JP3098342B2 - 並列処理装置における処理順序指定方式 - Google Patents

並列処理装置における処理順序指定方式

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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • G06F15/163Interprocessor communication
    • G06F15/17Interprocessor communication using an input/output type connection, e.g. channel, I/O port

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元グラフィックス
表示装置などの処理装置において、並列処理部から得ら
れたデータの処理順序を指定するための並列処理装置に
おける処理順序指定方式に関するものである。
【0002】3次元グラフィック表示装置では、視点お
よび光源を設定し、3次元モデルを構成する図形データ
に対して幾何変換(座標計算,クリッピング,色計
算),描画前処理(スパン生成)および描画処理(スパ
ン描画,隠面消去)を施すことによって、視点から見た
2次元の画像を生成する。
【0003】これら一連の図形処理を高速に実現するた
めに、マルチプロセッサによるパイプライン処理を並列
構成し、高速化する手法が用いられている。本発明は、
超高速を実現するため並列処理回路構成に設計された装
置において、スピードよりも一層リアルな映像を求める
ため、並列処理部に処理順序を指定する場合における処
理の実現を目的とする。
【0004】
【従来の技術】図11は本発明で用いられる並列処理グ
ラフィック表示装置のブロック図である。同図におい
て、1は図形データ管理部、2は図形データ・メモリ、
3はデータ選択入力部、PMはプロセッサ・モジュー
ル、4はディストリビュータ、DPは描画処理部(ドロ
ーイング・プロセッサ)、5はZバッファ、6はフレー
ム・バッファ、7はD/A変換部、8はモニタをそれぞ
れ示している。
【0005】グラフィック表示装置は、図形データ管理
部1,図形データ・メモリ2,データ選択入力部3,幾
何変換部と描画前処理部を持つプロセッサ・モジュール
PM,描画処理部DP,Zバッファ5,フレーム・バッ
ファ6,D/A変換部7,モニタ8で構成されている。
なお、描画処理部DP1はディスプレイ画面上の所定の
部分領域に対応付けられ、対応する部分領域に関する描
画処理を行う。描画処理部DP2も同様である。例え
ば、描画処理部が2個存在したと仮定すると、ディスプ
レイ画面は2分割され、描画処理部DP1は第1の部分
領域についての描画処理を担当し、描画処理部DP2は
第2の部分領域についての描画処理を担当する。
【0006】図形処理は、マルチプロセッサを用いてパ
イプライン処理することにより高速化を図り、更に、高
速化を計るための方法としてパイプラインを並列化する
ことが考えられる。並列処理により得られた描画パラメ
ータを表示回路に転送する際、入力を選択する回路にお
いて一連の入力パラメータ列の区切りを検出すると、次
の入力を探索し、順次処理を行うことにより平均的に処
理し、高速描画を実現していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、一連の入力データ列の終了により、順次に入力を検
索して処理を行うことにより高速処理を追求しているた
め、並列処理部からのデータ列に処理順序の指定が不可
能であり、並列処理を止めて1入力による処理を行うし
か手段がない。そのため、複数のパイプラインがあって
も、1つのパイプラインがフルに稼働し、他のパイプラ
インは停止状態のため、処理速度が極端に低下する。本
発明は、この点に鑑みて創作されたものであって、処理
の順序を指定したい場合のみ、同期コマンドを送出する
ことにより、処理順序指定動作を実現することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、処理順序を
指定したい場合のみ、特定のコマンドを送出することに
より、処理順序指定動作を実現する。その特定コマンド
を、各並列処理部の同期を取るところから、同期コマン
ドと本明細書では呼ぶ。この同期コマンドを受け付ける
と、受け付けた入力を次の処理順位の候補から外し、次
の入力候補を検索する。そして、全ての入力から同期コ
マンドを受け付けたら、同期コマンドを捨てて通常動作
に戻る。このような簡単な処理により、各入力の処理順
序を指定する。
【0009】図1は本発明の原理説明図である。請求項
1の並列処理装置における処理順序指定方式は、プロセ
ッサ・モジュール(PM)の複数個と、入力された図形デー
タに基づく描画処理を行う描画処理部(DP)の複数個と、
プロセッサ・モジュール(PM)に1対1に対応付けられ対
応するプロセッサ・モジュール(PM)から出力されたデー
タを記憶する入力FIFO(9) の複数個と、描画処理部
(DP)に1対1に対応付けられ対応する描画処理部(DP)に
データを供給する出力FIFO(10)の複数個と、各入力
FIFO(9) の出力データを入力とし、出力データを出
力FIFO(10)に供給する選択分配手段(11,12) とを具
備し、且つ選択分配手段(11,12) は、複数の入力FIF
O(9) の出力の内の1個を選択し、選択したデータが図
形データの場合には、当該図形データを出力FIFO(1
0)に出力し、選択したデータが同期コマンドである場合
には、それ以後は当該同期コマンドを出力した入力FI
FO(9) からのデータの選択を禁止し、全ての入力FI
FO(9) が選択禁止になった場合には、同期コマンドに
よる選択禁止を解除するよう構成されていることを特徴
とするものである。
【0010】請求項2の並列処理装置における処理順序
指定方式は、請求項1の並列処理装置における処理順序
指定方式において、各プロセッサ・モジュールの使用/
未使用を表す制御データがセットされる制御レジスタ(1
9)を有し、選択分配手段(11,12) は、制御レジスタ(19)
の内容を参照し、未使用とされているプロセッサ・モジ
ュール(PM)に対応する入力FIFO(9) からのデータの
選択を禁止するよう構成されていることを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】請求項1の並列処理装置における処理順序指定
方式の作用について説明する。なお、#1,#2,…は
アドレスを示す。先ず、選択分配手段(11,12) は、入力
FIFO(9-1) から出力される#1の図形Aを選択す
る。選択が行われると、リード・ポインタ( 図示せず)
が+1され、入力FIFO(9-1) からは#2の図形A
が出力される。選択された図形Aは、出力FIFO(1
0-1)または出力FIFO(10-2)に送られる。
【0012】次に、選択分配手段(11,12) は、入力FI
FO(9-2) から出力される#1の同期コマンドを選択す
る。選択が行われると、リード・ポインタが+1され、
入力FIFO(9-2) から#2の図形Bが出力される。
選択されたデータが同期コマンドであるので、それ以後
は入力FIFO(9-2)は選択禁止状態になる。
【0013】次に、選択分配手段(11,12) は、入力FI
FO(9-1) から出力される#2の図形データAを選択
する。選択が行われると、リード・ポインタが+1さ
れ、入力FIFO(9-1) からは#3の同期コマンドが出
力される。選択された図形Aは、出力FIFO(10-1)
または出力FIFO(10-2)に送られる。
【0014】次に、選択分配手段(11,12) は、入力FI
FO(9-1) から出力される#3の同期コマンドを選択す
る。選択が行われると、リード・ポインタが+1され、
入力FIFO(9-1) からは#4の同期コマンドが出力さ
れる。選択されたデータが同期コマンドであるので、そ
れ以後は入力FIFO(9-1)は選択禁止状態になる。
【0015】入力FIFO(9-1) と入力FIFO(9-2)
の両方が選択禁止状態になったので、これらの選択禁止
状態が解除される。この時点の選択順位が入力FIFO
(9-1) よりも入力FIFO(9-2) の方が高いとすると、
選択分配手段(11,12) は、入力FIFO(9-2) から出力
される#2の図形Bを選択する。選択が行われると、
リード・ポインタが+1され、入力FIFO(9-2) から
は#3の同期コマンドが出力される。選択された図形B
は、出力FIFO(10-1)または出力FIFO(10-2)に
送られる。
【0016】次に、選択分配手段(11,12) は、入力FI
FO(9-1) から出力される#4の同期コマンドを選択す
る。選択が行われると、リード・ポインタが+1され、
入力FIFO(9-1) からは#5の図形Cが出力され
る。選択されたデータが同期コマンドであるので、それ
以後は入力FIFO(9-1)は選択禁止状態になる。
【0017】次に、選択分配手段(11,12) は、入力FI
FO(9-2) から出力される#3の同期コマンドを選択す
る。選択が行われると、リード・ポインタが+1され、
入力FIFO(9-2) からは#4の同期コマンドが出力さ
れる。選択されたデータが同期コマンドであるので、そ
れ以後は入力FIFO(9-2)は選択禁止状態になる。
【0018】入力FIFO(9-1) と入力FIFO(9-2)
の両方が選択禁止状態になったので、これらの選択禁止
状態が解除される。この時点の選択順位が入力FIFO
(9-2) よりも入力FIFO(9-1) の方が高いとすると、
選択分配手段(11,12) は、入力FIFO(9-1) から出力
される#5の図形Cを選択する。選択された図形C
は、出力FIFO(10-1)または出力FIFO(10-2)に送
られる。
【0019】請求項2の並列処理装置における処理順序
指定方式の作用について説明する。例えば、制御レジス
タ(19)がプロセッサ・モジュールPM2の未使用を示し
ている場合には、入力FIFO(9-2) が選択禁止状態に
なり、入力FIFO(9-1) のデータが選択分配手段(1
1,12)によって選択される。
【0020】
【実施例】図2は本発明のディストリビュータの構成図
である。同図において、9−1ないし9−4は入力FI
FO、10−1ないし10−4は出力FIFO、11は
切替選択回路をそれぞれ示している。ディストリビュー
タは、入力FIFO9−1ないし9−4,出力FIFO
10−1ないし10−4および切替選択回路11を有し
ている。なお、ディストリビュータもパイプライン方式
のものである。
【0021】ディストリビュータ(入力切替部)は、通
常は次のように動作する。入力本数nのときの状態とし
ては、入力待ち,入力1読込み,入力2読込み,…,入
力n読込みのn+1通りがあり、それぞれの場合に対し
て、次の切替候補の優先順位が決められている。入力待
ちの状態の下では、優先順位は1,2,…,nとなって
おり、最初に入力のあった若い数字の入力が選択され
る。先ず、1の入力があり接続され転送を開始すると、
次の入力候補の検索に移る。
【0022】入力1読込み中の状態の下においては、優
先順位は2,3,…,n,1であり、現在接続中の1入
力を最低の順位として、数字の低い方が高くなってい
る。例えば、2の入力があれば2を次の接続先とし、3
の入力があれば3を次の接続先とする。
【0023】以上の処理により、入力の切替えを行う。
従って、転送が可能な入力が揃った方から順次に転送を
開始するため、上位のCPUからは処理の順序を指定で
きない。特に指定をしたい場合は、1つの入力に限って
入力を行い、他の入力を止めることにより可能である
が、並列処理部分が1つのパイプラインのみの動作とな
るため、当然に処理速度は低下する。
【0024】そこで、同期コマンドを定義し、同期コマ
ンドを受け付けたら入力が空の状態と同じ動作をさせ
る。すると、同期コマンド受付中は次の選択候補から除
かれるため、指定された入力を接続することができ、上
位CPUから容易に順序を指定できる。全ての入力が同
期コマンドになると、入力待ち状態となるため、同期コ
マンドを捨てて、次の処理に移る。同期コマンドを用い
ることにより、最適な切替を行う場合と異なり、多少の
効率の低下はあり得るが、僅か1ワードのコマンドの挿
入および簡単な回路の追加で、効率的な順序指定が実現
できる。
【0025】処理の具体的な例を図で示す。図8に本発
明に用いられる並列処理装置のディストリビュータの構
成を簡単に示す。各プロセッサ・モジュールPM1,P
M2,PM3,PM4の出力は、対応する入力FIFO
を経由して切替選択回路11に渡される。ここでは、描
画処理部DPも並列処理であるため、切替選択回路11
により各描画処理部へ分配されるデータは、対応する出
力FIFOを経由して渡される。
【0026】図3に通常動作時に入力されるデータの例
を示す。図形AないしAは同一の物体を表示するた
めのデータであるが、三角形小片に分割されているた
め、データとして3つに別れている。このようなデータ
が順次にプロセッサ・モジュールPMから流れて来る
と、図示のような図形単位で切替処理されるため、先ず
図形Aを表示対象となる描画処理部DPへ分配し、次
にプロセッサ・モジュールPM2から得られた図形B
、続いてプロセッサ・モジュールPM3から得られた
図形C,…と言う順序で処理を行う。従って、結果は
図4のようになり、出力FIFOに蓄えられたデータは
図の下方から順次に描画処理されるため、上位のCPU
(図形データ管理部)からは如何なる順序で描画処理さ
れるか把握できない。
【0027】同期コマンドを挿入した入力データの例を
図5に示す。同期コマンドの挿入の方法は、一度に処理
させたいデータ群、例えば図形A〜に対して、PM
2,PM3,PM4へは同期コマンドを挿入し、次に処
理させたい図形Bに対してPM1,PM3,PM4へ
は同期コマンドを挿入する。図示の例は、A,B,C,
…の順で処理させたい場合の挿入方法を示す。図形デー
タ管理部(ホストCPU)は、同期処理が必要な図形を
描画指示するとき、各プロセッサ・モジュールに対し
て、同期コマンドを出力するよう指示する。そうする
と、各プロセッサ・モジュールは、ディストリビュータ
が解析できる形式の同期コマンドを発生し、ディストリ
ビュータに同期コマンドを送る。
【0028】図3と図5を比較すると、データ量が大幅
に増加しているようであるが、実際は図形データは十数
ワードから数十ワードであるのに対して、同期コマンド
は1ワードであるため、増加量は数%にすぎない。な
お、図形データは、図形コマンド,データ長,図形を特
定するためのパラメータなどから構成されている。
【0029】図5のようなデータを本発明に基づいて分
配処理すると、入力切替が何れのプロセッサ・モジュー
ルPMを指していても(前回の処理により常にPM1を
指しているとは限らない)、プロセッサ・モジュールP
M2,PM3,PM4の入力は同期コマンドであるため
選択候補から外され、図形Aが選択される。図形A
の処理が終わると、次の優先順位はプロセッサ・モジュ
ールPM2,PM3,PM4,PM1の順であるが、同
期コマンド受付中であるので、プロセッサ・モジュール
PM2,PM3,PM4は選択されず、図形Aの処理
に移る。図形Aの処理が終わると、図6のようにな
り、切替選択回路11に対する全ての入力が同期コマン
ドとなる。
【0030】次のタイミングで、全ての入力の同期コマ
ンドを廃棄する。そうすると、プロセッサ・モジュール
PM1は同期コマンドであるので選択候補から外され、
同様にプロセッサ・モジュールPM3,PM4も選択候
補から外される。従って、希望通りプロセッサ・モジュ
ールPM2からの図形Bの処理が始まる。以下、同様
な処理を行うことにより同期コマンドによる順序指定が
実現できる。
【0031】このような同期コマンドの導入により、容
易に順序が決定できると言う特徴が得られる。しかし、
欠点として、何らかの原因でプロセッサ・モジュールP
Mの一つが壊れた場合(入力FIFOに対して入力がな
い場合)に同期コマンドを待ち続け、動作が停止してし
まうと言う問題が起きる。同期コマンド回路導入前は、
入力がないときは選択候補から外され、一部表示されな
いだけで済むが、同期コマンド使用時には、ディストリ
ビュータが停止してしまい、以降のデータが全て転送さ
れないため、一切の描画が不能になる。
【0032】図7はPM3の故障により描画停止例を示
す図である。図7は図5で図形Aの処理が終了した状態
を示している。プロセッサ・モジュールPM3が故障
し、同期コマンドが送られて来ないと、ディストリビュ
ータは同期コマンドを待ち続ける。
【0033】そこで、次のような機能を追加することに
よって、この状態を避ける。これは、プロセッサ・モジ
ュールPMの更に上位のCPU(ホスト)のレジスタと
して割り付け、ビットを立てる等によって使用する入力
を選択できる機能である(図8,図9)。従って、プロ
セッサ・モジュールPM3から送られて来る図形Cの描
画は出来ないが、A,B,D,E,…の順で描画が行わ
れる。前述の機能は装置開発の試験時にも有効であり、
他の入力を遮断してプロセッサ・モジュールPMを単体
で試験するときに使用できる。
【0034】図10は図8の詳細を示す図である。同図
において、13はマルチプレクサ、14は出力先選択回
路、15は同期コマンド判定部、16はコマンド解析
部、17は入力選択回路、18は出力制御回路、19は
入力データ判定回路、20は制御レジスタをそれぞれ示
している。マルチプレクサ13および出力先選択回路1
4は図8の切替選択回路11の中に存在し、同期コマン
ド判定部15,コマンド解析部16,入力選択回路1
7,出力制御回路18および入力データ判定回路19は
同期コマンド/判定切替制御部12の中に存在する。
【0035】マルチプレクサ13は、入力制御信号で指
定された入力FIFOからのデータを選択的に出力す
る。選択すると、その入力FIFOのリード・ポインタ
(図示せず)は+1される。出力先選択回路14は、マ
ルチプレクサ13からの図形データを出力制御回路18
からの出力先制御信号で指定された1個または複数個の
出力FIFOに分配する。
【0036】同期コマンド判定回路15は、コマンド解
析部16からの同期コマンドと、制御レジスタ20の内
容とを取り込み、選択禁止信号を出力する。図示しない
が、同期コマンド判定回路15は各入力FIFOに対応
する同期コマンド受付中フラグを有しており、同期コマ
ンド選択信号と入力FIFO番号とを受け取ったときに
は、入力FIFO番号で指定された同期コマンド受付中
フラグを1にする。
【0037】選択禁止信号は4ビット構成であり、制御
レジスタ20の内容と4個の同期コマンド受付中フラグ
の値をORしたものが選択禁止信号となる。例えば、制
御レジスタ20の内容が0010であり、入力FIFO
9−1,9−2,9−3,9−4に対応する同期コマン
ド受付中フラグが1000の場合には、選択禁止信号は
1010となる。選択禁止信号が1111になった場合
には、同期コマンド判定回路15は、全ての同期コマン
ド受付中フラグをクリアする。
【0038】コマンド解析部16は、マルチプレクサ1
3の出力がコマンドの場合には、そのコマンドの解析を
行うものである。そして、同期コマンドの場合には、同
期コマンドが選択されたことを示す同期コマンド選択信
号と、同期コマンドを出力した入力FIFOの番号とを
同期コマンド判定回路15に通知する。
【0039】入力選択回路17は、同期コマンド判定回
路15からの選択禁止信号および入力データ判定回路1
9からの判定結果に基づいて、入力選択を行う。例え
ば、選択禁止信号が1000の場合には、入力FIFO
9−1の選択は行わない。また、例えば、入力データ判
定回路19の判定結果が入力FIFO9−2の選択不可
を示している場合には、入力FIFO9−2の選択は行
わない。
【0040】出力制御回路18は、マルチプレクサ13
から出力されたデータが図形データの場合に動作する。
そして、図形データのパラメータを参照して選択すべき
出力FIFOを決定し、その決定に基づいて出力先制御
信号を作成して出力する。入力データ判定回路19は、
入力選択の可,不可を判定するものである。例えば、入
力FIFO9−1が空の場合には、入力FIFO9−1
は選択候補から外される。
【0041】制御レジスタ20は各プロセッサ・モジュ
ールに対応するビットを有している。例えば、プロセッ
サ・モジュールPM1が使用されない場合には、制御レ
ジスタの1ビット目(左端ビット)は1とされる。制御
レジスタ20の内容は、上位CPU(図形データ管理
部)によって書換可能である。
【0042】図10の回路の動作を図5を例にして説明
する。なお、優先順位はPM2,PM3,PM4,PM
1であり、且つ制御レジスタ20の内容が0000であ
ると仮定する。先ず,入力FIFO9−2のデータが選
択される。このデータは同期コマンドであるので、入力
FIFO9−2に対応する同期コマンド受付中フラグが
1とされ、選択禁止信号は0100となり、それ以後は
入力FIFO9−2の選択が禁止される。
【0043】次に、入力FIFO9−3のデータが選択
される。このデータも同期コマンドであるので、入力F
IFO9−3に対応する同期コマンド受付中フラグが1
とされ、選択禁止信号は0110となり、それ以後は入
力FIFO9−3の選択は禁止される。次に、入力FI
FO9−4のデータが選択される。このデータも同期コ
マンドであるので、入力FIFO9−4に対応する同期
コマンド受付中フラグも1とされ、選択禁止信号は01
11となり、それ以後は入力FIFO9−4の選択は禁
止される。
【0044】次に、入力FIFO9−1のデータが選択
される。この選択データは図形Aであるので、出力F
IFOに書き込まれる。選択禁止信号が0111である
ので、次に入力FIFO9−1のデータが選択される。
この選択データは図形Aであるので出力FIFOに書
き込まれる。選択禁止信号が0111であるので、次に
入力FIFO9−1のデータが選択される。この選択デ
ータは図形Aであるので出力FIFOに書き込まれ
る。
【0045】選択禁止信号が0111であるので、次に
入力FIFO9−1のデータが選択される。このデータ
は同期コマンドであるので、入力FIFO9−1に対応
する同期コマンド受付中フラグが1になり、選択禁止信
号は1111となる。選択禁止信号が全て1になったの
で、全ての同期コマンド受付中フラグがクリアされ、選
択禁止信号は0000となる。
【0046】図10の回路の動作を図9を例にして説明
する。なお、優先順位はPM1,PM2,PM3,PM
4であり、且つ制御レジスタ20の内容が0010であ
ると仮定する。先ず,入力FIFO9−1のデータが選
択される。このデータは同期コマンドであるので、入力
FIFO9−1に対応する同期コマンド受付中フラグが
1とされ、選択禁止信号は1010となり、それ以後は
入力FIFO9−1の選択が禁止される。
【0047】次に、入力FIFO9−2のデータが選択
される。このデータも同期コマンドであるので、入力F
IFO9−2に対応する同期コマンド受付中フラグが1
とされ、選択禁止信号は1110となり、それ以後は入
力FIFO9−3の選択は禁止される。
【0048】入力FIFO9−3に対応する選択禁止信
号ビットは1であるので、入力FIFO9−3の選択は
行われず、次は入力FIFO9−4のデータが選択され
る。このデータも同期コマンドであるので、入力FIF
O9−4に対応する同期コマンド受付中フラグも1とさ
れ、選択禁止信号は1111となり、それ以後は入力F
IFO9−4の選択は禁止される。選択禁止信号が11
11となり、選択禁止信号が全て1になったので、全て
の同期コマンド受付中フラグがクリアされ、選択禁止信
号は0010となる。
【0049】次に、入力FIFO9−1のデータが選択
される。このデータは同期コマンドであるので、入力F
IFO9−1に対応する同期コマンド受付中フラグが1
とされ、選択禁止信号は1010となり、それ以後は入
力FIFO9−1の選択が禁止される。
【0050】次に、入力FIFO9−2のデータが選択
される。このデータは図形Bであるので、図形Bは
図形Bのパラメータで定まる出力FIFOに送られ
る。入力FIFO9−3に対応する選択禁止信号ビット
は1であるので、入力FIFO9−3の選択は行われ
ず、次は入力FIFO9−4のデータが選択される。こ
のデータは同期コマンドであるので、入力FIFO9−
4に対応する同期コマンド受付中フラグも1とされ、選
択禁止信号は1011となり、それ以後は入力FIFO
9−4の選択は禁止される。
【0051】次に、入力FIFO9−2のデータが選択
される。このデータは同期コマンドであるので、入力F
IFO9−2に対応する同期コマンド受付中フラグが1
とされ、選択禁止信号は1111となり、それ以後は入
力FIFO9−2の選択が禁止される。選択禁止信号が
1111となり、選択禁止信号が全て1になったので、
全ての同期コマンド受付中フラグがクリアされ、選択禁
止信号は0010となる。以下、同様な動作が繰り返さ
れる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数のプロセッサ・モジュールで並列処理を
する場合に、効率よく表示順序を指定することができる
ので、図形処理を高速に実現できると言う効果がある。
また、使用しないプロセッサ・モジュールPMの指定が
容易にでき、並列処理装置の故障時の暫定運用や開発中
の並列処理部の単体試験にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】ディストリビュータの構成図である。
【図3】通常動作時の入力データの例を示す図である。
【図4】通常動作時の分配出力結果を示す図である。
【図5】同期コマンドを使用した場合の入力例を示す図
である。
【図6】同期コマンド使用時のデータ出力(途中経過)
を示す図である。
【図7】PM3の故障による描画停止例を示す図であ
る。
【図8】入力制御信号を加えたディストリビュータの構
成例を示す図である。
【図9】プロセッサ・モジュールPM3の故障による描
画を説明する図である。
【図10】図8の詳細説明の図である。
【図11】本発明で用いられる並列処理グラフィック表
示装置の例を示す図である。
【符号の説明】
1 図形データ管理部 2 図形データ・メモリ 3 データ選択入力部 PM プロセッサ・モジュール DP 描画処理部 5 Zバッファ 6 フレーム・バッファ 7 D/A変換部 8 モニタ 9 入力FIFO 10 出力FIFO 11 切替選択回路 12 同期コマンド/判定切替制御部 13 マルチプレクサ 14 出力先選択回路 15 同期コマンド判定部 16 コマンド解析部 17 入力選択回路 18 出力制御回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/00 100 G06F 15/177 681 G06T 1/00 G06T 1/20 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ・モジュール(PM)の複数個
    と、 入力された図形データに基づく描画処理を行う描画処理
    部(DP)の複数個と、 プロセッサ・モジュール(PM)に1対1に対応付けられ対
    応するプロセッサ・モジュール(PM)から出力されたデー
    タを記憶する入力FIFO(9) の複数個と、 描画処理部(DP)に1対1に対応付けられ対応する描画処
    理部(DP)にデータを供給する出力FIFO(10)の複数個
    と、 各入力FIFO(9) の出力データを入力とし、出力デー
    タを出力FIFO(10)に供給する選択分配手段(11,12)
    とを具備し、且つ選択分配手段(11,12) は、 複数の入力FIFO(9) の出力の内の1個を選択し、 選択したデータが図形データの場合には、当該図形デー
    タを出力FIFO(10)に出力し、 選択したデータが同期コマンドである場合には、それ以
    後は当該同期コマンドを出力した入力FIFO(9) から
    のデータの選択を禁止し、 全ての入力FIFO(9) が選択禁止になった場合には、
    同期コマンドによる選択禁止を解除するよう構成されて
    いることを特徴とする並列処理装置における処理順序指
    定方式。
  2. 【請求項2】 各プロセッサ・モジュールの使用/未使
    用を表す制御データがセットされる制御レジスタ(19)を
    有し、 選択分配手段(11,12) は、制御レジスタ(19)の内容を参
    照し、未使用とされているプロセッサ・モジュール(PM)
    に対応する入力FIFO(9) からのデータの選択を禁止
    するよう構成されていることを特徴とする請求項1の並
    列処理装置における処理順序指定方式。
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