JP3096742B2 - 粉粒体の輸送システム - Google Patents

粉粒体の輸送システム

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薬品等の粉粒体を収容した収容容器から、
材料を自動的に取り出して貯蔵タンクに分配供給するよ
うにした粉粒体の輸送システムに関する。
[従来の技術] 従来の薬品業界などにおいては、複数種の粉粒体をそ
れぞれ大量に貯蔵した固定の元タンクから、所望の配合
比率に応じた量の材料を可搬式の蓋付き密閉容器内に一
旦収容したのち、該容器をタンブラー(回転混合槽)な
どに運び込んだ後、均一に混合しており、混合の終えた
材料はもう一度上記容器に移し替えられて、所定位置に
設置してある分配輸送装置のホッパーに投入して所望の
製錠機あるいは分包機等へ供給するという配合混合輸送
システムが一般に採用されている。
しかしながら、このような従来の配合混合輸送システ
ムにおいては、蓋付き密閉容器内に収容された材料を、
タンブラーなどに移し替えて混合した材料を再び容器に
移し替えする時に、材料が無用に空気に触れたり、飛散
するなどの問題があった。
そこで、本出願人は、このような従来の問題点を解決
するため、特公昭62−4309号において、粉粒体等の流動
体の輸送配置を提案した。
第9図は、この提案に係る装置の構造を示したもの
で、粉粒体等の流動体を収容しうる上部に開口を有する
収容容器A′と、輸送装置B′と、反転装置C′とから
構成され、輸送装置B′は、上部の頂端部に排出部100a
が設けられているコニカル部100と、該コニカル部100と
は別体に形成され、コニカル部100の頂端部を下にした
逆さまの状態に支持しうる搬送部101を有しており、反
転装置C′はフレーム102により上部適宜位置に支持さ
れた回転機構103と、該回転機構103の出力軸103aに固定
され、収容容器A′を保持するための容器保持機構104
と、収容容器A′を容器保持機構104の高さまで持ち上
げ得る昇降架台105とからなっている。
このような装置では、収容容器A′に被せられた蓋を
緊締している緊締具のナット(不図示)を弛めて、蓋を
取り除き、代わりに輸送装置B′のコニカル部100の上
下を逆にして、その口縁108を収容容器A′の開放され
た口縁に被せ、容器保持機構である緊締具104を再びボ
ルト106、ナット107で締め付けることにより容器A′を
密封し、ついで容器A′の上下を図に示したように、逆
にして同容器A′の材料をコニカル部100に流下させる
とともに、コニカル部100下端の排出部100aに連なる接
続部109に輸送管(不図示)を接続し、制御ボックス圧
力空気供給口を排出部100aおよび接続部109に配管で接
続したのち、制御ボックスを介して送られる圧力供給装
置からの圧力空気を排出部100aと接続部109とに設けた
ガス供給口より供給して材料を所望の場所へ圧送するよ
うになっている。
従って、大きな元タンクから材料を移し替える収容容
器自体が材料供給タンクになるので、材料を輸送する場
合に、同一容器の一貫使用ができ、材料の飛散防止と無
用な空気の接触を避けて高能率な輸送作業ができるもの
である。
しかしながら、このような装置では、収容容器を反転
装置の昇降架台上に持ち運んで載せ、蓋とコニカル部と
を付け替えた後に、昇降架台を適当な高さに上昇させ、
その間開放しておいた反転装置の帯状金具を手作業によ
って閉じ、緊締具を操作して収容容器の外周を容器保持
機構に保持させる構造となっており、このために、無人
化され、高い生産性の要請される今日の生産システムに
は適合しにくいものになってきた。
本発明は、蓋部の取り外された収容容器内に収容され
た粉粒体を不用意に空気に触れさせることなく自動的に
反転投入装置に運び込み、この反転投入装置から貯蔵タ
ンクに接続された自動配管脱着装置に分配供給できるよ
うにした操作手間の軽減された粉粒体の輸送システムを
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本発明システム
は、次の構成を備えている。
すなわち、このシステムは、粉粒体を収容した、蓋の
取り除かれた収容容器を出し入れして、その排出部に収
容容器を密閉結合させる反転投入装置と、この反転投入
装置にセットされた収容容器内に収容された材料を受け
入れて、貯蔵タンクに送り込むために、反転投入装置の
排出部に着脱可能に接続される自動配管脱着装置とを組
み合わせて構成されている。
そして、反転投入装置は、駆動源を有した水平方向に
旋回可能な本体部と、この本体部に駆動軸を介して上下
に反転可能に取着された前フレームを有しており、この
前フレーム板の上側には、蓋部の取り外された収容容器
の開口部を密閉結合させる開口縁とバルブを有した排出
部を設け、前フレームの下側には蓋部の取り外された該
収容容器を出し入れするローラコンベアを設けた載置テ
ーブルを設け、上記前フレーム板の両側には抱持ハンド
が設けられ、この抱持ハンドは、上記載置テーブル上に
載せられた収容容器を抱持するため、上下移動に伴っ
て、拡窄する機構としている。
一方の自動配管脱着装置は、上記反転投入装置の前フ
レーム板が本体部を中心とした旋回エリア内の所定位置
に固設された材料受け入れ口を有しており、この材料受
け入れ口は輸送管路を介して貯蔵タンクに接続されてお
り、更に上記反転投入装置の前フレーム板の排出部に着
脱可能に接続するために、上下に昇降する構成となって
いる。
このような本発明システムでは、反転投入装置に設け
た排出部の開口縁に、蓋部を取り外した収容容器を密閉
結合させた後、排出部のバルブを開いて収容容器内に収
容された材料を自重で落下させることによって自動配管
脱着装置の材料受け口に材料を供給する構成が最も簡易
なものであるが、排出部に輸送ガス供給口を設けること
によって、該ガス供給口より輸送ガスを収容容器内に送
り込んで材料を気力で排出させる構成にしても良い。
[作用] 本発明システムによれば、上蓋の取り除かれた収容容
器を反転投入装置に運び入れ、排出部の開口縁を収容容
器の開口縁に圧着させて密閉結合させ、抱持ハンドで収
容容器を抱持固定した後、本体部を材料を分配すべき自
動配管脱着装置の材料受け口のある位置まで旋回させて
から、その材料受け入れ口を上昇させて、上記排出部に
接続させることによって、収容容器内に収容させた材料
を自重で貯蔵タンク内に供給できる。
したがって、粉粒体材料を収容した収容容器の蓋を外
した後、貯蔵タンクに供給する一連の作業を、完全に無
人化でき、しかも材料を不用意に空気に触れさせること
なく行なうことが出来る。
また、請求項2に記載したシステムでは、収容容器内
の材料が気力輸送によって、排出されて分配供給され
る。
更に、請求項3に記載したシステムでは、収容容器の
排出部への密閉結合が、井桁状の昇降補助枠板によって
簡易に行なわれる。
[実施例] 以下に、添付図を参照して本発明システムの一実施例
を説明する。
第1図は、本発明システムの要部構造を示した側面
図、第2図は部分平面図,第3図は部分正面図を示して
いる。
図にみるように、本発明システムは、粉粒体材料の反
転投入装置Aに、自動配管着脱装置Bを組み合わせて構
成されており、一連の制御動作においては、粉粒体材料
を収容した収容容器3は、その蓋3bが外された後、反転
投入装置Aの載置テーブル22のローラコンベアによって
自動的に運び込まれ、その後、収容容器3の開口3aは排
出部21の開口縁21aに密閉結合される。
ついで、反転投入装置Aの前フレーム板2は、上下が
逆になるように反転し、載置テーブル22を上にし、排出
部21側を下に位置させる。前フレーム板2がこのような
状態に反転された後は、反転投入装置Aの本体部1は、
自動配管着脱装置Bの材料受け入れ口5a,(5′a)が
存在する位置まで水平旋回し、この旋回終了後、待機し
ていた自動配管脱着装置Bの材料受け入れ口5a,5′aを
上昇させて反転投入装置Aの排出部21の排出口21bに接
続する。
材料受け入れ口5a(5′a)が、このようにして排出
部21に密閉結合された後は、排出部21のバルブ27が開か
れて、収容容器3内に収容された材料は材料受け入れ口
5a(5′a)に受け入れられ、輸送管路5を介して貯蔵
タンク(不図示)内に供給される。
次いで、本発明システムを構成する各装置の詳細を説
明する。
まず、反転投入装置Aの構造を説明すると、この装置
Aは本体部1を回転可能に載せた基台1aの下方にキャス
タ1bを設けて床面を搬送移動可能な構造になっており、
該本体部1には上下移動に伴って拡窄する抱持ハンド2
3,23を両側部に設けた前フレーム板2の駆動軸2aによっ
て上下に反転可能に取着されている。
この反転投入装置Aの本体部1は、その基部1a内に設
けたモータ(不図示)を駆動源として、後述する自動配
管脱着装置Bの材料受け入れ口5a(5′a)の設けられ
た位置まで水平に旋回するようになっており、前フレー
ム板2も、本体部1の内部に設けたモータによって伝達
機構を介して上記した駆動軸2aを正,逆転させて反転で
きる構造となっている(第1図では、前フレーム板を逆
転させた状態になっている)。
また、前フレーム板2の上側には支持台26が設けら
れ、その中央には排出部21を設けている。
ここに、排出部21は、蓋3bの取り外された収容容器3
の開口3aに密閉結合させるために、開口縁21aにシール
材を介在させており、その下端にはボールバルブ27を設
けた構造となっている(第6図参照)。
一方、前フレーム板2の下側に取着された載置テーブ
ル22には、第4図に示したように、収容容器3を運び込
むための複数の大小のローラコンベア28,28′が設けら
れており、これらのローラコンベア28,28′の隙間に
は、各ローラ28、28′の回転軸28aを、枠材29aの下方に
形成したスリット29bに嵌入させて、上下に出没可能に
された井桁状の昇降補助枠板29が設けられており、更に
この載置テーブル22の床板には収容容器3の底部より振
動を加えるエアノッカー22dが取着されている。
ローラコンベア28,28′は、第4図に示したように、
回転軸28aの両側端に取り付けたプーリ(不図示)にベ
ルト(不図示)を掛け渡し、載置テーブル22の下側に設
けたモータ22bの回転出力をプーリに伝達して回転させ
るようになっており、載置テーブル22の内部に設けた補
助枠板29は、前フレーム板2の両側に設けた左右一対の
油圧シリンダの駆動軸(不図示)を接続した支持フレー
ム(不図示)の先端に固着されている。
したがって、前フレーム板2内に設けられた油圧シリ
ンダの駆動軸を上下に作動させると、支持フレームが上
下に昇降して、その先に固着した補助枠板29がローラコ
ンベア28、28′の隙間より出没し、補助枠板29の上昇時
には蓋3bの取り外された収容容器3の開口3aは、上記し
た排出部21の開口縁21aに圧着されて密閉結合される。
なお、24は、載置テーブル22上に移送された収容容器
3の位置が適正かどうかを検出する位置検出用センサー
であり、25は収容容器3の排出部21への圧着状態を検知
するために設けた圧着検出用センサーである。
また、前フレーム板2の上下の中間位置には、両側に
抱持ハンド23,23を取着した補助フレーム23aが横設して
あり、この補助フレーム23aは前フレーム板2の両側に
設けた上記した油圧シリンダの駆動時には、上記した補
助枠板29の出没に伴って上下し、それにともなって抱持
ハンド23,23が拡窄するようになっている。
第4図には、抱持ハンドの動作機構の一例が詳細に示
されている。
この図において、23aは前フレーム板2の上下中間位
置に横設された断面コ字状の補助フレームであり、この
補助フレーム23aは前フレーム板2の両側に設けた油圧
シリンダの駆動によって上下に昇降するようになってい
る。
補助フレーム23aの両端には、載置テーブル22上に載
せられた収容容器3を両側より抱持するアーチ状に形成
された1組のハンド23,23を固着した箱体23b,23bが軸23
c,23cによって枢着され、この他体23b,23bの反対側には
ガイドローラ23d,23dを設けたアーム23e,23eが設けられ
ており、1組のハンド23,23はスプリング(不図示)に
よって、常時窄む方向に付勢されている ハンド23,23を拡窄するために設けたガイドローラ2d,
23dは、補助フレーム23aが上下に移動した時、前フレー
ム板2側に形成した傾斜部22e,22eに沿って上下に転動
し、これによって、ローラ23d,23dが傾斜部22e,22eの下
方にある時には、スプリングの付勢力に抗する力が最も
大きくなってハンド23,23を開いて収容容器3の抱持を
容易にするが、ローラ23d,23dが上方に進むにつれてス
プリングの付勢力に抗する力が緩められ、抱持ハンド2
3,23を次第に閉じて収容容器3をしっかりと保持する。
第5図は、前フレームに設けた排出部の構造の詳細図
を示しており、この例では、排出部21′はコニカル状に
形成され、輸送ガスを内部に導入するためのガス供給口
21′cを有した構造となっている。なお、21′dは排出
部21′内の材料を残留なく排出させるためのエアノッカ
ーであり、27はバルブである。このような構造のもので
は、ガス供給口21′cより輸送ガスを供給すると、材料
を収容した収容容器3の内圧を高めて排出口21′bより
気力排出できる。
次いで、自動配管脱着装置Bの構造を説明する。
この自動配管脱着装置Bは、第1図,第6図では、上
記した反転投入装置Aが載置された床面6に、その材料
受け入れ口5a,5a′が位置するように配置されており、
これらの材料受け入れ口5a,5a′は、反転投入装置Aの
本体部1を中心とした旋回エリア内で、本体部1から見
て互いに直角となる位置に突出開口させている(第1
図,第3図参照)。
2つの材料受け入れ口の一方は主供給口5aであり、他
方は補助供給口5′aとなっており、これらの下方には
輸送管路5,5′が接続されており、それらの輸送管路5,
5′の先端は互いに合流されて1つの貯蔵タンク(不図
示)に至っている。
ここで、主供給口5aは、収容容器3内の材料の全量を
貯蔵タンク内に収容できる場合に使用され、補助供給口
5′aは、貯蔵タンクが満杯近くなり、収容容器3内の
材料の全量を供給できない場合に、その一部を予備的に
受け入れるために使用される。主供給口5aと補助供給口
5′aの選択は、不図示のコントローラの制御によって
行なわれる。
主供給口となる材料受け入れ口5aは、2本の昇降シリ
ンダ41,41のロッド41a,41aの伸縮動作により上下に昇降
される内筒50を有しており、この内筒50の開口にはシャ
ッター手段を構成する蓋板43を設けている。内筒50のシ
ャッター手段は、第2図に示されているように、中央に
アーム43aを取着した円盤状の蓋板43を有しており、ア
ーム43aに取着されたリンク43bを可働させ、蓋板43をス
ライドさせて内筒の開口を開閉できる構造となってい
る。
この内筒50に設けたシャッター手段は、上記した反転
投入装置Aの排出部21の排出口が結合されない時には閉
じられて、外部より塵や埃を混入させないようしてい
る。
内筒50の下方には、末絞り状の筒5bが接続されてお
り、その下部にはバルブ51を介装した輸送管路5が接続
されている。この輸送管路5は、材料受け入れ口5aを突
出開口させた床面6より下方の床面15に垂下延出してお
り、その下方側の床面15には供給された材料を一旦貯蔵
させる供給タンク11が設けられ、更にその下方には定量
供給器14が設けられ、その先に設けた貯蔵タンク(不図
示)に材料を定量供給できる構造となっている。
主供給口5aに連なる輸送管路5の途中には、エアーノ
ッカー5c,5cが適当な間隔を保持して設けられており、
輸送管路5内を落下する材料が輸送管路5内に滞留して
管詰まりを生じるのを防止している。
補助供給口となるもう一方の材料受け入れ口5′a
も、上記した材料受け入れ口5aと同様な昇降シリンダ4
1′によって上下に伸縮する内筒50′を有しており、そ
の下方に設けた末絞り状の筒5′bの下方には材料を一
旦貯留するチャージタンク16が設けられており、更にそ
の下には床面15に設置したフレーム台13aに供給器13を
設け、供給器13の出口を枝管12によって輸送管路5に合
流させた構造となっている。
なお、7は材料を収容した収容容器3を搬送しなが
ら、その蓋3bを自動的に取り外しする装置であり、モー
タ7cによって回転駆動されるローラコンベア7aを複数個
設けて構成された搬送レーンと、その途中に、吸引力に
よって蓋3bを取り外しする吸引パッド7bを上下に昇降可
能に垂下させたフレーム7dを設けている。
収容容器3がコンベアレーン32上を搬送され、通過検
知センサー8の作動片8a,8aが収容容器の通過を検知す
ると、フレーム7dに垂下支持された吸引パッド7bが降下
し吸引力を作用させて蓋3bを収容容器3より釣り上げて
取り外しする。
このようにして、蓋3bの取り外しされた収容容器3
は、計量ステーション9に送り込まれ、ここでは一旦停
止して、材料を充填した収容容器3の重量が計量され
る。
計量ステーション9は、上記した蓋取り外しステーシ
ョンと同様なモータ9bによって回転駆動されるローラコ
ンベア9aを有しており、コンベアレーンには、収容容器
の位置ズレを防止するガイドフレーム9cが設けられてい
る。
このような前作業が行なわれた後、収容容器3は反転
投入装置Aの前フレーム2の載置テーブル22に送り込ま
れる。
ついで、本発明システムの制御動作を説明する。
システムの制御は、不図示のコントローラによって行
なわれ、システム内に設けたリミットスイッチ,センサ
ーなどを作動させ、コントローラに信号を送って次ぎの
工程が実施されるようになっている。
前フレーム板2を正転位置にした反転式投入装置A
に、コンベアその他の移送手段によって、粉粒体を収容
した収容容器3が移送されて来ると、モータ22bを駆動
させて前フレーム板2の載置テーブル22に設けたローラ
コンベア28が回転して、容器3を載置テーブル22に運び
込む(第6図参照)。
収容容器3が反転投入装置Aの載置テーブル22の所定
位置に運び込まれると、センサー24がこれを検知して、
ローラコンベア28の駆動が停止され、ついでローラコン
ベア28の隙間に収納された補助枠板29が上昇して、排出
部21の開口縁21aが収容容器3の上方開口3aに圧着され
て密閉結合される。
この状態はセンサー25で検出され、このようにして収
容容器3の開口3aに排出部21が圧着され密閉結合される
と、駆動軸2aが駆動して、前フレーム板2は、反転して
上下が逆となる(第7図参照)。
次いで、本体部1は、材料受け入れ口5a(または5′
a)のある位置まで旋回する。ここに、本大部1の旋回
位置は、貯蔵タンク内に収容されている材料の量を判別
したコントローラからの指令信号によって規定される。
本体部1の旋回が終了すると、シャッター手段が作動さ
れ、自動配管脱着装置Bの待機していた材料受け入れ口
5aの蓋43が開かれて内筒50が上昇する(第2図2点鎖線
参照)。
内筒50の上昇は位置ズレを防止するため、内筒の外方
に設けた2本のガイドシリンダ42,42を駆動させ、それ
らのガイドロッド42a,42aを、支持台26より2本のアー
ムを突出させて排出部21の排出口21bの外周に設けた鍔2
1cのガイド孔1d,21dに受け入れさせている。
収容容器3内の材料は、排出部21の先に設けた排出口
21bに内筒を接続してから、排出部のバルブ27を開き、
収容容器3内に収容された材料を落下投入させて行なわ
れ、材料の排出時には、エアノッカー22dが同時に作動
されて、材料が収容容器3内に残留するのを防止してい
る(第8図参照)。
材料の排出は、予め排出時間に要する時間を設定した
タイマーによって管理され、タイマーがタイムアップす
ると、排出部21のバルブ27を閉じ、エアノッカー22dの
作動も停止される。その後、バルブ27が閉じ、ガイドシ
リンダ42,42のガイドロッド42a,42aが降下し、材料受け
入れ口5aが下降した後、シャッター手段が作動して蓋43
が閉じ、前フレーム板2が正転状態に復帰すると、補助
枠板29が下降して、収容容器3との圧着結合を解除す
る。
次いで、コンベアモータ22bが反転作動され、前フレ
ーム板2の載置テーブル22に載せられた収容容器3は、
計量ステーション9に運び出され、最後にコンベアモー
タ22bによる送りが停止する。計量ステーション9に運
び出しされた収容容器3は、全重量が計測されて、その
計量値によって材料の全量が空になったと確認されたと
きは、送り出しステーション31(第2図参照)に送り出
されて次ぎの収容容器の受け入れに備える。
以上は、収容容器3に収容された材料の全量が、主供
給口5aより供給される場合について示したが、貯蔵タン
クが満杯に近づくと、収容容器3内の材料は、補助供給
口5′aから供給されることになる。
この場合、反転投入装置Aの本体部1は収容容器3を
運び入れ、排出部21に収容容器3を密閉結合させた後
に、補助供給口5′aのある位置まで旋回し、反転投入
装置Aの前フレーム板2を反転させ、ついで、補助供給
口5′aの材料受け入れ口を上昇させて、排出部21の開
口縁21aに密閉結合させる。その後は上記と同様にして
材料が輸送供給される。
なお、以上の説明では、収容容器に収容された材料
は、排出部のバルブを開放した時に自重で落下して供給
されるものについて説明したが、排出部にガス供給口を
設け、そこから輸送ガスを容器内に供給して、気力排出
させる構成にしても良いことはいうまでもない。この場
合、第5図に示したような反転投入装置を使用すると良
い。
[発明の効果] 本発明システムによれば、コンベアレーンなどの移送
手段と組み合わせて使用することにより、蓋の取り除か
れた収容容器を載置テーブルに運び入れ、収容容器の開
口を排出部に圧着させ密閉結合させ、抱持ハンドで抱持
固定した後、貯蔵タンクに接続された材料受け入れ口に
粉粒体材料を投入する輸送作業が無人で行え、しかもこ
の時、収容容器内の材料は不用意に空気を触れさせるこ
とがないので、粉粒状薬品などの材料輸送に適用すれば
理想的で生産効率の高い粉粒体材料の輸送システムが提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明システムの要部構成図,第2図はその平
面図,第3図は正面図,第4図は抱持ハンドと載置テー
ブルの原理説明図,第5図は反転投入装置の他例図,第
6図〜第8図は本発明システムの動作説明図,第9図は
従来の反転投入装置の概略説明図である。 [符号の説明] A……反転投入装置 1……本体部 2……前フレーム板 21……排出部 21a……その開口縁 21b……排出口 22……載置テーブル 23……抱持ハンド 24,25……センサー 27……バルブ 28……ローラコンベア 29……補助枠板 B……自動配管脱着装置 3……収容容器 3a……その開口 3b……蓋
フロントページの続き (72)発明者 真田 秀夫 富山県氷見市南大町20番9号 (72)発明者 梅田 隆明 富山県富山市松若町8番43号 (72)発明者 川口 初男 富山県富山市湊入船町4番地 (72)発明者 栂野 守夫 富山県富山市上千俵町62番地 (72)発明者 羽根 義男 神奈川県川崎市多摩区生田6―3―1― 203 (72)発明者 目崎 精一 東京都練馬区南田中4丁目25番16号 (72)発明者 邉見 安由 富山県富山市東中野3丁目7番3号 (72)発明者 金口 勲 富山県富山市牛島新町3番7―601号 (72)発明者 菊池 淳一郎 大阪府大阪市淀川区新高1丁目12番1― 703号 (72)発明者 松本 昭彦 埼玉県川越市芳野台2―8―68 株式会 社松井製作所東京事業所内 (72)発明者 中島 晧 大阪府大阪市淀川区田川3丁目5番11号 竹本電機計器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−137720(JP,A) 特開 昭52−57680(JP,A) 実開 昭60−170324(JP,U) 特許3013181(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 69/00 B65G 65/23 - 65/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源を有し、水平方向に旋回可能にされ
    た本体部に、前フレーム板を駆動軸を介して上下に反転
    可能に取着し、少なくとも上記前フレーム板の上側に
    は、蓋部の取り外された収容容器の開口部を密閉結合さ
    せる開口縁を有し、かつバルブを設けた排出部を設ける
    一方、上記前フレーム板の下側には蓋部の取り外された
    上記収容容器を出し入れするローラコンベアと、このロ
    ーラコンベア面より出没する補助枠板とを有した載置テ
    ーブルを設け、上記前フレーム板には、両側に抱持ハン
    ドが設けられ、この抱持ハンドは、上記載置テーブル上
    に載せられた収容容器を抱持するため、上記載置テーブ
    ルの補助枠板の出没に伴って、拡窄する機構とした反転
    投入装置と、 上記本体部を中心とした前フレーム板の旋回エリア内に
    於ける所定位置に配置され、その終端が輸送管路を介し
    て貯蔵タンクに接続された、上下に昇降する材料受け入
    れ口を有し、該材料受け入れ口を上記反転投入装置の反
    転された前フレーム板に設けた上記排出部に着脱可能に
    接続させる構造とした自動配管脱着装置とを組み合わせ
    て構成された粉粒体の輸送システム。
  2. 【請求項2】上記排出部がコニカル状に形成されてお
    り、この排出口と密閉結合された収容容器内に輸送ガス
    を供給するガス供給口を有した構造とされた請求項1に
    記載の粉粒体の輸送システム。
  3. 【請求項3】上記収容容器と排出部との密閉結合が、上
    記載置テーブルのローラコンベアの隙間より出没する井
    桁状の昇降補助枠板の上昇によって、収容容器を持ち上
    げて行なわれるものである請求項1に記載の粉粒体の輸
    送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101615849B1 (ko) * 2015-02-26 2016-04-28 인제대학교 산학협력단 책갈피 펜
KR102043499B1 (ko) * 2017-05-10 2019-12-02 우용성 다기능 필기구

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KR101615849B1 (ko) * 2015-02-26 2016-04-28 인제대학교 산학협력단 책갈피 펜
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