JP3094723B2 - 高直列容量円板巻線 - Google Patents

高直列容量円板巻線

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JP3094723B2 JP05044197A JP4419793A JP3094723B2 JP 3094723 B2 JP3094723 B2 JP 3094723B2 JP 05044197 A JP05044197 A JP 05044197A JP 4419793 A JP4419793 A JP 4419793A JP 3094723 B2 JP3094723 B2 JP 3094723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、雷などの衝撃電圧に
対する絶縁耐力を向上させた変圧器の高電圧円板巻線の
一種である高直列容量円板巻線に関する。
【0002】
【従来の技術】円板巻線は他の高圧巻線、たとえば、多
層円筒巻線などに比べて構造が簡単なことから外部短絡
による電磁力に対する機械的強度が大きいとか、製作が
容易であるとか、設計上の自由度が高いなどの重要な利
点があるために、超々高圧変圧器の高圧巻線にも使用さ
れている。その代わり、電位振動を抑制して衝撃電圧に
対する絶縁耐力の高い特殊な構成の円板巻線が採用され
る。このような高電圧に適した円板巻線として多く採用
されるものに高直列容量円板巻線と呼ばれている円板巻
線がある。
【0003】円板巻線に衝撃電圧が印加されたときの巻
線内部に発生する電位振動の大きさは衝撃電圧が印加さ
れた直後の巻線内に生ずる初期電位分布の様相によって
おおよその判断が可能である。この初期電位分布は主に
円板巻線の対地静電容量としての並列容量Cと円板巻線
内の静電容量としての直列容量Kの比率から決まる分布
をする。その分布は印加端が印加電圧に等しく巻線内部
に侵入するほど減衰する分布をし、減衰の激しい分布の
場合、略指数関数状の減衰関数となる。この関数を数学
的に表現し変数を印加端から数えた円板コイルの個数n
にすると、指数部の変数である円板コイルの個数nにか
かる係数は一般にαで表現され、このαは前述の並列容
量Cの直列容量Kに対する比(C/K)の平方根で表さ
れる。αが大きい初期電位分布が急激に減衰する分布と
なり、αが0の場合は平等分布となる。αが大きくまた
円板コイルの数が充分大きい場合には、印加端での円板
コイル間にかかる電圧は近似的に電位分布が一様な場合
のα倍になる。円板巻線の衝撃電圧による電位振動を抑
制するにはこのαの値を小さくすることが最も基本的な
対策であり、高直列容量円板巻線とはこのαを小さくす
るために、等価的な直列容量Kが大きくなるような導体
接続方式が採用された円板巻線の一種である。
【0004】等価直列容量は、隣合う円板コイル間や導
体間などの幾何学的配置によって定まる静電容量に蓄積
される静電エネルギーの総和に一致する等価的な静電容
量として定義される。このような等価直列容量の定義に
基づく計算方法は蓄積エネルギー法と呼ばれることがあ
る。静電容量に蓄積される静電エネルギーは、周知のよ
うに、静電容量と電圧の二乗の積の2分の1である。し
たがって幾何学的配置から定まる静電容量が同じであっ
ても、接続方式を工夫してこの静電容量にかかる電圧を
大きくすることにより、等価直列容量を増大することが
できる。
【0005】図2は従来の円板巻線の断面概略図でもあ
る導体接続構成図であり、図2aは双成線輪形円板巻
線、図2bは高直列容量円板巻線の一種である編巻線輪
形円板巻線であり、双成線輪形円板巻線100Aが最も
広く使用される円板巻線の形であり、編巻線輪形円板巻
線100Bは高直列容量円板巻線トシテ最も一般的なも
のである。
【0006】これらの円板巻線100A,100Bはい
ずれも導体が1本の場合のもので、それぞれの導体の断
面の中に記載した数値は上部の巻線端子51から数えた
巻数である。図2aの双成線輪形円板巻線100Aで
は、最外径側の導体が巻線端子51に接続されるコイル
11Aとその次のコイル12Aとが一組となってコイル
群1Aを形成し、その下のコイル群2Aも同様で、この
ような2つのコイルを1群とした複数のコイル群によっ
て構成されていることから双成線輪という名称が付けら
れている。コイル群2Aより下のコイル群の記載は省略
してある。双成線輪形円板巻線100Aの場合、図示の
ようにそれぞれの導体間の巻数差は全て1なので、導体
間の静電容量の蓄積エネルギーは小さい。コイル間の静
電容量の蓄積エネルギーはコイル11Aと12Aの間の
場合には、外径側の巻数が1の導体と10の導体との巻
数差9が最大で内径側に行くほど小さくなって最内径側
の巻数が5の導体と6の導体の巻数差は単に1となる。
したがって、巻数差の二乗平均としての巻数差の平均値
を求める約5.74となる。コイル12Aとコイル群2
Aの上のコイルとの間も同じである。双成線輪形円板巻
線100Aではこのように、導体間の巻数差が小さいた
めに、一般的に巻数全体としての等価直列容量に占める
導体間静電容量の割合が小さく、コイル間の静電容量の
割合が大きいという特徴がある。
【0007】図2bの編巻線輪形円板巻線100Bで
は、最外径側の導体が巻線端子51に接続されるコイル
11Bとその次のコイル12Bとが一組となってコイル
群1Bを形成し、その下のコイル群2Bも同様で、この
ような2つのコイルを1群とした複数のコイル群によっ
て構成されている点では双成線輪形円板巻線100Aと
同様であるが、3つ又は4つの円板コイルで1つのコイ
ル群を構成したもの又は1つのコイルだけでコイル群を
構成するような編巻線輪形円板巻線もあるので、2つの
円板コイルが1つのコイル群を構成することは編巻線輪
形円板巻線100Bの一般的な構成ではない。この巻線
の場合もコイル群2Bより下のコイル群の記載は省略し
てある。編巻線輪形円板巻線100Bの場合、コイル1
1Bの最外径側の導体の巻数1に対して隣の導体の巻数
は6なのでその差は5、更に隣の導体間の巻数差は4と
双成線輪形円板巻線100Aに比べると導体間の巻数差
が大きいという特徴があり、そのために蓄積エネルギー
が大きいことから等価的な直列容量が大きくなり、衝撃
電圧特性が改善される。このように導体間の静電容量が
等価直列容量の大きさに大きく影響するのでコイル間の
静電容量の影響は非常に小さいものとなるのが編巻線輪
形円板巻線100Bの特徴の1つである。ただ、編巻線
輪形円板巻線100Bの場合、コイル11A,12Aと
比べて明らかなように、コイル11B、12Bではコイ
ルの構造上の並列導体本数は2本となっている。巻回作
業時もこの構造上の並列導体本数で巻回される。そのた
めに、巻回作業に多くの時間を要するという問題があ
る。特に双成線輪形円板巻線100Aの場合、接続部を
実際に溶接などで接続するのではなく巻線の巻き始めか
ら導体を連続的に最後まで溶接接続部なしに巻回するい
わゆる連続巻きが可能であるのに対して、編巻線輪形円
板巻線100Bの場合は、少なくとも外径側の1カ所で
溶接による導体の接続部が必要な準連続巻きであるとい
う欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、最も一
般的な双成線輪形円板巻線100Aは溶接による接続部
のない巻線であるために信頼性の高い巻線であるという
特長があるのに対して、編巻線輪形円板巻線100Bの
場合には巻回時の並列導体数が2倍に増加することと溶
接による接続部があるために、巻回作業が多くの時間を
要するとともに信頼性が劣るという問題がある。
【0009】この発明は、このような問題を解決し、巻
回時の並列導体数が電気的な並列数と同じでよく、かつ
導体の溶接接続部の少ない準連続巻きが可能な高直列容
量円板巻線を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、電気的に直列接続される少なく
とも1本の導体が半径方向に巻回された複数の円板コイ
ルが軸方向に積み重ねられてなる高直列容量円板巻線に
おいて、隣接する4つの円板コイルを1つのコイル群と
して、これら4つのコイルを端から、順次、第1,第
2,第3、第4のコイルとそれぞれ称し、巻線の外径側
と内径側の一方の径側を第1の径側、他方の第2の径側
と称したとき、第1のコイルの第1の径側の導体が一方
の巻線端子又は隣接するコイル群に電気的に接続され、
第1のコイルの第2の径側の導体が第3のコイルの第2
の径側の導体に接続され、第3のコイルの第1の径側の
導体が第2のコイルの第1の径側の導体に接続され、第
2のコイルの第2の径側の導体が第4のコイルの第2の
径側の導体に接続され、第4のコイルの第1の径側の導
体が他方の巻線端子又はこのコイルに隣接するコイル群
の導体に接続されてなるものとし、また、高直列容量円
板巻線が、全て4つの円板コイルからなるコイル群から
構成されるものとし、又は、その一部が4つの円板コイ
ルがコイル群を形成するものとする。
【0011】
【作用】この発明の構成において、隣接する4つの円板
コイルを1つのコイル群として、これら4つのコイルを
端から、順次、第1,第2,第3、第4のコイル、巻線
の外径側と内径側の一方の径側を第1の径側、他方を第
2の径側と称したとき、第1のコイルの第1の径側の導
体を一方の巻線端子又は隣接するコイル群に接続し、第
2の径側の導体を第3のコイルの第2の径側の導体に接
続し、第3のコイルの第1の径側の導体を第2のコイル
の第1の径側の導体に接続し、第2のコイルの第2の径
側の導体を第4のコイルの第2の径側の導体に接続し、
第4のコイルの第1の径側の導体を他方の巻線端子又は
このコイルに隣接するコイル群の導体に接続する導体接
続構成を採用することによって、双成線輪形円板巻線に
比べてコイル間の巻数差が増大して衝撃電圧が印加され
たときのこの間の静電容量による等価直列容量が増大す
る。
【0012】また、高直列容量円板巻線を、全て4つの
円板コイルからなるコイル群で構成することでもよい
し、他の導体接続構成のコイル群と組み合わせて巻線の
一部だけにこの発明になるコイル群で構成する構成を採
用することもできる。
【0013】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例を示す高直列容量円板巻線の断
面概略図でもある導体接続構成図である。この図におい
て、高直列容量円板巻線100は4つのコイル11,1
2,13,14からなるコイル群1、同様の構成になる
コイル群2及3からなり、コイル群2と3との間にも同
じ構成のコイル群が存在するが図示を省略してある。
【0014】コイル11,12,13,14は5ターン
の円板巻線であり、それぞれが内径側同士、外径側同士
が接続されている点は前述のそれぞれ円板巻線100A
や編巻線輪形円板巻線100Bと同様である。高直列容
量円板巻線100は最も上のコイル11の最内径側の導
体が上から3番目のコイル13の最内径側の導体と接続
され、コイル12の最外径側の導体が2番目のコイル1
2の最外径側の導体に接続され、コイル12の最内径側
の導体が4番目のコイル14の最内径側の導体と接続さ
れ、コイル14の最外径側の導体が次のコイル群2の符
号を付さない最上のコイルの最外径側の導体に接続され
る。それぞれのコイル群2,3も同様である。
【0015】コイル群2の最後の導体である巻数が30
の導体の出口にAの符号を付してあるがこの後図示しな
いコイル群に接続されて最後に最下のコイル群であるコ
イル3の符号Aに接続されて全体として高直列容量円板
巻線100が形成される。この高直列容量円板巻線10
0の等価静電容量は編巻線輪形円板巻線100Bに比べ
ては小さいが、双成線輪形円板巻線100Aに比べて大
きくなり衝撃電圧特性が改善される。以下にこの点につ
いて説明する。
【0016】高直列容量円板巻線100では導体間の巻
数差はいずれも1であり、この点は双成線輪形円板巻線
100Aと同じである。したがって、他の要素が同じで
ある限り両者の等価直列容量は同じである。一方、コイ
ル間の巻数差は、コイル11と12との間ては対向する
導体間の巻数差は全て10になり、前述の双成線輪形円
板巻線100Aの場合の約5.7に対して大きくなる。
等価静電容量は前述のように巻数差の二乗に比例するか
ら、これらの比率は100対33となり高直列容量円板
巻線100の方が約3倍大きい。また、コイル12と1
3との間では、対向する導体の巻数差は左から9,7,
5,3,1となり双成線輪形円板巻線100Aのそれと
同じになる。したがって、この部分の等価静電容量は双
成線輪形円板巻線100Aのそれと同じである。
【0017】総合すると、コイル間の静電容量による等
価直列容量は双成線輪形円板巻線100Aに対して高直
列容量円板巻線100では(1+3)/(1+1)=2
となり、一方、前述のように導体間の静電容量の割合は
小さいからこれを無視すると結果的に高直列容量円板巻
線100の等価直列容量は双成線輪形円板巻線100A
の約2倍になり、前述の係数αはその平方根の逆数とし
て約0.7倍と小さくなり衝撃電圧特性が改善される。
それぞれのコイル間の最大巻数差はそれぞれ円板巻線1
00Aが9、高直列容量円板巻線100が10と大差な
いのでコイル間にかかる衝撃電圧印加時の負担電圧の最
大値が約70パーセントに低下し、その分衝撃電圧に対
する絶縁強度が増大することになる。
【0018】コイル11,12,13,14はそれぞれ
1本の導体からなり、電気的な導体本数と巻回時の導体
本数は一致しているので、並列本数が増えることによる
巻回工数が増えることはない。また、内径側の接続部4
は双成線輪形円板巻線100Aの内径側の接続部と同様
に溶接による接続を要せず連続的に巻回が可能であり、
コイル群1と2との接続部、言い換えれば巻数が20と
21の導体間も同様である。巻数が10と11の導体間
の接続部は連続巻きが不可能で溶接による接続が必要で
ある。その数はコイル群ごとに1つなので、編巻線輪形
円板巻線100Bに比べて2分の1の数となる。
【0019】前述の高直列容量円板巻線100では1つ
のコイルの巻数を5としたが勿論この値にこだわるもの
ではなく任意の巻数に対して前述の内容は矛盾なく適用
され。また、導体本数を1としたが、実際の変圧器の高
直列容量円板巻線では、容量に応じて並列導体本数は2
又はそれ以上のものか採用されるが、その場合でも前述
の説明に矛盾が生ずることはない。
【0020】係数αの大きさは編巻線輪形円板巻線10
0Bの方が小さくしたがって衝撃電圧特性が良いのが一
般であるが、編巻線輪形円板巻線100Bの係数αは1
つのコイルの巻数に大きく依存し、その値が大きいほど
双成線輪形円板巻線100Aに対するαの低減効果が大
きい。一方、この発明による高直列容量円板巻線100
の場合は、コイルの巻数は関係ない。
【0021】変圧器の容量が大きく大電流であるために
導体断面積が大きくしたがって並列導体数が多いような
円板巻線の場合、当然1つのコイルの巻数は小さくな
る。このような円板巻線に編巻線輪形円板巻線100B
が採用されると、巻回時の並列導体数が2倍になること
による巻回時の作業工数の増大、溶接箇所の増加などの
問題の影響が大きく、それに比べて衝撃電圧特性の改善
は大きくは期待できないことになる。一方、この発明に
よる高直列容量円板巻線100の場合、全く逆の関係が
成立する。これから分かるようにこの発明は特に大容量
の変圧器の巻線に適した発明であると言える。
【0022】高直列容量円板巻線100をコイル群1や
2と同じ導体接続構成のコイル群で全て構成することも
可能であるが、その一部だけに適用することも可能であ
る。特に巻線端子51と52の一方又は両方が衝撃電圧
の印加端子の場合、これらの巻線端子51,52に直接
接続されるコイルを含めた近傍のコイルをコイル群1と
同じ導体接続構成のコイル群で構成し他は双成線輪形円
板巻線100のコイル群1Aと同じコイル群で構成する
ことで全体として絶縁強度を向上させる、又は、巻線端
子51、52に接続されるコイルを編巻線輪形円板巻線
100Bのコイル群1Bと同じコイル群で構成し中央部
のコイルをコイル群1で構成する、などのコイル構成を
巻線の容量、電圧に応じて適宜採用することも可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明は前述のように、隣接する4つ
の円板コイルで1つのコイル群を構成し、これらのコイ
ルに前述のような導体接続構成を採用することによっ
て、コイル間の巻数差が増大してこの間の静電容量の衝
撃電圧が印加されたときの等価直列容量が増大する。そ
の結果、衝撃電圧の巻線内の分布状態を決定する係数α
が小さくなって初期分布がより均一化されて、特に衝撃
電圧が印加される側の端子に近いコイル間の負担電圧が
小さくなってそのぶん絶縁強度が増大し変圧器の絶縁信
頼性が向上する。このような高直列容量円板巻線におい
て、1つのコイルの巻回時の並列導体数は電気的な並列
導体数と一致するので巻線の巻回作業の工数が増大する
ことはなく、普通の双成線輪形円板巻線と同等の工数の
高直列容量円板巻線になるという効果が得られる。ま
た、溶接による接続箇所も従来の高直列容量円板巻線と
しての編巻線輪形巻線に比べて2分の1と少なくなり、
この点からも作業工数の低減に資するとともに溶接部の
数の低減による信頼性向上に役立つという効果も得られ
る。また、高直列容量円板巻線の全部に前述のこの発明
の導体接続構成によるコイル群を採用してもよいし、他
の導体接続構成のコイル群と組み合わせて採用すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の高直列容量円板巻線の導体
接続構成図
【図2】従来の円板巻線の導体接続構成図で、図2aは
双成線輪形円板巻線、図2bは編巻線輪形円板巻線のそ
れぞれ導体接続構成図
【符号の説明】
100 高直列容量円板巻線 11 コイル 12 コイル 13 コイル 14 コイル 1 コイル群 2 コイル群 3 コイル群 4 接続部 51 巻線端子 52 巻線端子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に直列接続される少なくとも1本の
    導体が半径方向に巻回された複数の円板コイルが軸方向
    に積み重ねられてなる高直列容量円板巻線において、 隣接する4つの円板コイルを1つのコイル群として、こ
    れら4つのコイルを端から、順次、第1,第2,第3、
    第4のコイルとそれぞれ称し、巻線の外径側と内径側の
    一方の径側を第1の径側、他方の第2の径側と称したと
    き、第1のコイルの第1の径側の導体が一方の巻線端子
    又は隣接するコイル群に電気的に接続され、第1のコイ
    ルの第2の径側の導体が第3のコイルの第2の径側の導
    体に接続され、第3のコイルの第1の径側の導体が第2
    のコイルの第1の径側の導体に接続され、第2のコイル
    の第2の径側の導体が第4のコイルの第2の径側の導体
    に接続され、第4のコイルの第1の径側の導体が他方の
    巻線端子又はこのコイルに隣接するコイル群の導体に接
    続されてなることを特徴とする高直列容量円板巻線。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高直列容量円板巻線が、全
    て4つの円板コイルからなるコイル群から構成されるこ
    とを特徴とする高直列容量円板巻線。
  3. 【請求項3】請求項1記載の高直列容量円板巻線の一部
    が、4つの円板コイルからなるコイル群から構成される
    ことを特徴とする高直列容量円板巻線。
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