JPH0678448A - 継電装置 - Google Patents

継電装置

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JPH0678448A
JPH0678448A JP4227070A JP22707092A JPH0678448A JP H0678448 A JPH0678448 A JP H0678448A JP 4227070 A JP4227070 A JP 4227070A JP 22707092 A JP22707092 A JP 22707092A JP H0678448 A JPH0678448 A JP H0678448A
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JP
Japan
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relay device
resistor
phase
induction motor
main terminals
Prior art date
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Pending
Application number
JP4227070A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamada
芳弘 山田
Shigehiro Ichida
重宏 市田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常過熱や過電流から交流で駆動される装置
を保護するための継電装置であり、無接点方式で構成さ
れており、接点の溶着等による火災の恐れがない継電装
置を得る。 【構成】 第1,第2の主端子間が、電源15と単相交
流誘導モーター11との間に直列に接続されているトラ
イアック18と、互いに直列に接続された抵抗20及び
PTC素子19を有し、抵抗20とPTC素子19の間
の接続点21がトライアック18のゲート端子に接続さ
れており、単相交流誘導モーター11にPTC素子19
が熱結合されており、抵抗20及びPTC素子19が、
PTC素子19の抵抗値が急激に増大した際に、トライ
アック18をターンオフ状態とするように、PTC素子
19および抵抗20の特性および抵抗値が選択されてい
る、継電装置17。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流で駆動される装
置、例えば単相交流誘導モーターを過熱もしくは過電流
から保護するための継電装置に関し、特に、無接点方式
で構成された継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫のコンプレッサーや各種ポンプに
おいて、単相交流誘導モーターが多用されている。この
単相交流誘導モーターの駆動回路の一例を図3に示す。
図3から明らかなように、単相交流誘導モーター1は、
補助巻線2及び主巻線3を有する。4は電源を示し、電
源4と単相交流誘導モーター1との間には、スイッチ5
及び継電装置6が接続されている。また、補助巻線2と
電源4との間には起動のための正特性サーミスタ素子
(以下、PTC素子)7が接続されている。
【0003】上記継電装置6は、単相交流誘導モーター
1を起動したあとに、該モーター1が過熱した際に、並
びに過電流が流れた際に、モータ1への給電を停止する
ために設けられている。ところで、従来の継電装置6
は、抵抗体からなるヒーター9と、該ヒーター9に熱結
合されるように配置されたバイメタル・スイッチ8とに
より構成されており、この継電装置6は、単相交流誘導
モーター1に熱結合されるように配置されている。
【0004】単相交流誘導モーター1が過熱した場合
は、単相交流誘導モーター1から与えられる熱によりバ
イメタル・スイッチ8が開放され、それによって単相交
流誘導モーター1への給電が停止される。また、この回
路に過電流が流れた場合には、ヒーター9が発熱し、そ
れによってバイメタル・スイッチ8が開放され、同様に
単相交流誘導モーター1の駆動が停止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように過熱及び
過電流に対する保護装置としての従来の継電装置6は、
ヒーター9及びバイメタル・スイッチ8を用いて構成さ
れていた。従って、継電装置6が有接点装置であるた
め、バイメタル・スイッチ8の接点が溶着して異常発熱
し、モーターの焼損事故等を引き起こすおそれがあると
いう問題があった。
【0006】本発明の目的は、有接点方式による従来の
継電装置の欠点を解消し、接点の溶着等による焼損事故
の発生の恐れがない無接点方式の継電装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流で駆動さ
れる装置の過熱もしくは過電流からの保護を行うための
継電装置であり、第1,第2の主端子および所定の値を
超える電圧または該所定の値以下の電圧が印加された時
に第1,第2の主端子間をオン状態またはオフ状態とす
るゲート端子を有し、かつ第1,第2の主端子間が、電
源と前記交流で駆使される装置との間に直列に接続され
た三端子サイリスタと、前記サイリスタのゲート端子
に、第1,第2の主端子間をオン状態またはオフ状態と
するゲート電圧を与えるように、該ゲート端子に接続さ
れたトリガ回路とを備え、トリガ回路が、互いに直列に
接続されたサーミスタ素子及び抵抗を有し、該サーミス
タ素子と抵抗との間の接続点が前記ゲート端子に接続さ
れており、常時は前記第1,第2の主端子間をオフ状態
とし、サーミスタ素子が発熱状態にあるときには第1,
第2の主端子間をオフ状態とするように、前記サーミス
タ素子及び抵抗が選ばれており、かつサーミスタ素子
が、前記交流で駆動される装置に熱結合されていること
を特徴とする継電装置である。
【0008】
【作用】本発明の継電装置では、常時は第1,第2の主
端子間がオン状態となるように、かつサーミスタ素子が
発熱状態にある場合は、主端子間をオフ状態とするよう
に、上記サーミスタ素子及び抵抗が選択されている。従
って、保護すべき装置が過熱した場合は、該装置から与
えられる熱によりサーミスタ素子が発熱状態となって、
第1,第2の主端子間がオフ状態とされ、保護すべき装
置への給電が停止される。同様に、駆動回路に過電流が
流れた場合には、前記サーミスタ素子が異常発熱し、そ
れによって上記ゲート電圧が低下し、保護すべき装置へ
の給電が停止される。よって、本発明の継電装置では、
過熱や過電流から装置を確実に保護することができ、し
かも無接点方式であるため接点の溶着等による焼損事故
の恐れもない。
【0009】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ実施例を説明
することにより、本発明を明らかにする。図1は、本発
明の一実施例にかかる単相交流誘導モーター用継電装置
が接続された単相交流誘導モーターの駆動回路を示す回
路図である。
【0010】単相交流誘導モーター11は、補助巻線1
2及び主巻線13を有する。補助巻線12に直列に、起
動用のPTC素子14が接続されている。上記単相交流
誘導モーター11と電源15との間には、スイッチ16
及び本実施例の継電装置17が接続されている。継電装
置17は、三端子サイリスタとしてのトライアック18
と、PTC素子19と、抵抗20とを有する。
【0011】上記トライアック18の第1,第2の主端
子間は、スイッチ16と単相交流誘導モーター11との
間に直列に接続されている。他方、抵抗20及びPTC
素子19は互いに直列に接続されており、かつ上記単相
交流誘導モーター11とは並列に接続されている。そし
て、抵抗20とPTC素子19との間の接続点21が、
上記トライアック18のゲート端子に電気的に接続され
ている。上記抵抗20及びPTC素子19は、常時は、
トライアック18の第1,第2の主端子間をオン状態と
するゲート電圧を与えるように、かつPTC素子19が
異常抵抗(高抵抗)状態となった際には、トライアック
18の第1,第2の主端子間をオフ状態にし得るよう
に、その特性及び抵抗値が選択されている。
【0012】本実施例の継電装置17の動作につき説明
する。まず、スイッチ16が閉成される。この場合、初
期状態では、トライアック18の第1,第2の主端子間
がオン状態とされている。すなわち、PTC素子19が
低抵抗状態にあり、該PTC素子19と抵抗20との分
圧効果により、トライアック18をオン状態とするゲー
ト電圧が接続点21からゲート端子に与えられる。ま
た、補助巻線12及び主巻線13にも電流は流れ、単相
交流誘導モーター11が起動される。
【0013】起動後には、PTC素子14が次第に通電
により発熱し、高抵抗状態となり、補助巻線12に流れ
る電流が低減され、単相交流誘導モーター11の定格運
転に必要な電流量が低減される。他方、単相交流誘導モ
ーター11が異常過熱した場合は、単相交流誘導モータ
ー11に熱結合されているPTC素子19に該異常過熱
に基づく熱が供給される。その結果、PTC19の抵抗
値が急激に増大する。よって、接続点21からトライア
ック18のゲート端子に与えられるゲート電圧が急激に
低下しターンオフ電圧以下となり、トライアック18の
第1,第2の主端子間がオフ状態とされ、単相交流誘導
モーター11への給電が停止される。
【0014】また、この駆動回路に過電流が流れた場合
は、PTC素子19が該過電流の通電により発熱し、そ
の抵抗値が急激に高くなる。従って、上記異常過熱時と
同様に、接続点21から与えられるゲート電圧が低下
し、ターンオフ電圧以下となるため、トライアック18
の第1,第2の主端子間がオフ状態とされ、単相交流誘
導モーター11への給電が停止される。従来の継電装置
6(図3参照)では、有接点方式であるため、接点の溶
着により火災事故を発生させる恐れがあった。これに対
し、本実施例の継電装置17は、上記のように無接点方
式で異常過熱や過電流から単相交流誘導モーター11を
保護するものであるため、上記のような焼損事故を発生
させる恐れがない。
【0015】図2は、本発明の他の実施例にかかる継電
装置が接続された単相交流誘導モーターの駆動回路を示
す回路図である。本実施例の継電装置22は、PTC素
子19に代えて、負特性サーミスタ素子(NTC素子)
23を用い、サーミスタ素子と抵抗との接続順序を逆転
させたことを除いては、図1に示した実施例と同様に構
成されている。
【0016】すなわち、トライアック18の一方の主端
子にNTC素子23の一端が接続されており、NTC素
子23の他端が抵抗24に接続されている。抵抗24の
他端は電源15に接続されている。そして、互に直列に
接続されたNTC素子23と抵抗24の間の接続点25
が上記トライアック18のゲート端子に接続されてい
る。
【0017】第2の実施例の継電装置22では、常時
は、トライアック18の第1,第2の主端子間をオン状
態とするゲート電圧を与えるように、他方、単相交流誘
導モーターの異常過熱時及び本駆動回路に過電流が流れ
た際には、上記ゲート電圧をトライアック18のターン
オフ電圧以下とするように、NTC素子23及び抵抗2
4の特性及び抵抗値が選択されている。
【0018】従って、単相交流誘導モーター11の起動
後に、単相交流誘導モーター11が異常過熱した場合に
は、単相交流誘導モーター11に熱結合されているNT
C素子23に熱が与えられ、NTC素子23と抵抗24
との分圧効果により、上記ゲート電圧がターンオフ電圧
以下とされ、トライアック18の第1,第2の主端子間
がオフ状態とされる。また、本駆動回路に過電流が流れ
た場合には、NTC23の抵抗値が急激に低下し、それ
によって上記ゲート電圧がターンオフ電圧以下となり、
トライアック18の第1,第2の主端子間がオフ状態と
され、単相交流誘導モーター11への給電が停止され
る。
【0019】よって、第1の実施例の継電装置の場合と
同様に、異常過熱や過電流から単相交流誘導モーター1
1を無接点方式で保護することができる。また、上記実
施例では、主巻線12及び補助巻線13を有する単相交
流誘導モーター11を、異常過熱や過電流から保護する
ための継電装置につき説明したが、本発明の継電装置
は、単相交流誘導モーター以外の装置を異常過熱や過電
流から保護するのにも用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明では、異常過熱時
や過電流が流れた際に、電源と保護すべき装置との間に
第1,第2の主端子間が直列に接続されている三端子サ
イリスタのゲート電圧が、サーミスタ素子及び抵抗から
なるトリガ回路によりターンオフ電圧以下とされ、それ
によって保護すべき装置への給電が停止される。すなわ
ち、本発明の継電装置によれば、無接点方式で保護すべ
き装置を過熱や過電流から確実に保護することができ
る。
【0021】従来の継電装置は、バイメタルあるいはバ
イメタルとヒーターとを組み合わせた有接点方式で構成
されていたため、接点の溶着等により焼損事故の恐れが
あったが、本発明の継電装置は、上記のように無接点方
式で保護すべき装置を異常過熱や過電流から保護するも
のであるため、このような火災事故を引き起こす恐れが
ない。
【0022】また、無接点方式であるため、本発明の継
電装置は信頼性に優れており、耐環境特性においても優
れている。のみならず、使用するサーミスタ素子の特性
を変更することにより、種々の大きさの過電流に対する
保護を確実に果たすことができ、したがって広範な大き
さの過電流や異常過熱からの保護に、本発明の継電装置
を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の継電装置が接続された
単相交流誘導モーターの駆動回路を示す図。
【図2】本発明の第2の実施例の継電装置が接続された
単相交流誘導モーターの駆動回路を示す回路図。
【図3】従来の継電装置が接続された単相交流誘導モー
ターの駆動回路を示す回路図。
【符号の説明】
11…単相交流誘導モーター 15…電源 17…継電装置 18…三端子サイリスタとしてのトライアック 19…PTC素子 20…抵抗 21…接続点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流で駆動される装置を過熱又は過電流
    から保護するための継電装置であって、 第1,第2の主端子及び所定の値を超えるまたは該所定
    の値以下の電圧が印加された時に第1,第2の主端子間
    をオン状態またはオフ状態とするためのゲート端子を有
    し、かつ第1,第2の主端子間が、電源と前記交流で駆
    動される装置との間に直列に接続された三端子サイリス
    タと、 前記サイリスタのゲート端子に、第1,第2の主端子間
    をオン状態またはオフ状態とするゲート電圧を与えるよ
    うに、該ゲート端子に接続されたトリガ回路とを備え、 前記トリガ回路が、互いに直列に接続されたサーミスタ
    素子及び抵抗を有し、前記サーミスタ素子と抵抗との間
    の接続点が前記ゲート端子に接続されており、常時は前
    記第1,第2の主端子間をオン状態とするように、サー
    ミスタ素子が発熱状態にあるときには第1,第2の主端
    子間をオフ状態とするように前記サーミスタ素子及び抵
    抗が選ばれており、かつ前記サーミスタ素子が、前記交
    流で駆動される装置に熱結合されていることを特徴とす
    る、継電装置。
JP4227070A 1992-08-26 1992-08-26 継電装置 Pending JPH0678448A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4812916A (en) * 1986-03-31 1989-03-14 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Visual monitoring device which projects an image of a register mark onto a scanning surface for use in setting image processing conditions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4812916A (en) * 1986-03-31 1989-03-14 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Visual monitoring device which projects an image of a register mark onto a scanning surface for use in setting image processing conditions

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