JP3098028U - 路肩保護構造及び路肩保護ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】積雪地の道路の路肩保護構造及びブロックに関するもので、積雪期における路肩の保護と、防護柵の損傷の低減を図ることにより、道路の修復作業負担を軽減する。
【解決手段】路肩に沿って長手方向に連設して敷設された矩形板状の路肩保護ブロック1に貫通孔が設けられ、当該貫通孔に防護柵の支柱8が立設されている。路肩保護ブロック1の側面に、法面保護ブロック2が連結金具と埋め戻しコンクリートとで一体化して連結されている。路肩保護ブロック1の側縁に車止めとなる畝6を備えている。防護柵の支柱8が路肩保護ブロックにコンクリートないしモルタルで固定された状態で立設されるため、支柱の沈降や倒壊に対して大きな抵抗となり、積雪荷重や除雪作業による防護柵の損傷を防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】路肩に沿って長手方向に連設して敷設された矩形板状の路肩保護ブロック1に貫通孔が設けられ、当該貫通孔に防護柵の支柱8が立設されている。路肩保護ブロック1の側面に、法面保護ブロック2が連結金具と埋め戻しコンクリートとで一体化して連結されている。路肩保護ブロック1の側縁に車止めとなる畝6を備えている。防護柵の支柱8が路肩保護ブロックにコンクリートないしモルタルで固定された状態で立設されるため、支柱の沈降や倒壊に対して大きな抵抗となり、積雪荷重や除雪作業による防護柵の損傷を防止できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は、道路の路肩の保護構造及びそれに使用するコンクリートブロックに関するもので、特に盛土をした道路や山の斜面の道路のように、路肩の側方が低地となっている積雪地の道路の路肩保護構造及びブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
盛土の上に設けられた道路や山の斜面に設けられた道路の谷側の路肩には、車両の転落を防ぐ防護柵(ガードレール、ガードパイプ、ガードワイヤなど)が設けられる。従来、防護柵は、図7に示すような中央に貫通孔20を設けた直方体状のコンクリートブロック21を道路の路肩に沿って一定間隔で埋設し、このブロックの貫通孔20に支柱を挿通してコンクリートないしモルタルを埋め戻して固定し、隣接する支柱の間にレール材やワイヤ材を架設して形成されている。
【0003】
一方、路肩の崩落を防ぐために、路肩を現場打ちコンクリートで固める工法が利用されており、現場打ちコンクリートに替えて矩形板状のコンクリートブロックを敷設することも行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
雪国においては、積雪時に道路の除雪作業が行われるが、その除雪作業のひとつとして、車両に取付けた斜めの排土板で路上の雪を路側に押し動かして排除するという除雪方法が広く採用されている。積雪の多い山間の道路などでは、降雪前にレール材を外して除雪の妨げにならないようにすることも行われているが、その支柱は、立設されたままとなっている。
【0005】
積雪地の道路では、降雪や除雪により積み上がった雪の荷重で防護柵の支柱が沈降したり、除雪作業時の排土板の接触や雪の圧力によって支柱が倒れたり傾いたりする問題が生ずる。特に積雪が3m以上となる豪雪地や山間の道路では、冬期間の積雪に起因する防護柵の損壊が数十%にも達し、その修復作業に多くのコストと人手が必要になるという問題があった。
【0006】
この考案は、上記問題を解決するためになされたもので、積雪期における道路の路肩の保護と、防護柵の損傷の低減を図ることにより、積雪期が終わった後の道路の修復作業負担を軽減することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本願請求項1の路肩保護構造は、路肩に沿って長手方向に連設して敷設された矩形板状の路肩保護ブロック1に貫通孔7が設けられ、当該貫通孔に防護柵の支柱8が立設されているというものである。
【0008】
本願請求項2の路肩保護構造は、上記構成を備えた請求項1記載の路肩保護構造において、敷設された路肩保護ブロック1の複数個毎のブロック1aに貫通孔7が設けられているというものである。
【0009】
また、本願請求項3の路肩保護構造は、上記の構成を備えた請求項1又は2記載の路肩保護構造において、敷設された路肩保護ブロック1の側面に、側方が低くなる方向に傾斜した法面保護ブロック2が連結金具4と埋め戻しコンクリート5とで一体化して連結されて敷設されているというものである。
【0010】
また、本願請求項4の路肩保護構造は、上記構成を備えた請求項1、2又は3記載の路肩保護構造において、路肩保護ブロック1がその側縁に車止めとなる畝6を備えているというものである。
【0011】
上記本願の路肩保護構造を構築するのに用いる本願請求項5の路肩保護ブロックは、長手方向中央に防護柵の支柱8を挿通する貫通孔を備えた矩形板状の路肩保護ブロックである。
【0012】
本願請求項6の路肩保護ブロックは、上記構成を備えた請求項5記載の路肩保護ブロックにおいて、長手側辺の一方に法面保護ブロック2を連結する連結金具4の取付ボルト孔を備えているものである。
【0013】
また本願請求項7の路肩保護ブロックは、請求項5又は6記載の路肩保護ブロックにおいて、前記取付ボルト孔を備えた側辺と対向する側辺上面に畝6が形成されているものである。
【0014】
上記のこの考案の構造によれば、路肩保護ブロック1が例えば平面150cm×50cm、厚さ15cmの寸法を備えた矩形コンクリート板で、当該コンクリート板に防護柵の支柱8がコンクリートないしモルタル9で固定された状態で立設されるため、この路肩保護ブロック1が、支柱の沈降や側方からの外力による倒壊に対して大きな抵抗となり、その結果、積雪荷重や除雪作業による防護柵の損傷を防止することができ、春先の修復作業の作業負担が大幅に減少する。
【0015】
また、崩落しやすい低地側の路肩が連接して敷設された所定幅の路肩保護ブロック1によって保護され、更には、この路肩保護ブロック1と連結金具4及び埋め戻しコンクリート5で一体化された法面保護ブロック2とで、路肩とそれに隣接する法面上部とが保護されるので、除雪作業による路肩ないし法面の損傷も防止することができる。
【0016】
また、路肩保護ブロック1として車止めとなる畝6を備えているものは、防護柵によって車両の谷側への転落が防止されると共に、畝6が車輪の側面を押える車止めの役目をして、車両の谷側への転落事故をより確実に防止することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照してこの考案の実施形態を説明する。図1ないし図3は、第1実施例を示した図で、車止めとなる畝を設けたものの例である。
【0018】
路肩の上面とこれに続く谷側の法面の上部とには、矩形板状のコンクリート二次製品である路肩保護ブロック1と法面保護ブロック2とが道路の長手方向に連接させて敷設されている。路肩保護ブロック1と法面保護ブロック2とは、図2に示すように、路肩保護ブロック1の外側側面と法面保護ブロック2の裏面上部とに、それぞれボルト3a、3b止めされた連結金具4で連結されて敷設されており、その連接部に埋め戻しコンクリート5を流し込んで、両ブロック1、2を一体化している。
【0019】
路肩保護ブロック1の内側側辺上面には、車止めとなる台形断面の畝6が一体に形成されている。路肩保護ブロック1は、図2、3に示すような貫通孔7を長手中央に設けた孔あきブロック1aと、このような孔を設けない孔なしブロック1bとを交互に連接して敷設されており、貫通孔7には、支柱8が挿通されて、孔7との隙間を埋めるモルタル9で固定されており、この支柱8の間にガードレールのレール材10が架設されている。
【0020】
孔つきブロック1aの貫通孔7は、図2、3に示すように、上方が広くなったテーパ孔で、上面の直径方向両側には、ピン受け凹所11が形成されている。支柱8には、根元部分に直径方向に貫通する孔が設けられ、この孔に両端を突出した状態で位置決めピン12が挿通されている。支柱8は、位置決めピン12の突出端をピン受け凹所11で受け止められた状態で、その基部を貫通孔7に挿入した状態で、貫通孔7と支柱8との隙間及びピン受け凹所11にモルタルを流し込んで固化させることにより、路肩保護ブロック1aに一体化した状態で立設されている。
【0021】
図4ないし図6に示す第2実施例は、路肩保護ブロック1に車止め用の畝が設けられていない点を除き、その他の構造は図1ないし3の構造と同一であるので、図中の同一の部材に同一の符号を付してその説明を省略する。
【0022】
支柱8に架設されたレール材10は、除雪作業による損傷を避けるために、積雪期には取り外される。積雪が少ない地域やガードワイヤの場合には、取り外さないことも多い。上記の路肩保護構造において、路肩は路肩保護ブロック1と、これに隣接一体化された法面保護ブロック2とにより保護されて、路肩の崩落や路盤材の谷側への落下が防止されている。また、ガードレールや車止め用の畝6によって、通行する車両が誤って谷側に転落するのが防止されている。更に防護柵の支柱8が表面積の大きな板状の路肩保護ブロック1に一体化して立設されているため、転倒や傾動に対する抵抗力が大きく、除雪時に作用する横方向の外力によって傾動したり転倒したりする損傷を避けることができ、春先における防護柵の修復作業に要する手間と費用とを大幅に低減することができる。
【0023】
また、支柱8に貫通した位置決めピン12の両端を貫通孔の上端部に設けたピン受け凹所11で受けた状態で支柱8を路肩保護ブロック1と一体化するので、支柱8の高さを容易に一定にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の路肩保護構造を示す斜視図
【図2】図1の路肩保護構造の支柱立設部における断面図
【図3】連結金具の取付位置を破線で示した第1実施例の路肩保護ブロックの平面図
【図4】第2実施例の路肩保護構造を示す斜視図
【図5】図4の路肩保護構造の支柱立設部における断面図
【図6】連結金具の取付位置を破線で示した第2実施例の路肩保護ブロックの平面図
【図7】従来の防護柵の支持ブロックの斜視図
【符号の説明】
1,1a 路肩保護ブロック
2 法面保護ブロック
4 連結金具
5 埋め戻しコンクリート
6 畝
7 貫通孔
8 支柱
【考案が属する技術分野】
この考案は、道路の路肩の保護構造及びそれに使用するコンクリートブロックに関するもので、特に盛土をした道路や山の斜面の道路のように、路肩の側方が低地となっている積雪地の道路の路肩保護構造及びブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
盛土の上に設けられた道路や山の斜面に設けられた道路の谷側の路肩には、車両の転落を防ぐ防護柵(ガードレール、ガードパイプ、ガードワイヤなど)が設けられる。従来、防護柵は、図7に示すような中央に貫通孔20を設けた直方体状のコンクリートブロック21を道路の路肩に沿って一定間隔で埋設し、このブロックの貫通孔20に支柱を挿通してコンクリートないしモルタルを埋め戻して固定し、隣接する支柱の間にレール材やワイヤ材を架設して形成されている。
【0003】
一方、路肩の崩落を防ぐために、路肩を現場打ちコンクリートで固める工法が利用されており、現場打ちコンクリートに替えて矩形板状のコンクリートブロックを敷設することも行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
雪国においては、積雪時に道路の除雪作業が行われるが、その除雪作業のひとつとして、車両に取付けた斜めの排土板で路上の雪を路側に押し動かして排除するという除雪方法が広く採用されている。積雪の多い山間の道路などでは、降雪前にレール材を外して除雪の妨げにならないようにすることも行われているが、その支柱は、立設されたままとなっている。
【0005】
積雪地の道路では、降雪や除雪により積み上がった雪の荷重で防護柵の支柱が沈降したり、除雪作業時の排土板の接触や雪の圧力によって支柱が倒れたり傾いたりする問題が生ずる。特に積雪が3m以上となる豪雪地や山間の道路では、冬期間の積雪に起因する防護柵の損壊が数十%にも達し、その修復作業に多くのコストと人手が必要になるという問題があった。
【0006】
この考案は、上記問題を解決するためになされたもので、積雪期における道路の路肩の保護と、防護柵の損傷の低減を図ることにより、積雪期が終わった後の道路の修復作業負担を軽減することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本願請求項1の路肩保護構造は、路肩に沿って長手方向に連設して敷設された矩形板状の路肩保護ブロック1に貫通孔7が設けられ、当該貫通孔に防護柵の支柱8が立設されているというものである。
【0008】
本願請求項2の路肩保護構造は、上記構成を備えた請求項1記載の路肩保護構造において、敷設された路肩保護ブロック1の複数個毎のブロック1aに貫通孔7が設けられているというものである。
【0009】
また、本願請求項3の路肩保護構造は、上記の構成を備えた請求項1又は2記載の路肩保護構造において、敷設された路肩保護ブロック1の側面に、側方が低くなる方向に傾斜した法面保護ブロック2が連結金具4と埋め戻しコンクリート5とで一体化して連結されて敷設されているというものである。
【0010】
また、本願請求項4の路肩保護構造は、上記構成を備えた請求項1、2又は3記載の路肩保護構造において、路肩保護ブロック1がその側縁に車止めとなる畝6を備えているというものである。
【0011】
上記本願の路肩保護構造を構築するのに用いる本願請求項5の路肩保護ブロックは、長手方向中央に防護柵の支柱8を挿通する貫通孔を備えた矩形板状の路肩保護ブロックである。
【0012】
本願請求項6の路肩保護ブロックは、上記構成を備えた請求項5記載の路肩保護ブロックにおいて、長手側辺の一方に法面保護ブロック2を連結する連結金具4の取付ボルト孔を備えているものである。
【0013】
また本願請求項7の路肩保護ブロックは、請求項5又は6記載の路肩保護ブロックにおいて、前記取付ボルト孔を備えた側辺と対向する側辺上面に畝6が形成されているものである。
【0014】
上記のこの考案の構造によれば、路肩保護ブロック1が例えば平面150cm×50cm、厚さ15cmの寸法を備えた矩形コンクリート板で、当該コンクリート板に防護柵の支柱8がコンクリートないしモルタル9で固定された状態で立設されるため、この路肩保護ブロック1が、支柱の沈降や側方からの外力による倒壊に対して大きな抵抗となり、その結果、積雪荷重や除雪作業による防護柵の損傷を防止することができ、春先の修復作業の作業負担が大幅に減少する。
【0015】
また、崩落しやすい低地側の路肩が連接して敷設された所定幅の路肩保護ブロック1によって保護され、更には、この路肩保護ブロック1と連結金具4及び埋め戻しコンクリート5で一体化された法面保護ブロック2とで、路肩とそれに隣接する法面上部とが保護されるので、除雪作業による路肩ないし法面の損傷も防止することができる。
【0016】
また、路肩保護ブロック1として車止めとなる畝6を備えているものは、防護柵によって車両の谷側への転落が防止されると共に、畝6が車輪の側面を押える車止めの役目をして、車両の谷側への転落事故をより確実に防止することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照してこの考案の実施形態を説明する。図1ないし図3は、第1実施例を示した図で、車止めとなる畝を設けたものの例である。
【0018】
路肩の上面とこれに続く谷側の法面の上部とには、矩形板状のコンクリート二次製品である路肩保護ブロック1と法面保護ブロック2とが道路の長手方向に連接させて敷設されている。路肩保護ブロック1と法面保護ブロック2とは、図2に示すように、路肩保護ブロック1の外側側面と法面保護ブロック2の裏面上部とに、それぞれボルト3a、3b止めされた連結金具4で連結されて敷設されており、その連接部に埋め戻しコンクリート5を流し込んで、両ブロック1、2を一体化している。
【0019】
路肩保護ブロック1の内側側辺上面には、車止めとなる台形断面の畝6が一体に形成されている。路肩保護ブロック1は、図2、3に示すような貫通孔7を長手中央に設けた孔あきブロック1aと、このような孔を設けない孔なしブロック1bとを交互に連接して敷設されており、貫通孔7には、支柱8が挿通されて、孔7との隙間を埋めるモルタル9で固定されており、この支柱8の間にガードレールのレール材10が架設されている。
【0020】
孔つきブロック1aの貫通孔7は、図2、3に示すように、上方が広くなったテーパ孔で、上面の直径方向両側には、ピン受け凹所11が形成されている。支柱8には、根元部分に直径方向に貫通する孔が設けられ、この孔に両端を突出した状態で位置決めピン12が挿通されている。支柱8は、位置決めピン12の突出端をピン受け凹所11で受け止められた状態で、その基部を貫通孔7に挿入した状態で、貫通孔7と支柱8との隙間及びピン受け凹所11にモルタルを流し込んで固化させることにより、路肩保護ブロック1aに一体化した状態で立設されている。
【0021】
図4ないし図6に示す第2実施例は、路肩保護ブロック1に車止め用の畝が設けられていない点を除き、その他の構造は図1ないし3の構造と同一であるので、図中の同一の部材に同一の符号を付してその説明を省略する。
【0022】
支柱8に架設されたレール材10は、除雪作業による損傷を避けるために、積雪期には取り外される。積雪が少ない地域やガードワイヤの場合には、取り外さないことも多い。上記の路肩保護構造において、路肩は路肩保護ブロック1と、これに隣接一体化された法面保護ブロック2とにより保護されて、路肩の崩落や路盤材の谷側への落下が防止されている。また、ガードレールや車止め用の畝6によって、通行する車両が誤って谷側に転落するのが防止されている。更に防護柵の支柱8が表面積の大きな板状の路肩保護ブロック1に一体化して立設されているため、転倒や傾動に対する抵抗力が大きく、除雪時に作用する横方向の外力によって傾動したり転倒したりする損傷を避けることができ、春先における防護柵の修復作業に要する手間と費用とを大幅に低減することができる。
【0023】
また、支柱8に貫通した位置決めピン12の両端を貫通孔の上端部に設けたピン受け凹所11で受けた状態で支柱8を路肩保護ブロック1と一体化するので、支柱8の高さを容易に一定にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の路肩保護構造を示す斜視図
【図2】図1の路肩保護構造の支柱立設部における断面図
【図3】連結金具の取付位置を破線で示した第1実施例の路肩保護ブロックの平面図
【図4】第2実施例の路肩保護構造を示す斜視図
【図5】図4の路肩保護構造の支柱立設部における断面図
【図6】連結金具の取付位置を破線で示した第2実施例の路肩保護ブロックの平面図
【図7】従来の防護柵の支持ブロックの斜視図
【符号の説明】
1,1a 路肩保護ブロック
2 法面保護ブロック
4 連結金具
5 埋め戻しコンクリート
6 畝
7 貫通孔
8 支柱
Claims (7)
- 路肩に沿って長手方向に連設して敷設された矩形板状の路肩保護ブロック(1)に貫通孔(7)が設けられ、当該貫通孔に防護柵の支柱(8)が立設されている、路肩保護構造。
- 敷設された路肩保護ブロック(1)の複数個毎のブロック(1a)に前記貫通孔(7)が設けられている、請求項1記載の路肩保護構造。
- 敷設された路肩保護ブロック(1)の側面に、側方が低くなる方向に傾斜した法面保護ブロック(2)が連結金具(4)と埋め戻しコンクリート(5)とで一体化して連結されて敷設されている、請求項1又は2記載の路肩保護構造。
- 路肩保護ブロック(1)がその側縁に車止めとなる畝(6)を備えている、請求項1、2又は3記載の路肩保護構造。
- 長手方向中央に防護柵の支柱(8)を挿通する貫通孔を備えた矩形板状の路肩保護ブロック。
- 長手側辺の一方に法面保護ブロック(2)を連結する連結金具(4)の取付ボルト孔を備えている、請求項5記載の路肩保護ブロック。
- 前記取付ボルト孔を備えた側辺と対向する側辺上面に畝(6)が形成されている、請求項5又は6記載の路肩保護ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002950U JP3098028U (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 路肩保護構造及び路肩保護ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002950U JP3098028U (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 路肩保護構造及び路肩保護ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3098028U true JP3098028U (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=43251798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002950U Expired - Lifetime JP3098028U (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 路肩保護構造及び路肩保護ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098028U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100899037B1 (ko) * | 2008-12-24 | 2009-05-21 | 이재복 | 블록 조립체 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003002950U patent/JP3098028U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100899037B1 (ko) * | 2008-12-24 | 2009-05-21 | 이재복 | 블록 조립체 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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