JP3092665B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP3092665B2
JP3092665B2 JP10357775A JP35777598A JP3092665B2 JP 3092665 B2 JP3092665 B2 JP 3092665B2 JP 10357775 A JP10357775 A JP 10357775A JP 35777598 A JP35777598 A JP 35777598A JP 3092665 B2 JP3092665 B2 JP 3092665B2
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cable
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高弘 小山
良仁 武内
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクプレーヤ
に関し、詳しくは、音響、映像、制御、コンピュータ信
号等の情報をディスクの両面に記録及び/または再生す
るディスクプレーヤにおいて、フレームに取り付けられ
たコネクタとターンキャリッジとの間に接続されるケー
ブル(例えばフレキシブルフラットケーブル「以下、F
FCという」)の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、ディスクプレーヤに
は、光ディスクプレーヤ、光磁気ディスクプレーヤ等が
あり、ディスクにはCD、CD−1、CD−ROMと呼ば
れるディスクの径が6.5cm〜30cm範囲のものがあ
る。尚、これらのディスクの記録情報を一枚のみ再生す
るものや、種々のものを再生する所謂マルチディスクプ
レーヤも含まれる。
【0003】従来のディスクプレーヤとしては、例え
ば、両面再生型のディスクプレーヤがある。これは、タ
ーンテーブルによってディスクを水平に支持し、ターン
キャリッジを介してピックアップ台をディスクの上下面
に移動させ、ディスクの上下両面の情報を再生するよう
にしたものである。この場合、ターンキャリッジに取付
けられているホルダと、フレームであるドライブベース
に取り付けられているコネクタとの間にターンキャリッ
ジの回転を許容するに充分な長さのFFCが接続されてい
る。
【0004】この種の従来のFFC取付構造を図5,6に
示している。図5,6において、1は回転可能なターン
キャリッジ、2はフレーム、いわゆるドライブベースで
あり、ドライブベース2はターンキャリッジ1で移送さ
れるピックアップ(図示せず)をガイドするものであ
り、ドライブベース2にはターンキャリッジ1を介して
ピックアップを制御する基板3が取り付けられている。
基板3に取り付けられたコネクタ4と、ターンキャリッ
ジ1に取り付けられたホルダ5との間には、FFC6が
接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスクプレーヤのFFCの取付け構造にお
いては、ターンキャリッジが図5の状態から図6のよう
な垂直状態に回転した際、FFC6が引っ張られる状態
になり、そのためコネクタ4とFFC6との接続点7に
矢印8方向への曲げ応力が集中し、これが原因でFFC
が断線する等という問題点があった。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたものであり、コネクタの近傍のフレームに一
端が固定されたケーブル押えを設けることにより、FF
Cの曲げ変位による曲げ応力の集中をなくし、もってF
FCの断線を防止することのできるFFC取付け構造を
備えたディスクプレーヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピックアップ
をディスクの上面側及び下面側に移動させるターンキャ
リッジを備え、かつ一端がフレーム側に接続され他端が
ターンキャリッジ側に接続されたフレキシブルケーブル
を備え、前記ターンキャリッジは前記フレームの下方に
おいて回転自在であり、前記フレキシブルケーブルのフ
レーム側への接続部位に前記ターンキャリッジの回転の
際のフレキシブルケーブルの曲げ変位を阻止するケーブ
ル押えが設けてあるディスクプレーヤであって、前記ケ
ーブル押えは前記フレームにその基部を固定されて下方
へ向かって延びる1枚の舌片状に形成され、かつその長
さは前記フレームと前記ターンキャリッジとの間隔の略
1/2であることを特徴とするディスクプレーヤである。
【0008】
【作用】本発明は、前記した構成になっているのでター
ンキャリッジが回転しフレキシブルケーブルが引っ張ら
れると、ケーブルがターンキャリッジ側に移動しようと
するが、ケーブル押えにケーブルのフレーム側への接続
側部が係合し、ケーブルの曲げ変位が阻止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1,2は本発明に係るディスクプ
レーヤの第1実施例を示す図であり、図3と同じ構成に
は同一符号で示す。まず、構成について説明する。図1
において、1はターンキャリッジであり、ターンキャリ
ッジ1は、図示していないピックアップ台を固定して回
動し、図示していないディスクの上下面に移動させるも
のである。2はフレームであるドライブベースであり、
ドライブベース2は、ターンキャリッジ1の上方でター
ンキャリッジ1の上方を囲むように水平な横フレーム2
Aと横フレーム2Aの両端から下方に向かう下行フレー
ム2B,2Cとが一体的に形成され、横フレーム2Aの
一端には基板3が固定されている。基板3にはコネクタ
4が固定され、コネクタ4にはFFC6の一端が接続され
ており、下方に延在し、横フレーム2Aの下方の湾曲し
コネクタ4の近傍でターンキャリッジ側のドライブベー
ス2の横フレーム2Aの一端には板状のケーブル押え9
の一端の基部9aが固定され、他端が横フレーム2Aの
一端側の下行フレーム2Bにほぼ下方に延在するように
形成されている。FFC6の他端はターンキャリッジ1
に取り付けられたホルダ5に接続されている。FFC6
はターンキャリッジ1との間でディスクの記録情報及び
ターンキャリッジ1上のピックアップの作動を制御する
ための制御情報を伝達する。
【0010】次に、作用について説明する。本発明で
は、このようにケーブル押え9を設けることにより、タ
ーンキャリッジが図1に示す状態から図2に示す状態に
回転し、FFC6が回転方向側に引っ張られた際でもF
FC6はケーブル押え9によって回転方向側への移動が
押えられて変位が阻止され、コネクタ4との接続点7に
曲げ応力が集中することがなくなる。このため、FFC
6の断線が防止され、FFCの使用寿命を大幅に増加さ
せることができる。尚、前述の実施例においては、ケー
ブル押え9が板状である場合について説明したが、本発
明においては、この実施例に限らず、ケーブル押え9は
図3,4に示すようにケーブル押え9の先端部に丸みを
もった折曲部9aを形成したものであっても良い。この
折曲部9aによって、この折曲部9aに接触するFFC
6は折曲部9aの丸みに沿って曲りFFC6の応力集中
はさらになくなる。このためFFC6の使用寿命はがさ
らに大幅に増加させることができる。また、図3の実施
例ではケーブル押え9の先端部に折曲部9aを形成して
いるためこの部分に接触するFFC6の集中応力も緩和
される利点がある。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーブルの曲げ変位を阻止するケーブル押えを設け、該
ケーブル押えはフレームにその基部を固定されて下方へ
向かって延びる1枚の舌片状に形成され、かつその長さ
はフレームとターンキャリッジとの間隔の略1/2である
ので、ターンキャリッジが回転した際のケーブルのフレ
ーム側への接続点に曲げ応力が集中するのを防止でき、
ケーブルの寿命を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクプレーヤの一実施例を示す正
面図である。
【図2】図1に示す実施例の作用を説明する正面図であ
る。
【図3】本発明のディスクプレーヤの他の実施例を示す
正面図である。
【図4】図3に示す実施例の作用を説明する正面図であ
る。
【図5】従来のディスクプレーヤの正面図である。
【図6】図5に示す従来のディスクプレーヤの作用を説
明する正面図である。
【符号の説明】
1 ターンキャリッジ 2 ドライブベース 4 コネクタ 5 ホルダ 6 ケーブル(FFC) 9 ケーブル押え
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085,21/02 G11B 25/04,33/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピックアップをディスクの上面側及び下面
    側に移動させるターンキャリッジを備え、かつ一端がフ
    レーム側に接続され他端がターンキャリッジ側に接続さ
    れたフレキシブルケーブルを備え、前記ターンキャリッ
    ジは前記フレームの下方において回転自在であり、前記
    フレキシブルケーブルのフレーム側への接続部位に前記
    ターンキャリッジの回転の際のフレキシブルケーブルの
    曲げ変位を阻止するケーブル押えが設けてあるディスク
    プレーヤであって、前記ケーブル押えは前記フレームに
    その基部を固定されて下方へ向かって延びる1枚の舌片
    状に形成され、かつその長さは前記フレームと前記ター
    ンキャリッジとの間隔の略1/2であることを特徴とする
    ディスクプレーヤ。
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