JP3093645U - 形状変更可能帽子 - Google Patents

形状変更可能帽子

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JP3093645U JP2002006769U JP2002006769U JP3093645U JP 3093645 U JP3093645 U JP 3093645U JP 2002006769 U JP2002006769 U JP 2002006769U JP 2002006769 U JP2002006769 U JP 2002006769U JP 3093645 U JP3093645 U JP 3093645U
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光章 水野
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水野ミリナー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、帽子の形状を自分の好みやその時
の気分等に応じて簡単かつ自由に変更することができる
と共に1個の帽子で色々な帽子のファッションを楽しむ
ことができる形状変更可能帽子を提供する。 【解決手段】 形状変形可能帽子10はクラウン部12
と鍔部14とから構成されている。クラウン部12のク
ラウン部用裏生地18のクラウン部用表生地16側には
帯状の布19を縫い付けることによりパイプ部20が設
けられ、パイプ部20にはアルミニウムを環状にして形
成されたクラウン部用芯材22が挿入されている。前記
鍔部14の鍔部用裏生地28の鍔部用表生地26側には
帯状の布29を縫い付けることによりパイプ部30が設
けら、パイプ部30にもアルミニウムで環状に形成され
た鍔部用芯材32が挿入されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、帽子に関し、詳しくは少なくとも帽子のクラウン部の形状を簡単に 変えることができることにより帽子の形状を自由に変更することができる形状変 更可能帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】
帽子は、布や皮革等を縫製することにより形成されたクラウン部及び鍔部から 構成されている。 このため、帽子の形状を変更させようとして帽子のクラウン部や鍔部を折り曲 げる等しても形状を好みの形状にできなかったり、あるいは直ぐに元の形状に復 帰してしまって帽子の形状を簡単に変更することができない。 また、従来の帽子の中には鍔部に針金状の合成樹脂製芯材を内設した帽子も存 在するが、このタイプの帽子は鍔部に合成樹脂製等の芯材を内設することにより 帽子の鍔部の型崩れ等を防ぐものであり、帽子の形状を変更可能にするものでは ない。 従って、従来の帽子においては帽子着用者が帽子を被る時の気分や好みに応じ て簡単かつ自由に帽子の形状を変えることはできず、また形状の異なる帽子を被 りたい場合はその都度被りたい形状の帽子を購入する必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記事実に鑑みなされたものであり帽子の形状を自分の好みやその 時の気分等に応じて簡単かつ自由に変更することができると共に1個の帽子で色 々な帽子のファッションを楽しむことができる形状変更可能帽子を提供するもの である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、頭を覆うクラウン部と、このクラウン部に設けられてクラ ウン部の形状を決定保持すると共に外力を加えることにより前記クラウン部の形 状を変更することができる塑性変形可能な芯材と、を有してなることを特徴とし ている。 請求項2の考案は、頭を覆うクラウン部と、このクラウン部の下部に取り付け られる鍔部と、前記クラウン部に内設されてクラウン部の形状を決定保持すると 共に外力を加えることにより前記クラウン部の形状を変更することができる塑性 変形可能なクラウン部用芯材と、を有してなることを特徴としている。 請求項3の考案は、頭を覆うクラウン部と、このクラウン部の下部に取り付け られる鍔部と、前記クラウン部に内設されてクラウン部の形状を決定保持すると 共に外力を加えることにより前記クラウン部の形状を変更することができる塑性 変形可能なクラウン部用芯材と、前記鍔部に内設されて鍔部の形状を決定保持す ると共に外力を加えることにより前記鍔部の形状を変更することができる塑性変 形可能な鍔部用芯材と、を有してなることを特徴としている。 請求項4の考案は、前記芯材をアルミニウム又は金属で形成したことを特徴と する特徴としている。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1〜図3には本考案に係る形状変更可能帽子の第1実施例が示されている。 図1に示されるように、この形状変形可能帽子10は頭を覆うためのクラウン 部12と、このクラウン部12の下部に取り付けられるドーナツ状の鍔部14と から構成されている。 前記クラウン部12はクラウン部用表生地16とクラウン部用裏生地18を重 ね合わせて糸(図示せず)で縫着することによりクラウン部用表生地16とクラ ウン部用裏生地18を一体として略円筒状に形成されている。 前記クラウン部用裏生地18のクラウン部用表生地16側にはクラウン部用裏 生地18の周方向に帯状の布19の両端部をクラウン部用裏生地18に縫い付け ることにより形成されたパイプ部20がクラウン部12の上端部、中間部、下端 部に設けられている。 このパイプ部20には帯状のアルミニウムを環状にして形成されたクラウン部 用芯材22が挿入されている。従って、このクラウン部用芯材22はクラウン部 12の上下方向に沿って間隔を置いて3本(図2参照)設けられることになる。 この結果、前記クラウン部12は前記クラウン部用芯材22によって円筒状に 保持されている。また、前記帯状芯材22はアルミニウム製であるため外力を加 えることにより自由に変形させることができると共に外力を排除してもその形状 を保持するようになっている。 前記鍔部14もドーナツ状の鍔部用表生地26と鍔部用裏生地28を重ね合わ せて糸(図示せず)で縫着することにより鍔部用表生地26と鍔部用裏生地28 を一体にして形成されている。 鍔部用裏生地28の鍔部用表生地26側には鍔部14の周方向に帯状の布29 の両端部を鍔部用裏生地28に縫い付けることにより形成されたパイプ部30が 鍔部14の中間部及び外縁部に設けられている。 このパイプ部30にも前記クラウン部用芯材22と同じ帯状のアルミニウムで 環状に形成された鍔部用芯材32が挿入されている。従って、この鍔部用芯材3 2は鍔部14の内部に間隔を配して2本(図2参照)設けられている。 従って、前記鍔部14は前記鍔部用芯材32によってドーナツ状に保持されて いる。また、鍔部用芯材32も前記クラウン部用芯材22と同様アルミニウム製 であるため外力を加えることにより自由に変形させることができると共に外力を 排除してもその形状を保持するようになっている。
【0006】 次に、実施例の形状変更可能帽子10の作用を説明する。 図1に示されるように、形状変更可能帽子10のクラウン部12はクラウン部 12の内部に配設されたクラウン部用芯材22で円筒形状に保持され、鍔部14 は鍔部14の内部に配設された鍔部用芯材32でドーナツ状に保持されている。 この状態の形状変形可能帽子10の形状を変えたい場合は前記形状変形可能帽 子10の外側から手でクラウン部用芯材22に力を加えるとクラウン部用芯材2 2はアルミニウム製であるため、クラウン部用芯材22を塑性変形させることが できる。また、同様に外側から手で鍔部用芯材32に力を加えると鍔部用芯材3 2もアルミニウム製であるため、鍔部用芯材32を塑性変形させることができる 。しかも、前記クラウン部用芯材22及び鍔部用芯材32は塑性変形であるため 、形状変形可能帽子10の形状をそのまま維持することができる。 従って、図3に示されるようにクラウン部12及び鍔部14の形状を簡単かつ 迅速に変更することができるので、帽子着用者の好みやその時の気分に合わせて 形状変形可能帽子10の形状を自由に変えることができ、色々な帽子のファッシ ョンを楽しむことができる。 また、形状変更可能帽子10を他の形状に変えたい場合は同様にしてクラウン 部用芯材22及び鍔部用芯材32に外力を加えることにより前記クラウン部用芯 材22及び鍔部用芯材32を塑性変形させることにより形状変更可能帽子10を 他の形状に容易に変更させることができる。 従って、1個の形状変更可能帽子10でありながら自由に形状を変えることが できるので多くのファッションを楽しむことができると共に形状に合った帽子を その都度購入する必要がないので経済的である。 なお、クラウン部12又は鍔部14の一方のみの形状を変更させたい場合は、 前記クラウン部用芯材22又は鍔部用芯材32の一方を塑性変形することにより クラウン部12又は鍔部14の形状を変更させることができる。
【0007】 図4及び図5には本考案に係る形状変更可能帽子の第2実施例が示されている 。なお、第1実施例の形状変更可能帽子10と同一の構成は同一の符号を用いて その説明は省略する。 図4に示されるように、第2実施例の形状変更可能帽子40は1本の帯状布地 であるリボン42を螺旋状に縫い合わせてクラウン部44及び鍔部46を連続形 成することにより形成されている。 図5に示されるように、前記リボン42の内側にはリボン42の中間部42A を折り返えして一端部42Bを縫い付けることによりパイプ部48が形成されて いる。このパイプ部48にはアルミニウムで形成された芯材としての芯材ワイヤ ー50が挿入されている。 従って、芯材ワイヤー50をパイプ部48に挿入することにより、前記形状変 形可能帽子40のクラウン部44及び鍔部46の形状を保持している。 前記形状変形可能帽子40の形状を変えたい場合は前記形状変形可能帽子40 の外側から手で芯材ワイヤー50に力を加えると芯材ワイヤー50はアルミニウ ム製であるため塑性変形させることができ、これにより形状変形可能帽子40の 形状を好みに合わせて自由に変えることができる。 なお、前記リボン42にはパイプ部48を形成しないで図6に示されるように 前記リボン42の内側面に芯材ワイヤー50を配設してステッチ52で芯材ワイ ヤー50をリボン42に固定してもよい。 なお、前記形状変更可能帽子40の他の構成、作用、効果は第1実施例の形状 変更可能帽子10と同一であるので、その説明は省略する。
【0008】 なお、実施例ではクラウン部用芯材22、鍔部用芯材32、芯材ワイヤー50 をアルミニウムで形成したが、塑性変形可能な材料であればアルミニウムに限定 されるものでなく針金のような金属や金属以外の他の材料でもよいことは勿論で ある。 また、第1実施例ではクラウン部12と鍔部14からなる形状変更可能帽子1 0を、第2実施例ではクラウン部44と鍔部46からなる形状変更可能帽子40 を示したが、形状変更可能帽子10,40はクラウン部12,44を有していれ ば必ずしも鍔部14,46が存在していなくてもよいことは勿論である。
【0009】
【考案の効果】
本考案の形状変更可能帽子は、クラウン部や鍔部に塑性変形可能な芯材を配設 したので、帽子を被る時の気分等に応じて簡単かつ迅速に帽子のクラウン部や鍔 部の形状を変えて色々な帽子のファッションを楽しむことができるという優れた 効果を有する。 また、本考案の形状変更可能帽子は、1つの帽子で色々な帽子のファッション を楽しむことができるため経済的であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の形状変更可能帽子の一部を切り欠
いた全体斜視図である。
【図2】第1実施例の形状変更可能帽子のクラウン部用
芯材及び鍔部用芯材の配設状態を示す図である。
【図3】第1実施例の形状変更可能帽子の形状を変えた
全体斜視図である。
【図4】第2実施例の形状変更可能帽子の全体斜視図で
ある。
【図5】第2実施例の形状変更可能帽子を構成するリボ
ンの一部拡大斜視図である。
【図6】第2実施例の形状変更可能帽子を構成する変形
例のリボンの一部拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 形状変更可能帽子 12 クラウン部 14 鍔部 22 クラウン部用芯材 32 鍔部用芯材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭を覆うクラウン部と、このクラウン部
    に設けられてクラウン部の形状を決定保持すると共に外
    力を加えることにより前記クラウン部の形状を変更する
    ことができる塑性変形可能な芯材と、を有してなること
    を特徴とする形状変更可能帽子。
  2. 【請求項2】 頭を覆うクラウン部と、このクラウン部
    の下部に取り付けられる鍔部と、前記クラウン部に内設
    されてクラウン部の形状を決定保持すると共に外力を加
    えることにより前記クラウン部の形状を変更することが
    できる塑性変形可能なクラウン部用芯材と、を有してな
    ることを特徴とする形状変更可能帽子。
  3. 【請求項3】 頭を覆うクラウン部と、このクラウン部
    の下部に取り付けられる鍔部と、前記クラウン部に内設
    されてクラウン部の形状を決定保持すると共に外力を加
    えることにより前記クラウン部の形状を変更することが
    できる塑性変形可能なクラウン部用芯材と、前記鍔部に
    内設されて鍔部の形状を決定保持すると共に外力を加え
    ることにより前記鍔部の形状を変更することができる塑
    性変形可能な鍔部用芯材と、を有してなることを特徴と
    する形状変更可能帽子。
  4. 【請求項4】 前記芯材をアルミニウム等の金属で形成
    したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3記
    載の形状変更可能帽子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293171A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Ioko Arita 形態変化自在帽

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