JP3097057B2 - 通信網の異常影響度評価装置 - Google Patents

通信網の異常影響度評価装置

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JP3097057B2
JP3097057B2 JP04327745A JP32774592A JP3097057B2 JP 3097057 B2 JP3097057 B2 JP 3097057B2 JP 04327745 A JP04327745 A JP 04327745A JP 32774592 A JP32774592 A JP 32774592A JP 3097057 B2 JP3097057 B2 JP 3097057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網内の異常発生時
に遂行される措置の自動選定に必要な、被害を被る顧客
やサービスへの異常による影響度を評価する技術に係わ
り、特に、より的確な措置の選定を行なうのに好適な通
信網の異常影響度評価装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通信網の異常発生時に、この異常
に対応する適切な措置を選択するために、例えば、本発
明の提案者らによる特願平4−44503号公報に記載
のように、この異常による顧客毎の迷惑の程度と、サー
ビス毎の支障の程度とを表わす影響度を評価する技術が
用いられている。この従来技術は、通信網内の各装置か
らのアラームに対応する措置を選定する場合に、故障発
生個所を特定し、特定した故障個所毎に、故障発生時点
での影響度を自動的に評価するものである。
【0003】この技術では、故障が発生した時点での影
響度評価を行ない、その評価結果に基づいて適切な措置
を選定している。しかし、影響度は、時間の経過につれ
て変化するために、実際に措置を行なうときには、選定
した措置が適切なものとは異なっている可能性がある。
また、サービス毎、顧客毎の影響度の評価や、選定した
措置を実施した場合の効果の予測、さらに、被害を受け
た各サービスや顧客に対して予測した措置の履歴の記録
などが考慮されておらず、保守者に適切な措置を選定さ
せるには、まだ十分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、故障に対する措置を実際に行な
う時点での影響度を評価していない点と、サービス毎お
よび顧客毎の影響度の評価や、選定した措置を実施した
場合の効果の予測、および、被害を受けた各顧客に対し
て予測した措置の履歴の記録などが考慮されていない点
である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決
し、影響度の時間推移を、サービス毎および顧客毎に予
測して、より的確な措置を決定することができると共
に、選定した措置を実施した場合の効果の予測や、異常
発生時点で導出した影響度を蓄積保存することによる迅
速な故障申告への対応を行なうことができ、通信網の信
頼性と安全性の向上を可能とする通信網の異常影響度評
価装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信網の異常影響度評価装置は、(1)通
信網内の異常発生時に、この異常に対する適切な措置を
選択するために、この異常による被害を被る顧客への被
害の影響度の予測を行なう通信網の異常影響度評価装置
において、通信網内の異常発生時に、通信網内を監視す
る監視装置から通知される異常が発生した個所の情報
と、顧客およびサービスの収容情報とに基づき、異常の
影響を被る顧客とサービスを抽出し、この抽出した各々
の顧客とサービスに割り当てられていたリソースの正常
時の使用状況を把握し、この使用状況を用いて、抽出し
た顧客とサービスへの異常が及ぼす被害の影響度を推定
する第1の影響度予測部と、この第1の影響度予測部で
推定した影響度が、予め設定されたしきい値を超える顧
客とサービスを措置対象として選択し、この選択した措
置対象毎に、顧客とサービスへの異常の影響を回避する
措置を選択する第1の措置決定部と、この第1の措置決
定部で選択した措置と、異常発生時における顧客とサー
ビスに割り当てられていたリソースの使用状況とに基づ
き、第1の措置決定部で選択した措置を実施した場合の
影響度の改善状況を推定する第1の措置実施後影響度予
測部を設けることを特徴とする。 また、(2)通信網内の異常発生時に、この異常に対す
る適切な措置を選択するために、この異常による被害を
被る顧客への被害の影響度の予測を行なう通信網の異常
影響度評価装置において、通信網内の異常発生時に、通
信網内を監視する監視装置から通知される異常が発生し
た個所の情報と、顧客およびサービスの収容情報とに基
づき、異常の影響を被る顧客とサービスを抽出し、この
抽出した各々の顧客とサービスに割り当てられていたリ
ソースの正常時の使用状況の時間推移を把握し、この使
用状況の時間推移を基に、異常発生以後のリソースの使
用状況を予測し、この予測したリソースの使用状況を基
に、異常発生時点と異常発生以後の影響度の時間推移を
予測する第2の影響度予測部と、指定された時刻におけ
る第2の影響度予測部で予測した影響度が、予め設定さ
れたしきい値を超える顧客とサービスを措置対象として
選択して、この選択した措置対象毎に、顧客とサービス
への異常の影響を回避する措置を選択する第2の措置決
定部とを設けることを特徴とする。 また、(3)上記(2)に記載の通信網の異常影響度評
価装置において、第2の措置決定部で選択した措置と、
異常発生時における顧客とサービスに割り当てられてい
たリソースの使用状況の時間推移とに基づき、第2の措
置決定部で選択した措置を実施した場合の影響度の改善
状況の時間推移を推定する第2の措置実施後影響度予測
部を設けることを特徴とする。 また、(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の
通信網の異常影響度評価装置において、通信網内の異常
発生時に予測された被害を被る顧客への被害の影響度を
記録するデータ管理部と、顧客からの故障申告に対し
て、このデータ管理部に蓄積された影響度の記録から、
この顧客に関する影響度を検索する影響度検索部とを設
けることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、通信網内での異常発生が通
知されると、第1の影響度予測部は、異常の影響を被っ
たサービスと顧客に割り当てられていたリソースの使用
状況を把握し、その使用状況を基に、異常発生時点での
影響度を、抽出した顧客やサービス毎に推定する。そし
て、第1の措置決定部は、第1の影響度予測部で推定し
た影響度を基に、顧客やサービス毎に措置対象を選択し
て、この選択した措置対象毎に適切な措置を決定する。
この決定された措置と、第1の影響度予測部で推定され
た影響度は、端末の表示部等で、保守者に対して表示さ
れる。このようにして、保守者は、異常発生時点での影
響度と適切な措置を、異常により被害を被る各々の顧客
やサービス毎に知ることができる。
【0007】保守担当者が、この表示内容から任意の措
置を選択すると、第1の措置実施後影響度予測部は、こ
の選択された措置と、第1の影響度予測部で把握した各
サービスおよび顧客に割り当てられていたリソースの使
用状況とを基に、この選択された措置を実施した場合の
リソースの使用状況を推定し、この推移した使用状況を
基に、第1の影響度予測部と同様にして、措置の実施後
の影響度を推定する。その影響度は端末部へ通知され、
保守者に対して表示される。このことにより、保守担当
者は、処置の実施に先だって、措置の効果をシミュレー
ションすることができる。
【0008】また、第2の影響度予測部と第2の措置決
定部、および、第2の措置実施後影響度予測部とを設け
た構成においては、リソースの使用状況の時間推移、お
よび、影響度の時間推移などを基に、それぞれの処理を
行なう。すなわち、第2の影響度予測部は、影響を被っ
たサービスと顧客に割り当てられていたリソースの正常
時の使用状況の時間推移を把握し、その使用状況の時間
推移を基に、異常発生以後のリソースの使用状況を予測
し、その予測結果を基に、異常発生時点と異常発生以後
の影響度の時間推移を推定する。この推定された時間推
移を用いて、第2の措置決定部は、サービスや顧客毎の
措置対象を選択して、選択した措置対象毎に措置を決定
する。そして、第2の措置実施後影響度予測部は、この
決定された措置を実施した場合の影響度の時間推移を推
定する。このようにして推定された影響度の時間推移
や、第2の影響度予測部で推定された影響度の時間推
移、および、第2の措置決定部で決定された措置など
は、端末で、保守者に表示される。
【0009】また、第1、もしくは、第2の影響度予測
部が推定した異常発生時点での影響度を、データ管理部
で記録する。そして、保守者が、顧客からの故障申告に
対応して、端末から、影響度の検索と検索条件を指示す
ると、影響度検索部は、データ管理部から、故障申告し
た顧客に関連する影響度を、検索条件に従って検索し、
端末部へ、検索結果を通知する。そして、端末部は、影
響度検索部から通知された検索結果を、保守者に対して
表示する。このことにより、保守者は、顧客に関連する
過去の影響度を、迅速に得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の通信網の異常影響度評価装
置の本発明に係わる構成の第1の実施例を示すブロック
図である。本図において、1は、本発明に係わる異常影
響度評価装置、2は、通信網内の各局の正常性を監視す
る監視装置、7は、通信網である。この通信網7は、顧
客とサービスに関する契約情報と定義情報とを管理する
網サービス管理局3と、顧客とサービスに関する呼処理
を行なう複数の網サービス制御局4a、4bと、呼接続
を行なう複数の交換局5a〜5cとにより構成されてい
る。網サービス管理局3は、管理している顧客とサービ
スに関する契約情報と定義情報とを、網サービス制御局
4a、4bへ転送し、網サービス制御局4a、4bより
運用情報を収集して蓄積する。尚、交換局5a〜5cと
網サービス制御局4a、4b、網サービス制御部4a、
4bと網サービス管理部3、網サービス管理部3と異常
影響度評価装置1、監視装置2と網サービス制御部4
a、4b、そして、監視装置2と異常影響度評価装置1
は、それぞれ、情報転送網6を介して接続されている。
【0011】異常影響度評価装置1は、通信網7内の異
常発生時に、監視装置2から通知される異常が発生した
個所の情報と、顧客およびサービスの収容情報とに基づ
き、異常の影響を被る顧客とサービスを抽出し、この抽
出した各々の顧客とサービスに割り当てられていたリソ
ースの正常時の使用状況を把握し、この使用状況を用い
て、抽出した顧客とサービスへの異常が及ぼす被害の影
響度を推定する本発明に係わる第1の影響度予測部12
と、この第1の影響度予測部12で推定した影響度が、
予め設定されたしきい値を超える顧客とサービスを措置
対象として選択し、選択した措置対象毎に、顧客とサー
ビスへの異常の影響を回避する措置を選択する本発明に
係わる第1の措置決定部13と、この第1の措置決定部
13で選択した措置と、異常発生時における顧客とサー
ビスに割り当てられていたリソースの使用状況とに基づ
き、第1の措置決定部13で選択した措置を実施した場
合の影響度の改善状況を推定する本発明に係わる第1の
措置実施後影響度予測部14と、第1の影響度予測部1
2により、通信網内の異常発生時に予測された被害を被
る顧客への被害の影響度を記録する本発明に係わるデー
タ管理部16と、顧客からの故障申告に対して、このデ
ータ管理部16に蓄積した影響度の記録から、この顧客
に関する影響度を検索する本発明に係わる影響度検索部
15と、異常影響度評価装置1の処理結果の表示や、異
常影響度評価装置1への保守者からの入力を行なう端末
部17と、監視装置2や、通信網7の網サービス管理局
3との通信制御を行なう通信部11とにより構成されて
いる。
【0012】以下、このような構成による異常影響度評
価装置1の本発明に係わる動作を説明する。通信網7内
に異常が発生し、監視装置2から、この異常発生が通知
されると、第1の影響度予測部12は、異常の影響を被
ったサービスと顧客を抽出し、これらの影響を被ったサ
ービスと顧客に割り当てられていたリソースの使用状況
を把握する。そして、第1の影響度予測部12は、その
使用状況を基に、異常発生時点での影響度を、抽出した
顧客やサービス毎に推定する。第1の措置決定部13
は、第1の影響度予測部12で推定した影響度を用い
て、顧客やサービス毎に措置対象を選択し、選択した措
置対象毎に適切な措置を決定する。この決定された措置
と、第1の影響度予測部12で推定された影響度は、端
末部17の表示部等で、保守者に対して表示される。こ
のようにして、保守者は、異常発生時点での影響度と適
切な措置を、異常により被害を被る各々の顧客やサービ
ス毎に知ることができる。
【0013】また、例えば、保守者が、この表示内容か
ら任意の措置を選択すると、第1の措置実施後影響度予
測部14は、この選択された措置と、第1の影響度予測
部12で把握した影響を被った各サービスおよび顧客に
割り当てられていたリソースの使用状況とを基に、この
選択された措置を実施した場合のリソースの使用状況を
推定し、この推移した使用状況を基に、第1の影響度予
測部12と同様にして、措置の実施後の影響度を推定す
る。その影響度は端末部17へ通知され、保守者は、処
置の実施に先だって、措置の効果をシミュレーションす
ることができる。
【0014】また、データ管理部16は、第1の影響度
予測部12が推定した異常発生時点での影響度を記録す
る。そして、保守者が、端末部17を介して、顧客から
の故障申告を受理した場合、端末部17を介して、影響
度の検索と検索条件を指示すると、影響度検索部15
は、データ管理部16から、故障申告した顧客に関連す
る影響度を、検索条件に従って検索し、端末部17へ、
検索結果を通知する。そして、端末部17は、影響度検
索部15から通知された検索結果を、保守者に対して表
示する。このことにより、保守者は、故障申告をしてき
た顧客に関連する過去の影響度を得ることができる。
尚、データ管理部16は、次の図2で示すように、様々
なテーブルからなり、異常影響度評価装置1は、これら
のテーブルを用いて、上述の本発明に係わる処理動作を
行なう。以下、図2を用いて、異常影響度評価装置1の
本発明に係わる処理動作を、より詳しく説明する。
【0015】図2は、図1における異常影響度評価装置
の本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図であ
る。本実施例は、特に、図1における異常影響度評価装
置1のデータ管理部16内のテーブルの詳細な例を示す
ものであり、データ管理部16は、以下のテーブルから
なる。異常発生局所テーブル21は、異常が発生した局
を把握するために用い、異常発生時刻と、その局所番号
と、その異常の内容とを要素とする。罹障サービス/顧
客テーブル22は、異常の影響を被ったサービスと顧客
の一覧を、一時格納するために用い、サービス/顧客識
別番号と、その影響の種類を表わす影響種別とを要素と
する。ここで、影響種別とは、発信不能、着信不能、時
々発信不能、時々着信不能、通話中切断等である。リソ
ース使用状況テーブル23は、リソース使用状況の実測
値を一時格納するために用い、サービス/顧客識別番号
と、測定期間と、発信呼数とを要素とする。予測リソー
ス使用状況テーブル24は、リソース使用状況の予測値
を一時格納するために用い、上述のリソース使用状況テ
ーブル23と同じ要素を持つ。影響度テーブル25は、
測定したトラヒック、および、予測したトラヒックとに
基づいて導出した影響度を一時格納するために用い、サ
ービス/顧客識別番号と、時刻と、その時刻のそのサー
ビス、および、顧客の影響度とを要素とする。影響度記
録テーブル26は、測定したトラヒックに基づいて導出
した影響度を、長期間記録して蓄積するために用い、上
述の影響度テーブル25と同じ要素を持つ。重要顧客テ
ーブル27は、重要な顧客の一覧を格納するために用
い、顧客識別番号と、その顧客の重要性とを要素とす
る。措置対象テーブル28は、優先して措置すべきサー
ビスと顧客の一覧を一時格納するために用い、サービス
/顧客識別番号と、措置を行なう優先順位と、措置とを
要素とする。
【0016】以下、図1における通信網7内の網サービ
ス制御局4aに異常が発生し、この網サービス制御局4
aと網サービス管理局3との間、および、網サービス制
御局4aと交換局5a〜5cとの間の通信が途絶えた場
合を想定し、網サービス制御局4aに収容されている顧
客とサービスを、網サービス制御局4bへ収容替えして
回復させるまでの手順を示す。尚、この例では、網サー
ビス制御局4bの能力上、網サービス制御局4aに収容
している全ての顧客とサービスを、網サービス制御局4
bへ収容替えすることが不可能であるとする。
【0017】上述で想定している異常が発生した場合、
図1において、通信網内の異常を監視している監視装置
2が、網サービス制御局4aに異常が発生したことを検
出し、情報転送網6を介して、異常発生個所と異常の状
況を異常影響度評価装置1内の通信部11へ通知する。
通信部11は、図1の監視装置2から通知された異常発
生個所と、異常の状況とをデータ管理部16へ通知し、
さらに、第1の影響度予測部12へ、異常発生を通知す
る。データ管理部16は、通信部11から通知された異
常発生個所と異常の状況とを、異常発生局所テーブルへ
登録し、第1の影響度予測部12からの異常発生個所の
問い合わせに対して、異常発生局所テーブル21を検索
して、異常発生個所を回答する。
【0018】第1の影響度予測部12は、通信部11か
ら異常発生を通知されると、データ管理部16へ、異常
発生個所を問い合わせ、データ管理部16から回答され
た異常発生個所を検索条件として、異常発生個所に収容
されていたサービスおよび顧客の一覧を、通信部11を
介して、網サービス管理局3へ問い合わせ、網サービス
管理局3から回答された異常発生個所に収容されていた
サービスおよび顧客の一覧を、データ管理部16へ通知
する。データ管理部16は、第1の影響度予測部12よ
り通知されたサービスおよび顧客の一覧を、罹障サービ
ス/顧客テーブル22へ登録する。また、第1の影響度
予測部12は、網サービス管理局3から回答されたサー
ビスおよび顧客に割り当てられていたリソースの異常発
生以前の使用状況を、通信部11を介して、網サービス
管理局3へ問い合わせ、網サービス管理局3から回答さ
れたリソースの異常発生以前の使用状況を、データ管理
部16へ通知する。データ管理部16は、第1の影響度
予測部12より通知されたリソースの異常発生以前の使
用状況を、リソース使用状況テーブル23へ登録する。
【0019】また、第1の影響度予測部12は、網サー
ビス管理局3から回答されたリソースの異常発生以前の
使用状況を基に、異常発生個所に収容されていたサービ
スおよび顧客毎の影響度を予測し、影響度の予測結果を
データ管理部16へ通知し、影響度の予測結果の中か
ら、影響が顕著なサービスおよび顧客の影響度を端末部
17へ通知し、第1の措置決定部13へ、影響度予測の
終了を通知する。データ管理部16は、第1の影響度予
測部12より通知された影響度の予測結果を、影響度記
録テーブル26へ登録する。端末部17は、第1の影響
度予測部12より通知された影響が顕著なサービスおよ
び顧客の影響度を、端末部画面上に表示する。
【0020】第1の措置決定部13は、第1の影響度予
測部12から影響度予測の終了を通知されると、データ
管理部16から、異常の影響を被った、予め登録された
重要な顧客の一覧を問い合わせ、問い合わせ結果を、デ
ータ管理部16へ通知する。データ管理部16は、第1
の措置決定部13からの問い合わせに応じて、罹障サー
ビス/顧客テーブル22と、重要顧客テーブル27との
両方に含まれている顧客を抽出し、第1の措置決定部1
3へ回答し、また、第1の措置決定部13から通知され
た問い合わせ結果を、措置対象テーブル28へ登録す
る。また、第1の措置決定部13は、データ管理部16
へ、影響度の一覧を問い合わせ、その影響度が、予め設
定してあるしきい値を超えたサービスおよび顧客を抽出
し、データ管理部16へ、その抽出結果を通知する。デ
ータ管理部16は、第1の措置決定部13からの問い合
わせに応じて、影響度テーブル25内容を回答し、第1
の措置決定部13から通知された抽出結果を、措置対象
テーブル28へ追加登録する。
【0021】第1の措置決定部13は、データ管理部1
6へ、先に登録した措置対象を問い合わせ、まず、重要
顧客の中で、その影響度の大きな順に、優先順位番号を
付与し、続いて、重要顧客以外の中で、影響度の大きな
順に、重要顧客で付与した優先順位番号に続く番号を付
与し、このようにして付与した優先順位番号を、データ
管理部16へ通知する。データ管理部16では、第1の
措置決定部13から通知された優先順位番号を、措置対
象毎に、措置対象テーブル28へ登録する。また、第1
の措置決定部13は、データ管理部16から措置対象を
問い合わせ、本実施例では、データ管理部16から回答
された措置対象毎に、図1における網サービス制御局4
aから網サービス制御局4bへ、収容替えをする措置を
選択し、データ管理部16へ、措置対象毎の措置を通知
し、端末部17へ、措置対象と措置とを通知する。
【0022】保守者が、端末部17に対して、措置を実
施した場合の影響度の改善状況の予測を、対象とする措
置対象と共に指示すると、端末部17は、措置実施後の
影響度の改善状況の予測要求を指定された措置対象と共
に、第1の措置実施後影響度予測部14へ通知する。第
1の措置実施後影響度予測部14は、端末部17から、
措置実施後の影響度の改善状況の予測要求を通知される
と、データ管理部16へ、異常発生個所に収容されてい
たサービスおよび顧客の一覧を問い合わせ、その問い合
わせ結果から、端末部より通知された指定された措置対
象を除き、データ管理部16へ、除かれたサービスおよ
び顧客に関するリソース使用状況を問い合わせ、その問
い合わせ結果を、データ管理部16へ通知する。データ
管理部16は、第1の措置実施後影響度予測部14から
の異常発生個所に収容されていたサービスおよび顧客の
一覧の問い合わせに対して、罹障サービス/顧客テーブ
ル22の内容を回答し、また、サービスおよび顧客に関
するリソース使用状況の問い合わせに対して、リソース
使用状況テーブル23の内容を回答し、通知された問い
合わせ結果を、予測リソース使用状況テーブル24に登
録する。
【0023】また、第1の措置実施後影響度予測部14
は、データ管理部16へ、サービスおよび顧客に関する
リソース使用状況を問い合わせ、その使用状況を基に、
端末部より通知された措置対象に措置を行なった場合の
サービスおよび顧客毎の影響度の改善状況を予測し、措
置を行なった場合の影響度の予測結果をデータ管理部1
6へ通知し、措置を行なった場合の影響度の予測結果の
中から、影響が顕著なサービスおよび顧客の影響度を、
端末部17へ通知する。データ管理部16は、第1の措
置実施後影響度予測部14から通知された措置を行なっ
た場合の影響度を、影響度テーブル25に登録する。ま
た、端末部17は、第1の措置実施後影響度予測部14
から通知された影響が顕著なサービスおよび顧客の影響
度を、画面上に表示する。
【0024】次に、第1の影響度予測部12と第1の措
置決定部13、および、第1の措置実施後影響度予測部
14の本発明に係わる処理動作を、図3〜図5を用い
て、それぞれ、説明する。図3は、図2における第1の
影響度予測部の本発明に係わる処理動作の一実施例を示
すフローチャートである。図2における第1の影響度予
測部12は、図2の通信部11から異常発生を通知され
ると、まず、図2のデータ管理部16へ異常発生個所を
問い合わせ、異常発生個所を把握する(ステップ30
1)。そして、図2のデータ管理部16から回答された
異常発生個所を検索条件として、異常発生個所に収容さ
れていたサービスおよび顧客の一覧を、通信部を介し
て、網サービス管理局3へ問い合わせる(ステップ30
2)。さらに、図2の網サービス管理局3から回答され
た異常発生個所に収容されていたサービスおよび顧客の
一覧を、データ管理部16へ通知し、図2の罹障サービ
ス/顧客テーブル22へ登録させる(ステップ30
3)。
【0025】次に、図2の網サービス管理局3から回答
されたサービスおよび顧客に割り当てられていたリソー
スの異常発生以前の使用状況を、図2の通信部11を介
して、図2の網サービス管理局3へ問い合わせる(ステ
ップ304)。そして、図2の網サービス管理局3から
回答されたリソースの異常発生以前の使用状況を、図2
のデータ管理部16へ通知し、図2のリソース使用状況
テーブル23へ登録させる(ステップ305)。
【0026】さらに、網サービス管理局3から回答され
たリソースの異常発生以前の使用状況を基に、異常発生
個所に収容されていたサービスおよび顧客毎の影響度を
予測して影響度の導出を行なう(ステップ306)。こ
の予測結果を、図2のデータ管理部16へ通知し、図2
の影響度記録テーブル26へ登録させる(ステップ30
7)。影響度の予測結果の中から、影響が顕著なサービ
スおよび顧客の影響度を、図2の端末部17へ通知し、
画面に表示させる(ステップ308)。そして、図2の
措置方法決定部13へ、影響度予測の終了を通知する
(ステップ309)。
【0027】図4は、図2における第1の措置決定部の
本発明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャー
トである。図2における第1の措置決定部13は、図2
の影響度予測部12から影響度予測の終了を通知される
と、以下に示す処理内容を順次実行する。まず、図2の
データ管理部16に、異常の影響を被った予め登録され
た重要な顧客の一覧を問い合わせ、図2の罹障サービス
/顧客テーブル22と、重要顧客テーブル27との両方
に含まれている顧客を抽出して、罹障重要顧客の抽出を
行なう(ステップ401)。そして、その結果(罹障重
要顧客)を、図2のデータ管理部16へ通知し、図2の
措置対象テーブル28へ登録させる(ステップ40
2)。
【0028】さらに、図2のデータ管理部16へ、影響
度の一覧を問い合わせ、図2の影響度テーブル25の内
容から、その影響度が、予め設定されたしきい値を超え
たサービスおよび顧客を抽出して、推奨措置対象の抽出
を行なう(ステップ403)。そして、図2のデータ管
理部16へ、その抽出結果(推奨措置対象)を通知し、
図2の措置対象テーブル28へ追加登録させる(ステッ
プ404)。
【0029】次に、図2のデータ管理部16へ、先に登
録した措置対象を問い合わせ、まず、重要顧客の中で、
その影響度の大きな順に、優先順位番号を付与し、続い
て、重要顧客以外の中で、影響度の大きな順に、重要顧
客で付与した優先順位番号に続く番号を付与し、このよ
うにして付与した優先順位番号を、図2のデータ管理部
16へ通知し、優先順位番号を、措置対象毎に、図2の
措置対象テーブル28へ登録させる(ステップ40
5)。さらに、図2のデータ管理部16から措置対象を
問い合わせ、例えば、回答された措置対象毎に、図1の
網サービス制御局4aから、図1の網サービス制御局4
bへ収容替えをする措置を選択し、図2のデータ管理部
16へ、措置対象毎の措置を通知し、登録させ、推奨措
置の登録を行なう(ステップ406)。そして、端末部
17へ、措置対象と措置とを通知し、表示させる(ステ
ップ407)。
【0030】ここで、保守者が、図2の端末部17に対
して、措置を実施した場合の影響度の改善状況の予測
を、対象とする措置対象と共に指示すると、図2の端末
部17は、措置実施後の影響度の改善状況の予測要求を
指定された措置対象と共に、図2の第1の措置実施後影
響度予測部14へ通知する。図2の第1の措置実施後影
響度予測部14は、図2の端末部17から、このような
措置実施後の影響度の改善状況の予測要求を通知される
と、次の図5に示す処理内容を順次実行する。
【0031】図5は、図2における第1の措置実施後影
響度予測部の本発明に係わる処理動作の一実施例を示す
フローチャートである。図2における第1の措置実施後
影響度予測部14は、図2の端末部17から、措置実施
後の影響度の改善状況の予測要求を通知されると、ま
ず、図2のデータ管理部16へ、異常発生個所に収容さ
れていたサービスおよび顧客の一覧を問い合わせ、その
問い合わせ結果、すなわち、異常発生個所に収容されて
いたサービスおよび顧客の一覧の問い合わせに対する図
2の罹障サービス/顧客テーブル22の内容から、図2
の端末部17より通知された指定された措置対象を除
き、罹障サービス/顧客一覧修正処理を行なう(ステッ
プ501)。
【0032】そして、図2のデータ管理部16へ、この
除かれたサービスおよび顧客に関するリソース使用状況
を問い合わせ、すなわち、図2のリソース使用状況テー
ブル23の内容から、図2の端末部17より通知された
指定された措置対象を除いたものを取り出し、リソース
使用状況の修正を行なう(ステップ502)。この問い
合わせ結果を、図2のデータ管理部16へ通知し、図2
のデータ管理部16では、通知された問い合わせ結果
を、図2の予測リソース使用状況テーブル24に登録す
る。
【0033】さらに、図2のデータ管理部16へ、サー
ビスおよび顧客に関するリソース使用状況を問い合わ
せ、その使用状況を基に、図2の端末部17より通知さ
れた措置対象に措置を行なった場合のサービス毎および
顧客毎の影響度の改善状況を予測して、影響度導出を行
なう(ステップ503)。そして、措置を行なった場合
の影響度の予測結果を図2のデータ管理部16へ通知
し、その影響度を、影響度テーブル25に登録させる
(ステップ504)。また、措置を行なった場合の影響
度の予測結果の中から、影響が顕著なサービスおよび顧
客の影響度を、図2の端末部17へ通知し、画面上に表
示させる(ステップ505)。
【0034】このことにより、保守者は、措置を行なっ
た場合のサービス毎および顧客毎の影響度の改善状況を
シミュレートすることができる。次に、図1における本
発明に係わる影響度検索部15の説明を、図6、およ
び、図7を用いて行なう。
【0035】図6は、図1における影響度検索部の本発
明の動作に係わる構成の一実施例を示すブロック図であ
る。本図において、影響度検索部15は、端末部17か
ら影響度の検索を、検索条件と共に通知されると、デー
タ管理部16へ、端末部17から通知された検索条件を
通知し、そして、データ管理部16から回答された検索
結果を、端末部17へ通知する。データ管理部16は、
影響度検索部15から通知された検索条件を基に、図2
における影響度記録テーブル26を検索し、検索結果
を、影響度検索部15へ回答する。端末部17は、影響
度検索部15から通知された検索結果を、画面上に表示
する。このことにより、保守者は、顧客からの故障申告
を受理した際に、この顧客に関するサービスおよび顧客
の過去の影響度の検索とを行なうことができる。
【0036】図7は、図6における影響度検索部の本発
明の動作に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャ
ートである。図6の影響度検索部15は、図6の端末部
17から、影響度の検索を検索条件と共に通知される
と、まず、図6のデータ管理部16へ、この通知された
検索条件を通知し、図2の影響度記録テーブル26を検
索させ、影響度の検索を行なう(ステップ701)。そ
して、図6のデータ管理部16から回答された検索結果
を、図6の端末部17へ通知し、その検索結果(影響
度)を画面表示させる(ステップ702)。
【0037】このようにすることにより、保守者は、顧
客に関する過去の影響度を、容易に得ることができる。
以上、図1〜図7を用いて説明した第1の実施例では、
通信網に異常が発生した時点での影響度の予測を行なう
ものであり、この予測により選択した措置は、実際に実
施される時点では、最適であるとは限らない。このよう
な問題を解決するためには、以下に示す第2の実施例が
有効である。
【0038】図8は、本発明の通信網の異常影響度評価
装置の本発明に係わる構成の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。本第2の実施例の異常影響度評価装置は、
図2に示した第1の実施例の異常影響度評価装置と同様
に、通信網7および監視装置2との通信制御を行なう通
信部11と、通信網7内の異常発生時に、監視装置2か
ら通知される異常が発生した個所の情報と、顧客および
サービスの収容情報とに基づき、異常の影響を被る顧客
とサービスを抽出し、この抽出した各々の顧客とサービ
スに割り当てられていたリソースの正常時の使用状況の
時間推移を把握し、この使用状況の時間推移を基に、異
常発生以後のリソースの使用状況を予測し、この予測し
たリソースの使用状況を基に、異常発生時点と異常発生
以後の影響度の時間推移を予測する本発明に係わる第2
の影響度予測部12aと、指定された時刻における第2
の影響度予測部12aで予測した影響度が、予め設定さ
れたしきい値を超える顧客とサービスを措置対象として
選択して、この選択した措置対象毎に、顧客とサービス
への異常の影響を回避する措置を選択する本発明に係わ
る第2の措置決定部13aと、第2の措置決定部13a
で選択した措置と、異常発生時における顧客とサービス
に割り当てられていたリソースの使用状況の時間推移と
に基づき、第2の措置決定部13aで選択した措置を実
施した場合の影響度の改善状況の時間推移を推定する本
発明に係わる第2の措置実施後影響度予測部14aと、
各部での処理結果の表示や、保守者からの入力を行なう
端末部17と、図2で説明した各テーブル(異常発生局
所テーブル21〜措置対象テーブル28)からなるデー
タ管理部16とにより構成されている。このような構成
の本第2の実施例の異常影響度評価装置は、図1に示す
構成の通信網7に接続されている。
【0039】以下、図2において説明した第1の実施例
と同様の異常状態を想定して、本第2の実施例の動作説
明を行なう。すなわち、図1において、通信網7内の網
サービス制御局4aに異常が発生し、この網サービス制
御局4aと網サービス管理局3との間、および、網サー
ビス制御局4aと交換局5a〜5cとの間の通信が途絶
えた場合を想定し、網サービス制御局4aに収容されて
いる顧客とサービスを、網サービス制御局4bへ収容替
えして回復させるまでの手順を示す。ここでは、網サー
ビス制御局4bの能力上、網サービス制御局4aに収容
している全ての顧客とサービスを、網サービス制御局4
bへ収容替えすることが不可能であるとする。
【0040】上述で想定している異常が発生した場合、
監視装置2は、通信網7内の図1における網サービス制
御局4aに異常が発生したことを検出し、通信部11へ
通知する。通信部11は、監視装置2から通知された異
常発生個所と、異常の状況とをデータ管理部16へ通知
し、さらに、第2の影響度予測部12aへ、異常発生を
通知する。データ管理部16は、通信部11から通知さ
れた異常発生個所と異常の状況とを、異常発生局所テー
ブル21へ登録し、第2の影響度予測部12aからの異
常発生個所の問い合わせに対して、異常発生局所テーブ
ル21を検索して、異常発生個所を回答する。
【0041】第2の影響度予測部12aは、通信部11
から異常発生を通知されると、次の図9に示す処理内容
を、順次実行する。図9は、図8における第2の影響度
予測部の本発明に係わる処理動作の一実施例を示すフロ
ーチャートである。図8の第2の影響度予測部12a
は、図8の通信部11から異常発生を通知されると、ま
ず、図8のデータ管理部16へ、異常発生個所を問い合
わせ、異常の発生個所の把握を行なう(ステップ90
1)。そして、図8のデータ管理部16から回答された
異常発生個所を検索条件として、異常発生個所に収容さ
れていたサービスおよび顧客の一覧を、図8の通信部1
1を介して、図1における網サービス管理局3へ問い合
わせ、罹障サービス/顧客一覧問い合わせを行なう(ス
テップ902)。さらに、図1の網サービス管理局3か
ら回答された異常発生個所に収容されていたサービスお
よび顧客の一覧を、データ管理部16へ通知し、図8の
罹障サービス/顧客テーブル22へ登録させ、罹障サー
ビス/顧客登録を行なう(ステップ903)。
【0042】続いて、図1における網サービス管理局3
から回答されたサービスおよび顧客に割り当てられてい
たリソースの異常発生以前の使用状況の時間推移を、図
8の通信部11を介して、図1の網サービス管理局3へ
問い合わせ、リソース使用状況問い合わせを行なう(ス
テップ904)。そして、図1の網サービス管理局3か
ら回答されたリソースの異常発生以前の使用状況の時間
推移を、図8のデータ管理部16へ通知し、図8のリソ
ース使用状況テーブル23へ登録させ、リソース使用状
況登録を行なう(ステップ905)。
【0043】次に、図1の網サービス管理局3から回答
されたリソースの異常発生以前の使用状況の時間推移を
基に、異常発生以後の正常だった場合に予測されるリソ
ースの使用状況の時間推移を予測し、リソース使用状況
予測を行なう(ステップ906)。そして、リソースの
使用状況の時間推移の予測結果を、図8のデータ管理部
16へ通知し、図8の予測リソース使用状況テーブル2
4へ登録させ、リソース使用状況予測結果登録を行なう
(ステップ907)。
【0044】続いて、リソースの使用状況の時間推移の
予測結果を基に、異常発生個所に収容されていたサービ
スおよび顧客毎の影響度の時間推移を予測し、影響度導
出を行なう(ステップ908)。そして、影響度の時間
推移の予測結果を、図8のデータ管理部16へ通知し、
図8の影響度テーブル25へ登録させ、影響度予測結果
登録を行なう(ステップ909)。また、影響度の時間
推移の予測結果の中から、指定した時間に影響が顕著な
サービスおよび顧客の影響度を、図8の端末部17へ通
知し、画面上に表示させ、影響度予測結果表示を行なう
(ステップ910)。そして、図8の第2の措置決定部
13aへ、影響度予測の終了を通知する(ステップ91
1)。このようにして、実際に措置を行なう時刻を考慮
した影響度予測を行なうことができる。また、図8の第
2の影響度予測部12aから影響度予測の終了を通知さ
れると、図8の第2の措置決定部13aは、次の図10
に示す処理内容を順次実行する。
【0045】図10は、図8における第2の措置決定部
の本発明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャ
ートである。図8の第2の措置決定部13aは、図8の
第2の影響度予測部12aから影響度予測の終了を通知
されると、まず、図8のデータ管理部16に、異常の影
響を被った、予め登録された重要な顧客の一覧を問い合
わせ、図8の罹障サービス/顧客テーブル22と重要顧
客テーブル27との両方に含まれている顧客を抽出し、
罹障重要顧客の抽出を行なう(ステップ101)。そし
て、その問い合わせ結果を、図8のデータ管理部16へ
通知し、図8の措置対象テーブル28へ登録させ、罹障
重要顧客の登録を行なう(ステップ102)。
【0046】次に、図8のデータ管理部16へ、影響度
の時間推移の一覧を問い合わせ、図8の影響度テーブル
25の内容を回答として得て、その影響度が、指定した
時間に予め設定してあるしきい値を超えたサービスおよ
び顧客を抽出し、推奨措置対象の抽出を行なう(ステッ
プ103)。そして、その抽出結果を、図8のデータ管
理部16へ通知し、措置対象テーブル28へ追加登録さ
せ、推奨措置対象の登録を行なう(ステップ104)。
また、図8のデータ管理部16へ、先に登録した措置対
象を問い合わせ、まず、重要顧客の中で、その影響度の
大きな順に、優先順位番号を付与し、続いて、重要顧客
以外の中で、影響度の大きな順に、重要顧客で付与した
優先順位番号に続く番号を付与し、優先順位付けを行な
い、このようにして付与した優先順位番号を、図8のデ
ータ管理部16へ通知し、措置対象毎に、図8の措置対
象テーブル28へ登録させる(ステップ105)。
【0047】続いて、図8のデータ管理部16から措置
対象を問い合わせ、本実施例では、図8のデータ管理部
16から回答された措置対象毎に、図1における網サー
ビス制御局4aから網サービス制御局4bへ、収容替え
をする措置を選択し、図8のデータ管理部16と端末部
17へ、措置対象毎の措置を通知し、推奨措置の登録
(ステップ106)と表示(ステップ107)を行な
う。
【0048】このようにして、実際に措置を行なう時刻
を考慮した優先措置対象の抽出を行なうことができる。
ここで、保守者が、図8の端末部17に対して、措置を
実施した場合の影響度の時間推移の改善状況の予測を、
対象とする措置対象と共に指示すると、図8の端末部1
7は、措置実施後の影響度の時間推移の改善状況の予測
要求を指定された措置対象と共に、図8の措置実施後影
響度予測部14aへ通知する。図8の措置実施後影響度
予測部14aは、図8の端末部17から、措置実施後の
影響度の改善状況の予測要求を通知されると、次の図1
1に示す処理内容を順次実行する。
【0049】図11は、図8における第2の措置実施後
影響度予測部の本発明に係わる処理動作の一実施例を示
すフローチャートである。図8の第2の措置実施後影響
度予測部14aは、図8の端末部17から、措置実施後
の影響度の改善状況の予測要求を通知されると、まず、
図8のデータ管理部16へ、異常発生個所に収容されて
いたサービスおよび顧客の一覧を問い合わせ、その問い
合わせ結果、すなわち、図8の罹障サービス/顧客テー
ブル22の内容から、図8の端末部17より通知された
指定された措置対象を除き、罹障サービス/顧客一覧の
修正を行なう(ステップ111)。そして、図8のデー
タ管理部16へ、除かれたサービスおよび顧客に関する
リソース使用状況の時間推移を問い合わせ、その問い合
わせ結果、すなわち、図8のリソース使用状況テーブル
23の内容を、図8のデータ管理部16へ通知して、図
8の予測リソース使用状況テーブル24に登録させ、リ
ソース使用状況の修正を行なう(ステップ112)。
【0050】次に、図8のデータ管理部16へ、サービ
スおよび顧客に関するリソース使用状況の時間推移を問
い合わせ、その使用状況を基に、図8の端末部17より
通知された措置対象に措置を行なった場合のサービス毎
および顧客毎の影響度の時間推移の改善状況を予測し、
影響度導出を行なう(ステップ113)。そして、措置
を行なった場合の影響度の時間推移の予測結果を、図8
のデータ管理部16に通知し、図8の影響度テーブル2
5に登録させ、影響度予測結果の登録を行なう(ステッ
プ114)。また、措置を行なった場合の影響度の時間
推移の予測結果の中から、影響が顕著なサービスおよび
顧客の影響度を、図8の端末部17へ通知し、画面表示
させ、影響度予測結果の表示を行なう(ステップ11
5)。このことにより、保守者は、措置対象に対して措
置を行なった場合の影響度の時間推移を推定することが
できる。
【0051】以上、図1〜図11を用いて説明したよう
に、本実施例の通信網の異常影響度評価装置によれば、
通信網内に異常が発生した場合に、この異常の影響を被
ったサービスおよび顧客に関する影響度の予測と、重要
なサービスと顧客および影響度の大きさと実際に措置を
行なう時刻を考慮した優先措置対象の抽出と、措置対象
に対して措置を行なった場合の影響度の予測、さらに、
顧客からの故障申告を受理した際に、この顧客に関する
サービスおよび顧客の過去の影響度の検索とが可能とな
る。
【0052】尚、本発明は、図1〜図11を用いて説明
した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々変更可能である。例えば、図8
に示した第2の実施例の異常影響度評価装置に、図6を
用いて説明した影響度検索部15を設けた構成とし、第
1の実施例と同様な検索動作を行なうことも可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、通信網内に異常が発生
した場合に、その影響を被ったサービスと顧客毎に影響
度の時間推移を予測でき、また、措置を行なう時刻にお
ける影響度に基づいて優先措置対象を選定でき、さら
に、故障申告対応時には、申告内容に応じて申告者に関
連した影響度を検索することができ、保守者は、通信網
の異常発生時の迅速かつ適切な対処が容易となり、通信
網の信頼性と安全性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信網の異常影響度評価装置の本発明
に係わる構成の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における異常影響度評価装置の本発明に係
わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2における第1の影響度予測部の本発明に係
わる処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】図2における第1の措置決定部の本発明に係わ
る処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】図2における第1の措置実施後影響度予測部の
本発明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャー
トである。
【図6】図1における影響度検索部の本発明の動作に係
わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【図7】図6における影響度検索部の本発明の動作に係
わる処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の通信網の異常影響度評価装置の本発明
に係わる構成の第2の実施例を示すブロック図である。
【図9】図8における第2の影響度予測部の本発明に係
わる処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図10】図8における第2の措置決定部の本発明に係
わる処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図11】図8における第2の措置実施後影響度予測部
の本発明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 異常影響度評価装置 2 監視装置 3 網サービス管理局 4a、4b 網サービス制御局 5a〜5c 交換局 6 情報転送網 7 通信網 11 通信部 12 第1の影響度予測部 12a 第2の影響度予測部 13 第1の措置決定部 13a 第2の措置決定部 14 第1の措置実施後影響度予測部 14a 第2の措置実施後影響度予測部 15 影響度検索部 16 データ管理部 17 端末部 21 異常発生局所テーブル 22 罹障サービス/顧客テーブル 23 リソース使用状況テーブル 24 予測リソース使用状況テーブル 25 影響度テーブル 26 影響度記録テーブル 27 重要顧客テーブル 28 措置対象テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−123647(JP,A) 特開 平2−148951(JP,A) 特開 平3−195230(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網内の異常発生時に、該異常に対す
    る適切な措置を選択するために、該異常による被害を被
    る顧客への被害の影響度の予測を行なう通信網の異常影
    響度評価装置において、 上記通信網内の異常発生時に、通信網内を監視する監視
    装置から通知される異常が発生した個所の情報と、顧客
    およびサービスの収容情報とに基づき、上記異常の影響
    を被る顧客とサービスを抽出し、該抽出した各々の顧客
    とサービスに割り当てられていたリソースの正常時の使
    用状況を把握し、該使用状況を用いて、上記抽出した顧
    客とサービスへの上記異常が及ぼす被害の影響度を推定
    する第1の影響度予測手段と、該第1の影響度予測手段
    で推定した影響度が、予め設定されたしきい値を超える
    顧客とサービスを措置対象として選択し、該選択した措
    置対象毎に、顧客とサービスへの異常の影響を回避する
    措置を選択する第1の措置決定手段と 該第1の措置決定手段で選択した措置と、上記異常発生
    時における上記顧客とサービスに割り当てられていたリ
    ソースの使用状況とに基づき、上記第1の措置決定手段
    で選択した措置を実施した場合の影響度の改善状況を推
    定する第1の措置実施後影響度予測手段と を設けること
    を特徴とする通信網の異常影響度評価装置。
  2. 【請求項2】 通信網内の異常発生時に、該異常に対す
    る適切な措置を選択するために、該異常による被害を被
    る顧客への被害の影響度の予測を行なう通信網の異常影
    響度評価装置において、上記通信網内の異常発生時に、
    通信網内を監視する監視装置から通知される異常が発生
    した個所の情報と、顧客およびサービスの収容情報とに
    基づき、上記異常の影響を被る顧客とサービスを抽出
    し、該抽出した各々の顧客とサービスに割り当てられて
    いたリソースの正常時の使用状況の時間推移を把握し、
    該使用状況の時間推移を基に、異常発生以後の上記リソ
    ースの使用状況を予測し、該予測したリソースの使用状
    況を基に、上記異常発生時点と異常発生以後の影響度の
    時間推移を予測する第2の影響度予測手段と、指定され
    た時刻における上記第2の影響度予測手段で予測した影
    響度が、予め設定されたしきい値を超える顧客とサービ
    スを措置対象として選択して、該選択した措 置対象毎
    に、顧客とサービスへの異常の影響を回避する措置を選
    する第の措置決定手段を設けることを特徴とする
    通信網の異常影響度評価装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信網の異常影響度評
    価装置において、上記第2の措置決定手段で選択した措
    置と、上記異常発生時における上記顧客とサービスに割
    り当てられていたリソースの使用状況の時間推移とに基
    づき、上記第2の措置決定手段で選択した措置を実施し
    た場合の影響度の改善状況の時間推移を推定する第2の
    措置実施後影響度予測手段を設けることを特徴とする通
    信網の異常影響度評価装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の通信網の異常影響度評価装置において、上記通信網内
    異常発生時に予測された上記被害を被る顧客への被害
    の影響度を記録するデータ管理手段と、顧客からの故障
    申告に対して、該データ管理手段に蓄積された影響度の
    記録から、該顧客に関する影響度を検索する影響度検索
    手段を設けることを特徴とする通信網の異常影響度評
    価装置。
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