JP3097574U - ヘアーカーラの加熱及び防水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができるヘアーカーラの加熱及び防水構造を提供する。
【解決手段】ヒータ1及びカーラ2とで構成されるヘアーカーラの加熱及び防水構造であって、ヒータは、導熱可能な棒状物であり、本体11、抵抗線12、外覆層13及び端部14から構成され、本体の外周表面には複数の螺旋溝が設けられ、抵抗線は、本体の外周に巻き付く金属の線であり、両端を電源線の正、負極に連結され、外覆層は、本体の外周を覆う導熱層であり、抵抗線の両端を隔離して電源線を固定し、カーラは一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、内部にはヒータの容納に共される孔116が設けられ、カーラの両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端22が形成され、該錘形端の側縁には等間隔に複数個の束筋板221が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】ヒータ1及びカーラ2とで構成されるヘアーカーラの加熱及び防水構造であって、ヒータは、導熱可能な棒状物であり、本体11、抵抗線12、外覆層13及び端部14から構成され、本体の外周表面には複数の螺旋溝が設けられ、抵抗線は、本体の外周に巻き付く金属の線であり、両端を電源線の正、負極に連結され、外覆層は、本体の外周を覆う導熱層であり、抵抗線の両端を隔離して電源線を固定し、カーラは一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、内部にはヒータの容納に共される孔116が設けられ、カーラの両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端22が形成され、該錘形端の側縁には等間隔に複数個の束筋板221が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ヘアーカーラの加熱及び防水構造に係るものであり、特に、ヘアーカーラの加熱及び防水機能を高めるためのヘアーカーラの加熱及び防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、髪にカールを付けるために、髪に巻き付けて使用するヘアーカーラが存在する。ヘアーカーラには、巻き付けた髪を固定する部材を有するものや、ヘアーカーラを加熱して髪にカールのくせ付けを行うもの、防水機能を有するものなどがある。このようなヘアーカーラの加熱及び防水構造の機能性を向上させるための研究、開発、改良が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、加熱機能を有するヘアーカーラを使用する場合、ヘアーカーラを髪にくせ付けができる温度に加熱するまで時間がかかったり、また、ヘアーカーラがむらなく加熱されていないと髪にくせ付けができなかった。また、加熱機能を有するヘアーカーラである場合、ヘアーカーラを加熱するための電源を供給する部位に水が浸透してしまうと、利用者が感電するなどの危険性があると共に、故障する恐れがある。このように、ヘアーカーラの加熱及び防水構造において問題点があった。
【0004】
本考案は、ヘアーカーラを加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができるヘアーカーラの加熱及び防水構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を図るために、本考案は、ヒータ及びカーラとで構成されるヘアーカーラの加熱及び防水構造であって、前記ヒータは、導熱可能な棒状物であり、本体、抵抗線、外覆層及び端部から構成され、前記本体の外周表面には複数の螺旋溝が設けられ、前記本体の一端に直径がやや大きい突環段が成型され、該突環段には容室が形成され、前記容室の両側壁の相対個所には四角孔が設けられ、前記本体内部の下側には軸方向に全体を貫き通る通路が設けられ、該通路の末端には欠け口が形成され、前記通路に相対する開始端の上側には前記容室内に貫き通る孔が設けられ、前記抵抗線は、前記本体の外周に巻き付く金属の線であり、前記抵抗線の一端は前記通路の開始端から入って前記突環段の前記容室内に残され、前記抵抗線の他端は前記欠け口から前記本体の螺旋溝を沿って順番に一巻きづつ前記突環段の方向へ巻き付けられ、最後は孔から前記容室内に入り、前記抵抗線の両端はすべて前記容室内に置かれ、更に、前記両端子によって前記両端を電源線の正、負極に連結され、前記外覆層は、前記本体の外周を覆う導熱層であり、前記本体の外周に前記抵抗線を巻き付けた後、前記本体を型の中に入れて二次成型し、前記本体と一体に融合して完全に隙間のない状態が達成され、前記端部は前記外覆層と同じく、二次成型されて前記突環段の端面外周を覆い被せ、前記容室内部を詰めて塞ぐことによって前記抵抗線の両端を隔離して前記電源線を固定し、前記カーラは、一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、内部には前記ヒータの容納に共される孔が設けられ、前記カーラの両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端が形成され、該錘形端の側縁には等間隔に複数個の束筋板が設けられていることにより、ヒーターの外周に巻き囲む抵抗線は加熱面積を大幅に増やすことができ、ヘアーカーラを加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができる。
【0006】
また、前記の目的を図るために、本考案は、前記端部の端部内段が、前記本体の前記容室内に一体形成され、それによって抵抗線及び該抵抗線の端子を固定し、前記端部の端部外段は、前記端部内段と分離した状態に成型され、前記内部は前記電源線の正、負極線を覆い包み、正、負極線の末端は、個別に端子が連結され、組み付けるときには前記端部外段の端面に一層の防水にかわを塗り付け、前記端部外段を前記本体の前記突環段内に取り付け、前記抵抗線と前記電源線の端子を互いに接続することにより、ヘアーカーラの防水の機能性を向上させることができる。
【0007】
以下に添付図面を参照して本考案のある好適な実施の形態を詳細に説明するが、それらの構成は本考案の構造の絶対的な制限にならない。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案のヘアーカーラを示す分解図である。図2は、本考案のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。本考案のヘアーカーラの加熱及び防水構造は、主に、ヒータ1と、カーラ2とで構成される。ヒータ1は、導熱可能な棒状物であり、主要部は本体11、抵抗線12、外覆層13及び端部14から構成される。本体11の外周表面には、多くの螺旋溝111が予め設けられている(図1Aに示す如く)。並びにその一端に直径がやや大きい突環段112が成型されている。突環段112には、容室113が形成され、容室113の両側壁の相対個所にはそれぞれ四角孔1131が予め設けられている。その本体11内部の下側には、軸方向に全体を貫き通る通路114が設けられている。この通路114の末端には、欠け口115が形成され、並びに通路114に相対する開始端の上側には容室113内に貫き通る孔116が設けられている。
【0009】
抵抗線12は、本体11の外周に巻き付く金属の線であり、それの一端は通路114の開始端から入って突環段112の容室113内に残され、その抵抗線12の他端は通路114の欠け口115から本体の螺旋溝を沿って順番に一巻きづつ突環段112の方向へ巻き付けられ、最後は孔から突環段112の容室113内に入る。このように、その抵抗線12の両端はすべて突環段112の容室113内に置かれ、更に、両端子121によってその両端を電源線Wの正、負極に連結される。
【0010】
外覆層13は、本体11の外周を覆う導熱層であり、それは本体11の外周に抵抗線12を巻き付けた後、更に、本体11を型の中に入れて二次成型し、本体11と一体に融合して完全に隙間のない状態が達成される(図1B、図2Dに示す如く)。端部14は外覆層13と同じく、二次成型されて突環段112の端面外周を覆い被せ、及びそれの容室113内部を詰めて塞ぐ。これによって抵抗線12の両端を隔離し、及び電源線Wを固定する。
【0011】
カーラ2は、一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、それの内部にはヒータ1の容納に共される孔21が設けられている(図2Cに示す如く)。かつそのカーラ2の両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端22が形成され、この錘形端22の側縁には等間隔に複数個の束筋板221が設けられている。
【0012】
本考案のヘアーカーラを製造する場合、先ず、抵抗線12の一端を通路114の開始端から取り入れ、並びにそれの一部を突環段112の容室113内に残し、その抵抗線12の他端は通路114の欠け口115から貫くように突出され、本体11の螺旋溝111に沿って突環段112の容室113内に進入される。更に、両端子によって容室113内に残された抵抗線12の両端を電源線W、正、負極と連結する。
【0013】
次に、本体11を型の中に入れて二次射出成型を行い、それによって本体11と一体に触合された外覆層13及び端部14が形成される。この場合、外覆層13及び端部14の一部材料は、それぞれ本体11の突環段112の四角孔1131内に詰め塞がれる。これにより、緊密な噛み合わせ固定が達成され、完全に密着した隙間のない状態が形成される。従って、抵抗線12を確実に隔離し、水気に濡れることなく、電源線Wを有効に固定して防水効果を得ることができる。
【0014】
図3は、本考案のヘアーカーラでパーマをした時、髪束を巻き付けた状態を示す図である。図3に示すように、本考案のヘアーカーラでパーマを実施する場合、先ず、ヘアーカーラで髪束を巻き付け、かつ輪ゴム3でカーラ2両端の束筋板221を引き付けて、髪束とカーラを定位置に固定する。更に、ヒータ1をカーラ2の孔21内に入れ、ヒータ1に電気を通して発生した熱は、カーラ2を通じて髪束に伝達され、髪束のカールのくせ付けを確実に行うことができる。
【0015】
本考案のヘアーカーラを使用した場合、次のような手順でパーマが実行される。(1)髪束をカーラに巻き付ける。(2)第一軟化剤を付ける。(3)水洗い。(4)加熱成形。(5)第一薬剤を付ける。この場合、髪束のカールは、「(1)第一軟化剤を付ける」の手順時に、既に完了し、かつ「(3)水洗い」の手順時には、カーラが漏電し、利用者に感電する恐れがなくなる。また、「(4)加熱成形」時は低温をもって髪束に加熱すれば、確実に髪束のカールを付けることができる。
【0016】
図4は、本考案のヘアーカーラの直径の異なる部材の組み合わせ断面図である。図4(E)に示すように、本考案のヘアーカーラの直径を適当に大きくすることができ、ヘアーカーラの直径を大きくすれば、中、長程度の髪の長さのカールパーマに適応可能となる。また、図4(F)に示すように、ヘアーカーラの直径を小さくすれば、短い髪のカールパーマに適応可能となる。
【0017】
図5は、本考案の他の実施例のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。図5に示すように、本考案のヘアーカーラのヒータ1の構造の中、端部14は端部内段141及び端部外段142のある二段式に成型することができる。その端部内段141は、本体11の容室113内に一体形成され、それによって抵抗線12及びそれの端子121を固定する。このほか、端部外段142は端部内段141と分離した状態に成型され、それの内部は電源線Wの正、負極線を覆い包み、正、負極線の末端は、個別に端子W1が連結されている。組み付け時は、端部外段142の端面に一層の防水にかわを塗り付け、更にその端部外段142を本体11の突環段112内に取り付け、かつ抵抗線12と電源線Wの端子121、W1を互いに接続すればよい。
【0018】
上記に示すように、本考案のヘアーカーラの構造は、内部のヒータを加熱する機能を向上させると共に、組み付け時に端部外段を端面に防水にかわを塗り付ける等により防水の機能性を向上させることができる。
【0019】
【考案の効果】
前記の説明と図面の掲載からわかるように、本考案のヘアーカーラの加熱及び防水構造は、ヘアーカーラを加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘアーカーラを示す分解図である。
【図2】本考案のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。
【図3】本考案のヘアーカーラでパーマをした時、髪束を巻き付けた状態を示す図である。
【図4】本考案のヘアーカーラの直径の異なる部材の組み合わせ断面図である。
【図5】本考案の他の実施例のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ
2 カーラ
3 輪ゴム
11 本体
12 抵抗線
13 外覆層
14 端部
21 孔
22 錘形端
111 螺旋溝
112 突環段
113 容室
114 通路
115 欠け口
116 孔
141 端部内段
142 外段
221 束筋板
1131 四角孔
【考案の属する技術分野】
本考案は、ヘアーカーラの加熱及び防水構造に係るものであり、特に、ヘアーカーラの加熱及び防水機能を高めるためのヘアーカーラの加熱及び防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、髪にカールを付けるために、髪に巻き付けて使用するヘアーカーラが存在する。ヘアーカーラには、巻き付けた髪を固定する部材を有するものや、ヘアーカーラを加熱して髪にカールのくせ付けを行うもの、防水機能を有するものなどがある。このようなヘアーカーラの加熱及び防水構造の機能性を向上させるための研究、開発、改良が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、加熱機能を有するヘアーカーラを使用する場合、ヘアーカーラを髪にくせ付けができる温度に加熱するまで時間がかかったり、また、ヘアーカーラがむらなく加熱されていないと髪にくせ付けができなかった。また、加熱機能を有するヘアーカーラである場合、ヘアーカーラを加熱するための電源を供給する部位に水が浸透してしまうと、利用者が感電するなどの危険性があると共に、故障する恐れがある。このように、ヘアーカーラの加熱及び防水構造において問題点があった。
【0004】
本考案は、ヘアーカーラを加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができるヘアーカーラの加熱及び防水構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を図るために、本考案は、ヒータ及びカーラとで構成されるヘアーカーラの加熱及び防水構造であって、前記ヒータは、導熱可能な棒状物であり、本体、抵抗線、外覆層及び端部から構成され、前記本体の外周表面には複数の螺旋溝が設けられ、前記本体の一端に直径がやや大きい突環段が成型され、該突環段には容室が形成され、前記容室の両側壁の相対個所には四角孔が設けられ、前記本体内部の下側には軸方向に全体を貫き通る通路が設けられ、該通路の末端には欠け口が形成され、前記通路に相対する開始端の上側には前記容室内に貫き通る孔が設けられ、前記抵抗線は、前記本体の外周に巻き付く金属の線であり、前記抵抗線の一端は前記通路の開始端から入って前記突環段の前記容室内に残され、前記抵抗線の他端は前記欠け口から前記本体の螺旋溝を沿って順番に一巻きづつ前記突環段の方向へ巻き付けられ、最後は孔から前記容室内に入り、前記抵抗線の両端はすべて前記容室内に置かれ、更に、前記両端子によって前記両端を電源線の正、負極に連結され、前記外覆層は、前記本体の外周を覆う導熱層であり、前記本体の外周に前記抵抗線を巻き付けた後、前記本体を型の中に入れて二次成型し、前記本体と一体に融合して完全に隙間のない状態が達成され、前記端部は前記外覆層と同じく、二次成型されて前記突環段の端面外周を覆い被せ、前記容室内部を詰めて塞ぐことによって前記抵抗線の両端を隔離して前記電源線を固定し、前記カーラは、一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、内部には前記ヒータの容納に共される孔が設けられ、前記カーラの両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端が形成され、該錘形端の側縁には等間隔に複数個の束筋板が設けられていることにより、ヒーターの外周に巻き囲む抵抗線は加熱面積を大幅に増やすことができ、ヘアーカーラを加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができる。
【0006】
また、前記の目的を図るために、本考案は、前記端部の端部内段が、前記本体の前記容室内に一体形成され、それによって抵抗線及び該抵抗線の端子を固定し、前記端部の端部外段は、前記端部内段と分離した状態に成型され、前記内部は前記電源線の正、負極線を覆い包み、正、負極線の末端は、個別に端子が連結され、組み付けるときには前記端部外段の端面に一層の防水にかわを塗り付け、前記端部外段を前記本体の前記突環段内に取り付け、前記抵抗線と前記電源線の端子を互いに接続することにより、ヘアーカーラの防水の機能性を向上させることができる。
【0007】
以下に添付図面を参照して本考案のある好適な実施の形態を詳細に説明するが、それらの構成は本考案の構造の絶対的な制限にならない。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案のヘアーカーラを示す分解図である。図2は、本考案のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。本考案のヘアーカーラの加熱及び防水構造は、主に、ヒータ1と、カーラ2とで構成される。ヒータ1は、導熱可能な棒状物であり、主要部は本体11、抵抗線12、外覆層13及び端部14から構成される。本体11の外周表面には、多くの螺旋溝111が予め設けられている(図1Aに示す如く)。並びにその一端に直径がやや大きい突環段112が成型されている。突環段112には、容室113が形成され、容室113の両側壁の相対個所にはそれぞれ四角孔1131が予め設けられている。その本体11内部の下側には、軸方向に全体を貫き通る通路114が設けられている。この通路114の末端には、欠け口115が形成され、並びに通路114に相対する開始端の上側には容室113内に貫き通る孔116が設けられている。
【0009】
抵抗線12は、本体11の外周に巻き付く金属の線であり、それの一端は通路114の開始端から入って突環段112の容室113内に残され、その抵抗線12の他端は通路114の欠け口115から本体の螺旋溝を沿って順番に一巻きづつ突環段112の方向へ巻き付けられ、最後は孔から突環段112の容室113内に入る。このように、その抵抗線12の両端はすべて突環段112の容室113内に置かれ、更に、両端子121によってその両端を電源線Wの正、負極に連結される。
【0010】
外覆層13は、本体11の外周を覆う導熱層であり、それは本体11の外周に抵抗線12を巻き付けた後、更に、本体11を型の中に入れて二次成型し、本体11と一体に融合して完全に隙間のない状態が達成される(図1B、図2Dに示す如く)。端部14は外覆層13と同じく、二次成型されて突環段112の端面外周を覆い被せ、及びそれの容室113内部を詰めて塞ぐ。これによって抵抗線12の両端を隔離し、及び電源線Wを固定する。
【0011】
カーラ2は、一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、それの内部にはヒータ1の容納に共される孔21が設けられている(図2Cに示す如く)。かつそのカーラ2の両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端22が形成され、この錘形端22の側縁には等間隔に複数個の束筋板221が設けられている。
【0012】
本考案のヘアーカーラを製造する場合、先ず、抵抗線12の一端を通路114の開始端から取り入れ、並びにそれの一部を突環段112の容室113内に残し、その抵抗線12の他端は通路114の欠け口115から貫くように突出され、本体11の螺旋溝111に沿って突環段112の容室113内に進入される。更に、両端子によって容室113内に残された抵抗線12の両端を電源線W、正、負極と連結する。
【0013】
次に、本体11を型の中に入れて二次射出成型を行い、それによって本体11と一体に触合された外覆層13及び端部14が形成される。この場合、外覆層13及び端部14の一部材料は、それぞれ本体11の突環段112の四角孔1131内に詰め塞がれる。これにより、緊密な噛み合わせ固定が達成され、完全に密着した隙間のない状態が形成される。従って、抵抗線12を確実に隔離し、水気に濡れることなく、電源線Wを有効に固定して防水効果を得ることができる。
【0014】
図3は、本考案のヘアーカーラでパーマをした時、髪束を巻き付けた状態を示す図である。図3に示すように、本考案のヘアーカーラでパーマを実施する場合、先ず、ヘアーカーラで髪束を巻き付け、かつ輪ゴム3でカーラ2両端の束筋板221を引き付けて、髪束とカーラを定位置に固定する。更に、ヒータ1をカーラ2の孔21内に入れ、ヒータ1に電気を通して発生した熱は、カーラ2を通じて髪束に伝達され、髪束のカールのくせ付けを確実に行うことができる。
【0015】
本考案のヘアーカーラを使用した場合、次のような手順でパーマが実行される。(1)髪束をカーラに巻き付ける。(2)第一軟化剤を付ける。(3)水洗い。(4)加熱成形。(5)第一薬剤を付ける。この場合、髪束のカールは、「(1)第一軟化剤を付ける」の手順時に、既に完了し、かつ「(3)水洗い」の手順時には、カーラが漏電し、利用者に感電する恐れがなくなる。また、「(4)加熱成形」時は低温をもって髪束に加熱すれば、確実に髪束のカールを付けることができる。
【0016】
図4は、本考案のヘアーカーラの直径の異なる部材の組み合わせ断面図である。図4(E)に示すように、本考案のヘアーカーラの直径を適当に大きくすることができ、ヘアーカーラの直径を大きくすれば、中、長程度の髪の長さのカールパーマに適応可能となる。また、図4(F)に示すように、ヘアーカーラの直径を小さくすれば、短い髪のカールパーマに適応可能となる。
【0017】
図5は、本考案の他の実施例のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。図5に示すように、本考案のヘアーカーラのヒータ1の構造の中、端部14は端部内段141及び端部外段142のある二段式に成型することができる。その端部内段141は、本体11の容室113内に一体形成され、それによって抵抗線12及びそれの端子121を固定する。このほか、端部外段142は端部内段141と分離した状態に成型され、それの内部は電源線Wの正、負極線を覆い包み、正、負極線の末端は、個別に端子W1が連結されている。組み付け時は、端部外段142の端面に一層の防水にかわを塗り付け、更にその端部外段142を本体11の突環段112内に取り付け、かつ抵抗線12と電源線Wの端子121、W1を互いに接続すればよい。
【0018】
上記に示すように、本考案のヘアーカーラの構造は、内部のヒータを加熱する機能を向上させると共に、組み付け時に端部外段を端面に防水にかわを塗り付ける等により防水の機能性を向上させることができる。
【0019】
【考案の効果】
前記の説明と図面の掲載からわかるように、本考案のヘアーカーラの加熱及び防水構造は、ヘアーカーラを加熱する機能を向上させると共に、防水の機能性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘアーカーラを示す分解図である。
【図2】本考案のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。
【図3】本考案のヘアーカーラでパーマをした時、髪束を巻き付けた状態を示す図である。
【図4】本考案のヘアーカーラの直径の異なる部材の組み合わせ断面図である。
【図5】本考案の他の実施例のヘアーカーラの部材の組み合わせ断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ
2 カーラ
3 輪ゴム
11 本体
12 抵抗線
13 外覆層
14 端部
21 孔
22 錘形端
111 螺旋溝
112 突環段
113 容室
114 通路
115 欠け口
116 孔
141 端部内段
142 外段
221 束筋板
1131 四角孔
Claims (2)
- ヒータ及びカーラとで構成されるヘアーカーラの加熱及び防水構造であって、
前記ヒータは、導熱可能な棒状物であり、本体、抵抗線、外覆層及び端部から構成され、前記本体の外周表面には複数の螺旋溝が設けられ、前記本体の一端に直径がやや大きい突環段が成型され、該突環段には容室が形成され、前記容室の両側壁の相対個所には四角孔が設けられ、前記本体内部の下側には軸方向に全体を貫き通る通路が設けられ、該通路の末端には欠け口が形成され、前記通路に相対する開始端の上側には前記容室内に貫き通る孔が設けられ、
前記抵抗線は、前記本体の外周に巻き付く金属の線であり、前記抵抗線の一端は前記通路の開始端から入って前記突環段の前記容室内に残され、前記抵抗線の他端は前記欠け口から前記本体の螺旋溝を沿って順番に一巻きづつ前記突環段の方向へ巻き付けられ、最後は孔から前記容室内に入り、前記抵抗線の両端はすべて前記容室内に置かれ、更に、前記両端子によって前記両端を電源線の正、負極に連結され、
前記外覆層は、前記本体の外周を覆う導熱層であり、前記本体の外周に前記抵抗線を巻き付けた後、前記本体を型の中に入れて二次成型し、前記本体と一体に融合して完全に隙間のない状態が達成され、前記端部は前記外覆層と同じく、二次成型されて前記突環段の端面外周を覆い被せ、前記容室内部を詰めて塞ぐことによって前記抵抗線の両端を隔離して前記電源線を固定し、
前記カーラは、一体成型された導熱可能な中空の筒体であり、内部には前記ヒータの容納に共される孔が設けられ、前記カーラの両端にはそれぞれ直径のやや大きい錘形端が形成され、該錘形端の側縁には等間隔に複数個の束筋板が設けられていることを特徴とするヘアーカーラの加熱及び防水構造。 - 前記端部の端部内段は、前記本体の前記容室内に一体形成され、それによって抵抗線及び該抵抗線の端子を固定し、前記端部の端部外段は、前記端部内段と分離した状態に成型され、前記内部は前記電源線の正、負極線を覆い包み、正、負極線の末端は、個別に端子が連結され、組み付けるときには前記端部外段の端面に一層の防水にかわを塗り付け、前記端部外段を前記本体の前記突環段内に取り付け、前記抵抗線と前記電源線の端子を互いに接続することを特徴とする請求項1記載のヘアーカーラの加熱及び防水構造。
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JP2003002455U JP3097574U (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | ヘアーカーラの加熱及び防水構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2004095972A1 (ja) * | 2003-04-17 | 2004-11-11 | Fuji Company Limited | ヘアーカーラー、これを用いたヘアーウエーブ装置及び該装置を用いたヘアーウエーブ施術方法 |
JP2012509705A (ja) * | 2008-11-25 | 2012-04-26 | パク,ヒャンソク | パーマ用ヘアーロッド(haircurlingrodforpermanentwave) |
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2003
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