JP3093661B2 - 眼疾患治療剤 - Google Patents

眼疾患治療剤

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JP3093661B2 JP08269880A JP26988096A JP3093661B2 JP 3093661 B2 JP3093661 B2 JP 3093661B2 JP 08269880 A JP08269880 A JP 08269880A JP 26988096 A JP26988096 A JP 26988096A JP 3093661 B2 JP3093661 B2 JP 3093661B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルボスチリル誘
導体またはその塩を有効成分とする眼疾患治療剤、さら
に詳しくは、下記一般式(I)
【化2】 [式中、Rはハロゲン原子を意味し、該カルボスチリル
骨格上の置換位置は3位または4位であり、またカルボ
スチリル骨格の3位と4位間の結合は1重結合または2
重結合を示す]で示されるカルボスチリル誘導体または
その塩、とくに好ましくは2−(4−クロルベンゾイル
アミノ)−3−(2−キノロン−4−イル)プロピオン
酸またはその塩を有効成分とする眼疾患治療剤、ことに
ドライアイと通称される眼球乾燥症候群の治療剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】上記
一般式(I)で示されるカルボスチリル誘導体およびそ
の製法は特公昭63−35623号公報に記載されてお
り、それらが抗潰瘍剤として有用であることも知られて
いる。ドライアイとは、涙の量が減少して、目の表面が
正常状態を保てなくなった状態をいう。また、涙の量の
異常ばかりでなく、涙の性質の異常によっても目の表面
の粘膜(角膜および結膜の上皮)が異常を起こすことが
ある(ドライアイ、日本評論社、坪田一男著、11
頁)。また、シェーグレン症候群でもドライアイとな
り、涙液の異常が見られ、スチーブンジョンソン症候群
も末期にはドライアイとなり、角結膜が障害されること
が知られている。
【0003】涙液は眼球の最外層を覆う厚さ約7μmの
非常に薄い液層であり、油層・水層・ムチン層の3層構
造を有している。一番表層にある油層は油の膜であり、
主にマイボーム線と呼ばれるまぶたのまわりにある腺か
ら産生されて水層全体を覆っている。この層は水分の蒸
発を防ぐ機能を持っているといわれている。水層はいわ
ゆる涙と呼ばれている部分で、涙液の厚さの大半を占
め、その構成成分の98%は水である。この水層の減少
がいわゆるドライアイである。ムチン層は疎水性である
角膜上皮の表面を覆い、親水性に変え、涙液中の水層の
保持、伸展を助け、水層を角膜上皮の表面に保持するこ
とができる。そのムチン層を産生している細胞がゴブレ
ット細胞である。このように、ドライアイを引き起こす
直接の原因である涙液も種々の組織細胞が関与してお
り、またドライアイの概念も複雑であって、通常の目薬
では一時的な処置をもたらすに過ぎず、その根本的な治
療法が見い出されていないのが現状である。したがっ
て、ドライアイの新しい治療方法、新しい治療剤の開発
が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々研究
を重ねるうちに、前記一般式(I)で表されるカルボス
チリル誘導体、なかんずく、2−(4−クロルベンゾイ
ルアミノ)−3−(2−キノロン−4−イル)プロピオ
ン酸またはその塩が眼のゴブレット細胞の増加作用、眼
の粘液増加作用、角膜上皮細胞の増殖促進作用、さらに
涙液増加作用を有し、ドライアイ、すなわち眼球乾燥症
候群の治療剤として有用であることを見い出し、本発明
を完成するに至った。本発明の一般式(I)で表される
カルボスチリル誘導体、なかんずく、2−(4−クロル
ベンゾイルアミノ)−3−(2−キノロン−4−イル)
プロピオン酸またはその塩は眼のゴブレット細胞を増加
することによってムチンの産生量を増加し、ドライアイ
にみられるムチンの減少を防ぐ一方、眼の粘液量を増加
して水層を保持する。また、涙液量の増加作用を示し、
ドライアイ治療剤として有用である。さらに、本発明の
化合物はドライアイ症状を示すシェーグレン症候群やス
チーブンジョンソン症候群にも有用であるばかりでな
く、ドライアイに起因する2次疾患あるいはゴブレット
細胞や粘液量の低下によって起こる種々の眼疾患の予防
および/または治療剤として有用である。また、ドライ
アイは眼球が乾燥しているため非常に傷つき易いが、本
発明の化合物は角膜上皮細胞の増殖作用を有するため、
眼の創傷、特に角膜上皮の創傷治療剤あるいは眼手術
(白内障、硝子体、縁内障)時の眼内潅流および洗浄剤
等としても有用である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の眼疾患治療剤は、前記一
般式(I)で示されるカルボスチリル誘導体またはその
塩を有効成分とし、一般的な医薬製剤の形態に調製され
る。そのような製剤は通常使用される充填剤、増量剤、
結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤などの希
釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤
としては各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その
代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁
剤等)、エアゾール剤、シロップ剤などが挙げられる。
また、樹脂などに配合して徐放性を高めて使用すること
もできる。本発明の眼疾患治療剤は、その適応症から
も、眼適用製剤、例えば点眼剤、眼軟膏剤等の形に調製
するのが特に好ましい。
【0006】錠剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば
乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプ
ン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、ケイ
酸などの賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シ
ロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カル
ボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロー
ス、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドンなどの結合
剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウ
ム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、
ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリ
ド、デンプン、乳糖などの崩壊剤、白糖、ステアリン、
カカオバター、水素添加油などの崩壊抑制剤、第四級ア
ンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウムなどの吸収促
進剤、グリセリン、デンプンなどの保湿剤、デンプン、
乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸など
の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポ
リエチレングリコールなどの滑沢剤などが例示できる。
さらに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例え
ば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーテ
ィング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。
【0007】丸剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例え
ば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物
油、カオリン、タルクなどの賦形剤、アラビアゴム末、
トラガント末、ゼラチン、エタノールなどの結合剤、ラ
ミナラン、カンテンなどの崩壊剤などが例示できる。坐
剤の形態に成形するに際しては、担体として従来公知の
ものを広く使用でき、例えばポリエチレングリコール、
カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル
類、ゼラチン、半合成グリセライドなどを挙げることが
できる。
【0008】注射剤として調製される場合には、液剤、
乳剤または懸濁剤として調製され、それらは、通常、殺
菌され、かつ血液と等張であるのが好ましい。これら液
剤、乳剤および懸濁剤の形態に成形するのに際しては、
希釈剤としてこの分野において慣用されているものをす
べて使用でき、例えば水、エチルアルコール、プロピレ
ングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、
ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル類などを挙げることが
できる。なお、この場合等張性の溶液を調製するに充分
な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを該治療剤中
に含有せしめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝
剤、無痛化剤などを、更に必要に応じて着色剤、保存
剤、香料、風味剤、甘味剤などや他の医薬品を該治療剤
中に含有せしめてもよい。
【0009】エアゾール剤は、通常、殺菌された液剤ま
たは懸濁剤とし、これに噴射剤を配合して調製される。
これら液剤および懸濁剤の形態に成形するに際しては、
希釈剤としてこの分野において慣用されているものすべ
て使用でき、例えば上記注射剤で挙げたものを例示でき
る。噴射剤としては、この分野において慣用されている
ものすべて使用でき、例えば、フロン12等の塩化フッ
化炭素、フロン123等の液化ガス噴射剤、さらに窒
素、炭酸ガス等の圧縮ガス噴射剤が挙げられる。またこ
のエアゾール剤には、通常の溶解補助剤、緩衝剤など、
更に必要に応じて、着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘
味剤などを含有せしめてもよい。
【0010】点眼剤、眼軟膏剤等の眼適用製剤は通常の
眼科用製剤担体を用い常法にしたがって製造される。す
なわち、該有効成分を適当な基剤と混合し、滅菌処理す
ることにより製造される。例えば、眼軟膏剤を製造する
には、慣用の乳剤性基剤、水溶性基剤、懸濁性基剤等を
使用できる。これら基剤の代表例としては、例えば白色
ワセリン、精製ラノリン、流動パラフィン等を例示でき
る。また、点眼剤を製造するには、基剤として代表的に
は滅菌蒸留水を使用できる。さらに、眼適用製剤には必
要に応じて溶解補助剤、緩衝剤、抗酸化剤、防腐剤、等
張化剤、pH調整剤等を配合することができる。溶解補
助剤としては例えば、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレン
グリコールエーテル類、ポリエチレングリコールモノラ
ウレート、ポリエチレングリコールモノオレート等のポ
リエチレングリコール高級脂肪酸エステル類、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル等が挙げられる。緩衝剤としては、
例えばリン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン
酸水素カリウム、硼酸、硼酸ナトリウム、クエン酸、ク
エン酸ナトリウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、酢酸、
酢酸ナトリウム、イプシロンアミノカプロン酸、グルタ
ミン酸ナトリウム等が挙げられる。抗酸化剤としては、
例えば亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、重亜
硫酸ナトリウム、チオ亜硫酸ナトリウム、アスコルビン
酸等が挙げられる。防腐剤としては、例えばクロロブタ
ノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
フェニル水銀塩、チメロサル、フェネチルアルコール、
メチルパラベン、プロピルパラベン等が挙げられる。等
張化剤としては、例えば食塩、ブドウ糖、D−マンニト
ール、グリセリン等が挙げられる。溶解剤としてN−メ
チルグルカミン等を用いても良い。またpH調整剤とし
ては、例えば水酸化ナトリウム、塩酸等が挙げられる。
【0011】本発明の薬剤に含有されるべきカルボスチ
リル誘導体(I)またはその塩の量はとくに限定されず
広範囲に選択されるが、通常全組成物中1〜70重量
%、好ましくは5〜50重量%である。眼疾患治療剤と
してとくに好ましい眼適用製剤の場合は、通常、製剤組
成物全量当り約0.005〜5重量%、好ましくは0.0
1〜3重量%とするのが良い。また、投与方法には特に
制限はなく、各種製剤形態、患者の年令、性別その他の
条件、疾患の程度などに応じた方法で投与される。例え
ば錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、シロップ
剤およびカプセル剤の場合には経口投与される。また注
射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、アミノ酸など
の通常の補液と混合して静脈内投与され、さらには必要
に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与
される。坐剤の場合には直腸内投与される。また、眼適
用製剤は従来の眼適用製剤と同様に、例えば、眼軟膏剤
の場合には眼に塗布され、また、点眼剤の場合は従来の
点眼剤と同様の方法で投与でき、例えば適当な点滴容器
から眼に1〜2滴滴下するか、または噴霧装置により眼
に噴射すれば良い。
【0012】本発明の薬物の投与量は、投与方法、患者
の年齢、性別その他の条件、疾患の程度により適宜選択
されるが、通常カルボスチリル誘導体(I)またはその
塩の量は1日当り体重1kg当り0.6〜50mgとするの
がよい、また、投与単位形態中に有効成分を10〜10
00mg含有せしめるのがよい。また、眼適用製剤、例え
ば点眼剤または眼軟膏剤は1日当たり1〜15回、好ま
しくは1〜10回の範囲で投与される。
【0013】
【実施例】つぎに製剤例および薬理実験を挙げて本発明
の眼疾患治療剤をさらに具体的に説明する。
【0014】製剤例1 2−(4−クロルベンゾイルアミノ) −3−(2−キノロン−4−イル)プロピオン酸 0.2g 塩化ベンザルコニウム 0.01g リン酸二水素ナトリウム 0.56g リン酸二水素カリウム 0.8g 蒸留水 適 宜 計 100.0ml 上記各成分を蒸留水に溶解し、適当なフィルターペーパ
ーを用いて滅菌濾過して点眼剤の形態を有する本発明薬
剤を製造した。
【0015】製剤例2 2−(4−クロルベンゾイルアミノ)−3−(2−キノロン− 4−イル)プロピオン酸 150g アビセル(商標名、旭化成(株)製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40g メタノール 40g 本発明化合物、アビセル、コーンスターチおよびステア
リン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10mmのキネ
で打錠する。得られた錠剤をヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ポリエチレングリコール−6000、ヒマ
シ油およびメタノールからなるフィルムコーティング剤
で被覆を行ないフィルムコーティング錠を製造する。
【0016】製剤例3 2−(4−クロルベンゾイルアミノ)−3−(2−キノロン− 4−イル)プロピオン酸 150g クエン酸 1.0g ラクトース 33.5g リン酸二カルシウム 70.0g プルロニックF−68 30.0g ラウリル硫酸ナトリウム 15.0g ポリビニルピロリドン 15.0g ポリエチレングリコール(カルボワックス1500) 4.5g ポリエチレングリコール(カルボワックス6000) 45.0g コーンスターチ 30.0g 乾燥ラウリル硫酸ナトリウム 3.0g 乾燥ステアリン酸マグネシウム 3.0g エタノール 適 量
【0017】本発明化合物、クエン酸、ラクトース、リ
ン酸二カルシウム、プルロニックF−68およびラウリ
ル硫酸ナトリウムを混合する。上記混合物をNo.60
スクリーンでふるい、ポリビニルピロリドン、カルボワ
ックス1500および6000を含むアルコール性溶液
で湿式粒状化する。必要に応じてアルコールを添加して
粉末をペースト状塊にする。コーンスターチを添加し、
均一な粒子が形成されるまで混合を続ける。No.10ス
クリーンを通過させ、トレイに入れ100℃のオーブン
で12〜14時間乾燥する。乾燥粒子をNo.16スクリ
ーンでふるい、乾燥ラウリル硫酸ナトリウムおよび乾燥
ステアリン酸マグネシウムを加え混合し、打錠機で所望
の形状に圧縮する。上記の芯部をワニスで処理し、タル
クを散布し湿気の吸収を防止する。芯部の周囲に下塗り
層を被覆する。内服用のために十分な回数のワニス被覆
を行う。錠剤を完全に丸くかつ滑かにするためにさらに
下塗層および平滑被覆が適用される。所望の色合が得ら
れるまで着色被覆を行う。乾燥後、被覆錠剤を磨いて均
一な光沢の錠剤にする。
【0018】製剤例4 2−(4−クロルベンゾイルアミノ)−3−(2−キノロン− 4−イル)プロピオン酸 5g ポリエチレングリコール(分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 10.0ml
【0019】上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム
および塩化ナトリウムを撹拌しながら80℃で上記の約
半量の蒸留水に溶解する。得られた溶液を40℃まで冷
却し、本発明化合物、つぎにポリエチレングリコールお
よびポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートをそ
の溶液中に溶解する。次にその溶液に注射用蒸留水を加
えて最終の容量に調製し、適当なフィルターペーパーを
用いて滅菌濾過することにより滅菌して、注射剤を調製
する。
【0020】薬理実験1 (1)供試液 本発明の活性成分の具体例である2−(4−クロルベン
ゾイルアミノ)−3−(2−キノロン−4−イル)プロ
ピオン酸(以下、単に本発明化合物という)を用い、下
記のようにして溶解液および懸濁液を調製し、これを試
験液とした。 a)3%溶解液 本発明化合物 3.00g メグルミン(N-メチルグルカミン) 2.64g 濃グリセリン 1.80g 塩酸 適 量 10%塩化ベンザルコニウム 0.10ml 水 全量100mlに調製 pH 8.3〜9.3の範囲で調節 b)3%懸濁液 本発明化合物 3.00g リン酸二水素ナトリウム 0.40g リン酸水素ナトリウム 0.47g 塩化ナトリウム 0.50g カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.20g ポリソルベート80 0.16g 10%塩化ベンザルコニウム 0.10ml 水 全量100mlに調製 pH 6.5〜7.5の範囲で調節 なお、コントロールとして生理食塩水を用いた。
【0021】(2)実験方法および結果 正常家兎(各群3羽6眼)の両眼に、上記供試液を1回
50μl/眼の用量で4回/日点眼し、2週間点眼を続
けたのち、家兎を屠殺し、下記3項目について測定し
た。
【0022】(イ)結膜被覆粘液量の測定 −アルシアンブルー(Alcian Blue)色素結合法による
測定 上記家兎を屠殺後、全結膜を摘出し、この結膜を氷冷し
た0.25Mショ糖水溶液で洗浄したのち、その組織重
量を測定した。上記結膜を0.1%アルシアンブルー1
0ml中で室温にて1.5時間インキュベートしたの
ち、0.25Mショ糖水溶液で15分、さらに同液で4
5分洗浄した。この結膜を、さらに0.5M MgCl2
水溶液10ml中で室温にて2時間インキュベートして
結膜の粘液に結合した色素を溶出した。この溶出液をジ
エチルエーテル10mlで洗浄し、その水層を605n
mにて吸光度を測り、組織重量当りの吸光度(O.D.
単位/g組織)(平均±S.E.,n=4)を算出した。
その結果を図1に示す。図1から明らかなように、本発
明化合物の3%溶解液および3%懸濁液を点眼した家兎
では、その結膜粘液に結合した色素量がコントロールに
比し大きく、本発明化合物が結膜被覆粘液量を増大した
ことを示す。
【0023】(ロ)結膜ゴブレット細胞数の測定 −インプレッションサイトロジーによる測定 前記供試液で処理した家兎の眼球上部鼻側眼球結膜を軽
く乾燥させ、それにミリポアフィルターを置き、圧迫し
て結膜上皮細胞およびゴブレット細胞を採取した。これ
らの細胞を70%エタノールにより固定したのち、過ヨ
ウ素酸シッフ反応〔Periodic Acid Schiff reaction
(PAS)〕およびヘマトキシンを用いて染色し、つい
でキシレンにてフィルターを透明化し、プレパラートに
封入した。これを写真撮影して、一定面積(0.09m
2)当りのゴブレット細胞数(平均±S.E.,n=
4)を算定した。その結果を図2に示す。図2から明ら
かなように、本発明化合物の3%溶解液および3%懸濁
液を点眼した家兎では、コントロールに比し、ゴブレッ
ト細胞数が増大しており、本発明の化合物がムチン量の
増大、ひいては涙液量の増大をもたらすことが判る。
【0024】(ハ)涙液量の測定 −シルマーテスト第1法変法による測定 前記供試液で処理した家兎に、下記涙液測定の5分前に
ベノキシール(参天製薬)30μlを点眼し、4分間放
置後、眼表面の水分を拭きとった。1分後、その下眼瞼
にシルマー試験紙を挿み(涙液測定開始)、5分間放置
したのち、シルマー試験紙にしみ込んだ涙液の長さ(m
m)(平均±S.E.,n=4)を測定した。その結果を
図3に示す。図3から明らかなように、本発明化合物の
3%溶解液および3%懸濁液を点眼した家兎では、コン
トロールに比し、涙液量が増大した。
【0025】薬理実験2 (1)実験方法 ニュージーランドホワイト種雌性家兎眼球を摘出して強
角膜片を作製し、実体顕微鏡下でデスメ膜および内皮細
胞を剥離したのち強角膜片をリン酸緩衝生理食塩水で4
〜5回洗浄し無菌にした。ついで、その強角膜片をダル
ベッコ改変イーグル培地F12(DME/F12)
(1:1)に入れ、カミソリで全角膜から2〜3mm角
の角膜ブロックを1個の角膜から約20個切り出した。
60mm径の組織培養皿に7〜8個/皿の角膜ブロック
を角膜上皮が上になるように密着させ、10%FCS、
10ng/ml hEGF添加DME/F12(1:
1)培地中で5%CO2−95%Air、37℃にて培養
した。培養2日後に、角膜上皮片を除去し、培地を交換
した。4〜5日間培養を続け(培地交換1〜3回)、培
地を除去し、リン酸緩衝液で洗浄後、0.1%トリプシ
ン−0.02%EDTAで細胞を浮遊させ、10%FC
S入りのDME/F12(1:1)培地に懸濁し、2×
104cells/wellになるよう12穴マルチウエル培養皿
に播種した。約12時間後に1%FCSを含むDME/
F12培地に交換し、薬理実験1で用いたのと同じ本発
明化合物を最終濃度が10-4〜10-6Mになるように加
えた。該化合物はDMSOで溶解した。本発明化合物添
加約48時間後に、上記の本発明化合物を含む培地の交
換を行った。本発明化合物添加約96時間後に0.1%
トリプシン−0.02%EDTAで細胞を浮遊させ、コ
ールターカウンターにより細胞数(平均±S.E.,n=
6)を測定した。なお、対照として本発明化合物の代わ
りにヒアルロン酸ナトリウム(1mg/ml)を用いて
同様に測定した。 (2)結果 その結果を図4に示す。図4から明らかなように、本発
明化合物で処理した場合、角膜上皮細胞増殖作用を有す
ることが知られているヒアルロン酸ナトリウムよりもさ
らに優れた角膜上皮細胞の増殖作用が認められた。な
お、図4中、*:p<0.05、**:p<0.01を意
味する。
【0026】薬理実験3 送風ドライアイモデルでの実
験 (1)供試液 下記処方にしたがって、本発明の化合物の1%点眼液を
調製した。また、下記処方から本発明化合物を除いたも
のを対照液(コントロール)として用いた。 本発明化合物 0.5g N−メチルグルカミン 1.32g 濃グリセリン 0.45g 10%塩化ベンザルコニウム 50μl 生理食塩水 全量50mlに調製 pH8.8〜9.3の範囲で調節 浸透圧290〜300mOsmに調節
【0027】(2)実験方法 塩酸ケタミン200mg/体重の筋肉注射および塩酸オ
キシブプロカイン2滴/眼の点眼による麻酔下、瞬膜を
切除したNZW種雌性家兎〔1群5羽、10眼(n=1
0)〕を用いた。ドライヤーと角膜の距離10cm、送
風時間10分にてドライヤーによる風を角膜のみに正面
から当てることにより、該実験動物の涙液を蒸発させて
角膜を乾燥し、障害(ムチン被覆障害、角膜上皮障害)
を作製した。この実験動物に対し、上記供試液を、2.
5時間間隔にて1日4回点眼し、送風前2週間から前投
与、送風後2週間までの後投与を行った。
【0028】(3)評価方法および結果 供試液の点眼開始前、送風開始前、送風開始後1、4、
7、10および14日に下記の生体染色を行って障害を
評価した。 ローズベンガル生体染色による障害のスコア評価 ローズベンガル生体染色:ムチンで覆われていない細胞
を染色した(角膜上のムチン被覆障害を評価)。 スコア評価について(満点:3点) スコア0:角膜が全く染色されない。 スコア1:全角膜の1/3以下の面積が均一に染色され
る、もしくは2/3以下の面積が点状に染色される。 スコア2:全角膜の1/3〜2/3の面積が均一に染色され
る、もしくは2/3以上の面積が点状に染色される、もし
くは全角膜の1/3以下の面積が均一に染色され点状の染
色も認められる。 スコア3:全角膜の2/3以上の面積が均一に染色され
る、もしくは全角膜の1/3〜2/3の面積が均一に染色され
点状の染色も認められる。 その結果(平均±S.E.、n=10眼、p<0.05 v
s コントロール)を図5に示す。図5から明らかなよ
うに、本発明の1%点眼液を投与した群では、ムチン被
覆障害がコントロール群に比べて有意に抑えられた。 フルオレセインナトリウム生体染色による障害スコア
評価 フルオレセインナトリウム生体染色:細胞の欠損部や細
胞間隙の異常部を染色した(角膜上皮障害を評価)。 スコア評価について:ローズベンガル生体染色の場合に
同じ。 その結果、送風後1日後にコントロール群ではフルオレ
セインナトリウム生体染色による障害スコア評価が2以
上であったのに対し、本発明の1%点眼液投与群では約
1であった。このことから本発明化合物は点眼により送
風による角膜上皮障害を有意に抑制した。
【0029】薬理実験4 強制開瞼ドライアイモデルで
の実験 (1)実験方法 ウレタン2g/kg(i.p.)麻酔下に瞬膜を切除した
NZW種雌性家兎〔1群4羽、8眼(n=8)〕を用
い、室温(約25℃)にて開瞼器により眼を強制的に2
時間開瞼させた角膜を乾燥させ障害を作製した。この実
験動物に対し、前記薬理実験3で用いたと同じ供試液を
用い、2.5時間間隔で1日4回、開瞼前2週間から強
制開瞼5分前まで点眼させた。
【0030】(2)評価方法と結果 強制開瞼2時間後にメチレンブルーにより下記の操作に
したがって角膜上皮障害部(細胞の欠損部)を染色し、
その色素量を測定することにより定量的に評価した(角
膜上皮障害を評価)。 強制開瞼終了後、1%メチレンブルー溶液50μlを
点眼し、 生理食塩水で十分に洗浄し、 過剰量のペントバルビタール注射液の静注により安楽
死させたのち、角膜を摘出し、 アセトン/飽和硫酸ナトリウム(7:3)混合液で摘
出した角膜よりメチレンブルーを一晩かけて抽出し、 その抽出液の660nmにおける吸光度を測定した。 その結果を図6に示す(平均±S.E.、( )内は眼数を
示す)。図6から明らかなように本発明の1%点眼液を
投与した群では有意に色素量が少なく、強制開瞼による
角膜上皮障害が抑制されたことがわかる。
【0031】薬理実験5 ムチン除去ドライアイモデル
による実験 (1)実験方法 NZW種雌性家兎〔1群5羽、10眼(n=10)、正
常眼では3羽、6眼(n=6)〕に、N−アセチルシス
テイン(濃度10%)を1日間だけ2時間間隔で6回点
眼することにより、結膜上のムチンを溶解、除去して障
害を作製した。上記実験動物に、そのムチン除去処理の
翌日から、前記薬理実験3で用いたと同じ供試液を、
2.5時間間隔にて1日4回、2週間点眼した。
【0032】(2)評価方法と結果 点眼開始2週間後に、以下の操作にしたがって、アルシ
アンブルー色素結合法により結膜被覆ムチン様物質の量
を測定することにより定量的に評価した。 過剰量のペントバルビタール注射液の静注により安楽
死させたのち、角膜を摘出し、 氷冷した0.25Mショ糖で洗浄し、 水分を除去したのち、結膜組織重量を測定し、 0.1%アルシアンブルー溶液10ml中で結膜を室
温で1.5時間インキュベートし、 0.25Mショ糖10mlで余分な色素を洗浄、除去
し、 0.5M塩化マグネシウム溶液10ml中で結膜を室
温で2時間インキュベートして結膜粘液に結合した色素
を溶出し、 溶出液をジエチルエーテル溶液10mlで洗浄し、 溶出液の水層についてその吸光度を605nmで測定
し、アルシアンブルー色素結合量を、吸光度/g組織重
量で表示した。 その結果(平均±S.E.)を図7に示す。図7から明ら
かなように、本発明の1%点眼液投与群では結膜ムチン
様物質の量がコントロール群に比べて有意に増加し、正
常眼に近い値を示しており、ムチン欠失障害に対して有
効であることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アルシアンブルー色素結合法による正常家兎
における結膜被覆粘液量に対する本発明化合物の影響を
示すグラフ。
【図2】 正常家兎のゴブレット細胞数に対する本発明
化合物の影響を示すグラフ。
【図3】 正常家兎の涙液量に対する本発明化合物の影
響を示すグラフ。
【図4】 家兎角膜上皮細胞の増殖に対する本発明化合
物の作用を示すグラフ。
【図5】 送風ドライアイモデル(家兎)における本発
明化合物のムチン被覆障害抑制作用を示すグラフ。
【図6】 強制開瞼ドライアイモデル(家兎)における
本発明化合物の角膜上皮障害抑制作用を示すグラフ。
【図7】 ムチン除去ドライアイモデル(家兎)におけ
る本発明化合物の結膜ムチン様物質増加作用を示すグラ
フ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 国際公開97/13515(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/4704 CA(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、Rはハロゲン原子を意味し、該カルボスチリル
    骨格上の置換位置は3位または4位であり、またカルボ
    スチリル骨格の3位と4位間の結合は1重結合または2
    重結合を示す]で示されるカルボスチリル誘導体または
    その塩を有効成分とする眼疾患治療剤。
  2. 【請求項2】 眼のゴブレット細胞増加剤である請求項
    1に記載の眼疾患治療剤。
  3. 【請求項3】 眼の粘液量増加剤である請求項1に記載
    の眼疾患治療剤。
  4. 【請求項4】 涙液増加剤である請求項1に記載の眼疾
    患治療剤。
  5. 【請求項5】 眼疾患が眼球乾燥症候群(ドライアイ)
    である請求項1に記載の眼疾患治療剤。
  6. 【請求項6】 眼の創傷治療剤である請求項1に記載の
    眼疾患治療剤。
  7. 【請求項7】 眼の創傷が角膜上皮創傷である請求項6
    に記載の眼疾患治療剤。
  8. 【請求項8】 有効成分が2−(4−クロルベンゾイル
    アミノ)−3−(2−キノロン−4−イル)プロピオン
    酸またはその塩である請求項1〜7項のいずれかに記載
    の眼疾患治療剤。
  9. 【請求項9】 眼に適用する製剤形態である請求項8に
    記載の眼疾患治療剤。
  10. 【請求項10】 2−(4−クロルベンゾイルアミノ)
    −3−(2−キノロン−4−イル)プロピオン酸または
    その塩および眼科用製剤担体を含有する眼に適用する製
    剤。
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