JP2003161448A - 扇風機型暖房装置 - Google Patents

扇風機型暖房装置

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JP2003161448A
JP2003161448A JP2002257745A JP2002257745A JP2003161448A JP 2003161448 A JP2003161448 A JP 2003161448A JP 2002257745 A JP2002257745 A JP 2002257745A JP 2002257745 A JP2002257745 A JP 2002257745A JP 2003161448 A JP2003161448 A JP 2003161448A
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fan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が保護カバーに触れても火傷をするこ
とがなく、かつ、使用者が使用中に眩しさを感じること
のない扇風機型暖房装置を提供すること。 【解決手段】 ベース部1と、このベース部1の上部に
設けられる胴体部2と、この胴体部2の上方に位置する
ヘッド部5と、このヘッド部5の前方に配置され、この
ヘッド部により支持される発熱部3,4とを備えた扇風
機型暖房装置であって、発熱部3,4は、ハロゲンヒー
ター43と、このハロゲンヒーター43により発生され
る熱を前方に向けて反射する反射面41a,40bを有
する反射機構と、発熱部の最前面に設けられ、ハロゲン
ヒーター43と反射機構とを保護する保護カバー3とを
備えており、保護カバー3の外表面に防眩効果を有する
色に着色された静電植毛を施してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース部と、この
ベース部の上部に設けられる胴体部と、この胴体部の上
方に位置するヘッド部と、このヘッド部の前方に配置さ
れ、このヘッド部により支持される発熱部とを備えた扇
風機型暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】室内用の暖房装置としては、ストーブや
ガスファンヒータのような液体燃料や気体燃料を使用す
るものが知られている。これらは、燃料を燃焼させるこ
とにより熱を発生させ、室内温度を暖かくしようとする
ものである。しかし、これら燃料を使用する暖房装置
は、燃焼ガスの発生に伴い室内の空気が濁るため、窓を
開けて換気をしなければならない。従って、居住者にと
っては換気をするための手間が必要であり面倒である。
また、換気を行うことは熱の損失を招くものであり、効
率が悪く燃料コストも上昇することになる。
【0003】これに対して、扇風機型の暖房装置が知ら
れており、例えば、実用新案登録第3078539号に
開示される暖房装置がある。この暖房装置は、外観を扇
風機に似せてあり、持ち運びが容易で扱いやすいという
利点がある。上記暖房装置は、扇風機と同様に、ベース
部と、このベース部の上部に設けられる胴体部と、この
胴体部の上方に位置するヘッド部とを備えている。扇風
機の場合は、このヘッド部の前方に羽根を有する送風部
が配置されるが、暖房装置の場合は、送風部ではなく発
熱部が配置される。そしてこの発熱部は、ハロゲンヒー
ターと、このヒーターにより発生される熱を前方に向け
て反射する反射板と、発熱部の最前面に設けられ、ヒー
ターと反射板とを保護する安全網(保護カバー)とを備
えている。保護カバーは、扇風機の場合も羽根に触らな
いようにするため設けられるが、暖房装置の場合も、ヒ
ーターや反射板に触らないようにするため設けられる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、扇風機
の場合とは異なり、暖房装置の場合は保護カバー自身が
ヒーターにより加熱される。また、保護カバーは所望の
強度を確保するために、金属で製造されることが多い。
金属の熱伝導性が良好であるため、保護カバーに触れる
と火傷の怖れがある。従って、暖房装置の使用者が保護
カバーに触れることにより火傷をしないような工夫が必
要である。さらに、ヒーターとしてハロゲンヒーターを
用いる場合、使用者が反射面により反射される光を眩し
く感じることがある。そこで、使用者が眩しく感じるこ
とがないような対処が望まれる。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、使用者が保護カバーに触れても火傷
をすることがなく、かつ、使用者が使用中に眩しさを感
じることのない扇風機型暖房装置を提供することであ
る。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る扇風機型暖房装置は、ベース部と、このベ
ース部の上部に設けられる胴体部と、この胴体部の上方
に位置するヘッド部と、このヘッド部の前方に配置さ
れ、このヘッド部により支持される発熱部とを備えた扇
風機型暖房装置であって、前記発熱部は、ハロゲンヒー
ター、及び、このヒーターにより発生される熱を前方に
向けて反射する反射面とを備え、前記発熱部の最前部に
は、前記ヒーターと前記反射面とを保護する保護カバー
が備えられており、前記保護カバーの外表面に、防眩効
果を有する色に着色された植毛を施してあることを特徴
とするものである。この構成による扇風機型暖房装置
は、ヒーターや反射機構を保護する保護カバーの外表面
に植毛を施してある。植毛として使用される素材は、熱
伝導率が金属に比べて低いものが使用される。従って、
使用者が保護カバーに触れたとしても、火傷をしてしま
うという心配が全くない。のみならず、植毛は、無光沢
で防眩効果を有する色に着色されている(眩しくない)
ため、室内に配置しても違和感がない。その結果、本発
明の課題を解決することのできる扇風機型暖房装置を提
供することができる。
【0005】本発明の好適な実施形態として、 前記ヒ
ーターの前面かつ前記保護カバーの後面側に設けられ、
ヒーターからの発熱が直接前方に放射されることを防止
する放熱阻止カバーを備え、前記保護カバーの、前記放
熱阻止カバーと向かい合う中央領域には、植毛を施さな
いように構成したものがあげられる。
【0006】ヒーターからの発熱が直接前方に放射され
ると、使用者はかなり眩しく感じることがある。放熱阻
止カバーを設けることで、発熱の前方への放射を防止す
ることができる。また、保護カバーに植毛をする場合
に、保護カバーの全領域に植毛をする必要はない。放熱
阻止カバーと向かい合う中央領域は、放熱がされないの
で、植毛する必要はない。これにより、植毛の量を減ら
すことができる。
【0007】本発明の別の好適な実施形態として、前記
反射面の中央部には、前方に向けて突出した形態で、円
筒状支持部材が取り付けられ、かつ、この円筒状支持部
材の前方側において、ヒーターが支持されるように構成
され、さらに、前記円筒状支持部材の後方側には、放熱
用の小孔が円周方向に沿って多数形成されているものが
あげられる。
【0008】反射面の中央部に円筒状支持部材を取り付
け、 その前方側にヒーターを支持する。すなわち、 反
射面とヒーターを距離をおいて配置する。これにより、
ヒーターからの放熱を反射面の全面にわたって反射させ
ることができる。また、円筒状支持部材の後方側には、
放熱用の小孔が円周方向に沿って多数形成されるので、
円筒状支持部材の内部の蓄熱を防止することができる。
【0009】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記ヒーターは、円弧状部分と、円弧状部分の両端部
から延設した直線状部分を有する線状ヒーターに構成さ
れ、前記円弧状部分及び前記直線状部分に、ヒーターを
支持する支持用金具を設け、この支持用金具を前記放熱
阻止カバーの裏面側に固定することで、ヒーターを放熱
阻止カバーに取り付けたものがあげられる。
【0010】ヒーターを線状に形成し、このヒーターを
支持用金具を介して放熱阻止カバーに取り付けること
で、確実にヒーターを固定することができる。
【0011】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記円筒状支持部材の前記前方側の外周部分に、前記
支持用金具が嵌まり込むように構成され、これにより、
円筒状支持部材の前方側において、前記ヒーターが支持
されるものがあげられる。
【0012】かかる構成により、支持用金具の複数を円
筒状支持部材の前方側の外周部分に位置させることがで
きる。これにより、ヒーターを円筒状支持部材の前方側
に確実に支持することができる。
【0013】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記円筒状支持部材の軸方向に沿って、その内部を貫
通するように設けられた固定軸部材を備え、この固定軸
部材の前方側端部は、前記放熱阻止カバーに対して固定
され、後方側端部は、前記ヘッド部に取り付けられた台
板に対して固定されるものがあげられる。
【0014】ヒーターは放熱阻止カバーに対して取り付
けられ、かつ、円筒状支持部材の前方側に支持されてい
るが、ヒーター自身を扇風機型暖房装置の本体に対して
固定する必要がある。そこで、固定軸部材を用いて、固
定軸部材の前方側を放熱阻止カバーに対して固定し、後
方側をヘッド部に取り付けられた台板に固定する。これ
により、ヒーターは、支持用金具、放熱阻止カバー、固
定軸部材により、確実に本体に対して固定される。
【0015】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記円筒状支持部材は、プレスにより成形した平板部
材を円筒状に丸めることにより形成されるものがあげら
れる。
【0016】円筒状支持部材は、円筒状に形成されるも
のであるが、かかる形状を形作るため、プレスにより成
形した平板部材を円筒状に丸めることで、容易に円筒状
とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る扇風機型暖房装置の
好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、扇風
機型暖房装置の正面から見た外観斜視図であり、図2
は、側面から見た外観斜視図である。
【0018】この暖房装置は、ベース部1と、ベース部
1の上部に設けられる胴体部2と、この胴体部2の上部
に設けられるネック部6と、このネック部6の上部に設
けられるヘッド部5(胴体部2の上方に位置する。 )
と、ヘッド部5の前方に設けられる発熱部とを備えてい
る。
【0019】ベース部1は、室内の床面上に設置される
部分であり、広い平面部を有する。ベース部1には、操
作つまみ7が設けられ、「切」「入」「入(首振り)」
のいずれかに設定することができる。
【0020】胴体部2は、上下方向に伸びる細長形状を
しており、固定部2aと、伸長部2bとを有する。 固
定部2aは、ベース部1に対して固定されている。伸長
部2bは、固定部2aに対して相対的に上下動できるよ
うになっており、発熱部の高さを調整できるようにして
いる。また、胴体部2の内部は、配線を通すために中空
に形成されている。
【0021】ネック部6は、伸長部2bに対してヒンジ
機構により取り付けられており、発熱部を上下方向(鉛
直面内)に首振りできるようにしている。すなわち、
発熱部を上、水平、下の方向に向けたりして調整できる
ようにしている。
【0022】ヘッド部5の内部には、左右方向の首振り
機構や、発熱部の支持機構等が内蔵されている。以上
の、ベース部1、胴体部2、ネック部6、ヘッド部5の
構成は、扇風機と同様の構成を備えている。
【0023】発熱部は、反射面支持部4と、この反射面
支持部4の前面に取り付けられる保護カバー3とを備え
ている。これら反射面支持部4と保護カバー3とは、正
面から見ると円形に形成されている。
【0024】次に、発熱部の詳細について説明する。図
3は、発熱部の詳細を示す分解斜視図であり、図4は、
発熱部及びヘッド部5の内部構造を示す側断面図であ
る。図5は、ヒーターの取り付け構造の詳細を示す図、
図6は、ヒーターを支持する支持円筒42を示す図であ
る。
【0025】反射面支持部4の前面には、反射機構を構
成する反射板40が取り付けられている。反射板40
は、アルミで形成された反射面40bと、保護カバー3
を反射面支持部4に取り付けるための取り付け孔40a
が形成されている。反射面40bは、熱を効率よく前方
に反射するために、所定の凹面に形成されている。な
お、反射面支持部4は、合成樹脂により形成される。ま
た、手で持ち運びするためのつかみ部4aも一体形成さ
れている。
【0026】保護カバー3は、中央に位置する円板31
と、この円板31の中心から放射状に多数形成されるス
ポーク部32と、最外周に位置するリング部30とから
構成される。これらの各部品は公知の手法により結合さ
れる。保護カバー3は、扇風機の場合と同様に、内部の
機構に手が触れないようにするために設けられる。ま
た、保護カバー3を構成する部品のうち、リング部30
とスポーク部32とは、外表面に静電植毛が施される。
リング部30とスポーク部32は、心材は金属で形成さ
れる。これは、所望の強度を確保するためである。ただ
し、反射面40bにより反射された熱により、保護カバ
ー3が加熱されるため、この保護カバー3に触れた場合
に手が熱く感じたり、火傷をしたりする恐れがある。そ
こで、心材としては金属であるが外表面に静電植毛を施
すことで、手で触れたとしても問題がないようにしてい
る。
【0027】また、植毛は光沢がなく、防眩効果を有す
る色に着色される。これにより、使用者に眩しさを感じ
させなくてすむ。色としては、黒、濃灰、茶、こげ茶、
青、群青、紫等があげられる。
【0028】この植毛は、短繊維(パイル)により形成
される。短繊維としては、例えば、綿、6ナイロン、6
6ナイロン、ポリエステル等が素材として利用される。
また、短繊維は防眩効果を有する色に染色することがで
きる。このような素材は、金属に比べると熱伝導率がか
なり低い。従って、暖房装置を使用中であっても、それ
ほど熱くならないため手で触れたとしても問題はない。
【0029】なお、保護カバー3のうちの中央部の円板
31(保護カバーの中央領域に相当) については、植毛
を施さなくても良い。この部分は後述するヒーター保護
カバー41が配置される関係上、熱が通過しない位置で
あるからである。これにより、必要以上に植毛を施さな
くてすむ。もちろん、念のためにこの円板31について
も静電植毛を施すようにしても良い。
【0030】図3、図4に示すように、ヒーター保護カ
バー41(放熱阻止カバーに相当)の後面には2本の結
合用ボルト45 (固定軸部材に相当) が取り付け固定さ
れる。また、円板31の後面に対向する位置にヒーター
保護カバー41が設けられ、その内部にハロゲンヒータ
ー43が設けられる。ヒーター保護カバー41の内面
(後面)には反射機構として機能する反射面41eとし
て形成されており、ハロゲンヒーター43が発生する熱
(光による熱)を反射板40の方向に向けて反射させ
る。つまり、ハロゲンヒーター43により発生した熱
は、直接反射面40bにより前方に反射されるものの
他、 ヒーター保護カバー41の反射面41aによりま
ず後方に反射され、さらに、反射面40bにより前方に
反射されるものも含まれることになる。
【0031】ヒーター保護カバー41を反射板40に対
して固定するために、支持円筒42(円筒状支持部材に
相当) が設けられている。支持円筒42と、反射板40
及びヒーター保護カバー41との結合は、はめ込みやカ
シメ等の適宜の方法により行うことができる。図4に示
すように、支持円筒42の内部は中空であり、結合用ボ
ルト45を配置させたり、ハロゲンヒーター43のコー
ド線44を通すための空間として利用される。また、支
持円筒42の外周にはいくつかの小孔42aが形成され
ており、内部に熱が蓄積されないようにしている。小孔
42aは、支持円筒42の円筒軸方向における後方側
に、円周方向に沿って多数形成されている。また、小孔
42aは、軸方向に沿った長孔形状の孔に形成されてい
る。
【0032】保護カバー3を反射面支持部4に結合する
ために、押さえ金具7が設けられる。押さえ金具7によ
り保護カバー3を反射面支持部4に対して押さえつけ、
ねじ8により締結する。なお、反射板40の外周部に
は、ねじ8が貫通するための孔40aが形成されてい
る。図3では、押さえ金具7は1つしか図示されていな
いが、実際は複数用いられる。
【0033】ヘッド部5の内部には、首振り用のモータ
50と、取り付け用の台板52と、首振り機構53が設
けられる。さきほどの結合用ボルト45は、取り付け用
の台板52に対してナット46により結合される。これ
により、発熱部はヘッド部5により支持される。また、
反射面支持部4も台板52に対してねじにより固定され
ている。首振り機構53は公知の機構であり詳細は省略
する。この首振り機構53により、発熱部を水平面内で
首振りさせることができる。ヘッド部5の内部構造は、
カバー部材54により保護されている。
【0034】ハロゲンヒーター43のコード線44と、
モータ50のコード線51は、ともに胴体部2の中を通
ってベース部1の内部に設けられた回路に接続される。
【0035】ベース部1の中には、商用電源と接続する
ためのコード線11と電子回路10が設けられている。
電子回路10は、操作つまみ9の操作に従い、ハロゲン
ヒーター43やモータ50を制御・駆動する。
【0036】<発熱部の詳細構造>次に、図5、 図6
により発熱部の詳細な構造を説明する。図5は、ヒータ
ーの取り付け構造の詳細を示している。ハロゲンヒータ
ー43は、内部に電熱線43aが設けられており、電熱
線43aの両端部に引出し線43bが接続されている。
ハロゲンヒーター43は、線状ヒーターであり、円弧状
部分43cと、この円弧状部分43cの両端部に延設さ
れた直線状部分43dとを有する。
【0037】ハロゲンヒーター43は、ヒーター保護カ
バー41に取り付けられるが、その取り付けのために3
つの支持用金具49が用いられる。支持用金具49は、
略Z形状を有し、ヒーター支持部49aはハロゲンヒー
ター43の円弧状部分43cに1箇所、直線状部分43
dに2箇所使用され、ハロゲンヒーター43を抱えるよ
うに支持する。支持用金具49の立壁部49cは内壁面
を有し、この内壁面は、円弧状部分43aの円中心の方
向を向いている。この3つの内壁面は、支持円筒42の
先端側の外周に嵌合する嵌合部を構成する。また、支持
用金具49は、取り付け孔が形成された取り付け部49
bを有している。この取り付け部49bに対応して、ヒ
ーター保護カバー41には、3箇所の取り付け孔41c
が形成される。支持用金具49のヒーター保護カバー4
1への取り付けは、ハトメピン20により行われる。ハ
トメではなく、カシメで固定しても良い。支持用金具4
9のヒーター支持部49aと取り付け部49bは同じ方
向の面(平行面)を有し、立壁部(内壁面)49cは、
これらに直交する。これにより、支持用金具49の形状
は略Z形となっている。
【0038】先ほど説明した結合用ボルト45は、前後
方向に伸びた軸形状に形成される。結合用ボルト45の
前方側端部は、取り付け金具47に固着される。結合用
ボルト45の後方側端部には、雌ねじ45aが形成され
ている。取り付け金具47は、その両側に段差部47a
が2ヶ所形成され、 この段差部47aに取り付け孔が
形成される。この取り付け金具47は、カシメピン48
により、ヒーター保護カバー41に形成された取り付け
孔41dの位置に固定される。これにより、結合用ボル
ト45の前方側は、ヒーター保護カバー41に固定され
ることになる。そして、ヒーター保護カバー41と、ハ
ロゲンヒーター43と、結合用ボルト45とは、一体化
されたユニットとなる。
【0039】図6は、支持円筒42の構成を示す図であ
る。(a)は組み立てた状態を示し、(b)は展開した
状態を示す。組み立てた状態で円筒状になるが、厳密な
円筒である必要はなく、円錐台に形成されるもの(すな
わち、 円筒状)でも良い。既に述べたように、支持円
筒42には、放熱用の小孔42aが多数形成されてい
る。展開した状態では、プレス成形した平板部材として
形成されている。(b)に示す平板部材を丸めること
で、(a)に示す円筒状になる。また、丸めた後も形状
を維持する必要がある。そのため、丸めたときに突きあ
わせられる一方の端部に係合孔42bが一体形成され、
他方の端部に係合突起42cが一体形成されている。そ
して、平板部材を丸めた後に、係合突起42cを係合孔
42bに挿入することで、円筒状の形状を維持すること
ができる。
【0040】次に、発熱部の組み立て手順について簡単
に説明する。反射面支持部4に反射板40を取り付け、
さらに、反射面40の中央に支持円筒42を取り付け
る。支持円筒42を反射面40に取り付けた後に、反射
面支持部4にこれらユニットを取り付けてもよい。次
に、ユニット化されたハロゲンヒーター43、ヒーター
保護カバー41、結合用ボルト45を支持円筒42の前
方側から挿入するように組み立てる。この時、支持円筒
42の前方側の外周部分に、支持用金具49の立壁部4
9cの内壁面(3箇所)が嵌合する。これにより、支持
円筒42の前方側にハロゲンヒーター43が支持され
る。また、結合用ボルト45の雌ねじ45aを台板52
の立壁部52aに形成された孔(2箇所)に挿入する。
そして、雌ねじ45aにナット46を螺合する。これに
より、ヒーターユニットは、本体に対して固定されるこ
とになる。
【0041】<植毛を施す装置の構成>図7は、保護カ
バー3に静電植毛を施すための装置を示す概念図であ
る。保護カバー3は、吊り下げ用の治具60により吊り
下げられると共に、電気的にはアースされている。ま
た、保護カバー3を挟むように両側に、パイル供給装置
64が設けられ、さらにその内部に電極61が配置され
ている。また、電極62は絶縁材で被覆されている。電
極61,62は高電圧に印加されている。パイル供給装
置64により供給される短繊維(パイル)は、電極61
により帯電され、保護カバー3がアースされているた
め、短繊維は静電気の力により保護カバー3の方向に向
かう。また、電極62をさらに設けているため、相乗的
に電界を強化する効果がある。これにより、短繊維の保
護カバー3に対する吸引力を強化する。
【0042】なお、保護カバー3の表面にはあらかじめ
接着剤が塗布されている。これにより、保護カバー3の
表面に付着した短繊維は強固に接着される。接着剤とし
ては、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系等が好まし
く用いられる。接着剤の塗布は、スプレーコート法、デ
ィッピング法等の適宜の方法により行われる。<別実施
形態>本実施形態に開示した構造はあくまでも一例であ
って、本発明がこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】扇風機型暖房装置の正面から見た外観を示す斜
視図
【図2】扇風機型暖房装置の側面から見た外観を示す斜
視図
【図3】発熱部の詳細を示す分解斜視図
【図4】扇風機型暖房装置の側断面図
【図5】ヒーターの取り付け構造の詳細を示す図
【図6】ヒーターを支持する支持円筒を示す図
【図7】静電植毛装置を示す概念図
【符号の説明】
1 ベース部 2 胴体部 3 保護カバー 4 反射面支持部 5 ヘッド部 40b 反射面 41 ヒーター保護カバー 41a 反射面 43 ハロゲンヒーター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部と、このベース部の上部に設け
    られる胴体部と、この胴体部の上方に位置するヘッド部
    と、このヘッド部の前方に配置され、このヘッド部によ
    り支持される発熱部とを備えた扇風機型暖房装置であっ
    て、 前記発熱部は、 ハロゲンヒーター、及び、このヒーターにより発生され
    る熱を前方に向けて反射する反射面とを備え、 前記発熱部の最前部には、前記ヒーターと前記反射面と
    を保護する保護カバーが備えられており、 前記保護カバーの外表面に、防眩効果を有する色に着色
    された植毛を施してあることを特徴とする扇風機型暖房
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒーターの前面かつ前記保護カバー
    の後面側に設けられ、ヒーターからの発熱が直接前方に
    放射されることを防止する放熱阻止カバーを備え、 前記保護カバーの、前記放熱阻止カバーと向かい合う中
    央領域には、植毛を施さないように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の扇風機型暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記反射面の中央部には、前方に向けて
    突出した形態で、円筒状支持部材が取り付けられ、か
    つ、この円筒状支持部材の前方側において、ヒーターが
    支持されるように構成され、さらに、前記円筒状支持部
    材の後方側には、放熱用の小孔が円周方向に沿って多数
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の扇風機型暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒーターは、円弧状部分と、円弧状
    部分の両端部から延設した直線状部分を有する線状ヒー
    ターに構成され、 前記円弧状部分及び前記直線状部分に、ヒーターを支持
    する支持用金具を設け、この支持用金具を前記放熱阻止
    カバーの裏面側に固定することで、ヒーターを放熱阻止
    カバーに取り付けたことを特徴とする請求項2又は3に
    記載の扇風機型暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記円筒状支持部材の前記前方側の外周
    部分に、前記支持用金具が嵌まり込むように構成され、
    これにより、円筒状支持部材の前方側において、前記ヒ
    ーターが支持されることを特徴とする請求項3又は4に
    記載の扇風機型暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記円筒状支持部材の軸方向に沿って、
    その内部を貫通するように設けられた固定軸部材を備
    え、 この固定軸部材の前方側端部は、前記放熱阻止カバーに
    対して固定され、後方側端部は、前記ヘッド部に取り付
    けられた台板に対して固定されることを特徴とする請求
    項3〜5のいずれか1項に記載の扇風機型暖房装置。
  7. 【請求項7】 前記円筒状支持部材は、プレスにより成
    形した平板部材を円筒状に丸めることにより形成される
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の
    扇風機型暖房装置。
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