JP3097746U - ブラシレスモーターの過熱保護回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】例えばブラシレスモーターの運転時の温度が安全値を超えた時にモーターコイルの電流を切断することにより、モーターが過熱により焼けてしまうのを避けると同時に、回路の構造をさらに簡単にすることにより、回路の製造コストを低く抑えると共に、回路の設計の自由度を増やすことができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【解決手段】サーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成される。サーミスターと抵抗はトランジスタのベースと連接し、さらにトランジスタのエミッターはモーターコイルと連接する。サーミスターの抵抗値はモーターコイルの運転時の温度変化により変更し、さらにモーターコイルの運転時の温度が安全値を超えた時にはモーターコイルの電流を切断してモーターコイルを保護することができるように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】サーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成される。サーミスターと抵抗はトランジスタのベースと連接し、さらにトランジスタのエミッターはモーターコイルと連接する。サーミスターの抵抗値はモーターコイルの運転時の温度変化により変更し、さらにモーターコイルの運転時の温度が安全値を超えた時にはモーターコイルの電流を切断してモーターコイルを保護することができるように構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ブラシレスモーターの過熱保護回路に関するもので、特にサーミスターを利用してモーターの運転時の温度を検出し、さらに運転時の温度が高過ぎるとモーターコイルの電流を切断し、モーターコイルを保護することができるブラシレスモーターの過熱保護回路に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】
従来のブラシレスモーターの過熱保護回路としては、複雑な回路においてサーミスターの抵抗値を利用してブラシレスモーターの運転時の温度変化の特性に従って上記回路の温度が高過ぎるとショートになったり、または温度の高低に従って回転速度を変更したりすることにより、ブラシレスモーターを保護したり、またはモーターから充分な放熱の風量を提供したりするようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
中華民国公告番号第449199号
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のブラシレスモーターの過熱保護回路においては、過多の抵抗、プログラム化可能なチップ、パルス幅変調(pulse width modulation、PWM)、トランジスタ、コンデンサーおよびダイオードなどの電子素子が含まれているため、上記回路はその構造が複雑になり過ぎると共に、製造コストが高過ぎるという問題点があった。また、異なるブラシレスモーターの回路には異なるサーミスターの位置を有することにより、各回路のモジュールの間の差異性が高過ぎるため、同一の回路は類似功能の需要性を有した異なるブラシレスモーターに転用し難いという問題点があった。そのため、上記のような従来のブラシレスモーターの過熱保護回路をさらに改良しなければならない。
【0006】
本考案は、このような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とするところは、回路はサーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成され、サーミスターは例えばブラシレスモーターの運転時の温度が安全値を超えた時にモーターコイルの電流を切断することができるため、モーターが過熱により焼けてしまうのを避けると同時に、回路の構造をさらに簡単にすることができるため、回路の製造コストを低く抑えると共に、回路の設計の自由度を増やすことができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【0007】
本考案の第一の目的は、回路はサーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成され、サーミスターはブラシレスモーターの過熱時においてモーターコイルの電流を切断することにより、モーターコイルを保護することができるため、モーターの使用寿命を延ばし、回路の構造を簡単にし、さらに回路の製造コストを低く抑えることができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【0008】
本考案の第二の目的は、過熱保護回路は使用上の需要性に応じて例えばマイナス温度係数型またはプラス温度係数型のサーミスターを使用することができるため、回路の設計の自由度を増やすことができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるブラシレスモーターの過熱保護回路は、下記のようになるものである。すなわち、
サーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成される。トランジスタのベースはサーミスターおよび抵抗と連接し、トランジスタのコレクターは電圧入力端と連接し、トランジスタのエミッターはロードと連接し、サーミスターの抵抗値はロードの運転時の温度変化により変更し、さらに運転時の温度が安全値を超えた時にはロードの電流を切断してロードを保護することができる。
【0010】
本考案によるブラシレスモーターの過熱保護回路は、サーミスターはマイナス温度係数型のサーミスターからなり、抵抗は電圧入力端と連接し、さらにサーミスターは接地するように形成されることもできる。また、サーミスターはプラス温度係数型のサーミスターからなり、サーミスターは電圧入力端と連接し、さらに抵抗は接地するように形成されることもできる。また、ロードはモーターコイルからなることもできる。また、ロードは駆動回路からなることもできる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図で、図2は本考案の実施形態2のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図である。
【0013】
【実施形態1】
図1、2を参照すると、本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路にはサーミスター2、抵抗1およびトランジスタ3が含まれる。サーミスター2および抵抗1はトランジスタ3のベースに連接され、そしてトランジスタ3のコレクターはモーターコイル4に連接される。サーミスター2の抵抗値はモーターコイル4の運転時の温度変化により変更し、さらに運転時の温度が安全値を超えると、モーターコイル4の電流を切断することができるため、モーターコイル4を保護することができる。それにより、本考案においてはモーターの使用寿命を確実に延ばし、さらに回路の構造を簡単にして回路の製造コストを低く抑えることができる。
【0014】
再び図1を参照すると、本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路が掲示される。本考案の実施形態1の回路はマイナス温度係数型(negativetemperature coefficient、NTC)のサーミスター2を選択して使用するもので、その抵抗値は温度の上昇に従って降下する。上記回路は抵抗1の一端およびトランジスタ3のコレクターにより共同で電圧入力端Vccと連接し、そして抵抗1の他端によりトランジスタ3のベースおよびサーミスター2の一端と連接し、そしてサーミスター2の他端により接地し、さらにトランジスタ3のエミッターによりロード4と連接する。ロード4は好ましくはモーターコイルまたは駆動回路からなることができる。
【0015】
再び図1を参照すると、本考案の実施形態1は適当に抵抗1およびNTC型のサーミスター2の抵抗値の大きさを選択することにより、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間には充分なバイアス電圧(≧0.7V)が形成され、さらにトランジスタ3のコレクターおよびエミッターは電流の通路に形成されるため、ロード4(コイル)が正常に運転するのを駆動することができる。正常な運転期間において、NTC型サーミスター2の抵抗値はロード4(コイル)の運転温度の上昇に従って降下するが、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間には充分なバイアス電圧(≧0.7V)が形成される。それに反して、過熱の運転が生じた場合(ロード4の運転温度が予め設定された安全値を超えた場合)、NTC型サーミスター2の抵抗値は予め設定された抵抗値より低くなるように急に降下する。この時、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間のバイアス電圧は0.7Vより低くなり、そしてトランジスタ3のコレクターおよびエミッターの間の電流の通路は遮断されることにより、ロード4(コイル)は運転を暫く停止するため、ロード4(コイル)が焼けてしまうのを避けることができる。さらに、ロード4(コイル)の温度が安全値以下まで下がった時、トランジスタ3のコレクターおよびエミッターの電流の通路は再び導通されるため、ロード4(コイル)は再び起動して運転するように形成される。
【0016】
【実施形態2】
図2を参照すると、本考案の実施形態2のブラシレスモーターの過熱保護回路が掲示される。実施形態1と比べて、実施形態2の回路はプラス温度係数型(positive temperature coefficient、PTC)のサーミスター2’を選択して使用するもので、さらに上記回路はサーミスター2’の一端およびトランジスタ3のコレクターにより共同で電圧入力端Vccと連接し、そしてサーミスター2’の他端によりトランジスタ3のベースおよび抵抗1の一端と連接し、そして抵抗1他端により接地し、さらにトランジスタ3のエミッターによりロード4と連接する。このように、実施形態2においても同様に適当に抵抗1およびPTC型のサーミスター2’の抵抗値の大きさを選択することにより、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間には充分なバイアス電圧(≧0.7V)が形成され、さらにトランジスタ3のコレクターおよびエミッターの間には電流の通路が形成されるため、ロード4(コイル)が正常に運転するよう駆動することができる。また、ロード4の運転温度が予め設定された安全値を越えた時、PTC型サーミスター2’の抵抗値は予め設定された安全値を超えるまで上昇したことにより、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間のバイアス電圧は0.7Vより低くなり、さらにトランジスタ3のコレクターおよびエミッターの電流の通路は遮断されることにより、実施形態2においても同様にロード4(コイル)は運転を暫く停止するため、ロード4(コイル)が焼けてしまうのを避けることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案のブラシレスモーターの過熱保護回路によれば、回路はサーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成され、サーミスターはブラシレスモーターの過熱時においてモーターコイルの電流を切断することにより、モーターコイルを保護することができるため、モーターの使用寿命を延ばし、回路の構造を簡単にし、さらに回路の製造コスト低く抑えることができるという利点がある。
【0018】
本考案のブラシレスモーターの過熱保護回路によれば、過熱保護回路は使用上の需要性に応じて例えばマイナス温度係数型またはプラス温度係数型のサーミスターを使用することができるため、回路の設計の自由度を増やすことができるという利点がある。
【0019】
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図である。
【図2】本考案の実施形態2のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図である。
【符号の説明】
1 抵抗 2 サーミスター
2’ サーミスター 3 トランジスタ
4 ロード
【考案の属する技術分野】
本考案は、ブラシレスモーターの過熱保護回路に関するもので、特にサーミスターを利用してモーターの運転時の温度を検出し、さらに運転時の温度が高過ぎるとモーターコイルの電流を切断し、モーターコイルを保護することができるブラシレスモーターの過熱保護回路に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
【0003】
従来のブラシレスモーターの過熱保護回路としては、複雑な回路においてサーミスターの抵抗値を利用してブラシレスモーターの運転時の温度変化の特性に従って上記回路の温度が高過ぎるとショートになったり、または温度の高低に従って回転速度を変更したりすることにより、ブラシレスモーターを保護したり、またはモーターから充分な放熱の風量を提供したりするようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
中華民国公告番号第449199号
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のブラシレスモーターの過熱保護回路においては、過多の抵抗、プログラム化可能なチップ、パルス幅変調(pulse width modulation、PWM)、トランジスタ、コンデンサーおよびダイオードなどの電子素子が含まれているため、上記回路はその構造が複雑になり過ぎると共に、製造コストが高過ぎるという問題点があった。また、異なるブラシレスモーターの回路には異なるサーミスターの位置を有することにより、各回路のモジュールの間の差異性が高過ぎるため、同一の回路は類似功能の需要性を有した異なるブラシレスモーターに転用し難いという問題点があった。そのため、上記のような従来のブラシレスモーターの過熱保護回路をさらに改良しなければならない。
【0006】
本考案は、このような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とするところは、回路はサーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成され、サーミスターは例えばブラシレスモーターの運転時の温度が安全値を超えた時にモーターコイルの電流を切断することができるため、モーターが過熱により焼けてしまうのを避けると同時に、回路の構造をさらに簡単にすることができるため、回路の製造コストを低く抑えると共に、回路の設計の自由度を増やすことができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【0007】
本考案の第一の目的は、回路はサーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成され、サーミスターはブラシレスモーターの過熱時においてモーターコイルの電流を切断することにより、モーターコイルを保護することができるため、モーターの使用寿命を延ばし、回路の構造を簡単にし、さらに回路の製造コストを低く抑えることができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【0008】
本考案の第二の目的は、過熱保護回路は使用上の需要性に応じて例えばマイナス温度係数型またはプラス温度係数型のサーミスターを使用することができるため、回路の設計の自由度を増やすことができるブラシレスモーターの過熱保護回路を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるブラシレスモーターの過熱保護回路は、下記のようになるものである。すなわち、
サーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成される。トランジスタのベースはサーミスターおよび抵抗と連接し、トランジスタのコレクターは電圧入力端と連接し、トランジスタのエミッターはロードと連接し、サーミスターの抵抗値はロードの運転時の温度変化により変更し、さらに運転時の温度が安全値を超えた時にはロードの電流を切断してロードを保護することができる。
【0010】
本考案によるブラシレスモーターの過熱保護回路は、サーミスターはマイナス温度係数型のサーミスターからなり、抵抗は電圧入力端と連接し、さらにサーミスターは接地するように形成されることもできる。また、サーミスターはプラス温度係数型のサーミスターからなり、サーミスターは電圧入力端と連接し、さらに抵抗は接地するように形成されることもできる。また、ロードはモーターコイルからなることもできる。また、ロードは駆動回路からなることもできる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図で、図2は本考案の実施形態2のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図である。
【0013】
【実施形態1】
図1、2を参照すると、本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路にはサーミスター2、抵抗1およびトランジスタ3が含まれる。サーミスター2および抵抗1はトランジスタ3のベースに連接され、そしてトランジスタ3のコレクターはモーターコイル4に連接される。サーミスター2の抵抗値はモーターコイル4の運転時の温度変化により変更し、さらに運転時の温度が安全値を超えると、モーターコイル4の電流を切断することができるため、モーターコイル4を保護することができる。それにより、本考案においてはモーターの使用寿命を確実に延ばし、さらに回路の構造を簡単にして回路の製造コストを低く抑えることができる。
【0014】
再び図1を参照すると、本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路が掲示される。本考案の実施形態1の回路はマイナス温度係数型(negativetemperature coefficient、NTC)のサーミスター2を選択して使用するもので、その抵抗値は温度の上昇に従って降下する。上記回路は抵抗1の一端およびトランジスタ3のコレクターにより共同で電圧入力端Vccと連接し、そして抵抗1の他端によりトランジスタ3のベースおよびサーミスター2の一端と連接し、そしてサーミスター2の他端により接地し、さらにトランジスタ3のエミッターによりロード4と連接する。ロード4は好ましくはモーターコイルまたは駆動回路からなることができる。
【0015】
再び図1を参照すると、本考案の実施形態1は適当に抵抗1およびNTC型のサーミスター2の抵抗値の大きさを選択することにより、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間には充分なバイアス電圧(≧0.7V)が形成され、さらにトランジスタ3のコレクターおよびエミッターは電流の通路に形成されるため、ロード4(コイル)が正常に運転するのを駆動することができる。正常な運転期間において、NTC型サーミスター2の抵抗値はロード4(コイル)の運転温度の上昇に従って降下するが、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間には充分なバイアス電圧(≧0.7V)が形成される。それに反して、過熱の運転が生じた場合(ロード4の運転温度が予め設定された安全値を超えた場合)、NTC型サーミスター2の抵抗値は予め設定された抵抗値より低くなるように急に降下する。この時、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間のバイアス電圧は0.7Vより低くなり、そしてトランジスタ3のコレクターおよびエミッターの間の電流の通路は遮断されることにより、ロード4(コイル)は運転を暫く停止するため、ロード4(コイル)が焼けてしまうのを避けることができる。さらに、ロード4(コイル)の温度が安全値以下まで下がった時、トランジスタ3のコレクターおよびエミッターの電流の通路は再び導通されるため、ロード4(コイル)は再び起動して運転するように形成される。
【0016】
【実施形態2】
図2を参照すると、本考案の実施形態2のブラシレスモーターの過熱保護回路が掲示される。実施形態1と比べて、実施形態2の回路はプラス温度係数型(positive temperature coefficient、PTC)のサーミスター2’を選択して使用するもので、さらに上記回路はサーミスター2’の一端およびトランジスタ3のコレクターにより共同で電圧入力端Vccと連接し、そしてサーミスター2’の他端によりトランジスタ3のベースおよび抵抗1の一端と連接し、そして抵抗1他端により接地し、さらにトランジスタ3のエミッターによりロード4と連接する。このように、実施形態2においても同様に適当に抵抗1およびPTC型のサーミスター2’の抵抗値の大きさを選択することにより、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間には充分なバイアス電圧(≧0.7V)が形成され、さらにトランジスタ3のコレクターおよびエミッターの間には電流の通路が形成されるため、ロード4(コイル)が正常に運転するよう駆動することができる。また、ロード4の運転温度が予め設定された安全値を越えた時、PTC型サーミスター2’の抵抗値は予め設定された安全値を超えるまで上昇したことにより、トランジスタ3のベースおよびエミッターの間のバイアス電圧は0.7Vより低くなり、さらにトランジスタ3のコレクターおよびエミッターの電流の通路は遮断されることにより、実施形態2においても同様にロード4(コイル)は運転を暫く停止するため、ロード4(コイル)が焼けてしまうのを避けることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案のブラシレスモーターの過熱保護回路によれば、回路はサーミスター、抵抗およびトランジスタにより構成され、サーミスターはブラシレスモーターの過熱時においてモーターコイルの電流を切断することにより、モーターコイルを保護することができるため、モーターの使用寿命を延ばし、回路の構造を簡単にし、さらに回路の製造コスト低く抑えることができるという利点がある。
【0018】
本考案のブラシレスモーターの過熱保護回路によれば、過熱保護回路は使用上の需要性に応じて例えばマイナス温度係数型またはプラス温度係数型のサーミスターを使用することができるため、回路の設計の自由度を増やすことができるという利点がある。
【0019】
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態1のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図である。
【図2】本考案の実施形態2のブラシレスモーターの過熱保護回路による回路図である。
【符号の説明】
1 抵抗 2 サーミスター
2’ サーミスター 3 トランジスタ
4 ロード
Claims (5)
- サーミスター(2)、抵抗(1)およびトランジスタ(3)により構成されるブラシレスモーターの過熱保護回路であって、トランジスタ(3)のベースはサーミスター(2)および抵抗(1)と連接し、トランジスタ(3)のコレクターは電圧入力端と連接し、トランジスタ(3)のエミッターはロード(4)と連接し、サーミスター(2)の抵抗値はロード(4)の運転時の温度変化により変更し、さらに運転時の温度が安全値を超えた時にはロード(4)の電流を切断してロード(4)を保護することができることを特徴とするブラシレスモーターの過熱保護回路。
- サーミスター(2)はマイナス温度係数型のサーミスターからなり、抵抗(1)は電圧入力端と連接し、さらにサーミスター(2)は接地するように形成されることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモーターの過熱保護回路。
- サーミスター(2)はプラス温度係数型のサーミスターからなり、サーミスター(2)は電圧入力端と連接し、さらに抵抗(1)は接地するように形成されることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモーターの過熱保護回路。
- ロード(4)はモーターコイルからなることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモーターの過熱保護回路。
- ロード(4)は駆動回路からなることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモーターの過熱保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002667U JP3097746U (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | ブラシレスモーターの過熱保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002667U JP3097746U (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | ブラシレスモーターの過熱保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097746U true JP3097746U (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=43251536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002667U Expired - Lifetime JP3097746U (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | ブラシレスモーターの過熱保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097746U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105471357A (zh) * | 2014-09-30 | 2016-04-06 | 日本电产高科电机株式会社 | 马达驱动装置 |
CN109885152A (zh) * | 2019-04-23 | 2019-06-14 | 深圳市致宸信息科技有限公司 | 应用于高性能服务器上的过热保护电路及高性能服务器 |
-
2003
- 2003-05-13 JP JP2003002667U patent/JP3097746U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105471357A (zh) * | 2014-09-30 | 2016-04-06 | 日本电产高科电机株式会社 | 马达驱动装置 |
JP2016073095A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日本電産テクノモータ株式会社 | モータ駆動装置 |
CN109885152A (zh) * | 2019-04-23 | 2019-06-14 | 深圳市致宸信息科技有限公司 | 应用于高性能服务器上的过热保护电路及高性能服务器 |
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