JP3097582U - 木造建築物における補強器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安価に製造することのできる木造建築物における補強器具を提供する。
【解決手段】木造建築物における基礎部1と、この基礎部1上に設けた土台2と、この土台2上に立設した柱部材3とに取付けるための補強器具であって、前記基礎部1と土台2と柱部材3とへの各取付け部4A、4B、4Cに、ネジ部材5、6を挿通自在の挿通孔7を備えた第一の板部材4と、前記ネジ部材5、6における適数のネジ部材6の頭部6Hを押さえるための第二の板部材9を前記第一の板部材4に取付けるために、前記第一の板部材4に設けた穴7に挿通しナット部材14によって前記第一の板部材4に予め固定された複数の固定ネジ11とを備え、前記ネジ部材6の頭部6Hの高さと前記ナット部材14の高さをほぼ等しく設けてなるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、木造建築物における補強器具に係わり、さらに詳細には、より安価に構成することのできる補強器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
木造建築物における基礎部と、基礎部上に設けた土台と、この土台上に立設した柱部材とに取付けるための補強器具は公知である(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】
特許第3364466号公報
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記特許文献1に記載の従来の木造建築物における補強器具の構成は、図6、図7に示すとおりである。
すなわち、木造建築物における基礎部1と、この基礎部1上に設けた土台2と、この土台2上に立設した柱部材3とに取付けるために、前記基礎部1、土台2、柱部材3への取付け部4A、4B、4Cを備えた第一の板部材4を備えており、この第一の板部材4の前記各取付け部4A、4B、4Cには、前記基礎部1、土台2、柱部材3へ第一の板部材4を取付けるための複数のネジ部材5、6を挿通自在の挿通孔7がそれぞれ複数設けられている。
前記ネジ部材5には、第一の板部材4を固定するためのナット8が螺合してあり、かつ第一の板部材4における各取付け部4B、4Cに設けた前記挿通孔7には、第一の板部材4を固定するために、前記土台2、柱部材3に捩じ込み固定した前記ネジ部材6が挿通してある。
そして、前記ネジ部材6の頭部6Hを押さえるために第二の板部材9が設けられている。この第二の板材9は、頭部を前記第一の板材4に溶着した複数の固定ネジ11のネジ部が前記第二の板部材9に設けた穴を貫通し、このネジ部にナット12を螺合することにより、前記第二の板部材9は前記ネジ部材6の頭部6Hを押さえた状態でもって前記第一の板部材4に固定されている。
前述のごとき従来の構成においては、第一の板部材4に対して挿通孔7を加工する行程と、固定ネジ11の頭部にフラッシュバットを行う行程とが必要であると共に、前記固定ネジ11は頭部に小さな突出部を備えた構成が必要であるなど、全体として高価になりがちであり、さらなる改善が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の問題を改善するためになされたもので、木造建築物における基礎部と、この基礎部上に設けた土台と、この土台上に立設した柱部材とに取付けるための補強器具であって、前記基礎部と土台と柱部材とへの各取付け部に、ネジ部材を挿通自在の挿通孔を備えた第一の板部材と、前記ネジ部材における適数のネジ部材の頭部を押さえるための第二の板部材を前記第一の板部材に取付けるために、前記第一の板部材に設けた穴に挿通しナット部材によって前記第一の板部材に予め締付け固定された複数の固定ネジとを備えてなるものである。また本考案は、木造建築物における補強器具において、前記ネジ部材の頭部の高さと前記ナット部材の高さをほぼ等しく設けてなるものである。
また本考案は、木造建築物における補強器具において、前記固定ネジを挿通する前記穴に皿もみが形成してある。
また本考案は、木造建築物における補強器具において、前記第一の板部材はストレートのプレートよりなるものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実地形態について説明するに、前述した従来の構成と同一機能を資する構成部分には同一符号を付して重複した説明は省略する。本考案の実地形態においては、図1に示すように、固定ネジ11を、補強部材としての第一の板部材4に溶接する構成に替えて、第一の板部材4に設けた穴13に前記固定ネジ11を挿通し、前記ネジ部材6の頭部6Hの高さとほぼ高さの等しいナット部材14を前記固定ネジ11に螺合することにより、前記固定ネジ11は前記第一の板部材4に螺着固定してある。そして、この固定ネジ11にナット12を螺合することにより、頭部押さえ部材としての第二の板部材9によってネジ部材6の頭部6Hを押さえた状態に、前記第二の板部材9は固定されている。
上記構成によれば、第一の板部材4に対しては挿通孔7及び穴13の穴加工を行えば良いものであって、固定ネジ11を溶接する必要がないので、加工行程が少なくなり、より安価に製造することができるものである。
ところで、前記構成により、固定ネジ11の頭部の存在により、柱部材3等と第一の板部材4との間に前記頭部の高さに相当する隙間が存在するが、図2に示すように、前記穴13の部分に皿もみ15を形成して、固定ネジ11の頭部が上記皿もみ15内に入り込むようにすることにより、前記隙間を小さく叉はなくすことができるものである。
前記土台2の長手方向の中間部分において柱部材3が立設してある部分に適用する構成としては、図3に示すように、第一の板部材4において基礎部1、土台2、に取付けるための、第一の板部材4の下部には第一の板部材4の長手方向に対して左右両側へ張り出した張り出し部16を備えることが望ましい。
上記構成とすることにより、第一の板部材4の強度がより向上すると共に、基礎部1、土台2に対する取付けをより確実に行うことができるものである。
また、前記第一の板部材4の取付け部としては、図4に示すように、ストレートの構成とすることもできる。この構成においては、第一の板部材4は、例えば帯鋼材によって構成することができ、より安価な構成となるものである。
さらに、上記ストレートの構成とすることで、基礎部1、土台2、柱部材3の取付けだけでなく、増改築などによる一階の柱部材3と二階の柱部材3との柱部材3どうしの補強器具としても使用できるようになる。
また、前記第一の板部材4としては、図5に示すように、雌ネジ部を備えた構成とすることもできる。すなわち、例えば板部材4に直接雌ネジ部を形成する構成やナット16を溶接する構成とすることもできる。
上記構成により、第二の板部材9をボルトによって第一の板部材4に取付けることができ、前述の実施例と同様の効果を奏するものである。
【0006】
【考案の効果】
以上のごとき説明より明らかなように、本考案によれば第一の板部材に対してネジ部材を溶接することを省略でき、従来よりも安価に製造できるものである。
【0007】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係る木造建築物における補強器具の断面説明図である。
【図2】第二の実施形態に係る構成を示す断面説明図である。
【図3】第一の板部材の変更態様を示す説明図である。
【図4】第一の板部材の変更態様を示す説明図である。
【図5】第一の板部材の変更態様を示す説明図である。
【図6】従来の構成を示す斜視説明図である。
【図7】同上の主要部の断面説明図である。
【符号の説明】
1   基礎部
2   土台
3   柱部材
4   第一の板部材
5、6 ネジ部材
7   挿通孔
9   第二の板部材
11  固定ネジ
13  穴
15  皿もみ
16  張り出し部

Claims (4)

  1. 木造建築物における基礎部と、この基礎部上に設けた土台と、この土台上に立設した柱部材とに取付けるための補強器具であって、前記基礎部と土台と柱部材とへの各取付け部に、ネジ部材を挿通自在の挿通孔を備えた第一の板部材と、前記ネジ部材における適数のネジ部材の頭部を押さえるための第二の板部材を前記第一の板部材に取付けるために、前記第一の板部材に設けた穴に挿通しナット部材によって前記第一の板部材に予め締付け固定された複数の固定ネジとを備えてなることを特徴とする木造建築物における補強器具。
  2. 請求項1に記載の木造建築物における補強器具において、前記ネジ部材の頭部の高さと前記ナット部材の高さをほぼ等しく設けてなることを特徴とする木造建築物における補強器具。
  3. 請求項1叉は2に記載の木造建築物における補強器具において、前記固定ネジを挿通する前記穴に皿もみが形成してあることを特徴とする木造建築物における補強器具。
  4. 請求項1、2叉は3に記載の木造建築物における補強器具において、前記第一の板部材はストレートのプレートよりなることを特徴とする木造建築物における補強器具。
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