JP3092921B1 - ボードユニット - Google Patents

ボードユニット

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JP3092921B1
JP3092921B1 JP11128992A JP12899299A JP3092921B1 JP 3092921 B1 JP3092921 B1 JP 3092921B1 JP 11128992 A JP11128992 A JP 11128992A JP 12899299 A JP12899299 A JP 12899299A JP 3092921 B1 JP3092921 B1 JP 3092921B1
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政敏 三浦
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エスティケイテクノロジー株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 相互に固定された線膨張係数の異なるバーン
インボードと枠体のフレームとによる加熱下での反りを
抑制する。 【解決手段】 所定の機能を有するバーンインボード1
1と、バーンインボード11の外形に対応した形状の枠
体からなるフレーム12と、フレーム12を構成する各
アーム部15の略中央に設けられ、フレーム12をバー
ンインボード11の外周に沿って固定する第1の取り付
け部材17と、第1の取り付け部材17とアーム部15
の端部との間に位置してフレーム12に固定され、バー
ンインボード11に形成された締結孔に対して間隙を有
するとともに締結孔を貫通してバーンインボード11か
ら突出され、アーム部15の長さ方向への動きを許容し
つつバーンインボード11の離脱を阻止するフランジ2
0が突出部に形成された第2の取り付け部材18とで構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボードとこのボード
を保持する枠体であるフレームとからなるボードユニッ
トに関し、特に、加熱時におけるボードユニットの変形
による反りの防止に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスが完成するまでの製造プ
ロセスは非常に複雑でデリケートであり、ありとあらゆ
るところに故障が発生する要因が存在している。設計上
の問題、検査場の問題、ユーザにわたってからの環境や
回路構成を含む使用上の問題がそれである。また、製造
上ではシリコン基板、拡散パッシベーション、配線電
極、フレーム、パッケージ、ダイボンディング、ワイヤ
ボンディング、封止などそれぞれ故障を発生する要因を
有している。
【0003】そして、主な故障モードは、表面欠陥(イ
オン汚染など)、酸化膜欠陥(ピンホール)、金属配線
欠陥、入出力回路欠陥などである。
【0004】これら固有欠陥や製造上のバラツキに起因
して時間とストレスに依存する故障を引き起こす半導体
集積回路装置を取り除くための検査装置として、バーン
イン装置がある。
【0005】このバーンイン装置では、初期故障を取り
除く目的で、半導体集積回路装置をたとえば125℃程
度の加熱下において定格または定格よりも1〜2割高い
電圧を印加しながら一定時間動作させてスクリーニング
を行う。
【0006】このようなバーンイン装置に半導体集積回
路装置をセットするには、バーンインボード(ボード)
が用いられている。
【0007】バーンインボードは配線層が形成されたガ
ラスエポキシ樹脂の積層基板からなり、半導体集積回路
装置はソケットを介してバーンインボードの所定位置に
複数個搭載される。バーンインボードの一方端には、バ
ーンイン装置側のエッジコネクタとバーンインボードと
を電気的に接続するためのエッジ端子が設けられてお
り、半導体集積回路装置の搭載されたバーンインボード
をバーンイン装置に装着してエッジ端子とエッジコネク
タとを嵌合させることにより、バーンイン装置から半導
体集積回路装置に対して所定レベルの電圧が印加され
る。
【0008】バーンインボードには、補強や取り扱い上
の便宜などを目的として、例えばアルミニウムなどから
なる金属製の枠体であるフレームが外周に沿って固定さ
れている。そして、バーンインボードとフレームとでボ
ードユニットが形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、バーンイン装
置では半導体集積回路装置に熱ストレスをかけているた
めに、ボードユニットもまた、半導体集積回路装置と同
様の加熱下におかれる。すると、バーンインボードとフ
レームとは何れも熱膨張することになる。
【0010】ガラスエポキシ樹脂からなるバーンインボ
ードとアルミニウム製のフレームは相互に線膨張係数が
異なっているので、このような2つの部材が相互に固定
された状態で加熱されると、ボードユニットは線膨張係
数の小さいバーンインボードの方に反ってしまう。
【0011】そして、このようなボードユニットの反り
により、エッジ端子のエッジコネクタに対する嵌合状態
が変化して接触不良が発生することになる。
【0012】これでは、バーンイン装置からエッジコネ
クタ、エッジ端子を介して半導体集積回路装置に所定レ
ベルの電圧を印加することができなくなるので、半導体
集積回路装置のスクリーニングを行うことができない。
【0013】本発明者は、以上に説明したボードユニッ
トの反りを防止するために、次のような3つの試みを行
った。
【0014】第1の試みは、バーンインボードとフレー
ムとの線膨張係数が相互に近い部材で形成するというも
のである。しかしながら、部材の種類が極めて限定的に
なって有効な部材を特定することが困難であった。
【0015】第2の試みは、2つのフレームでバーンイ
ンボードを挟み込んで(あるいは、2つのバーンインボ
ードでフレームを挟み込んで)強制的に反りを押さえ込
むというものである。しかしながら、経時変化により応
力が発生して反りとなってしまう。
【0016】第3の試みは、枠体であるフレームを構成
する各アーム部についてその一方の端部を固定し、他の
箇所はバーンインボードに対して遊びを持って取り付け
ておき、この遊びの部分で両者の熱膨張量の差を吸収す
るというものである。しかしながら、熱変形して延びた
アーム部の延び量全体が隣接するアーム部の固定部位に
作用するので、やはり反りを完全に排除することはでき
なかった。
【0017】このとき、フレームの全箇所をバーンイン
ボードに対して遊びを持って取り付けることも検討した
が、フレームに固定されていないバーンインボードがバ
ーンイン装置へのセット時やハンドリング時にぐらつい
て使いづらいのみならず、不良発生の原因にもなりかね
ない。
【0018】なお、フレームに枠体ではなく板状体のも
のを採用することができれば、このような板状体のフレ
ームのセンターをバーンインボードに固定し、他の箇所
はバーンインボードに対して遊びを持って取り付けてお
くことにより、遊びの部分で両者の熱膨張量の差を吸収
することができる。
【0019】しかしながら、バーンインボードの両面に
は、装着される半導体集積回路装置を固定したり電気的
なコンタクトを取ったりするためのソケット、端子、コ
ネクタ、ワイヤ配線などが取り付けられているので、板
状体のフレームを採用すること自体が困難である。ま
た、仮に板状体のフレームを採用することが可能であっ
たとしても、センターを固定するだけではフレームとバ
ーンインボードとにガタが生じるので、やはりバーンイ
ン装置へのセット時やハンドリング時にぐらついて使い
づらく、不良発生の原因にもなる。
【0020】そして、以上説明したような問題は、バー
ンインボードとフレームとからなるボードユニットのみ
ならず、熱膨張によって反る種々のボードユニットにつ
いて当てはまるものである。
【0021】そこで、本発明は、相互に固定された線膨
張係数の異なるボードと枠体のフレームとによる加熱下
での反りを抑制することのできるボードユニットを提供
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るボードユニットは、所定の機能を有す
るボードと、4本のアーム部からなる四辺形形状のフレ
ームと、それぞれのアーム部の略中央に設けられ、フレ
ームをボードの外周に沿って固定して固定部を形成する
第1の取り付け部材と、第1の取り付け部材とアーム部
の端部との間に位置してアーム部に固定され、ボードに
形成された締結孔に対して間隙を有するとともに締結孔
を貫通してボードから突出され、アーム部の長さ方向へ
の動きを許容しつつボードの浮き上がりを阻止するフラ
ンジが突出部に形成されて摺動押さえ部を形成する第2
の取り付け部材とからなり、ボードの熱変形が当該ボー
ドの四隅に集中されることを特徴とする。
【0023】このような発明によれば、相互に固定され
た線膨張係数の異なるボードと枠体のフレームとによる
加熱下での反りを抑制することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0025】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるボードユニットを示す平面図、図2は図1
のボードユニットにおける第2の取り付け部材およびそ
の周辺を示す平面図、図3は図1のボードユニットの熱
変形しない状態における第2の取り付け部材およびその
周辺を示す断面図、図4は図1のボードユニットの熱変
形した状態における第2の取り付け部材およびその周辺
を示す断面図、図5は熱変形しない状態における図1の
ボードユニットおよび熱変形した状態における図1のボ
ードユニットとを対比して示す説明図、図6は本発明の
実施の形態1におけるボードユニットの変形例における
第2の取り付け部材およびその周辺を示す平面図、図7
は本発明の実施の形態1におけるボードユニットの他の
変形例における第2の取り付け部材およびその周辺を示
す平面図、図8は本発明の実施の形態1におけるボード
ユニットのさらに他の変形例における第2の取り付け部
材およびその周辺を示す断面図、図9は本発明の実施の
形態1におけるボードユニットのさらに他の変形例にお
ける要部を示す断面図、図10は本発明の実施の形態1
におけるボードユニットのさらに他の変形例における要
部を示す断面図である。
【0026】図1に示すように、本実施の形態のボード
ユニット10は、バーンインボード(ボード)11と、
このバーンインボード11の外周に沿って固定されたフ
レーム12とで構成されている。
【0027】バーンインボード11はバーンイン装置に
用いられるものであり、たとえば銅の配線層が形成され
たガラスエポキシ樹脂の積層基板で構成されている。な
お、本発明において、ボードはバーンインボード11に
限定されるものではなく、所定の機能を有する種々のボ
ードを適用することができる。また、バーンインボード
11はガラスエポキシ樹脂以外の素材で構成することも
でき、配線層も銅以外の素材で構成することができる。
【0028】バーンインボード11の一方端には、バー
ンイン装置側のエッジコネクタ(図示せず)とバーンイ
ンボード11とを電気的に接続するためのエッジ端子1
3が設けられており、ソケット(図示せず)を介して半
導体集積回路装置14が搭載されたバーンインボード1
1をバーンイン装置に装着してエッジ端子13とエッジ
コネクタとを嵌合させることにより、バーンイン装置か
ら半導体集積回路装置14に対して所定レベルの電圧が
印加される。そして、半導体集積回路装置14に対して
所定時間にわたって加熱下でこのような電気的ストレス
を印加しつつ動作させることにより、初期故障を引き起
こすおそれのある製品が除去される。
【0029】フレーム12は例えばアルミニウム製の
のアーム部15からなる四辺形形状をしており、前述
のようにバーンインボード11の外周に固定されてバー
ンインボード11を補強している。また、エッジ端子1
3の反対側端部に位置して取っ手16が設けられてお
り、良好な取り扱い性が得られるような便宜が図られて
いる。
【0030】なお、フレーム12はアルミニウム製に限
定されるものではなく、他の種々の金属、さらにはプラ
スチックなどの他の種々の素材を用いて形成することが
できる。また、取っ手16は設けられていなくてもよ
い。
【0031】各アーム部15の略中央には、フレーム1
2をバーンインボード11の外周に沿って固定して固定
部を形成するための第1の取り付け部材17が設けられ
ている。この第1の取り付け部材17は、たとえばネジ
であり、図1において、左右に位置するアーム部15に
は略中央の2箇所に、上下に位置するアーム部15には
略中央の1箇所に、それぞれ設けられている。
【0032】なお、フレーム12とバーンインボード1
1とを固定する第1の取り付け部材17は、厳密な意味
でアーム部15の中央に設けられている必要はなく、ア
ーム部15のほぼ中央に設けられていれば足りる。ま
た、図示するように、第1の取り付け部材17は、アー
ム部15の1箇所、あるいは2箇所に設けることができ
るが、3箇所以上に設けることもできる。さらに、第1
の取り付け部材17はネジである必要はなく、例えばリ
ベットなどフレーム12とバーンインボード11とを固
定することができる種々の締結具を用いることができ
る。
【0033】このような第1の取り付け部材17とアー
ム部15の端部との間に位置して、第2の取り付け部材
18が設けられている。
【0034】第2の取り付け部材18もまたネジであ
り、図2および図3に詳しく示すように、バーンインボ
ード11に形成された締結孔19に対して間隙(たとえ
ば、0.3〜0.5mm程度)を有してこの締結孔19
を貫通してアーム部15に固定されている。
【0035】第2の取り付け部材18はバーンインボー
ド11から突出しており、この突出部には、アーム部1
5の長さ方向への動きである摺動を許容しつつバーンイ
ンボード11の浮き上がりを阻止するフランジ20が形
成されている。したがって、第2の取り付け部材18は
摺動押さえ部を形成しており、フレーム12とバーンイ
ンボード11との両者を動かないように固定するもので
はない。
【0036】ここで、本実施の形態において、フランジ
20はネジ本体にはめ込まれてネジ頭部とバーンインボ
ード11の締結孔19との間に位置し、締結孔19より
も大きな径を有するワッシャであるが、締結孔19より
も大きな径を有するネジ頭部など、バーンインボード1
1の離脱を防止することのできる部材であればよい。ま
た、アーム部15の長さ方向への動きを許容するため
に、ネジ本体にはフランジ20とアーム部15とを所定
の間隔に保持するスペーサ25がはめ込まれており、こ
れによってフランジ20とバーンインボード11との間
には若干のクリアランス(たとえば、0.05〜0.2
5mm程度)が形成されている。なお、第2の取り付け
部材18もまたネジである必要はなく、例えばリベット
や段付ネジなど種々の締結具を用いることができる。
【0037】このようなボードユニット10がバーンイ
ン装置にセットされて加熱下におかれると、ガラスエポ
キシ樹脂からなるバーンインボード11よりもアルミニ
ウム製のフレーム12の方が線膨張係数が大きいので、
アーム部15はその長さ方向に延びる。
【0038】ここで、前述したように、第2の取り付け
部材18はアーム部15の長さ方向への動きを許容する
ようにアーム部15に固定されており、またバーンイン
ボード11に形成された締結孔19に対して間隙を有し
ている。
【0039】したがって、摺動押さえ部を形成する第2
の取り付け部材18は、図4に示すように、このように
延びるアーム部15に伴って締結孔19の間隙を移動す
る。そして、固定部を形成する第1の取り付け部材17
はアーム部15の略中央に設けられているので、アーム
部15は2つの長さ方向に均等に延びることになり、一
方向当たりの延び量はアーム部15全体の延び量の半分
になる。これにより、第2の取り付け部材18の移動量
はアーム部15全体の延び量の半分になって締結孔19
には当接しないので、バーンインボード11を変形させ
ることはない。
【0040】すると、図5(a)に示すように、フレー
ム12が第1の取り付け部材17によってバーンインボ
ード11の外周に沿って固定された状態から、バーンイ
ン装置にセットされて加熱下におかれてアーム部15が
長さ方向に延びると、図5(b)に示すように、フレー
ム12の4箇所の隅部がバーンインボード11の外方に
迫り出すように変熱形する。すなわち、バーンインボー
ド11の熱変形がこのバーンインボード11の四隅に集
中されるようになる。
【0041】しかしながら、第2の取り付け部材18は
バーンインボード11を変形させないので、フレーム1
2がバーンインボード11とは独立して熱変形できるこ
とになり、相互に固定された線膨張係数の異なるバーン
インボード11と枠体のフレーム12とによる加熱下で
の反りを抑制することが可能になる。
【0042】なお、以上の説明において、締結孔19は
丸形とされているが(図2参照)、たとえば図6に示す
ような長円や図7に示すような切り欠きが形成されたも
の、さらには、多角形や楕円形など、種々の形状とする
ことができる。
【0043】また、図8に示すように、フランジ20と
バーンインボード11との間には、圧縮コイルバネ21
を装着するようにしてもよい。このように圧縮コイルバ
ネ21を用いれば、アーム部15の長さ方向への動きを
許容するためのスペーサ25が不要になる。
【0044】さらに、前述した第2の取り付け部材18
に代えて、図9に示すように、アーム部15の長さ方向
への動きを許容しつつバーンインボード11の縁部を挟
持することにより摺動押さえ部を形成する溝部22をア
ーム部15に形成してもよい。
【0045】ここで、図9においては、溝部22はアー
ム部15と一体になって形成されているが、図10に示
すように、段差を形成したアーム部15に別部品を取り
付けることにより溝部22を形成してもよい。
【0046】(実施の形態2)図11は本発明の実施の
形態2におけるボードユニットを示す平面図、図12は
図11のボードユニットの熱変形しない状態における隅
部の周辺を示す平面図、図13は図11のボードユニッ
トの熱変形した状態における隅部の周辺を示す平面図で
ある。
【0047】本実施の形態においては、フレーム12の
隅部に、バーンインボード11の隅部を把持してこのバ
ーンインボード11を保持するとともに外方に向けて変
位可能とされたブロック23が設けられているものであ
る。なお、本実施の形態においては、フレーム12の方
がバーンインボード11よりも線膨張係数が大きいため
に、ブロック23はフレーム12側に設けられている
が、バーンインボード11の方が線膨張係数が大きい場
合には、ブロック23はバーンインボード11側に設け
られる。
【0048】このようなボードユニット10が加熱下に
おかれると、フレーム12を構成するアーム部15がそ
の長さ方向に延びる。
【0049】このとき、前述したように、フレーム12
の隅部に設けられてバーンインボード11の隅部を把持
しているブロック23は外方に変位可能となっているの
で、図12に示す熱変形前の位置から、図13に示すよ
うに、バーンインボード11から離反するように変位す
る。
【0050】したがって、バーンインボード11の熱変
形がバーンインボード11の四隅に集中されることにな
り、相互に固定された線膨張係数の異なるバーンインボ
ード11と枠体のフレーム12とによる加熱下での反り
を抑制することが可能になる。
【0051】(実施の形態3)図14は本発明の実施の
形態3におけるボードユニットを示す平面図、図15は
図14のボードユニットの熱変形しない状態における隅
部の周辺を示す平面図、図16は図14のボードユニッ
トの熱変形した状態における隅部の周辺を示す平面図で
ある。
【0052】本実施の形態においては、バーンインボー
ド11の隅部に、枠体であるフレーム12の隅部を内側
から押し広げるようにしてこのフレーム12を保持する
保持ピン24が設けちれているものである。なお、本実
施の形態においては、バーンインボード11の方がフレ
ーム12よりも線膨張係数が小さいために、保持ピン2
4はバーンインボード11側に設けられているが、フレ
ーム12の方が線膨張係数が小さい場合には、保持ピン
24はフレーム12側に設けられる。そして、保持ピン
24がフレーム12側に設けられたときには、バーンイ
ンボード11の外周に枠を形成し、この枠を保持ピン2
4で保持するようにする。
【0053】このようなボードユニット10が加熱下に
おかれ、フレーム12を構成するアーム部15がその長
さ方向に延びると、図15に示す熱変形前の位置から、
図16に示すように、フレーム12は保持ピン24から
離反するように拡がる。
【0054】したがって、バーンインボード11の熱変
形がバーンインボード11の四隅に集中されることにな
り、相互に固定された線膨張係数の異なるバーンインボ
ード11と枠体のフレーム12とによる加熱下での反り
を抑制することが可能になる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。
【0056】(1).ボードの熱変形が当該ボードの四隅に
集中されるので、相互に固定された線膨張係数の異なる
ボードと枠体のフレームとによる加熱下での反りを抑制
することが可能になる。
【0057】(2).これにより、ボードとしてバーン
インボードを適用した場合には、加熱下においてもバー
ンインボードの反りがなくなるので、エッジ端子とエッ
ジコネクタとが安定的に嵌合することになり、半導体集
積回路装置のスクリーニングを確実に行うことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるボードユニット
を示す平面図である。
【図2】図1のボードユニットにおける第2の取り付け
部材およびその周辺を示す平面図である。
【図3】図1のボードユニットの熱変形しない状態にお
ける第2の取り付け部材およびその周辺を示す断面図で
ある。
【図4】図1のボードユニットの熱変形した状態におけ
る第2の取り付け部材およびその周辺を示す断面図であ
る。
【図5】熱変形しない状態における図1のボードユニッ
トおよび熱変形した状態における図1のボードユニット
とを対比して示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1におけるボードユニット
の変形例における第2の取り付け部材およびその周辺を
示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1におけるボードユニット
の他の変形例における第2の取り付け部材およびその周
辺を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態1におけるボードユニット
のさらに他の変形例における第2の取り付け部材および
その周辺を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1におけるボードユニット
のさらに他の変形例における要部を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1におけるボードユニッ
トのさらに他の変形例における要部を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態2におけるボードユニッ
トを示す平面図である。
【図12】図11のボードユニットの熱変形しない状態
における隅部の周辺を示す平面図である。
【図13】図11のボードユニットの熱変形した状態に
おける隅部の周辺を示す平面図である。
【図14】本発明の実施の形態3におけるボードユニッ
トを示す平面図である。
【図15】図14のボードユニットの熱変形しない状態
における隅部の周辺を示す平面図である。
【図16】図14のボードユニットの熱変形した状態に
おける隅部の周辺を示す平面図である。
【符号の説明】 10 ボードユニット 11 バーンインボード(ボード) 12 フレーム 13 エッジ端子 14 半導体集積回路装置 15 アーム部 16 取っ手 17 第1の取り付け部材 18 第2の取り付け部材 19 締結孔 20 フランジ 21 圧縮コイルバネ 22 溝部 23 ブロック 24 保持ピン 25 スペーサ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を有するボードと、4本 のアーム部からなる四辺形形状のフレームと、 それぞれの前記アーム部の略中央に設けられ、前記フレ
    ームを前記ボードの外周に沿って固定して固定部を形成
    する第1の取り付け部材と、 前記第1の取り付け部材と前記アーム部の端部との間に
    位置して前記アーム部に固定され、前記ボードに形成さ
    れた締結孔に対して間隙を有するとともに前記締結孔を
    貫通して前記ボードから突出され、前記アーム部の長さ
    方向への動きを許容しつつ前記ボードの浮き上がりを阻
    止するフランジが突出部に形成されて摺動押さえ部を形
    成する第2の取り付け部材とからなり、前記ボードの熱変形が当該ボードの四隅に集中される
    とを特徴とするボードユニット。
  2. 【請求項2】 前記フランジと前記ボードとの間には、
    圧縮コイルバネが装着されていることを特徴とする請求
    項1記載のボードユニット。
  3. 【請求項3】 所定の機能を有するボードと、4本 のアーム部からなる四辺形形状のフレームと、 それぞれの前記アーム部の略中央に設けられ、前記フレ
    ームを前記ボードの外周に沿って固定して固定部を形成
    する第1の取り付け部材と、 前記アーム部に形成され、前記アーム部の長さ方向への
    動きを許容しつつ前記ボードの縁部を挟持して摺動押さ
    え部を形成する溝部とからなり、前記ボードの熱変形が当該ボードの四隅に集中される
    とを特徴とするボードユニット。
  4. 【請求項4】 所定の機能を有するボードと、4本 のアーム部からなり前記ボードの外周に沿って取り
    付けられた四辺形形状のフレームと、 前記フレームまたは前記ボードのうちの線膨張係数の大
    きい方の隅部に設けられ、相手方の隅部を把持してこの
    相手方を保持するとともに外方に変位可能とされた複数
    のブロックとからなり、前記ボードの熱変形が当該ボードの四隅に集中される
    とを特徴とするボードユニット。
  5. 【請求項5】 所定の機能を有するボードと、4本 のアーム部からなり前記ボードの外周に沿って取り
    付けられた四辺形形状のフレームと、 前記フレームまたは前記ボードのうちの線膨張係数の小
    さい方の隅部に設けられ、相手方の枠体の隅部を内側か
    ら押し広げるようにしてこの相手方を保持する複数の固
    定ピンとからなり、前記ボードの熱変形が当該ボードの四隅に集中される
    とを特徴とするボードユニット。
  6. 【請求項6】 前記ボードは、半導体集積回路装置が搭
    載されてこの半導体集積回路装置に加熱下で電気的スト
    レスを印加するバーンインに用いられるバーンインボー
    ドであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に
    記載のボードユニット。
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