された支柱支持水平杆(2)
と、上部支柱体(21)と、第2連結部材(26)が溶接さ
れた下部支柱体(22)と、前輪支持部材(30)と、後輪
支持部材(40)とが別体のものとして梱包され、ユーザ
ーがそれらを組み立てるものである。その組み立て方
は、上記説明からも明らかであるから省略し、以下、こ
のスタンドに自転車を立て掛ける方法について説明す
る。
【0022】先ず、自転車(B)のハンドルを持って前
輪(51)を高く上げて自転車(B)を直立させた状態に
した後、後輪(52)を後輪載置部材(3)の後輪受け凹
部(4)に嵌め入れると共に、後輪支持部材(40)に嵌
め入れる。そして、その状態から自転車(B)の前輪
(51)を図1に鎖線で示される状態よりも前方に向かっ
て、すなわち前輪(51)が支柱(20)側方を通過するよ
うに自転車全体をフレーム側よりもタイヤ側に少し傾け
た後、前輪支持部材(30)の係止部(33a)を前輪(5
1)のスポーク間に相対的に挿入させ、前輪(51)を手
前側に引き寄せると、図1に示すように、係止部(33
a)が前輪(51)のリム及びタイヤが係止部(33a)に
係止されると共に、係止部(33a)より下方において
は、リム及びタイヤの一部が上部支柱(21)に当接する
ものとなる。この状態においては、自転車(B)の重心
位置が前輪(51)の中心よりもハンドル側にあって、前
輪(51)には図1に矢印で示すような方向に移動しよう
とする力が作用するので、自転車(B)のリムが前輪支
持部材(30)に圧接され、不本意な抜脱が防止される。
また、前輪(51)は、フレームに対して一定範囲で自由
に回動しうるものとなされているものであるが、リム及
びタイヤの一部が上部支柱(21)側面に当接するととも
に、係止部(33a)に当接していることによりその自由
な回動が規制されるので、自転車(B)が安定良く立て
掛けられることになる。
【0023】
【発明の効果】上述の次第で、請求項1の発明において
は、自転車後輪(52)がベース部(1)に設けられた後
輪載置部材(3)及び下部支柱体(22)に設けられた後
輪支持部材(40)との2箇所において支持されると共
に、自転車前輪(51)が上部支柱体(21)に設けられた
前輪支持部材(30)に支持されるものとなされ、かつ前
輪支持部材(30)の係止部(33a)が支柱(20)の側方
に位置するものと設定されているので、自転車(B)を
このスタンド(A)に所定の形態で立て掛けた自然状態
において、自転車(B)の重心位置との関係から、自転
車前輪(51)を前輪支持部材(30)から抜脱させようと
する力が作用することがない。また、前輪(51)が係止
部(33a)に係止されると共に、係止部(33a)の下方
において前輪(51)の一部が上部支柱(21)の側面に当
接するので、自転車(B)のフレームに対して一定範囲
で自由に回動しうる前輪(51)の回動が規制され、自転
車(B)の安定した立て掛け状態を実現しうる。従っ
て、空間を有効に活用することができると共に、ディス
プレイ効果にも優れた自転車のディスプレイ用スタンド
を提供できる。
【0024】また、前記ベース部(1)が、支柱(20)
を支持する支柱支持水平杆(2)と、後輪受け凹部
(4)を有し前記水平杆(2)に取付片(5)を介して
ねじ止めされた後輪載置部材(3)とからなり、支柱
(20)が、パイプ製の上部支柱体(21)及び下部支柱体
(22)からなり、下部支柱体(22)の下端部を前記水平
杆(2)に立設された第1連結部材(6)に嵌め合わ
せ、両支柱体(21)(22)のいずれか一方の端部に挿入
固定された第2連結部材(26)に他方の支柱体(21)
(22)の端部を嵌め合わせることにより、両支柱体(2
1)(22)が連結されてなる支柱(20)がベース部
(1)に立設され、該支柱(20)に前輪支持部材(30)
及び後輪支持部材(40)が着脱自在に取り付けられてな
るものであるから、梱包状態をコンパクトになしうると
共に、一般ユーザーが分解状態から簡単に組み立てるこ
とができるという利点を有する。
【0025】請求項3の発明によれば、ベース部(1)
が、支柱(20)を支持する支柱支持水平杆(2)と、後
輪受け凹部(4)を有し前記水平杆(2)に取付片
(5)を介してねじ止めされた後輪載置部材(3)とか
らなり、支柱(20)が、パイプ製の上部支柱体(21)及
び下部支柱体(22)からなり、下部支柱体(22)の下端
部を前記水平杆(2)に立設された第1連結部材(6)
に嵌め合わせ、両支柱体(21)(22)のいずれか一方の
端部に挿入固定された第2連結部材(26)に他方の支柱
体(21)(22)の端部を嵌め合わせることにより、両支
柱体(21)(22)が連結されてなる支柱(20)がベース
部(1)に立設され、該支柱(20)に前輪支持部材(3
0)及び後輪支持部材(40)が着脱自在に取り付けられ
てなるものであるから、梱包状態をコンパクトになしう
ると共に、一般ユーザーが分解状態から簡単に組み立て
ることができるという利点を有する。
【0026】請求項の発明によれば、支柱(20)が角
パイプから作製されているので、支柱(20)に取り付け
られる前輪支持部材(30)及び後輪支持部材(40)の支
柱(20)に対する回り止めも容易かつ確実になしうるも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自転車のディスプレイ用スタン
ドの実施形態の斜視図である。
【図2】同ベース部及び支柱の分解状態の斜視図であ
る。
【図3】(イ)は、図2のII−II線断面図、(ロ)は、
(イ)のIII −III 線断面図である。
【図4】前輪支持部材の分解斜視図である。
【図5】(イ)は、前輪支持部材の支柱に対する取り付
け状態の要部断面図、(ロ)は、(イ)のV−V線断面
図である。
【図6】後輪支持部材の分解斜視図である。
【図7】後輪支持部材の支柱に対する取り付け状態の要
部端面図である。
【図8】天井から自転車を吊り下げた従来のディスプレ
イの斜視図である。
【符号の説明】
1…ベース部 3…後輪載置部材 4…後輪受け凹部 5…取り付け片 6…第1連結部材 20…支柱 21…上部支柱体 22…下部支柱体 30…前輪支持部材 33a…係止部 40…後輪支持部材 42…後輪支持部材本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−53276(JP,A) 特開 平6−219355(JP,A) 実開 昭51−123559(JP,U) 実開 昭57−105883(JP,U) 実開 昭60−90079(JP,U) 実開 昭64−26471(JP,U) 米国特許4465196(US,A) 米国特許5292009(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62H 3/04 - 3/08 A47F 7/00 E04H 6/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に載置されるベース部(1)と、該
    ベース部(1)に立設された支柱(20)とを備え、前記
    ベース部(1)に自転車の後輪受け凹部(4)が設けら
    れる一方、前記支柱(20)上部に前輪支持部材(30)、
    下部に後輪支持部材(40)が設けられ、前輪支持部材
    (30)の係止部(33a)が、支柱(20)の側方に位置す
    るものと設定されると共に、後輪支持部材本体(42)が
    支柱(20)に近接した位置に設けられてなる自転車のデ
    ィスプレイ用スタンドにおいて、 前記ベース部(1)が、支柱(20)を支持する支柱支持
    水平杆(2)と、後輪受け凹部(4)を有し前記水平杆
    (2)に取付片(5)を介してねじ止めされた後輪載置
    部材(3)とからなり、 前記支柱(20)が、パイプ製の上部支柱体(21)及び下
    部支柱体(22)からなり、下部支柱体(22)の下端部を
    前記水平杆(2)に立設された第1連結部材(6)に嵌
    め合わせ、両支柱体(21)(22)のいずれか一方の端部
    に挿入固定された第2連結部材(26)に他方の支柱体
    (21)(22)の端部を嵌め合わせることにより、両支柱
    体(21)(22)が連結されてなる支柱(20)がベース部
    (1)に立設され、該支柱(20)に前輪支持部材(30)
    及び後輪支持部材(40)が着脱自在に取り付けられてな
    ることを特徴とする自転車のディスプレイ用スタンド。
  2. 【請求項2】 前輪支持部材(30)及び後輪支持部材
    (40)が支柱(20)に対して高さ調節自在に取り付けら
    れてなる請求項1に記載の自転車のディスプレイ用スタ
    ンド。
  3. 【請求項3】 支柱(20)が角パイプからなる請求項1
    ないし請求項2のいずれかに記載の自転車のディスプレ
    イ用スタンド。
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