JP3096398U - 包装食品 - Google Patents

包装食品

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JP3096398U JP2003001253U JP2003001253U JP3096398U JP 3096398 U JP3096398 U JP 3096398U JP 2003001253 U JP2003001253 U JP 2003001253U JP 2003001253 U JP2003001253 U JP 2003001253U JP 3096398 U JP3096398 U JP 3096398U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 菓子等の食品について包装を開封した後、
味付けの調整を行うことを可能とする。 【解決手段】 本願考案に係る包装食品は、菓子等の食
品mと、調味料等の味調整材nと、当該食品mと味調整
材nとを収容する包装用袋体1とを有する。上記の包装
用袋体1の内部には、上記食品mを収容し外部に対して
開封可能な主収容部3と、上記味調整材nを収容する副
収容部4とが設けられると共に、主収容部3と副収容部
4との間を画する区画部5が形成されている。更に、包
装用袋体1は、開封後の主収容部3を、再度密閉するこ
とが可能な閉口手段2を備る。上記区画部5は、包装用
袋体1の外部から人の力を加えることにより、包装用袋
体1の内部にて開き、主収容部3と副収容部4との間を
連絡することが可能なものである。一口食べて風味が弱
いと感じたら、再び、食品を主収容部3に戻して主収容
部3内の食品へ、味調整材を付加することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、包装食品の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、菓子やパンなどの食品において、需要者のニーズに幅広く対応しようと 一般的に各種の味付けが行われている。このような味付けは、製造時において行 われ、需要者に供給される。 しかし、需要者の嗜好は、様々であり、一需要者において、購入した菓子の味 が適当なものであったとしても、他の需要者には、味が薄いと感じられるといっ たことが往々にして生ずる。
【0003】 例えば、カレー煎餅などでは、需要者は、カレーの味付け、即ちカレーの辛い 味を期待して、購入するのであるが、食べてみたら、思ったほど辛くないという ことがある。一方製造時にカレーなどの香辛料の量を、多くすると、辛いのが苦 手な者や子供などが購入した場合には、食べられないということが生じる。 このため、味付けが重要となる食品において、ある程度購買層を絞り込まざる を得ず、嗜好の異なる需要者に幅広く対応することは困難という見方が支配的で あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本願考案は、菓子などの食品の包装用袋体を改良し、需要者が購入後 に、包装された食品の味の調整を可能として、上記の課題の解決を図った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願第1の考案に係る包装食品は、菓子等の食品mと、調味料等の味調整材n と、当該食品mと味調整材nとを収容する包装用袋体1とを有する。上記の包装 用袋体1の内部には、外部に対して開封可能な主収容部3と、副収容部4とが設 けられると共に、主収容部3と副収容部4との間を画する区画部5が形成されて いる。当該主収容部3に上記食品mが収容され、当該副収容部4に上記味調整材 nが収容されている。更に、包装用袋体1は、開封後の主収容部3を、再度密閉 することが可能な閉口手段2を備る。上記区画部5は、包装用袋体1の外部から 人の力を加えることにより、包装用袋体1の内部にて開き、主収容部3と副収容 部4との間を連絡することが可能なものである。
【0006】 本願第2の考案に係る包装食品は、上記本願第1の考案にあって、味調整材n が、粉体、液体などの流動体である。
【0007】 本願第3の考案に係る包装食品では、上記本願第1又は第3の考案にあって、 上記副収容部4は、複数設けられ、副収容部4の夫々が、上記区画部5にて、主 収容部1に対し連絡可能に区画されたものであり、副収容部4の夫々が、他の副 収容部4と独立して、主収容部1と連絡することが可能なものである。
【0008】 本願第4の考案に係る包装食品は、菓子等の食品mと、調味料等の味調整材n と、当該食品mと味調整材nとを収容する包装用袋体1とを有する。上記の包装 用袋体1は、封を切ることにより開口することが可能な、ビニール等のプラスチ ック製の透明又は半透明の袋体であり、開封後の開口部を密閉することが可能な 主ファスナを備えると共に、上記の開口部を備え且つ上記食品を収容する主収容 部3と、複数の副収容部4とを有し、各副収容部4同士は、隣接して配列され、 隣り合う副収容部4同士の間は、連絡不能に区画されたものである。当該主収容 部3に上記食品mが収容され、当該副収容部4に上記味調整材nが収容されてい る。上記の主収容部3と、各副収容部4との間には、主収容部3と副収容部4と を画する副ファスナが夫々形成され、副ファスナは、包装用袋体1外部から人の 力を加えることで包装用袋体1内部にて開閉可能であり、主収容部3と副収容部 4との間を連絡することが可能なものである。
【0009】 本願第5の考案に係る包装食品は、煎餅と、カレー粉と、当該煎餅とカレー粉 とを収容する包装用袋体1とを有する。上記の包装用袋体1は、封を切ることに より開口することが可能な、ビニール等のプラスチック製の透明又は半透明の袋 体であり、開封後の開口部を密閉することが可能な主ファスナを備えると共に、 上記の開口部を備え且つ上記食品を収容する主収容部3と、複数の副収容部4と を有し、各副収容部4同士は、隣接して配列され、隣り合う副収容部4同士の間 は、連絡不能に区画されたものである。当該主収容部3に上記煎餅が収容され、 当該副収容部4に上記カレー粉が収容されている。上記の主収容部3と、各副収 容部4との間には、主収容部3と副収容部4とを画する副ファスナが夫々形成さ れ、副ファスナは、包装用袋体1外部から人の力を加えることで包装用袋体1内 部にて開閉可能であり、主収容部3と副収容部4との間を連絡することが可能な ものである。
【0010】 上記の手段を採る本願第1〜5の考案では、需要者が、袋体を開封して、主収 容部に収容されている食品を一口食べて風味が弱いと感じたら、再び、食品を主 収容部3に戻して主収容部3を密閉すると共に、力を加えて上記区画部5を容器 内にて開放することにより主収容部3に副収容部4を連絡させる。この状態で、 密閉した容器全体を振ることにより、副収容部4内に収容した調味料等の味調整 材を主収容部3へ導入することができ、主収容部3内の食品へ味調整材nを付加 することができる。即ち、購入後、味見して、需要者の好みによって、食品mの 味付けを包装用袋体1内で調整することができる。 また、本願第2の考案に係る包装食品にあっては、味調整材nを流動体とする ことにより、副収容部4から主収容部1への上記移動を円滑に行え、食品mに偏 りなく付着させることができる。 本願第3又は第4の考案にあっては、夫々独立し個別に種収容部3と連絡可能 な複数の副収容部4…4を備えることにより、主収容部3と連絡する副収容部4 …4の数を選ぶことができ、これにて、複数段階の味付けの調整を行うことがで きる。また、副収容部4…4の夫々に異種の調味料を収容することができ、これ にて、味付けの種類そのものを購入後に選択することができる。 特に、本願の第4の考案にあっては、上記の通り開閉可能な副ファスナを用い ることにより、開いて味付けの調整を行った後、再び、副ファスナを閉じて、そ れ以上副収容部4から主収容部3へ調味料が移動して味付けが強くなり過ぎるの を防ぐことができ、きめ細やかな味付けの調整を確実に行うことができる。 また、本願の第5の考案にあっては、煎餅に対してカレーの味付けの調整を行 うことが可能である。従って、カレー味の煎餅において、カレーの風味を調整す ることができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態について説明する。 図1乃至図3に本願考案の一実施の形態を示す。図1は、本願考案に係る包装 用袋体1の正面図である。図2(A)(B)(C)の夫々は、この包装用袋体1 の略縦断面図である。図3(A)(B)の夫々は、この包装用袋体の一部切欠略 縦断面図である。尚、図2において、図面の煩雑を避けるため、図面に付すべき ハッチングは省略してある。 説明の便宜上、袋体の開口部側を前方Fとし、袋体の底側を後方Bとする。
【0012】 図1に示す通り、この包装食品は、菓子等の食品mと、調味料等の味調整材n と、当該食品mと味調整材nとを収容する包装用袋体1とからなる。 この包装用袋体1は、ビニール或いはポリエチレンなどのプラスチック製の透 明な袋体である。この包装用袋体1の開口部20は、当初封部6にて封じられて いる。この包装用袋体1(以下単に袋体1と呼ぶ。)には、図1に示す通り、封 部6と開口部20との間に、弱め線7が設けられており、当該弱め線7にて、封 部6を切り離し、袋体1を開封することができる。
【0013】 以下、更に詳しく説明する。 閉口手段2開封部となる上記弱め線7とは別に、開封後、開口部20を再度密 閉することが可能な閉口手段2を備える。この閉口手段2としては、図3に示す ような周知のファスナ(主ファスナ)を採用するのが好ましい。図3(A)に示 すように、このファスナ(閉口手段2)は、雌部2aと、雄部2bとにて構成さ れ、雌部2aへ雄部2bを嵌めることにより、袋体1の開封後の開口部20を密 閉することができ、指先で雌雄分離することにより、図3(B)へ示す通り、当 該開口部20を開放することができる。
【0014】 袋体1は、その内部に、菓子等の食品mを収容する主収容部3と、調味料等の 味調整材nを収容する複数の副収容部4…4とを備える。主収容部3と副収容部 4との間には区画部5が形成され、当該区画部5は、主収容部3と副収容部4と を画している。上記区画部5は、容器外部から指先で力を加えることにより、容 器内にて開き、主収容部3と副収容部4との間を連絡することが可能なものであ る。この区画部5は、上記閉口部3と同様のファスナ(副ファスナ)にて形成す るのが好ましい(図2参照)。即ち、当該副ファスナは、容器外部から指先で力 を加えることにより、容器内にて開き、主収容部3と副収容部4との間を連絡す ることが可能なものである。
【0015】 副収容部4…4の夫々が、上記の通り、区画部5…5にて、主収容部1に対し 連絡可能に区画されている。各副収容部4…4同士は、隣接して配列され、隣り 合う副収容部4,4同士の間は、副区画部8…8にて連絡不能に区画されている 。この副区画部8…8は、区画部5…5と異なり、開放することはできない。
【0016】 図1に示す通り、製造時、このような袋体1の主収容部3に、例えば、食品m としてカレー煎餅を収容し、更に、副収容部4…4の夫々にカレー粉を収容し、 袋体1の開口部20を封じる。 需要者は、図1は、開封後、図2(A)へ示す状態から、図2(B)へ示すよ うに、主ファスナ(閉口手段20)を開き、主収容部3からカレー煎餅(食品m )を取り出すことができる。味見して食品の味が薄いと感じたら、再びカレー煎 餅(食品m)を主収容部3へ戻して、主ファスナ(閉口手段20)を閉じる。そ して、図2(C)へ示す通り、指先で、副ファスナ(区画部8)の一つを開放し 、袋体1全体を振る。これにて、副収容部4の一つから主収容部3へ、所定量の カレー粉(味調整材n)が、移動し、主収容部3内の食品に付着する。即ち、カ レー煎餅(食品m)のカレー風味を濃くすることができる。また、他の副収容部 4の区画部8を開放して、同様の作業を行うことにより、味付けを更に濃いもの とすることができる。
【0017】 上記の実施の形態において、袋体1には、副収容部4が4つ設けられたものを 示したが、このような数に限定するものではなく、副収容部4を1乃至3設けて も、或いは5つ以上設けても実施することが可能である。即ち、副収容部4の数 にあわせて、段階的な味付けの調整を行うことができる。このため、開放した副 収容部4の数を覚えておけば、次回も同じ味付けの濃さを再現することができる 。この他、夫々の副収容部4…4に異なる種類の調味料を収容することにより、 (味の濃さではなく)風味そのものを選択することができる。
【0018】
【考案の効果】
本願第1〜5の考案の実施によって、包装されたカレー煎餅などの食品につい て、購入後に、その味付けの調整を行うことを可能とした。特に、開封して味見 をした後に、このような味付けの調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案に係る包装用袋体の一実施の形態を示
す正面図である。
【図2】(A)(B)(C)は、夫々上記包装用袋体の
略縦断面図である。
【図3】(A)(B)は、夫々上記包装用袋体の一部切
欠略縦断面図である。
【符号の説明】
1 包装用袋体 2 閉口手段 3 主収容部 4 副収容部 5 区画部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菓子等の食品と、調味料等の味調整材
    と、当該食品と味調整材とを収容する包装用袋体(1) と
    を有し、 上記の包装用袋体(1) の内部には、外部に対して開封可
    能な主収容部(3) と、副収容部(4) とが設けられると共
    に、主収容部(3) と副収容部(4) との間を画する区画部
    (5) が形成され、当該主収容部(3) に上記食品が収容さ
    れ、当該副収容部(4) に上記味調整材が収容され、 更に、包装用袋体(1) は、開封後の主収容部(3) を、再
    度密閉することが可能な閉口手段(2) を備え、 上記区画部(5) は、包装用袋体(1) の外部から人の力を
    加えることにより、包装用袋体(1) の内部にて開き、主
    収容部(3) と副収容部(4) との間を連絡することが可能
    なものであることを特徴とする包装食品。
  2. 【請求項2】 上記の味調整材は、粉体、液体などの流
    動体であることを特徴とする請求項1記載の包装食品。
  3. 【請求項3】 上記副収容部(4) は、複数設けられ、副
    収容部(4) の夫々が、上記区画部(5) にて、主収容部
    (1) に対し連絡可能に区画されたものであり、副収容部
    (4) の夫々が、他の副収容部(4) と独立して、主収容部
    (1) と連絡することが可能なものであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の包装食品。
  4. 【請求項4】 菓子等の食品と、調味料等の味調整材
    と、当該食品と味調整材とを収容する包装用袋体(1) と
    を有し、 上記の包装用袋体(1) は、封を切ることにより開口する
    ことが可能な、ビニール等のプラスチック製の透明又は
    半透明の袋体であり、開封後の開口部を密閉することが
    可能な主ファスナを備えると共に、上記の開口部を備え
    た主収容部(3)と、複数の副収容部(4) とを有し、各副
    収容部(4) 同士は、隣接して配列され、隣り合う副収容
    部(4) 同士の間は、連絡不能に区画されたものであり、
    当該主収容部(3) に上記食品が収容され、当該副収容部
    (4) に上記味調整材が収容され、 上記の主収容部(3) と、各副収容部(4) との間には、主
    収容部(3) と副収容部(4) とを画する副ファスナが夫々
    形成され、副ファスナは、包装用袋体(1) 外部から人の
    力を加えることで包装用袋体(1) 内部にて開閉可能であ
    り、主収容部(3) と副収容部(4) との間を連絡すること
    が可能なものであることを特徴とする包装食品。
  5. 【請求項5】 煎餅と、カレー粉と、当該煎餅とカレー
    粉とを収容する包装用袋体(1) とを有し、 上記の包装用袋体(1) は、封を切ることにより開口する
    ことが可能な、ビニール等のプラスチック製の透明又は
    半透明の袋体であり、開封後の開口部を密閉することが
    可能な主ファスナを備えると共に、上記の開口部を備え
    た主収容部(3)と、複数の副収容部(4) とを有し、各副
    収容部(4) 同士は、隣接して配列され、隣り合う副収容
    部(4) 同士の間は、連絡不能に区画されたものであり、
    当該主収容部(3) に上記の煎餅が収容され、当該副収容
    部(4) に上記のカレー粉が収容され、 上記の主収容部(3) と、各副収容部(4) との間には、主
    収容部(3) と副収容部(4) とを画する副ファスナが夫々
    形成され、副ファスナは、包装用袋体(1) 外部から人の
    力を加えることで包装用袋体(1) 内部にて開閉可能であ
    り、主収容部(3) と副収容部(4) との間を連絡すること
    が可能なものであることを特徴とする包装食品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07109688A (ja) * 1993-10-06 1995-04-25 Aikawa Iron Works Co Ltd スクリーン及びスクリーンの製造方法
JP2009051507A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Mito Saien Corp 袋体
JP2013511961A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 プリングルズ エス.アー.エール.エル. 造形スナックに調味料を付けるための方法及びキット

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