JP3097542U - 液晶ディスプレイ台座構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、パネルの傾斜を特定の安全な角度の範囲に限定し、また適当な力で傾斜させて作業することができる液晶ディスプレイ台座構造を提供する。
【解決手段】液晶ディスプレイ台座構造は基板、一組のフレーム板、角度調節装置、支持板及びロック装置からなり、そのフレーム板は基板上で固定され、角度調節装置はフレーム板中に設置され、また支持板はロック装置によってフレーム板と回転可能に連結している。角度調節装置は支持板を特定の傾斜角度に固定することをコントロールし、或いはある特定の角度の範囲に限定して支持板を傾けさせる。ロック装置内のチャックと角度調節装置の連接エレメントがお互いにひきつけることにより支持板の傾斜角度を調節することができる。
【選択図】図2
【解決手段】液晶ディスプレイ台座構造は基板、一組のフレーム板、角度調節装置、支持板及びロック装置からなり、そのフレーム板は基板上で固定され、角度調節装置はフレーム板中に設置され、また支持板はロック装置によってフレーム板と回転可能に連結している。角度調節装置は支持板を特定の傾斜角度に固定することをコントロールし、或いはある特定の角度の範囲に限定して支持板を傾けさせる。ロック装置内のチャックと角度調節装置の連接エレメントがお互いにひきつけることにより支持板の傾斜角度を調節することができる。
【選択図】図2
Description
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は一種の液晶ディスプレイ台座構造に関し、特に支持板とフレーム板との回転連結部分に角度調節装置が備えられ、支持板を特定の傾斜角度にコントロールし、又は支持板の作動を限定して特定の角度の範囲で傾斜動作をさせるのに用いる液晶ディスプレイ台座構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
すでに知られている液晶ディスプレイの多くにはパネルを支持するための台座があり、パネルと台座間の連結方法としては固定式と調節式がある。固定式はその名の通り、パネルが常に垂直常態に保たれるもので、角度調節機能はない。しかし調節式はパネルと台座とが回転可能に連結し、使用者が自らパネルの角度を調節することを可能とするものである。
【0003】
調節式の回転連結方法には、いくつもの構造設計がある(たとえばギア式やステム式など)。ところがつめギア式を採用した構造の設計は、これに使用するふさわしい関連部品が多いだけではなく、ギアのピッチがすでに固定されており、よってパネルの角度調節過程において微調整ができない。
【0004】
ステム式は軸スリーブとステムがしっかりとかぶさりあってつながっている方式で、使用者がパネルの角度を調節することを可能としている。しかしパネルが傾斜していないとき、軸スリーブとステムの瞬間静止摩擦力は運動摩擦力よりも大きくなり、よってパネルが最初の静止状態から動き始めたとき、比較的大きな力が消費される。また、静止摩擦力が運動摩擦力に打ち勝った時、つまり運動摩擦力が静止摩擦力より大きくなったとき、最初の施行力は膨大であるが、パネルが動き始めた後も減退せず、さらにこの一連の瞬間動作後、パネルが過度に傾斜しすぎるという現象が生じる。すなわちパネルが急激に作動し、よって構造上の損害あるいは内部の部品に問題が発生するという可能性が生じる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
よって本考案は、パネルの傾斜が特定の安全な傾斜角度の範囲に限定され、また適当な力で傾斜させて作業することができる液晶ディスプレイ台座構造を提供するものである。
【0006】
本考案は液晶ディスプレイ台座構造において、安全な角度調節範囲を提供し、これによりディスプレイパネルの傾斜角度を調節するとき、その範囲内で作動させることを主な目的とする。
【0007】
本考案の他の目的は、特定角度の固定位置を設け、ディスプレイパネルをその特定角度に調整すると、設定された固定状態となり、再度の角度を不要とする機能を提供することである。
【0008】
本考案のもう1つの目的はディスプレイパネルを特定角度に傾け、平らに置かれた状態とすると、台座とディスプレイパネル間が平行の空間状態となり、ディスプレイパネルを壁掛式として使用した時、基板を壁面に固定しやすく、又は生産出荷する際、包装用空間を少なく済ませるための機能を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための具体的手段として本発明は、基板と、フレーム板と、ロック装置と、支持板と角度調節装置とからなる液晶ディスプレイ台座構造において、前記基板は、抜き口を有することと、記フレーム板は、基板上に固定され、抜き口に対応する部分にノッチを有し、かつストッパーを形成し、また、一対のピボット穿孔を有するピボット・ブラケットを備え、その内の一つのピボット・ブラケットには軸孔を有すること、ロック装置は、回転軸、ワッシャー、チャック及びナットを有し、回転軸の片端部にはロータ部を形成し、ロータ部からボルトが突出し、ワッシャーがロータ部に被せられ、ロータ部がピボット穿孔に挿し込まれ、チャックはピボット・ブラケットの内側でロータ部に挿入され、ワッシャーが挿入され、ナットがボルトに螺合し、少なくとも狭溝を有するチャックが回転軸の動きに従って連動するように構成されることと、支持板は回転軸に固定して連結されることと、角度調節装置は、ストッパー及び軸孔上に設置され、抜き口において作動可能であり、狭溝を固定状態にするか否かを決めることと、
を要旨とする液晶ディスプレイ台座構造を提供する。
【0010】
そしてこの液晶ディスプレイ台座構造は、チャックが広溝を有し、角度調節装置により広溝によって限定された範囲内において回転可能とされること、基板の表面部には浮き出し体が形成され、フレーム板は、浮き出し体の形状に合わせた底部を有し、基板にはロック孔を設け、フレーム板にはロック孔に対応したねじ孔を設け、留め具によりフレーム板を基板上に固定すること、角度調節装置が、連接用エレメントと、軸柱と、リングと、スプリングと、留め具とを含むことと、軸柱がピボット・ブラケットの軸孔を回動可能に貫通し、軸柱の片端部にねじ孔を、もう一つの端部に溝を設け、スプリングが軸柱を覆うと共に、リングが溝にはめ込まれることと、連接用エレメントが連続して折れ曲がって成形されており、その一方の端は下に向って折れ曲がり、つめごまを形成し、もう一方の端は上に向って折れ曲がり連動部を形成し、連動部には通孔を設け、頂上縁部には凸状の凸部を有することと、連接用エレメント中間の平面部分には貫通孔が設けられ、ストッパーがこの貫通孔を貫通し、これにより連動部がピボット・ブラケットの内側面に密着すると共に、つめごまがストッパーにチャックされ、且つ前記抜き口まで延びることと、凸部がチャックの移動位置により狭溝内にはめこまれ、且つ連動部の通孔はピボット・ブラケットの軸孔に合わせ、留め具は連動部の通孔及びピボット・ブラケットの軸孔を貫き通り、ねじ孔で固定することにより、連接用エレメントと軸柱の動きが連動するように構成されること、チャックは、広溝を有し、凸部が広溝にはめ込まれた場合、広溝によって限定された範囲内において回転可能とすること、回転軸は、外端部に扁平な板部を形成すると共に2つのロック孔を設け、支持板の底部両端には下向けの縁出板を形成し、縁出板上にも二つのねじ孔を設け、縁出板が扁平な板部に取り付けられた際に、縁出板上のねじ孔が扁平な板部上のロック孔に合わせられ、留め具で固定し、これにより支持板を縁出板に固定すること、を付加的な要件とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の更に一歩進んだ理解のために、以下に比較的よい実施例をあげ、図面を参照して、本考案の構成内容及びその達成した効果を詳しく説明する。
【0012】
図1は、本考案の液晶ディスプレイ台座構造で、液晶ディスプレイパネル6に固定され、且つパネルを支えている状態を示している。
【0013】
図2は、本考案を構成する部品を示しており、本考案に係る液晶ディスプレイ台座構造は、基板1、フレーム板2、ロック装置3、支持板4及び角度調節装置5からなる。基板1はほぼ扇形をしており、板の表面は交差する浮き出し体11を形成し、これは該形状に合わせた裏部のあるフレーム板2がその上にかぶさるためになるものである。また、基板1の中心位置近くに抜き口12を設け、さらに板体上に多数のロック孔13を設けている。
【0014】
フレーム板2は基板1の表面に設計された形状により、対をなして、又は一体に連結して設置されており、各フレーム板の単体は、ほぼL字形をしている。またその上に上方に向って伸びるピボット・ブラケット21を有し、該ピボット・ブラケット21にはピボット穿孔211を設け、さらに該ピボット・ブラケット21の頂上縁部にはガイド・ウェイ212を形成する。また、ピボット・ブラケット21の片方の下側にはもう一つの軸孔22を開け、さらに軸孔22のあるピボット・ブラケット21内側の近くのフレーム板2には凹み形をしたノッチ23を形成し、該ノッチ23の内端部には突き出て伸びたストッパー231を形成する。その他、フレーム板2には多数のねじ孔24を設け、フレーム板2が基板1上にかぶるとき、フレーム板2上の多数のねじ孔24が基板1の多数のロック孔13とぴったり対応し、ボルトなどのような留め具14によって下からロック孔13とねじ孔24を通過してロックする。フレーム板2が基板1上で固定されると同時に、そのノッチ23も抜き口12と対応し、ノッチ23から伸びたストッパー231が抜き口12の上方に位置する。
【0015】
ロック装置3は、2つの回転軸31、2つのチャック32、多数のワッシャー33、及び2つのナット34から構成される。その中で比較的特殊と言えるのは、回転軸31の内端部からは、ロータ部311が突出し、該ロータ部311には2枚の平らな面が形成されており、かつ2枚の平らな面の間は弧状となっている点である。該ロータ部311の内端部からは更にボルト312が突出し、チャック32、ワッシャー33を入れてからナット34と固定する。一方、回転軸31の外端部は一枚の扁平な板部313を形成しており、該扁平な板部313上には2つのロック孔314を設けている。チャック32の縁部適当な部分には外側に向って折れ曲がってブロック321を形成し、また一つのチャック32の縁部は、ブロック321に相対する部分に広溝322及び狭溝323を設け、広溝322は適当な夾角を形成する。
【0016】
支持板4は側断面から見ると「く」の字型をしており、液晶ディスプレイ板6の設置に用いるため上段部は平らな板状とし、下段部の両端には下に向って伸びる縁出板41を形成し、その縁出板41には2つのねじ孔411を設けている。
【0017】
支持板4がフレーム板2のピボット・ブラケット21に回転可能に連結される場合、回転軸31のボルト312が外側から内側に向ってピボット・ブラケット21のピボット穿孔211を通り、さらにチャック32のセット孔324、多数のワッシャー33が貫き通り、ナット34によりボルト312の外端部に固定される。このとき、支持板4の縁出板41は回転軸31の扁平な板部313に張り付けられ、同時に縁出板のねじ孔411は扁平な板部313のロック孔314に対応され、最後にボルトなどの留め具412のようなものが扁平な板部のロック孔314と縁出板41のねじ孔411を通過して、ロック装置3を支持板4の縁出板41部分にしっかりと固定させる。特に注意しなければならないのは、このときチャック32はピボット・ブラケット21の内側面に密着しており、チャック32の中心にあるセット孔324の形状が回転軸31のロータ部311の形状とぴったりと合うことであり、チャック32がロータ部311にはめ込まれた後は回すことはできず、支持板4の傾斜動作によって、チャック32も一緒に回されることになる。しかしチャック32が取り付けられた後、そのブロック321はピボット・ブラケット21のガイド・ウェイ212内にはまり込み、よってチャック32は支持板4の傾斜によって動かされたとき、ブロック321はガイド・ウエイ212の形成する円周角内にしか動かず、これによってチャック32の回転は一部の範囲内のみに限定される。
【0018】
角度調節装置5は連接エレメント51、軸柱52、リング53、スプリング54及び留め具55から構成されている。連接エレメント51は連続して折れ曲がって成形されており、その一方の端は下に向って折れ曲がり、つめごま511を形成する。もう一方の端は上に向って折れ曲がり連動部512を形成する。連動部512には通孔513を設け、頂上縁部には凸状の凸部514を有する。このほか、中間の平面部分にはフレーム板2のノッチ23部分のストッパー231を通すための四角形の貫通孔515を設け、これによって連接エレメント51がノッチ23に取り付けられ、ストッパー231には連接エレメント51の位置が変わるのを阻止するという機能が働く。図3及び図4に示すように、このとき、連接エレメント51の端部にある連動部512がピボット・ブラケット21の内側に貼り付けられ、折れ曲がったつめごま511はストッパー231の部分で抑えられ、且つ抜き口12の外まで突き伸び、使用者が抜き口12の外でつめごま511を動かすことができるように設置されている。一方連動部512の頂上縁部の凸部514はチャック32の回転位置により、狭溝323又は広溝322内に入ることができる。連動部512の通孔513はピボット・ブラケット21の下側の軸孔22に対応しているため、軸柱52は、ねじ孔521のある内端部がピボット・ブラケット21の軸孔22内にさし込まれ、そのとき軸柱52は軸孔22の中において動ける状態となっているが、その後ボルトなどのような留め具55が連接エレメント51の連動部512の通孔513から通過し、軸柱52内端部のねじ孔521内に螺合することによって、連接エレメント51と軸柱52は作動時に連動する状態となる。
【0019】
図5及び図6に示すように、スプリング54は軸柱52の外端部から軸上にはめられ、この外端部には溝522が設けられているため、スプリング54を軸柱52にはめた後、薄片状のリング53を溝522に固定し、これによってスプリング54が固定される。
【0020】
図7に示すように、つめごま511が動いていないとき(図中の矢印が示す方向)、スプリング54の張力作用によって、強制的に連接エレメント51がストッパー231、フレーム板2及びピボット・ブラケット21のところで食い止められ、このとき、凸部514はチャック32の回転角度によって広溝322或いは狭溝323内にはめ込まれている状態になる。たとえば第9図に示すように、液晶ディスプレイパネル6が傾斜して平らな状態となったとき、チャック32も連動して回転し、凸部514は狭溝323内にはめ込まれる。狭溝323のサイズが凸部514のサイズとほぼぴったりと一致するため、凸部514が狭溝323内に入った後、チャック32は再び動くことはできず、従ってディスプレイ板6も再度傾斜動作をすることができなくなる。
【0021】
図8に示すように、つめごま511が外部の力によって動かされたとき(図内の矢印が示す方向)、連接エレメント51は留め具55によって軸柱52と固定され、連動して作動するようになる。つまり連接エレメント51が外部の力で位置を移動しようとするとき、まずスプリング54が圧縮されてから、連接エレメント51がスムーズに移動することができるようになり、同時に凸部514も狭溝323或いは広溝322から離れる。図9に示すように、このとき使用者は液晶ディスプレイパネル6を傾斜させることで、チャック32を回すことができる。注意しなければならないことは、凸部514が狭溝323或いは広溝322を離れ、かつチャック32もわずかに回った後、つめごま511に加えていた外部の力をすぐに解除することができる点である。このときチャック32は依然として液晶ディスプレイパネル6の傾斜によって連動的に回っており、しかしながら連接エレメント51の連動部512にはスプリング54の張力作用が働き、適当な角度になるまでずっとチャック32の内側に張り付いている。たとえば広溝322或いは狭溝323はすでに凸部514がはめられる位置まで回した時、連接エレメント51はスプリング54の張力作用を絶え間なく受けているので、さらに位置を移動し、これによって強制的に凸部514は広溝322或いは狭溝323内にはめ込まれることになる。図10に示すように、このとき連接エレメント51は再び最初の状態、つまりストッパー231、フレーム板2及びピボット・ブラケット21のところで食い止められる状態にもとる。
【0022】
当然、外部の力が解除されていない状態でも、液晶ディスプレイパネル6の角度を調節することもできる。ただし、この場合、ディスプレイ板6の傾斜により連動して発生した回転運動が、広溝322或いは狭溝323が凸部514にはめ込まれる位置まで回されたかどうか、つまりつめごま511上の外部の力を放出できる状態となったかどうか、視線でチャック51をチェックする必要がある。
【0023】
このほか、凸部514が広溝322内にはめ込まれたとき、広溝322は一部口を開いた円弧状に設計されているので、凸部514は広溝322内で局部的にすべるように移動し、つまり広溝322の構造設計により、液晶ディスプレイパネル6はある安全角度の範囲内で自由に傾斜角度を調節できる。
【0024】
図11に示すように、液晶ディスプレイパネル6がすでに平らな状態に傾斜されたとき、基板1には他の多数のロック孔13を設けてあるので、固定用のエレメント、たとえばボルトやくぎなどのようなもので基板1を壁面に固定し、ディスプレイ板6を壁掛け用として使用することもできる。
【0025】
以上のことから、本考案の液晶ディスプレイ台座構造は、慣用されてきた欠点を完全に除去し、確実にその効果は大きい。
【0026】
なお、上記では本考案の比較的よい具体的な実施例及について説明したが、本考案の構想に基づく変更は、その生じた機能作用が明細書及び図面に含まれる主旨を超えない場合、すべて本考案の範囲内に含まれる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、支持板の傾斜がロック装置及び角度調整機構によって制限されるため、支持板に固定される液晶ディスプレイパネルの傾斜が特定の安全な角度の範囲に限定され、使用者が力を加えることにより液晶ディスプレイパネルを適度に傾斜させて作業することができる。
【0028】
また、ロック装置を構成するチャックに広溝を設けることにより、支持板の傾斜が特定の角度に固定されるため、再度の角度調整が不要となる。
【0029】
更に、液晶ディスプレイパネルを特定角度に傾け、平らに置かれた状態とすると、基板に多数のロック孔を設けたため、ボルトやくぎ等をロック孔に貫通させて壁面に固定すれば、液晶ディスプレイパネルを壁掛け用として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図2】台座構造の分解斜視図である。
【図3】使用状態を示す分解斜視図である。
【図4】図3の要部を示す拡大図である。
【図5】図3を逆方向から見た使用状態を示す斜視図である。
【図6】図4を逆方向から見た使用状態を示す斜視図である。
【図7】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図8】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図9】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図10】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図11】ディスプレイ板を平らに置いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板
11 浮き出し体
12 抜き口
13 ロック孔
14 留め具
2 フレーム板
21 ピボット・ブラケット
211 ピボット穿孔
212 ガイド・ウェイ
22 軸孔
23 ノッチ
231 ストッパー
24 ねじ孔
3 ロック装置
31 回転軸
311 ロータ部
312 ボルト
313 扁平な板部
314 ロック孔
32 チャック
321 ブロック
322 広溝
323 狭溝
324 セット孔
33 ワッシャー
34 ナット
4 支持板
41 縁出板
411 ねじ孔
5 角度調節装置
51 連接エレメント
511 つめごま
512 連動部
513 通孔
514 凸部
515 貫通孔
52 軸柱
521 ねじ孔
522 溝
53 リング
54 スプリング
6 ディスプレイパネル
【考案の属する分野】
本考案は一種の液晶ディスプレイ台座構造に関し、特に支持板とフレーム板との回転連結部分に角度調節装置が備えられ、支持板を特定の傾斜角度にコントロールし、又は支持板の作動を限定して特定の角度の範囲で傾斜動作をさせるのに用いる液晶ディスプレイ台座構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
すでに知られている液晶ディスプレイの多くにはパネルを支持するための台座があり、パネルと台座間の連結方法としては固定式と調節式がある。固定式はその名の通り、パネルが常に垂直常態に保たれるもので、角度調節機能はない。しかし調節式はパネルと台座とが回転可能に連結し、使用者が自らパネルの角度を調節することを可能とするものである。
【0003】
調節式の回転連結方法には、いくつもの構造設計がある(たとえばギア式やステム式など)。ところがつめギア式を採用した構造の設計は、これに使用するふさわしい関連部品が多いだけではなく、ギアのピッチがすでに固定されており、よってパネルの角度調節過程において微調整ができない。
【0004】
ステム式は軸スリーブとステムがしっかりとかぶさりあってつながっている方式で、使用者がパネルの角度を調節することを可能としている。しかしパネルが傾斜していないとき、軸スリーブとステムの瞬間静止摩擦力は運動摩擦力よりも大きくなり、よってパネルが最初の静止状態から動き始めたとき、比較的大きな力が消費される。また、静止摩擦力が運動摩擦力に打ち勝った時、つまり運動摩擦力が静止摩擦力より大きくなったとき、最初の施行力は膨大であるが、パネルが動き始めた後も減退せず、さらにこの一連の瞬間動作後、パネルが過度に傾斜しすぎるという現象が生じる。すなわちパネルが急激に作動し、よって構造上の損害あるいは内部の部品に問題が発生するという可能性が生じる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
よって本考案は、パネルの傾斜が特定の安全な傾斜角度の範囲に限定され、また適当な力で傾斜させて作業することができる液晶ディスプレイ台座構造を提供するものである。
【0006】
本考案は液晶ディスプレイ台座構造において、安全な角度調節範囲を提供し、これによりディスプレイパネルの傾斜角度を調節するとき、その範囲内で作動させることを主な目的とする。
【0007】
本考案の他の目的は、特定角度の固定位置を設け、ディスプレイパネルをその特定角度に調整すると、設定された固定状態となり、再度の角度を不要とする機能を提供することである。
【0008】
本考案のもう1つの目的はディスプレイパネルを特定角度に傾け、平らに置かれた状態とすると、台座とディスプレイパネル間が平行の空間状態となり、ディスプレイパネルを壁掛式として使用した時、基板を壁面に固定しやすく、又は生産出荷する際、包装用空間を少なく済ませるための機能を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための具体的手段として本発明は、基板と、フレーム板と、ロック装置と、支持板と角度調節装置とからなる液晶ディスプレイ台座構造において、前記基板は、抜き口を有することと、記フレーム板は、基板上に固定され、抜き口に対応する部分にノッチを有し、かつストッパーを形成し、また、一対のピボット穿孔を有するピボット・ブラケットを備え、その内の一つのピボット・ブラケットには軸孔を有すること、ロック装置は、回転軸、ワッシャー、チャック及びナットを有し、回転軸の片端部にはロータ部を形成し、ロータ部からボルトが突出し、ワッシャーがロータ部に被せられ、ロータ部がピボット穿孔に挿し込まれ、チャックはピボット・ブラケットの内側でロータ部に挿入され、ワッシャーが挿入され、ナットがボルトに螺合し、少なくとも狭溝を有するチャックが回転軸の動きに従って連動するように構成されることと、支持板は回転軸に固定して連結されることと、角度調節装置は、ストッパー及び軸孔上に設置され、抜き口において作動可能であり、狭溝を固定状態にするか否かを決めることと、
を要旨とする液晶ディスプレイ台座構造を提供する。
【0010】
そしてこの液晶ディスプレイ台座構造は、チャックが広溝を有し、角度調節装置により広溝によって限定された範囲内において回転可能とされること、基板の表面部には浮き出し体が形成され、フレーム板は、浮き出し体の形状に合わせた底部を有し、基板にはロック孔を設け、フレーム板にはロック孔に対応したねじ孔を設け、留め具によりフレーム板を基板上に固定すること、角度調節装置が、連接用エレメントと、軸柱と、リングと、スプリングと、留め具とを含むことと、軸柱がピボット・ブラケットの軸孔を回動可能に貫通し、軸柱の片端部にねじ孔を、もう一つの端部に溝を設け、スプリングが軸柱を覆うと共に、リングが溝にはめ込まれることと、連接用エレメントが連続して折れ曲がって成形されており、その一方の端は下に向って折れ曲がり、つめごまを形成し、もう一方の端は上に向って折れ曲がり連動部を形成し、連動部には通孔を設け、頂上縁部には凸状の凸部を有することと、連接用エレメント中間の平面部分には貫通孔が設けられ、ストッパーがこの貫通孔を貫通し、これにより連動部がピボット・ブラケットの内側面に密着すると共に、つめごまがストッパーにチャックされ、且つ前記抜き口まで延びることと、凸部がチャックの移動位置により狭溝内にはめこまれ、且つ連動部の通孔はピボット・ブラケットの軸孔に合わせ、留め具は連動部の通孔及びピボット・ブラケットの軸孔を貫き通り、ねじ孔で固定することにより、連接用エレメントと軸柱の動きが連動するように構成されること、チャックは、広溝を有し、凸部が広溝にはめ込まれた場合、広溝によって限定された範囲内において回転可能とすること、回転軸は、外端部に扁平な板部を形成すると共に2つのロック孔を設け、支持板の底部両端には下向けの縁出板を形成し、縁出板上にも二つのねじ孔を設け、縁出板が扁平な板部に取り付けられた際に、縁出板上のねじ孔が扁平な板部上のロック孔に合わせられ、留め具で固定し、これにより支持板を縁出板に固定すること、を付加的な要件とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の更に一歩進んだ理解のために、以下に比較的よい実施例をあげ、図面を参照して、本考案の構成内容及びその達成した効果を詳しく説明する。
【0012】
図1は、本考案の液晶ディスプレイ台座構造で、液晶ディスプレイパネル6に固定され、且つパネルを支えている状態を示している。
【0013】
図2は、本考案を構成する部品を示しており、本考案に係る液晶ディスプレイ台座構造は、基板1、フレーム板2、ロック装置3、支持板4及び角度調節装置5からなる。基板1はほぼ扇形をしており、板の表面は交差する浮き出し体11を形成し、これは該形状に合わせた裏部のあるフレーム板2がその上にかぶさるためになるものである。また、基板1の中心位置近くに抜き口12を設け、さらに板体上に多数のロック孔13を設けている。
【0014】
フレーム板2は基板1の表面に設計された形状により、対をなして、又は一体に連結して設置されており、各フレーム板の単体は、ほぼL字形をしている。またその上に上方に向って伸びるピボット・ブラケット21を有し、該ピボット・ブラケット21にはピボット穿孔211を設け、さらに該ピボット・ブラケット21の頂上縁部にはガイド・ウェイ212を形成する。また、ピボット・ブラケット21の片方の下側にはもう一つの軸孔22を開け、さらに軸孔22のあるピボット・ブラケット21内側の近くのフレーム板2には凹み形をしたノッチ23を形成し、該ノッチ23の内端部には突き出て伸びたストッパー231を形成する。その他、フレーム板2には多数のねじ孔24を設け、フレーム板2が基板1上にかぶるとき、フレーム板2上の多数のねじ孔24が基板1の多数のロック孔13とぴったり対応し、ボルトなどのような留め具14によって下からロック孔13とねじ孔24を通過してロックする。フレーム板2が基板1上で固定されると同時に、そのノッチ23も抜き口12と対応し、ノッチ23から伸びたストッパー231が抜き口12の上方に位置する。
【0015】
ロック装置3は、2つの回転軸31、2つのチャック32、多数のワッシャー33、及び2つのナット34から構成される。その中で比較的特殊と言えるのは、回転軸31の内端部からは、ロータ部311が突出し、該ロータ部311には2枚の平らな面が形成されており、かつ2枚の平らな面の間は弧状となっている点である。該ロータ部311の内端部からは更にボルト312が突出し、チャック32、ワッシャー33を入れてからナット34と固定する。一方、回転軸31の外端部は一枚の扁平な板部313を形成しており、該扁平な板部313上には2つのロック孔314を設けている。チャック32の縁部適当な部分には外側に向って折れ曲がってブロック321を形成し、また一つのチャック32の縁部は、ブロック321に相対する部分に広溝322及び狭溝323を設け、広溝322は適当な夾角を形成する。
【0016】
支持板4は側断面から見ると「く」の字型をしており、液晶ディスプレイ板6の設置に用いるため上段部は平らな板状とし、下段部の両端には下に向って伸びる縁出板41を形成し、その縁出板41には2つのねじ孔411を設けている。
【0017】
支持板4がフレーム板2のピボット・ブラケット21に回転可能に連結される場合、回転軸31のボルト312が外側から内側に向ってピボット・ブラケット21のピボット穿孔211を通り、さらにチャック32のセット孔324、多数のワッシャー33が貫き通り、ナット34によりボルト312の外端部に固定される。このとき、支持板4の縁出板41は回転軸31の扁平な板部313に張り付けられ、同時に縁出板のねじ孔411は扁平な板部313のロック孔314に対応され、最後にボルトなどの留め具412のようなものが扁平な板部のロック孔314と縁出板41のねじ孔411を通過して、ロック装置3を支持板4の縁出板41部分にしっかりと固定させる。特に注意しなければならないのは、このときチャック32はピボット・ブラケット21の内側面に密着しており、チャック32の中心にあるセット孔324の形状が回転軸31のロータ部311の形状とぴったりと合うことであり、チャック32がロータ部311にはめ込まれた後は回すことはできず、支持板4の傾斜動作によって、チャック32も一緒に回されることになる。しかしチャック32が取り付けられた後、そのブロック321はピボット・ブラケット21のガイド・ウェイ212内にはまり込み、よってチャック32は支持板4の傾斜によって動かされたとき、ブロック321はガイド・ウエイ212の形成する円周角内にしか動かず、これによってチャック32の回転は一部の範囲内のみに限定される。
【0018】
角度調節装置5は連接エレメント51、軸柱52、リング53、スプリング54及び留め具55から構成されている。連接エレメント51は連続して折れ曲がって成形されており、その一方の端は下に向って折れ曲がり、つめごま511を形成する。もう一方の端は上に向って折れ曲がり連動部512を形成する。連動部512には通孔513を設け、頂上縁部には凸状の凸部514を有する。このほか、中間の平面部分にはフレーム板2のノッチ23部分のストッパー231を通すための四角形の貫通孔515を設け、これによって連接エレメント51がノッチ23に取り付けられ、ストッパー231には連接エレメント51の位置が変わるのを阻止するという機能が働く。図3及び図4に示すように、このとき、連接エレメント51の端部にある連動部512がピボット・ブラケット21の内側に貼り付けられ、折れ曲がったつめごま511はストッパー231の部分で抑えられ、且つ抜き口12の外まで突き伸び、使用者が抜き口12の外でつめごま511を動かすことができるように設置されている。一方連動部512の頂上縁部の凸部514はチャック32の回転位置により、狭溝323又は広溝322内に入ることができる。連動部512の通孔513はピボット・ブラケット21の下側の軸孔22に対応しているため、軸柱52は、ねじ孔521のある内端部がピボット・ブラケット21の軸孔22内にさし込まれ、そのとき軸柱52は軸孔22の中において動ける状態となっているが、その後ボルトなどのような留め具55が連接エレメント51の連動部512の通孔513から通過し、軸柱52内端部のねじ孔521内に螺合することによって、連接エレメント51と軸柱52は作動時に連動する状態となる。
【0019】
図5及び図6に示すように、スプリング54は軸柱52の外端部から軸上にはめられ、この外端部には溝522が設けられているため、スプリング54を軸柱52にはめた後、薄片状のリング53を溝522に固定し、これによってスプリング54が固定される。
【0020】
図7に示すように、つめごま511が動いていないとき(図中の矢印が示す方向)、スプリング54の張力作用によって、強制的に連接エレメント51がストッパー231、フレーム板2及びピボット・ブラケット21のところで食い止められ、このとき、凸部514はチャック32の回転角度によって広溝322或いは狭溝323内にはめ込まれている状態になる。たとえば第9図に示すように、液晶ディスプレイパネル6が傾斜して平らな状態となったとき、チャック32も連動して回転し、凸部514は狭溝323内にはめ込まれる。狭溝323のサイズが凸部514のサイズとほぼぴったりと一致するため、凸部514が狭溝323内に入った後、チャック32は再び動くことはできず、従ってディスプレイ板6も再度傾斜動作をすることができなくなる。
【0021】
図8に示すように、つめごま511が外部の力によって動かされたとき(図内の矢印が示す方向)、連接エレメント51は留め具55によって軸柱52と固定され、連動して作動するようになる。つまり連接エレメント51が外部の力で位置を移動しようとするとき、まずスプリング54が圧縮されてから、連接エレメント51がスムーズに移動することができるようになり、同時に凸部514も狭溝323或いは広溝322から離れる。図9に示すように、このとき使用者は液晶ディスプレイパネル6を傾斜させることで、チャック32を回すことができる。注意しなければならないことは、凸部514が狭溝323或いは広溝322を離れ、かつチャック32もわずかに回った後、つめごま511に加えていた外部の力をすぐに解除することができる点である。このときチャック32は依然として液晶ディスプレイパネル6の傾斜によって連動的に回っており、しかしながら連接エレメント51の連動部512にはスプリング54の張力作用が働き、適当な角度になるまでずっとチャック32の内側に張り付いている。たとえば広溝322或いは狭溝323はすでに凸部514がはめられる位置まで回した時、連接エレメント51はスプリング54の張力作用を絶え間なく受けているので、さらに位置を移動し、これによって強制的に凸部514は広溝322或いは狭溝323内にはめ込まれることになる。図10に示すように、このとき連接エレメント51は再び最初の状態、つまりストッパー231、フレーム板2及びピボット・ブラケット21のところで食い止められる状態にもとる。
【0022】
当然、外部の力が解除されていない状態でも、液晶ディスプレイパネル6の角度を調節することもできる。ただし、この場合、ディスプレイ板6の傾斜により連動して発生した回転運動が、広溝322或いは狭溝323が凸部514にはめ込まれる位置まで回されたかどうか、つまりつめごま511上の外部の力を放出できる状態となったかどうか、視線でチャック51をチェックする必要がある。
【0023】
このほか、凸部514が広溝322内にはめ込まれたとき、広溝322は一部口を開いた円弧状に設計されているので、凸部514は広溝322内で局部的にすべるように移動し、つまり広溝322の構造設計により、液晶ディスプレイパネル6はある安全角度の範囲内で自由に傾斜角度を調節できる。
【0024】
図11に示すように、液晶ディスプレイパネル6がすでに平らな状態に傾斜されたとき、基板1には他の多数のロック孔13を設けてあるので、固定用のエレメント、たとえばボルトやくぎなどのようなもので基板1を壁面に固定し、ディスプレイ板6を壁掛け用として使用することもできる。
【0025】
以上のことから、本考案の液晶ディスプレイ台座構造は、慣用されてきた欠点を完全に除去し、確実にその効果は大きい。
【0026】
なお、上記では本考案の比較的よい具体的な実施例及について説明したが、本考案の構想に基づく変更は、その生じた機能作用が明細書及び図面に含まれる主旨を超えない場合、すべて本考案の範囲内に含まれる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、支持板の傾斜がロック装置及び角度調整機構によって制限されるため、支持板に固定される液晶ディスプレイパネルの傾斜が特定の安全な角度の範囲に限定され、使用者が力を加えることにより液晶ディスプレイパネルを適度に傾斜させて作業することができる。
【0028】
また、ロック装置を構成するチャックに広溝を設けることにより、支持板の傾斜が特定の角度に固定されるため、再度の角度調整が不要となる。
【0029】
更に、液晶ディスプレイパネルを特定角度に傾け、平らに置かれた状態とすると、基板に多数のロック孔を設けたため、ボルトやくぎ等をロック孔に貫通させて壁面に固定すれば、液晶ディスプレイパネルを壁掛け用として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図2】台座構造の分解斜視図である。
【図3】使用状態を示す分解斜視図である。
【図4】図3の要部を示す拡大図である。
【図5】図3を逆方向から見た使用状態を示す斜視図である。
【図6】図4を逆方向から見た使用状態を示す斜視図である。
【図7】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図8】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図9】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図10】連接エレメントの動作を示す断面図である。
【図11】ディスプレイ板を平らに置いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板
11 浮き出し体
12 抜き口
13 ロック孔
14 留め具
2 フレーム板
21 ピボット・ブラケット
211 ピボット穿孔
212 ガイド・ウェイ
22 軸孔
23 ノッチ
231 ストッパー
24 ねじ孔
3 ロック装置
31 回転軸
311 ロータ部
312 ボルト
313 扁平な板部
314 ロック孔
32 チャック
321 ブロック
322 広溝
323 狭溝
324 セット孔
33 ワッシャー
34 ナット
4 支持板
41 縁出板
411 ねじ孔
5 角度調節装置
51 連接エレメント
511 つめごま
512 連動部
513 通孔
514 凸部
515 貫通孔
52 軸柱
521 ねじ孔
522 溝
53 リング
54 スプリング
6 ディスプレイパネル
Claims (6)
- 基板と、フレーム板と、ロック装置と、支持板と角度調節装置とからなる液晶ディスプレイ台座構造において、
前記基板は、抜き口を有することと、
前記フレーム板は、前記基板上に固定され、前記抜き口に対応する部分にノッチを有し、かつストッパーを形成し、また、一対のピボット穿孔を有するピボット・ブラケットを備え、その内の一つのピボット・ブラケットには軸孔を有すること、
ロック装置は、回転軸、ワッシャー、チャック及びナットを有し、該回転軸の片端部にはロータ部を形成し、該ロータ部からボルトが突出し、該ワッシャーが該ロータ部に被せられ、該ロータ部が前記ピボット穿孔に挿し込まれ、該チャックは前記ピボット・ブラケットの内側で該ロータ部に挿入され、該ワッシャーが挿入され、該ナットが該ボルトに螺合し、少なくとも狭溝を有する該チャックが該回転軸の動きに従って連動するように構成されることと、
前記支持板は前記回転軸に固定して連結されることと、
前記角度調節装置は、前記ストッパー及び前記軸孔上に設置され、前記抜き口において作動可能であり、前記狭溝を固定状態にするか否かを決めることと、
を特徴とする液晶ディスプレイ台座構造。 - 前記チャックは、広溝を有し、前記角度調節装置により、該広溝によって限定された範囲内において回転可能とされることを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイ台座構造。
- 前記基板の表面部には浮き出し体が形成され、前記フレーム板は、該浮き出し体の形状に合わせた底部を有し、前記基板にはロック孔を設け、前記フレーム板には該ロック孔に対応したねじ孔を設け、留め具により前記フレーム板を前記基板上に固定することを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイ台座構造。
- 前記角度調節装置は、連接用エレメントと、軸柱と、リングと、スプリングと、留め具とを含むことと、
前記軸柱がピボット・ブラケットの軸孔を回動可能に貫通し、該軸柱の片端部にねじ孔を、もう一つの端部に溝を設け、前記スプリングが前記軸柱を覆うと共に、前記リングが前記溝にはめ込まれることと、
前記連接用エレメントは、連続して折れ曲がって成形されており、その一方の端は下に向って折れ曲がり、つめごまを形成し、もう一方の端は上に向って折れ曲がり連動部を形成し、該連動部には通孔を設け、頂上縁部には凸状の凸部を有することと
前記連接用エレメント中間の平面部分には貫通孔が設けられ、前記ストッパーがこの貫通孔を貫通し、これにより前記連動部が前記ピボット・ブラケットの内側面に貼り付けられると共に、前記つめごまが前記ストッパーにチャックされ、且つ前記抜き口まで延びることと、
前記凸部は前記チャックの移動位置により前記狭溝内にはめこまれ、且つ前記連動部の通孔は前記ピボット・ブラケットの軸孔に合わせ、前記留め具は前記連動部の通孔及び前記ピボット・ブラケットの軸孔を貫き通り、ねじ孔で固定することにより、前記連接用エレメントと前記軸柱の動きが連動するように構成されることを特徴とする請求項1記載の液晶ディスプレイ台座構造。 - 前記チャックは、広溝を有し、前記凸部が該広溝にはめ込まれた場合、該広溝によって限定された範囲内において回転可能とすることを特徴とする請求項4記載の液晶ディスプレイ台座構造。
- 前記回転軸は、外端部に扁平な板部を形成すると共に2つのロック孔を設け、前記支持板の底部両端には下向けの縁出板を形成し、該縁出板上にも二つのねじ孔を設け、前記縁出板が前記扁平な板部に取り付けられた際に、前記縁出板上のねじ孔が扁平な板部上のロック孔に合わせられ、留め具で固定し、これにより前記支持板を該縁出板に固定することを特徴とする請求項1又は請求項4記載の液晶ディスプレイ台座構造。
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