JP3093266U - エンジンキャブレタのノズル孔洗浄装置 - Google Patents

エンジンキャブレタのノズル孔洗浄装置

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JP3093266U JP2002006328U JP2002006328U JP3093266U JP 3093266 U JP3093266 U JP 3093266U JP 2002006328 U JP2002006328 U JP 2002006328U JP 2002006328 U JP2002006328 U JP 2002006328U JP 3093266 U JP3093266 U JP 3093266U
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブレタのノズル孔が塞がった場合,簡
単,迅速に洗浄できる,ガソリンエンジンのキャブレタ
のノズル孔洗浄装置を提供する。 【解決手段】 キャブレタ本体1に燃料を吹き出すため
のノズル2を有し,ノズル2の上方の燃料供給側には燃
料流入管3が接続され,ノズル2の周囲には燃料調節板
4と浮具5とが備えられ,ノズル2の下方には燃料タン
ク6が結合されて構成される。燃料タンク6は,ノズル
2の孔の垂直下方の内部に,環突部7と,環突部7の中
心にピン孔8を備える。このピン孔8には,作動ピン9
が嵌められる。作動ピン9は,燃料タンク6内側の上部
先端には穿孔ピン9aを,燃料タンク6内側の中央部に
は保持円板9bを,燃料タンク6外側の下部にはボタン
11を備える。作動ピン9の燃料タンク6外側には,ボ
タン11と燃料タンク6との間を押し上げるスプリング
10がはめ込まれる。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は,農業用ガソリンエンジンなどに用いられるキャブレタのノズル孔の 洗浄装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 一般に農業用ガソリンエンジンは軽量に製造されており,刈取り機,揚水機, 歩行形作業機,防除機などとして広く使われている。このような軽量のガソリン エンジンにおいて,使用燃料としてガソリンだけを使用する場合は,シリンダ内 のピストンの往復運動に潤滑機能を別に付与することができない。このため,ガ ソリンに発火点が異なるオイル(例えば,モービル油など)を3〜8%混合し,燃 焼爆発過程でピストンとシリンダ間にオイルが供給されるようにして,ピストン の摩耗を解消している。 【0003】 このような従来のエンジンを使用した後にエンジンを長期間保管する場合には ,エンジンの燃料タンクに収納されている燃料を空にする。図9は,従来のエン ジンのキャブレタの構造を示す一部断面図である。キャブレタaに具備された燃 料タンクbに残存する燃料は,燃料排出ネジcをはずし,その孔から全て取り出 し,保管する。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】 しかし,キャブレタaの燃料タンクbに残存する燃料を除去しても,ノズルd の内壁に残存する燃料が除去できない。燃料が残存したまま長期間放置すると, ピストンの潤滑のために添加したオイルが,ノズル壁で凝縮,凝固する。すると ,使用する際に燃料を入れて始動しても,エンジンに燃料の供給が行われず,エ ンジンが使用不能になる。 【0005】 この問題を解決する方法として,燃料に潤滑機能を有するオイルを混合せずに ,燃料とオイルを分離して使用できるようにしたガソリンエンジンがある。しか しこれではエンジン本体が大きくなり,また重くなる。携帯しない揚水機,歩行 形作業機などには使用し得るが,携帯するエンジンの場合に使用できない。 【0006】 また,キャブレタaの燃料タンクbに構成されるノズルdに異物などが流入し た場合には,ノズルdが塞がってしまう。このような場合にノズルdを洗浄する には,燃料タンクbを全部分解しなければならず,専門技術が要求されるという 欠点があった。 【0007】 そこで本考案は,上記従来のエンジンの問題を解決し,キャブレタのノズル孔 が塞がった場合に,簡単,迅速に洗浄できる,ガソリンエンジンのキャブレタの 燃料タンクに具備するノズル孔洗浄装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するための本考案のエンジンキャブレタのノズル孔洗浄装置は ,キャブレタ本体の中央には燃料を吹き出すためのノズルを有し,そのノズルの 上方の燃料供給側には燃料流入管が接続され,ノズルの周囲には燃料調節板と浮 具とが備えられ,ノズルの下方には燃料タンクが結合されて構成される。そして さらに,燃料タンクは,ノズルの孔の垂直下方の内部に,環突部と,この環突部 の中心にピン孔を備える。このピン孔には,作動ピンが嵌められる。この作動ピ ンは,燃料タンク内側の上部先端には穿孔ピンを,燃料タンク内側の中央部には 保持円板を,燃料タンク外側の下部にはボタンを備える。この作動ピンの燃料タ ンク外側には,ボタンと燃料タンクとの間を押し上げるスプリングがはめ込まれ る。 【0009】 このような構成により,ガソリンエンジンのキャブレタのノズル孔が塞がって も,ボタンを数回繰り返し押すだけで,キャブレタを分解しなくてもノズル孔が 簡単に洗浄できる。 【0010】 【考案の実施の形態】 以下に,本考案のいくつかの実施の形態を,図面を用いて説明する。なお,本 明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については ,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。図1は,本実施形態に係 るキャブレタのノズル孔洗浄装置の一部縦断面図であり,図2は,本実施形態に 係るキャブレタのノズル孔洗浄装置の作動ピンを抜粋した一部縦断面図である。 【0011】 本実施形態のエンジンキャブレタのノズル孔洗浄装置は,キャブレタ本体1の 中央には燃料を吹き出すためのノズル2を有する。そのノズル2の上方の燃料供 給側には燃料流入管3が接続され,ノズル2の周囲には燃料調節板4と浮具5と が備えられる。ノズル2の下方には燃料タンク6が結合される。そしてさらに, 燃料タンク6は,ノズル2の孔の垂直下方の内部に,環突部7と,この環突部7 の中心にピン孔8が備えられる。このピン孔8には,作動ピン9が嵌められる。 この作動ピン8は,燃料タンク6内側の上部先端には穿孔ピン9aを,燃料タン ク6内側の中央部には保持円板9bを,燃料タンク6外側の下部にはボタン11 を備える。この作動ピン9の燃料タンク6外側には,ボタン11と燃料タンク6 との間を押し上げるスプリング10がはめ込まれる。その他,図中,ボタン40 はパッキング,50はエアークリナー,60は燃料調節ボタン,70はエンジン の燃料供給管,80は燃料排出ネジ,90はO−リング,90aはO−リング溝 を示す。 【0012】 図1のように構成された本実施形態は,通常のように,農地で揚水機,刈取り 機,防除機,歩行形作業機などの軽量ガソリンエンジンのキャブレタ本体1の燃 料タンク6に洗浄装置を具備すれば,エンジンの駆動を通常の手段と同一な過程 として作動する。その過程を説明すると,エンジンの燃料タンク(図示せず)に ガソリンとオイルを混合したり,或いはガソリンを収納させた燃料を,燃料流入 管3を介してキャブレタ本体1の燃料タンク6にて供給する。燃料が流入されれ ば,浮具5により燃料調節板4が燃料の流入量が一定に調整される。 【0013】 このように,キャブレタ本体1の燃料タンク6に燃料が一定量流入された状態 でエンジンを駆動すると,キャブレタで燃料タンク6の燃料とエアークリナー5 0から流入される空気が混合されてエンジン燃料供給管70へ流入されてエンジ ンが駆動するようになり,燃料調節弁の燃料調節としてエンジンに供給される燃 料量が変化して出力が変化する。 【0014】 このような通常のキャブレタの機能でエンジンを長期間使用しない場合,キャ ブレタ本体1の下方に構成されたノズル2に燃料が凝縮されて,ノズル孔が塞が るようになる。このとき,キャブレタのノズル孔洗浄装置を使用する。キャブレ タ本体1の下方の燃料タンク6の底部に構成された作動ピン9のボタン11を押 し上げると,スプリング10が圧縮されながら作動ピン9が立ち上がり,先端の 穿孔ピン9aがノズル2の中心孔に挿入されて穿孔が行われる。図3,図4,図 5は,エンジンのキャブレタに用いられるノズルを抜粋した縦断面図である。 【0015】 言い換えれば,ボタン11を燃料タンク6に押し上げると作動ピン9が立ち上 がり,先端の穿孔ピン9aがノズル2の孔に進入し,穿孔が行われる。ボタン1 1を放すと,圧縮されたスプリング10の弾力により作動ピン9が元に戻る。従 ってこれを数回繰り返すと,塞がったノズル2は洗浄され,キャブレタ本体1内 への燃料供給における障害を解消する。 【0016】 作動ピン9の中央支点に位置される保持円板9bは,作動ピン9が立ち上がる 際にノズル2の底面部に付き,かつスプリング10による弾発時には燃料タンク 6の管突部7が具備された溝内に位置されるので,スムーズな動作が行われる。 【0017】 図6は,他の実施形態に係るキャブレタのノズル孔洗浄装置の作動ピン9を抜 粋した一部縦断面図である。図6のように,作動ピン9はボタン11を底部に一 体として構成し,中央支点にはO−リング溝90aを形成し,O−リングを嵌め て使用してもよい。 【0018】 図7は,図6の作動ピン9を用いた,他の実施形態に係るキャブレタのノズル 孔洗浄装置の一部縦断面図であり,図8は,図7の作動ピン9の周辺の構造を抜 粋した縦断面図である。 【0019】 以上示したような本考案の実施形態によれば,各種ガソリンエンジンに取付け られるキャブレタ本体1のノズル2の下方に位置つけられる燃料タンク6に洗浄 装置を取付け,ノズル2が塞がった場合に分解掃除しなくても,作動ピン9によ りノズル孔を穿孔し,洗浄を容易にするようになる。 【0020】 以上,添付図面を参照しながら本考案のエンジンキャブレタのノズル孔洗浄装 置の好適な実施形態について説明したが,本発明はこれらの例に限定されない。 いわゆる当業者であれば,実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範 疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それ らについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 【0021】 【考案の効果】 本考案は,例えば農業用のガソリンエンジンで,キャブレタのノズル孔が塞が った場合に,作動ピンをもって簡単,迅速に穿孔し,洗浄をすることができるの で,使いやすく有用な効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態に係るキャブレタのノズル孔洗浄装
置の一部縦断面図である。 【図2】本実施形態に係るキャブレタのノズル孔洗浄装
置の作動ピンを抜粋した一部縦断面図である。 【図3】エンジンのキャブレタに用いられるノズルを抜
粋した縦断面図である。 【図4】エンジンのキャブレタに用いられるノズルを抜
粋した縦断面図である。 【図5】エンジンのキャブレタに用いられるノズルを抜
粋した縦断面図である。 【図6】他の実施形態に係るキャブレタのノズル孔洗浄
装置の作動ピンを抜粋した一部縦断面図である。 【図7】他の実施形態に係るキャブレタのノズル孔洗浄
装置の一部縦断面図である。 【図8】図7の作動ピンの周辺構造を抜粋した縦断面図
である。 【図9】従来のガソリンエンジンにおけるキャブレタの
一部縦断面図である。 【符号の説明】 1 キャブレタ本体 2 ノズル 3 燃料流入管 4 燃料調節板 5 浮具 6 燃料タンク 7 環突部 8 ピン孔 9 作動ピン 9a 穿孔ピン 9b 保持円板 10 スプリング 11 ボタン 50 エアークリナー 60 燃料調節ボタン 70 燃料供給管 80 燃料排出ネジ 90 O−リング 90a O−リング溝

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 本体の中央に燃料を吹き出すためのノズ
    ルを有し,前記ノズルの上方の燃料供給側には燃料流入
    管が接続され,前記ノズルの周囲には燃料調節板と浮具
    とが備えられ,前記ノズルの下方には燃料タンクが結合
    されて構成されるエンジンキャブレタのノズル孔洗浄装
    置であって,前記燃料タンクは,前記ノズル孔の垂直下
    方の内部に,環突部と,この環突部の中心にピン孔を備
    え,前記ピン孔には,作動ピンが嵌められ,前記作動ピ
    ンは,前記燃料タンク内側の上部先端には穿孔ピンを,
    前記燃料タンク内側の中央部には保持円板を,前記燃料
    タンク外側の下部にはボタンを備え,前記作動ピンの前
    記燃料タンク外側には,前記ボタンと前記燃料タンクと
    の間にスプリングがはめ込まれることを特徴とする,エ
    ンジンキャブレタのノズル孔洗浄装置。
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