JP2564216B2 - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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JP2564216B2
JP2564216B2 JP3179885A JP17988591A JP2564216B2 JP 2564216 B2 JP2564216 B2 JP 2564216B2 JP 3179885 A JP3179885 A JP 3179885A JP 17988591 A JP17988591 A JP 17988591A JP 2564216 B2 JP2564216 B2 JP 2564216B2
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/26Details

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスストーブその他の
燃焼装置の燃焼部へのガスの供給を制御する燃焼制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルブ筐体に、ガス入口通路と該
ガス入口通路の下流で分岐する複数のガス出口通路とを
設け、ガス入口通路に点火押杆に押されて開弁する遮断
弁を介在させると共に該ガス出口通路の1つを除く他の
出口通路に火力切替押杆に押されて開弁する各開閉弁を
介在させ、且つ点火押杆並びに火力切替押杆はそれぞ
れ係止機構によって弁を開弁保持する押位置に係止さ
れ、各係止機構による係止を個々に解けば遮断弁並びに
各開閉弁がそれぞれ始端位置に復帰して各弁を閉じるよ
うにした燃焼制御装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のものは、
点火押杆の係止機構による係止を解くため消火操作を行
っても火力切替押杆の係止機構による係止は解かれ
ず、開閉弁は開弁保持されており、このため次ぎに使
用するとき開閉弁が開弁したままのガス量大の状態で点
火することとなり、点火ミスを生じた場合には、生ガス
の流出が大きく又その後小爆発点火を起こす等の可能性
があり好ましくない。
【0004】そこで開閉弁が閉弁したガス流量小の状態
での点火を行うには、点火時に点火押杆の操作に先立っ
て火力切替押杆を操作して開閉弁を全て閉じるか又は消
火時に火力切替押杆を操作して、各開閉弁を全て閉じる
の操作を要する。
【0005】従ってこのものでは点火もしくは消火時に
複数回の操作が必要であり、その操作が煩わしい。本発
明はかゝる不具合のない燃焼制御装置を得ることをその
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかゝる目的を達
成するため、バルブ筐体に、ガス入口通路と該ガス入口
通路の下流で分岐する複数のガス出口通路とを設け、該
ガス入口通路に点火押杆に押されて開弁する遮断弁を介
在させると共に該ガス出口通路の1つを除く他の出口通
路に火力切替押杆に押されて開弁する開閉弁を介在さ
せ、且つ該点火押杆並びに火力切替押杆は係止機構
によって弁を開弁保持する押位置に個々に係止され、
係止機構による係止を解けばそれぞれ個々に始端位置に
復帰して各弁を閉じるようにしたものに於いて、該点火
押杆の係止機構による係止を解く消火操作に連動して全
ての火力切替押杆の係止機構による係止を解除させる係
止解除機構を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成された燃焼制御装置にあって
は、点火押杆の係止機構による係止を解除してガス入口
通路に設けた遮断弁を閉じる消火操作を行うとき、その
動作に連動して係止解除機構が作動し、全ての火力切替
押杆の係止機構による係止も解除されて、ガス出口通路
に設けた全ての開閉弁は閉弁する。
【0008】
【実施例】本発明実施の1例を別紙図面に付き説明す
る。図で1はバルブ筐体を示し、該バルブ筐体1には図
6から明らかなようにガス入口2と連なるガス入口通路
3と該ガス入口通路3の下流で分岐するガス出口通路4
とを備え、該ガス入口通路3には点火押杆5に押されて
開弁する遮断弁6と、その上流側に該点火押杆5によっ
て押開かれ且つ燃焼部Aに臨ませた熱電対(図示しな
い)の起電力により開弁保持される電磁安全弁7を設
け、該遮断弁6はこれに一体に設けた弁杆6aが点火押
杆5に押されるとき、又電磁安全弁7は該弁杆6aを介
して点火押杆5により押されるとき開弁するようにし
た。
【0009】又該ガス出口通路4には火力切替押杆8に
押されて開弁する開閉弁9を介在させてなり、該開閉弁
9はこれに一体に設けた弁杆9aが火力切替押杆8に押
されるとき押弁するようにした。そして該点火押杆5は
係止機構10によって遮断弁6を開弁保持する押位置に
係止され、火力切替押杆8は係止機構11によって開閉
弁9を開弁保持する押位置に係止されるようにした。各
係止機構10、11による係止を解けば、点火押杆5並
びに火力切替押杆8は、摺動自在に支持する枠筐12と
の間に弾発させたばね13の力で始端位置に復帰する。
【0010】この実施例で、点火押杆5と火力切替押杆
8との間に、該点火押杆5の係止機構10よる係止が解
かれて始端位置に復帰する動作に連動して火力切替押杆
8の係止機構11による係止を解除させる係止解除機構
14を設けたもので、これを図示するものにつき更に説
明する。該ガス入口通路3と3本のガス出口通路4は横
1列に並設され、該ガス入口通路3とガス出口通路4と
はガバナ15を介して連通させた。
【0011】前記点火押杆5を押位置に係止する係止機
構10は、第6図並びに第12図から明らかなように、
点火押杆5に設けられ変形ハート型のカム溝10a−1
を備えたガイド部材10aと、前記枠筐12に根部を軸
支させ先端を該カム溝10a−1に係合させた係合ピン
10bとからなる公知のハ−トカム機構からなり、点火
操作時、該点火押杆5を始端位置から終端位置まで押操
作した後その操作を解けば、該係合ピン10bがカム溝
10a−1に設けた係止部aに係止されて該点火押杆5
を遮断弁6を開弁保持する押位置に保ち、消火操作時、
該点火押杆5を再押操作するとき該係合ピン10bの係
止部aとの係止が解かれて該点火押杆5は始端位置に復
帰し遮断弁6は閉弁する。
【0012】該ガス出口通路4には、最もガバナ15に
近い位置の1本(図3の16a)を除いて他の2本に、
前記火力切替押杆8によって押し開かれる開閉弁9を介
在させた。そして火力切替押杆8を押位置に係止する係
止機構11は、図1、図4、図11から明らかなように
火力切替押杆8に一体に取付けられ、該枠筐12の側板
12aに設けたスリット12bを貫通して先端を突出さ
せたピン11aと、前記枠筐12の側板12aに根部を
軸支され且つばね11bに抗してその先端側を上下並び
に左右に揺動可能とされ、しかも該ピン11aの先端を
挿通させる打抜き溝11c−1を備えるカム板11cと
からなり、該打抜き溝11c−1は、該火力切替押杆8
を始端位置(図11aの状態)から押圧しその押圧を解
除するとき該ピン11aを該打抜き溝11c−1に設け
た係止部aに誘導する第1溝b(図11bに誘導状態を
示す)と該ピン11aが係止部aに係止された(図11
の状態)後該火力切替押杆8を再押操作するとき該カ
ム板11cの一部を斜めに折起した舌片cに導く第2溝
dとを備える。火力切替押杆8を再押操作して該ピン1
1aを該第2溝dに沿って第2溝dの先端位置まで誘導
すると、カム板11cはばね11bにより左方向に揺動
し、ピン11aは舌片cの先端に位置する。そして、
の押操作解除すると該ピン11aは該舌片cの斜面に
入り込んでカム板11cをばね11bに抗して持上げる
ため(図11dの状態)該ピン11aは該打抜き溝11
c−1から外れ、該火力切替押杆8はばね13に押され
て始端位置に復帰する。
【0013】前記係止解除機構14は、図6、図7、図
8に示すように、該点火押杆5並びに火力切替押杆8と
の間に亘って直交して伸びる板片14aで構成し、該板
片14aをその長手方向の一側14bで枠筐12に支持
させてその他側の爪片14cを揺動可能とすると共に、
該板片14aと枠筐12をばね14dで連結し、その弾
性力で該爪片14cが該点火押杆5に設けたカム部5a
に圧接させるようにした。
【0014】尚、該カム部5aは図7から明らかなよう
に、該点火押杆5が始端位置にあるとき該板片14aを
受ける第1カム面5a−1と、点火押杆5が押位置にあ
るとき該板片14aを受ける第2カム面5a−2と該第
1カム面5a−1と第2カム面5a−2とを結ぶ傾斜カ
ム面5a−3から成る。尚、第2カム面5a−2は第1
カム面5a−1より深い位置に設定される。
【0015】かくするときは、点火押杆5を押操作し該
点火押杆5が係止機構10に係止された押位置にあって
は、該板片14aはばね14dの弾性力により該第2カ
ム面5a−2に当たっている。即ち該爪片14cは図1
3aに示すような位置を保ち、このときカム板11cは
該爪片14cで図の下方に押下げられることい(
13c)従ってカム板11cはこれに設けた打抜き溝
11c−1にピン11aが係合した状態を保つ。この状
態のとき火力切替押杆8を押し操作すると、該ピン11
aが打抜き溝11c−1に設けた係止部aに係止され
て、火力切替押杆8は該開閉弁9を開弁保持する押位置
に保たれ、該火力切替押杆8を再押し操作すれば始端位
置に復帰動作できる。そして点火押杆5並びに火力切替
押杆8が押位置に保たれた状態のとき、点火押杆5を再
押操作して該点火押杆5の係止機構10による係止を解
き該点火押杆5を始端位置に復帰させるときは、前記板
片14aが傾斜カム面5a−3に案内されつつ該第1カ
ム面5a−1に当る状態となり、図7に示すごとく該第
1カム面5a−1で該板片14aを押す。このため爪片
14cが該カム板11cをばね11bに抗して図の下方
押下げた状態となる。この結果図13bに示すごとく
ピン11aと打抜き溝11c−1の係止部aとの係合は
解かれ、火力切替押杆8はばね13に弾かれて始端位置
に復帰し、係止機構11に係止された該火力切替押杆8
によって開弁状態にあった開閉弁9は全て閉じる。
【0016】尚図示するものは、図3に示すごとく燃焼
部Aは3本の燃焼部A1乃至A3を列設して構成し、その
内の左側に位置する燃焼部A1を右に位置するガス出口
通路4の出口16aに連通させる共に、中央に位置する
燃焼部A2を中央に位置するガス出口通路4の出口16
bに連通させ、右側に位置する燃焼部A3を左に位置す
るガス出口通路4の出口16cに連通させて、燃焼する
燃焼部Aの数によって燃焼能力を調節させる。
【0017】尚、図示するものでは前記点火押杆5を押
した後でなければ火力切替押杆8が押操作出来ないよう
にすると共に各火力切替押杆8も一定の順序でなければ
押操作出来ないようにした。即ち操作順序を誤ることの
ないようにする誤動作防止機構18を備え、かくて必ず
点火器17を臨ませた左側に位置する燃焼部A1次いで
中央の燃焼部A2、右側に位置する燃焼部A3の順にガス
が供給されるようにした。
【0018】これを説明すると、該誤動作防止機構18
は図5に示すごとく点火押杆5並びに各火力切替押杆8
と直交する方向に伸び且つ戻しばね19に抗して摺動自
在に動く可動板18aからなり、該可動板18aには各
火力切替押杆8に対応してその押操作を制止するロック
部18bと点火押杆5並びに各火力切替押杆8に対応す
る各傾斜カム部18cとを備え、前記点火押杆5並びに
各火力切替押杆8を押操作するときは、前記点火押杆5
並びに各火力切替押杆8が順次各傾斜カム部18cを押
し該可動板18aを戻しばね19に抗して漸次左方に移
動させ、該可動板18aに設けたロック部18bが順次
後位の火力切替押杆8と対応する位置から外れて順次後
位の火力切替押杆8の押操作を可能とする。
【0019】尚18dは火力切替押杆8、8が同時に押
操作された時に後位の火力切替押杆8のみが係止機構1
1に係止される誤動作を確実に防ぐため、順位が先の火
力切替押杆8と対応する傾斜カム部18c位置に設けら
れたストッパ部材である。
【0020】尚図で20は点火押杆5の先端に設けられ
た押ボタン、21は火力切替押杆8の先端に設けた押ボ
タンである。
【0021】次に本装置の動作を説明する。
【0022】点火押杆5をこれに設けた押ボタン20で
始端位置から終端位置まで押圧操作すると、前記遮断弁
6並びに電磁安全弁7が押開かれる。従って左側の燃焼
部A1にガス出口通路4の出口16aからガスが供給さ
れて燃焼が始まり、電磁安全弁7は該燃焼部A1に臨ま
せた熱電対(図示しない)の起電力により開弁保持さ
れ、次いで点火押杆5の押圧を解けば該点火押杆5はば
ね13で少し戻された後、係止機構10に係止されて押
位置に保たれ、これに押されて該遮断弁6は開弁状態を
保つ。この状態ではガスは出口16aを介して燃焼部A
1のみに供給された最弱燃焼をする。
【0023】このとき前述したように誤動作防止機構1
8を構成する可動板18aは点火押杆5が傾斜カム部1
8cを押すことにより図5で左方に移動して左側の火力
切替押杆8を傾斜カム部18cに対向させて押圧可能の
状態となり、又係止解除機構14を構成する該板片14
aは図13aに示すように該第2カム面5a−2に当接
した位置にあるため(図12参照)、各カム板11cは
図13cに示すごとく爪片14cで下方に押されること
なく、従ってカム板11cはこれに設けた打抜き溝11
c−1にピン11aが係合した上動位置に保たれる。
【0024】この状態のとき前記左側の火力切替押杆8
を押し操作すれば、該ピン11aが打抜き溝11c−1
に設けた係止部aに係止されて該左側の火力切替押杆8
を押位置に保ち、これによって開閉弁9を開弁状態に保
つ。従って出口16bからもガスが流れ中央の該燃焼部
2でも燃焼が始まり燃焼能力は増し、該可動板18a
は前述と同じく更に左側に移動して右側の火力切替押杆
8を傾斜カム部18cに対向させて押圧可能の状態とす
る。そして更に右側の火力切替押杆8を押し操作すれ
ば、該ピン11aが打抜き溝11c−1に設けた係止部
aに係止されて該右側の火力切替押杆8を押位置に保
ち、これによって開閉弁9を開弁状態に保つ。このため
出口16cからもガスが流れ右側の該燃焼部A3でも燃
焼が始まり燃焼能力は更に増して最大燃焼となる。
【0025】消火するには、点火押杆5を再押操作すれ
ば、係止機構10による点火押杆5の係止が解かれて該
点火押杆5は始端位置に復帰する。このとき係止解除機
構14を構成する板片14aが該点火押杆5の傾斜カム
面5a−3に案内されて第1カム面5a−1に当接する
状態となり、爪片14cは図7に示すごとく下方に押さ
れる。このため爪片14cで該カム板11cを押下げ
る。この結果、係合関係にある全てのピン11aとカム
板11cの打抜き溝11c−1の係止部aとの係合は解
かれ、押位置にある各火力切替押杆8はばね13で始端
位置に復帰し、係止機構11に係止された該火力切替押
杆8によって開弁状態にあった開閉弁9は全て閉じる
(図8に示す)。尚、押位置に係止される各火力切替押
杆8は、点火押杆5の再押操作を行うことなくこれを個
々に再押操作して始端位置に復帰させて開閉弁9を閉じ
ることが出来ること申すまでもない。
【0026】尚、上記実施例では、点火押杆5の始端位
置への復帰動作に連動して係止解除機構14を作動させ
たが、これに限らず、点火押杆5で消火操作するためこ
れを再押操作するときの動き、即ち図12のa位置から
e位置に移動するときの動きに連動して係止解除機構1
4を作動させても良い。この場合該点火押杆5に設けた
カム部5aは図17のようになる。
【0027】即ち、点火押杆5の押位置(図12のa位
置)にあるとき、係止解除機構14は爪片14cがカム
板11cを押下げることなく作動しない状態、即ち火力
切替押杆8の係止機構11はピン11aとカム板11c
の打抜き溝11c−1とが係合可能な状態にあれば、点
火押杆5の動きのうち係止解除機構14が作動開始する
位置は問わない。
【0028】又、上述の実施例では、点火押杆5に公知
のハートカム機構から成る係止機構10を使用して、点
火するときには該点火押杆5を押操作した後その操作を
解いて該点火押杆5を押位置に係止し、消火するときに
は該点火押杆5を再押操作して、該係止を解いて始端位
置に復帰するようにした。即ち1個の押杆で点火と消火
を行わせる用にしたが、これは図14に示すごとく点火
押杆5としての該点火用の押杆5Aとこれとは別に消火
用の押杆5Bを設けても良い。
【0029】これを説明すると、係止機構10を、該点
火用の押杆5Aに設けた突部10dと、枠筐12に中間
を揺動自在に軸支され該突部10dと係合する爪片10
e−1を一側に備える係止片10eとで構成し、点火時
に該点火用の押杆5Aを押操作したとき該突部10dに
該爪片10e−1が係合して該点火用の押杆5Aを押位
置に係止させ、消火時には、該消火用の押杆5Bを押操
作して該係止片10eの他側を消火用の押杆5Bに設け
た突鍔22で押すことで該係止を解き、ばね13の弾性
力で点火用の押杆5Aを始端位置に復帰させることが出
来る。
【0030】尚、この実施例に於いては、前記係止解除
機構14は、点火用の押杆5Aの係止機構10による係
止を解く消火操作時に於いて消火用の押杆5Bが押操作
されるときの動き、又は該消火用の押杆5Bの操作によ
って該点火用の押杆5Aが始端位置に復帰するときの動
き、更に該消火用の押杆5Bが始端位置に復帰するとき
の動きに連動して作動させることができる。
【0031】尚、10fは該爪片10e−1を該突部1
0dと係合する側に弾発させるばねを示す。
【0032】又、上述の実施例では係止機構11を、火
力切替押杆8から突出するピン11aと、枠筐12に揺
動自在に軸支され、該ピン11aの先端を挿通させる打
抜き溝11c−1を備えるカム板11cとで係止機構1
0を構成したが、これは第15図に示すごとく枠筐12
に根部を軸支させたピン11dと、火力切替押杆8側に
設けられ該ピン11dの先端が係合する図16に示すカ
ム溝11a−1を備えたガイド部材11eから成る公知
のハ−トカム機構を係止機構11として用い、各火力切
替押杆8に設けた各ピン11dを前記したと同様の構成
を備える解除機構14によって、点火押杆5が始端位置
に復帰したときピン11dを持ち上げて係合関係にある
カム溝11a−1との係合を解いて火力切替押杆8を始
端位置に復帰させるようにしても良い。尚、上述の実施
例では火力切替押杆8を複数本備えるものにつき説明し
たが、これは1個であっても良い。
【0033】
【発明の効果】上記構成を備える燃焼装置にあっては、
火力切替押杆それ自体の操作を妨げることなく、消火
操作の際、点火押杆の係止機構による係止を解く消火操
作に連動して全ての火力切替押杆始端位置に復帰さ
せ、該火力切替押杆に押されて開弁状態にある全ての
閉弁を同時に閉じることが出来て、従来例のように火力
切替押杆それ自体を個々に操作しなければ開閉弁を閉じ
ることができなかったものに比しその操作が簡単となる
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施の1例の上下を逆にした状態の斜
面図
【図2】 正面図
【図3】 図2の背面図
【図4】 図2の底面図
【図5】 図2のA−A線截断面図
【図6】 図2のB−B線截断面図
【図7】 図2のC−C線截断面図
【図8】 図2のD−D線截断面図
【図9】 図6のE−E線截断面図
【図10】図6のF−F線截断面図
【図11】火力切替押杆の動きを説明する説明図
【図12】点火押杆の係止機構の一部の拡大図
【図13】係止解除機構の動きを説明する図
【図14】図6の変形例を示す截断側面図
【図15】他の実施例の截断側面図
【図16】図15の係止機構の拡大側面図
【図17】他の実施例の図7に相当する図
【符号の説明】
1 筐体 2 ガス入口
3 ガス入口通路 4 ガス出口通路 5 点火押杆
6 遮断弁 8 火力切替押杆 9 開閉弁 10、1
1係止機構 13 ばね 14 係止解除機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ筐体に、ガス入口通路と該ガス入
    口通路の下流で分岐する複数のガス出口通路とを設け、
    該ガス入口通路に点火押杆に押されて開弁する遮断弁を
    介在させると共に該ガス出口通路の1つを除く他の出口
    通路に火力切替押杆に押されて開弁する開閉弁を介在さ
    せ、且つ該点火押杆並びに火力切替押杆は係止機構
    によって弁を開弁保持する押位置に個々に係止され、
    係止機構による係止を解けばそれぞれ個々に始端位置に
    復帰して各弁を閉じるようにしたものに於いて、該点火
    押杆の係止機構による係止を解く消火操作に連動して全
    ての火力切替押杆の係止機構による係止を解除させる係
    止解除機構を設けたことを特徴とする燃焼制御装置。
JP3179885A 1991-07-19 1991-07-19 燃焼制御装置 Expired - Fee Related JP2564216B2 (ja)

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