JP3095027U

JP3095027U - Ｃｄ郵送用ケース

Info

Publication number: JP3095027U
Application number: JP2002008330U
Authority: JP
Inventors: 泰孝井上
Original assignee: 株式会社ウイル
Priority date: 2002-12-27
Filing date: 2002-12-27
Publication date: 2003-07-18
Anticipated expiration: 2008-12-27

Abstract

(57)【要約】【課題】直径１２ｃｍのＣＤを幅１２ｃｍ以下かつＣ
Ｄを含む重量が５０ｇ以下のサイズのケースに収め、９
０円以下の定形郵便で郵送するとともに、外観のインパ
クトを高めることで郵送されたＣＤの興味を高める。【解決手段】幅１２ｃｍ以下、長さ１４ｃｍ以上２
３．５ｃｍ以下、厚さ１ｃｍ以下の土台１とＣＤを貼付
するための粘着層２からなり、ＣＤを貼付した状態で重
さ５０ｇ未満の定形郵便物として郵送できるＣＤ郵送用
ケースであり、また、デザインを施したＣＤをダイレク
トに見せることにより、郵便物のインパクトを高めるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ＣＤ郵送用ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近では、音楽・映像・ＰＣソフト他あらゆるデータを記憶する媒体として、ＣＤ−ＲＯＭ（以下「ＣＤ」という）が利用されている。これらの情報を紹介し販売するための手段として、従来まではチラシやパンフレットなどがダイレクトメール（以下「ＤＭ」という）で送られていたが、最近では、ＣＤのサンプル版を送ることにより、消費者が実際の商品の体験ができるようになり、紙媒体より効果的な販売促進の手段となっている。

【０００３】このようなサンプルＣＤを郵送する場合、直径１２ｃｍのＣＤよりひとまわり大きなプラスチックケースや厚紙に収納して郵送されているため、定型郵便で郵送できる上限の幅１２ｃｍあるいは重さ５０ｇを超えており、定形外郵便で送る必要があった。

【０００４】このように、従来の方法ではＣＤを定形外郵便で郵送しており、定形外郵便の最低料金は１２０円（出願時の郵便料金に基づくもので、以下に述べる料金も同様である）であり、大量にＤＭを発送する場合などは、多大なコストを要していた。

【０００５】また、ＣＤはプラスチックケースや厚紙に収納され、さらにこのケースを封筒に入れて郵送されていたので、消費者に到着したときにインパクトに欠けていたり何が到着したかわからないものも多々あり、郵便到着時には開封されずに廃棄される場合が多かった。

【考案が解決しようとする課題】

【０００６】本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、直径１２ｃｍのＣＤを幅１２ｃｍ以下かつＣＤを含む重量が５０ｇ以下のサイズのケースに収め、９０円以下の定形郵便で郵送するとともに、郵便物のインパクトを高めてコンピューターソフトの体験版や音楽ＣＤの視聴版など、販売促進の手段であるサンプルＣＤの利用率を上げることにある。

【０００７】

【課題を解決する手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるＣＤ郵送ケースは、幅１２ｃｍ以下、長さ１４ｃｍ以上２３．５ｃｍ以下、厚さ１ｃｍ以下の土台１にＣＤを貼付した状態で総重量を５０ｇ未満とした定形郵便物の規格に適合したものである。

【０００８】また、ＣＤを土台１に貼付するために、土台１にＣＤの形状より小さい範囲で粘着層２を形成している。

【０００９】ＣＤをより確実に収納するために、幅１２ｃｍ以下、長さ１４ｃｍ以上２３．５ｃｍ以下、厚さ１ｃｍ以下の土台７に、ＣＤを収納する直径１２ｃｍの円形凹部３を形成することもできる。

【００１０】この場合、直径１２ｃｍのＣＤを幅１２ｃｍ以下のケースに収納するため、円形凹部３の両端４、５は切欠形成している。

【００１１】さらに、円形凹部３に収納したＣＤを固定するため、簡単に取り外し可能でありかつＣＤの情報記録面（以下「裏面」という）と接合させても記録された情報に損傷がない粘着層６を形成するのが望ましい。

【考案の実施の形態】

【００１２】以下に、本考案にかかるＣＤ郵送用ケースの実施の形態を図面とともに説明すると、図１はＣＤを収納した本考案のケースの表面と裏面を示した斜視図である。土台１は長さＸが１４ｃｍから２３．５ｃｍ、幅Ｙが１２ｃｍ以下であり、裏面にＣＤを貼付して郵送される。

【００１３】裏面には、ＣＤを固定するためにＣＤの情報記録面と接合する粘着層２が形成されており、粘着層２は、ＣＤの情報記録面と接合してもＣＤのデータに損傷を与えない素材で形成される。

【００１４】また、ＣＤの重量は約１５ｇなので、土台１は樹脂系の紙や発泡スチロールなどの軽量素材で作成して重量を３５ｇ以下にし、ＣＤを収納した状態で定形郵便の規格である５０ｇ以下に適合するよう形成されている。

【００１５】図２はＣＤをより確実に収納するために、土台７に円形凹部３を形成したケースの表面と裏面を示した斜視図である。土台７は長さＸが１４ｃｍから２３．５ｃｍ、幅Ｙが１２ｃｍ以下、厚さＺが１ｃｍ以下の範囲内であり、裏面にＣＤを収納する円形凹部３が形成されている。

【００１６】円形凹部３の深さは１〜２ｍｍ程度で、円形凹部３の両端４、５を切欠形成することにより、幅１２ｃｍ厚さ１ｍｍのＣＤを幅１２ｃｍ以下の土台７に収納できるようにする。

【００１７】さらに、円形凹部に収納されたＣＤを固定するために、円形凹部３の全範囲または一部範囲に粘着層６を形成する。また通常は、粘着層６の上面に剥離紙を貼付しておき、ＣＤを収納する際に剥離紙を除去して用いる。

【００１８】この場合も、土台７は樹脂系の紙や発泡スチロールなどの軽量素材で作成して重量を３５ｇ以下にし、ＣＤを収納した状態で定形郵便の規格である５０ｇ以下に適合するよう形成されている。

【考案の効果】

【００１９】以上に述べた次第で、本考案のＣＤ郵送用ケースを使用すれば、ＣＤを定形郵便料金の９０円で郵送することができ、また郵送時にはＣＤの表面がダイレクトに現れるため、ＣＤの表面に特徴のあるデザインを施すことによって、郵便物のインパクトを高めて、送られてきたサンプルＣＤなどの利用率を高めることができるので、大量に発送する音楽のサンプルＣＤや無料のコンピューターソフトを配布する場合などに最大の効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のＣＤ郵送用ケースの表面と裏面を示し
た斜視図

【図２】ケースに円形凹部を形成した場合の表面と裏面
を示した斜視図

【符号の説明】

１土台２粘着層３円形凹部４、５切欠部６粘着層７土台

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】幅１２ｃｍ以下、長さ１４ｃｍ以上２
３．５ｃｍ以下、厚さ１ｃｍ以下の土台１とＣＤを貼付
するための粘着層２からなり、ＣＤを貼付した状態で重
さ５０ｇ未満の定形郵便物として郵送できるＣＤ郵送用
ケース。
【請求項２】ＣＤを収納するための直径１２ｃｍの円
形凹部３をもち、円形凹部３の左右両端４、５を切欠形
成すると同時に円形凹部３の上面にＣＤを固定する粘着
層６を形成した、幅１２ｃｍ以下、長さ１４ｃｍ以上２
３．５ｃｍ以下、厚さ１ｃｍ以下の土台７からなり、Ｃ
Ｄ１を収納した状態で重さ５０ｇ未満の定形郵便物とし
て郵送できるＣＤ郵送用ケース。