JP3095477U

JP3095477U - 液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車

Info

Publication number: JP3095477U
Application number: JP2003000334U
Authority: JP
Inventors: 郭立霖
Original assignee: 郭立霖
Priority date: 2003-01-24
Filing date: 2003-01-24
Publication date: 2003-07-31
Anticipated expiration: 2009-01-24

Abstract

(57)【要約】【課題】運送台車の位置を自動的に位置決めるこ
とができる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車を
提供する。【解決手段】底部には複数のローラー（１１）及びガ
イドローラー（１２）とを有し、上には制御ボックス
（１３）と収納ボックス移動部材（１４）が設置され、
該制御ボックス（１３）では制御回路及び制御部材を備
え、該収納ボックス移動部材（１４）では上下に重ね
て、外側へ延出できる複数の収納ボックス移動プレート
（１４１）を備える液晶ディスプレイのガラス基板用運
送台車（１０）であって、台車（１０）の後端下部の両
側に夫々回転自由なレーザ位置決め部材（１６）が設け
られ、このレーザ位置決め部材（１６）は前記制御ボッ
クス（１３）と電気接触して、地面又は製造設備におけ
る位置決め点を感知することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特に運送台車の位置を自動的に位置決めることができる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

液晶ディスプレイ（LCD）や、プラズマディスプレイ（PDP）などの平面ディスプレイ（FRD）は軽薄短小や省エネの特徴を有するので、特に液晶ディスプレイが従来のブラウン管式（CRT）ディスプレイの替わりに広く使用されている。液晶ディスプレイは表面に鍍金膜を有する二枚のガラス基板同士との間に液晶を充填した後、周縁を封閉剤によって封閉することにより、液晶を回路によって制御すると共に、色々の文字や、データや、パターンを表現するものである。

【０００３】液晶ディスプレイを製造する際、ガラス基板が運送台車に放置され、異なる製造工程を行っている。この運送台車には接触式位置決め部材が設けられることにより、運送台車を所定の位置に停止させると共に、製造工程を行っている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記接触式位置決め部材は感知ピンが先に製造設備における位置決めピンと接触した後、運送台車を所定の位置に移動させるため、移動過程中に、運送台車におけるガラス基板が揺れて相互に損傷する恐れがある。

【０００５】そこで、案出されたのが本考案であって、運送台車の位置を自動的に位置決めることができる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本願の請求項１の考案は、底部には複数のローラー（１１）及びガイドローラー（１２）を有し、上には制御ボックス（１３）と収納ボックス移動部材（１４）が設置され、該制御ボックス（１３）では制御回路及び制御部材を備え、該収納ボックス移動部材（１４）では上下に重ねて、外側へ延出できる複数の収納ボックス移動プレート（１４１）を備える液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車（１０）であって、台車（１０）の後端下部の両側に夫々回転自由なレーザ位置決め部材（１６）が設けられ、このレーザ位置決め部材（１６）は前記制御ボックス（１３）と電気接触して、地面又は製造設備における位置決め点を感知することを特徴とする、液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車及び、本願の請求項２の考案は、台車（１０）の底部に駆動部材（１５）が設けられ、この駆動部材（１５）は制御ボックス（１３）の内部における回路によって制御する直流モータ（１５１）を有し、該直流モータ（１５１）の心軸が前記台車（１０）の底部におけるローラー（１１）と連接することにより、台車（１０）を移動させることを特徴とする、請求項１に記載の液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車を提供する。

【０００７】

【作用】

本考案は上記の課題を解決するものであり、台車の後端下部の両側に夫々回転自由なレーザ位置決め部材が設けられることにより、自動的に地面又は製造設備における位置決め点を感知することができ、従って、台車が揺れるために収納ボックスの内部に収納するガラス基板が損傷するのを防止することができる。

【０００８】以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。勿論、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

【０００９】図１は本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車の前視平面図であり、図２は本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車の側視平面図であり、図３は本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車のレーザ位置決め部材が地面における位置決め点を感知する状態を示す平面図であり、図４は本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車のレーザ位置決め部材が製造設備における位置決め点を感知する状態を示す平面図であり、図５は本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車の収納ブックス移動プレートが収納ボックスを製造設備に移動させる状態を示す平面図である。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１及び図２に示すように、本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車（１０）の底部には複数のローラー（１１）及びガイドローラー（１２）を有し、台車（１０）の上に制御ボックス（１３）と収納ボックス移動部材（１４）が設置され、該制御ボックス（１３）では制御回路及び制御部材を備え、該収納ボックス移動部材（１４）では上下に重ねて、台車（１０）の外側へ延出できる複数の収納ボックス移動プレート（１４１）を備える。

【００１１】前記台車（１０）の後端下部の両側に夫々回転自由なレーザ位置決め部材（１６）が設けられ、このレーザ位置決め部材（１６）は前記制御ボックス（１３）と電気接触して、地面又は製造設備における位置決め点を自動的に感知することができる。

【００１２】尚、台車（１０）の底部に駆動部材（１５）が設けられ、この駆動部材（１５）は制御ボックス（１３）の内部における回路によって制御する直流モータ（１５１）を有し、該直流モータ（１５１）の心軸が前記台車（１０）の底部におけるローラー（１１）と連接することにより、台車（１０）を移動させることができる。

【００１３】本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車（１０）を使用する際、まず台車（１０）における収納ボックス（４０）の内部に複数のガラス基板を収納して、駆動部材（１５）の直流モータ（１５１）によってローラー（１１）を駆動すると共に、台車（１０）を製造設備（３０）へ移動させ、図３に示すように、台車（１０）が所定の位置に到着する前に、台車（１０）におけるレーザ位置決め部材（１６）によって地面（２０）における位置決め点（２１）を感知して、更に、図４に示すように、レーザ位置決め部材（１６）が回転すると共に、製造設備（３０）における位置決め点（３１）を感知することにより、台車（１０）を停止し、図５に示すように、収納ボックス移動部材（１４）の収納ブックス移動プレート（１４１）によって収納ボックス（４０）を製造設備（３０）へ移動させることにより、ガラス基板の製造工程を行っている。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、台車の後端下部の両側に夫々回転自由なレーザ位置決め部材が設けられることにより、自動的に地面又は製造設備における位置決め点を感知することができ、従って、台車が揺れるために収納ボックスの内部に収納するガラス基板が損傷するのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基
板用運送台車の前視平面図である。

【図２】本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基
板用運送台車の側視平面図である。

【図３】本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基
板用運送台車のレーザ位置決め部材が地面における位置
決め点を感知する状態を示す平面図である。

【図４】本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基
板用運送台車のレーザ位置決め部材が製造設備における
位置決め点を感知する状態を示す平面図である。

【図５】本考案に係わる液晶ディスプレイのガラス基
板用運送台車の収納ブックス移動プレートが収納ボック
スを製造設備に移動させる状態を示す平面図である。

【符号の説明】

１０台車１１ローラー１２ガイドローラー１３制御ボックス１４収納ボックス移動部材１４１収納ボックス移動プレート１５駆動部材１５１直流モータ１６レーザ位置決め部材２０地面２１位置決め点３０製造設備３１位置決め点４０収納ボックス

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】底部には複数のローラー（１１）及びガ
イドローラー（１２）を有し、上には制御ボックス（１
３）と収納ボックス移動部材（１４）が設置され、該制
御ボックス（１３）では制御回路及び制御部材を備え、
該収納ボックス移動部材（１４）では上下に重ねて、外
側へ延出できる複数の収納ボックス移動プレート（１４
１）を備える液晶ディスプレイのガラス基板用運送台車
（１０）であって、台車（１０）の後端下部の両側に夫々回転自由なレーザ
位置決め部材（１６）が設けられ、このレーザ位置決め
部材（１６）は前記制御ボックス（１３）と電気接触し
て、地面又は製造設備における位置決め点を感知するこ
とを特徴とする、液晶ディスプレイのガラス基板用運送
台車。
【請求項２】台車（１０）の底部に駆動部材（１５）
が設けられ、この駆動部材（１５）は制御ボックス（１
３）の内部における回路によって制御する直流モータ
（１５１）を有し、該直流モータ（１５１）の心軸が前
記台車（１０）の底部におけるローラー（１１）と連接
することにより、台車（１０）を移動させることを特徴
とする、請求項１に記載の液晶ディスプレイのガラス基
板用運送台車。