JP2001506790A - プリペイドカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 デビットカード、例えば長距離電話用カードが、購買時に活性化されるまで不活性であるようにして、購買用展示のために人を惹き付けるように包装されかつ容易に設置され得る。カードは、人を惹き付ける包装を開放することと包装の任意のいずれかの部分を移動することを全く必要とせず、かつ、カードが、包装内に取り付けられたまま慣用のカード読み取り機を通して「掃引」されることによってのみ、カードの購買時に活性化され得る。カードは、カードの面積よりもかなり大きい面積を含む、主にセルロース材料から製造された第１パネルと第２パネルの間に、カードの磁気ストリップが完全に露出された状態で（すなわち、パネルおよび他のいずれかの包装材料によっても覆われずに）取り付けられている。カードの大部分は、一般に第１パネルと第２パネルの間に挟まれて、例えばホットメルト接着剤によって着脱可能にパネルに保持されており、また、パネルは互いに貼り合わされている。

Description

【発明の詳細な説明】 プリペイドカード 発明の背景および概要 デビットカード（一般に、慣用のクレジットカードと同一の寸法のプラスチッ クカードであるが、特定の品物またはサービスの予め購買された量に対応する磁 気コードをその上に有する磁気ストリップを備えたプラスチックカード）が、品 物およびサービスに対する支払いの形態として普及しつつある。このようなカー ドは、買い手と、カードを利用して購買される品物およびサービスを提供する側 との両方に対して有利であり、いつかの商業領域、例えば長距離電話サービスに おいて、デビッドカードは最近２、３年間で指数関数的な成長を遂げた。 デビットカードを小売店にて販売することが望ましい多くの情況がある。もし カードが販売時に活性であると、小売店は、カードの取り扱いの全ての面におい て慎重さを維持しなければならず、また、カードは見失われ易くかつ非常に高価 であることがあるため、現金を入れる引出し（以下、現金入れ引出し）(cash dr awer)または類似の安全領域内に保持されて盗難が防止されなければならない。 デビットカードを種々の図画および証印が印刷された厚紙の包装部に取り付ける ためのいくつかの商品が提供されてきた。この包装部はカードをより盗みにくく し、 カードをより好ましい状態で提供し得るが、このようにしてカードが提示される と、もしカードが有効（"active"）であれば、小売店はなお盗難による大きな損 害を被るかなりの危険性を負う。このため、多くのカードは小売店による活性化 、例えば、店員が個人の識別番号（ＰＩＮ）を適切な電子装置に入力すること、 または、デビットカードを提供している会社のための中央コンピュータに連結さ れたカード読み取り機を通してカードを掃引することによる活性化が必要である ようにして売られている。多くの利用可能な包装組立体が提供されてきたが、そ れらの多くは、例えば、小売店がカード上の磁気ストリップへのアクセスを達成 して活性化を行うことができる前に、包装の一部を開くことを必要とし、もしく は包装の一部を移動させることを少なくとも必要とすること、または、興味を引 くようにカードを包装しないことなどの包装組立体に関する欠点を有する。 本発明に従えば、予め包装されたデビットカード組立体に入ったデビットカー ドが提供される。予め包装されたデビットカード組立体は、購買場所での展示も 含む小売りのために、人を惹き付けるように、効果的にかつ興味を引くようにデ ビットカードを包装している。本発明は、また、効果的にかつ興味を引くように カードを展示し、さらに盗難による損害の可能性を最小限にしながら購買場所で 活性のデビットカードを提供する方法に関する。本発明の両方の態様に従えば、 カードは包装によっ て確実に取り付けられており、一度活性化されれば比較的容易に取り外されるこ とができるが、カードの活性化を行うためにカードをその包装から取り外す必要 がなく、また、カードの包装のいずれの部分をも移動させる必要がない。 本発明の一態様に従えば、以下の部品を含む包装デビットカード組立体が提供 される。部品は、第１および第２の終縁部（end edges）と、第１および第２側 縁部（side edges）と、前面および背面と、ある面積とを有する矩形のデビット カードと；第２側縁部に隣接しかつ第２側縁部に実質的に平行であるようにデビ ットカードの背面上に設けられた磁気ストリップであって、不活性であるが購買 時に活性化されることができる磁気ストリップと；磁気ストリップを露出させた 状態でデビットカードを取り付けるための取り付け用外包であって、第１および 第２のパネルを備え、これらのパネルは、各々、カード面積よりも少なくとも２ ０％大きい（一般に、少なくとも２００％大きく、購買用展示のためには少なく とも４００％大きい）面積を有し、デビットカードの大部分が第１パネルと第２ パネルの間に挟まれるが、磁気ストリップは、前記パネルによっても他のいずれ の包装部によっても覆われない取り付け用外包とである。デビットカードは、パ ネルの少なくとも１つに着脱可能に貼り付けられている。 カードは、パネルの少なくとも１つに、任意の好適な 慣用の機構、例えば異なるタイプの種々の接着剤、テープ、機械的ファスナーな どによって貼り付けられ得る。特に望ましくは、ホットメルト接着剤が、さらな る接着剤（ホットメルト接着剤、感圧性接着剤または種々の他のタイプの接着剤 のいずれか）と共に設けられて、パネルもまた互いに接触してしっかりと結合さ れる。カードは、概して、例えば慣用的にデビットカードおよびクレジットカー ドとして使用されている（そしてそれらのカードと同一の寸法の）プラスチック カードであり、一方パネルは、好ましくは、少なくとも主に固いセルロース材料 から製造されたパネル、例えば板紙、厚紙または重量の大きい紙シートである。 購買用の展示の特徴が設けられるべき場所では、パネルおよびデビットカードを 購買場所に設置するための設置機構が、カードの磁気ストリップから離れてパネ ルの少なくとも１つと関連づけられる。例えば、設置機構は、フック受容開口部 、金属またはプラスチックのフック、テープのストリップまたは他の種々の慣用 の機構を含み得る。 第１パネルは、カード前面の第２縁部に隣接してカードを覆うパネルのフラッ プ部を有し、ホットメルト接着剤は、第１パネルのフラップ部をカードの前面に 保持し得る。あるいは、ストリップと反対の側にあるカードの前面は、第１およ び第２パネルのいずれによっても覆われないことも可能であり、かつ／または、 磁気ストリップは第２パネルの切抜きに配置され得る。 第１および第２パネルは、各々矩形であり、かつ、各パネルは、対向しかつ実 質的に平行な第１および第２の側縁部と、対向しかつ実質的に平行な第１および 第２の終縁部とを有し、側縁部は終縁部よりも少なくとも１０％長い(そして好 ましくは少なくとも２５％長い)。磁気ストリップは、隣接する第２パネルの第 １側縁部に平行であり、または、隣接する第２パネルの第２終縁部に平行であり 得る。第１パネルの終縁部は、第２パネルの終縁部よりも長く、第１パネルの第 １縁部は、カードの第２側縁部とほぼ位置合わせされており、かつ、カードの前 面は第１パネルの第１側縁部に隣接して第１パネルに貼り付けられ得る。あるい は、第１パネルの第１終縁部と第２パネルの第１終縁部が互いに位置合わせされ かつ貼り付けられ、第１パネルの第１側縁部および第２側縁部と第２パネルの第 １側縁部および第２側縁部とが互いに位置合わせされかつ貼り付けられ、かつ、 第１および第２パネル内の、パネルの第１終縁部付近にフック受容開口部が形成 され得る。 一枚のデビットカードが取り付けられることが好ましいが、本発明に従う外包 は複数のカードを取り付け得る。例えば、第２の同一のデビットカードが、外包 によって、第２カードの磁気ストリップがパネルおよび他のいずれの包装部によ っても覆われない状態で取り付けられ得る。購買用の展示を目的として設置され るときには、第１および第２パネルは、８ 1/2インチ×８ 1/2インチ（約 ２１．６ｃｍ×約２１．６ｃｍ）の寸法の板紙シートを半分に折り畳んで８ 1/2 インチ×４ 1/4インチ（約２１．６ｃｍ×約１０．８ｃｍ）の寸法の外包を形成 することにより形成されることが好ましい。デビットカードは、３０ミル（０． ７６２ｍｍ）までのポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）またはテスリン(teslin)であり得 る。図画はカード上の所望のいずれの位置にも設けられ得る。 カードおよび包装は、また、現金入れ引出しの寸法、例えば、約６インチ×２ 1/2インチ（約１５．２ｃｍ×６．４ｃｍ）の、包装における最終的なパネルの 寸法に製造され得る。必要であれば、外包は第３のパネルを含み得る。第３パネ ルはカードと第２パネルとの間に配置され、かつ、一般にカードおよび第１パネ ルに貼り付けられる。この場合、外包の面積は、カードの面積の３倍未満である 。 本発明の別の態様に従えば、以下の段階を含む能動性のあるデビットカードを 提供する方法が用いられ得る。これらの段階は、（ａ）第１および第２の終縁部 と、第１および第２の側縁部と、前面および背面と、ある面積とを有し、かつ、 前記カードの背面上に、前記第２側緑部に隣接しかつ前記第２側縁部に実質的に 平行な、不活性であるが活性化可能な磁気ストリップを有する矩形状物を設ける 段階と、（ｂ）カードを、外包の、主にセルロース製の第１と第２のパネルの間 に包装する段階であって、カードの面積の大部分がパネルの間に挟まれかつ パネルの少なくとも１つに貼り付けられ、かつ、磁気ストリップがパネルおよび 他のいずれかの包装部によっても覆われないように包装する段階と、（ｃ）展示 のために外包を購買場所に設置する段階と、（ｄ）カードを有する外包の購買中 または購買後に、カードがデビットカードとして使用され得るようにカードを活 性化する段階であって、磁気ストリップを露出させるためにカードを外包から取 り外さずかつ外包のいずれの部分も移動させずに、カードを磁気カード読み取り 機に通過させることによりカードを活性化する段階とである。 本発明の主要な目的は、長距離電話カードなどのデビットカードのための有利 な包装方法および包装を提供することにある。本発明のこの目的および他の目的 は、本発明の詳細な説明の検査および添付の請求の範囲から明らかになるであろ う。 図面の簡単な説明 図１は、特許請求される発明に従う包装デビットカード組立体の１つの例示的 な形態の前方斜視図である。 図２は、図の明瞭化のために第２パネルの一部が切り取られた図１の組立体の 背面図である。 図３は、本発明に従う例示的なデビットカードの上方斜視図である。 図４は、図１および図２の組立体の外包を形成するパネルの内側斜視図であり 、パネルはその内部を示すため に開放されている。 図５は、本発明に従う包装デビットカード組立体の第２の実施形態の背面図で ある。 図６は、本発明に従う包装デビットカード組立体の第３の実施形態の背面図で ある。 図７は、本発明に従う包装デビットカード組立体の第４の実施形態の背面図で ある。 図８は、図７の実施形態の前面図である。 図９は、本発明に従う予め包装されたデビットカード組立体の別の例示的な実 施形態の前方斜視図である。 図１０は、図の明瞭化のために一部が切り取られた図９の組立体の後方斜視図 である。 図１１および１２は、それぞれ、本発明に従う包装デビットカード組立体のさ らなる２つの実施形態の開放図でありパネルの内部を示す。 図１３は、本発明に従う予め包装されたデビットカード組立体の活性化の１つ の方法を示す上方斜視図であり、図１３に実際に示された組立体は図９および１ ０の組立体である。 図面の詳細な説明 本発明に従う包装デビットカード組立体の第１の実施形熊が、概して図１およ び図２の参照番号１０により示されている。組立体１０の要素の１つは、図２お よび図３において最も明確に見られるデビットカード１１であ る。デビットカード１１は、好ましくはプラスチック、例えば３０ミル（０．７ ６２ｍｍ）の厚みのポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）またはテスリン(teslin)であり、 かつ、一般に、慣用の構造を有し、例えば、第１および第２の終縁部１２，１３ と、第１および第２の側縁部１４，１５と、前面１６（図３）と、背面１７（図 ２）と、ある面積とを有する矩形である（例えば、面積は約６．５〜８平方イン チ（４１．９〜５１．６平方センチメートル）であり、側縁部１４，１５は各々 約３．３インチ（約８．４ｃｍ）であり、終縁部１２，１３は各々約２．２イン チ（約５．６ｃｍ）である）。デビットカード１１は、また、側縁部１５に隣接 しかつ側縁部に実質的に平行な磁気ストリップ１９を背面１７上に有する。磁気 ストリップ１９は不活性であるが購入時には活性化することが可能であることが 好ましい。 組立体１０は、また、磁気ストリップ１９が露出された状態でデビットカード １１を取り付けるための取付け用外包２１（特に図４を参照）を含む。外包２１ は、第１パネル２２（図１および図４）および第２パネル２３（図２および図４ ）を含み、両パネルは好ましくは方形であり、本明細書中で後にさらに説明され るパネルと同一の寸法または幾分異なる寸法を有し得る。各パネルは、デビット カード１１の大部分が第１パネルと第２パネルとの間に挟まれるように、カード 面積よりも少なくとも２０％大きくかつカード１１の面積よりも一般に少なく とも３倍大きい面積を有するが、磁気ストリップ１９は、パネル２２，２３によ っても、また他のいずれの包装部によっても覆われない。 パネル２２は第１終縁部２４および第２終縁部２５を有し、パネル２３は第１ 終縁部２４’および第２終縁部２５’を有し、第１終縁部２４と２４’、第２終 縁部２５と２５’、第１および第２側縁部２６，２６’、２７、２７’は、各々 、図１，２，４の実施形態において位置合わせされており、また、第１および第 ２の側縁部２６，２６’，２７，２７’についても同様である。側縁部２６，２ ６’，２７，２７’は、終縁部２４，２４’，２５，２５’よりも少なくとも１ ０％長く、一般に２０％よりも大きい比率で長い。図１，２および４の実施形態 において、側縁部２６，２６’および２７，２７’は全て、実質的に同一の長さ である。図４に見られるように、図４に例示された特定の実施形態において、側 縁部２７，２７’は、少なくとも主にセルロース材料からつくらた四角形の一枚 のシート、例えば板紙、厚紙、硬いボンド紙などの、切り込み線または他の折線 にて折られた折線である。 組立体１０において、カード１１は、パネル２２，２３の少なくとも一方に貼 り付けられている。カード１１は、任意の好適な慣用の機構によって貼り付けら れ得るが、最も望ましい機構は、図２〜４の小塊３０によって概略的に図示され たホットメルト接着剤である。ホット メルト接着剤は、カード１１のプラスチックに確実に接着し、しかもカード１１ のプラスチック面１６，１７から容易に取り外し得るため最も望ましい。ホット メルト接着剤３０は、パネル２２，２３の両方の内側と、カードの両面１６，１ ７とに付着されることが好ましいが、接着剤３０は、面１６，１７の一方のみと 係合してもよい。代わりの固定機構は、他の種類の接着剤、テープまたは機械的 ファスナーを含み得る。 図１，２および４に示された実施形態において、第２パネル２３は、図２に示 されているように磁気ストリップ１９を露出させる切抜部２９を含み、接着剤３ ０は、カード１１を、図２に示された位置に保持している。組立体１０は、また 、パネル２２と２３を結合させるための、ホットメルト接着剤３０以外の他の機 構を含み得る。例えば、他の接着剤のストリップまたはパターン３２（図４を参 照）が、パネル２２，２３の一方または両方の幾つかの縁部に沿って設けられ得 る。接着剤３２は、例えば感圧性の、または圧力により活性化される接着剤また は粘着剤である。あるいは、他の種類の接着剤、テープまたは機械的ファスナー （例えばステープルまたはリベット）が用いられ得る。 購買を目的として組立体１０が用いられるときに、ストリップ１９から離れて パネル２２，２３の少なくとも１つと関連し、かつパネル２２，２３およびデビ ットカード１１を購買場所に設置する設置機構がまた設けられ ることが好ましい。設置手段が取り得る１つの形態は単純な開口部３４であり、 開口部３４はパネル２２，２３の両方において打抜かれまたは形成され、かつ、 小売店舗または同様の購買場所にある慣用のフックまたは枝状突起３５（図１参 照）を受容し得る。 図５〜１２は、本発明に従う組立体の他の種々の実施形態を示す。各実施形態 において、カード１１は同一のものとして示されており、それゆえ同一の参照番 号により表示されている。これらの他の実施形態の各々において、図１の実施形 態の部品と同等の部品は、別の数字がその前に付与されただけの同一の２桁の参 照番号によって示されている。本質的に同一の構造は同一の参照番号により示さ れている。 図５は、本発明に従う第２の実施形態である組立体１１０の背面図である。こ の場合、図５に示された実施形態と図１，２および４の実施形態との相異点はデ ビットカード１１の配置のみである。図５の実施形態において、カード１１は、 カードの大部分がパネル２２と２３の間に挟まれ、かつ、磁気ストリップ１９が 、パネル２３の側縁部２６’に隣接しかつ縁部２６’に平行に外包２１の外部に 存在するように配置されている。また、この実施形態においては、パネル２２と ２３を結合させるための機構を含むステープル３７が見られる。また、この実施 形態は、組立体１１０が、図５の１１’に点線で概略的に示された第２の（また はそれより多くの）デビット カードを含み得ることを例示している。この場合、切抜部２９が設けられ、カー ド１１’の磁気ストリップは切欠き２９を通ってアクセスされることができる。 カード１１のみが図５の組立体１１０に取り付けられるならば、切欠き２９は除 かれ得る。 図６の組立体２１０は図５の組立体１１０と類似であるが、組立体２１０にお いては切欠き２９が除かれており、かつ、終縁部２２４，２２５が終縁部２２４ ’，２２５’よりも長くされてフラップ３９が設けられている。フラップ３９は ストリップ１９と位置合わせされてカード１１の前面１６を完全に覆い、フラッ プ３９が覆うカード１１の面１６の部分は、図５の実施形態においては露出され ている。 図７および８は、本発明に従う別の組立体３１０を示す。組立体３１０は図１ に示した組立体と類似であり、設置用開口部３３４の形状のみが図１の組立体の 開口部と異なり、また、カード１１がパネル３２２，３２３の下縁部から下方向 に延び、切欠き２９のような切欠きが設けられていない。すなわち、図７に見ら れるように、ストリップ１９は下縁部３２５’に隣接しかつ鍔平行である。また 、図８に見られるように、図７および８の実施形態においては、カード１１の前 面１６全体が見えるように、セルロース材料の第１パネル３２２の前面上にパネ ル３２２の材料と異なる透明な窓部４０を設け得る。透明パネル４０は、セロフ ァン、プラスチックなど の任意の好適な透明な材料から製造し得る。透明パネル４０は、好ましくはパネ ル３２２の内面に、ヒートシール、膠接着、テープによる貼り付けまたは機械的 ファスナーによる貼り付けをされ得る。 図９〜１２は、図１〜８の実施形態の購買場所用の寸法（例えば約８ 1/2イン チ×約４ 1/4インチ（約２１．６ｃｍ×１０．８ｃｍ）ではなく、現金入れ引出 しの寸法（例えば、外包が約６インチ×約２ 1/2インチ(約１５．２ｃｍ×６． ４ｃｍ)）を有する本発明に従う組立体の実施形態を示す。図９および１０の組 立体４１０は、図６の組立体２１０と非常に類似しているが、組立体４１０では 設置用穴がなく、また、部品がより小さいために、必要な接着剤量がより少なく 、それゆえ、パネル４２２と４２３を結合させるためには、接着剤４３２（図１ ０参照）が、パネル４２３の縁部４２４’，４２５’のみに沿って配置され得る という点が異なる(カード１１をパネル４２２，４２３に保持するためのホット メルト接着剤は、図９および図１０には見られない)。また、この実施形態にお いては、ミシン目または弱化する他のライン４２が、縁部４２４，４２４’，４ ２５，４２５’と平行に設けられ得る。カード１１の前面１６の、ストリップ１ ９と同列上にある面はパネル４３９によって覆われている。組立体４１０が望ま しいように開かれると、外包がミシン目４２に沿って引裂される。そしてこれは 、パネル４２２と４２３が容易に分離されてカード１１を 露出し得ることを意味する。 組立体５１０は、第３のパネル４４が設けられていることを除いては組立体４ １０と同一である。パネル４４は、組立体５１０の組み立て中に、パネル５２３ と４４との間の縁部境界５２６’を形成する折線に沿って矢印４５の方向に折り 畳まれる。パネル４４は、パネル５２２と対向接触し、かつ接着剤５３２，３０ と係合する。図１１の実施形熊は、組立体５１０の外包が完全に開放され、かつ 組立体５１０が図画または証印を印刷するためのより多くの領域を有することが 望ましいときに利用されるであろう。 図１２に示された組立体の実施形態６１０は、図１１の実施形態とほぼ同一で あるが、組立体６１０に関しては、第３のパネル６４４がパネル６２２，６２３ の長さよりも短く、したがって、第３パネルが矢印４５の方向に折り曲げられて 第２パネル６２３と対向接触した後に、接着剤６３２がパネル６２２と６２３を 直接に結合する。 本発明に従う全ての組立体に関し、証印および図画を多くの異なる位置に設け て包装が人を惹き付けるようにし、それにより所望の情報が提供されることが望 ましい。例えば、図３に示すように図画（graphics）および／または証印（indi cia）４９がカード１１の前面１６上に設けられ、かつ、図１に示すように図画 （graphics）４７および証印４８（indicia）が第１パネル２２の前面上に設け られ得る。また、図画５０および証印５１は、図１１に見られるようにパネル５ ２３，４４の内面上に設けられ、図１２に見られるようにパネル６２３，６４４ の内面上に設けられ得る。 本発明に従う組立体の全ての実施形態に関し、カード１１が販売時の直前まで 活性でないことが望ましい。磁気ストリップ１９が本発明の全ての実施形態にお いて露出されているため、そして、外包２１と関連する包装が比較的薄く、通常 、多くとも１つの厚いセルロース材料の部分のみが、カード１１の、ストリップ １９と反対の面に設けられるため、カード１１は、包装から取り外されずに、ま たは、包装のいずれの部分をも移動させずに活性化され得る。カード１１は多く の異なる方法により活性化され得るが、図１３は、１つの特に望ましい方法を概 略的に例示する。この実施形態においては組立体４１０が例示されているが、図 １から１２の異なる全ての組立体が同一の方法で操作されることが理解されよう 。 組立体４１０は、ストリップ１９が慣用の磁気カード読み取り機５３の読み取 りへッドと関連するように位置づけられる。磁気カード読み取り機５３はその内 部に溝５４を有し、溝５４を通じてカードが掃引されることが意図されている。 読み取り機５３は、電話線５６などによってコンピュータセンター（computer c enter）５７に連結されている。カード１１が掃引されると、ストリップ１９か らの情報が電話線５６によってコンピュータセン ター５７に伝達され、次いでコンピュータセンター５７は、データベースを変化 させて、磁気コード化された予め決められた量の「金額」が使い果たされるまで カード１１がデビットカードとして使用されることを可能にする。 カード１１の活性化は、また、購買時に店員などによって入力されるＰＩＮを 用いて生じ得る。これは、（一般にカード１１の掃引と関連する）ＰＩＮナンバ ーが中央コンピュータ５７から伝達されるときにカード１１を活性化する。ある いは、特にカード１１のコード化を購買時に行うために（読み取り機５３と）異 なる電子器具が用いられ得る。 いずれにせよ、カード１１の磁気ストリップ１９は、読み取り機５３などを通 して矢印５５の方向に掃引されることにより、カード１１のための包装を全く損 なわずに容易に活性化されることが理解されるであろう。 このように、本発明に従って、デビットカードの包装、展示および／または活 性化のための望ましい組立体および方法が提供されたことが理解されるであろう 。本発明を、明細書中に、本発明の現在最も実際的で好ましい実施形態と考えら れるものにおいて示したが、当業者には、本発明の範囲内で本発明の任意の変更 がなされ得ることが明らかであろう。本発明の範囲は、添付の請求の範囲の最も 広範な解釈に従って全ての均等な構造物および方法を含むこととする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ライス、ジンジャー エイ. アメリカ合衆国 21788 メリーランド州 サーモント ケリー ストーア ロード 7304 (72)発明者 ワンツ、ジョン エル. アメリカ合衆国 21788 メリーランド州 サーモント ケルボーロード 16014 (72)発明者 ダルガウアー、ドン アメリカ合衆国 07866 ニュージャージ ー州 ロックアウェイ ローレルウッド コート 78 (72)発明者 ナッソイー、スティーヴン アール. アメリカ合衆国 22182 ヴァージニア州 ヴィエンナ ヒグドン ドライブ 8903

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．包装デビットカード組立体であって、 第１および第２の終縁部と、第１および第２側縁部と、前面および背面と、あ る面積とを有する矩形のデビットカードと、 前記第２側縁部に隣接しかつ前記第２側縁部に実質的に平行であるように前記 デビットカードの背面上に設けられた磁気ストリップであって、不活性であるが 購買時に活性化されることができる磁気ストリップと、 前記磁気ストリップを露出させた状態で前記デビットカードを取り付けるため の取り付け用外包であって、第１および第２のパネルを含み、前記パネルが、各 々、前記カード面積よりも少なくとも２０％大きい面積を有し、前記デビットカ ードの大部分が前記第１パネルと第２パネルの間に挟まれるが前記磁気ストリッ プは前記パネルによっても他のいずれの包装部によっても覆われていない取り付 け用外包とを含むものと、 前記デビットカードが前記パネルの少なくとも１つに着脱可能に貼り付けられ ていることと を特徴とする包装デビットカード組立体。 ２．前記カードがホットメルト接着剤により前記パネルの少なくとも一方に貼り 付けられることを特徴とする請求項１に記載の包装デビットカード組立体。 ３．前記カードがプラスチックでありかつ前記パネルが固いセルロース材料製で あることを特徴とする請求項２に記載の包装デビットカード組立体。 ４．購買場所に前記パネルおよびデビットカードを設置するための設置機構であ って、前記ストリップから離れて少なくとも一方の前記パネルと関連する設置機 構をさらに具備することを特徴とする請求項３に記載の包装デビットカード組立 体。 ５．前記設置機構がフック受容開口部を具備することを特徴とする請求項４に記 載の包装デビットカード組立体。 ６．前記第１パネルが、前記カード前面の第２縁部に隣接して前記カードを覆う パネルのフラッブ部を有し、かつ、前記ホットメルト接着剤が前記第１パネルの フラップ部を前記カードの前面に保持することを特徴とする請求項２に記載の包 装デビットカード組立体。 ７．前記ストリップと反対の側にある前記カードの前記前面もまた、前記第１お よび第２のパネルのいずれによっても覆われないことを特徴とする請求項１に記 載の包装デビットカード組立体。 ８．前記磁気ストリップが前記第２パネル内の切抜き部に配置されることを特徴 とする請求項１に記載の包装デビットカード組立体。 ９．前記第１および第２パネルが矩形であり、かつ、前記パネルの各々が、対向 しかつ実質的に平行な第１および第２の側縁部と、対向しかつ実質的に平行な第 １および第２の終縁部とを有し、前記側縁部は前記終縁部よりも少なくとも１０ ％長いことを特徴とする請求項１に記載の包装デビットカード組立体。 １０．前記磁気ストリップが前記第２パネルの第１側縁部に平行でかつ隣接して いることを特徴とする請求項９に記載の包装デビットカード組立体。 １１．前記磁気ストリップが前記第２パネルの第２終縁部に平行でかつ隣接して いることを特徴とする請求項８に記載の包装デビットカード組立体。 １２．前記カードの、前記ストリップと反対の側にある前記前面もまた、前記第 １パネルおよび第２パネルのいずれによっても覆われないことを特徴とする請求 項１１に記載の包装デビットカード組立体。 １３．前記カードの、前記ストリップと反対の側にある前記前面もまた、前記第 １パネルおよび第２パネルのいずれによっても覆われないことを特徴とする請求 項１０に記載の包装デビットカード組立体。 １４．前記第１パネルの終縁部が前記第２パネルの終縁部よりも長く、前記第１ パネルの第１縁部が実質的に前記カードの第２側縁部とほぼ位置合わせされ、か つ、前記カードの前面が、前記第１パネルの前記側縁部に隣接して前記第１パネ ルに貼り付けられることを特徴とする請求項１０に記載の包装デビットカード組 立体。 １５．前記カードが前記パネルの少なくとも一方にホットメルト接着剤によって 貼り付けられることを特徴とする請求項１４に記載の包装デビットカード組立体 。 １６．前記カードが前記パネルの少なくとも一方にホットメルト接着剤によって 貼り付けられ、前記第１パネルが、前記カード前面の第２縁部に隣接して前記カ ードを覆うパネルのフラップ部を有し、かつ、ホットメルト接着剤が前記第１パ ネルのフラップ部を前記カードの前面に保持していることを特徴とする請求項１ １に記載の包装デビットカード組立体。 １７．前記外包によって取り付けられた第２のデビット カードであって、前記第２カードの磁気ストリップが前記パネルおよび他のいず れの包装によっても覆われないものをさらに具備することを特徴とする請求項１ に記載の包装デビットカード組立体。 １８．前記第１および第２パネル内に前記第１終縁部に隣接して形成されたフッ 受容開口部をさらに具備し、 前記第１パネルの第１終縁部と第２パネルの第１終縁部が互いに位置合わせさ れかつ貼り付けられ、前記第１パネルの第１側縁部および第２側縁部と第２パネ ルの第１側縁部および第２側縁部とが互いに位置合わせされかつ貼り付けられて いることを特徴とする請求項１１に記載の包装デビットカード組立体。 １９．さらに、前記取り付け用外包の第３のパネルをＳらに具備し、前記第３の パネルが前記カードと前記第２パネルとの間に配置されることを特徴とする請求 項１に記載の包装デビットカード組立体。 ２０．前記外包が現金入れ引出しの寸法であり、前記パネルの各々の面積が前記 カードの面積の３倍未満であることを特徴とする請求項１に記載の包装デビット カード組立体。 ２１．活性のデビットカードを提供する方法であって、 （ａ）第１および第２の終縁部と、第１および第２の側縁部と、前面および背 面と、ある面積とを有し、かつ、前記カードの背面上に、前記第２側縁部に隣接 しかつ前記第２側縁部に実質的に平行な、不活性であるが活性化可能な磁気スト リップを有する矩形状物を設ける段階と、 （ｂ）カードを、外包の、主にセルロース製の第１と第２のパネルの間に包装 する段階であって、カードの面積の大部分がパネルの間に挟まれかつパネルの少 なくとも一方に貼り付けられ、かつ、磁気ストリップがパネルおよび他のいずれ かの包装部によっても覆われないように包装する段階と、 （ｃ）展示のために外包を購買場所に設置する段階と、 （ｄ）カードを有する外包の購買中または購買後に、カードがデビットカード として使用され得るようにカードを活性化する段階であって、磁気ストリップを 露出させるためにカードを外包から取り外さずかつ外包のいずれの部分も移動さ せずに、カードを磁気カード読み取り機に通過させることによりカードを活性化 する段階とを含むことと を特徴とする活性のデビットカードを提供する方法。