JP3095912U - 空気環境改善具 - Google Patents
空気環境改善具Info
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- JP3095912U JP3095912U JP2003000701U JP2003000701U JP3095912U JP 3095912 U JP3095912 U JP 3095912U JP 2003000701 U JP2003000701 U JP 2003000701U JP 2003000701 U JP2003000701 U JP 2003000701U JP 3095912 U JP3095912 U JP 3095912U
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内等に炭を大量に配することができ効果的
に空気環境を改善できると共に、デッドスペースを有効
活用し、或いはインテリアなどとして汎用的かつ半永久
的に使用可能な空気環境改善具を提案する。 【解決手段】 本考案の空気環境改善具1は、無垢の木
材にて形成された基台部2と、基台部2の上面に載置さ
れ内部に炭3を収納した炭収納体4と、基台部2に開閉
可能に被嵌され、無垢の木材にて形成された蓋体5とを
有し、基台部2および蓋体5は外部との連通部6a,6
b,6cを多数有している。
に空気環境を改善できると共に、デッドスペースを有効
活用し、或いはインテリアなどとして汎用的かつ半永久
的に使用可能な空気環境改善具を提案する。 【解決手段】 本考案の空気環境改善具1は、無垢の木
材にて形成された基台部2と、基台部2の上面に載置さ
れ内部に炭3を収納した炭収納体4と、基台部2に開閉
可能に被嵌され、無垢の木材にて形成された蓋体5とを
有し、基台部2および蓋体5は外部との連通部6a,6
b,6cを多数有している。
Description
【0001】
本考案は、空気環境を改善するために、室内等に配置して好適な空気環境改善
具に関する。
【0002】
近年、住宅等の建造物は、二酸化窒素などで汚染された外気や花粉等が室内に
侵入しないように、また、省エネルギーの観点から高気密高断熱化させる傾向に
ある。
【0003】
このような傾向はそれ相応のメリットを有するが、一方で、自然換気がなされ
ないため、室内の空気環境を著しく悪化させ、人の健康を害したり、住まいを損
傷することがある。
【0004】
具体的には、合板の家具、床板又は壁紙の接着剤からホルムアルデヒドが発生
し、家具内の防虫剤や畳の防虫加工から揮発性有機物が発生し、さらには、内外
の温度差により、窓ガラス、内壁面或いは押し入れなどに結露が生じてカビやダ
ニが大量発生し、それらが室内に滞留してアレルギー疾患の原因やその他の体調
不良を引き起こしている。
【0005】
また、結露により大量に発生するカビは、建物や家具等を侵食し住まいにとっ
て深刻な事態を生起させている。
【0006】
このような室内空気の汚染や多湿化を抑制するために、様々な方法や装置が提
案されているが、その一つとして炭を室内等に配し、その吸着能により有害物質
を除去し調湿する方法が用いられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の炭の配置方法は、例えばオブジェとして少量の炭を室内等に配
する程度であり、炭の絶対量が不足しており、その有効性には疑問があった。
【0008】
そこで、本考案の課題は、室内等に炭を大量に配することができ効果的に空気
環境を改善できると共に、デッドスペースを有効活用し、或いはインテリアなど
として汎用的かつ半永久的に使用可能な空気環境改善具を提案することにある。
【0009】
上記課題を解決するものは、無垢の木材にて形成された基台部と、該基台部の
上面に載置され内部に炭を収納した炭収納体と、前記基台部に開閉可能に被嵌さ
れ、無垢の木材にて形成された蓋体とを有し、前記基台部または/および前記蓋
体は外部との連通部を多数有していることを特徴とする空気環境改善具である。
【0010】
前記基台部と前記蓋体は、杉にて形成されていることが好ましい。前記炭は竹
炭であることが好ましい。前記蓋体は、上面が傾斜するように形成されていても
よい。前記空気環境改善具は、複数の蓋体を積載被嵌可能に形成されており、当
該蓋体間にも前記炭収納体が配置されていてもよい。
【0011】
以下、本考案の空気環境改善具を図面に示した実施例を用いて説明する。図1
は本考案の空気環境改善具の一実施例の斜視図であり、図2は図1に示した空気
環境改善具の横断面図であり、図3は図1に示した空気環境改善具の蓋体を取り
外した状態の斜視図である。
【0012】
この実施例の空気環境改善具1は、図1および図3に示すように、無垢の木材
にて形成された基台部2と、基台部2の上面に載置され内部に炭3を収納した炭
収納体4と、基台部2に開閉可能に被嵌され、無垢の木材にて形成された蓋体5
とを有し、基台部2および蓋体5は外部との連通部6a,6b,6cを多数有し
ている。以下、各構成について順次詳述する。
【0013】
この実施例の空気環境改善具1は、例えばベッドの下方空間や上面、室内犬の
檻の下方、押し入れなどに使用して好適なものである。
【0014】
基台部2は、本考案を配置する際に、被載置部位に当接させる部位であり底部
を構成する。具体的には、この実施例の基台部2は、図3に示すように、所定間
隔離間させて配した複数の板材2aと、板材2aの両端部付近および中央部の両
面にそれぞれ板材2aと直交する方向に延在配置した係止材2b,2c,2dと
からなり、平面視で矩形に構成されている。
【0015】
基台部2は、無垢の木材にて形成されており、この実施例では杉にて形成され
ている。ただし、基台部を形成する材料は杉に限定されるものではなく、例えば
桧やヒバなどでもよいが、フィトンチッドをより大量に発散する杉が最も好適で
ある。
【0016】
なお、フィトンチッドとは、主として樹木が発散する発揮性物質で、森林浴の
爽快感はこのフィトンチッドが自律神経の安定に効果的に作用することにより生
じると言われている。また、このフィトンチッドには、肝機能の改善効果、安眠
をもたらす効果、消臭効果、脱臭効果、抗菌効果および防虫効果があることが指
摘されている。
【0017】
このように、本考案は無垢の木材が有する上記効果に着目して想起されたもの
であり、このフィトンチッドの発散を妨げるような表面塗装が施されることなく
提供されることが好ましい。また、無垢の木材として、間伐材や端材などを利用
することにより有限な木資源の活用に資することができる。
【0018】
炭収納体4は、図2に示すように、内部に炭3を収納したものであり、この実
施例では、炭収納袋4aと炭3とからなっている。炭収納袋4aは、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびポリエステルの複合繊維からなる不織布にて形成され
ており、この不織布が二層に積層され形成されている。ただし、炭収納袋はこれ
に限定されるものではなく、通気性および反復使用に耐え得る強度を有するもの
であればどのようなものでもよく、例えば和紙などでもよい。
【0019】
炭の効能は、従来より多数報告されているが、具体的には、その吸着能により
調湿作用を奏してダニやカビの発生を抑制し、ホルムアルデヒド等の有害物質を
吸着して空気を浄化脱臭し、さらには、マイナスイオン発生効果、遠赤外線放射
作用および波動効果を奏して、空気環境を改善させる効果があることが指摘され
ている。
【0020】
炭収納袋4a内に収納される炭3としては、備長炭などの木炭や竹炭が好適に
使用できるが、より好ましくは、縦横に無数の孔を有し、表面積が木炭の2〜3
倍で吸着能が木炭の10倍以上といわれる竹炭がより好適である。この実施例の
炭3としては、竹炭の粉砕物が使用されている。
【0021】
また、この実施例の炭収納体4には約1kgの竹炭が収納されており、本考案
の空気環境改善具1には、図3に示すように、4つの炭収納体4(竹炭総量4k
g)が基台部2の上面に並設載置されている。このように、本考案の空気環境改
善具は大量の炭を内部に収納可能であるため、上記炭の効果を極めて顕著に発揮
することができる。
【0022】
蓋体5は、基台部2との間に炭収納体4を収容する空間を構成すると共に、基
台部2に開閉可能に被嵌されるものであり、蓋体5もまた無垢の木材にて形成さ
れている。
【0023】
蓋体5を形成する無垢の木材としては、前述した基台部2の形成材料と同様で
あり、この実施例の蓋体5も杉にて形成されている。
【0024】
この実施例の蓋体5の構成としては、図1および図2に示すように、所定間隔
離間させて配した複数の板材5aと、板材5aの四方下部にそれぞれ設けられた
側壁材5bと、板材5aの両端部付近および中央部の裏面に内張りされた内張材
5cとから構成されている。
【0025】
蓋体5は基台部2と平面寸法が略同寸の矩形に形成されており、基台部2の上
面に載置して被嵌可能に構成されている。より具体的には、蓋体5は、図2に示
すように、長手方向の両端にそれぞれ位置する2つの側壁材5bが、基台部2の
上面に設けられた係止材2b,2cの外方に装着されることにより、着脱可能に
被嵌される構造となっている。このため、基台部2より蓋体5を取り外して、炭
収納体4を取り出し天日で干したり洗浄することにより、半永久的に炭収納体4
を使用できる。
【0026】
そして、基台部2および蓋体5には、外部との通気性を確保するために、連通
部6a,6b,6cが多数形成されている。具体的には、基台部2には、図3に
示すように所定間隔離間して配された板材2aの間隙にて連通部6aが形成され
ており、蓋体5には、所定間隔離間して配された板材5aの間隙にて連通部6b
が形成されており、さらに、蓋体5の側壁材5bには、複数の長孔が形成され、
連通部6cを構成している。
【0027】
以上のように構成された本考案の空気環境改善具1は、無垢材が発散するフィ
トンチッドの前記諸効果と炭の諸効果とを相乗的に利用するものであり、これを
例えばベッドの下方空間や上面に配置すれば、空気環境を著しく改善し安眠が得
られ、特に介護ベッドに使用すれば介護者もより快適に介護を行うことができる
。また、室内犬の檻や小屋の下方に配置すれば、特にその消臭効果により屋内に
て動物を育てる場合の特有の臭いを解消できる。さらに、押し入れなどに使用す
れば、その調湿作用および抗菌作用によりカビの発生を抑制できる。
【0028】
なお、この実施例の空気環境改善具1は平板状に形成されているが、これに限
定されるものではなく、例えば立面の方が平面より大きい長方体など立体的形状
のものも広く包含する。また、平面視で矩形に限定されず、例えば円形などの平
面形状を有するものも本考案の範疇に包含される。
【0029】
さらに、この実施例の蓋体5の上面は平面に形成されており、他の物を載置す
るためには平面が好ましいが、これに限定されるものではなく、どのような上面
形状を有していてもよい。
【0030】
さらに、この空気環境改善具1の用途は、上記に限定されるものではなく、室
内における必要な用途に応じて適宜形状や寸法を変更して形成すればよく、例え
ば、鉢などのオブジェの載置台またはテレビなどの載置台の代替品として、さら
に、流し台の下方空間に配置する台、または机の下方空間における足乗せ台など
としてデッドスペースを有効活用する用途に使用してもよい。なお、足乗せ台と
して形成する場合は、蓋体の上面を手前側が低くなるように傾斜して形成するこ
とが好ましい。
【0031】
さらに、この実施例の空気環境改善具1は、蓋体5が側壁部を有しているが、
基台部と蓋体とが開閉可能に被嵌される構造であればどのようなものでもよく、
基台部が側壁部を有するものも本考案の範疇に包含される。
【0032】
さらに、この実施例の空気環境改善具1における基台部2および蓋体5は、基
本構造として、板材を所定間隔離間配置して構成されているが、平板にて構成さ
れ連通部が多数穿孔されることにより形成されていてもよい。また、この実施例
の空気環境改善具1は、蓋体5が基台部2より取り外し可能に構成されているが
、蓋体と基台部とを蝶番にて連結して開閉可能としたものも本考案の範疇に包含
される。
【0033】
さらに、この実施例の空気環境改善具1では、複数(計4個)の炭収納体4が
並列配置されているが、一つの炭収納体からなるものでよく、また、基台部と蓋
体との間に形成される収容空間において、炭収納体が取り出し可能に収容される
ものであれば、どのような態様で収容されるものでもよい。
【0034】
つぎに、図4に示した本考案の他の実施例について説明する。
この実施例の空気環境改善具10と前述した空気環境改善具1との相違は、空
気環境改善具10が第2の蓋体15を有し、この第2の蓋体15が第1の蓋体5
の上方に積載被嵌可能に形成されており、これら第1の蓋体および第2の蓋体1
5との間に形成された空間にも炭収納体14が配置されている点であり、他の構
成は同様である。同一構成部分については同一符号を付し詳述を省略する。
【0035】
具体的には、第2の蓋体15は、長手方向の両端にそれぞれ位置する2つの側
壁材15aが、蓋体5の平面部の両端にそれぞれ配された板材5aの外方に装着
されることにより、着脱可能に被嵌される構造となっている。このように、必要
に応じて複数の蓋材を積載被嵌でき、蓋体間に形成される空間にも炭収納体を配
することにより、所望の高さおよび大きさの空気環境改善具を構成でき、使用者
としても必要に応じて適宜段数を変更して使用することもでき、より利便性また
は汎用性が向上する。
【0036】
請求項1に記載した考案によれば、室内等に炭を大量に配することができ効果
的に空気環境を改善できると共に、デッドスペースを有効活用し、或いはインテ
リアなどとして汎用的かつ半永久的に使用可能な空気環境改善具となる。
請求項2に記載した考案によれば、より無垢材の効果を発揮できる空気環境改
善具となる。
請求項3に記載した考案によれば、より炭の効果を発揮できる空気環境改善具
となる。
請求項4に記載した考案によれば、足乗せ台として、より使用し易い空気環境
改善具となる。
請求項5に記載した考案によれば、適宜、高さを代えて使用でき、より利便性
の高い空気環境改善具となる。
【図1】本考案の空気環境改善具の一実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示した空気環境改善具の横断面図であ
る。
る。
【図3】図1に示した空気環境改善具の蓋体を取り外し
た状態の斜視図である。
た状態の斜視図である。
【図4】本考案の空気環境改善具の他の実施例の横断面
図である。
図である。
1 空気環境改善具
2 基台部
3 炭
4 炭収納体
5 蓋体
6 連通部
Claims (5)
- 【請求項1】 無垢の木材にて形成された基台部と、該
基台部の上面に載置され内部に炭を収納した炭収納体
と、前記基台部に開閉可能に被嵌され、無垢の木材にて
形成された蓋体とを有し、前記基台部または/および前
記蓋体は外部との連通部を多数有していることを特徴と
する空気環境改善具。 - 【請求項2】 前記基台部と前記蓋体は、杉にて形成さ
れている請求項1に記載の空気環境改善具。 - 【請求項3】 前記炭は竹炭である請求項1または2に
記載の空気環境改善具。 - 【請求項4】 前記蓋体は、上面が傾斜するように形成
されている請求項1ないし3のいずれかに記載の空気環
境改善具。 - 【請求項5】 前記空気環境改善具は、複数の蓋体を積
載被嵌可能に形成されており、当該蓋体間にも前記炭収
納体が配置されている請求項1ないし4のいずれかに記
載の空気環境改善具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000701U JP3095912U (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 空気環境改善具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000701U JP3095912U (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 空気環境改善具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3095912U true JP3095912U (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=43249811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003000701U Expired - Fee Related JP3095912U (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 空気環境改善具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3095912U (ja) |
-
2003
- 2003-02-17 JP JP2003000701U patent/JP3095912U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |