JP3093555B2 - 地下構造物およびその埋設方法 - Google Patents

地下構造物およびその埋設方法

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JP3093555B2 JP06017902A JP1790294A JP3093555B2 JP 3093555 B2 JP3093555 B2 JP 3093555B2 JP 06017902 A JP06017902 A JP 06017902A JP 1790294 A JP1790294 A JP 1790294A JP 3093555 B2 JP3093555 B2 JP 3093555B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道線路下や道路下等の
地中に地下構造物を埋設する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば線路下の地中に、該線
路に対して交差する方向に通路等を形成するための地下
構造物を築造するには、図9に示すように線路Cを挟ん
だ両側に立坑A、Bを掘削したのち、上面に平帯板状の
縁切板Dを配設してなる多数本の鋼製角パイプを両立坑
A、B間の地中における計画地下構造物の上床版位置に
並列状態で圧入、埋設してパイプルーフEを形成し、次
いで、このパイプルーフE後端面に、前端側に掘削刃H
を装着している地下構造物Fの上床版fの前端面を当接
させると共に上記各縁切板Dの後端を一方の立坑A側に
固定したのち、地下構造物Fの後端をジャッキGにより
押し進めるか、或いは適宜な牽引手段で牽引することに
より、掘削刃Hで前方の地盤を掘削しながら縁切板Dを
ガイドして地下構造物Fを前進させてパイプルーフEと
置換することにより築造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記地
下構造物の築造方法によれば、予め地中の浅い位置にパ
イプルーフEを埋設しておくことによって地下構造物を
できるだけ浅い地中に埋設することができる利点を有す
るが、地下構造物Fの上床版fの上面を地中の浅い位置
に残置させた縁切板Dの下面に摺接させながら地下構造
物Fを埋設しているので、埋設後、縁切板Dを撤去する
と、地下構造物Fの上床版fに対する線路下の土被りG
が浅くなって線路Cの保守点検時にバラストの突き固め
用工具などが地下道構造物Fの上床版fに突き当たって
保守作業の妨げになるばかりでなく充分な突き固めが行
えないという問題点があった。
【0004】このような問題点は、パイプルーフEの埋
設深さを予め深くしておくことによって解消し得るが、
そうするとパイプの推進、埋設時に該パイプが地中に存
在する転石等の障害物に突き当たった場合、地上側から
の掘削による障害物の撤去が困難となる。本発明はこの
ような問題点を解消し得る地下構造物とその埋設方法の
提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載した地下構造物は、上床版の
上面前端縁に一定高さの土砂止め壁を突設し、その突出
高さまで該上床版の上面に土砂を載置するように構成し
ている。また、請求項2に記載した地下構造物は、上記
請求項1に記載した発明において、上床版に積載した土
砂を複数枚の帯板材によって被覆し、該帯板材の前端を
上記土砂止め壁上に固着してなる構造としている。
【0006】さらに、請求項1に記載した地下構造物の
埋設方法は、請求項3に記載しているように、上面に縁
切板を配設した複数本のパイプを地中の浅い位置に地表
に対して平行方向に並列状態に圧入してパイプルーフを
形成したのち、上床版の上面前端縁に一定高さの土砂止
め壁を突設し且つ該土砂止め壁の高さにまで上床版の上
面に土砂を載置してなる地下構造物の土砂止め壁の前面
を上記パイプルーフの後端に対向させ、上記縁切板を地
中に残置させた状態で地下構造物をその前方地盤を掘削
しながらこの縁切板の下面に沿って推進させることによ
りパイプルーフを押し進めながら縁切板の下方に埋設
し、しかるのち縁切板を撤去することを特徴とするもの
である。
【0007】また、請求項2に記載した地下構造物の埋
設方法は、請求項4に記載しているように、上記請求項
3に記載した方法において、地中に埋設したパイプルー
フを地下構造物の前端面で押し進めながら縁切板の下面
に地下構造物の上床版上の土砂を被覆した帯板材を摺接
させて推進させることにより地下構造物を縁切板の下方
に埋設し、しかるのち、帯板材と縁切板を撤去すること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】上床版の前端縁に一定高さの土砂止め壁を突設
している地下構造物をパイプルーフと置換しながら地中
に推進埋設する際に、この地下構造物の上床版の上面に
土砂止め壁の高さに達する土砂を積載しておくと共にパ
イプルーフの上面に載置している縁切板をパイプルーフ
との連結を解き且つ地盤に対して不動状態に固定する。
この状態にして地下構造物を推進してパイプルーフと置
換していくと、地下構造物の上面前端縁に突設している
土砂止め壁の上端面が縁切板の下面に沿って前進し、該
土砂止め壁によって上床版の上面に積載した土砂が前方
の地盤からの影響を受けるのを防止されながら地下構造
物と一体的に地中に推進、埋設される。この際、上床版
の上面に積載した土砂を複数枚の帯板材によって被覆し
ておけば、該土砂が縁切材との摩擦によって後方に移動
するのを確実に阻止し得る。
【0009】地下構造物の埋設後において、地中に残置
している縁切板を撤去すると、地下構造物の上面に積載
している土砂が路盤層となり、地下構造物と置換される
パイプルーフを予め地中の浅い位置に埋設しておいて
も、地下構造物が路盤層に厚みだけ地表面から深く埋設
されて地下構造物の上面に所定厚みの土被りを形成する
ことができる。なお、請求項2に記載した地下構造物の
場合には、埋設後、縁切板と共に帯板材も撤去する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図3は地下構造物1の一例を示すもので、この地下構造
物1は上下床版1a、1bと両側版1c、1cとで断面四角形状
の函体に形成されてあり、その内部を前後端が開口した
通路2に形成してある。さらに、上床版1aの上面におけ
る前後端部に全幅に亘って一定高さを有する土砂止め壁
3、4を突設してあり、これらの前後土砂止め3、4間
で囲まれた上床版1aの上面空間部を路盤層形成空間部5
としている。
【0011】このように構成した地下構造物1を線路6
の下方の地中に埋設して線路6に直交する通路の築造方
法を述べると、まず、図4に示すように線路6を挟んで
該線路6の両側方に築造すべき通路の長さ間隔を存して
立坑A、Bを掘削したのち、上面に鋼板よりなる平帯形
状の縁切板8を載置してなる多数本の鋼製角パイプ7aを
一方の立坑A側から他方の立坑B間に貫通させるように
して線路6直下の地中の浅い部分に並列状態で水平に圧
入、埋設して上記地下構造物1と略同幅のパイプルーフ
7を形成する(図2、図5)。
【0012】角パイプ7aの埋設作業は、公知のようにそ
の内部に配設したオーガスクリューによって前方の地盤
を掘削しながら行い、さらに、隣接する角パイプ7a同士
は互いにその対向側面に突設した断面L字状の係合金具
を互いに係合させながら並列状態に埋設される。この
際、角パイプ7a上に載置している縁切板8の前端を角パ
イプ7aの前端に溶接等によって一体的に固着した状態で
埋設し、パイプルーフ7の形成後、その固着部分を切除
すると共に縁切板8の後端を一方の立坑A側の適所に固
定して縁切板8を不動にする。
【0013】なお、埋設長さが長い場合には角パイプ7a
および縁切板8を長さ方向に複数分割し、先に圧入、埋
設した分割パイプの後端に次の分割パイプをボルト、ナ
ット等で一体的に連結しながら順次埋設すればよい。こ
の時、最初に埋設する分割パイプの前端とその上面に載
置した縁切板の前端とを溶接等によって固着し、以後の
分割パイプ上の縁切板は順次溶接等によって一体に連結
していけばよい。
【0014】こうして両立坑A、B間の線路下にパイプ
ルーフ7を形成したのち、一方の立坑A内に地下構造物
1を配設すると共に該地下構造物1の上床版1a上の路盤
層形成空間部5に土砂を前後土砂止め壁3、4の高さに
達するまで積載して路盤層9を形成する。なお、この路
盤層9は単なる土砂以外に砂利や砂に低強度のコンクリ
ートを混合してなるものであってもよい。
【0015】この地下構造物1の前側土砂止め壁3の前
面を上記パイプルーフ7の後端面に対向させ、図1に示
すように立坑A内において坑壁に反力支持板11を介して
受止させた油圧ジャッキ10のピストンロッドを伸長させ
ることにより地下構造物1を推進させるようにする。こ
の際、パイプルーフ7の後端面に地下構造物1の前側土
砂止め壁3の前面を直接、当接させた状態にすると共に
地下構造物1の開口前端に刃口12を装着して該刃口12に
より前方の地盤を掘削しながら地下構造物1を推進さ
せ、パイプルーフ7を土砂止め壁3で押し進めて地下構
造物1の上床版1aと置換させてもよいが、パイプルーフ
7の後端面と地下構造物1の前端面との間に矩形状の当
枠13を介在させている。
【0016】この当枠13は、その上枠部13a をパイプル
ーフ7の全幅に亘って該パイプルーフ7の後端面に当接
させる水平枠部に形成していると共に両側枠部13c 、13
c と下枠部13b を地下構造物1の両側版1c、1cと下床版
1bの前端面にそれぞれ当接させる枠部に形成している。
さらに、当枠13の開口前端にはパイプルーフ7の下方地
盤を掘削する矩形状の上記刃口12を一体的に突設してあ
る。
【0017】この当枠13をパイプルーフ7と地下構造物
1との間に介在させ、地下構造物1の前側土砂止め壁3
の上端面を縁切板8の後端部下面に摺接させた状態にし
て地下構造物1の後端面を押圧する油圧ジャッキ10のピ
ストンロッドを伸長させることにより地下構造物1を推
進させると、当枠13が一体的に前進してその上枠部13a
によりパイプルーフ7を押し進めると共に刃口12により
前方地盤を掘削する一方、刃口12によって掘削されない
地盤は地下構造物1の内部の通路2を通じて適宜な掘削
具により掘削し、掘削された土砂を立坑A側に排出する
と共に他方の立坑B側に押し出されるパイプルーフ7の
前端部を切り離して撤去する。
【0018】地下構造物1が一定長、地中に推進、埋入
すると、反力支持板11を継ぎ足す等して油圧ジャッキ10
の位置を前方に移動させ、再び、上記同様にして該油圧
ジャッキ10を作動させることにより地下構造物1を一定
長、推進させる。なお、油圧ジャッキ10の押圧力で地下
構造物1を推進させる方法に替えて、他方の立坑B側か
らの牽引によって推進させてもよく、又、両方を併用し
てもよい。
【0019】地下構造物1が推進すると、その上床版1a
の上面に積載している土砂堆積層からなる路盤層9の上
面が縁切板8の下面に摺接しながらパイプルーフ7の埋
設跡に移動する。この際、前後土砂止め壁3、4によっ
て路盤層9が地盤からの影響を受けるのを防止され、地
下構造物1の上床版1a上に積載された状態を維持する。
また、他方の立坑B側に達するパイプルーフ7及び刃口
12を装着した当枠13を撤去する。
【0020】こうして、地下構造物1を両立坑A、B間
に亘って埋設すると、線路6を敷設したバラスト14と地
下構造物1の上床版1aとの間に路盤層9が介在した状態
となり、地下構造物1の埋設後に縁切板8を抜き取り等
により撤去することによって図6に示すように、バラス
ト14が路盤層9上に支持された構造となる。なお、パイ
プルーフ7の埋設時には線路6の両側方に沿って設けら
れている配線用等の側溝15の一部が撤去されるので、縁
切板8の撤去後において、線路6の両側方に露出する路
盤層9の側部に該側溝15を復旧する。
【0021】図7は本発明地下構造物の別な実施例を示
すもので、上記地下構造物1において、その上床版1aの
上面に積載した土砂よりなる路盤層9を長さが地下構造
物1の長さに略等しい適宜幅を有する複数枚の薄鋼板よ
りなる帯板材16によって被覆してなる構造としている。
即ち、帯板材16を前後土砂止め壁3、4の上面間に架設
状態で並設して路盤層9を被覆し、各帯板材16の前端部
を前側土砂止め壁3の上面に皿螺子等の適宜な固定手段
によって固着してある。
【0022】この地下構造物1を両立坑A、B間の地中
に埋設する方法としては、パイプルーフ7を他方の立坑
側に押し出しながら帯板材16を縁切板8の下面に摺接さ
せ、埋設後に縁切板8と共に帯板材16を撤去する以外は
上記方法と同様である。
【0023】即ち、上記方法において説明したように、
両立坑A、B間の線路下の浅い地中にパイプルーフ7を
形成したのち、一方の立坑A内においてパイプルーフ7
の後端面に地下構造物1の前側土砂止め壁3の前面を直
接、当接させるか或いは当枠13を介して当接させ、油圧
ジャッキ10のピストンロッドを伸長させることにより地
下構造物1を推進させる。この際、パイプルーフ7上の
縁切板8の前端をパイプルーフ7の前端から切り離して
おくと共にその後端を立坑Aの適所に固定しておく。
【0024】地下構造物1の推進させると、当枠13が一
体的に前進してその上枠部13a によりパイプルーフ7を
押し進めると共に刃口12により前方地盤を掘削する一
方、刃口12によって掘削されない地盤は地下構造物1の
内部の通路2を通じて適宜な掘削具により掘削し、掘削
された土砂を立坑A側に排出すると共に他方の立坑B側
に押し出されるパイプルーフ7の前端部を切り離して撤
去する。地下構造物1の推進に従って前後土砂止め壁
3、4の上面間に並設した帯板材16が図8に示すよう
に、縁切板8の下面に摺接しながら地下構造物1と一体
的に前進し、上床版1a上に積載した路盤層が縁切板8と
の摺接により後方に移動するのを阻止する。
【0025】こうして、地下構造物1を立坑A、B間の
地中に埋設すると、線路6を敷設したバラスト14と地下
構造物1の上床版1aとの間に縁切板8及び帯板材16を介
して路盤層9が介在した状態となり、地下構造物1の埋
設後に縁切板8と帯板材16とを抜き取り等により撤去す
ることによって図6に示すように、バラスト14が路盤層
9上に支持された構造とする。
【0026】なお、以上の各実施例においては、パイプ
ルーフ7を予め地下構造物1の上床版1aの位置にのみ埋
設したが、地下構造物1の両側版1c、1cや下床版1bの位
置にも埋設しておいてもよく、また、埋設長さが長い場
合には地下構造物1を適宜長さ毎に輪切り状に分割した
構造としておき、順次、直列に接合、連結しながらその
上床版上に土砂を積載したのち埋設してもよい。また、
土砂止め壁は上床版1aの両側縁にも設けて上面四方縁部
に枠状に突設しておいてもよいが、少なくとも上床版1a
の前端縁に突設しておけば、本発明の目的を達成するこ
とができる。
【0027】さらに、地下構造物1は上下に二分割した
構造にして上半部分と下半部材とを互いに摺動自在に組
み合わせた状態で推進、埋設してもよく、また、上面の
前後端縁に土砂止め壁を突設してなる上床版1aのみから
なる地下構造物をパイプルーフ7と置換しながら線路下
における地中の浅い位置に埋設したのち、或いは、埋設
しながら、断面U字状の地下構造物の両側版の上端面を
上床版1aの両側部下面に沿わせて埋設するか、又は、上
床版1aの下方地盤を掘削してコンクリートの現場打ちで
地下構造物1を築造してもよい。なお、本発明の地下構
造物の埋設方法は線路下に限らず、道路下においても適
用し得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上床版の
上面四方における少なくとも前端縁に一定高さの土砂止
め壁を突設してなる地下構造物を、予め、線路や道路の
路面下の地中の浅い位置に埋設した上面に縁切板を載置
してなるパイプルーフと置換させる際に、上床版の上面
に土砂止め壁に高さに達する土砂を積載して路盤層を形
成し、上床版を推進させてパイプルーフを押し進めなが
ら土砂止め壁の上面を縁切板の下面に沿って埋設するも
のであるから、推進埋設時には上床版の上面に積載した
路盤層が地盤に影響されることなく上床版と共に縁切板
の下面に沿って一体的に推進させることができ、埋設後
において路面下に所定厚みの路盤層を一体的に形成する
ことができるものである。この際、上床版上の路盤層を
予め複数枚の帯板材によって被覆しておけば、路盤層が
縁切板と直接摺接するのを阻止されて後方に移動するこ
とがない。
【0029】従って、この路盤層によって地下構造物の
上床版上の土被りを厚くすることができ、路面の保守点
検が円滑に行えると共に上床版が保守点検用工具で損傷
受けるのを防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下構造物を埋設中の簡略縦断側面図、
【図2】地中に埋設したパイプルーフの簡略縦断正面
図、
【図3】地下構造物の斜視図、
【図4】線路の両側に立坑を設けた状態の縦断側面図、
【図5】パイプルーフを埋設した状態の縦断側面図、
【図6】地下構造物を埋設した状態の縦断側面図、
【図7】本発明の別な地下構造物を示す一部切欠斜視
図、
【図8】その埋設状態を示す簡略縦断側面図、
【図9】従来例を示す簡略縦断側面図。
【符号の説明】
1 地下構造物 1a 上床版 3、4 土砂止め壁 6 線路 7 パイプルーフ 8 縁切板 9 路盤層 16 帯板材 A、B 立坑

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上床版の上面前端縁に一定高さの土砂止
    め壁を突設し、その突出高さまで該上床版の上面に土砂
    を載置するように構成したことを特徴とする地下構造
    物。
  2. 【請求項2】 上床版の上面前端縁に一定高さの土砂止
    め壁を突設し、その突出高さまで該上床版の上面に土砂
    を載置して路盤層を形成し、この路盤層を複数枚の帯板
    材によって被覆し、該帯板材の前端を上記土砂止め壁上
    に固着してなることを特徴とする地下構造物。
  3. 【請求項3】 上面に縁切板を配設した複数本のパイプ
    を地中の浅い位置に地表に対して平行方向に並列状態に
    圧入してパイプルーフを形成したのち、上床版の上面前
    端縁に一定高さの土砂止め壁を突設し且つ該土砂止め壁
    の高さまで上床版の上面に土砂を載置してなる地下構造
    物の土砂止め壁の前面を上記パイプルーフの後端に対向
    させ、上記縁切板を地中に残置させた状態で地下構造物
    をその前方地盤を掘削しながらこの縁切板の下面に沿っ
    て推進させることによりパイプルーフを押し進めながら
    縁切板の下方に埋設し、しかるのち縁切板を撤去するこ
    とを特徴とする地下構造物の埋設方法。
  4. 【請求項4】 上面に縁切板を配設した複数本のパイプ
    を地中の浅い位置に地表に対して平行方向に並列状態に
    圧入してパイプルーフを形成したのち、上床版の上面前
    端縁に一定高さの土砂止め壁を突設し且つ該土砂止め壁
    の高さまで上床版の上面に土砂を載置すると共に該土砂
    を前端が上記土砂止め壁上に固着した複数枚の並列帯板
    材によって被覆してなる地下構造物の土砂止め壁の前面
    を上記パイプルーフの後端に対向させ、上記縁切板を地
    中に残置させた状態で地下構造物をその前方地盤を掘削
    しながらこの縁切板の下面に帯板材を摺接させて推進さ
    せることによりパイプルーフを押し進めながら縁切板の
    下方に埋設し、しかるのち帯板材と縁切板を撤去するこ
    とを特徴とする地下構造物の埋設方法。
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