JP3094297B2 - 高純度マルトースの製造方法 - Google Patents

高純度マルトースの製造方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高純度マルトースの製造方法に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、糖類の純度を向上させる方法として最も普通
に行われており、設備が普及しているのは結晶化方法で
ある。
従来から高純度マルトース及びその結晶の製造方法は
数種類知られているが、何れも結晶化に供する水溶液中
のマルトース純度を高めることに主眼が置かれていた。
例えば特開昭55−85395号公報に開示されているよう
に、マルトースを製造するための原料として、高価な地
下澱粉、例えば馬鈴薯、甘薯、タピオカ澱粉を主に選
び、低濃度・低DEの液化物を調製して、ひきつづき糖化
方法としては比較的特殊な方法で糖化し、93重量%(本
明細書中、%は特に断らない限り重量%を表すものとす
る)以上という高い純度のマルトースにしておいて、マ
スキットを生成させ、その温度を50〜27℃の範囲におい
て次第に降下させ、且つその間に過飽和度を1.15〜1.30
の範囲内に維持しながら結晶の成長及び析出をさせた後
に分蜜して、97%以上の極めて高いマルトース純度の結
晶を得るなどの方法が提案されていた (発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の方法ではマルトース純度がある
程度以下の場合では、マルトースの結晶が生成しない場
合が多く、又たとえマルトース結晶が生成したとして
も、結晶が微細で結晶の生成量が少ないため、結晶分離
が不可能とされていた。
例えば、量産されていてコストが安い従来の方法で製
造されたマルトースの純度は70%〜75%程度であるが、
このマルトース水溶液から商業的にマルトース結晶を得
ることはできない。
従って、マルトースの結晶を得るためには、結晶化の
前に高い純度のマルトースを得ることが必要とされてい
た。
そのためには、低い濃度で液化し、多種類の酵素を大
量に用いて酵素反応を複数回経由する必要があり、その
ため、製造工程が繁雑で、製造費用が高くなったり、ク
ロマト分画を経由した場合には高価なクロマト分離装置
を導入する必要があり、更に大量の水を除去する必要が
生じるために製造工程が長くなり、更に水の除去が要す
る費用が高くなったりする等の課題があった。
現在に至るまで、高い純度のマルトースを簡素な酵素
反応で製造することは困難とされており、従って、簡素
な酵素反応で得られた純度の低いマルトース含有組成物
から結晶化法により高純度マルトースを得る方法の開発
が望まれていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、前記課題を解決するためにマルトース
の結晶化方法について鋭意研究を続けた結果、マルトー
スに対する他糖の結晶生成阻害傾向が糖により異なるこ
とを見出した。
グルコースの場合、マルトース純度を1%減少させ、
ブドウ糖を1%増加させたときに、マルトースの飽和濃
度の上昇幅は0.6%程度になる。
例えば、温度20℃において、マルトース水溶液の固
形分(以下固形分をDSと略することがある)中の80%が
マルトースで、その他の20%がブドウ糖の場合には、DS
濃度を54%まで濃縮したときに、成分中のマルトースが
飽和濃度になる。それに対して、DS中の組成をマルトー
ス79%、ブドウ糖21%としたマルトース水溶液の場合
には、DS濃度を54.6%にしただけで成分中のマルトース
が飽和濃度になる。
これに対して、3糖以上のオリゴ糖が1%増加した場
合には、飽和濃度の上昇幅は1〜2.5%の割合である。
例えば、温度20℃において、上記マルトース水溶液
の場合にはマルトースの飽和濃度が54%であるが、マル
トース80%、ブドウ糖19%、3糖以上のオリゴ糖1%の
場合には、DS濃度を56.2%まで濃縮したときにやっとマ
ルトースが飽和濃度に達するのである。
以上のように知見を基にして更に鋭意研究を続けた結
果、例え純度が低くとも、そのマルトース含有組成物の
糖組成及び結晶化条件を調節することにより、マルトー
ス結晶を速やかに且つ比較的大きく成長させることが可
能であることを見出し、糖組成及び濃度を調整すること
によりろ液中のDS濃度72%以下にて結晶マスキットを生
成させ、遠心分離を可能とし、これによって高純度のマ
ルトース結晶を製造することに成功し、本発明を完成す
るに至った。
以下に本発明の内容を詳細に説明する。
本発明は、高純度マルトースを製造するに際し、DS
中の単糖1〜40%、マルトース60〜91%、三糖以上のオ
リゴ糖1〜8%からなるマルトース水溶液を使用して結
晶化し、結晶分離後のろ液中のDSが72%以下になるよう
に結晶化条件を調節することを特徴とする、高純度マル
トースの製造方法である。
また、本発明は、高純度マルトースを製造するに際
し、DS中の単糖5〜38%、マルトース65〜85%、三糖以
上のオリゴ糖2〜7%からなるマルトース水溶液を使用
して結晶化することを特徴とする、前記記載の高純度
マルトースの製造方法である。
また、本発明は、結晶分離後のろ液中の固形分が55
〜70%になるように結晶化条件を調節することを特徴と
する前記又は記載の高純度マルトースの製造方法で
ある。
更に、本発明は、マルトース水溶液のマルトース飽
和濃度を47〜70重量%に調節し、結晶化条件を結晶化開
始温度20〜65%、最終冷却温度0〜50℃、時間を24〜96
時間とすることを特徴とする。前記〜のいずれか1
つに記載の高純度マルトースの製造方法である。
本発明に使用するマルトース水溶液としては、そのDS
中のマルトース分が60〜91%、更に好ましくは65〜85%
であり、その他の糖組成が、単糖1〜40%、更に好まし
くは5〜38%、三糖以上のオリゴ糖1〜8%、更に好ま
しくは2〜7%の範囲に入っていれば、その原料や製造
方法は特に限定する必要がない。
本発明に使用し得るマルトース水溶液の原料として
は、地下澱粉である馬鈴薯、甘薯、タピオカ等由来の澱
粉は勿論、地上澱粉であるトウモロコシ等由来の澱粉も
使用可能である。
また、本発明に使用し得るマルトース水溶液は、例え
ば、トウモロコシ等由来の澱粉を濃度18%程度で、液化
酵素を使用して、DE2程度まで液化し、β−アミラーゼ
等の糖化酵素を使用して糖化し、糖化開始途中で少量の
液化酵素を添加して更に糖化を続け、次いで、グルコア
ミラーゼ等のオリゴ糖を加水分解する酵素を添加して更
にオリゴ糖の含有量を減少せしめることによって得るこ
とができる。
この様な工程を経由すると、一例を挙げれば、 のような程度の糖組成のものが得られる。
このようなマルトース水溶液を本発明に使用する場
合、精製工程を経たものが望ましいが、その糖液が未精
製であっても構わない。
本発明は、マルトースの結晶化に際して、その糖液の
組成が上記特定の範囲に入っていれば、本発明に使用す
るマルトース水溶液と同程度のマルトース純度またはそ
れよりも幾分高いマルトース純度の物を結晶化した場合
に較べて、マルトースの結晶が比較的速やかに生成し、
且つその結晶が比較的大きく成長するという知見に基づ
いて発明されたものである。
更に、前記マルトース水溶液を結晶化するにあたり、
その条件範囲は、結晶化に供するマルトース水溶液の濃
度が62〜87%が好ましいが、更に好ましくは65〜84%の
範囲であり、結晶化開始時の好ましい温度範囲は20〜65
℃、更に好ましくは30〜60℃である。
また、結晶化時間は各種結晶化条件での合計時間又は
連続的な結晶化操作時間が24〜96時間であることが好ま
しく、連続的な結晶化操作時間が24〜96時間の範囲に入
っていることが更に好ましい。
結晶化時の冷却最終温度は0〜50℃が好ましいが、更
に好ましくは0〜40℃であり、濾過後の濾液のDS濃度
は、濾過の難易と密接な関係を有するが、72%以下の範
囲が好ましく、更に好ましくは55〜70%の範囲である。
濾液の量は結晶化前の液重量を100倍とした場合に、
合計8〜75部が好ましいが、更に好ましくは10〜70部で
ある。
マルトース水溶液を結晶化するにあたり、結晶化に供
するマルトース水溶液の濃度が62%未満の場合には、他
の結晶化条件との兼ね合いにもよるが、結晶マスキット
の生成が困難であるか又は結晶生成量が少ない場合が多
いので実用的ではなく、一方、濃度が87%を超えた場合
には結晶の生成量が多過ぎて分蜜が困難になる場合が多
く、又結晶の成長速度が遅く、生成した結晶が微細であ
るために分蜜が困難になる場合が多い等の不都合がある
ので好ましくない。
また、結晶化方法及び結晶化時間は、結晶化方法は回
分式でも連続結晶化の方式でも採用可能であり、結晶化
時間は、数回に分けた時間の合計又は連続的に結晶化し
た時間が24〜96時間の範囲であれば良いが、濃度勾配
を必要とせず、常に一定の濃度条件でよいことやの結
晶製造装置が小さくてよいこと、更に、結晶形が、比
較的大型で、且つ一定の大きさになることなどの理由か
ら、連続結晶化方法で且つ連続的に結晶化した時間が上
記の範囲に入っていることが好ましい。
結晶化時間が24時間未満の場合には結晶の成長が不十
分な場合が多く、従って、結晶の収率が低かったり結晶
が微細なために分蜜が困難な場合が多いので好ましくな
い。
一方、結晶化時間が96時間を超えて結晶化することも
可能であるが、工程に要する時間が過度に長い場合は、
製造設備が不必要に大きくなってしまい、経済的に好ま
しくないことや、96時間を超えて結晶化しても結晶が殆
ど成長しないので製造上長い時間をかける意味が無く、
更に、あまり長時間工程中に保持することによって従来
以上の衛生上の配慮が要求されるなどの不都合があり好
ましくない。
結晶化開始時の温度範囲として20℃未満を採用するこ
とはできるが、微細な結晶が数多く発生してしまうので
好ましくなく、65℃を超えた温度を採用することも可能
であるが、マルトースを飽和濃度に達せしめる条件が厳
しくなってしまい、結果的に、マルトース結晶を析出さ
せることが困難になるので好ましくない。
結晶化の最終冷却温度として0℃未満を採用すること
はできるが、その場合には冷媒として最も手軽に使用可
能な水が採用出来ず、特殊な冷媒を要することや、0℃
未満まで冷却するためには一般に多大なエネルギーを要
求されること等から経済的に好ましくない。また、50℃
を超えた温度を最終冷却温度として採用することも可能
であるが、マルトースの溶解度を十分に下げることがで
きず、従って、結晶の収率が高まらないので好ましくな
い。
濾過後のろ液のDS濃度を55%未満にした場合には、マ
ルトース結晶の収量が少ない場合が多いので好ましくな
く、72%を超えた場合には分蜜前のマスキットが硬くて
取り扱いが困難であり、ろ液の粘度が高く、分蜜困難な
場合が多いので好ましくない。また、結晶化前の液重量
を100部とした場合にろ液の量が8部未満になるとマス
キットが硬くなり、取り扱いが困難になるので好ましく
なく、一方75部を超えた場合には高純度マルトースの収
率が低下するので好ましくない。
(実施例) 以下に実施例を掲げて発明の内容を更に具体的に説明
する。
実施例−1 コーンスターチを常法により液化及び糖化・精製し、
濃度81%まで濃縮した糖組成−1を有するマルトース水
溶液50kg (糖組成−1) ブドウ糖 19.0% マルトース 75.3% 三糖以上のオリゴ糖 5.7% を容量約100リットルの横型攪拌機付きスウェンソン・
ウォーカ晶析器と同形式の自家製結晶化試験機(直径30
cm、長さ150cm、リボン型攪拌羽付き)に移し、40℃に
液温を調節した後、シードとしてマルトース結晶(1水
和物)[和光純薬(株)製]を1%(対DS)添加し、ゆ
っくりと攪拌しながら0.5℃/時間の速度で液温を下げ
てゆき、液の温度が20℃に達した後は一定に保ち、合計
72時間をかけて結晶マスキットを調製した。
結晶の成長が完了したマスキットを、バスケット型遠
心分離[国産遠心機(株)製、120A型]、(運転条件、
G=1500、30分)を用いて分蜜した。
結晶ケーキの歩留まりは72.1%対原料DSで、そのケー
キの糖組成は、 ブドウ糖 13.8% マルトース 81.4% 三糖以上のオリゴ糖 4.8% と純度が向上した。
また、分蜜後のろ液の水分は30.8%であった。
実施例−2 コーンスターチを常法により液化及び糖化・精製し、
濃度80%まで濃縮した糖組成−2を有するマルトース水
溶液を調製した。
(糖組成−2) ブドウ糖 9.8% マルトース 83.8% 三糖以上のオリゴ糖 6.4% 得られたマルトース水溶液100kg(固形分80kg)を60
℃にして実施例−1と同じ結晶化試験機に導入し、ゆっ
くりと攪拌しながら1℃/時間の速度で冷却してゆき、
液温が40℃になった時に実施例−1と同様のマルトース
結晶をシードとして1%対DS添加し、温度20℃まで冷却
結晶化した。次いで、装置内の温度を20℃に保持し、濃
度80%に濃縮した該組成のマルトース水溶液を1.5kg/時
間の速度で、導入口から連続的に装置内に導入しなが
ら、マスキット取り出し口から同量の結晶の成長が完了
したマスキットを抜き出して連続結晶化操作を行った。
結晶の成長が完了したマスキットを、実施例−1と同
様に分蜜した。
結晶ケーキの歩留まりは68.7%対原料DSで、そのケー
キの糖組成は、 ブドウ糖 4.4% マルトース 91.8% 三糖以上のオリゴ糖 3.8% と純度が向上した。
また、分蜜後のろ液の水分は35.0%であった。
実施例−3 コーンスターチを常法により液化及び糖化・精製し、
濃度80%まで濃縮した糖組成−3を有するマルトース水
溶液50kg (糖組成−3) ブドウ類 35.9% マルトース 62.0% 三糖以上のオリゴ糖 2.1% を実施例−1と同じ結晶化試験機に移し、30℃に液温を
調節した後、シードとして実施例−1と同様のマルトー
ス結晶を1%(対DS)添加し、ゆっくりと攪拌しながら
96時間かけて0℃まで液温を下げてゆき、液の温度が0
℃に達した後は一定に保って結晶マスキットを調節し
た。
結晶の成長が完了したマスキットを、実施例−1と同
様に分蜜した。
結晶ケーキの歩留まりは80.3%対原料DSで、そのケー
キの糖組成は、 ブドウ糖 27.1% マルトース 71.3% 三糖以上のオリゴ糖 1.6% と純度が向上した。
また、分蜜後のろ液の水分は30.3%であった。
比較例−1 コーンスターチから常法により得られ、濃度81%まで
濃縮した糖組成−4を有するマルトース水溶液50kg (糖組成−4) ブドウ糖 2.2% マルトース 79.3% 三糖以上のオリゴ糖類 18.5% を実施例−1と全く同様に結晶化操作して結晶マスキッ
トを得た後、実施例−1と同様に遠心分離に供したが、
取り出し可能な結晶ケーキは得られなかった。
比較例−2 コーンスターチから常法により得られ、濃度81%まで
濃縮した糖組成−5を有するマルトース水溶液50kg (糖組成−5) ブドウ糖 3.8% マルトース 70.0% 三糖以上のオリゴ糖 26.2% を実施例−1と全く同様に結晶化操作したが、結晶が生
成せず、結晶マスキットは得られなかった。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明を実施することによ
り、簡素な酵素反応で得られた純度の低いマルトース含
有組成物、例えば、従来はとても結晶化に供することが
できなかった程に低いマルトース純度のマルトース水溶
液からも結晶化することにより高純度マルトースを製造
することが可能になる。
従って、簡素な工程で、安価に高純度マルトースを得
ることができる。
更に、本発明を実施することにより、結晶化の際にマ
ルトース結晶を速やかに且つ比較的大きく成長させ、結
晶とろ液の遠心分離を可能にすることにより、高純度の
マルトースの結晶を製造することが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 良文 静岡県富士市大渕3369―5 (56)参考文献 特開 平2−23881(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07H 1/00 - 23/00 C12P 19/00 - 19/64 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高純度マルトースを製造するに際し、固形
    分中の単糖5〜38重量%、マルトース60〜85重量%、三
    糖以上のオリゴ糖1〜8重量%からなるマルトース水溶
    液を使用して結晶化し、結晶分離後のろ液中の固形分が
    55〜70重量%になるように結晶化条件を調節することを
    特徴とする、高純度マルトースの製造方法。
  2. 【請求項2】高純度マルトースを製造するに際し、固形
    分中の単糖5〜38重量%、マルトース60〜85重量%、三
    糖以上のオリゴ糖1〜8重量%からなるマルトース水溶
    液を使用して結晶化する際、マルトース水溶液のマルト
    ース飽和濃度を47〜70重量%に調節し、結晶化条件を結
    晶化開始温度20〜65℃、最終冷却温度0〜50℃、時間を
    24〜96時間とし、結晶分離後のろ液中の固形分が72重量
    %以下になるように結晶化条件を調節することを特徴と
    する、高純度マルトースの製造方法。
  3. 【請求項3】マルトース水溶液のマルトース飽和濃度を
    47〜70重量%に調節し、結晶化条件を結晶化開始温度20
    〜65℃、最終冷却温度0〜50℃、時間を24〜96時間とす
    ることを特徴とする、請求項1に記載の高純度マルトー
    スの製造方法。
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