JP2004334457A - 点検計画作成装置及び点検計画作成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】故障データ格納部10に収容された複数の故障状態に応じて定められた損害額と修理費と点検対象物の正常状態と各故障状態との間及び各故障状態相互の間での各状態遷移確率に基づき、最適点検周期算出部22が故障状態に応じて定められた損害額及び修理費並びに状態変化と状態遷移確率とによって定義される状態遷移モデルに基づいて損害額期待値及び修理費期待値を求め損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように最適点検周期を算出する。点検計画決定部23は、最適周期算出部22が算出した最適点検周期を四捨五入して点検周期を求めて点検計画を決定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、設備などの点検計画作成装置及び点検計画作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の設備の点検計画作成装置として、例えば種々の電子式機器について保守点検周期を左右する最も重要な環境因子を測定して、それらの測定結果から最適な保守点検周期を決定するものがある。さらに詳しく述べると、電子機器の所定の部位又は設置環境の温度、湿度、塵埃及び腐食膜厚を含む、測定用センサー及び信号変換器からなる測定手段と、温度、湿度、塵埃及び腐食膜厚のそれぞれについての評価基準点を記憶する記憶手段と、前記測定結果と前記評価基準点とを照合して因子別評価点として出力する第1判別手段〜第4判別手段とが設けられている。
【0003】
さらに、電子機器の機種別に、各因子が通年で与える影響を温度、湿度、塵埃及び腐食膜厚それぞれの加速係数として演算する演算手段と、前記因子別評価点に前記加速係数を積算して因子別合計評価点として出力する第1積算手段〜第4積算手段と、因子別合計評価点を合計して総合評価点として出力する加算手段と、総合評価点に対応する点検周期を機器別に予め設定して記憶させる点検周期記憶手段と、前記測定データから求めた総合評価点と、前記点検周期記憶手段に記憶させた総合評価点を照合して、対応する点検周期を出力する点検周期判別手段とから構成されたものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−225777号公報(段落番号0007及び図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の点検計画作成装置は、以上のように、設置環境の違いなどによる故障率の違いを考慮して点検周期を決定しているが、故障発生による損害や修理の費用まで含めた定量的な評価はなされていない。その結果、信頼性と保守費用の両面を考慮した最適な点検計画を作成することはできなかった。
この発明は、上記のような問題点を解決して点検対象物の故障が発生したときの損害や修理の費用も考慮した総費用が最も安くなるような点検計画を作成することができる点検計画作成装置を得ること及び点検計画作成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の点検計画作成装置においては、点検すべき点検対象物に関する点検コストと当該点検対象物に故障が発生したときの損害額と修理費と点検対象物の故障発生確率とを故障データとして記憶する故障データ記憶手段、及び損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものであって損害額期待値は損害額と故障発生確率とに基づいて求められるものであり修理費期待値は修理費と故障発生確率とに基づいて求められるものであり点検費用は点検コストと点検時期とに基づいて決められるものである点検時期決定手段を備えたものである。
【0007】
また、本発明の点検計画作成方法においては、点検すべき点検対象物に関する故障が発生したときの損害額と点検対象物の故障発生確率とに基づいて損害額期待値を求め、故障が発生したときの修理費と故障発生確率とに基づいて修理費期待値を求め、点検対象物の点検コストと点検時期とに基づいて決まる点検費用と損害額期待値と修理費期待値を含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は本発明の実施の一形態を示すものであり、図1は点検計画作成装置の構成図、図2は点検計画作成装置の動作を示すフローチャートである。図3は、最適点検周期算出部の動作を示すフローチャート、図4は状態遷移モデルを示すモデル図、図5は点検周期と費用の一例を示す図である。点検計画作成装置2は、故障データ記憶手段としての故障データ格納部10、機器点検計画作成部20、点検計画表示部30を備えている。機器点検計画作成部20は、故障データ読込部21、最適点検周期算出部22、点検計画決定部23、点検計画格納部24を有する。なお、最適点検周期算出部22及び点検計画決定部23が、この発明における最適点検時期決定手段である。
【0009】
故障データ記憶手段としての故障データ格納部10には、次のような点検対象物である設備に関する故障データが格納されている。
a.正常状態から軽故障状態までの平均時間:FailureTime1
b.軽故障状態から重故障状態までの平均時間:FailureTime2
c.軽故障状態から正常状態へ戻るための修理時間:MntTime1
d.重故障状態から正常状態へ戻るための修理時間:MntTime2
e.軽故障状態から正常状態へ戻るための修理費:MntCost1
f.重故障状態から正常状態へ戻るための修理費:MntCost2
g.点検コスト:MntCost0
h.定格容量:Capacity
i.故障が発生したときの損害額の単価:OutageCost
j.前回の点検実施年:LastInspection
【0010】
次に、動作について図2のフローチャートにより説明する。ユーザによって入力された故障データは、予め故障データ格納部10に記憶されている。まず、機器点検計画作成部20の故障データ読込部21が故障データ格納部10から故障データを読み込み(ステップS11)、最適点検周期算出部22において最適点検周期算出法により最適点検周期Cycle1を算出する(ステップS12)。この最適点検周期Cycle1の算出方法については,後で詳細に説明する。
【0011】
点検計画決定部23では、最適点検周期算出部22がステップS12で算出した最適点検周期Cycle1を四捨五入して整数化して点検周期Cycle2を決定し、故障データの前回の点検実施年LastInspectionを基準にして点検周期Cycle2年ごとに点検が実施されるように点検計画を作成する(ステップS13)。決定された点検計画は点検計画格納部24に格納される(ステップS14)。点検計画格納部24に格納された点検計画は点検計画表示部30により表示画面上に表示される(ステップS15)。
【0012】
ここで、上記ステップS12における最適点検周期算出部22による最適点検周期Cycle1の算出方法の詳細を説明する。なお、動作説明に先立ち、最適点検周期Cycle1を求めるための算式について説明する。ある点検周期Cycleで点検が実施された場合に、機器が故障に至る経過を示す機器の状態遷移モデルを、図4のように定義する。正常S0、軽故障S1、及び重故障S2は、機器の状態を示している。軽故障S1の状態とは、機能は有しているが能力が少し低下している状態であり、点検で異常が発見できる故障レベルとする。重故障S2の状態とは、機能を失ってしまった故障レベルとする。図4におけるλ1,λ2,μ1,μ2は、それぞれの状態から他の状態への状態遷移確率を示している。
【0013】
状態遷移確率λ1,λ2,μ1,μ2を、上記故障データと点検周期Cycleを用いて次の式(1)〜(4)のように定義する。
【0014】
図4の状態遷移モデルの確率遷移行列PとA=P−I(Iは単位行列)は次の式(5)及び(6)となるので、状態Siにある確率Piの定常解は式(7)の連立方程式より求めることができる(市田崇著「改訂 保全性工学入門」 日科技連、1976年、p.328参照)。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】
よって、確率P1及びP2は式(8),(9)となる。
P1=λ1・μ2/(λ1・λ2+λ1・μ2+λ2・μ2+μ1・μ2) ・・・(8)
P2=λ1・λ2/(λ1・λ2+λ1・μ2+λ2・μ2+μ1・μ2) ・・・(9)
また、状態Si−1から状態Siへの遷移が発生する確率P((i−1),i)とおくと、確率P(1,0)及びP(2,0)は式(10),(11)となる。
P(1,0)=P1×μ1 ・・・(10)
P(2,0)=P2×μ2 ・・・(11)
【0018】
次に、故障費用、修理費用及び点検費用を式(12)〜(14)で定義する。なお、(12)式の故障費用がこの発明における損害額期待値であり、(13)式の修理費用が修理費期待値であり、これに(14)式の点検費用を含めたものが総費用である。なお、点検費用は(14)式に示されるように点検コストと点検周期Cycleとに基づいて決定されるものである。
故障費用(C)=P2×Capacity×OutageCost・・・(12)
修理費用(D)=P(1,0)×MntCost1+P(2,0)×MntCost2 ・・・(13)
点検費用(E)=(1/Cycle)MntCost0・・・(14)
【0019】
変数K1〜K5を、次の式(15)〜(19)のようにおく。
K1=λ1・λ2/μ2+λ1+λ2 ・・・(15)
K2=λ1×MntCost1 ・・・(16)
K3=(λ1・λ2/μ2)×Capcity×OutageCost ・・・(17)
K4=λ1・λ2×MntCost2 ・・・(18)
K5=MntCost0/2 ・・・(19)
【0020】
すると、各費用は式(20)〜(22)で示される。
故障費用(C)=K3/(K1+μ1) ・・・(20)
修理費用(D)=(K2・μ1+K4)/(K1+μ1)・・・(21)
点検費用(E)=K5・μ1 ・・・(22)
【0021】
また、総費用LCCは式(23)で示される。
【0022】
最適点検周期算出部23は、上記の各式に基づいて総費用LCCを最小とする点検周期Cycle、すなわち最適点検周期Cycle1を算出する。図3のフローチャートにおいて、故障データから式(1)〜(4)にてλ1,λ2,μ2を求める(ステップS121)。故障データ4とステップS121で求めたλ1,λ2,μ2より式(15)〜(19)にてK1〜K5を算出する(ステップS122)。算出したK1〜K5に基づき上記式(23)により総費用LCCを求める(ステップS123)。総費用LCCを最小とするμ1を求めるため、式(23)においてLCCをμ1で偏微分する。偏微分結果は、式(24)となる(ステップS124)。
∂LCC/∂μ1=K5−(K3+K4+K2・μ1)/{(K1+μ1)×(K1+μ1)} ・・・(24)
【0023】
式(24)において、K3+K4−K1・K2>0かどうか判定し(ステップS125)、正の場合は∂LCC/∂μ1=0とおき、次の式(25)からμ1を求める(ステップS126)。
μ1=√{(K3+K4−K1・K2)/K5}−K1 (25)
μ1の値が正かどうか判定し(ステップS127)、正であるならば、このμ1のときに総費用LCCは最小となり、点検周期Cycleは式(3)を変形して次の式(26)で求められる。
Cycle=2/μ1 ・・・(26)
この点検周期Cycleが、求めるべき最適点検周期Cycle1である(ステップS128)。
【0024】
ステップS125において、K3+K4−K1・K2<=0の場合と、K3+K4−K1・K2>0であるがステップS127において式(25)で表されるμ1が0以下となる場合は、上記式(23)において、μ1が正の範囲では総費用LCCは単調増加ということになる。よって、総費用LCCが最小となるのは、μ1がほぼ0の場合であり、上記式(26)より点検周期Cycleが∞の場合である(ステップS129)。すなわち、当然ではあるが点検無しの場合に総費用LCCが最小という結果になる。
【0025】
上記の算式にて求めた点検周期と費用の関係の一例を図5に示す。図5において、総費用LCCは、故障費用C、修理費用D及び点検費用Eの和であり、総費用LCCが最小となる最適点検周期Cycle1を四捨五入して求めた点検周期Cycle2は3年である。従って、3年ごとに定期点検を行うように点検計画を作成する。
【0026】
なお、以上では正常状態及び複数の故障状態に関する状態遷移確率を用いて損害額期待値と修理費期待値を求めるものを示したが、これを単純化して複数の故障状態とこの故障状態が発生する故障発生確率とに基づいて損害額期待値及び修理費期待値を求めるようにしてもよい。
【0027】
以上のように、この実施の形態によれば、点検すべき点検対象物に関する点検コストと当該点検対象物に故障が発生したときの損害額と修理費と点検対象物の故障発生確率とを故障データとして記憶する故障データ記憶手段、及び損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものであって損害額期待値は損害額と故障発生確率とに基づいて求められるものであり修理費期待値は修理費と故障発生確率とに基づいて求められるものであり点検費用は点検コストと点検時期とに基づいて決められるものである点検時期決定手段を備えた。
【0028】
さらに、故障データ記憶手段は故障を複数の故障状態に分けるとともにこの故障状態に応じて定められた損害額と修理費とを故障データとして記憶し併せて点検対象物の正常状態と各故障状態との間及び各故障状態相互の間での各状態遷移確率を故障データとして記憶するものであり、点検時期決定手段は故障状態に応じて定められた損害額及び修理費並びに状態変化と状態遷移確率とによって定義される状態遷移モデルに基づいて損害額期待値及び修理費期待値を求め損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものとした。
従って、点検コストの他に、故障が発生したときの損害額や修理費を含めた定量的な総費用の評価に基づいて、総費用が最も安くなるような点検計画を作成することができる。
【0029】
実施の形態2.
図6〜図8はこの発明の他の実施の形態を示すものであり、図6は点検計画作成装置の構成図、図7は点検計画作成装置の動作を示すフローチャート、図8は設備の経過年数と最適点検周期との関係を示す図である。実施の形態1においては、経年に関わらず故障データが一定である場合について説明したが、この実施の形態においては、故障データが経年により変化するような場合、例えば経年により故障率が増加する場合などを想定する。
【0030】
図6において、点検計画作成装置4は、故障データ格納部40及び機器点検計画作成部50を備えている。故障データ記憶手段としての故障データ格納部40は、経過年対応故障データである1年目、2年目、3年目からN年目までの故障データを記憶するN個の各年目故障データ格納部40aを有し(図6では、3個だけ示している)、経過1年目からN年目までの実施の形態1におけるのと同様の項目に関する故障データが経過年ごとにそれぞれ記憶されている。
【0031】
機器点検計画作成部50は、故障データ読込部51、各年目最適点検時期算出部52、点検計画決定部53及び点検計画格納部54を有する。各年目最適点検時期算出部52は、各年ごとの最適点検周期を算出する。点検計画決定部53は、各年ごとの最適点検周期に基づき点検計画を決定する。なお、各年目最適点検時期算出部52と点検計画決定部53とが、この発明における最適点検時期決定手段である。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0032】
次に、機器点検計画作成部50の動作について図7により説明する。故障データ読込部51により各年目故障データ格納部40aに収容された各年目故障データを順次読込み(ステップS21)、各年目最適点検時期算出部52が各年目故障データに基づき各年目ごとに実施の形態1と同様にして各年目ごとにその年目を基準にした最適点検周期Cy1(k)(n=1〜N)を算出する(ステップS22)。
【0033】
点検計画決定部53は、この最適点検周期Cy1(k)に基づき、各基準時から何年後に点検をしたらよいか点検計画を決定する(ステップS23)。この点検計画を決定するステップ23の詳細は、後述する。決定された点検計画は点検計画格納部54に格納される(ステップS24)とともに、点検計画表示部30に表示される(ステップS25)。
【0034】
ここで、ステップS23の詳細を説明する。次回はx年後に点検が実施されると想定し、現時点からx年後までの点検周期をxとおく。また、次の式(27)のように誤差σ2(x)の2乗を定義する。
【0035】
【数3】
【0036】
そして、式(27)の値が最小となるようにxを決定する。すなわち、xを1からNまでの全ての整数として、σ2(x)の2乗を最小とする整数X1を全探索する。得られたxの値X1が次回点検すべき時期である(ステップS231)。次に、このX1年後を新たな基準点として、式(27)で表される誤差σ(x)の2乗が最小となる次の点検時期X2年を決定する(ステップS232)。このとき、式(27)における1年目からX1年目までの最適点検周期Cy(1)〜Cy(X1)のデータは不要であるので、0とおく。
【0037】
このようにしてxを決定した一例を、図8の階段状の線Fにて示す。xは7,3,2,2,1,・・ ・・,1のように順に決定され、点検計画としては、7,10,12,14年目、及び15年目以降は毎年点検という結果となっている。なお、ステップS231において、式(27)の値が最小となるxを整数に限定するという条件を付けないで求めると、図8の曲線Gのようになる。
【0038】
以上のように、故障データ記憶手段は点検対象物ごとのかつ経過年ごとの損害額及び修理費を故障データとして記憶するものであり、点検時期決定手段は点検対象物ごとのかつ経過年ごとの損害額及び修理費に基づき点検対象物の損害額期待値と修理見込額と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を経過年に対応させて決定するものとした。従って、経年による故障率の増加など、経年によって故障データが変化する場合においても、故障が発生したときの損害額や修理費まで含めた定量的なコスト評価に基づいて点検計画を作成することができる。
【0039】
実施の形態3.
図9〜図11は、さらにこの発明の他の実施の形態を示すものであり、図9は点検計画作成装置の構成図、図10は点検計画作成装置の動作を示すフローチャート、図11は点検計画を修正する手順を説明するための説明図である。この実施の形態では、例えば同一構内に同じ種類の機器(以下、同種機器ということもある)が複数ある場合の点検に関して、同種機器の点検を同時にまとめて実施することによる人件費等の点検コストの削減を考慮するため、点検コストを点検基本コストと台数対応コストに分けて、点検費用を求めるようにしたものである。
【0040】
ここに、点検基本コストとは、同一構内における複数の同種機器に対して、同時に点検を実施した場合に、同種機器の台数に拘わらず必要となる定額の点検費用であると定義する。また、台数対応点検コストは、次の(28)式にて表される同じ機種例えば機種αについて一回当たりの点検コスト単価Cαを、全ての機種について求めて合計したものである。Cαは、次の式(28)で表される。
Cα=ある同種機器1台当たりの機種別台数対応点検コスト単価×機器台数 ・・・(28)
但し、αは、機器の種類、例えば変圧器、誘導電動機などを表すものとする。
【0041】
例えば、ある工場において、変電設備として2組のガス絶縁開閉装置、5台の受電用の変圧器があり、負荷として複数のポンプ、送風機、圧縮機を駆動する誘導電動機や同期電動機があったとする。これらの機器を、ガス絶縁開閉装置、変圧器、誘導電動機、同期電動機、ポンプ、送風機、圧縮機というように機種ごとに分けて点検計画を作成する。なお、同じ誘導電動機であっても、その中で点検費用の観点からその容量や電圧に応じて大、中、小形、高圧、低圧などの機種に分ける場合もある。
【0042】
図9において、点検計画作成装置6は、故障データ格納部60、機器点検計画作成部70、及び構内全体点検計画決定部80を備えている。故障データ記憶手段としての故障データ格納部60は、機種A,B,C,・・,Mについて種類別のかつ経過年ごとの故障データを種類別経過年対応故障データとしてそれぞれ記憶する各機種故障データ格納部60aと、点検基本コストデータ記憶手段である点検基本費用格納部60bとを有している(図9では、3個だけを示している)。点検基本費用格納部60bは、点検基本コストのデータを記憶している。
【0043】
機器点検計画作成部70は、故障データ読込部71、各機種最適点検時期算出部72、各機種点検計画決定部73及び点検計画格納部74を有する。各機種最適点検時期算出部72は、各機種ごとの最適点検時期を算出する。各機種点検計画決定部73は、各機種ごとの最適点検時期に基づき点検計画を決定する。点検計画格納部74は、機種A〜Mに対応する各機種点検計画格納部74aを有する。
【0044】
構内全体点検計画決定部80は、点検基本費用格納部60bに格納された点検基本コストと点検計画格納部74にて記憶された各機種の点検計画に基づいて、構内全体の機種について最も費用が安くなるような点検計画を作成する。なお、各機種最適点検時期算出部72、各機種点検計画決定部73及び構内全体点検計画決定部80がこの発明における最適点検時期決定手段である。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
【0045】
次に、機器点検計画作成部70及び構内全体計画決定部80の動作について、図10のフローチャートにより説明する。故障データ読込部71により各機種故障データ格納部60aに収容された機種A〜Mの経過年毎に対応した故障データを読込み(ステップS31)、各機種最適点検時期算出部72が機種A〜Mについて実施の形態2と同様にして最適点検時期Cy1a〜Cy1mを算出する(ステップS32)。
【0046】
各機種点検計画決定部73では、得られた最適点検時期Cy1a〜Cy1mを四捨五入して各機種ごとに点検時期Cy2a〜Cy2mを決定し(ステップS33)、点検計画格納部74の各機種点検計画格納部74aに収容する(ステップS34)。得られた機種Aについての最適点検時期Cy2aは、例えば、5,3,1,1,・・ ・・,1となり、点検計画としては5年目、8年目、9年目、10年目、・・ となる。他の機種についても同様にして求められる。
【0047】
全ての機種A〜Mについて点検時期Cy2a〜Cy2mが求まったら、構内全体点検計画部80は得られた各機種A〜Mについての点検計画(点検時期Cy2a〜Cy2m)に対する各機種A〜Mごとの費用C1〜Cmを、実施の形態2で求めたのと同様にして求める(ステップS35)。上記の式(28)のように、各機種ごとの費用C1〜Cmの和(C1+C2+・・ ・・+Cm)に、一回当たりの点検基本コストBを点検が実施される回数倍(n倍)した点検基本コスト(B×n)を加えて、構内全体での総費用TLCCとする(ステップS36)。構内全体点検計画決定部80は、構内全体での総費用TLCCがより小さくなるように各機種の点検計画を修正していく(ステップS37)。このようにして、総費用TLCCが最小となる最適な点検計画を得る。そして、得られた最適な点検計画を点検計画表示部30に表示する(ステップS38)。
【0048】
ここで、ステップS37における各機種の点検計画を修正する方法を図11によって説明する。図12(a)は、各機種ごとの最適な点検計画である。各機種A〜Dごとに、最適な点検計画と費用Ca〜Cdを示している。また、最下段に点検基本コストBを、右下欄に構内全体での総費用TLCCは
TLCC=(Ca+Cb+Cc+Cd+・・ ・・+Cm)+B×n・・・(29)
を示す。
【0049】
経年が小さい方から順に、今回の点検を次の点検が実施される年まで遅らせた場合を考える。図12(b)は、機種A及びDについて、3年目の点検を4年目に変更した場合の例である。この場合、総費用TLCCは
TLCC=(Ca2+Cb+Cc+Cd2+・・ ・・+Cm)+B×(n−1 ・・・(30)
となる。但し、Ca2,Cd2は、点検年を変更した後の機種対応の費用である。
【0050】
5年目以降に関しては、再度、実施の形態2と同様にして各機種ごとの最適な点検計画を作成しなおす。図12(b)に示す変更後の方が、図12(a)に示す変更前よりも構内全体の総費用が小さくなれば、変更後の図12(b)の方に点検計画を修正する。経年が小さい方から順にこの処理を繰り返していき、最終的に構内全体での最適な点検計画を得る。
なお、上記のような点検計画作成装置は、パーソナルコンピュータによるソフトウェア処理により容易に実現できる。
【0051】
以上のように、この実施の形態によれば、点検対象物は複数の同じ種類の同種点検対象物を有するものであり、故障データ記憶手段は同種点検対象物の種類ごとのかつ経過年ごとの損害額と修理費とを故障データとして記憶するとともに点検コストを同種点検対象物を同時にまとめて点検した場合に同種点検対象物の数に関係なく必要となる点検のための所定の費用である点検基本コストと同種点検対象物の数に応じて決まる点検のための費用である数量対応点検コストとに分けて故障データとして記憶するものであり、点検時期決定手段は損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を経過年に対応させて決定するものであって損害額期待値及び修理費期待値は同種点検対象物の種類ごとのかつ経過年ごとの損害額と修理費とにそれぞれ基づいて求められるものであり点検費用は点検周期と点検基本コストと数量対応点検コストとに基づいて決まるものであるものとした。従って、点検対象物である同種の機器が複数存在する場合に、同時に点検することによる点検費用の削減効果も含めた定量的なコスト評価に基づいて点検計画を作成することができる。
【0052】
以上のように、この発明によれば、点検すべき点検対象物に関する点検コストと当該点検対象物に故障が発生したときの損害額と修理費とを故障データとして記憶する故障データ記憶手段、及び損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものであって損害額期待値は損害額に基づいて求められるものであり修理費期待値は修理費に基づいて求められるものであり点検費用は点検コストと点検時期とに基づいて決められるものである点検時期決定手段を備えた。従って、点検対象物に故障が発生したときの損害額や修理費も考慮した総費用が最も安くなるような点検計画を作成することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の点検計画作成装置においては、以上説明したように、点検すべき点検対象物に関する点検コストと当該点検対象物に故障が発生したときの損害額と修理費と点検対象物の故障発生確率とを故障データとして記憶する故障データ記憶手段、及び損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものであって損害額期待値は損害額と故障発生確率とに基づいて求められるものであり修理費期待値は修理費と故障発生確率とに基づいて求められるものであり点検費用は点検コストと点検時期とに基づいて決められるものである点検時期決定手段を備えたものであるので、点検対象物に故障が発生したときの損害額や修理費も考慮した総費用が最も安くなるような点検計画を作成することができる。
【0054】
また、本発明の点検計画作成方法においては、点検すべき点検対象物に関する故障が発生したときの損害額と点検対象物の故障発生確率とに基づいて損害額期待値を求め、故障が発生したときの修理費と故障発生確率とに基づいて修理費期待値を求め、点検対象物の点検コストと点検時期とに基づいて決まる点検費用と損害額期待値と修理費期待値を含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものであるので、点検対象物に故障が発生したときの損害額や修理費も考慮した総費用が最も安くなるような点検計画を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す点検計画作成装置の構成図である。
【図2】図1の点検計画作成装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1の最適点検周期算出部の動作を示すフローチャートである。
【図4】機器の状態遷移モデルを示すモデル図である。
【図5】点検周期と費用の一例を示す図である。
【図6】この発明の他の実施の形態を示す点検計画作成装置の構成図である。
【図7】図6の点検計画作成装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】設備の経過年数と最適点検周期との関係を示す図である。
【図9】さらに、この発明の他の実施の形態を示す点検計画作成装置の構成図である。
【図10】図9の点検計画作成装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】点検計画を修正する手順を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2,4,6 点検計画作成装置、10 故障データ格納部、
20 機器点検計画作成部、22 最適点検周期算出部、
23 点検計画決定部、40 故障データ格納部、
40a 各年目故障データ格納部、50 機器点検計画作成部、
52 各年目最適点検時期算出部、53 点検計画決定部、
60 故障データ格納部、60a 各機種故障データ格納部、
60b 点検基本費用格納部、70 機器点検計画作成部、
72 各機種最適点検時期算出部、73 各機種点検計画決定部、
80 構内全体点検計画決定部。
Claims (5)
- 点検すべき点検対象物に関する点検コストと当該点検対象物に故障が発生したときの損害額と修理費と上記点検対象物の故障発生確率とを故障データとして記憶する故障データ記憶手段、及び損害額期待値と修理費期待値と点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を決定するものであって上記損害額期待値は上記損害額と上記故障発生確率とに基づいて求められるものであり上記修理費期待値は上記修理費と上記故障発生確率とに基づいて求められるものであり上記点検費用は上記点検コストと上記点検時期とに基づいて決められるものである点検時期決定手段を備えた点検計画作成装置。
- 上記故障データ記憶手段は上記故障を複数の故障状態に分けるとともにこの故障状態に応じて定められた上記損害額と上記修理費とを上記故障データとして記憶し併せて上記点検対象物の正常状態と上記各故障状態との間及び上記各故障状態相互の間での各状態遷移確率を上記故障データとして記憶するものであり、上記点検時期決定手段は上記故障状態に応じて定められた上記損害額及び上記修理費並びに上記状態変化と上記状態遷移確率とによって定義される状態遷移モデルに基づいて上記損害額期待値及び上記修理費期待値を求め上記損害額期待値と上記修理費期待値と上記点検費用とを含めた総費用が最小になるように上記点検時期を決定するものであることを特徴とする請求項1に記載の点検計画作成装置。
- 上記故障データ記憶手段は上記点検対象物ごとのかつ経過年ごとの上記損害額及び上記修理費を上記故障データとして記憶するものであり、上記点検時期決定手段は上記点検対象物ごとのかつ経過年ごとの上記損害額及び上記修理費に基づき上記点検対象物の上記損害額期待値と上記修理見込額と上記点検費用とを含めた総費用が最小になるように上記点検時期を上記経過年に対応させて決定するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点検計画作成装置。
- 上記点検対象物は複数の同じ種類の同種点検対象物を有するものであり、上記故障データ記憶手段は上記同種点検対象物の種類ごとのかつ上記経過年ごとの上記損害額と上記修理費とを上記故障データとして記憶するとともに上記点検コストを上記同種点検対象物を同時にまとめて点検した場合に上記同種点検対象物の数に関係なく必要となる点検のための所定の費用である点検基本コストと上記同種点検対象物の数に応じて決まる点検のための費用である数量対応点検コストとに分けて上記故障データとして記憶するものであり、上記点検時期決定手段は上記損害額期待値と上記修理費期待値と上記点検費用とを含めた総費用が最小になるように点検時期を上記経過年に対応させて決定するものであって上記損害額期待値及び上記修理費期待値は上記同種点検対象物の種類ごとのかつ上記経過年ごとの上記損害額と上記修理費とにそれぞれ基づいて求められるものであり上記点検費用は上記点検周期と上記点検基本コストと上記数量対応点検コストとに基づいて決まるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点検計画作成装置。
- 点検すべき点検対象物に関する故障が発生したときの損害額と上記点検対象物の故障発生確率とに基づいて損害額期待値を求め、上記故障が発生したときの修理費と上記故障発生確率とに基づいて修理費期待値を求め、上記点検対象物の点検コストと点検時期とに基づいて決まる点検費用と上記損害額期待値と上記修理費期待値を含めた総費用が最小になるように上記点検時期を決定する点検計画作成方法。
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