JP3098179B2 - 押釦式点火装置 - Google Patents

押釦式点火装置

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JP3098179B2 JP07212219A JP21221995A JP3098179B2 JP 3098179 B2 JP3098179 B2 JP 3098179B2 JP 07212219 A JP07212219 A JP 07212219A JP 21221995 A JP21221995 A JP 21221995A JP 3098179 B2 JP3098179 B2 JP 3098179B2
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英雄 伊丹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス湯沸器やガスコ
ンロ等の各種ガス機器に使用される押釦式点火装置に係
り、殊に、押操作を繰り返す(プッシュプッシュ動作)
により、閉鎖回路状のハート形段付きガイド溝(以下単
にガイド溝という)に係合された係合ピンが移動して、
ハート形段付きガイド溝を一巡するプッシュプッシュ機
構を利用し、1つの押釦で着火と消火とを可能とする押
釦式点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の押釦式点火装置として、
例えば、特公平1−59498号公報に掲載された技術
が知られている。この押釦式点火装置は、押釦操作によ
りスピンドルを押圧してガス供給弁を開放するととも
に、押込み方向へ移動する部材を利用して点火器作動用
のスイッチ(以下点火スイッチという)を、ガス供給弁
の開放後に接触操作可能に設けたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の押釦式点火装置
は、点火スイッチが押釦の押込み方向に移動する部材と
の接触により作動される。従って押圧方向に対する進退
移動のみを考えた場合、左右対称のハート形をしたガイ
ド溝では、係合ピンが、第1の押圧操作と第2の押圧操
作とでは同じ経路を逆に往復移動することになるから、
第1の押圧操作で点火スイッチが作動すれば、第2の押
圧操作でも点火スイッチが作動してしまうので、ガイド
溝を押圧方向に対して左右非対称とし、その差のストロ
ークにて点火スイッチを操作させるよう工夫されてい
る。そのため点火スイッチを操作できるストロークが極
めて短かいから、僅かな製作上の誤差があっても作動不
良を起こしやすい問題があった。尚、点火タイミング等
を電気的に制御する技術も知られているが、これによる
と、回路構成が複雑になり、コスト高を招くという不都
合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで出願人は、プッシ
ュプッシュ機構の係合ピンが、押釦の押圧方向のみなら
ず押圧方向と直行する方向へも移動し、而も押釦の第1
の押圧操作と第2の押圧操作とで左右に振り分けられる
ことに着目し、プッシュプッシュ機構を効果的に利用し
て点火スイッチをタイミング良く確実に作動させるもの
であり、その構成は、係合ピンが、第1の押圧操作で到
達する側方位置に、点火スイッチを接触操作可能に設け
たことにある。
【0005】
【作用】この発明の押釦式点火装置によれば、点火スイ
ッチを作動させるストロークを大きく且つ自由に選定可
能であるから、点火スイッチの作動をスピンドルの押圧
操作に先行するよう構成できる。その結果、第1の押圧
操作では、先ず係合ピンが片側方へ揺動して点火スイッ
チを作動し、続いて押釦が一定深さまで押し込まれた時
点でスピンドルが押圧され、ガス供給弁が開放される。
第1の押圧操作を解除することにより係合ピンは中央側
に揺動して点火スイッチとの接触が断たれる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に基いて説明する。図1は押釦式点火装置の全体構成を
示すもので、本体スリーブ1の内部にスピンドル2が移
動可能に挿入され、復帰バネ3により前方(図の左方)
へ付勢されている。スピンドル2上には、本体スリーブ
1のメイン吐出口4を開閉するメイン弁5と、本体スリ
ーブ1のパイロット吐出口6を開閉する小径弁部7とが
設けられている。メイン吐出口4及びパイロット吐出口
6は燃焼部のメインノズル及びパイロットノズル(図示
略)にそれぞれ接続されている。9はガスシール用のO
リング、8はOリング押えである。
【0007】前記本体スリーブ1の後部には端板10に
よりOリング11を介してソレノイド12が取り付けら
れ、これにはメイン吐出口4及びパイロット吐出口6に
連なるガス通路13を開閉するガス供給弁としての安全
弁14が設けられている。本体スリーブ1の前部にはケ
ーシング15が装着され、その内部には連動体16がバ
ネ17を介して収容されるとともに、外面には閉鎖回路
状のガイド溝18が形成されている。そして、連動体1
6は点火レバー19を介して押釦20により出没され、
その没入時にスピンドル2が後方へ押動され、押釦20
の終端位置近傍で小径弁部7及びメイン弁5が開放され
た後に安全弁14が開放されるようになっている。
【0008】前記ガイド溝18と対応する位置において
ケーシング15には、先端屈曲部を係合部とした係合ピ
ン21の基端屈曲部が支持されるとともに、燃焼部の点
火器(図示略)に電気的に接続された点火スイッチ22
が係合ピン21の片側方に配置されている。係合ピン2
1の基端屈曲部は押えバネ23により抜け止めされ、先
端の係合部がケーシング15の長孔24を介して前記ガ
イド溝18に挿入されている。これによって、押釦20
を始端位置から終端位置へ二度繰り返し操作することに
よって、先端の係合部がガイド溝18に係合された係合
ピン21が間欠移動して、ガイド溝18を一巡するプッ
シュプッシュ機構25が構成され、後述するガイド溝1
8の形状に従って左右に揺動する係合ピン21によって
点火スイッチ22が接触作動されるようになっている。
尚実施例の係合ピン21は折り曲げ形成されたものであ
るが、先端部のみを別部材で形成することもできる
【0009】図2及び図3は前記ガイド溝18の形状を
詳細に示すもので、ガイド溝18は全体が略ハート形に
形成され、押釦20の始端位置に対応するa点から終端
位置に対応するb点まで延びる第1カム溝18aと、b
点から押釦20の中間係止位置に対応するc点まで延び
る第2カム溝18bと、c点から押釦20の係止解除位
置に対応するd点まで延びる第3カム溝18cと、d点
からa点まで延びる第4カム溝18dとを連続的に備え
ている。各カム溝18a〜18dの接続部には係合ピン
21の逆戻りを阻止する係止段部26が設けられてい
る。よって、この実施例のプッシュプッシュ機構25の
利用によって、スピンドル2が安全弁14を開放する前
に、係合ピン21が第1カム溝18aの形状に従って点
火スイッチ22側へ揺動して、その点火スイッチ22を
作動させる。
【0010】次に、上記のように構成した押釦式点火装
置の作用を主に図4及び図5に基づいて説明する。図1
及び図4の(A)は点火装置の消火状態を示すもので、
押釦20は始端位置にあり、連動体16が前方へ突出さ
れ、係合ピン21の係合部(以下係合ピン21と表現す
る)がガイド溝18の始端(a点)に位置し、それによ
って点火スイッチ22はOFF状態に保たれている。こ
の状態で、押釦20が始端位置から終端位置側へ押圧操
作されると、連動体16がバネ17に抗して没入され、
この没入途中において、図4の(B)に示すように、係
合ピン21が第1カム溝18aの形状に従って移動さ
れ、その係合ピン21が揺動して点火スイッチ22がO
Nされ(図5のe点)、燃焼部の点火器が作動を始め
る。連動体16がさらに没入されると、スピンドル2が
復帰バネ3に抗して後方へ押動され、小径弁部7、メイ
ン弁5、安全弁13が順次開放され、これにより、生ガ
スがメイン吐出口4及びパイロット吐出口6を介して燃
焼部に供給され(ガイド溝のf点)、パイロットノズル
に点火される。その後、係合ピン21が第1カム溝18
aの終端に到達し(b点)、押釦20をそれより先へ操
作できなくなる。
【0011】この終端位置において押釦20から手を離
すと、復帰バネ3の作用によりスピンドル2及び連動体
16が復動され、図4の(C)に示すように、係合ピン
21が第2カム溝18bに案内されて点火スイッチ22
から離間され、点火スイッチ22がOFFされた後に、
係合ピン21がバネ17の付勢力でc点に係止され、こ
こで押釦20が中間係止位置に保持される。消火に際し
ては、中間係止位置の押釦20が押圧操作されると、図
4の(D)に示すように、係合ピン21が第3カム溝1
8cに案内され、点火スイッチ22からさらに離間する
方向へ傾動されてd点に至り、ここで押釦20の係止が
解除された後に、連動体16がバネ17の付勢力で突出
され、係合ピン21が第4カム溝18dに案内されてa
点に復帰し、これにより、点火装置が図4の(A)に示
す消火状態に保持される。
【0012】このように、本実施例の押釦式点火装置に
よれば、押釦20を始端位置から終端位置へ操作する過
程で、まず、係合ピン21によって点火スイッチ22が
接触作動され、その後、スピンドル2により安全弁14
が開放される。このため生ガスは点火スイッチ22がO
Nした後に出るので、点火時の爆発音は完全に防止され
る。また、この点火タイミングがプッシュプッシュ機構
25によって機械的に制御される構成であるから、電気
制御による場合と比較して、点火装置の全体をより簡単
かつ安価に構成することが可能である。
【0013】なお、上記実施例では、安全弁がガス供給
弁として機能しているが、ガス供給弁の構成はこれに限
定されるものではなく、安全弁を備えない点火装置に本
発明を適用してもよい。また、点火スイッチ22の作動
位置及びスピンドル2の開弁位置は図5のe点及びf点
が望ましいが、それに限定されず、これらを第1カム溝
18a上の適宜位置に変更することもできる。その他、
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに
構成を任意に変更して実施することが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、プッシュプッシュ機構における係合ピンの押圧方向
と直行する方向への移動を利用して点火スイッチを作動
させるものであるから、高い精度を要求されることなく
確実な動作が約束される。又、スピンドルが開弁位置に
達する前に、係合ピンの揺動により点火スイッチを作動
させるように構成すれば、点火時の爆発音を防止できる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す押釦式点火装置の断面
図である。
【図2】図1の押釦式点火装置のプッシュプッシュ機構
を示す平面図である。
【図3】図2のプッシュプッシュ機構のガイド溝の断面
形状を示す展開図である。
【図4】図2のプッシュプッシュ機構の作用を示す説明
図である。
【図5】図2のプッシュプッシュ機構の作用を示す線図
である。
【符号の説明】
1・・本体スリーブ、2・・スピンドル、3・・復帰バ
ネ、4・・メイン吐出口、5・・メイン弁、6・・パイ
ロット吐出口、7・・小径弁部、8・・パイロットガイ
ド、9,11・・Oリング、10・・端板、12・・ソ
レノイド、13・・ガス通路、14・・安全弁、15・
・ケーシング、16・・連動体、17・・バネ、18・
・ガイド溝、18a〜18d・・カム溝、19・・点火
レバー、20・・押釦、21・・係合ピン、22・・点
火スイッチ、23・・押えバネ、24・・長孔、25・
・プッシュプッシュ機構、26・・係止段部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押操作を繰り返すことにより、閉鎖回路
    状のハート形段付きガイド溝に係合された係合ピンが移
    動して、ハート形段付きガイド溝を一巡するプッシュプ
    ッシュ機構と、押釦の一定深さ押し込み操作時にガス供
    給弁を開放するスピンドルとを備えた押釦式点火装置に
    おいて、前記係合ピンが前記ガイド溝を移動するにつれ
    て押方向と直行する方向に揺動するその側方位置に、点
    火器作動用のスイッチを前記係合ピンと接触操作可能に
    設けて成る押釦式点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102092887B1 (ko) 2017-12-04 2020-03-24 주식회사 와이즈메디텍 채혈관 라벨지 정렬 및 처리장치
KR102092886B1 (ko) * 2017-11-29 2020-03-24 주식회사 와이즈메디텍 수직방향 채혈관 라벨링 처리장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102092886B1 (ko) * 2017-11-29 2020-03-24 주식회사 와이즈메디텍 수직방향 채혈관 라벨링 처리장치
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