JP3097188B2 - Migア−ク溶接制御装置 - Google Patents

Migア−ク溶接制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミMIG溶接にお
ける電流及び電圧の設定制御装置に関するものであっ
て、その目的は、設定を容易かつ正確にすること、及び
溶接品質を向上させることにある。
【0002】
【従来の技術】図1は、直径1.6[mm]のアルミニウ
ムA5183の消耗電極(以下、ワイヤという)を使用
したアルミMIGアークの溶融特性と溶滴移行形態との
関係を示す図である。同図において、横軸Ia[A]は
溶接電流、縦軸はアーク電圧Va[V]、Vf1 乃至V
f5 はワイヤ送給速度、Lは見かけのアーク長[mm]
で、図中の数字はその見かけのアーク長を示す。
【0003】一般に、MIG溶接では、ワイヤ先端から
の溶滴の移行状態は、溶接作業の難易(アークの安定
性、スパッタの発生)及び溶接結果の良否(アンダーカ
ット、ブローホール、オーバラップ、融合不良等)に密
接な関係があり、溶接目的に応じて適正な条件を選択す
る必要がある。通常のアルミ溶接では、溶接電流値Ia
として、臨界電流値Ic以上の電流値が用いられる。こ
の場合に、見かけのアーク長(以下、アーク長という)
の大きい図1の[B]に示すスプレーアーク域では、ア
ーク長が長すぎるために、電極のねらいが困難であり、
さらに、横向き又は立向きなどの難姿勢溶接では、同一
の溶着量(ワイヤ溶融量)を得るためには、大きな電流
を必要とするために、母材側の溶融量が過大になり、溶
融金属がたれ落ちる危険がある。
【0004】逆にアーク長が極端に短い図1の[D]に
示すショートアーク域では、アークの不安定性、スパッ
タの発生、母材の溶融不足等の問題がある。このような
ことから、最適の溶接条件範囲は、電流値にかかわらず
中間アーク長の図1の斜線の範囲の[C]に示す微小短
絡が発生する領域(以下、メソスプレーアーク域とい
う)に限定される。
【0005】このようなメソスプレーアーク域[C]に
おいては、図1に示すように、ワイヤ送給速度が一定で
あっても設定電圧によって、溶接電流が大きく変化して
いる。
【0010】図2は、ワイヤ送給速度Vf6 乃至Vf8
及びアーク電圧値Va(設定電圧値)を変化させたとき
のビード形状及び溶込みの変化を示す図である。同図に
示すように、メソスプレーアーク域[C]では、溶接電
流値Iaの変化、例えば、点線EE′上のB1 乃至B3
の方がアーク電圧値Vaの変化、例えば、点線FF′上
のB4 、B2 及びB5 に比べてビード形状に大きな影響
を与えている。
【0011】なお、同図の溶接条件は次のとおりであ
る。直径1.6[mm]のアルミニウムA5183のワ
イヤを用いて、板厚16[mm]アルミニウムA50
58材を、溶接速度30[cm/min]で平板上にM
IG溶接している。
【0015】図3は、図1と同様に、直径1.2[mm]
のアルミニウムA5183のワイヤの溶融特性を示す。
同図に示すように、ワイヤ送給速度Vfとアーク電圧の
設定値を調整して、溶接電流205[A]でアーク電圧
22.5[V]の図3のB10点にする。この状態におい
て、上記で述べたように、ビード形状及び溶け込み形状
への影響を小さくしながら、アーク電圧設定値を調整し
てアーク長Lを変化させた場合を検討する。例えば、ワ
イヤ送給速度Vf=12.4[m /min ]を一定値にし
ておき、アーク電圧の設定値を24.5[V]に上昇さ
せると、図3のB11点に動作点が移動して、溶接電流値
は215[A]に変化する。このために、溶接ビード
は、B10点の状態から大きく変化する。
【0016】そのために、従来の制御方法においては、
再びワイヤ送給速度Vf及びアーク電圧の設定値Vaの
両方の調整を繰り返しながら、B12点の動作点、すなわ
ち、ワイヤ送給速度Vf=11.9[m /min ]、アー
ク電圧の設定値を24.5[V]に調整する必要があ
る。
【0020】図4は、従来のMIG溶接制御方法を実施
する装置のブロック図である。同図において、商用電源
ACを入力として溶接出力制御回路PSから消耗電極1
の給電チップ4と被溶接物2との間に出力を供給してア
ーク3を発生させる。消耗電極1はワイヤ送給モータW
Mにより回転するワイヤ送給ローラWRより供給され
る。ワイヤ送給速度制御回路WCは、ワイヤ平均電流設
定回路IMに設定された平均電流設定信号Imとワイヤ
送給モータWMの回転速度を検出するワイヤ送給速度検
出回路WDの送給速度検出信号Wdを比較するワイヤ送
給速度比較回路(以下、第1比較回路という)CM1の
ワイヤ送給速度制御信号Cm1を入力として、ワイヤ送
給モータWMにワイヤ送給速度制御信号Wcを出力す
る。アーク電圧設定回路VS1は、アーク電圧を設定す
る回路であって、アーク電圧設定信号Vs1を出力す
る。第2比較回路CM2は、アーク電圧設定信号Vs1
とアーク電圧検出回路VDのアーク電圧検出信号Vdと
を入力としてその差のアーク電圧制御信号Cm2を出力
する。パルス電流値設定回路IP1は、パルス電流値設
定信号Ip1を出力する。パルス幅設定回路TP1は、
パルス幅設定信号Tp1を出力し、ベース電流値設定回
路IB1は、ベース電流設定信号Ib1を出力する。
ルス周波数信号発生回路VFは、アーク電圧制御信号C
m2に対応して、パルス周波数制御信号Vfを出力す
る。パルス幅周波数制御信号発生回路DFは、パルス幅
設定信号Tp1とパルス周波数制御信号Vfとから成る
パルス幅周波数制御信号Dfを出力する。パルスベース
電流切換回路SW5は、パルス電流値設定信号Ip1と
ベース電流設定信号Ib1とを、パルス幅周波数制御信
号Dfによって切り換えてパルス制御信号Pf1を出力
して、溶接出力制御回路PSに入力する。IDは、溶接
電流検出信号Idを出力する溶接電流検出回路であり、
CM3はこの溶接電流検出信号Idと前述したパルス制
御信号Pf1とを入力として溶接電流制御信号Cm3を
出力する第3比較回路である。
【0021】消耗電極1は、ワイヤ送給速度制御信号W
cによって予め定めた略一定の速度で送給される。一
方、出力制御については、アーク電圧検出信号Vdとア
ーク電圧設定信号Vs1とが第2比較回路CM2におい
て比較増幅されて、その差のアーク電圧制御信号Cm2
がパルス周波数信号発生回路VFに入力されて、パルス
周波数制御信号Vfに変換される。この信号Vfとパル
ス幅設定信号Tp1とが単安定マルチバイブレータ回路
から構成されるパルス幅周波数制御信号発生回路DFに
よって入力されパルス幅Tp1でパルス周波数fの幅周
波数制御信号Dfが出力される。この信号Dfによって
パルス電流設定値Ip1とベース電流設定値Ib1とが
切り換わる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のワ
イヤ送給速度Vfとアーク電圧値Vaの設定制御方式で
は、アーク長Lの微調整を行う度に、ワイヤ送給速度V
fとアーク電圧値Vaとの両方の設定を繰り返して調整
する必要があり、時間がかかるとともに、これらの設定
が不正確になるという問題があった。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、図3
及び図7(a)及び図7(b)に示すように、3以上の
複数の平均電流設定信号Imを出力するワイヤ平均電流
設定回路IMと3以上の複数のアーク電圧設定信号Vs
1を出力するアーク電圧設定回路VS1とを備えたMI
Gアーク溶接制御装置において、上記ワイヤ平均電流設
定回路IMに上記3以上の複数の中から通電したい平均
電流設定信号Im=205[A]を設定すると共に、上
記アーク電圧設定回路VS1に上記3以上の複数の中か
ら第1のアーク長を得る第1のアーク電圧設定信号Vs
=22.5[v]を設定し、上記設定した平均電流設
定信号Imのときに上記第1のアーク電圧設定信号Vs
1が得られる予め定めた第1のワイヤ送給速度Vf=1
2.4[m/min]を出力させ、次に上記第1のアーク長
から第2のアーク長に変化させる第2のアーク電圧設定
信号Vs1=24.5[v]を再設定したときに、上記
設定した平均電流設定信号Im=205[A]を変化さ
せない予め定めた第2のワイヤ送給速度Vf=11.9
[m/min]を出力する適正ワイヤ送給速度信号出力回路
Gを備えたMIGアーク溶接制御装置である。請求項
2の発明は、請求項1に記載の適正ワイヤ送給速度信号
出力回路WGが、直径が異なる複数種類のワイヤにも適
用可能であって、ワイヤの直径毎に予め定めた第1のワ
イヤ送給速度及び第2のワイヤ送給速度を出力する適正
ワイヤ送給速度信号出力回路WGである。この直径が異
なる複数種類のワイヤに適用可能な適正ワイヤ送給速度
信号出力回路WGは、図3及び図7(a)及び図7
(b)に示すように、3以上の複数の平均電流設定信号
Imを出力するワイヤ平均電流設定回路IMと3以上の
複数のアーク電圧設定信号Vs1を出力するアーク電圧
設定回路VS1とを備えたMIGアーク溶接制御装置に
おいて、上記ワイヤ平均電流設定回路IMに上記3以上
の複数の中から通電したい平均電流設定信号Im=20
5[A]を設定すると共に、上記アーク電圧設定回路V
S1に上記3以上の複数の中から第1のアーク長を得る
第1のアーク電圧設定信号Vs1=22.5[v]を設
定し、上記設定した平均電流設定信号Imのときに、ワ
イヤの直径を選定するワイヤ径選定回路WAで選定した
第1のワイヤ直径1.2[mm]のと きの上記第1のアー
ク電圧設定信号Vs1が得られる予め定めた第1のワイ
ヤ送給速度Vf=12.4[m/min]を出力させ、次に
上記第1のアーク長から第2のアーク長に変化させる第
2のアーク電圧設定信号Vs1=24.5[v]を再設
定したときに、上記設定した平均電流設定信号Im=2
05[A]を変化させない上記選定した第1のワイヤ直
径のときの予め定めた第2のワイヤ送給速度Vf=1
1.9[m/min]を出力し、さらに選定した第2のワイ
ヤ直径1.6[mm]のときにも上記と同じ再設定をした
ときに上記設定した平均電流設定信号Imを変化させな
い上記選定した第2のワイヤ直径のときの予め定めた第
2のワイヤ送給速度Vfを出力する適正ワイヤ送給速度
信号出力回路WGである。
【0040】
【実施例】以下、本発明の制御装置について、図5のブ
ロック図及び図6の適正ワイヤ送給速度信号出力回路W
Gの機能を説明する図及び図7の適正ワイヤ送給速度信
号を出力する一元調整データテーブル及び図8の動作手
順のフローチャートを参照して説明する。
【0041】(図5の説明)図5は、本発明のMIGア
ーク溶接制御装置の第1の実施例のブロック図であって
パルス溶接をすることができる。同図において、図4と
同一機能の回路の説明は省略する。同図において、WA
は、ワイヤの直径を選定してワイヤ径選定信号Waを出
力するワイヤ径選定回路であり、WBは、ワイヤの材質
例えば軟質か硬質かを選定してワイヤ材質選定信号Wb
を出力するワイヤ材質選定回路であり、WGは、平均電
流設定信号Imとアーク電圧設定信号Vs1 とワイヤ径
選定信号Waとワイヤ材質選定信号Wbとを入力して、
これらの関係から予め定めた適正ワイヤ送給速度信号W
gを出力する適正ワイヤ送給速度信号出力回路である。
【0043】(図6の説明)図6は、図5のブロック図
の適正ワイヤ送給速度信号出力回路WGの機能を説明す
る図であって、マイクロプロセッサを使用して、前述し
た信号Imと信号Vs1 と信号Waと信号Wbとを入力
として、適正ワイヤ送給速度信号Wgを出力する。同図
において、MPU、RAM、ROM、I/Oポート、A
/D変換回路、及びD/A変換回路から構成されてい
る。A/D変換回路から、平均電流設定信号Im及びア
ーク電圧設定信号Vs1 が入力してディジタル信号を出
力する。ROMは、A/D変換回路からの信号Im及び
Vs1 とワイヤ径選定信号Wa及びワイヤ材質選定信号
Wbのディジタル信号をI/Oポートから読み込んで、
予め記憶されている図7(A)及び(B)に示すデータ
テーブルから適正ワイヤ送給速度の設定値を検索して読
み出してI/Oポートに出力する。D/A変換回路は、
I/Oポートから入力された適正ワイヤ送給速度信号W
gをアナログ信号に変換して出力する。
【0045】(図7の説明)図7(A)は、ワイヤの直
径、例えば、1.2[mm]及び1.6[mm]とワイヤ材
質、例えば、軟質及び硬質の各組合せによるモード、こ
の列ではモード1からモード4までの関係を示す図であ
り、同図(B)は、各モードごとに例えば、ワイヤの直
径1.2[mm]で硬質ワイヤのときのモード2におい
て、平均電流設定信号Im及びアーク電圧設定信号Vs
1 が設定されたときに、適正ワイヤ送給速度信号Wgの
設定値が予め定められた一元調整データテーブルであっ
て、ROMに記憶されている。
【0046】同図(B)のデータテーブルには、例え
ば、前述した図3において、点B10の溶接電流値Ia
=205[A]でアーク電圧値がVa=22.5[V]
のときの適正ワイヤ送給速度Vf=12.4[m/mi
n]に設定しておいて、点B12の同じ溶接電流値Ia
=205[A]でアーク電圧値Va=24.5[V]に
変更したときの適正ワイヤ送給速度Vf=11.9[m
/min]となる各設定値Im及びVs1及びWgの関
係が予め定められている。
【0049】(図8の説明)図8は、図6の適正ワイヤ
送給速度信号出力回路WGの機能を説明する図の動作手
順のフローチャートである。図8の手順はつぎのとおり
である。F2は、ワイヤ直径Wa例えば1.2[mm]及
びワイヤ材質Wb例えば硬質をI/Oポートから読み込
む。F3は、読み込んだワイヤ直径Wa及びワイヤ材質
Wbの組み合わせが定まり、この組合せすなわちモー
ド、例えばモード2に適した一元調整のデータテーブル
を選択する。F4は、平均電流設定信号Im及びアーク
電圧設定信号Vs1 の各設定値をA/D変換回路を通し
て読み込む。F5は、上記の選択したモードのROMデ
ータテーブルから、平均溶接電流Im及びアーク電圧設
定信号Vs1 の設定値に対応した適正ワイヤ送給速度信
号Wgの設定値Wgを選定する。F6は、選定した適正
ワイヤ送給速度信号WgをD/A変換回路から出力す
る。
【0055】(図9の説明)図9は、本発明のMIGア
ーク溶接制御装置の第2の実施例のブロック図であっ
て、パルスなしの制御装置である。同図において、図5
のブロック図から、パルス制御に必要な各回路VF、T
P1、DF、IP1、IB1、SW5、ID及びCM3
を除いており、パルス制御の動作を除いて、図5乃至図
8の動作と同一であるので説明を省略する。
【0060】図5乃至図9の各実施例においては、ワイ
ヤ材質選定回路WBが存在する場合について説明した
が、ワイヤ材質が一定しており切り換えを必要としない
MIGアーク溶接制御装置においては、ワイヤ材質選定
回路WBを省略することができる。また、例えばシール
ドガスの成分、溶接姿勢等によって適正ワイヤ送給速度
を微調整したいときは、ワイヤ径選定回路又はワイヤ材
質選定回路と同様に、シールドガス成分選定回路、溶接
姿勢選定回路を付加したり、又は微調整回路を付加した
りすることができる。
【0065】
【本発明の効果】以上のように、本発明のMIG溶接制
御装置によれば、溶接電流の平均値Iaとアーク電圧の
平均値Vaとを設定して、適正なワイヤ送給速度を自動
的に得ることができ、特に、溶接電流の平均値Iaを一
定値に維持させた状態でアーク電圧の平均値Vaのみを
変化させたいときには、従来のワイヤ送給速度設定回路
とアーク電圧設定回路との両方を繰り返して微調整する
ことによって適正なワイヤ送給速度に近づけるような労
力を必要としないので、設定が容易でかつ正確な設定を
一度の設定で得ることができる。また、本発明の制御装
置によれば、溶接電流の平均値Iaとアーク電圧の平均
値Vaとを独立して設定することができるために、溶接
ビード形状及び溶け込み深さに大きな影響を与える溶接
電流の平均値Iaを一定値に維持した状態で、(見かけ
の)アーク長Lを定めるアーク電圧の平均値を設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、直径1.6[mm]のアルミニウムA5
183のワイヤを使用したアルミMIGアークの溶融特
性と溶滴移行形態との関係を示す図である。
【図2】図2は、ワイヤ送給速度はVf6 乃至Vf8 及
びアーク電圧値Vaを変化させたときのビード形状及び
溶込みの変化を示す図である。
【図3】図3は、直径1.2[mm]のアルミニウムA5
183のワイヤを使用したアルミMIGアークの溶融特
性を示す図である。
【図4】図4は、従来のMIG溶接制御方法を実施する
装置のブロック図である。
【図5】図5は、本発明のMIGアーク溶接制御装置の
第1の実施例のブロック図である。
【図6】図6は、図5のブロック図の適正ワイヤ送給速
度信号出力回路WGの機能を説明する図である。
【図7】図7は(A)は、ワイヤの直径、例えば、1.
2[mm]及び1.6[mm]とワイヤ材質、例えば、軟質
及び硬質の各組合せによるモード、この例ではモード1
からモード4までの関係を示す図である。同図(B)
は、各モードごとに、例えば、ワイヤの直径1.2[m
m]で硬質ワイヤのときのモード2において、平均電流
設定信号Im及びアーク電圧設定信号Vs1 が設定され
たときに、適正ワイヤ送給速度信号Wgの設定値が予め
定められた一元調整データテーブルである。
【図8】図8は、図6の適正ワイヤ送給速度信号出力回
路WGの機能を説明する図の動作手順のフローチャート
である。
【図9】図9は、本発明のMIGアーク溶接制御装置の
第2の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1 消耗電極 2 被溶接物 3 アーク 4 給電チップ f パルス周波数 L 見かけのアーク長 Ia 溶接電流 Ib1 ベース電流設定信号 Ic 臨界電流値 Id 溶接電流検出信号 Im 平均電流設定信号 Ip1 パルス電流値設定信号 VS1 アーク電圧設定回路 IP1 パルス電流値設定回路 IM ワイヤ平均電流設定回路 Wa ワイヤ径選定信号 Wb ワイヤ材質選定信号 Wc ワイヤ送給速度制御信号 Wd 送給速度検出信号 Wg 適正ワイヤ送給速度信号 WA ワイヤ径選定回路 WB ワイヤ材質選定回路 WC ワイヤ送給速度制御回路 WD ワイヤ送給速度検出回路 WG 適正ワイヤ送給速度信号出力回路 WM ワイヤ送給モータ WR ワイヤ送給ローラ CM1 ワイヤ送給速度比較回路(第1比較回路) CM2 第2比較回路 CM3 第3比較回路 Cm1 ワイヤ送給速度制御信号 Cm2 アーク電圧制御信号 Cm3 溶接電流制御信号 Va アーク電圧 Vd アーク電圧検出信号 Vf1 〜8 ワイヤ送給速度 Vf パルス周波数制御信号 Vs1 アーク電圧設定信号 Df パルス幅周波数制御信号 Pf1 パルス制御信号 VD アーク電圧検出回路 VF パルス周波数信号発生回路 DF パルス幅周波数制御信号発生回路 ID 溶接電流検出回路 Tp1 パルス幅設定信号 SW5 パルスベース電流切換回路 AC 商用電源 PS 溶接出力制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−56044(JP,A) 特開 昭59−113980(JP,A) 特開 昭63−90365(JP,A) 特開 昭57−19185(JP,A) 特開 昭57−19169(JP,A) 特開 昭62−287937(JP,A) 特開 昭53−37560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/10 B23K 9/09 B23K 9/23 B23K 103:10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3以上の複数の平均電流設定信号を出力
    するワイヤ平均電流設定回路と3以上の複数のアーク電
    圧設定信号を出力するアーク電圧設定回路とを備えたM
    IGアーク溶接制御装置において、前記ワイヤ平均電流
    設定回路に前記3以上の複数の中から通電したい平均電
    流設定信号を設定すると共に、前記アーク電圧設定回路
    に前記3以上の複数の中から第1のアーク長を得る第1
    アーク電圧設定信号を設定し、前記設定した平均電流
    設定信号のときに前記第1のアーク電圧設定信号が得ら
    れる予め定めた第1のワイヤ送給速度を出力させ、次に
    前記第1のアーク長から第2のアーク長に変化させる第
    2のアーク電圧設定信号を再設定したときに、前記設定
    した平均電流設定信号を変化させない予め定めた第2の
    ワイヤ送給速度を出力する適正ワイヤ送給速度信号出力
    回路を備えたMIGアーク溶接制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の適正ワイヤ送給速度信
    号出力回路が、直径が異なる複数種類のワイヤに対して
    ワイヤ直径毎に予め定めた第1のワイヤ送給速度及び第
    2のワイヤ送給速度を出力する適正ワイヤ送給速度信号
    出力回路であるMIGアーク溶接制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の適正ワイヤ送給速度信
    号出力回路が、直径及び材質が異なる複数種類のワイヤ
    に対してワイヤの直径と材質との組合せ毎に予め定めた
    第1のワイヤ送給速度及び第2のワイヤ送給速度を出力
    する適正ワイヤ送給速度信号出力回路であるMIGアー
    ク溶接制御装置。
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