JP3096596U - 引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット - Google Patents

引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット

Info

Publication number
JP3096596U
JP3096596U JP2003001465U JP2003001465U JP3096596U JP 3096596 U JP3096596 U JP 3096596U JP 2003001465 U JP2003001465 U JP 2003001465U JP 2003001465 U JP2003001465 U JP 2003001465U JP 3096596 U JP3096596 U JP 3096596U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
drawer
rail
rear end
inward
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003001465U
Other languages
English (en)
Inventor
昭太郎 大牧
Original Assignee
不動技研株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 不動技研株式会社 filed Critical 不動技研株式会社
Priority to JP2003001465U priority Critical patent/JP3096596U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3096596U publication Critical patent/JP3096596U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭及び事務所等において多目的に利用
できる、必要な強度及び剛性を確保してなる、引出しを
備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニットを得
る。 【解決手段】 前後左右の連結嵌合部1a,・・・と、こ
れら連結嵌合部間を連結する連結板部1bとを一体成形
してなる樹脂製天板1と、樹脂製天板1の前後の連結嵌
合部1a,1aと嵌合する前後の連結嵌合部2b,2b
及び3b,3bと、内向コ字状の鉛直断面形状を持つレ
ール部11,12とを一体成形してなる左右の樹脂製レ
ール部材2,3と、左右の樹脂製レール部材2,3と係
合する左右の支持部13,14と、これら支持部13,
14間を連結する連結部材4aとを一体成形してなる樹
脂製引出し4とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニットに係わ り、更に詳しくは、一般家庭におけるキッチン、リビング、サニタリー及び子供 部屋等、並びに、事務所等において多目的に利用できる、必要な強度及び剛性を 確保してなる、引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニットに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の引出しを備えたラックとして、上側端に対向配置された一対の支持部で ある横棒を含む、収納物を入れるための引出しバスケットと、前記両横棒を支持 するために対向配置された一対の支持レールと、前記両支持レールを支持するた めの支柱群と、により構成される引出しバスケットラックにおいて、前記支持レ ールからの前記横棒の脱落による前記引出しバスケットの脱落防止を目的として 、前記横棒を支持する前記各支持レールの下方支持面に、前記横棒が対向する支 持レール側に脱落しないようにするための突起を設けたもの(例えば、特許文献 1参照)がある。
【0003】
【特許文献1】 登録実用新案第3071065号公報(図1−4)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の引出しを備えたラックは、スチール製の引出しバスケットの横棒の 支持レールからの落下防止を課題としていること、及び、前記各支持レールの下 方支持面の突起をプレス加工により形成していること、等から、スチール製のラ ックを考案の対象としているものである。
【0005】 また、前記従来の引出しを備えたラックは、上側端に対向配置された一対の支 持部である横棒を含む、収納物を入れるための引出しバスケットと、前記両横棒 を支持して、前記引出しバスケットを前後にスライド可能とするための左右一対 の支持レールと、これら支持レールの両端に固定された取付部材と、前記支持レ ールを支持するための4本の支柱と、これら4本の支柱を連結する天板と下方枠 とを備え、前記取付部材によって、前記支持レールを前記支柱の任意の高さ位置 に嵌合固定できるように構成されている。したがって、前記4本の支柱を連結す るのは前記天板及び下方枠のみであり、このような従来のラックの構造を樹脂製 部品により構成すると強度及び剛性が不足するため、スチール等の金属製部品に より構成する必要があるものである。
【0006】 そこで、本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、一般家庭に おけるキッチン、リビング、サニタリー及び子供部屋等、並びに、事務所等にお いて多目的に利用できる、必要な強度及び剛性を確保してなる、引出しを備えた 樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニットを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る引出しを備えた樹脂製組立ラックは、前述の課題解決のために、 前後左右の連結嵌合部と、これら連結嵌合部間を連結する連結板部とを一体成形 してなる樹脂製天板と、前記樹脂製天板の前後の連結嵌合部と嵌合する前後の連 結嵌合部と、内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部とを一体成形してなる左 右の樹脂製レール部材と、前記左右の樹脂製レール部材と係合する左右の支持部 と、これら支持部間を連結する連結部材とを一体成形してなる樹脂製引出しと、 を備えたものである。
【0008】 ここで、前記樹脂製引出しの下方に、前記天板の前後左右の連結嵌合部と水平 面内で同一位置に形成された前後左右の連結嵌合部と、これら連結嵌合部間を連 結する連結部材とを一体成形してなる樹脂製収納部材を少なくとも一個備えると 好ましい。
【0009】 また、前記樹脂製引出し及び樹脂製収納部材の周辺部分を逆U字状に折り返し た形状としてなると好ましい。
【0010】 さらに、前記樹脂製引出しの開閉時の前後端位置を規制する前後端位置規制手 段を備えると好ましい。
【0011】 さらにまた、前記前後端位置規制手段が、前記左右の樹脂製レール部材の内向 コ字状の鉛直断面形状を持つレール部の下水平レール部の前端部と前記樹脂製引 出しの閉時に当接する、前記樹脂製引出しの左右の支持部の少なくともどちらか の前下部に形成された段差部と、前記樹脂製引出しの左右の支持部の少なくとも どちらかの後上部に形成された引出し側突起部と、この引出し側突起部と前記樹 脂製引出しの開時に当接する前記樹脂製レール部材の内向コ字状の鉛直断面形状 を持つレール部の上水平レール部の前下部に形成されたレール側突起部と、によ り構成されると好ましい。
【0012】 また、前記引出し側突起部が、後側に向かって高さが低くなる傾斜状に形成さ れてなると好ましい。
【0013】 本考案に係る樹脂製引出しユニットは、前述の課題解決のために、前後の連結 嵌合部と内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部とを一体成形してなる左右の 樹脂製レール部材と、前記左右の樹脂製レール部材と係合する左右の支持部と、 これら支持部間を連結する連結部材とを一体成形してなる樹脂製引出しと、を備 えたものである。
【0014】 ここで、前記樹脂製引出しユニットにおいて、前記樹脂製引出しの周辺部分を 逆U字状に折り返した形状としてなると好ましい。
【0015】 また、前記樹脂製引出しユニットにおいて、前記樹脂製引出しの開閉時の前後 端位置を規制する前後端位置規制手段を備ると好ましい。
【0016】 さらに、前記樹脂製引出しユニットにおいて、前記前後端位置規制手段が、前 記左右の樹脂製レール部材の内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部の下水平 レール部の前端部と前記樹脂製引出しの閉時に当接する、前記樹脂製引出しの左 右の支持部の少なくともどちらかの前下部に形成された段差部と、前記樹脂製引 出しの左右の支持部の少なくともどちらかの後上部に形成された引出し側突起部 と、この引出し側突起部と前記樹脂製引出しの開時に当接する前記樹脂製レール 部材の内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部の上水平レール部の前下部に形 成されたレール側突起部と、により構成されると好ましい。
【0017】 さらにまた、前記樹脂製引出しユニットにおいて、前記引出し側突起部が、後 側に向かって高さが低くなる傾斜状に形成されてなると好ましい。
【0018】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1及び図 2は、本考案の実施の形態に係る引出しを備えた樹脂製組立ラック101の構成 を示す説明図であり、図1は引出しを閉めた状態を示す斜視図、図2は引出しを 開けた状態を示す斜視図である。図1及び図2において、天板1の下方には左レ ール部材2及び右レール部材3が配設され、これら左右のレール部材2及び3に より引出し4が引出し可能に支持される。また、左右のレール部材2,3の下方 には上連結パイプ5,5,・・・が連結され、上連結パイプ5,5,・・・の下方には 上固定バスケット6が連結される。さらに、上固定バスケット6の下方には下連 結パイプ7,7,・・・が連結され、下連結パイプ7,7,・・・の下方には下固定バ スケット8が連結され、下固定バスケット8の下方にはキャスターホルダー9, 9・・・が連結され、キャスターホルダー9,9・・・には、各々、キャスター10, 10,・・・が連結される。
【0019】 このような各部材の連結固定は、各部材の上下の少なくともどちらかに設けら れた連結嵌合部により、その嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌合させることにより行う ことができる。また、前記各部材は、その軽量化による取扱いやすさ、量産性、 及び、突起部等の形状も一体成形できる成形性等を考慮して、いずれも樹脂成形 品を用いている。なお、天板1は、図1及び図2のような平板状のものに限定さ れず、天板1の外周部を若干高くして載置した物の落下を抑制する形状等を適宜 採用することができる。また、引出し4は、バスケット、トレイ又は載置台等、 目的により適宜形状を変更して用いることができる。さらに、上固定バスケット 6及び下固定バスケット8も、トレイ又は載置台等に置き換えることもできる。
【0020】 図3〜5は、本考案の実施の形態に係る引出しを備えた樹脂製組立ラック10 1に用いる樹脂製引出しユニット102の構成を示す説明用斜視図であり、図3 は該樹脂製引出しユニット102の取付け方法の説明図、図4は該樹脂製引出し ユニット102を構成する左レール部材2と引出し4との関係を示す展開図、図 5は該樹脂製引出しユニット102を構成する右レール部材3と引出し4との関 係を示す展開図である。
【0021】 左レール部材2は、前後の嵌合凸部2a,2a及び嵌合凹部2b,2bと、こ れら前後の連結嵌合部間に架設され、引出し4方向に向かって内向きに延出して なる下水平レール部11a及び上水平レール部11bを有する内向コ字状の鉛直 断面形状を持つレール部11とが一体成形されている。また、同様に、右レール 部材3は、前後の嵌合凸部3a,3a及び嵌合凹部3b,3bと、これら前後の 連結嵌合部間に架設され、引出し4方向に向かって内向きに延出してなる下水平 レール部12a及び上水平レール部12bを有する内向コ字状の鉛直断面形状を 持つレール部12とが一体成形されている。
【0022】 また、引出し4の左右の支持部13,14は、それぞれ、左レール部材2の前 記レール部11及び右レール部材3の前記レール部12と係合して支持され、該 引出し4の前後方向への開閉が可能となっている。
【0023】 引出し4の左右の支持部13,14を、それぞれ、左レール部材2の前記レー ル部11及び右レール部材3の前記レール部12と係合させた状態で、図3のよ うに、左レール部材2の嵌合凸部2a,2a及び右レール部材3の嵌合凸部3a ,3aを上連結パイプ5,5,・・・の嵌合凹部5b,5b,・・・に挿入して連結固 定する。この状態で、天板1の嵌合凸部1a,1a,・・・を左レール部材2の嵌 合凹部2b,2b及び右レール部材3の嵌合凹部3b,3bに挿入して連結固定 して、引出しを備えた樹脂製組立ラック101を形成する。なお、引出し4は、 後述のように、樹脂製組立ラック101の引出し4以外の部分を組立後に、左右 のレール部材2,3のレール部11,12に係合させることもできる。
【0024】 樹脂製引出しユニット102は、前記の組立方法により樹脂製引出しユニット 102を有しない既設の組立ラックへの増設も簡単に行うことができる。
【0025】 天板1は、左右前後の連結嵌合部である嵌合凸部1a,1a,・・・と連結板部 1bとを一体成形してなるものであり、このような一体成形構造全体が、曲げ又 はねじれ等の外力に対して、負荷を受け持つ構成となっている。したがって、樹 脂製ではあるが強度及び剛性が比較的高い構造となっている。
【0026】 また、左レール部材2及び右レール部材3は、前記のとおり、前後の連結嵌合 部とレール部とを一体成形してなるものであり、このような一体成形構造全体が 、曲げ又はねじれ等の外力に対して、負荷を受け持つため、樹脂製ではあるが強 度及び剛性が比較的高いレール構造となっている。さらに、引出し4も、左右の レール部材2,3と係合する左右の支持部13,14とこれら支持部間を連結す る連結部材4aとを一体成形してなるものであり、同様に強度及び剛性が比較的 高い構造となっている。
【0027】 樹脂製引出しユニット102は、前記比較的強度及び剛性の高い左レール部材 2及び右レール部材3と、これらにより支持される、前記比較的強度及び剛性の 高い引出し4とにより構成される。また、引出し4を支持する左レール部材2の 嵌合凹部2b,2b及び右レール部材3の嵌合凹部3b,3bと天板1の嵌合凸 部1a,1a,・・・が直接連結固定されるため、前記比較的強度及び剛性の高い 天板1及び左右のレール部材2,3の一体成形構造同士の直接連結構造により、 引出し4を支持するレール部材周りの強度及び剛性を大きく向上することができ る。したがって、一般家庭におけるキッチン、リビング、サニタリー及び子供部 屋等、並びに、事務所等において多目的に使用されても、引出し4の開閉を長期 に亘り安定して行うことができる強度及び剛性を確保することができる。
【0028】 樹脂製引出しユニット102の下方には上固定バスケット6及び下固定バスケ ット8が配設されており、上固定バスケット6の前後左右の連結嵌合部6b,6 b,・・・及び下固定バスケット8の前後左右の前後左右の連結嵌合部8b,8b ,・・・は、天板1の前後左右の連結嵌合部1a,1a,・・・と、上下に連結可能な ように、水平面内で同一位置に形成されている。
【0029】 上固定バスケット6は、上連結パイプ5,5,・・・及び下連結パイプ7,7,・・・ との連結嵌合部6bとこれら連結嵌合部間を連結する連結部材であるバスケッ ト部6aとを一体成形してなり、また、同様に、下固定バスケット8は、下連結 パイプ7,7,・・・及びキャスターホルダー9,9・・・との連結嵌合部8bとこれ ら連結嵌合部間を連結する連結部材であるバスケット部8aとを一体成形してな るものである。したがって、上固定バスケット6及び下固定バスケット8は、前 記天板1等と同様に、このような一体成形構造により、曲げ又はねじれ等の外力 に対して、前記一体成形構造全体が負荷を受け持つ構造であるため、樹脂製では あるが強度及び剛性が比較的高い構造となっている。このように、上固定バスケ ット6及び下固定バスケット8は、樹脂製組立ラック全体の構造を補強する補強 部材としての作用も有する。
【0030】 したがって、前記の天板1及び左右のレール部材2,3の一体成形構造同士の 直接連結構造の下方に、前記補強部材としての作用も有する収納部材である上固 定バスケット6及び下固定バスケット8を配設することにより、引出しを備えた 樹脂製組立ラック101全体として、強度及び剛性をさらに高めることができる 。また、図3においては、前記補強部材としての作用も有する収納部材として、 上固定バスケット6及び下固定バスケット8を上下に配設する場合を示したが、 前記収納部材は1個又は3個以上であってもよい。
【0031】 このように、本考案の引出しを備えた樹脂製組立ラック101は、前記のとお り必要な強度及び剛性を確保しながら、軽量であると共に工具なしで組立及び分 解が可能であるため、保管又は輸送時における作業性及び省スペース性を向上す ることができる。さらに、本考案の樹脂製引出しユニット102は、既設組立ラ ックへの増設が容易にできるため、引出しユニットの利便性を既設組立ラックに 付加することができる。
【0032】 図6は、引出し4の前後端位置を規制する前後端位置規制手段の構造の例を示 す説明図であり、図6(a)は引出し4を閉めた状態を示す断面図、図6(b) は引出し4を開けた状態を示す断面図である。図6においては、左レール部材2 と引出し4の左の支持部13との関係を示しているが、右レール部材3と引出し 4の右の支持部14との関係も同様である。図6(a)のように引出し4を閉め ると、引出し4の支持部13(14)の前下部に形成された段差部19(20) がレール部材3(4)の下水平レール部11a(12a)の前端部21(22) と当接して、引出し4の後端位置が規制される。また、図6(b)のように引出 し4を開けると、引出し4の支持部13(14)の後上部に形成された引出し側 突起部15(16)がレール部材3(4)の上水平レール部11b(12b)の 前下部に形成されたレール側突起部17(18)と当接して、引出し4の前端位 置が規制される。このように、引出し4の前後の位置が規制されるため、引出し 4の落下を防止することができる。したがって、一般家庭等における多目的使用 時の安全性を高めることができる。また、前記引出し4の前後端位置を規制する ための、引出し4の引出し側突起部15,16及び段差部19,20並びにレー ル部材3,4のレール側突起部17,18は、引出し4並びにレール部材3及び 4が樹脂成形品であるため、これらの成形時に容易に形成することができる。
【0033】 引出し側突起部15(16)は、図4〜図6に示すように、その後部15a( 16a)が後側に向かって高さが低くなる傾斜状に形成されているため、樹脂製 組立ラック101の引出し4以外の部分を組立後に、引出し側突起部15(16 )の前記傾斜状の後部15a(16a)をガイドとして前方からレール部材2( 3)のレール部11(12)に係合させることもできる。したがって、樹脂製組 立ラック101の組立をより容易に行うことができる。
【0034】 図6の引出し4の断面形状からわかるように、引出し4の周辺部分(図中A, B参照)は逆U字状に折り返した形状となっており、このような形状により、軽 量化を図りながら引出し4の強度及び剛性をさらに高めることができる。また、 前記逆U字状に折り返した形状の周辺部分が引出し4の取っ手を兼ねるため、引 出し4の開閉操作を容易に行うことができる。
【0035】 なお、上固定バスケット6及び下固定バスケット8の周辺部分も同様の逆U字 状に折り返した形状となっており、このような周辺部分の形状により、上固定バ スケット6及び下固定バスケット8の強度及び剛性をさらに高めることができる 。
【0036】 さらに、以上における引出しを備えた樹脂製組立ラックを構成する各樹脂成形 品においては、必要に応じて、補強リブ等の補強構造も一体成形できるため、軽 量化を図りながら、強度及び剛性をさらに高めることができる。
【0037】 なお、以上の説明における各部材の連結固定を行う連結嵌合部は、上下に連結 する部材のいずれか一方に嵌合凸部が形成され、他方に嵌合凹部が形成されてい ればよい。
【0038】 また、本明細書における「ラック」には、いわゆるテーブル又はワゴン等の概 念も含むものである。
【0039】
【考案の効果】
この考案に係る引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニットは 、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0040】 請求項1〜3に係る考案によれば、一般家庭におけるキッチン、リビング、サ ニタリー及び子供部屋等、並びに、事務所等において多目的に利用でき、必要な 強度及び剛性を確保できる引出しを備えた樹脂製組立ラックを得ることができる 。
【0041】 また、請求項4及び5に係る考案よれば、請求項1〜3に係る考案の効果に加 え、引出しの落下を防止することができるため、使用時の安全性を高めることが できる引出しを備えた樹脂製組立ラックを得ることができる。
【0042】 さらに、請求項6に係る考案よれば、請求項5に係る考案の効果に加え、組立 をより容易に行うことができる樹脂製組立ラックを得ることができる。
【0043】 請求項7及び8に係る考案よれば、必要な強度及び剛性を確保できると共に、 既設組立ラックへの増設が容易にでき、引出しユニットの利便性を既設組立ラッ クに付加することができる樹脂製引出しユニットを得ることができる。
【0044】 また、請求項9及び10に係る考案よれば、請求項7及び8に係る考案の効果 に加え、引出しの落下を防止することができるため、使用時の安全性を高めるこ とができる樹脂製引出しユニットを得ることができる。
【0045】 さらに、請求項11に係る考案よれば、請求項10に係る考案の効果に加え、 既設組立ラックへの増設時の組立をより容易に行うことができる樹脂製引出しユ ニットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態に係る引出しを備えた樹
脂製組立ラック101の引出しを閉めた状態を示す斜視
図である。
【図2】 本考案の実施の形態に係る引出しを備えた樹
脂製組立ラック101の引出しを開けた状態を示す斜視
図である。
【図3】 本考案の実施の形態に係る引出しを備えた樹
脂製組立ラック101に用いる樹脂製引出しユニット1
02の構成を示す斜視図である。
【図4】 樹脂製引出しユニット102を構成する左レ
ール部材2と引出し4との関係を示す展開斜視図であ
る。
【図5】 樹脂製引出しユニット102を構成する右レ
ール部材3と引出し4との関係を示す展開斜視図であ
る。
【図6】 引出し4の前後端位置を規制する前後端位置
規制手段の構造の例を示す説明図であり、(a)は引出
し4を閉めた状態を示す断面図、(b)は引出し4を開
けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 天板 1a 嵌合凸部 1b 連結板部 2 左レール部材 3 右レール部材 2a,3a 嵌合凸部 2b,3b 嵌合凹部 4 引出し 5 上連結パイプ 6 上固定バスケット 6a 連結嵌合部 6b バスケット部 7 下連結パイプ 8 下固定バスケット 8a 連結嵌合部 8b バスケット部 9 キャスターホルダー 10 キャスター 11,12 レール部 11a,12a 下水平レール部 11b,12b 上水平レール部 13,14 支持部 15,16 引出し側突起部 17,18 レール側突起部 19,20 段差部 21,22前端部 101 樹脂製組立ラック 102 樹脂製引出しユニット

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後左右の連結嵌合部と、これら連結嵌
    合部間を連結する連結板部とを一体成形してなる樹脂製
    天板と、 前記樹脂製天板の前後の連結嵌合部と嵌合する前後の連
    結嵌合部と、内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部
    とを一体成形してなる左右の樹脂製レール部材と、 前記左右の樹脂製レール部材と係合する左右の支持部
    と、これら支持部間を連結する連結部材とを一体成形し
    てなる樹脂製引出しと、を備えたことを特徴とする引出
    しを備えた樹脂製組立ラック。
  2. 【請求項2】 前記樹脂製引出しの下方に、前記天板の
    前後左右の連結嵌合部と水平面内で同一位置に形成され
    た前後左右の連結嵌合部と、これら連結嵌合部間を連結
    する連結部材とを一体成形してなる樹脂製収納部材を少
    なくとも一個備えたことを特徴とする請求項1記載の引
    出しを備えた樹脂製組立ラック。
  3. 【請求項3】 前記樹脂製引出し及び樹脂製収納部材の
    周辺部分を逆U字状に折り返した形状としてなることを
    特徴とする請求項2記載の引出しを備えた樹脂製組立ラ
    ック。
  4. 【請求項4】 前記樹脂製引出しの開閉時の前後端位置
    を規制する前後端位置規制手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の引出しを備えた樹脂
    製組立ラック。
  5. 【請求項5】 前記前後端位置規制手段が、前記左右の
    樹脂製レール部材の内向コ字状の鉛直断面形状を持つレ
    ール部の下水平レール部の前端部と前記樹脂製引出しの
    閉時に当接する、前記樹脂製引出しの左右の支持部の少
    なくともどちらかの前下部に形成された段差部と、前記
    樹脂製引出しの左右の支持部の少なくともどちらかの後
    上部に形成された引出し側突起部と、この引出し側突起
    部と前記樹脂製引出しの開時に当接する前記樹脂製レー
    ル部材の内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部の上
    水平レール部の前下部に形成されたレール側突起部と、
    により構成されることを特徴とする請求項4記載の引出
    しを備えた樹脂製組立ラック。
  6. 【請求項6】 前記引出し側突起部が、後側に向かって
    高さが低くなる傾斜状に形成されてなることを特徴とす
    る請求項5記載の引出しを備えた樹脂製組立ラック。
  7. 【請求項7】 前後の連結嵌合部と内向コ字状の鉛直断
    面形状を持つレール部とを一体成形してなる左右の樹脂
    製レール部材と、前記左右の樹脂製レール部材と係合す
    る左右の支持部と、これら支持部間を連結する連結部材
    とを一体成形してなる樹脂製引出しと、を備えたことを
    特徴とする樹脂製引出しユニット。
  8. 【請求項8】 前記樹脂製引出しの周辺部分を逆U字状
    に折り返した形状としてなることを特徴とする請求項7
    記載の樹脂製引出しユニット。
  9. 【請求項9】 前記樹脂製引出しの開閉時の前後端位置
    を規制する前後端位置規制手段を備えたことを特徴とす
    る請求項7又は8記載の樹脂製引出しユニット。
  10. 【請求項10】 前記前後端位置規制手段が、前記左右
    の樹脂製レール部材の内向コ字状の鉛直断面形状を持つ
    レール部の下水平レール部の前端部と前記樹脂製引出し
    の閉時に当接する、前記樹脂製引出しの左右の支持部の
    少なくともどちらかの前下部に形成された段差部と、前
    記樹脂製引出しの左右の支持部の少なくともどちらかの
    後上部に形成された引出し側突起部と、この引出し側突
    起部と前記樹脂製引出しの開時に当接する前記樹脂製レ
    ール部材の内向コ字状の鉛直断面形状を持つレール部の
    上水平レール部の前下部に形成されたレール側突起部
    と、により構成されることを特徴とする請求項9記載の
    樹脂製引出しユニット。
  11. 【請求項11】 前記引出し側突起部が、後側に向かっ
    て高さが低くなる傾斜状に形成されてなることを特徴と
    する請求項10記載の引出しを備えた樹脂製引出しユニ
    ット。
JP2003001465U 2003-03-20 2003-03-20 引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット Expired - Lifetime JP3096596U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003001465U JP3096596U (ja) 2003-03-20 2003-03-20 引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003001465U JP3096596U (ja) 2003-03-20 2003-03-20 引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3096596U true JP3096596U (ja) 2003-09-26

Family

ID=43250462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003001465U Expired - Lifetime JP3096596U (ja) 2003-03-20 2003-03-20 引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3096596U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088435A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社ジェイ・イー・ジェイ 脚付き収納構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088435A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社ジェイ・イー・ジェイ 脚付き収納構造体
JP7039001B2 (ja) 2017-11-14 2022-03-22 Jejアステージ株式会社 脚付き収納構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20200002858U (ko) 다기능 통기성 물건 보관함
US2800679A (en) Caster mounting
US5470144A (en) Drawer with a rail structure compatible with a single rail or multi-rail assembly in a cabinet
JP2001087059A5 (ja)
JPH0716347Y2 (ja) 引出し等の引出し案内組立体
AU2008363771B2 (en) Cleaning trolley
CA2561983A1 (en) Drawer cabinet storage kit
JP3096596U (ja) 引出しを備えた樹脂製組立ラック及び樹脂製引出しユニット
KR20200001450U (ko) 수납장치
CN211022352U (zh) 一种带儿童洗漱功能的浴室柜
US20130032062A1 (en) Convertible desk
JP7481769B1 (ja) 金属ラックに取り付けるレール付き引き出し用バスケットのレール装置
KR200175399Y1 (ko) 수납장
KR101772980B1 (ko) 복합형 침대용 틀프레임
JP3071065U (ja) ラック
JPH0645028Y2 (ja) キャビネットにおける引戸装置
JP3180330U (ja) 収納家具
CN213849596U (zh) 一种通用收纳装置
JPH1071035A (ja) 床頭台
CN220571866U (zh) 床及家具
JPS5840907Y2 (ja) 器体設置用スライドレ−ルを備えた家具
JP4324909B2 (ja) トールワゴン
JP2007097798A (ja) 物品収納具および物品収納家具
JP2004223006A (ja) キッチンキャビネット
JP3087649U (ja) 物置ラックの引出し脱落防止機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 6