JP3095778U - ヒートシンク - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 最適な熱伝導作用を達成することができるヒ
ートシンクを提供する。 【解決手段】 伝熱エレメント92および伝熱エレメン
ト92を覆う放熱シェル94を有する放熱ベース90
と、放熱シェル94に対して垂直に取付けられる複数の
放熱フィン82とを有するヒートシンク80である。伝
熱エレメント92の底面は、発熱装置と接触しており、
また、伝熱エレメント92の上面より大きな面積を有す
る。
ートシンクを提供する。 【解決手段】 伝熱エレメント92および伝熱エレメン
ト92を覆う放熱シェル94を有する放熱ベース90
と、放熱シェル94に対して垂直に取付けられる複数の
放熱フィン82とを有するヒートシンク80である。伝
熱エレメント92の底面は、発熱装置と接触しており、
また、伝熱エレメント92の上面より大きな面積を有す
る。
Description
【0001】
本考案は、ヒートシンクに関する。
【0002】
電子装置の効率の増加に伴い、放熱装置あるいは放熱システムは、必須の機器
となっている。電子装置により発生される熱が、環境に適切に放出されない場合
、効率が悪化あるいは装置が燃焼する虞がある。したがって、放熱装置は、超小
形電子装置(例えばIC)に取って、特に重要である。
【0003】
エレメントの密度の増加およびパッケージング技術の進歩に伴い、ICは、よ
り小さい面積を有するようになっている。同時に、単位面積当たりの蓄積される
熱は、増加している。したがって、非常に効率的なヒートシンクは、電子産業に
おいて、常に、重要な研究対象を形成する。
【0004】
一般的に言って、放熱装置は、発熱装置の表面上に取付けられ、当該装置から
熱を取り除く。放熱ベースの形状によれば、放熱装置は、平面状および円筒状の
ものに、分類することができる。
【0005】
図9〜11を参照する。図9は、従来の放熱装置10の概略図である。図10
は、図9に示される平面状ヒートシンク20の平面図である。図11は、図10
の線XI−XIに関する平面状ヒートシンク20の断面図である。
【0006】
図9〜11に示されるように、放熱装置10は、軸流ファン12および平面状
ヒートシンク20を有する。平面状ヒートシンク20は、伝熱プレート24、放
熱シェル26、複数の放熱フィン22を有する。伝熱プレート24は、銅または
銅合金から形成される。
【0007】
放熱シェル26は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成され、伝熱
プレート24を覆っている。放熱フィン22は、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金から形成され、放熱シェル26に、垂直に取付けられる。軸流ファン12
は、ヒートシンク20の放熱フィン22にはめ込まれ、固定される。伝熱プレー
ト24の底面は、発熱装置(例えば、CPU(不図示))の上に、取付けられる
。
【0008】
発熱装置は、作動中、多量の熱を放出する。銅は、極めて良好な熱伝導特性を
有するため、放出された熱は、伝熱プレート24を経由して、放熱シェル26お
よび放熱フィン22に急速に流れる。軸流ファン12は、放熱フィン22上の熱
を、風によって除去し、それによって、放熱作用を達成する。
【0009】
しかし、発生した熱は、伝熱プレート24の内側で、熱移動フィールド(heat
flow field)(図11参照)を形成する。この結果、放熱ベース24の中心領
域に、熱伝導作用の悪化を引き起こす。さらに、典型的な発熱装置において、最
も多くの熱を発生する位置は、中心領域である。したがって、平面状ヒートシン
ク20の伝熱プレート24の中心領域は、放熱作用を向上させるために、良好な
伝熱エレメントを必要とする。
【0010】
伝熱プレート24の中心領域における放熱作用を向上させるために、円筒状ヒ
ートシンクが、従来技術において提案されている。図12〜14を参照。図12
は、従来の別の放熱装置30の概略図を示している。図13は、図12に示され
る円筒状ヒートシンク40の平面図である。図14は、図13の線XIV−XI
Vに関する円筒状ヒートシンク40の断面図である。
【0011】
図12〜14に示されるように、放熱装置30は、軸流ファン12(図9に記
載と同じもの)と、円筒状ヒートシンク40とを有する。円筒状ヒートシンク4
0は、伝熱シリンダ44、放熱シェル46、複数の放熱フィン42を有する。伝
熱シリンダ44は、銅または銅合金から形成される。
【0012】
放熱シェル46は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成され、伝熱
シリンダ44のリム部を覆っている。放熱フィン42は、アルミニウムまたはア
ルミニウム合金から形成され、放熱シェル46に垂直に取付けられている。同様
に、軸流ファン12は、円筒状ヒートシンク40の放熱フィン42に、はめ込ま
れて固定されている。そして、円筒状ヒートシンク40の他面は、発熱装置(例
えば、CPU)に取付けられる。
【0013】
発熱装置が、円筒状ヒートシンク40の表面40と直接接触している場合、発
熱装置の作動の間に放出される熱は、伝熱シリンダ44、放熱シェル46、放熱
フィン42に、急速に流れる。円筒状のデザインによって、熱は、伝熱シリンダ
44、放熱シェル46、放熱フィン42に沿って、軸流ファン12に向かった軸
方向に流れる。そして、軸流ファン12は、空気の対流を提供し、熱を放出する
。
【0014】
上記の説明から、円筒状ヒートシンク40が、平面状ヒートシンク20におけ
る中心領域の不十分な放熱作用を、本当に解決することが理解される。しかし、
図14に示される熱移動フィールドから容易に理解できるように、円筒状ヒート
シンク40と軸流ファン12の連結界面の近傍領域は、良好な放熱作用を有しな
い。
【0015】
これは、明らかに、放熱装置30における利用可能なスペースの浪費である。
小さい電子機器において、このような装置を使用することは、非常に実際的でな
い。さらに、平面状ヒートシンク20の伝熱プレート24および円筒状ヒートシ
ンク40の伝熱シリンダ44は、はんだ付け、ボンディング、あるいは、高圧固
定(high-pressure mounting)によって、放熱シェル26,46にそれぞれ連結
される。
【0016】
伝熱プレート24、伝熱シリンダ44、および放熱シェル26,46の精度が
、十分には良好でない場合、空気ギャップが、連結界面に現れる可能性がある。
また、はんだ付けは、しばしば、接触界面の熱抵抗率を増加させ、また、平面状
ヒートシンク20および円筒状ヒートシンク40の熱伝導作用に影響を及ぼす。
【0017】
本考案は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、最
適な熱伝導作用を達成することができるヒートシンクを提供することを目的とす
る。
【0018】
上記目的を達成するための請求項1に記載の考案は、
伝熱プレートおよび前記伝熱プレートの中央部に取付けられる伝熱ブロックを
有する放熱ベースと、
前記伝熱プレートおよび前記伝熱ブロックに対して垂直に取付けられる複数の
放熱フィンとを有し、
前記伝熱ブロックの底面の面積は、前記伝熱ブロックの上面の面積より大きい
ことを特徴とするヒートシンクである。
【0019】
上記目的を達成するための請求項6に記載の考案は、
伝熱エレメントおよび前記伝熱エレメントを覆う放熱シェルを有する放熱ベー
スと、
前記放熱シェルに対して垂直に取付けられる複数の放熱フィンとを有し、
前記伝熱エレメントの底面は、発熱装置と接触しており、また、前記伝熱エレ
メントの上面より大きな面積を有する
ことを特徴とするヒートシンクである。
【0020】
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本考案は、
例証としてのみ下記に示される詳細な説明から、より完全に理解されるようにな
る。そして、これは、本考案を制限するものではない。
【0021】
図1は、本考案に係る放熱装置の概略図である。図2は、本考案の実施の形態
1に係るヒートシンクの平面図である。図3は、図2の線III−IIIに関す
る断面図である。本考案に係るヒートシンクは、マイクロプロセッサまたは中央
部処理装置(CPU)等の発熱装置に取付けられる。図1〜3に示されるように
、本考案に係る放熱装置50は、軸流ファン12と、実施の形態1に係る改良さ
れたヒートシンク60とを有する。ヒートシンク60は、三次元曲面および複数
の放熱フィン62を備えている放熱ベース70を有する。
【0022】
放熱ベース70は、伝熱プレート64と、伝熱プレート64の上面61の中央
部に設置される伝熱ブロック66とを有する。放熱フィン62は、伝熱プレート
64の上面61および伝熱ブロック66の側面68に対して垂直に取付けられる
。
【0023】
放熱フィン62は、側面68に沿って複数設置されているため、それぞれ異な
る表面積を有する。軸流ファン12は、四隅に位置する放熱フィン62上の4つ
の固定具(例えばネジ)を使用し、ヒートシンク60に固定することが可能であ
る。
【0024】
実施の形態1に係るヒートシンク60の強調されなければならない特徴は、放
熱ベース70の伝熱プレート64が、伝熱プレート64の上面61に位置する、
略円筒状の伝熱ブロック66に取付けられることである。つまり、伝熱ブロック
66の底面の面積は、上面の面積より大きい。
【0025】
伝熱ブロック66および伝熱プレート64は、高熱伝導率を有するアルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、あるいは銅合金を使用することにより、一体的に形
成されており、三次元曲面を有する放熱ベース70を形成している。放熱フィン
62は、放熱ベース70にハンダ付けによって固定、あるいは、放熱ベース70
と一体的に形成されている。
【0026】
伝熱ブロック66の形状は、熱導体内部における熱移動フィールドの分布およ
び実験において得られる熱伝導率によって設定されている。ここで、簡単な記述
および関連する図を使用し、開示された伝熱ブロック66の製造および形成を説
明する。
【0027】
図3〜6を参照する。なお、図4は、本考案の実施の形態1に係り、放熱ベー
ス70の熱抵抗率Rを、伝熱プレート64の断面幅Dに対する、伝熱ブロック6
6の底面の断面幅dの比率d/Dの関数として示している。図5は、本考案の実
施の形態1に係り、放熱ベース70の熱抵抗率Rを、放熱ベース70の底面63
と放熱フィン62のトップ部との間の垂直高さHに対する、放熱ベース70の垂
直高さhの比率h/Hの関数として示している。図6は、本考案の実施の形態1
に係り、放熱ベース70の熱抵抗率Rを、伝熱ブロック66の底面67と側面6
8との間の角度αの関数として示している。
【0028】
伝熱ブロック66の設計に影響を及ぼすパラメータは、伝熱プレート64の断
面幅D、伝熱ブロック66の底面の断面幅d、放熱ベース70の垂直高さh(伝
熱プレート64および伝熱ブロック66のトータル高さ)、放熱ベース70の底
面63から放熱フィン62のトップ部までの垂直高さH(伝熱プレート64、伝
熱ブロック66、および放熱フィン62のトータル高さ)、伝熱ブロック66の
底面67と側面68との間の角度α、および、放熱ベース70の熱抵抗率Rを含
んでいる。
【0029】
図4〜6に示されるように、実施の形態1の伝熱ブロック66は、以下の特徴
を有する。
【0030】
(1)底面の断面幅dは、伝熱プレート64の断面幅Dより小さい。比率d/
Dが0.5に近づく場合、図4に示されるポイントAにおいて、放熱ベース70
は、最小の熱抵抗率に到達する。
【0031】
(2)放熱ベース70の垂直高さhは、放熱ベース70の底面63から放熱フ
ィン62のトップ部までの垂直高さHより小さい、あるいは、等しい。つまり、
伝熱ブロック66の高さは、各放熱フィン62の高さより大きくない。比率h/
Hが0.9〜1.0の範囲にある場合、放熱ベース70は、図5に示されるポイ
ントBにおいて、最小の熱抵抗率を有する。
【0032】
(3)伝熱ブロック66の底面67と側面68との間の角度αは、90度より
小さい。換言すれば、底面67の面積は、上面65の面積より大きい。角度αが
80〜85度の範囲にある場合、放熱ベース70は、図6に示されるポイントC
において、最小の熱抵抗率に到達する。
【0033】
実施の形態1の伝熱プレート64の底面67が、発熱装置(不図示)に取付け
られる場合、装置により発生される熱は、開示された伝熱ブロック66を経由し
て、各々の放熱フィン62へ移動させることができる。そして、軸流ファン12
は、空気の対流を提供し、熱を取り除く。
【0034】
図7は、本考案の実施の形態2に係るヒートシンク80の断面図である。ヒー
トシンク80と、実施の形態1に係るヒートシンク60との間の最大の差は、ヒ
ートシンク80が、伝熱エレメント92を有する放熱ベース90と、伝熱エレメ
ント92を覆うための放熱シェル94を有することである。
【0035】
放熱シェル94および放熱ベース90は、異なる金属材料から形成される。例
えば、伝熱エレメント92は、銅から形成され、放熱シェル94は、アルミニウ
ムから形成される。複数の放熱フィン82は、放熱シェル94と一体的に形成さ
れる。なお、放熱フィン82は、放熱シェル94の上面81および側面88にの
み形成される。
【0036】
一方、伝熱エレメント92は、放熱ベース70に類似し、また、伝熱プレート
84および伝熱ブロック86が、形成されている。実施の形態2における伝熱プ
レート84と伝熱ブロック86のサイズ、形状、構成、および特性は、実施の形
態1に類似していることを言及しておく。唯一の相違は、伝熱エレメント92の
三次元曲面が、はんだ付けまたは高圧固定によって、放熱シェル94の薄い部分
によって、覆われていることである。
【0037】
伝熱エレメント92の底面83(すなわち、伝熱プレート84の底面83)は
、また、発熱装置と直接接触している。実施の形態2において、伝熱ブロック8
6を設計する際のパラメータが、実施の形態1と異なる点は、断面幅dが、両側
の放熱シェル94の幅をプラスした伝熱ブロック86の底面87の幅であること
のみである。
【0038】
そのため、伝熱ブロック86の形状は、熱導体内部の熱移動フィールドおよび
実験から得られる熱伝導率に従って、特に設計される。また、実施の形態2に係
る実験結果は、図4〜6と類似しており、放熱作用は、実施の形態1の場合と同
様であるため、その説明は、繰返さない。
【0039】
以上のように、ヒートシンク80は、クーラ用であり、伝熱エレメント92、
伝熱エレメント92を覆う放熱シェル94、放熱シェル94上に取付けられ複数
の放熱フィン82を有する。伝熱エレメント92は、伝熱プレート84と、中央
部に取付けられる伝熱ブロック86とを有する。伝熱ブロック86の底面の面積
は、上面の面積より大きい。伝熱プレート84の底面が放熱を必要とする装置と
接触する場合、伝熱ブロック86は、伝熱プレート84の中央部における熱伝導
量を増加させ、発熱装置によって発生させられた熱を、最適の速度で放出するこ
とができる。
【0040】
図8は、本考案の実施の形態3に係るヒートシンク100の断面図である。ヒ
ートシンク100の構成および構造は、実施の形態2に係るヒートシンク80と
同様である。唯一の相違は、ヒートシンク100が、放熱シェル94および伝熱
ブロック86を連結するためのコネクタつまりねじ(連結要素)102を有する
ことである。放熱シェル94は、貫通孔104を有し、伝熱ブロック86は、溝
部106が形成されている。溝部106は、貫通孔104に対応し、同じ直径を
有する。
【0041】
実施の形態3に係る別の特徴は、伝熱エレメント92および放熱シェル94が
互いに連結される場合、貫通孔104および溝部106の直径より若干大きい直
径を有するネジ102が、放熱シェル94の貫通孔104に挿入されることであ
る。ネジ102は、手あるいは機械によって回転させられ、伝熱ブロック86の
溝部106に挿入される。そして、放熱シェル94は、ネジ102によって、伝
熱エレメント92に密着して連結される。したがって、はんだ付けによって2つ
の異なる金属を連結する場合、熱抵抗率が明白に増加するが、この場合は、熱抵
抗率の増加を避けることができる。
【0042】
伝熱ブロックの側面は、平面状である必要はないことは、ここで強調されなけ
ればならない。例えば、滑らかな曲面とすることも可能である。また、放熱フィ
ンは、より大きい放熱面積を有する他の形状に形成することも可能である。これ
らの変形は、本考案の範囲内であるが、ここでは、さらに詳細には説明しない。
【0043】
以上のように、従来技術と比較した本考案の異なる特徴は、本考案の実施の形
態における全てのヒートシンク60,80,100が、三次元曲面を有する放熱
ベース70,90を有することである。これらは、熱導体内部の熱移動フィール
ドおよび実験から得られる熱伝導率のデータにより設計される。したがって、従
来の平面状および円筒状ヒートシンクが有する放熱の問題を解決する。実施の形
態3において導入された連結要素によって、ヒートシンクの放熱作用を、更に向
上させることができる。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように、三次元曲面を有する放熱ベースを備えることによって、
最適な熱伝導作用を達成することができるヒートシンクを提供することができる
。特に、連結要素を使用し、放熱ベースと放熱シェルを緊密結合させる場合、さ
らに良好な熱伝導作用を、達成することができる。
【図1】 本考案に係る放熱装置の概略図である。
【図2】 本考案の実施の形態1に係るヒートシンクの
平面図である。
平面図である。
【図3】 図2の線III−IIIに関する断面図であ
る。
る。
【図4】 本考案の実施の形態1に係り、放熱ベースの
熱抵抗率を、伝熱プレートの断面幅に対する伝熱ブロッ
クの底面の断面幅の比率の関数として示している。
熱抵抗率を、伝熱プレートの断面幅に対する伝熱ブロッ
クの底面の断面幅の比率の関数として示している。
【図5】 本考案の実施の形態1に係り、放熱ベースの
熱抵抗率を、放熱ベースの底面と放熱フィンのトップ部
との間の垂直高さに対する放熱ベースの垂直高さの比率
の関数として示している。
熱抵抗率を、放熱ベースの底面と放熱フィンのトップ部
との間の垂直高さに対する放熱ベースの垂直高さの比率
の関数として示している。
【図6】 本考案の実施の形態1に係り、放熱ベースの
熱抵抗率を、伝熱ブロックの底面と側面との間の角度の
関数として示している。
熱抵抗率を、伝熱ブロックの底面と側面との間の角度の
関数として示している。
【図7】 本考案の実施の形態2に係るヒートシンクの
断面図である。
断面図である。
【図8】 本考案の実施の形態3に係るヒートシンクの
断面図である。
断面図である。
【図9】 従来の放熱装置の概略図である。
【図10】 図9に示される平面状ヒートシンクの平面
図である。
図である。
【図11】 図10の線XI−XIに関する平面状ヒー
トシンクの断面図である。
トシンクの断面図である。
【図12】 従来の別の放熱装置の概略図である。
【図13】 図12に示される円筒状ヒートシンクの平
面図である。
面図である。
【図14】 図13の線XIV−XIVに関する円筒状
ヒートシンクの断面図である。
ヒートシンクの断面図である。
10,30,50…放熱装置、
12…軸流ファン、
20,40,60,100…ヒートシンク、
22,42,62,82…放熱フィン、
24,64,84…伝熱プレート、
26,46,94…放熱シェル、
44…伝熱シリンダ、
61,81…上面、
63,83…底面、
65…上面、
66…伝熱ブロック、
67,87…底面、
68,88…側面、
70,90…放熱ベース、
92…伝熱エレメント、
102…ネジ、
104…貫通孔、
106…溝部、
d…断面幅、
D…断面幅、
h…垂直高さ、
H…垂直高さ、
R…熱抵抗率、
α…角度。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 黄 文 喜
台灣中▲れき▼市國泰街144號
Claims (11)
- 【請求項1】 伝熱プレートおよび前記伝熱プレートの
中央部に取付けられる伝熱ブロックを有する放熱ベース
と、 前記伝熱プレートおよび前記伝熱ブロックに対して垂直
に取付けられる複数の放熱フィンとを有し、 前記伝熱ブロックの底面の面積は、前記伝熱ブロックの
上面の面積より大きいことを特徴とするヒートシンク。 - 【請求項2】 前記複数の放熱フィンは、異なる表面積
を有しており、前記伝熱ブロックの側面に取付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。 - 【請求項3】 前記伝熱ブロックの高さは、前記放熱ベ
ース上の放熱フィンの高さより大きくないことを特徴と
する請求項1に記載のヒートシンク。 - 【請求項4】 前記伝熱ブロックの側面は、なめらかな
曲面であることを特徴とする請求項1に記載のヒートシ
ンク。 - 【請求項5】 前記放熱フィンには、軸流ファンが取付
けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒート
シンク。 - 【請求項6】 伝熱エレメントおよび前記伝熱エレメン
トを覆う放熱シェルを有する放熱ベースと、 前記放熱シェルに対して垂直に取付けられる複数の放熱
フィンとを有し、 前記伝熱エレメントの底面は、発熱装置と接触してお
り、また、前記伝熱エレメントの上面より大きな面積を
有することを特徴とするヒートシンク。 - 【請求項7】 前記伝熱エレメントは、 前記発熱装置と接触する底面を有する伝熱プレートと、 前記伝熱プレートの中央部に取付けられる伝熱ブロック
とを有し、 前記伝熱ブロックの上面および側面は、前記放熱シェル
に直接接触しており、 前記伝熱プレートの上面および側面の面積は、前記伝熱
ブロックの上面および側面の面積より大きく、また、前
記伝熱ブロックの上面の面積は、前記伝熱ブロックの底
面の面積より小さいことを特徴とする請求項6に記載の
ヒートシンク。 - 【請求項8】 前記伝熱ブロック以外において、前記放
熱シェルに取付けられている複数の放熱フィンは、異な
る表面積を有することを特徴とする請求項7に記載のヒ
ートシンク。 - 【請求項9】 前記伝熱ブロックの高さは、前記放熱シ
ェル上の前記放熱フィンの高さより、大きくないことを
特徴とする請求項7に記載のヒートシンク。 - 【請求項10】 前記伝熱ブロックの側面に取付けられ
る前記放熱シェルの表面は、なめらかな曲面であること
を特徴とする請求項7に記載のヒートシンク。 - 【請求項11】 さらに、連結要素を有し、 前記放熱シェルは、貫通孔を有し、 前記伝熱ブロックは、前記貫通孔に対応している溝部が
形成されており、 前記連結要素の直径は、前記溝部の直径より若干大き
く、前記連結要素は、前記貫通孔に挿入され、前記溝部
の内部に固定されることによって、 前記放熱シェルは、前記伝熱ブロックに密着して連結さ
れることを特徴とする請求項7に記載のヒートシンク。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW91210818 | 2002-07-16 | ||
TW091210818U TW540985U (en) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | Improved heat sink |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3095778U true JP3095778U (ja) | 2003-08-15 |
JP3095778U6 JP3095778U6 (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011198928A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ヒートシンクの製造方法およびヒートシンク |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011198928A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ヒートシンクの製造方法およびヒートシンク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW540985U (en) | 2003-07-01 |
US20040011508A1 (en) | 2004-01-22 |
US20070000643A1 (en) | 2007-01-04 |
US7172017B2 (en) | 2007-02-06 |
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