JP3095265U - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JP3095265U JP2003000162U JP2003000162U JP3095265U JP 3095265 U JP3095265 U JP 3095265U JP 2003000162 U JP2003000162 U JP 2003000162U JP 2003000162 U JP2003000162 U JP 2003000162U JP 3095265 U JP3095265 U JP 3095265U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾性を向上させ得るとともに、玩具的な興
趣性を付与し得るようにした包装容器を提供する。 【解決手段】 上部フィルム7を摺動させることによ
り、該上部フィルム7の線状透明部8から線状パターン
図柄4a,4b,4cを構成する何れかの線状描写部5
a,5b,5cを順次表出させて、容器表面で視認され
る図柄を変化させることができるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、装飾性を向上させ得るとともに、玩具的な興趣性を付与し得るよう にした包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、菓子や食品等の被包装物を装入して販売の用に供される包装容器は、 金属(主にブリキ板),プラスチック,厚紙等の素材を用いて、矩形状或いは円 筒状等の所要形状に形成されており、その表面には適宜の色彩及びデザインから なる装飾が施されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の包装容器における装飾手段としては、所要の色彩及びデザイ ンからなる絵柄や図柄を単に印刷する手段が一般的であり、専らその色彩及びデ ザインを工夫して装飾性を高めている。また、一部の金属製包装容器にあっては 、印刷したキャラクター部分をプレス加工により凹凸状に膨出させて半立体的に 表示する手法も取り入れられているが、静的描写の域を出ないため、装飾性の向 上に自ずと限界があった。このため、さらに装飾性を高め得る装飾手段が望まれ ていた。
【0004】 また、従来の包装容器は、被包装物の販売時及び被包装物の消費時における保 管に用いるのが主な用途であり、内容物を使い切るとゴミとして廃棄されてしま い、他に転用し得る付加的価値要素がないという問題点もあった。
【0005】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてその改善を試みたものであり、装飾性 を向上させ得るとともに、玩具的な興趣性を付与し得るようにした包装容器を提 供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、所定幅wの線状描写部を、所定幅Wの間隔からなる無描写部を介し て、多数並列することにより形成され、かつ該線状描写部の幅wに対応する間隔 で相互に位置をずらせて表示される複数の線状パターン図柄と、所定幅wの線状 透明部と、所定幅Wの不透明な線状遮蔽部が交互に多数並成されてなる上部フィ ルムとを備えてなり、容器表面に表示した前記複数の線状パターン図柄上に、線 状描写部と線状透明部との線方向を一致させて上部フィルムを重ね合わせた状態 で、該上部フィルムを容器表面に対して線状描写部の線方向と直交する方向に摺 動可能に保持したことを特徴とする包装容器である(請求項1)。
【0007】 ここで、複数の線状パターン図柄は、容器表面に直接印刷したり、或いは複数 の線状パターン図柄を印刷したシートを容器に貼着することによって、容器表面 に表示される。
【0008】 かかる構成にあって、各線状パターン図柄の線状描写部の線方向と直交する方 向に上部フィルムを移動させると、上部フィルムの線状透明部から、複数の線状 パターン図柄の内の、何れかの線状パターン図柄を構成する線状描写部が順次表 出し、容器表面に表示される図柄が順次動的に変化することとなる。これによっ て、包装容器の装飾性を向上させることができるとともに、包装容器に対して玩 具的な興趣性を付与することができる。尚、複数の線状パターン図柄によって表 される図柄は、動物,キャラクター等の動作を表す図柄が好適であり、これによ って、動物,キャラクター等の動的表現が可能となる。
【0009】 上記構成の包装容器にあって、無描写部及び線状遮蔽部の所定幅Wが W=w×(N−1) (ここで、wは線状描写部及び線状透明部の所定幅、Nは線状パターン図柄の 数を夫々示す。) の関係となるようにする構成(請求項2)が提案される。かかる構成にあって、 複数の線状パターン図柄の内の、何れかの線状パターン図柄を構成する線状描写 部を、上部フィルムの線状透明部から表出させた状態において、上部フィルムの 線状遮蔽部によって他の線状パターン図柄の線状描写部を正確に遮蔽させること ができるとともに、上部フィルムを線状描写部の線方向と直交する方向に移動さ せると、該上部フィルムが線状描写部の幅wずつ移動する毎に、異なる線状パタ ーン図柄の線状描写部を上部フィルムの線状透明部から正確に表出させることが できる。
【0010】 また、容器本体と、該容器本体の上端開口部に着脱可能に嵌着される蓋体とを 備えた包装容器において、容器本体又は蓋体の表面に、複数の線状パターン図柄 を表示し、該複数の線状パターン図柄上に、上部フィルムを、線状描写部と線状 透明部との線方向を一致させて重ね合わせた状態で、該上部フィルムを容器本体 又は蓋体の表面に対して、線状描写部の線方向と直交する方向に摺動可能に保持 した構成(請求項3)が提案される。かかる構成にあっては、容器本体の表面又 は蓋体の表面に表示した複数の線状パターン図柄からなる図柄を、上部フィルム の摺動操作を介して変化させることができるため、容器本体の表面又は蓋体の表 面における装飾性が向上するとともに、玩具的な興趣性を付与することができる 。
【0011】 また、有底円筒状の容器本体を備えた包装容器において、容器本体の外周面に 複数の線状パターン図柄を、その線状描写部の線方向が容器本体の軸線に沿うよ うにして表示し、該複数の線状パターン図柄上に、上部フィルムを、線状描写部 と線状透明部との線方向を一致させて重ね合わせた状態で筒状にすることにより 、容器本体の周方向に沿って摺動回転可能に設ける構成(請求項4)が提案され る。かかる構成にあっては、上部フィルムを筒状とすることにより、容器本体の 外周面に保持することができ、このように筒状にした上部フィルムを容器本体の 周方向に沿って摺動回転させることにより、複数の線状パターン図柄からなる図 柄を順次変化させることができる。
【0012】 さらに、容器表面に、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁 を嵌入して、該上部フィルムを線状描写部の線方向と直交する方向にのみ摺動可 能に保持する一対の保持縁を設ける構成(請求項5)が提案される。ここで、一 対の保持縁は、容器と一体成形したり、容器に対して接着する等の固着手段を介 して設けることができる。かかる構成は、対向する嵌合溝を備えた一対の保持縁 を上部フィルムの保持手段としたものであり、該一対の保持縁に対して、上部フ ィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁を嵌入するだけで、上部フィル ムを摺動可能に保持し得るため、その組み付けを容易に行うことができる。
【0013】 また、容器表面に、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁に 当接して、該上部フィルムを線状描写部の線方向と直交する方向にのみ摺動可能 とする一対のガイド縁を設けるとともに、上部フィルムを覆って摺動可能に保持 する透明被覆材を該上部フィルム上に配設し、該透明被覆材に摺動操作用の窓孔 を設ける構成(請求項6)が提案される。かかる構成は、一対のガイド縁と透明 被覆材とを上部フィルムの保持手段としたものであり、一対のガイド縁は、上部 フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁と当接して該上部フィルムを 両側縁方向に摺動可能とする縁構造を備えたものであればよいため、その形成が 容易であるとともに、透明被覆材によって上部フィルムの脱落を防止することが できる。
【0014】 さらに、有底円筒状の容器本体を備えた包装容器にあって、該容器本体の外周 面に、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁に当接して、該上 部フィルムを容器本体の周方向にのみ摺動回転可能とする一対のガイド縁を設け る構成(請求項7)が提案される。かかる構成にあっては、一対のガイド縁によ って容器本体の軸線に沿う上部フィルムの移動を規制することができ、該上部フ ィルムを容器本体の外周面の適正高さ位置で周方向にのみ摺動回転させることが できる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案にかかる包装容器の第一実施例を、図1〜図10に基づいて説 明する。この第一実施例にあって、包装容器1は、図1に示すように、矩形状に 形成された容器本体2と、該容器本体2の上端開口部に着脱可能に嵌着される蓋 体3とを備えている。この容器本体2と蓋体3は、ブリキ板を素材に用いて形成 されている。尚、容器本体2と蓋体3は、その他の金属板やプラスチック或いは 厚紙等の素材を用いて形成することも可能である。
【0016】 前記蓋体3の表面には、後述する複数の線状パターン図柄4a,4b,4c( 図2参照)が表示されており、該線状パターン図柄4a,4b,4c上に上部フ ィルム7が摺動可能に配設されている。
【0017】 図2に、複数の線状パターン図柄4a,4b,4cと上部フィルム7の構成例 を示す。複数の線状パターン図柄4a,4b,4cは、適宜の絵柄や図柄からな り、図示した例では、図2(イ)に示すように、線状パターン図柄4aが菱形、 線状パターン図柄4bが円形、線状パターン図柄4cが三角形の図柄となってい る。この三つの線状パターン図柄4a,4b,4cは、夫々所定幅wの線状描写 部5a,5b,5cを、所定幅Wの間隔からなる無描写部6a,6b,6cを介 して多数並列することにより形成されており、かつ各線状パターン図柄4a,4 b,4cは、各線状描写部5a,5b,5cの幅wに相当する間隔で相互に位置 をずらせて表示されている。即ち、図示した例では、菱形の線状パターン図柄4 aを構成する線状描写部5aの左側に、円形の線状パターン図柄4bを構成する 線状描写部5bが配置され、該線状パターン図柄4bの線状描写部5bの左側に 、三角形の線状パターン図柄4cを構成する線状描写部5cが配置されており、 該線状パターン図柄4cの線状描写部5cの左側は、線状パターン図柄4aの線 状描写部5aが再び配置された形態となっている。そして、このような複数の線 状パターン図柄4a,4b,4cを、蓋体3の表面に設定された表示領域Rに直 接印刷したり、或いは複数の線状パターン図柄4a,4b,4cを印刷したシー トを前記表示領域Rに貼着することによって、蓋体3の表面に表示するようにし ている。
【0018】 一方、上部フィルム7は、線状パターン図柄4a,4b,4cの表示領域Rに 略対応する大きさの矩形状に形成されており、該上部フィルム7には、図2(ロ )に示すように、所定幅wの線状透明部8と、所定幅Wの不透明な線状遮蔽部9 が交互に多数並成されている。各線状透明部8は、上部フィルム7を構成する透 明なフィルム素材に対して所定幅Wの不透明な線状遮蔽部9を、所定幅wの間隔 ずつ位置をずらした状態で多数印刷することにより形成され得る。
【0019】 前記無描写部6a,6b,6c及び線状遮蔽部9の所定幅Wは、 W=w×(N−1) (ここで、wは線状描写部5a,5b,5c及び線状透明部8の所定幅、Nは 線状パターン図柄4a,4b,4cの数を示す。) の関係となるように設定することが望ましく、この関係に設定することにより、 後述するように、複数の線状パターン図柄4a,4b,4cの何れかの線状パタ ーン図柄、例えば線状パターン図柄4aを構成する各線状描写部5aを、上部フ ィルム7の各線状透明部8から表出させた状態において、上部フィルム7の各線 状遮蔽部9によって他の二つの線状パターン図柄4b,4cの各線状描写部5b ,5cを正確に遮蔽させることができるとともに、上部フィルム7を線状描写部 5a,5b,5cの線方向と直交する方向に移動させると、該上部フィルム7が 幅wずつ移動する毎に、他の線状パターン図柄4b,4cの線状描写部5b,5 cを上部フィルム7の線状透明部8から正確に順次表出させることができる。
【0020】 前記蓋体3の表面には、前記複数の線状パターン図柄4a,4b,4cの表示 領域Rに対応する位置に、上部フィルム7の保持手段として、図3(イ),(ロ )に示すように、対向する嵌合溝10,10を備えた一対の保持縁11,11が 設けられている。該保持縁11,11は、蓋体3に対するプレス加工を介して、 図3(イ)に示すように、蓋体3と一体成形したり、或いは図3(ロ)に示すよ うに、対向する嵌合溝10,10を生じる帯板状部材12,12を蓋体3に接着 する等の固着手段を介して設けられる。また、該保持縁11,11は、その相互 の間隔を、上部フィルム7の、線状透明部8の線方向に直交する両側縁13,1 3相互の間隔に略一致させるようにして設けられている。そして、該保持縁11 ,11の嵌合溝10,10内に、上部フィルム7の、線状透明部8の線方向に直 交する両側縁13,13を嵌入することにより、蓋体3の表面に表示された前記 複数の線状パターン図柄4a,4b,4c上に、上部フィルム7を、線状描写部 5a,5b,5cと線状透明部8との線方向を一致させて重ね合わせた状態で、 該上部フィルム7を蓋体3の表面に対して線状描写部5a,5b,5cの線方向 と直交する方向に摺動可能に保持するようにしている。また、蓋体3の表面には 、図4に示すように、上部フィルム7の、線状透明部8の線方向に沿う両側縁の 外側に位置させて、該上部フィルム7の摺動範囲を規定する一対のストッパー縁 14,14が設けられている。
【0021】 かかる構成にあって、上部フィルム7を、保持縁11,11に沿って各線状描 写部5a,5b,5cの線方向と直交する方向に移動させると、該上部フィルム 7が各線状描写部5a,5b,5cの幅wずつ移動する毎に、上部フィルム7の 線状透明部8から、複数の線状パターン図柄4a,4b,4cの何れかを構成す る線状描写部5a,5b,5cが順次表出し、蓋体3の表面に表示される図柄を 順次動的に変化させることができる。即ち、菱形の線状パターン図柄4aを構成 する各線状描写部5aを、上部フィルム7の各線状透明部8から表出させた状態 においては、図4に示すように、上部フィルム7の上方から菱形の図柄が視認さ れ、この状態から上部フィルム7が左側に幅wだけ移動すると、円形の線状パタ ーン図柄4bを構成する各線状描写部5bが上部フィルム7の各線状透明部8か ら表出して、図5(イ)に示すように、上部フィルム7の上方から視認される図 柄が円形に変化し、この状態からさらに上部フィルム7が左側に幅wだけ移動す ると、三角形の線状パターン図柄4cを構成する各線状描写部5cが上部フィル ム7の各線状透明部8から表出して、図5(ロ)に示すように、上部フィルム7 の上方から視認される図柄が三角形に変化し、さらに上部フィルム7が左側に幅 wだけ移動すると、再び菱形の線状パターン図柄4aを構成する各線状描写部5 aが上部フィルム7の各線状透明部8から表出して、図柄が菱形に変化する。こ れにより、単に静的な描写に留まらず、複数の図柄が連続的に変化して動的に描 写されることとなるため、包装容器1の装飾性を向上させることができるととも に、包装容器1に対して玩具的な興趣性を付与することができる。
【0022】 また、蓋体3に上部フィルム7の保持手段として、該上部フィルム7の、線状 透明部8の線方向に直交する両側縁13,13を嵌入して、該上部フィルム7を 線状描写部5a,5b,5cの線方向と直交する方向にのみ摺動可能に保持する 一対の保持縁11,11を設けたことにより、該一対の保持縁11,11に対し て、上部フィルム7の両側縁13,13を嵌入するだけで、該上部フィルム7を 摺動可能に保持し得るため、その組み付けを容易に行うことができる。
【0023】 尚、上記第一実施例では、複数の線状パターン図柄4a,4b,4cと上部フ ィルム7の構成が理解し易いように、線状描写部5a,5b,5c及び線状透明 部8の所定幅wと、無描写部6a,6b,6c及び線状遮蔽部9の所定幅Wとを 比較的広い幅で形成したものを示したが、実際には、線状描写部5a,5b,5 c及び線状透明部8の所定幅wは、0.3〜0.6mm程度に設定される。また、無描写 部6a,6b,6c及び線状遮蔽部9の所定幅Wは、上述したW=w×(N−1 )の関係式で定められる。図6,図7は、実際に作成される線状パターン図柄4 a,4b,4cと上部フィルム7の一例を示し、ここでは、図6に示すように、 各線状パターン図柄4a,4b,4cが鮫の動作を表す三つの図柄によって構成 されており、図7が上部フィルム7となる。そして、このような線状パターン図 柄4a,4b,4cを蓋体3の表面に表示し、該線状パターン図柄4a,4b, 4c上に、上述した保持手段によって上部フィルム7を保持した状態で、該上部 フィルム7を、各線状描写部5a,5b,5cの線方向と直交する方向にゆっく り摺動させることにより、上部フィルム7が各線状描写部5a,5b,5cの幅 wずつ移動する毎に、図8に示すように、線状パターン図柄4a(図5参照)が 視認される状態から、図9に示すように、線状パターン図柄4bが視認される状 態に変化し、さらに図10に示すように、線状パターン図柄4cが視認される状 態に順次変化させることができる。このように、実際の線状パターン図柄4a, 4b,4c及び上部フィルム7の構成にあっては、図柄が緻密に描写されること となる。
【0024】 図11,図12は、第一実施例の変形実施例を示し、この実施例は、第一実施 例における上部フィルム7の保持手段の構成を変更したものである。蓋体3の表 面には、上部フィルム7の、線状透明部8(図2(ロ)参照)の線方向に直交す る両側縁13,13に当接する一対のガイド縁15,15が設けられており、こ のガイド縁15,15によって上部フィルム7を線状描写部5a,5b,5c( 図2(イ)参照)の線方向と直交する方向にのみ摺動可能に案内するようにして いる。また、この上部フィルム7上には、両側縁をガイド縁15,15上に接合 することにより、該上部フィルム7を覆って摺動可能に保持する透明被覆材16 が配設されており、該透明被覆材16には、図12に示すように、摺動操作用の 窓孔17が設けられている。ここで、前記一対のガイド縁15,15は、蓋体3 に対するプレス加工を介して蓋体3と一体成形したり、或いは帯板状部材を蓋体 3に接着する等の固着手段を介して設けられる。
【0025】 このように、この変形実施例では、一対のガイド縁15,15と透明被覆材1 6とを上部フィルム7の保持手段としており、一対のガイド縁15,15は、上 部フィルム7の、線状透明部8の線方向に直交する両側縁13,13と当接して 該上部フィルム7を両側縁13,13方向に摺動可能とする縁構造を備えたもの であればよいため、その形成を容易に行うことができるとともに、透明被覆材1 6によって上部フィルム7の脱落を防止することができる。
【0026】 尚、上述した第一実施例及び変形実施例にあっては、複数の線状パターン図柄 4a,4b,4cと上部フィルム7とを蓋体3の表面に配設しているが、該線状 パターン図柄4a,4b,4cと上部フィルム7は、容器本体2の側面に設ける ことも可能である。
【0027】 図13は、第二実施例を示し、この実施例は、容器本体2が有底円筒状に形成 されており、該容器本体2の外周面18に複数の線状パターン図柄4a,4b, 4c(図示省略)が、その線状描写部5a,5b,5c(図2(イ)参照)の線 方向が容器本体2の軸線に沿うようにして表示されている。また、該複数の線状 パターン図柄4a,4b,4cが表示された外周面18上には、上部フィルム7 を、線状描写部5a,5b,5cと線状透明部8(図2(ロ)参照)との線方向 を一致させて重ね合わせた状態で筒状にすることにより、該上部フィルム7が容 器本体2の周方向に沿って摺動回転可能に設けられている。ここで、上部フィル ム7は、容器本体2の外周を一周する所定の長さに形成されており、容器本体2 の外周面18に巻回した状態で、その両端部を相互に接合することにより、筒状 となるようにしている。また、容器本体2の外周面18には、上部フィルム7の 、線状透明部8の線方向に直交する両側縁13,13に当接する一対のガイド縁 15,15が設けられており、該ガイド縁15,15によって上部フィルム7を 容器本体2の周方向にのみ摺動回転させ得るようにしている。
【0028】 尚、複数の線状パターン図柄4a,4b,4cは、容器本体2の外周面18に 設定された表示領域Rに直接印刷したり、或いは複数の線状パターン図柄4a, 4b,4cを印刷したシートを前記表示領域Rに貼着することによって、容器本 体2の外周面18に表示される。また、一対のガイド縁15,15は、容器本体 2に対するプレス加工を介して容器本体2と一体成形したり、或いは帯板状部材 を容器本体2に接着する等の固着手段を介して設けられる。
【0029】 このように第二実施例にあっては、上部フィルム7を筒状とすることにより、 容器本体2の外周面18に保持することができ、筒状にした上部フィルム7を容 器本体2の周方向に沿って摺動回転させることにより、第一実施例と同様に、複 数の線状パターン図柄4a,4b,4cからなる図柄を順次変化させることがで きる。また、一対のガイド縁15,15によって、容器本体2の軸線に沿う方向 の上部フィルム7の移動を規制することができ、該上部フィルム7を容器本体2 の外周面18の適正高さ位置で周方向にのみ摺動回転させることができる。
【0030】
【考案の効果】 本考案は、上述したように、所定幅wの線状描写部を、所定幅Wの間隔からな る無描写部を介して、多数並列することにより形成され、かつ該線状描写部の幅 wに対応する間隔で相互に位置をずらせて表示される複数の線状パターン図柄と 、所定幅wの線状透明部と、所定幅Wの不透明な線状遮蔽部が交互に多数並成さ れてなる上部フィルムとを備えてなり、容器表面に表示した前記複数の線状パタ ーン図柄上に、線状描写部と線状透明部との線方向を一致させて上部フィルムを 重ね合わせた状態で、該上部フィルムを容器表面に対して線状描写部の線方向と 直交する方向に摺動可能に保持した包装容器であるから(請求項1)、各線状パ ターン図柄の線状描写部の線方向と直交する方向に上部フィルムを移動させると 、上部フィルムの線状透明部から、複数の線状パターン図柄の内の、何れかの線 状パターン図柄を構成する線状描写部が順次表出し、容器表面に表示される図柄 が順次動的に変化することとなる。これにより、包装容器の装飾性を向上させる ことができるとともに、包装容器に対して玩具的な興趣性を付与することができ る。
【0031】 上記構成の包装容器にあって、無描写部及び線状遮蔽部の所定幅Wが W=w×(N−1) (ここで、wは線状描写部及び線状透明部の所定幅、Nは線状パターン図柄の 数を夫々示す。) の関係となるようにすれば(請求項2)、複数の線状パターン図柄の内の、何れ かの線状パターン図柄を構成する線状描写部を、上部フィルムの線状透明部から 表出させた状態において、上部フィルムの線状遮蔽部によって他の線状パターン 図柄の線状描写部を正確に遮蔽させることができるとともに、上部フィルムを線 状描写部の線方向と直交する方向に移動させると、該上部フィルムが線状描写部 の幅wずつ移動する毎に、異なる線状パターン図柄の線状描写部を上部フィルム の線状透明部から正確に表出させることができる。
【0032】 また、容器本体と、該容器本体の上端開口部に着脱可能に嵌着される蓋体とを 備えた包装容器において、容器本体又は蓋体の表面に、複数の線状パターン図柄 を表示し、該複数の線状パターン図柄上に、上部フィルムを、線状描写部と線状 透明部との線方向を一致させて重ね合わせた状態で、該上部フィルムを容器本体 又は蓋体の表面に対して、線状描写部の線方向と直交する方向に摺動可能に保持 するようにした構成(請求項3)にあっては、容器本体の表面又は蓋体の表面に 表示した複数の線状パターン図柄からなる図柄を、上部フィルムの摺動操作を介 して変化させることができるため、容器本体の表面又は蓋体の表面における装飾 性が向上するとともに、玩具的な興趣性を付与することができる。
【0033】 また、有底円筒状の容器本体を備えた包装容器において、容器本体の外周面に 複数の線状パターン図柄を、その線状描写部の線方向が容器本体の軸線に沿うよ うにして表示し、該複数の線状パターン図柄上に、上部フィルムを、線状描写部 と線状透明部との線方向を一致させて重ね合わせた状態で筒状にすることにより 、容器本体の周方向に沿って摺動回転可能に設けるようにした構成(請求項4) にあっては、上部フィルムを筒状とすることにより、容器本体の外周面に保持す ることができ、このように筒状にした上部フィルムを容器本体の周方向に沿って 摺動回転させることにより、複数の線状パターン図柄からなる図柄を順次変化さ せることができる。
【0034】 さらに、容器表面に、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁 を嵌入して、該上部フィルムを線状描写部の線方向と直交する方向にのみ摺動可 能に保持する一対の保持縁を設けるようにした構成(請求項5)にあっては、該 一対の保持縁に対して、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁 を嵌入するだけで、上部フィルムを摺動可能に保持し得るため、その組み付けを 容易に行うことができる。
【0035】 また、容器表面に、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁に 当接して、該上部フィルムを線状描写部の線方向と直交する方向にのみ摺動可能 とする一対のガイド縁を設けるとともに、上部フィルムを覆って摺動可能に保持 する透明被覆材を該上部フィルム上に配設し、該透明被覆材に摺動操作用の窓孔 を設けるようにした構成(請求項6)にあっては、一対のガイド縁が、上部フィ ルムの両側縁と当接して該上部フィルムを両側縁方向に摺動可能とする縁構造を 備えたものであればよいため、その形成が容易であるとともに、透明被覆材によ って上部フィルムの脱落を防止することができる。
【0036】 さらに、有底円筒状の容器本体を備えた包装容器にあって、該容器本体の外周 面に、上部フィルムの、線状透明部の線方向に直交する両側縁に当接して、該上 部フィルムを容器本体の周方向にのみ摺動回転可能とする一対のガイド縁を設け るようにした構成(請求項7)にあっては、一対の保持縁によって容器本体の軸 線に沿う上部フィルムの移動を規制することができ、該上部フィルムを容器本体 の外周面の適正高さ位置で周方向にのみ摺動回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例にかかる包装容器1の外観斜視図で
ある。
【図2】イは複数の線状パターン図柄4a,4b,4c
の構成を示す模式図、ロは上部フィルム7の構成を示す
模式図である。
【図3】上部フィルム7の保持手段を示す蓋体3の縦断
側面図である。
【図4】蓋体3の表面に線状パターン図柄4aが表示さ
れた状態を示す作用説明図である。
【図5】イは線状パターン図柄4bが表示された状態、
ロは線状パターン図柄4cが表示された状態を示す作用
説明図である。
【図6】実際に作成される線状パターン図柄4a,4
b,4cの一例を示す平面図である。
【図7】実際に作成される上部フィルム7の一例を示す
平面図である。
【図8】図6の線状パターン図柄4aが表出した状態を
示す作用説明図である。
【図9】図6の線状パターン図柄4bが表出した状態を
示す作用説明図である。
【図10】図6の線状パターン図柄4cが表出した状態
を示す作用説明図である。
【図11】変形実施例にかかる上部フィルム7の保持手
段を示す蓋体3の縦断側面図である。
【図12】透明被覆材16の斜視図である。
【図13】第二実施例にかかる容器本体2の外周面18
に配設された上部フィルム7と、その保持手段を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1包装容器 2容器本体 3蓋体 4a,4b,4c 線状パターン図柄 5a,5b,5c 線状描写部 6a,6b,6c 無描写部 7 上部フィルム 8 線状透明部 9 線状遮蔽部 11 保持縁 13 側縁 15 ガイド縁 16 透明被覆材 17 窓孔 18 外周面 w 線状描写部及び線状透明部の所定幅 W 無描写部及び線状遮蔽部の所定幅 N 線状パターン図柄の数

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定幅wの線状描写部を、所定幅Wの間隔
    からなる無描写部を介して、多数並列することにより形
    成され、かつ該線状描写部の幅wに対応する間隔で相互
    に位置をずらせて表示される複数の線状パターン図柄
    と、 所定幅wの線状透明部と、所定幅Wの不透明な線状遮蔽
    部が交互に多数並成されてなる上部フィルムとを備えて
    なり、 容器表面に表示した前記複数の線状パターン図柄上に、
    線状描写部と線状透明部との線方向を一致させて上部フ
    ィルムを重ね合わせた状態で、該上部フィルムを容器表
    面に対して線状描写部の線方向と直交する方向に摺動可
    能に保持したことを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】無描写部及び線状遮蔽部の所定幅Wが W=w×(N−1) (w;線状描写部及び線状透明部の所定幅、N;線状パ
    ターン図柄の数)の関係となる請求項1記載の包装容
    器。
  3. 【請求項3】容器本体と、該容器本体の上端開口部に着
    脱可能に嵌着される蓋体とを備えた包装容器において、 容器本体又は蓋体の表面に、複数の線状パターン図柄を
    表示し、該複数の線状パターン図柄上に、上部フィルム
    を、線状描写部と線状透明部との線方向を一致させて重
    ね合わせた状態で、該上部フィルムを容器本体又は蓋体
    の表面に対して、線状描写部の線方向と直交する方向に
    摺動可能に保持したことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の包装容器。
  4. 【請求項4】有底円筒状の容器本体を備えた包装容器に
    おいて、 容器本体の外周面に複数の線状パターン図柄を、その線
    状描写部の線方向が容器本体の軸線に沿うようにして表
    示し、該複数の線状パターン図柄上に、上部フィルム
    を、線状描写部と線状透明部との線方向を一致させて重
    ね合わせた状態で筒状にすることにより、容器本体の周
    方向に沿って摺動回転可能に設けたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の包装容器。
  5. 【請求項5】容器表面に、上部フィルムの、線状透明部
    の線方向に直交する両側縁を嵌入して、該上部フィルム
    を線状描写部の線方向と直交する方向にのみ摺動可能に
    保持する一対の保持縁を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3の何れかに記載の包装容器。
  6. 【請求項6】容器表面に、上部フィルムの、線状透明部
    の線方向に直交する両側縁に当接して、該上部フィルム
    を線状描写部の線方向と直交する方向にのみ摺動可能と
    する一対のガイド縁を設けるとともに、上部フィルムを
    覆って摺動可能に保持する透明被覆材を該上部フィルム
    上に配設し、該透明被覆材に摺動操作用の窓孔を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載
    の包装容器。
  7. 【請求項7】容器本体の外周面に、上部フィルムの、線
    状透明部の線方向に直交する両側縁に当接して、該上部
    フィルムを容器本体の周方向にのみ摺動回転可能とする
    一対のガイド縁を設けたことを特徴とする請求項4に記
    載した包装容器。
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