JP2626954B2 - 粉末材料の自動投入・排出方法及びその装置 - Google Patents

粉末材料の自動投入・排出方法及びその装置

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JP2626954B2
JP2626954B2 JP2753093A JP2753093A JP2626954B2 JP 2626954 B2 JP2626954 B2 JP 2626954B2 JP 2753093 A JP2753093 A JP 2753093A JP 2753093 A JP2753093 A JP 2753093A JP 2626954 B2 JP2626954 B2 JP 2626954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ドラムを人手に頼
ることなく回転ドラムに混合を行う粉末材料を投入する
投入操作装置、あるいは、回転ドラムから混合を終えた
粉末材料を排出する排出操作装置まで自動的に搬送させ
て、混合を必要とする粉末材料等の回転ドラムへの出し
入れを自動的に行うようにした粉末材料の自動投入・排
出方法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、電動駆動する摩擦車
及びクランク機構により回転ドラムを回転・揺動させな
がら2種類以上の粉末材料を攪拌・混合する前記有底筒
状の回転ドラムに前記粉末材料を投入する場合、あるい
は、前記回転ドラムから混合を終えた粉末材料を排出す
るに当っては、前記回転ドラムを、その投入・排出口を
クランク機構により斜め上向き、または、斜め下向きに
位置させて、回転ドラムへの粉末材料の投入、あるい
は、排出作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記よ
うにして回転ドラムへの粉末材料の投入・排出を行う場
合、混合を必要とする粉末材料の投入に際しては、人手
により粉末材料を斜め上向きに位置させた回転ドラムの
投入・排出口まで運んで回転ドラム内に投入したり、ま
た、混合を終えた粉末材料を回転ドラム内から排出する
場合は、前記投入・排出口を斜め下向きに位置させて、
回転ドラムを回転させながら粉末材料を前記投入・排出
口から搬送容器等に落下排出していた。この場合、粉末
材料が微細な粉末であると、前述した作業の都度、周囲
に粉末材料が飛散して投入・排出作業がしずらい問題が
あった。特に、前記粉末材料が人体に有害な金属粉や化
学薬品である場合、前記のような投入・排出方法で作業
を行っていると、作業者の健康状態に重大な悪影響を与
えるという問題があった。
【0004】また、前記の問題を解決するために、例え
ば、実公昭60−1798号に示されているような特殊
な投入・排出用のアタッチメントを使用したり、集塵装
置を用いて粉塵をある程度除去することも考えられる
が、前者の場合には、回転ドラムへの粉末材料の投入・
排出作業の都度アタッチメントと蓋体との交換を行わな
ければならず、しかも、これらの作業はすべてが人手に
頼ることになるため、作業は手間と時間がかかるという
問題があった。また、後者の場合も粉末材料の投入・排
出作業が自動化されていないため、少なからず粉塵の悪
影響を受けることは免れず、しかも、集塵装置は粉末材
料の混合システムを構成する上で直接必要とするもので
はないので、粉末材料の混合システムを構成するための
製作原価を無用に高くする問題があった。
【0005】本発明は、前記種々の問題に鑑み、粉末材
料を回転ドラムに投入したり、逆に回転ドラムから排出
したりする作業を人手に頼ることなく、安全に、しか
も、迅速・容易に行うことができるように改良された粉
末材料の自動投入・排出方法と、その装置の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、昇降手段と、旋回手段と、挟持手段と、
反転手段と、伸縮手段と、直線移動手段とを一体的に具
備した回転ドラムの挟持・移動装置と、粉末材料を流通
させるシュート及び回転ドラムの投入・排出筒に取付け
たバルブを自動開閉させるバルブ開閉装置とを備えて前
記挟持・移動装置の移動可能範囲内において設置した、
粉末材料を回転ドラム内に自動投入させるための回転ド
ラムの投入操作装置と、粉末材料を回転ドラム内から自
動排出させるための回転ドラムの排出操作装置と、更
に、混合を必要とする粉末材料を収納した回転ドラム
を、前記投入操作装置から前記回転ドラムを回転・揺動
させて前記粉末材料の攪拌・混合を行う混合機のところ
まで自動搬送する搬送車とによって、粉末材料の自動投
入・排出装置を構成したので、その作用は次に示すとお
りである。
【0007】
【作用】本発明は、前記のようにして粉末材料の自動投
入・排出装置を構成したので、混合を必要とする粉末材
料を回転ドラムに収納するために回転ドラムを投入操作
装置まで移動させたり、この回転ドラムを搬送して混合
機に乗載したり、更に、攪拌・混合を終えた粉末材料を
回転ドラムから排出させるために回転ドラムを混合機か
ら降ろし、これを排出操作装置まで移動させるためのす
べての作業を人手に頼ることなく自動的に行い得、工場
内における粉末材料の取扱作業の無人化,効率化をはか
ることができる。
【0008】また、粉末材料の回転ドラムへの投入・排
出作業に際しては、投入操作装置及び排出操作装置にそ
れぞれ取付けた粉末材料を流通させるシュートと、回転
ドラムの投入・排出筒に設けたバルブを自動開閉するバ
ルブ開閉装置とによって、前記粉末材料を流通させるシ
ュートと、回転ドラムの投入・排出筒の投入・排出口と
を自動結合させることにより、外部と遮断した状態で粉
末材料の投入・排出が行えるため、前記作業中に粉末材
料が回転ドラム外に飛散するといった問題を確実に防ぐ
ことが可能となり、これによって粉末材料の取扱いが作
業者の健康状態に悪影響を与えるという問題を良好に解
消し、粉末材料の取扱い作業を安全に、しかも、迅速・
容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図25によ
り説明する。図1及び図2において、1は本発明の粉末
材料の自動投入・排出装置で、床面に敷設した軌条2a
上を直線移動して回転ドラム3を所定の場所まで移動さ
せるドラム挟持・移動装置2と、前記ドラム挟持・移動
装置2の移動可能な範囲内に設置された、混合を行う粉
末材料を有底筒状の回転ドラム3内に定量自動投入させ
るための投入操作装置4と、混合を終えた粉末材料を回
転ドラム3内から自動排出させるための排出操作装置5
と、前記床面に軌条2aに沿って貼着した、例えば、磁
気テープ6a,6a1 の上を自動走行し、混合を必要と
する粉末材料を収納した回転ドラム3を後述する混合機
と近接する位置まで搬送する搬送車6とによって概略構
成されている。7は粉末材料の攪拌・混合を行うための
混合機で、軌条2aの一方端(図1の右端)に近接して
設置されている。図2において、8は投入操作装置4の
上部に設けた投入ホッパー4a内に、混合を必要とする
粉末材料を、例えば、エア搬送等により供給するための
供給ダクトであり、9は排出操作装置5において回転ド
ラム3から排出された混合を終えた粉末材料を次工程
へ、例えば、エア搬送等により給送するための給送ダク
トである。
【0010】次に、図3ないし図9により、ドラム挟持
・移動装置2の構造について説明する。前記ドラム挟持
・移動装置2は図3で示すように、大別すると、チェー
ン駆動にて昇降する昇降機構10と、減速ギアの回動に
より旋回する旋回機構11と、前記昇降機構10に水平
に取付けられてチェーン駆動により反転し、ボールねじ
の回転作用により図9の左右方向に進退するアームを備
えたアーム機構12と、前記アーム機構12に取付けら
れシリンダを駆動させることにより開閉する挟持部13
と、前記各機構10,11,12を個々に駆動可能に載
置して、図9で示すように床面の軌条2a上に直線移動
可能に乗載した駆動機構14とによって構成されてい
る。
【0011】つづいて、前記ドラム挟持・移動装置2に
おける各機構の詳細構造を説明する。最初に、昇降機構
10は、図3,4で示すように、中空枠体15内に取付
けた電動機16によって起動する減速機17と、前記枠
体15の上部及び下部において傾倒不能に支持される角
形の軸受筒18と、前記軸受筒18の下部に回転自在に
挿通されて、その一方端に止着したスプロケット19a
をチェーン20を介して前記減速機17の出力軸に止着
したスプロケット17aと駆動連結した回転軸19と、
前記回転軸19の両側端に止着したスプロケット19b
と軸受筒18の上部に配置した図示しないスプロケット
との間で張架したチェーン21と、前記軸受筒18の両
側にその上下方向に沿って配設したレール22に係合・
保持されて、前記チェーン21をチェーン取付部23a
に止着し、かつ、チェーン21の駆動により昇降作動す
る昇降板23とによって構成されている。
【0012】次に、前記旋回機構11は、図5で示すよ
うに、中空枠体15の底部に設置したギアボックス24
上に取付けた電動機25と、前記中空枠体15全体を載
置して、図9で示す駆動機構14上に固定された有底筒
状の固定台26と、この固定台26内に収容されて固定
軸27aに止着した径大な固定ギア27と、該固定ギア
27と噛合する小径なギア28とからなり、前記ギアボ
ックス24内の減速ギア群24aによって減速された電
動機25からの回転力を前記ギア28に伝達し、このギ
ア28の回転力によって前記ギア28自体を自転させな
がら、固定ギア27の周囲を公転させることにより、前
記中空枠体15を、固定軸27aを中心として旋回させ
るように構成されている。
【0013】次に、前記アーム機構12は、図3,6,
7で示すように、中空枠体15の外側で昇降板23のア
ーム機構取付板23bに溶接等にて昇降可能に固定した
横長な昇降ボックス29内に、電動機30と駆動連結し
た減速機31と、先端が昇降ボックス29の長さ方向か
ら突出され、後端に止着したスプロケット32aをチェ
ーン33を介して前記減速機31の出力軸に止着したス
プロケット31aと駆動結合して回動可能となしたアー
ム32と、前記電動機30,減速機31,アーム32を
一体的に取付けて、昇降ボックス29内の長さ方向に沿
って水平に配置したレール35に進退可能に係合させた
移動板34と、前記移動板34をレール35に沿って移
動させるための駆動装置36とを収納して構成されてい
る。そして、前記駆動装置36は、図6,7で示すよう
に、昇降ボックス29内の長さ方向に回転自在に配置し
たボールねじ37と、このボールねじ37と螺合して前
記移動板34の裏面に固着した螺合体38と、前記昇降
ボックス29内の左端(図6参照)に取付けた支持台4
0と、更に、前記支持台40上に取付けたギアモータ3
9と、ギアモータ39の出力軸に止着したベルト車39
aと、前記ボールねじ37の一方端(図6の左端)に止
着したベルト車37aとを駆動結合するベルト41とに
よって構成されている。
【0014】次に、前記挟持部13は、図6,8で示す
ように、アーム32の先端に取付けたチャックボックス
42と、前記チャックボックス42内に平行に配置した
2条のレール43に移動可能に係合させた1対の板体4
4と、この1対の板体44の表面側(図8参照)に溶接
等により固着したチャック45と、前記チャックボック
ス42内に入れ違い状に取付けられて、板体44の裏面
側において、該板体44を互いに相対する方向と相反す
る方向に相互移動させてチャック45,45を開閉させ
る1対のシリンダ46とによって構成されている。
【0015】次に、前記駆動機構14は、図9で示すよ
うに、中空枠体15を載置するための長方形状に枠組し
た車台47と、前記車台47に軸受47aを介して車台
47と直交する方向において回転自在に挿通した駆動車
軸48及び従動車軸49と、前記各車軸48,49の両
端部に止着されて、床面に敷設した軌条2aと係合させ
た車輪50と、前記車台47の側端に取付けられ、軌条
2aの側面(図3参照)と係合して、車台47の荷重変
動によって車台47の一方が浮き上がるのを阻止する補
助車輪51と、チェーン53を介して駆動車軸48に動
力を伝達する電動機52と、前記駆動車軸48と従動車
軸49との間に張架されて、前記駆動車軸48に伝達さ
れる動力を従動車軸49に伝達し、車台47を軌条2a
に沿って直線移動させる駆動チェーン54とによって構
成されている。
【0016】次に、前記投入操作装置4及び排出操作装
置5の構造をそれぞれ図10ないし図12により説明す
る。まず、投入操作装置4は図10,11で示すよう
に、シリンダ55の駆動によって上下動し、有底筒状の
回転ドラム3の開口端側を截頭円錐状に形成してその上
端に設けた円筒状の投入・排出筒3aの先端とパッキン
Pを介して接離する混合を必要とする粉末材料を流通さ
せるための投入シュート56と、搬送車6上に乗載した
回転ドラム3の前記投入・排出筒3aに設けたバルブ5
7を自動開閉して、投入・排出筒3aの粉末材料が流通
する投入・排出口75(図18参照)を開閉させるバル
ブ開閉装置58と、前記投入シュート56を垂直方向
に、バルブ開閉装置58を水平方向に、更に、前記投入
シュート56を上下動可能に遊嵌する排出筒4bと、こ
の排出筒4bに接続される投入ホッパー4aとをそれぞ
れ所定位置に一体的に具備させた投入架台59とにより
構成されている。なお、シリンダ55は図11のよう
に、基部を排出筒4bに固定し、先端のピストン側を投
入シュート56に取付けて、前記ピストンを進退させる
ことにより、投入シュート56を上下動させる。
【0017】また、前記排出操作装置5は、図12で示
すように、回転ドラム3の投入・排出筒3aに投入シュ
ート56と同様に図示しないパッキンを介して接離する
排出シュート60と、ドラム挟持・移動装置2により、
排出操作装置5まで移動させた回転ドラム3の投入・排
出筒3aに設けたバルブ57を自動開閉するバルブ開閉
装置58aと、回転ドラム3の投入・排出筒3aと対応
させて、前記排出シュート60を垂直方向に、バルブ開
閉装置58aを水平方向にそれぞれ取付け、かつ、前記
回転ドラム3を、その投入・排出筒3a側を下向きにし
た状態で乗載・保持するための排出架台61とにより構
成されている。
【0018】次に、前記バルブ開閉装置58,58aの
詳細構造を図13ないし図15により説明する。なお、
バルブ開閉装置58,58aは同一構造であるため、排
出操作装置5側のバルブ開閉装置58aについてはその
説明を省略し、投入操作装置4側に設置した例で説明す
る。図13ないし図15において、62はバルブ開閉装
置58を前後動(図13の左右方向)させる摺動機構
で、投入架台59の支持板59a上に一定の間隔を有し
て設けた取付板63と、この取付板63上に所定の高さ
寸法を有して軸固定部材64,64間に平行に配置した
固定軸65と、前記固定軸65に摺動可能に取付けた摺
動体66と、この摺動体66上に取付けたモータ固定台
67と、このモータ固定台67に垂設した連結座67a
と、更に、ピストンを前記連結座67aに連結して取付
板63上に取付けたシリンダ68とによって構成されて
いる。
【0019】次に、69は回転ドラム3のバルブ57を
開閉するバルブ開閉機構で、図13で示すように、前記
モータ固定台67に水平に取付けた電動機70と、前記
電動機70の回転子軸に装着した回転軸71と、この回
転軸71の先端(図13の右端)に、可撓性部材72を
介して連結した係止板73と、更に、この係止板73に
所定の間隔を保って突設した1対の係合ピン73aとに
よって構成されている。図13ないし図15に示す74
A,74Bはモータ固定台67にセンサ取付座74aを
介して取付けた回転軸71の回動範囲を検出するための
センサで、電動機70の回転子軸と回転軸71との連結
部に取付けた検出体取付座74bに具備した検出体74
c,74dを検出することにより、回転軸71の回動範
囲を制御するものである。
【0020】次に、前記回転ドラム3の投入・排出筒3
aに設けたバルブ57の詳細構造を図16ないし図20
により説明する。前記バルブ57は、図16ないし図2
0で示すように、回転ドラム3の投入・排出筒3aの外
周部に所定の間隔を空けて周設した鍔部3b,75aと
の間に挟着した合成樹脂からなるリング状のバルブ基体
76と、前記バルブ基体76の内側にパッキン77を介
して嵌挿した、投入・排出口75を開閉する円板状の弁
板78と、この弁体78の周縁に取付けられて互いに相
反する方向にバルブ基体76を貫通させて、投入・排出
筒3aの外周方向に突出させた1対の枢軸79,79a
と、前記枢軸79,79aのうちバルブ開閉装置58,
58aと対向する一方の枢軸79に取付けられて、バル
ブ開閉装置58,58aの係合ピン73aと対応する位
置で該係合ピン73aを挿通する係合孔80aをそれぞ
れ穿孔した係合部材80とによって構成されている。
【0021】次に、回転ドラム3を投入操作装置4と混
合機7との間で搬送する搬送車6の構造を、図21,2
2により説明する。搬送車6は、図21,22で示すよ
うに、図示しない電動機にて個々に駆動する駆動車輪8
1,81aと、この駆動車輪81,81aに追随して回
転する1対の従動車輪82と、前記各車輪81,81
a,82に載架した車台83上に載置した荷台84と、
前記車台83両側面の前部(図21の右方向)側に設置
されて、床面上及び投入架台59の下部に配置した発信
機85,85a(図1参照)からの信号を受信する受信
機86と、前記車台83の底面前後部側の中央部分寄り
に取付けられて、床面に貼付した磁気テープ6a,6a
1 を検出することによって搬送車6の直進状態を保持さ
せるとともに、方向転換の位置を検出する磁気センサ8
7と、同じく車台83の底面左右側の中央部分に取付け
られて、床面に貼付した磁気テープ6a,6a1 及び磁
気テープ片6bないし6gによって搬送車6の減速,停
止位置を検出する磁気センサ88と、搬送車6をあらか
じめ設定した動作プログラムによって運転制御する制御
装置89とにより構成されている。
【0022】次に、前記混合機7の構造を、図23,2
4により説明する。図23,24において、90はアン
グル鋼等を用いて矩形状に枠組した台枠で、その左右両
端の中央部から外方に向けて突設した支軸91を、基台
92に立設した支柱93上に載置した軸受93aを介し
て支柱93にシーソーの如く揺動可能に取付ける。
【0023】94は前記台枠90上に載置した軸受90
aに、台枠90と平行させて回転自在に挿通した1対の
回転軸で、この両端部には回転ドラム3を横倒しの状態
で回転自在に乗載する摩擦車95,96が、また、中央
部にはスプロケット97がそれぞれ取付けられており、
このスプロケット97と、前記台枠90の下面中央に設
置したギアモータ98とをチェーン99にて駆動連結さ
せることにより、摩擦車95,96を電動駆動させて、
回転ドラム3を横倒し状態で回転させる。
【0024】100は台枠90裏面に取付けた縦長な取
付枠101の下端と、基台92上に設置した減速機10
2にチェーン103を介して駆動連結した回転伝導部1
04の回転軸105とを、1対のリンク106,107
により駆動連結したクランク機構で、前記減速機102
にベルト108を介して駆動連結した電動機109によ
り、台枠90は前記クランク機構100により支軸91
を中心としてシーソーの如く揺動する。
【0025】110は混合機7の前後方向(図23の左
右方向)において前記取付枠101に取付けた回転ドラ
ム3の昇降装置で、この昇降装置110は、図24,2
5で示すように、シリンダ111と、このシリンダ11
1のピストンロッド111aの先端に止着した略V字形
のドラム受体112とからなり、前記シリンダ111を
取付枠101に取付ける場合は、シリンダ111の上下
部に設けた取付座111bを取付枠101に垂直に当接
した状態で、ボルト等を用いて前記取付枠101に一体
的に取付ける。図25中、113,113aは、前記ピ
ストンロッド111aの昇降範囲における上限及び下限
位置を検出するためのセンサであり、また、114はピ
ストンロッド111aに取付板114aを介して付設し
た検出体で、この検出体114をセンサ113,113
aにて検出することにより、ドラム受体112の昇降範
囲を設定する。
【0026】図23,24中、115は回転ドラム3外
周の軸方向中央に所定の間隔をあけて周設した1対の係
止突起で、これら係止突起115の外周面には、図2
3,24で示すように、台枠90上に回転ドラム3を挟
むようにして立設したアーム116に回転自在に取付け
た係止ローラー116aが当接しており、混合機7の運
転中に回転ドラム3が摩擦車95,96上から滑落する
のを防ぐとともに、ドラム昇降装置110によって回転
ドラム3を昇降させるときに、係止ローラー116aに
て回転ドラム3を良好に昇降案内する。
【0027】なお、前記ドラム挟持・移動装置2の昇降
機構10,旋回機構11,アーム機構12,挟持部1
3,駆動機構14,投入シュート56,バルブ開閉装置
58,58a,混合機7,ドラム昇降装置110をそれ
ぞれ駆動する電動機16,25,30,39,52,7
0,98,109及びシリンダ46,55,68,11
1は、すべて図示しない制御室に設置した制御装置にあ
らかじめ設定された動作プログラムによって駆動するよ
うに設けられている。また、前記ドラム挟持・移動装置
2の各機構の駆動範囲及び混合機7の水平位置、更に、
投入操作装置4,排出操作装置5における回転ドラム3
有・無の検出は、それぞれ図示しない磁気センサ等を用
いて検出・制御されている。
【0028】次に、図1,26及び31により、本発明
装置による粉末材料の回転ドラム3への投入・排出、並
びに、混合作業を行う場合について説明する。まず、図
1で示すように、混合機7及び搬送車6の上には、混合
を必要とする複数種類の粉末材料を収納した回転ドラム
3が事前に乗載されている。そして、粉末材料の混合に
際しては、前記混合機7の電動機98,109を、図示
しない制御装置からの指令信号により起動し、前記回転
ドラム3に、摩擦車95,96による回転運動と、クラ
ンク機構100による台枠90を介しての揺動運動とを
行わせ、粉末材料を回転ドラム3内において掻き上げ、
往復運動を行わせて、良好に攪拌・混合を行う(図31
の7参照)。
【0029】前記のようにして、一定時間回転ドラム3
を回転・揺動させて粉末材料の攪拌・混合を行った後、
制御装置からの指令信号により、電動機98,109へ
の通電を断ち、図示しないセンサによって回転ドラム3
の位置を検出して、図23で示すように、回転ドラム3
を水平となる位置で停止させるとともに、バルブ57の
係合部材80を、図1で示すように右向きになるように
停止させて混合作業を終了する。この後、ドラム挟持・
移動装置2の駆動機構14の電動機52を制御装置から
の指令信号により起動し、ドラム挟持・移動装置2を図
1に示すA地点から図26に示すB地点(混合機7と近
接する位置)まで前進させるとともに、混合機7のドラ
ム昇降装置110のシリンダ111を起動して、摩擦車
95,96上の回転ドラム3をドラム受体112を介し
て図23に2点鎖線で示すように混合機7の上方まで上
昇させる。そして、図26で示すように前記ドラム挟持
・移動装置2がB地点への移動を完了したら、アーム機
構12のアーム32をギアモータ39により、図26に
2点鎖線で示すように、回転ドラム3を挟持部13のチ
ャック45,45により挟持可能な位置まで前進させ、
この後、挟持部13のシリンダ46を起動し、チャック
45,45により回転ドラム3の胴部(係止突起11
5,115の間)を挟持する(図31の110,14,
32,45参照)。
【0030】次に、前記チャック45,45により回転
ドラム3を挟持した後、昇降機構10の電動機16によ
り昇降板23に取付けたアーム機構12を中空枠体15
に沿って一定の高さまで上昇させるとともに、再びギア
モータ39を起動してアーム32を図26に実線で示す
位置まで後退させる。この際、ドラム挟持・移動装置2
も駆動機構14の電動機52の再起動によって図26で
示すB地点から図27で示すA地点まで回転ドラム3を
挟持したまま後退する。なお、前記混合機7のドラム昇
降装置110のドラム受体112は、該ドラム受体11
2から回転ドラム3が離脱した時点(即ち、回転ドラム
3を挟持してアーム機構12が上昇をはじめた時点)で
シリンダ111が起動して下降する。そして、前記ドラ
ム挟持・移動装置2が図27のA地点まで後退した後、
今度は旋回機構11の電動機25が起動し、アーム機構
12を図27のA地点で中空枠体15を中心として排出
操作装置5側に2点鎖線で示すように、90°旋回(反
時計方向)させながら、アーム機構12の電動機30に
よりアーム32自体を90°回動して水平状態で挟持さ
れている回転ドラム3を、その投入・排出筒3aを床面
側に反転させる。即ち、回転ドラム3を図12のように
垂直状態に位置させる。アーム機構12を排出操作装置
5側に旋回させた後、昇降機構10の電動機16により
アーム機構12を下降させ、図12で示すように排出操
作装置5の排出架台61上に、係止突起115を介して
回転ドラム3を乗載させると同時に、シリンダ46にて
チャック45,45を開放し、回転ドラム3をチャック
45,45による挟持状態から解放する。この後、アー
ム機構12を電動機16により再び所定位置まで上昇さ
せる(図31の110,14,32,45,25,3
0,12参照)。
【0031】前記アーム機構12を上昇させた後、該ア
ーム機構12を図28で示すように、旋回機構11の電
動機25により中空枠体15を図28のA地点を中心と
して搬送車6側に180°旋回させ、この後、昇降機構
10の電動機16を起動してアーム機構12をチャック
45,45が係止突起115,115の間と合致する位
置まで下降させ、つづいて、シリンダ46により前記チ
ャック45,45を閉じて、搬送車6の荷台84上に垂
直に乗載されている回転ドラム3(投入・排出筒3aは
真上を向いている)の胴部を挟持する。つづいて、前記
昇降機構10の電動機16によってアーム機構12を回
転ドラム3とともに上昇させ、かつ、旋回機構11の電
動機25及びアーム機構12の電動機30により、アー
ム機構12を図28に2点鎖線で示すように混合機7側
に90°旋回させるとともに、挟持部13を90°回動
させて回転ドラム3を垂直状態から図28に2点鎖線で
示すように、水平状態に転回させる(図31の45,2
5,30,12参照)。
【0032】ここで、アーム機構12がチャック45,
45にて回転ドラム3を挟持して上昇したことをドラム
挟持・移動装置2に設けた図示しない磁気センサが検出
すると、制御装置から発信機85を作動させる指令信号
が出力される。この結果、発信機85が作動し、発信機
85からの指令信号を受信機86が受信した時点で搬送
車6は走行を開始し、搬送車6の裏面に設けたセンサ8
7により、床面に貼付した磁気テープ6aを検出しなが
ら図28のO地点まで直線移動し(途中、図22に示す
センサ88にて磁気テープ片6bを検出して減速状態に
なる)、前記O地点に致着すると、センサ88にて磁気
テープ6a1 を検出して一旦停止する。つづいて、搬送
車6はO地点において、制御装置89のプログラム制御
により図示しない電動機を互いに逆方向に回転させ、図
22に示す車輪81,81aを個々に逆方向に回転させ
ることにより、投入操作装置4側に90°方向転換を行
い、前記同様磁気テープ6a1 に沿って図28に示すE
地点まで後退し(途中、磁気テープ片6dをセンサ88
が検出して減速状態になる)、E地点の磁気テープ片6
g(図1参照)をセンサ88が検出して搬送車6はその
地点で停止する(図31の6参照)。
【0033】一方、搬送車6から混合機7への回転ドラ
ム3の移し替え作業と同時に、排出操作装置5では、図
示しないセンサが回転ドラム3の存在を検出して、制御
装置からバルブ開閉装置58aへ指令信号が出力され
る。この結果、バルブ開閉装置58aの回転軸71が、
シリンダ68の駆動によりモータ固定台67を介して図
13に示す状態から図14で示すように、図の右方向に
進出し、図18で示すように、回転軸71の先端側に取
付けた係合ピン73aを回転ドラム3の投入・排出筒3
aに設けたバルブ57の係合部材80の係合孔80aに
係合させる。なお、回転軸71の先端側に取付けた前記
係合ピン73aを突出する係止板73は、可撓性部材7
2を介して回転軸71にフレキシブルな状態で取付けら
れており、また、係合孔80aの入口付近は径大な円錐
形となっているため、図20で示すように、係合部材8
0(係合孔80a)の位置が多少ずれていたとしても、
支障をきたすことなく、係合ピン73aと係合孔80a
との係合を良好に行うことができる。
【0034】そして、係合ピン73aを係合孔80aに
係合させた後、バルブ開閉機構69の電動機70により
回転軸71を、例えば、図15のS矢視方向から見て時
計方向に90°回動して検出体74cをセンサ74Aが
検出すると、バルブ57の弁体78が図19で示すよう
に投入・排出口75を開放する。前記弁体78の開放に
より、回転ドラム3内の混合を終えた粉末材料は回転ド
ラム3の投入・排出口75から投入・排出筒3a→排出
シュート60を介して給送ダクト9(図2参照)内に排
出され、エア搬送にて次工程へ給送される。そして、所
定時間経過後(排出完了後)、再び電動機70を起動し
て、回転軸71を図15のS矢視方向から見て反時計方
向に90°回動して検出体74dをセンサ74Bが検出
すると、弁体78が図18で示すように投入・排出口7
5を閉鎖し、この後、シリンダ68により回転軸71を
図13で示す原位置まで後退させて、粉末材料の排出作
業を終了する(図31の5の62,5の69参照)。
【0035】次に、図28に2点鎖線で示すように、回
転ドラム3を水平状態で挟持したまま駆動機構14の電
動機52によりドラム挟持・移動装置2を図29で示す
ようにB地点まで再び前進させるとともに、ギアモータ
39によりアーム32をドラム昇降装置110のドラム
受体112と対応する位置まで前進させ、この状態で、
更に、昇降機構10の電動機16によりアーム機構12
を下降させる。アーム機構12を下降させると、ドラム
昇降装置110のドラム受体112がシリンダ111に
より上昇して回転ドラム3に当接する。この後、回転ド
ラム3は、シリンダ46の起動によりチャック45,4
5の挟持から解放されてドラム受体112上に乗載さ
れ、アーム32はギアモータ39により再び原位置まで
後退し、電動機16により所定の高さまで上昇する。ま
た、これと同時に、ドラム挟持・移動装置2も電動機5
2により、図29に2点鎖線で示すようにA地点まで後
退する(図31の110,14,32,45,12参
照)。
【0036】そして、ドラム挟持・移動装置2が図29
のA地点まで後退すると、前記ドラム昇降装置110の
ドラム受体112はシリンダ111により下降して、回
転ドラム3を摩擦車95,96上に乗載する。一方、前
記アーム機構12は旋回機構11の電動機25により、
図29に2点鎖線で示すように、排出操作装置5側に9
0°回動し、また、この回動途中で挟持部13は電動機
30により90°反転する。この後、前記アーム機構1
2は排出操作装置5の上方において電動機16により下
降し、図29に2点鎖線で示すように、排出架台61上
に乗載した回転ドラム3をシリンダ46にて駆動するチ
ャック45,45により挟持して、電動機16により再
び上昇する(図31の110,45,25,30,12
参照)。
【0037】次に、ドラム挟持・移動装置2は図30で
示すように、電動機52により軌条2a上をC地点(投
入操作装置4の方向)まで後退するとともに、前記アー
ム機構12は電動機25により投入操作装置4側に90
°旋回しながら電動機16により所定の高さまで下降す
る。また、これと同時に、挟持部13は電動機30によ
り180°反転して、投入・排出筒3aを真下に向けた
状態から真上に向けた状態にする。この後、アーム32
をギアモータ39により搬送車6の荷台84の位置まで
前進させ、アーム機構12を電動機16の起動により再
度下降させ、回転ドラム3を、図30のE地点で待機し
ている搬送車6の荷台84上に乗載する。そして、図1
1に2点鎖線で示すように、シリンダ55により投入シ
ュート56を下降させて、回転ドラム3の投入・排出筒
3aの開口端縁側に連結する。つづいて、投入操作装置
4に設けたバルブ開閉装置58のシリンダ68により回
転軸71を前進させ、粉末材料の排出時と同様に、図1
8で示す如く係合ピン73aとバルブ57の係合孔80
aとを係合し、図19で示すように電動機70によりバ
ルブ57の弁体78が回転ドラム3の投入・排出口75
を開放し、事前に別工程から供給ダクト8を介して投入
ホッパー4aまで供給されている、混合を必要とする粉
末材料を、排出筒4b→投入シュート56→投入・排出
筒3a→投入・排出口75を経て回転ドラム3内に投入
する。また、粉末材料の投入作業と同時に、図30に2
点鎖線で示すように、シリンダ46によりチャック4
5,45を開放して回転ドラム3の挟持を解き、ギアモ
ータ39によりアーム32を原位置まで後退させる(図
31の56,4の62,4の69,14,32,45,
25,30,12参照)。
【0038】この後、ドラム挟持・移動装置2は電動機
52の起動により、図1に示すA地点まで前進するとと
もに、アーム機構12は電動機16,25により所定の
高さまで上昇しながら混合機7側に180°旋回し、ま
た、挟持部13は電動機30により90°反転させる。
そして、前記動作を行うと同時に粉末材料の回転ドラム
3への投入作業を行っていた投入操作装置4は所定時間
経過後(投入完了後)、図18で示すようにバルブ開閉
装置58の電動機70によりバルブ57の弁体78が回
転ドラム3の投入・排出口75を閉鎖するとともに、シ
リンダ68により回転軸71を原位置まで復帰させる。
また、シリンダ55により投入シュート56を上昇さ
せ、回転ドラム3の投入・排出筒3aとの連結を解く。
前記投入シュート56が回転ドラム3から離れると、搬
送車6は投入操作装置4に設けた発信機85aの指令信
号を受信機86により受信して移動を開始し、前記同様
磁気テープ6a1 ,6a及び磁気テープ片6e,6c,
6fをセンサ87,88で検出しながら磁気テープ6a
1 ,6a上を図1のE地点からD地点まで移動する。ド
ラム挟持・移動装置2はA地点、一方、搬送車6はD地
点まで戻ると、制御装置から次の指令信号が出力される
までその場で待機している(図31の56,4の62,
4の69,14,25,30,12,6参照)。以後、
粉末材料の投入・混合・排出の各作業を行う場合は、前
記の操作を繰り返せばよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、床面に
敷設した軌条上を直線的に往復移動する回転ドラムの挟
持・移動装置と、このドラム挟持・移動装置の移動可能
な範囲内において、投入操作装置と排出操作装置とを設
置し、前記ドラム挟持・移動装置により挟持した回転ド
ラムを、前記投入操作装置及び排出操作装置まで無人搬
送するように構成したので、回転ドラムを人手に頼るこ
となく、迅速・容易に移動させることができる。しか
も、回転ドラムを前記投入,排出両操作装置に移動させ
た後、前記投入,排出両操作装置に設けたバルブ開閉装
置により、回転ドラムの投入・排出筒に設けたバルブを
自動開閉させて、粉末材料の投入,排出が行えるように
構成してあるので、粉末材料の投入,排出に係わる作業
をすべて自動化することが可能となる。
【0040】また、前記投入操作装置及び排出操作装置
において、粉末材料の投入・排出作業を行う場合、回転
ドラムの投入・排出筒を投入シュートまたは排出シュー
トと気密に接合させて、粉末材料の漏出や飛散を阻止す
るとともに、ダクト等の搬送手段を用いて粉末材料の搬
送作業を行うことによって、粉末材料が人体におよぼす
弊害を確実に除去することが可能となるので、粉末材料
の処理を安全に、しかも、迅速・容易に行うことができ
る。
【0041】更に、本発明の装置を用いることによっ
て、粉末材料の投入→混合→排出までの一連の作業を連
続して行うことができるので、前記粉末材料の処理に伴
う種々の作業を安全に、しかも、効率的に行うことがで
きるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉末材料の自動投入・排出装置の概略
構成を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明のドラム挟持・移動装置の要部を切断し
た状態を示す断面図である。
【図4】図3のX−X線で切断した状態を示す断面図で
ある。
【図5】ドラム挟持・移動装置の旋回機構を示す要部切
欠断面図である。
【図6】ドラム挟持・移動装置のアーム機構の縦断面図
である。
【図7】図6のY−Y線で切断した状態を示すアーム機
構の断面図である。
【図8】ドラム挟持・移動装置の挟持部を示す正面図で
ある。
【図9】ドラム挟持・移動装置の駆動機構を示す平面図
である。
【図10】投入操作装置の一部切欠断面図である。
【図11】投入シュートの動作を説明するための説明図
である。
【図12】排出操作装置の一部切欠断面図である。
【図13】バルブ開閉装置の構成を示す側面図である。
【図14】バルブ開閉装置の動作状態を説明するための
説明図である。
【図15】バルブ開閉装置の平面図である。
【図16】バルブの構成を示す縦断面図である。
【図17】バルブの縦断正面図である。
【図18】バルブとバルブ開閉装置との係合関係を説明
するための説明図である。
【図19】バルブの開放状態を説明するための説明図で
ある。
【図20】バルブとバルブ開閉装置との係合関係を説明
するための斜視図である。
【図21】搬送車の側面図である。
【図22】搬送車の底面図である。
【図23】ドラム昇降装置を具備した混合機を示す側面
図である。
【図24】混合機の正面図である。
【図25】ドラム昇降装置の要部を示す正面図である。
【図26】回転ドラムを挟持する動作を説明するための
説明図である。
【図27】回転ドラムを挟持した後排出操作装置に乗載
するまでの動作を説明するための説明図である。
【図28】搬送車上の回転ドラムを挟持するための動作
と搬送車の移動状況を説明するための説明図である。
【図29】回転ドラムを混合機に乗載するための動作を
説明する説明図である。
【図30】回転ドラムを排出操作装置から投入操作装置
へ移動させる動作を説明するため説明図である。
【図31】本発明装置の動作を説明するタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 自動投入・排出装置 2 ドラム挟持・移動装置 3 回転ドラム 4 投入操作装置 5 排出操作装置 6 搬送車 7 混合機 10 昇降機構 11 旋回機構 12 アーム機構 13 挟持部 14 駆動機構 32 アーム 45 チャック 56 投入シュート 57 バルブ 58 バルブ開閉装置 58a バルブ開閉装置 60 排出シュート 62 摺動機構 69 バルブ開閉機構 78 弁体 110 ドラム昇降装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合作業を終了した回転ドラムを混合機
    から排出操作装置に前記回転ドラムの投入・排出筒を下
    向きとした状態で移動させて乗載する工程と、回転ドラ
    ムの投入・排出筒に設けたバルブを排出操作装置のバル
    ブ開閉装置により開放して混合を終えた粉末材料を排出
    する工程と、搬送車に乗載されている混合を行う粉末材
    料を収納した回転ドラムを混合機に粉末材料を混合させ
    るために乗載する工程と、前記搬送車を排出操作装置と
    一定の距離を保って設置した投入操作装置の位置まで移
    動させる工程と、前記粉末材料を排出した回転ドラムを
    投入操作装置に移動させた搬送車上に投入・排出筒を上
    向きにして乗載する工程と、前記搬送車上に載せた回転
    ドラムに混合を行う粉末材料を定量投入した後投入操作
    装置のバルブ開閉装置により回転ドラムの投入・排出筒
    に設けたバルブを閉鎖させる工程と、前記粉末材料を収
    納した回転ドラムを搬送車にて混合機と近接する位置ま
    で搬送させて混合機に乗載するまで待機させる工程とを
    備えたことを特徴とする粉末材料の自動投入・排出方
    法。
  2. 【請求項2】 昇降手段と、旋回手段と、挟持手段と、
    反転手段と、伸縮手段と、直線移動手段とを一体的に具
    備して床面に敷設した軌条上を直線移動する回転ドラム
    の挟持・移動装置と、前記軌条の一方に設置した混合を
    行う粉末材料を回転ドラムに収納させるための投入操作
    装置と、軌条の他方において設置した混合を終えた粉末
    材料を回転ドラムから排出させるための排出操作装置
    と、前記排出操作装置の近傍に設置した混合を行う粉末
    材料を収納した回転ドラムを乗載して粉末材料の攪拌・
    混合を行う混合機と、更に、前記混合機と投入操作装置
    との間において混合を行う粉末材料を収納した回転ドラ
    ムを搬送する搬送車とを備えて構成したことを特徴とす
    る粉末材料の自動投入・排出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ドラムの挟持・移動装置は、中
    空枠体内において、電動駆動するチェーンを介して中空
    枠体内を昇降する昇降部材からなる昇降機構と、中空枠
    体の床面を支点として前記中空枠体を電動駆動により旋
    回させる旋回機構と、電動機により一定角度反転し、か
    つ、ボールねじの駆動により所定の長さ進退するアーム
    を備えて前記昇降機構の昇降部材に昇降可能に取付けた
    アーム機構と、前記のアームの先端に取付けられてシリ
    ンダにより駆動するチャックを備えた挟持部と、前記中
    空枠体を乗載する車台を備えて電動駆動により床面上に
    敷設した軌条上を直線移動する駆動機構とによって構成
    したことを特徴とする請求項2記載の粉末材料の自動投
    入・排出装置。
  4. 【請求項4】 前記投入操作装置は、投入架台の上部に
    垂設してシリンダ駆動により昇降する投入シュートと、
    前記投入架台内に具備されて回転ドラムの投入・排出筒
    に設けたバルブを自動開閉させるバルブ開閉装置とによ
    って構成したことを特徴とする請求項2記載の粉末材料
    の自動投入・排出装置。
  5. 【請求項5】 前記排出操作装置は、排出架台上に直立
    させて取付けた排出シュートと、前記排出架台内に具備
    されて回転ドラムの投入・排出筒に設けたバルブを自動
    開閉させるバルブ開閉装置とによって構成したことを特
    徴とする請求項2記載の粉末材料の自動投入・排出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記バルブ開閉装置は、回転ドラムに取
    付けたバルブの係合部材と係脱自在に係合する係合ピン
    を先端に所定の間隔を保って突設した係止板を有する回
    転軸と、この回転軸を一定の角度回動させる電動機と、
    前記電動機を介して回転軸を回転ドラムのバルブ側に進
    退させるシリンダと、更に、前記回転軸と係合ピンを突
    設した係止板は可撓性部材を介挿して固定するように構
    成したことを特徴とする請求項4及び5記載の粉末材料
    の自動投入・排出装置。
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