JP3096128B2 - 固形分を含む廃液の供給装置 - Google Patents

固形分を含む廃液の供給装置

Info

Publication number
JP3096128B2
JP3096128B2 JP04034783A JP3478392A JP3096128B2 JP 3096128 B2 JP3096128 B2 JP 3096128B2 JP 04034783 A JP04034783 A JP 04034783A JP 3478392 A JP3478392 A JP 3478392A JP 3096128 B2 JP3096128 B2 JP 3096128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
liquid containing
chamber
solids
screen basket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04034783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05232295A (ja
Inventor
直彦 櫻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP04034783A priority Critical patent/JP3096128B2/ja
Publication of JPH05232295A publication Critical patent/JPH05232295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3096128B2 publication Critical patent/JP3096128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば放射性廃棄物の処
理工程において用いられる固形分を含む廃液の供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば原子力発電所等から発生する放射
性液体廃棄物を処理するに当り、固形状のCa化合物を添
加した後、焼却処理したり溶融処理する方法が考えられ
るが、この場合固形物を含む廃液は廃液タンクから反応
炉へポンプアップされ処理される。
【0003】ところがこの廃液中には多量の固形分が含
有されるため、配管が詰まるおそれがある。そこで従来
から配管の途中にストレーナを設けて廃液中の固形分を
除去していたが、目詰まりの頻度が高いためにしばしば
装置を停止してストレーナを洗浄したり、交換する必要
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消して、廃液中の固形分を完全に除去しつ
つ反応炉へ供給することができ、しかも目詰まりによる
洗浄や交換の頻度を大幅に低下させることができる固形
分を含む廃液の供給装置を提供するために完成されたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、固形分を含む廃液を廃液タンク
から反応炉へ供給する配管の途中にチャンバーを設け、
このチャンバーの内部に口部の周囲を目が細かく弾性を
持つ金網により囲んだ固形分分離用のスクリーンバスケ
ットを設置したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1において、1は粉粒状の固形分を含
有する廃液が貯蔵された廃液タンク、2は焼却炉のよう
な反応炉である。廃液は廃液タンク1からポンプ等によ
り汲み上げられ、中継タンク3を経て反応炉2へ供給さ
れるのであるが、その途中の配管は小口径のものであ
る。
【0007】そこで本発明では、廃液タンク1と中継タ
ンク3との間に大径のチャンバー4を設けてある。図2
に示すように、このチャンバー4の内部には固形分分離
用のスクリーンバスケット5が設置されており、固形分
を含有する廃液がこのスクリーンバスケット5を通過す
る際に固形分が除去されるようになっている。またこの
スクリーンバスケット5の口部の周囲は比較的目の細か
い金網6により囲んであり、スクリーンバスケット5の
口部とチャンバー4の内周面との隙間から固形分を含有
したままの廃液が流下することを防止している。この金
網6は適度の弾性を持つので、チャンバー4の蓋7を外
してスクリーンバスケット5を押し込むだけでスクリー
ンバスケット5をチャンバー4の内部に密着させてセッ
トすることができる利点もある。
【0008】なお8はチャンバー4の上部に設けられた
フラッシュノズルであり、チャンバー4の内部を洗浄す
る際に使用されるものである。
【0009】
【作用】このように構成された本発明の固形分を含む廃
液の供給装置は、廃液タンク1から反応炉2へ廃液を供
給する配管の途中に、固形分分離用のスクリーンバスケ
ット5を備えたチャンバー4を設けたものであるから、
廃液中の固形分はこのスクリーンバスケット5により分
離され、液体のみを中継タンク3を介して反応炉2へ供
給することができる。これに伴ってスクリーンバスケッ
ト5の内部には次第に固形分が溜まることとなるが、従
来のストレーナはその径が配管径と等しかったのに対し
て、本発明のスクリーンバスケット5は配管に比較して
十分に大きい径を持つうえ、スクリーンバスケット5は
ストレーナとは異なり大きい容積を持つため、頻繁に内
部の固形分を取り出す必要がない。
【0010】しかも本発明のスクリーンバスケット5は
口部の周囲を比較的目の細かい金網6により囲んである
ためにチャンバー4との密着性がよく、固形分を含有し
たままの廃液がチャンバー4との隙間から流下してしま
うおそれがない。このために固形分を完全に除去するこ
とが可能となる。なおスクリーンバスケット5の内部に
多量の固形分が溜まったときには、フラッシュノズル8
によりチャンバー4の内部を洗浄するとともに蓋7を開
いてスクリーンバスケット5を取り出せばよい。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の固形分
を含む廃液の供給装置によれば、廃液中の固形分をスク
リーンバスケットにより完全に除去しつつ反応炉へ供給
することができ、しかも従来のストレーナに比較して目
詰まりによる洗浄や交換の頻度を大幅に低下させること
ができる。なお本発明は放射性廃液の処理に限定される
ものではなく、その他の固形分を含む廃液の供給に広く
適用できることはいうまでもないことである。よって本
発明は従来の問題点を解消した固形分を含む廃液の供給
装置として、産業の発展に寄与するところはきわめて大
きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフローシートである。
【図2】本発明の実施例のチャンバー部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 廃液タンク 2 反応炉 4 チャンバー 5 固形分分離用のスクリーンバスケット 6 目の細かい金網

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形分を含む廃液を廃液タンクから反応
    炉へ供給する配管の途中にチャンバーを設け、このチャ
    ンバーの内部に口部の周囲を目が細かく弾性を持つ金網
    により囲んだ固形分分離用のスクリーンバスケットを設
    置したことを特徴とする固形分を含む廃液の供給装置。
JP04034783A 1992-02-21 1992-02-21 固形分を含む廃液の供給装置 Expired - Fee Related JP3096128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04034783A JP3096128B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 固形分を含む廃液の供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04034783A JP3096128B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 固形分を含む廃液の供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05232295A JPH05232295A (ja) 1993-09-07
JP3096128B2 true JP3096128B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=12423882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04034783A Expired - Fee Related JP3096128B2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 固形分を含む廃液の供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3096128B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5570865B2 (ja) * 2010-04-23 2014-08-13 株式会社東芝 ホウ酸含有廃液の処理方法及び処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05232295A (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2006263A6 (es) Metodo y filtro mejorados para remover contaminantes de un liquido que fluye a traves del filtro.
US5340472A (en) Apparatus for processing wastes from the machining of ferromagnetic materials
JP3096128B2 (ja) 固形分を含む廃液の供給装置
US4148727A (en) Method of decontaminating liquids
JPH0592109A (ja) 懸濁粒子を含む液の濾過方法
JPS5855012A (ja) スラリ−の固液分離装置
KR100701395B1 (ko) 오토스트레이너의 약품세정 장치 및 방법
JPH07299749A (ja) 研削液の回収循環機構
JP2005095743A (ja) 固液分離装置および固液分離方法
JPS63302910A (ja) 多孔質フィルタの洗浄方法
JPH0358763B2 (ja)
CN211871579U (zh) 一种泥水分离清污装置
CN219209509U (zh) 废气处理装置
JPH11290618A (ja) 不純物除去方法及びフィルター装置
CN211133173U (zh) 一种过滤器的在线高效清渣机械结构
JP2858980B2 (ja) サイクロンの異物除去方法
RU2674207C1 (ru) Устройство очистки воды от взвешенных примесей
CN208553325U (zh) 新型过滤装置
SU1273142A1 (ru) Фильтр с зернистой загрузкой и способ регенерации фильтра с зернистой загрузкой
JP2625597B2 (ja) 燃料集合体クラッドの除去装置
JPH01107850A (ja) イオン交換樹脂洗浄装置
JP2001321614A (ja) スクリーン式固液分離装置
JPH0128804Y2 (ja)
SU829196A1 (ru) Центробежный разделитель
JPH09208275A (ja) 水砕スラグ貯留槽

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000721

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees