JP3094499U - 扇風機型暖房装置 - Google Patents
扇風機型暖房装置Info
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- JP3094499U JP3094499U JP2002007730U JP2002007730U JP3094499U JP 3094499 U JP3094499 U JP 3094499U JP 2002007730 U JP2002007730 U JP 2002007730U JP 2002007730 U JP2002007730 U JP 2002007730U JP 3094499 U JP3094499 U JP 3094499U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective cover
- heat generating
- fan
- heater
- type heating
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- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者が保護カバーに触れても火傷をするこ
とのない扇風機型暖房装置を提供すること。 【解決手段】 ベース部1と、このベース部1の上部に
設けられる胴体部2と、この胴体部2の上方に位置する
ヘッド部5と、このヘッド部5の前方に配置され、この
ヘッド部により支持される発熱部3,4とを備えた扇風
機型暖房装置であって、発熱部3,4は、ハロゲンヒー
ター43と、このハロゲンヒーター43により発生され
る熱を前方に向けて反射する反射面41a,40bを有
する反射機構と、発熱部の最前面に設けられ、ハロゲン
ヒーター43と反射機構とを保護する保護カバー3とを
備えており、保護カバー3の外表面に静電植毛を施して
ある。
とのない扇風機型暖房装置を提供すること。 【解決手段】 ベース部1と、このベース部1の上部に
設けられる胴体部2と、この胴体部2の上方に位置する
ヘッド部5と、このヘッド部5の前方に配置され、この
ヘッド部により支持される発熱部3,4とを備えた扇風
機型暖房装置であって、発熱部3,4は、ハロゲンヒー
ター43と、このハロゲンヒーター43により発生され
る熱を前方に向けて反射する反射面41a,40bを有
する反射機構と、発熱部の最前面に設けられ、ハロゲン
ヒーター43と反射機構とを保護する保護カバー3とを
備えており、保護カバー3の外表面に静電植毛を施して
ある。
Description
【0001】
本考案は、ベース部と、このベース部の上部に設けられる胴体部と、この胴体
部の上方に位置するヘッド部と、このヘッド部の前方に配置され、このヘッド部
により支持される発熱部とを備えた扇風機型暖房装置に関する。
【0002】
室内用の暖房装置としては、ストーブやガスファンヒータのような液体燃料や
気体燃料を使用するものが知られている。これらは、燃料を燃焼させることによ
り熱を発生させ、室内温度を暖かくしようとするものである。しかし、これら燃
料を使用する暖房装置は、燃焼ガスの発生に伴い室内の空気が濁るため、窓を開
けて換気をしなければならない。従って、居住者にとっては換気をするための手
間が必要であり面倒である。また、換気を行うことは熱の損失を招くものであり
、効率が悪く燃料コストも上昇することになる。
【0003】
これに対して、扇風機型の暖房装置が知られており、例えば、実用新案登録第
3078539号に開示される暖房装置がある。この暖房装置は、外観を扇風機
に似せてあり、持ち運びが容易で扱いやすいという利点がある。上記暖房装置は
、扇風機と同様に、ベース部と、このベース部の上部に設けられる胴体部と、こ
の胴体部の上方に位置するヘッド部とを備えている。扇風機の場合は、このヘッ
ド部の前方に羽根を有する送風部が配置されるが、暖房装置の場合は、送風部で
はなく発熱部が配置される。
そしてこの発熱部は、ヒーターと、このヒーターにより発生される熱を前方に
向けて反射する反射板と、発熱部の最前面に設けられ、ヒーターと反射板とを保
護する安全網(保護カバー)とを備えている。保護カバーは、扇風機の場合も羽
根に触らないようにするため設けられるが、暖房装置の場合も、ヒーターや反射
板に触らないようにするため設けられる。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、扇風機の場合とは異なり、暖房装置の場合は保護カバー自身が
ヒーターにより加熱される。また、保護カバーは所望の強度を確保するために、
金属で製造されることが多い。金属の熱伝導性が良好であるため、保護カバーに
触れると火傷の怖れがある。従って、暖房装置の使用者が保護カバーに触れるこ
とにより火傷をしないような工夫が必要である。
【0004】
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、使用者が保護カ
バーに触れても火傷をすることのない扇風機型暖房装置を提供することである。
【0005】
上記課題を解決するため本考案に係る扇風機型暖房装置は、
ベース部と、このベース部の上部に設けられる胴体部と、この胴体部の上方に
位置するヘッド部と、このヘッド部の前方に配置され、このヘッド部により支持
される発熱部とを備えた扇風機型暖房装置であって、
前記発熱部は、
ヒーターと、このヒーターにより発生される熱を前方に向けて反射する反射機
構と、
前記発熱部の最前面に設けられ、前記ヒーターと前記反射機構とを保護する保
護カバーとを備えており、
前記保護カバーの外表面に植毛を施してあることを特徴とするものである。
この構成による扇風機型暖房装置は、ヒーターや反射機構を保護する保護カバ
ーの外表面に植毛を施してある。植毛として使用される素材は、熱伝導率が金属
に比べて低いものが使用される。従って、使用者が保護カバーに触れたとしても
、火傷をしてしまうという心配が全くない。のみならず、無光沢でまぶしくない
ため、室内に配置しても違和感がない。その結果、本考案の課題を解決すること
のできる扇風機型暖房装置を提供することができる。
【0006】
本考案の好適な実施形態として、前記植毛は静電植毛により形成されるものが
あげられる。静電植毛という技術を用いることにより、保護カバーの外表面に均
一に植毛を施すことができ、品質に優れた植毛を施すことができる。
【0007】
本考案に係る扇風機型暖房装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図
1は、扇風機型暖房装置の正面から見た外観斜視図であり、図2は、側面から見
た外観斜視図である。
【0008】
この暖房装置は、ベース部1と、ベース部1の上部に設けられる胴体部2と、
この胴体部2の上部に設けられるネック部6と、このネック部6の上部に設けら
れるヘッド部5(胴体部2の上方に位置する。 )と、ヘッド部5の前方に設け
られる発熱部とを備えている。
【0009】
ベース部1は、室内の床面上に設置される部分であり、広い平面部を有する。
ベース部1には、操作つまみ7が設けられ、「切」「入」「入(首振り)」のい
ずれかに設定することができる。
【0010】
胴体部2は、上下方向に伸びる細長形状をしており、固定部2aと、伸長部2
bとを有する。 固定部2aは、ベース部1に対して固定されている。伸長部2
bは、固定部2aに対して相対的に上下動できるようになっており、発熱部の高
さを調整できるようにしている。また、胴体部2の内部は、配線を通すために中
空に形成されている。
【0011】
ネック部6は、伸長部2bに対してヒンジ機構により取り付けられており、発
熱部を上下方向(鉛直面内)に首振りできるようにしている。すなわち、 発熱
部を上、水平、下の方向に向けたりして調整できるようにしている。
【0012】
ヘッド部5の内部には、左右方向の首振り機構や、発熱部の支持機構等が内蔵
されている。以上の、ベース部1、胴体部2、ネック部6、ヘッド部5の構成は
、扇風機と同様の構成を備えている。
【0013】
発熱部は、反射面支持部4と、この反射面支持部4の前面に取り付けられる保
護カバー3とを備えている。これら反射面支持部4と保護カバー3とは、正面か
ら見ると円形に形成されている。
【0014】
次に、発熱部の詳細について説明する。図3は、発熱部の詳細を示す分解斜視
図であり、図4は、発熱部及びヘッド部5の内部構造を示す側断面図である。
【0015】
反射面支持部4の前面には、反射機構を構成する反射板40が取り付けられて
いる。反射板40は、アルミで形成された反射面40bと、保護カバー3を反射
面支持部4に取り付けるための取り付け孔40aが形成されている。反射面40
bは、熱を効率よく前方に反射するために、所定の凹面に形成されている。なお
、反射面支持部4は、合成樹脂により形成される。また、手で持ち運びするため
のつかみ部4aも一体形成されている。
【0016】
保護カバー3は、中央に位置する円板31と、この円板31の中心から放射状
に多数形成されるスポーク部32と、最外周に位置するリング部30とから構成
される。これらの各部品は公知の手法により結合される。保護カバー3は、扇風
機の場合と同様に、内部の機構に手が触れないようにするために設けられる。ま
た、保護カバー3を構成する部品のうち、リング部30とスポーク部32とは、
外表面に静電植毛が施される。リング部30とスポーク部32は、心材は金属で
形成される。これは、所望の強度を確保するためである。ただし、反射面40b
により反射された熱により、保護カバー3が加熱されるため、この保護カバー3
に触れた場合に手が熱く感じたり、火傷をしたりする恐れがある。そこで、心材
としては金属であるが外表面に静電植毛を施すことで、手で触れたとしても問題
がないようにしている。
【0017】
この植毛は、短繊維(パイル)により形成される。短繊維としては、例えば、
綿、6ナイロン、66ナイロン、ポリエステル等が素材として利用される。また
、短繊維は所望の色に染色することができる。このような素材は、金属に比べる
と熱伝導率がかなり低い。従って、暖房装置を使用中であっても、それほど熱く
ならないため手で触れたとしても問題はない。
【0018】
なお、保護カバー3のうちの中央部の円板31については、植毛を施さなくて
も良い。この部分は後述するヒーター保護カバー41が配置される関係上、熱が
通過しない位置であるからである。もちろん、念のためにこの円板31について
も静電植毛を施すようにしても良い。
【0019】
図3、図4に示すように、ヒーター保護カバー41の後面には2本の結合用ボ
ルト45が取り付け固定される。また、円板31の後面に対向する位置にヒータ
ー保護カバー41が設けられ、その内部にハロゲンヒーター43が設けられる。
ヒーター保護カバー41の内面(後面)には反射機構として機能する反射面41
aとして形成されており、ハロゲンヒーター43が発生する熱を反射板40の方
向に向けて反射させる。つまり、ハロゲンヒーター43により発生した熱は、反
射面41aによりまず後方に反射され、さらに、反射面40bにより前方に反射
されることになる。
【0020】
ヒーター保護カバー41を反射板40に対して固定するために、支持円筒42
が設けられている。支持円筒42と、反射板40及びヒーター保護カバー41と
の結合は、はめ込みやカシメ等の適宜の方法により行うことができる。図4に示
すように、支持円筒42の内部は中空であり、結合用ボルト45を配置させたり
、ハロゲンヒーター43のコード線44を通すための空間として利用される。ま
た、支持円筒42の外周にはいくつかの孔42aが形成されており、内部に熱が
蓄積されないようにしている。
【0021】
保護カバー3を反射面支持部4に結合するために、押さえ金具7が設けられる
。押さえ金具7により保護カバー3を反射面支持部4に対して押さえつけ、ねじ
8により締結する。なお、反射板40の外周部には、ねじ8が貫通するための孔
40aが形成されている。図3では、押さえ金具7は1つしか図示されていない
が、実際は複数用いられる。
【0022】
ヘッド部5の内部には、首振り用のモータ50と、取り付け用の台板52と、
首振り機構53が設けられる。さきほどの結合用ボルト45は、取り付け用の台
板52に対してナット46により結合される。これにより、発熱部はヘッド部5
により支持される。また、反射面支持部4も台板52に対してねじにより固定さ
れている。首振り機構53は公知の機構であり詳細は省略する。この首振り機構
53により、発熱部を水平面内で首振りさせることができる。ヘッド部5の内部
構造は、カバー部材54により保護されている。
【0023】
ハロゲンヒーター43のコード線44と、モータ50のコード線51は、とも
に胴体部2の中を通ってベース部1の内部に設けられた回路に接続される。
【0024】
ベース部1の中には、商用電源と接続するためのコード線11と電子回路10
が設けられている。電子回路10は、操作つまみ9の操作に従い、ハロゲンヒー
ター43やモータ50を制御・駆動する。
【0025】
図5は、保護カバー3に静電植毛を施すための装置を示す概念図である。保護
カバー3は、吊り下げ用の治具60により吊り下げられると共に、電気的にはア
ースされている。また、保護カバー3を挟むように両側に、パイル供給装置64
が設けられ、さらにその内部に電極61が配置されている。また、電極62は絶
縁材で被覆されている。電極61,62は高電圧に印加されている。パイル供給
装置64により供給される短繊維(パイル)は、電極61により帯電され、保護
カバー3がアースされているため、短繊維は静電気の力により保護カバー3の方
向に向かう。また、電極62をさらに設けているため、相乗的に電界を強化する
効果がある。これにより、短繊維の保護カバー3に対する吸引力を強化する。
【0026】
なお、保護カバー3の表面にはあらかじめ接着剤が塗布されている。これによ
り、保護カバー3の表面に付着した短繊維は強固に接着される。接着剤としては
、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系等が好ましく用いられる。接着剤の塗布
は、スプレーコート法、ディッピング法等の適宜の方法により行われる。
<別実施形態>
ヒーターとしては、ハロゲンヒーターではなく他の種類のヒーターを用いても
良い。
【図1】扇風機型暖房装置の正面から見た外観を示す斜
視図
視図
【図2】扇風機型暖房装置の側面から見た外観を示す斜
視図
視図
【図3】発熱部の詳細を示す分解斜視図
【図4】扇風機型暖房装置の側断面図
【図5】静電植毛装置を示す概念図
1 ベース部
2 胴体部
3 保護カバー
4 反射面支持部
5 ヘッド部
40b 反射面
41 ヒーター保護カバー
41a 反射面
43 ハロゲンヒーター
Claims (2)
- 【請求項1】 ベース部と、このベース部の上部に設け
られる胴体部と、この胴体部の上方に位置するヘッド部
と、このヘッド部の前方に配置され、このヘッド部によ
り支持される発熱部とを備えた扇風機型暖房装置であっ
て、 前記発熱部は、 ヒーターと、このヒーターにより発生される熱を前方に
向けて反射する反射機構と、 前記発熱部の最前面に設けられ、前記ヒーターと前記反
射機構とを保護する保護カバーとを備えており、 前記保護カバーの外表面に植毛を施してあることを特徴
とする扇風機型暖房装置。 - 【請求項2】 前記植毛は静電植毛により形成されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の扇風機型暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007730U JP3094499U (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 扇風機型暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002007730U JP3094499U (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 扇風機型暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3094499U true JP3094499U (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=43248472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002007730U Expired - Lifetime JP3094499U (ja) | 2002-12-05 | 2002-12-05 | 扇風機型暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094499U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0643495U (ja) * | 1992-11-24 | 1994-06-10 | 高進電気株式会社 | 支持脚 |
JPH0651907U (ja) * | 1992-12-17 | 1994-07-15 | エスエムシー株式会社 | 二色成形弁体 |
-
2002
- 2002-12-05 JP JP2002007730U patent/JP3094499U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0643495U (ja) * | 1992-11-24 | 1994-06-10 | 高進電気株式会社 | 支持脚 |
JPH0651907U (ja) * | 1992-12-17 | 1994-07-15 | エスエムシー株式会社 | 二色成形弁体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RVTR | Cancellation of determination of trial for invalidation |