JP7328577B2 - 監視保守装置、監視保守方法及び監視保守プログラム - Google Patents

監視保守装置、監視保守方法及び監視保守プログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視保守装置、監視保守方法及び監視保守プログラムに関する。
近年、情報通信技術の発展により、多様な通信サービスが提供されている。通信事業者のネットワークオペレーションにおいては、ユーザとの間で取り決められるSLA(Service Level Agreement)を軸に保守に関わる判断を自動化するSLA Driven Operationが提案されている。
SLA Driven Operationでは、サービス品質指標(Service Level Indicator:SLI)とサービス品質の目標値(Service Level Target:SLT)を用いて、SLAを軸としたオペレーションに関わる判断が行われる。
山越 他, "SLA Driven Operation,"信学技報, vol.118, no.303, ICM2018-33, pp.51-56, 2018年11月
非特許文献1では、SLAを軸とした判断により、故障への対処を自動対処、計画保守、およびエキスパートに振り分けている。例えば、引用文献1では、回復のための定型手順があり、自動化のためのscriptやツールが準備されている故障対処は自動対処に振り分けられ、人の対処が必要で、SLA上の対処期限に余裕がある故障の対処は作業員が所定の時間帯に実施する計画保守に振り分けられ、回復のための定型手順がない故障やSLA上の対処期限に余裕がない故障の対処はエキスパートに振り分けられる。
しかしながら、引用文献1では、対処の実施タイミングを決定する方法は提案されていない。オペレーションの全自動を実現するためには、効率的な実施タイミングを判断する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、対処の効率的な実施タイミングを自動的に迅速に決定することを目的とする。
本発明の一態様に係る監視保守装置は、サービス品質規定が定められたサービスを監視し、障害への対処を、自動で実施する自動対処、作業員が所定の時間帯に実施する計画保守、エキスパートが即時に実施する緊急対応に振り分ける監視保守装置であって、障害に関する情報と対処手順とを対応付けた対応表を参照して、検出した障害に対する対処手順を抽出し、過去に実施した対処手順についての回復実績、対処時間、および回復時間を含む対処履歴を参照して、対処手順を実施することの影響程度を取得する抽出部と、前記対処手順を実施する複数のタイミングについて、人的リソースコスト、サービス品質規定違反に対する返金額、および逸失利益に基づいてコストを評価し、前記コストを最小化するタイミングを判断するコスト評価部と、現地対応が不要であるか否か、自動実行が可能であるか否か、対処に要するコストおよび前記影響程度に基づいて実施する対処手順を選定し、選定した対処手順が現地対応が不要で自動実行が可能であれば自動対処に振り分け、すぐに対処しなければならない対処手順とエキスパートによる対処が必要な対処手順は緊急対処に振り分け、保守計画に組み込める対処手順は計画保守に振り分ける選定部と、を有する。
本発明の一態様に係る監視保守方法は、サービス品質規定が定められたサービスを監視し、障害への対処を、自動で実施する自動対処、作業員が所定の時間帯に実施する計画保守、エキスパートが即時に実施する緊急対応に振り分けるコンピュータによる監視保守方法であって、障害に関する情報と対処手順とを対応付けた対応表を参照して、検出した障害に対する対処手順を抽出し、過去に実施した対処手順についての回復実績、対処時間、および回復時間を含む対処履歴を参照して、対処手順を実施することの影響程度を取得するステップと、前記対処手順を実施する複数のタイミングについて、人的リソースコスト、サービス品質規定違反に対する返金額、および逸失利益に基づいてコストを評価し、前記コストを最小化するタイミングを判断するステップと、現地対応が不要であるか否か、自動実行が可能であるか否か、対処に要するコストおよび前記影響程度に基づいて実施する対処手順を選定し、選定した対処手順が現地対応が不要で自動実行が可能であれば自動対処に振り分け、すぐに対処しなければならない対処手順とエキスパートによる対処が必要な対処手順は緊急対処に振り分け、保守計画に組み込める対処手順は計画保守に振り分けるステップと、を有する。
本発明によれば、対処の効率的な実施タイミングを自動的に迅速に決定することができる。
図1は、本実施形態の監視保守装置を含む全体構成図である。 図2は、抽出部の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本実施形態の監視保守装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、休日前に故障が発生したときのトータルコストを示す図である。 図5は、休日中に故障が発生したときのトータルコストを示す図である。 図6は、人的リソースコストの総和を説明するための図である。 図7は、サービスごとの返金額の変化を示す図である。 図8は、サービスごとの解約率の変化を示す図である。 図9は、監視保守装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の監視保守装置を含む全体構成図である。監視保守装置1は、ルータおよびスイッチなどの通信装置51で構築されたネットワーク上で加入者に提供されるネットワークサービスを監視し、保守する装置である。監視保守装置1は、NFV(Network Function Virtualization)を用いて構築した仮想化ネットワークおよび仮想化ネットワーク上で提供されるネットワークサービスを監視対象としてもよい。
リソース監視装置21は、通信装置51などのリソースの状態を監視する。リソース監視装置21は、通信装置51の異常を検出したときにリソースアラームを監視保守装置1へ送信する。リソース監視装置21は、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)またはStreaming Telemetryにより通信装置51の異常を検出してもよい。
サービス監視装置22は、サービス品質を規定する単位(例えば、ユーザ単位、装置単位、あるいは回線単位など)ごとにサービス品質維持状況を監視し、サービス品質規定違反を検出する。サービス監視装置22は、サービス品質規定違反を検出したときにサービスアラームを監視保守装置1へ送信する。サービス監視装置22は、例えば、トラヒック計測、試験トラヒックの印加を行い、ネットワークサービスの品質を監視する。
監視保守装置1は、リソースアラームおよびサービスアラームを受信すると、受信したアラームからインシデント(サービスの中断または品質低下を引き起こす事象)を特定する。監視保守装置1は、インシデントに対する対処手順群を抽出し、コストを最小化するタイミングを判断し、最適な対処手順を選択してインシデントに対処する。対処手順は、大まかに、自動対処、計画保守、および緊急対応に分類される。自動対処は、作業員が不要で、自動で装置の再起動やサービスの再起動などを実施する対処である。計画保守は、平日日中など決められた時間の通常作業内において、作業員が実施する対処である。緊急対応は、夜間日中を問わず、熟練した作業員(エキスパート)が即時に対応する対処である。一般的に、自動対処、計画保守、緊急対応の順で対処に要するコスト(保守コスト)が増大する。また、作業員が必要な、計画保守および緊急対応は、平日日中の保守コストよりも夜間休日の保守コストのほうが大きい。
監視保守装置1は、アラームコリレーション部11、抽出部12、選定部13、自動対処制御部14、計画保守制御部15、および緊急対応制御部16を備える。
アラームコリレーション部11は、リソースアラームおよびサービスアラームを受信し、受信したアラームを集約してインシデントとして扱う。アラームコリレーション部11は、原因アラームおよび波及アラームを特定するとともに、発生したインシデントに関連するリソース、サービス、およびサービス品質規定リスクを導出する。装置に故障が発生した際、故障が発生した装置だけでなく、関連する他の装置もアラームを出力することがある。装置の故障によりサービスに影響が出る場合は、サービス監視装置22がサービスアラームを出力する。アラームコリレーション部は、これらのアラームを集約して原因アラームおよび波及アラームを特定する。
抽出部12は、インシデントに対する対処手順を抽出し、各対処手順のコストを評価してコストを最小化するタイミングを判断するとともに、各対処手順の優先度を判定する。図2に示すように、抽出部12は、問合せ部121、コスト評価部122、および優先度判定部123を備える。
問合せ部121は、インシデントに対する対処手順を対処手順管理装置34に問い合わせる。複数の対処手順が存在する場合、対処手順管理装置34は複数の対処手順を返信する。対処手順は、例えば、対処手順の詳細を含み、現地対応要否(作業員の要否)および自動実行可否の情報が付与されている。
また、問合せ部121は、各対処手順について、対処手順を実施することの影響程度を影響算出装置35に問い合わせる。対処手順を実施することの影響程度とは、対処手順を実施したときの、サービス・リソース回復の見込み、対処影響および回復時間である。サービス・リソース回復の見込みは、過去に対処手順を実施した結果から求めたサービス・リソースの回復率である。対処影響は、対処手順を実施することによるサービス断および品質劣化等の影響である。例えば、装置を再起動する対処を行った場合、装置に収容されたサービスは一定時間サービス断となる。そのため、障害影響がでているサービスに対処するために装置を再起動すると、同じ装置に収容された障害影響のない別のサービスに影響が及ぶこともある。回復時間は、サービス断および品質劣化からの回復に要する時間である。例えば、装置再起動後、多数のサービスが同時にサービス回復のため認証要求した場合、認証の待ち時間が回復時間に含まれる。
コスト評価部122は、人的コストおよびSLA違反コストに基づいて、対処を開始するタイミングに応じたコストを評価する。コスト評価部122は、コストが最小となるタイミングを対処手順の開始タイミングとする。コスト評価部122によるコスト評価の詳細については後述する。
優先度判定部123は、サービス品質規定および保守コストの観点から、各対処手順に優先度を付ける。例えば、優先度判定部123は、対処手順のなかで、現地対応が不要なもの、自動実行が可能なもの、サービス回復見込みの高いもの、対処影響の小さいもの、回復時間の小さいものを優先する。優先度判定部123は、コスト評価部122の評価したコストの低い対処手順を優先してもよい。
選定部13は、優先度の最も高い対処手順を選定し、その対処手順を自動対処、計画保守、および緊急対応のいずれかに振り分ける。例えば、選定部13は、現地対応が不要で、自動実行可能な対処手順は自動実行に振り分ける。選定部13は、すぐに対処しなければならない対処手順およびエキスパートによる対処が必要な対処手順は緊急対応に振り分ける。選定部13は、保守計画に組み込める対処手順は計画保守に振り分ける。
自動対処制御部14は、自動実行に振り分けられた対処手順に従って一連の処理を実行する。例えば、サービスの停止処理、通信装置51の再起動処理、サービスの再開処理などの処理を実行する。仮想化ネットワークにおいてネットワークサービスを提供する場合、性能に関するサービス品質規定に違反または違反する虞があるときは、自動対処制御部14が仮想化ネットワークを動的に構成・制御してもよい。仮想化ネットワークを動的に構成・制御することで、サービス品質規定を順守できる。
計画保守制御部15は、計画保守に振り分けられた対処手順を実施するため、稼働負担最小となる時間帯、作業方法(計画化、既計画への足しこみ)を選定し、保守計画を作成する。例えば、計画保守制御部15は、各作業員について、作業員ID、対応可能作業、対応可能エリア、および対応可能稼働時間などの情報を保持し、対処手順を実施するのに適した作業員を割り当てる。
緊急対応制御部16は、緊急対応に振り分けられた対処手順について、エキスパートに対して緊急対応を依頼する。例えば、緊急対応制御部16は、作業員が所持する携帯端末に緊急対応を依頼するメッセージを送信する。空き稼働がなく緊急対応できない場合、緊急対応制御部16は、選定部13に対処手順の再選定を通知してもよい。
設備管理データベース(DB)31は、設備、収容ユーザ、契約サービス、および重要回線の有無などの情報を保持する。
構成情報管理DB32は、リソースレイヤとサービスレイヤを統合管理可能な構成情報を管理する。アラームコリレーション部11は、構成情報管理DB32を参照して、インシデントに関連するリソースおよびサービスを導出する。
SLA管理DB33は、サービス品質を規定する単位ごとに、サービス品質規定項目、品質規定範囲(例えば、連続値または整数値の範囲)を保持する。例えば、サービス品質規定として、稼働率、MTTF(Mean Time To Failure)、MTTR(Mean Time To Repair)、ユーザ影響度などの信頼性に関する規定、およびスループット、遅延、ジッタ、パケットロスなどの性能に関する規定が想定される。サービス品質規定に関する具体例としては、サービスの可用性に関して、1ヶ月の稼働時間(例えば720時間)のうち正常に稼働する時間を99.5%保証するなどの規定が挙げられる。本実施形態のサービス品質規定は、サービス契約に付随して品質の指標と目標値を合意するサービス品質保証契約(SLA)の考え方を基に、サービスの運用主体が自身の品質の基準とした規定を含む。具体的には、顧客と合意したSLAがなくても、サービスの運用主体自身が決めた品質の基準があれば、その品質の基準をSLAとする。サービスの運用主体自身が決めたサービス品質規定については、顧客との契約ではないので違反しても違約金は発生しないが、顧客の信用に関わる。顧客の信用損失が拡大すると、サービスの解約などが発生し、利用料金の収入減が予想される。
対処手順管理装置34は、問合せ部121の問い合わせに応じて、原因アラームの情報を元に、少なくとも1つの対処手順を含む対処手順群および各対処手順の詳細を抽出する。例えば、対処手順管理装置34は、アラーム、リソースまたはサービス、および対処手順を対応付けた対応表を保持し、原因アラームと関連するリソース、サービスの情報を受信すると、対応する対処手順を抽出する。
影響算出装置35は、問合せ部121の問い合わせに応じて、対処手順について、対処するリソースに関連するサービスの情報より、サービス・リソース回復の見込み、関連サービスへの対処影響および回復時間を算出する。影響算出装置35は、算出した対処影響および回復時間を元に、その対処手順を実施した場合のサービス品質規定違反レベルをSLA管理DB33に問い合わせてもよい。
故障管理DB36は、過去の対処履歴、対処実施時および回復に伴う通信復旧時のネットワーク全体への影響を保持する。故障管理DB36は、例えば、過去に実施した対処手順に、対処したリソース、対処手順により障害が回復した回復率を示す回復実績、対処により生じた対処影響および対処時間、および回復までにかかった回復時間を対応付けて履歴を管理する。影響算出装置35は、故障管理DB36を参照して、関連サービスへの対処影響および回復時間を算出する。
次に、本実施形態の監視保守装置1の動作を説明する。
図3は、本実施形態の監視保守装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11にて、アラームコリレーション部11は、リソースアラームおよびサービスアラームを受信する(ステップS11)。リソース監視装置21がリソースの故障を検出したり、サービス監視装置22がサービス品質規定違反を検出したりすると、リソースアラームおよびサービスアラームが送出される。
ステップS12にて、アラームコリレーション部11は、受信したアラームを集約し、発生したインシデントを特定する。
ステップS13にて、問合せ部121は、インシデントに対する対処手順を対処手順管理装置34に問い合わせる。
ステップS14にて、問合せ部121は、ステップS13で得た各対処手順について、対処影響および回復時間を影響算出装置35に問い合わせる。
ステップS15にて、コスト評価部122は、各対処手順について、開始タイミングに応じたコストを評価し、コストが最小となるタイミングを当該対処手順の開始タイミングとする。
ステップS16にて、優先度判定部123は、各対処手順の優先度を判定する。
ステップS17にて、選定部13は、優先度の高い対処手順を選定する。
ステップS18,S19にて、選定部13は、選定した対処手順が現地対応が必要であるか否か、自動実行が可能であるか否かを判定する。選定部13は、現地対応が不要であり、自動実行が可能である対処手順を自動対処制御部14に振り分ける。自動対処制御部14は、対処手順に従って対処を実行する。
ステップS20にて、選定部13は、選定した対処手順は計画保守で対処できるか否か判定する。選定部13は、例えば、コスト評価部122の求めた開始タイミングが計画保守の時間帯であれば、対処手順は計画保守で対処できると判定する。計画保守で対処できる場合、選定部13は、計画保守で対処できる対処手順を計画保守制御部15に振り分ける。
ステップS21にて、計画保守制御部15は、対処手順に応じた保守計画を立てる。その後、計画保守内で対処手順が実行される。
計画保守で対処できない場合、選定部13は、対処手順を緊急対応制御部16に振り分ける。
ステップS22にて、緊急対応制御部16は、エキスパートに緊急対応を依頼し、エキスパートからの依頼受諾を待つ。
対応できるエキスパートがいる場合、エキスパートによる緊急対応が行われる。
対応できるエキスパートがいない場合、処理はステップS17に戻る。選定部13は、例えば、次に優先度の高い別の対処手順を選定する。
次に、コスト評価部122による対処手順のコスト評価について説明する。
本実施形態では、コスト評価部122は、コストの観点から対処の最適な開始タイミングを決定する。具体的には、コスト評価部122は、対処を開始するタイミングごとに、対処に必要な人的リソース、SLA違反時の返金、および逸失利益をコストに変換して対処のコストを評価する。コスト評価部122は、コストが最小となるタイミングを対処手順の開始タイミングとする。なお、自動対処は人手による作業が不要で自動的に実施され、緊急対応は即時に実施されるので、コスト評価部122の決定する開始タイミングは計画保守を実施するタイミングとなる。コスト評価部122は、例えば、障害発生から4日間を評価期間として、評価期間内でコストが最小の開始タイミングを求める。評価期間は、連休などを考慮して長くしてもよいし、SLA返金額または逸失利益を加味して設定してもよい。
図4,5に、故障検知からの経過時間と故障回復時のコストの関係を示す。図4,5では、横軸に時間を取り、縦軸にコストを取って、人的リソースコスト710、SLA違反返金720、逸失利益730、およびトータルコスト700の経時変化を示している。人的リソースコスト710は、一般的には平日昼間が低く、夜間および休日が高い。SLA違反返金720は、契約によって決められた違反返金であり、SLAを満たすサービスが提供できなかった期間に応じて高くなる。逸失利益730は、信用損失によってサービスが解約されること等による損失である。故障期間が長くなるほど信用が失われて、利用料金の収入減が予想される。
例えば、図4に示すように、休日前の金曜日に障害が発生したとする。この場合、対処を先延ばしてもトータルコスト700が増加するだけなので、故障検知後すぐのタイミング800で対処することがコスト的に最適である。
あるいは、図5に示すように、休日中に障害が発生したとする。この場合、即時対応すると人的リソースコスト710が掛かるため、対処を先延ばしして、翌営業日のタイミング810で対処することがコスト的に最適である。
コスト評価部122は、例えば、次式を用いてコストを算出する。
Figure 0007328577000001
ここで、tstartは故障対応開始時刻、tcompleteは故障回復見込み時刻、l,m,nは重み付け変数(m,nはサービスによっても変更可)、HC(t)は、時刻t時点の(対処コスト)Handling Cost、VC(t,i)は、時刻t時点のサービスiに対する返金額、FUは、Failure User number(り障ユーザ数)、UFは、Usage Fee(将来的に期待できる利用料金)、CR(t,i)は、時刻t時点のサービスiに対するChurn rate(解約率)である。
コストを算出する式の第1項は、故障対応開始時刻tstartから故障回復見込み時刻tcompleteまでにかかる人的リソースコストの総和である。図6の故障対応開始時刻tstartから故障回復見込み時刻tcompleteまでの領域711が人的リソースコストの総和である。
コストを算出する式の第2項は、複数サービスiにおける故障回復見込み時刻tcompleteでの返還額の総和である。図7の例では、サービス1,2それぞれについて、故障発生からの返金額VC(t,1),VC(t,2)の変化を示している。コストを算出する場合、故障回復見込み時刻tcompleteにおける各サービス1,2の返金額VC(tcomplete,1),VC(tcomplete,2)に基づいて返金額の総和を求める。
コストを算出する式の第3項は、顧客の信用損失によって見込まれるサービスiごとの逸失利益の総和である。図8の例では、サービス1,2それぞれについて、故障発生からの経過時間に応じて見込まれる解約率CR(t,1),CR(t,2)の変化を示している。コストを算出する場合、故障回復見込み時刻tcompleteにおいて解約が見込まれる各サービス1,2の解約率CR(tcomplete,1),CR(tcomplete,2)に基づいて逸失利益コストの総和を求める。
以上説明したように、本実施形態の監視保守装置1は、障害発生時に、問合せ部121が、障害に対する対処手順を抽出し、当該対処手順を実施することの影響程度を取得する。コスト評価部122が、対処手順を実施するタイミングに応じてコストを評価し、コストを最小化するタイミングを判断する。選定部13が、作業員の要否および前記影響程度に基づいて実施する対処手順を選定し、コストを最小化するタイミングを対処手順を実施するタイミングとして、対処手順を前記自動対処、前記計画保守、または前記緊急対応のいずれかに振り分ける。これにより、監視保守装置1は、対処手順の効率的な実施タイミングを自動的に迅速に決定できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
上記実施形態の監視保守装置1には、例えば、図9に示すような、中央演算処理装置(CPU)901と、メモリ902と、ストレージ903と、通信装置904と、入力装置905と、出力装置906とを備える汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPU901がメモリ902上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、監視保守装置1が実現される。このプログラムは磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも、ネットワークを介して配信することもできる。
なお、監視保守装置1は、1つのコンピュータで実装されてもよく、あるいは複数のコンピュータで実装されてもよい。監視保守装置1は仮想マシンで実装されてもよい。
1…監視保守装置
11…アラームコリレーション部
12…抽出部
121…問合せ部
122…コスト評価部
123…優先度判定部
13…選定部
14…自動対処制御部
15…計画保守制御部
16…緊急対応制御部
21…リソース監視装置
22…サービス監視装置
32…構成情報管理DB
33…SLA管理DB
34…対処手順管理装置
35…影響算出装置
36…故障管理DB
51…通信装置

Claims (5)

  1. サービス品質規定が定められたサービスを監視し、障害への対処を、自動で実施する自動対処、作業員が所定の時間帯に実施する計画保守、エキスパートが即時に実施する緊急対応に振り分ける監視保守装置であって、
    障害に関する情報と対処手順とを対応付けた対応表を参照して、検出した障害に対する対処手順を抽出し、過去に実施した対処手順についての回復実績、対処時間、および回復時間を含む対処履歴を参照して、対処手順を実施することの影響程度を取得する抽出部と、
    前記対処手順を実施する複数のタイミングについて、人的リソースコスト、サービス品質規定違反に対する返金額、および逸失利益に基づいてコストを評価し、前記コストを最小化するタイミングを判断するコスト評価部と、
    現地対応が不要であるか否か、自動実行が可能であるか否か、対処に要するコストおよび前記影響程度に基づいて実施する対処手順を選定し、選定した対処手順が現地対応が不要で自動実行が可能であれば自動対処に振り分け、すぐに対処しなければならない対処手順とエキスパートによる対処が必要な対処手順は緊急対処に振り分け、保守計画に組み込める対処手順は計画保守に振り分ける選定部と、
    を有する監視保守装置。
  2. 請求項1に記載の監視保守装置であって、
    選定した対処手順が計画保守である場合は前記コストを最小化するタイミングを前記計画保守の開始タイミングとして決定する監視保守装置。
  3. サービス品質規定が定められたサービスを監視し、障害への対処を、自動で実施する自動対処、作業員が所定の時間帯に実施する計画保守、エキスパートが即時に実施する緊急対応に振り分けるコンピュータによる監視保守方法であって、
    障害に関する情報と対処手順とを対応付けた対応表を参照して、検出した障害に対する対処手順を抽出し、過去に実施した対処手順についての回復実績、対処時間、および回復時間を含む対処履歴を参照して、対処手順を実施することの影響程度を取得するステップと、
    前記対処手順を実施する複数のタイミングについて、人的リソースコスト、サービス品質規定違反に対する返金額、および逸失利益に基づいてコストを評価し、前記コストを最小化するタイミングを判断するステップと、
    現地対応が不要であるか否か、自動実行が可能であるか否か、対処に要するコストおよび前記影響程度に基づいて実施する対処手順を選定し、選定した対処手順が現地対応が不要で自動実行が可能であれば自動対処に振り分け、すぐに対処しなければならない対処手順とエキスパートによる対処が必要な対処手順は緊急対処に振り分け、保守計画に組み込める対処手順は計画保守に振り分けるステップと、
    を有する監視保守方法。
  4. 請求項3に記載の監視保守方法であって、
    選定した対処手順が計画保守である場合は前記コストを最小化するタイミングを前記計画保守の開始タイミングとして決定する監視保守方法。
  5. 請求項1または2に記載の監視保守装置の各部としてコンピュータを動作させる監視保守プログラム。
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