JP3092658U - 犬の排便処理具 - Google Patents

犬の排便処理具

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軽量で嵩張らず外観も目立たないようにして
持ち運びやすく、排便処理の操作が簡単・確実で繰り返
し使用ができる丈夫かつ安価な犬の排便処理具の提供。 【解決手段】 排便処理具を排便袋2と排便袋支え1と
で構成するものであって、排便袋支え1の掬い面1aと
把手1bとを、方形の厚紙に、掬い面1aの中央に糞受
け用の穴1cをあけ、掬い面1aを強固にする第1の補
強壁を折り曲げて形成し、三枚重ねの把手1bを切り込
みを入れて形成し、掬い面1aの前端部分を切り込んで
土砂掬い面1eを刻み、穴1cと前端部の間に排便袋2
を固定する袋接着面1fを設け、排便袋支え1を丈夫に
する第2の補強壁1gを把手1bと掬い面1aのつなぎ
部に設け、把手1bの中央部分に長手方向にそって補強
用の窪み1hを付加して形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は犬の散歩時における排便の後始末をする際の犬の排便処理具に関する 。
【0002】
【従来の技術】
輸入犬を含めた飼い犬の種類の増加や自然増により、国内の飼い犬の頭数は数 百万頭に達していると言われている。これに伴い愛犬家の数も増加し、犬の飼育 上不可欠な日常の犬の散歩時の糞の不始末が社会問題となり地域住民との間で各 地で軋轢を惹起している。愛犬家が犬を連れて散歩に出る時の犬の排便処理とし ては、ワイヤを大きめの金魚掬いの形に曲げ、そのリング形状部にビニル袋を入 れ開口縁をリング部の外側に反転させたもの、杓の円筒桶にビニルシートを被せ て排便受けとしたもの。厚紙で糞はさみを作り、ビニル袋を手袋兼糞入れ袋とし て糞はさみで糞をつかみ袋を反転させてビニル袋に回収するもの。腰を曲げずに 排便処理ができるように小形のスコップサイズの握手部分で操作して先端部の容 器に糞を回収するようにしたもの等がある。
【0003】 図7に示す糞処理具は、塵取り形の容器101とピンセット形の金箸102と を組み合わせたもので、使用方法は金箸102で糞をつまんで容器101に収納 する。 図8は、ばね103により常時閉じ勝手に付勢されるグリップ形の開閉自在の 容器104で、使用方法は糞にちり紙等をかけて上から挟むもので、株式会社三 貴堂よりクリーンバッグという商品名で売り出されている。 図9は、柄105のグリップ106を引くことにより柄105の先端に着脱可 能に取着したビニル袋107の口を開き糞を取る糞処理具で、通常はビニル袋の 口が閉じるようになっている。このものは有限会社サンテックシンワから売り出 されている。
【0004】 従来技術で述べた排便処理具の多くは古くからある清掃用具の応用であり、犬 の糞と直接接触する用具がある場合に特に排便が柔らかい場合には排便の一部が 付着した用具を持ち帰るときの処置が煩わしいという問題があった。 また、嵩高く、外観上一見して排便処理具とわかるものを持ち歩くのは敬遠さ れるという問題があった。 また、犬が便意を表してからビニル袋を用具にかぶせ準備するのは時間的に忙 しく、特に雨天の時は煩わしいという問題があった。 また、排便処理具内への排便が間に合わず、糞が地面に落下してしまうと回収 できないという用具もあり、このような事態に対応ができないという問題があっ た。 また、犬の種類によっては散歩中に1回以上排便する場合があり、このような 場合には前回分の排便の処理を迅速かつ手を汚すことなく終えるとともに、次の 排便にも支障なく対応し処置できる簡便な排便処理具がなく、これらの一連の排 便処理にうまく対応できないという問題があった。
【0005】 本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その 目的とするところは、飼い主が犬の散歩時に軽量で小形の手提げ袋で持ち運びが でき、犬の排便時または排便後の糞の回収が容易なようビニル袋を確実に保持さ せてビニル袋の反転が容易で、糞の袋詰めが確実であり、排便量の多少に関わら ず丈夫な排便袋支えにより手と処理具を全く汚すことなくビニル袋の交換のみで 繰り返し使用できる犬の排便処理具の提供である。
【0006】 上記目的を達成するために請求項1の記載の考案は、犬の排便処理具であって 、落下する糞を袋上面で受け反転させて中に収納する排便袋と、該排便袋に挿入 して犬の排便時に犬の股間に置いて受けた排便を支える杓子形状の排便袋支えと を含んでなり、該排便袋支えは前側の中央部分に排便を落とし込む穴を設けた掬 い面と、この掬い面の左右の中程から後側に傾斜した切り込み線で両縁から切り 込んで両翼を内側に折り曲げた三枚重ねの把手と、前記穴の左右の掬い面の外縁 と前記穴の内縁との中間で対称に折り曲げて形成した左右の第1補強壁とを方形 の厚紙で形成してなり、一方の手で把手を持ち排便を受けた後他方の手で排便袋 の上下の開口縁を順次前方へ移動させて袋を反転して糞を包むようにして袋詰め するものである。
【0007】 請求項1の考案によれば、排便袋と排便袋支えで犬の排便処理具を構成したも のである。排便袋は液体を透過しない軟質の袋であり、排便袋支えは菓子箱を構 成する程度の厚紙に切れ目と折り目を入れて杓子状に方形用紙から無駄なく形成 できるようにしたものである。 排便袋支えは折り曲げる前のシート状態でも、折り曲げて杓子を作り排便袋を 被せた状態でも嵩張らず持ち運びが容易である。 排便支えは掬い面で排便を受けたり、地上の糞と若干の土砂とを移植ごてのよ うな使用勝手で掬って掬い面上に乗せることができるように第1補強壁で補強さ れている。
【0008】 また、請求項2に記載した考案は、前記排便袋支えの前記掬い面の外縁形状が 曲線で裁断されてなり、排便後の糞を包む排便袋の反転時の引っ掛かりをなくし たものである。 この考案によれば、掬い面の外縁を曲線で形成することにより排便袋の片手に よる反転が容易となり手や用具を汚すことがない。
【0009】 また、請求項3に記載した考案は、前記掬い面が前端部に三角形及び台形の一 種以上の突起部を形成するようにしてなり、地面に落下した糞を若干の土砂と共 に排便袋上に掬って回収し易くしたものである。 この考案によれば、掬い面の前縁部分に凸起を切り込んで設け、地上の糞を直 下の若干の土砂を削ってともに掬い面の排便袋上に掬い上げることができるよう にしたものである。
【0010】 また、請求項4に記載の考案は、前記折り曲げた三枚重ねの把手が開かないよ うに構成して掬い面を更に強化したものである。 この考案によれば、掬い面と把手とをつなぎ部分には、掬い面に乗る糞による 曲げ力が作用し、また移植ごてのように掬い面の先端で土の表面を削るときに耐 えるように折り曲げた三枚重ねが開かないようにして把手に強度を付与したもの である。
【0011】 また、請求項5に記載の考案は、前記穴に替えて穴の周縁を折れ線として、こ の折れ線に向かい中心部から放射状の切れ込みを複数本刻んで形成されるセグメ ントを前記掬い面の背面方向に折り曲げてなり、排便袋の下側のシートをセグメ ントの先端部分で押し下げるようにしたものである。 この考案によれば、掬い面の背面側に折り曲げた突起部で掬い面の穴に落とし 込み易くしたものである。
【0012】 また、請求項6に記載の考案は、前記把手から前記穴に至る中央部分を窪ませ るように形成させてなり、杓子形状の掬い面と把手とのつなぎ部を強化したもの である。 この考案によれば、把手から掬い面の穴に至る長手方向にそって中央部分を窪 ませて逆への字形に曲げることにより掬い面と把手のつなぎ部と把手自体に強度 を付与したものである。
【0013】 また、請求項7に記載の考案は、前記第1補強壁の内側で且つ前記穴と前記掬 い面の前端との間に1個所以上の接着面を設けてなり、掬い面に被せた排便袋を 掬い面に接着して排便袋を手で反転させるときに袋の先端部分が固定されている ようにしたものである。 この考案によれば、排便袋を排便袋支えに嵌装したとき排便袋の先端の位置を 安定させるよう排便袋支え上に接着面を1個所以上設けたものである。排便後に 排便袋を反転させるとき、排便袋の先端部が移動しないので糞は確実に片手の動 作で袋詰めし終えることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】 以下本考案の実施の形態を図面にもとづき説明する。 図1は本考案の犬の排便処理具で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c )は把手の断面図である。図2は掬い面の外縁を曲線で形成した犬の排便処理具 の展開図である。図3は図2の完成品で、(a)は正面図、(b)右側面図、( c)は(a)の矢印方向指示図である。図4は図1の展開図、図5は図4の展開 図の完成品で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は把手の断面図、図 6は図5の背面図、図7は掬い面の穴の切り込み線の折り曲げと把手中央部を窪 ませた状態説明図である。
【0015】 図1(a)において、排便袋支え1に排便袋2が嵌装されている。排便袋2の 幅は排便袋支え1の1.5〜2.0倍程度の幅が望ましく、排便袋2の幅を大き くすることにより糞を掬い面1aの穴1cに落とし込みが容易になり、排便袋2 を片手で反転させ易くなる。排便袋2の奥行きは排便処理具の全長以上の長さを 有する袋が望ましい。排便袋支え1は掬い面1aと把手1bの部分からなってい る。排便袋支え1は、糞3の落とし込み用の穴1c、第1補強壁1d,土砂掬い 面1e、排便袋を一時的に固定する袋接着面1f、第2補強壁1g、把手の窪み 部1h等の特徴的な形状を有する部分で形成されている。
【0016】 図1(b)は糞3が排便袋2の上面に落下し落とし込み用の穴1cに入った状 態の側面図である。図1(c)は両翼を内側に折り曲げて三枚重ねに構成した把 手1bの断面図である。図1(a)(b)において、穴1cは小判穴で図示して いるが円穴,楕円穴、方形穴のいずれでも良い。第1補強壁1dは穴1cの左右 の掬い面を掬い面の上面側に折り曲げて形成したもので、穴1cに設けることに より弱くなった掬い面を補強するために設けられている。
【0017】 掬い面の前縁には、三角形または台形形状に横に連続して切込線C2で、刻み 込んだ土砂掬い面1eが設けられている。土砂上に落下した軟質の糞を若干の土 砂とともに掬いあげることを可能としている。 また、左右の第1補強壁1dの内側にかつ前記穴と前記掬い面の前箸との間に 1個所以上の袋接着面1fが設けられている。袋接着面1fは、両面接着テープ を掬い面1aに貼るか、若しくは貼り付け位置に小径の穴をあけ背面から片面接 着テープ4を貼り付け、接着面が掬い面1a側にのぞくようにしても良い。袋接 着面1fは、排便袋2を排便袋支え1に嵌装した後に排便袋2を袋接着面1fに 指先で押しつけて接着させるものである。犬の排便後に排便袋2の開口部2aを 他方の指先で持ち、排便袋2の上下のシートを反転させて糞を包むとき、排便袋 2の先端部が移動しないので、反転させる動作が容易であり指先を汚すことがな い。
【0018】 掬い面1aと把手1bとの間のつなぎ部1kは最も曲げ力が作用する部分であ り、この部分を丈夫にするために第2補強壁1gが設けられている。第2補強壁 1gは、第1補強壁1dと把手1bの間の両翼部分をすくい面1aの背面側に折 り曲げて補強するようにしたものである。なお、この第2補強壁1gは必ずしも 必要ない。 また、把手1bからつなぎ部1kに至る長手方向の中央部分に小径の円弧状の 窪み部1hを形成して、把手1bを逆への字状に曲げて、つなぎ部1kを更に補 強するようにしたものである。
【0019】 把手1bは両翼を中央部分に折り曲げ三枚重ねに構成されている。重ねただけ の把手部分は安定しないので最後に重ねた翼の上端部を折り曲げて止め紙1mと することにより把手1bの形態が安定し把持し易くなる。 図2の展開図で示す排便処理袋支えの掬い面は、掬い面1aの外周を曲線で裁 断して形成したものである。穴1cは円穴で前縁に土砂掬い面を設けることも可 能である。把手1bの両翼部は折り曲げて三枚重ねとし予め接着し固定すること も可能である。図2の展開図にもとづき裁断して、折り曲げて作った完成品を図 3(a)に示している。(b)は右側面図、(c)は(a)の矢印方向視図であ る。
【0020】 本考案による排便処理具は、方形の厚紙を切り離す部分を最小にして裁断し、 折り曲げることにより排便処理具としての強度が維持できるように考案されてい る。図1に示した排便処理具を作るための展開図を図4に示している。図4にお いて、掬い面1aの中央部分に穴1cが孔設され、掬い面1aの上面左右の先端 から離れた点Nから穴1cを囲む方向に傾斜した切り込み線C1A,C1Bで両 縁から切り込み、切り込み量は両翼を内側に折れ線F1A,F1Bで折り曲げ三 枚重ねの把手1bが形作られるようにする。
【0021】 穴1cの左右の掬い面の外縁と穴1cの内縁との中間に左右の第1補強壁1d を形成するための折れ線F2A,F2Bが設けられ、更に把手1bと第1補強壁 1dの中間に左右に折れ線F3A,F3Bが設けられている。なお、掬い面の前 縁には三角形状または台形形状の土砂掬い面1eが予め裁断されてい。また、接 着面を付与すべき掬い面1a上の位置を示すマークが印刷若しくは穴があけられ ている。
【0022】 図5(a)(b)(c)に図4に示した展開図で裁断された厚紙を折り曲げて 作った排便処理具の完成品を示している。 図6は第1補強壁の折り曲げを最終とする折り曲げ中の製品の背面図である。 図7において、掬い面1aの中央部分に穴1cに替えて穴の周縁に相当する部 分を折り目とし、穴の中心から放射状の切り込みを穴の周縁に向かって複数本の 切込線C3を入れて、できたセグメント1nのすべてを掬い面1aの背面方向に 折り曲げて、糞が落下しやすいように排便袋2の下側のシートを押し下げるよう に設けられている。
【0023】 次に本考案の犬の排便処理具の作用(使用法)について説明する。 犬をつれて散歩にでる前に、図2または図4の展開図で示す形状に厚紙を裁断 して作られた素材から図3(a)(b)(c)または図1(a)(b)(c)に 示す排便処理具の完成品を手で折り曲げて作成し準備する。折り曲げの手順を図 1,図4〜図7にもとづき説明する。
【0024】 図4において、折れ線F1A,F1Bで左右の翼1nを背面に折り曲げて重ね 把手1bを作る。あとで曲げた翼の尖り部分1mを折り曲げて最初に折り曲げた 翼の下に折り込む(図6参照)ことにより翼1nは開かないようになる。 尖り部分1mを折り曲げる代わりに両面接着テープで開かないようにすること もできる。 次に、第2補強壁1gを必要とする場合は、図4において、折れ線F3A,F 3Bで背面側に折り曲げる(図6参照)ことにより第2補強壁1g´を作り、続 いて第1補強壁1dを折れ線F2A,F2Bで掬い面1a側に折り曲げることに より補強壁は完成する。厚紙の厚さにより第1補強壁1dで強度が充分な場合に は第2補強壁1gを作らずに折れ線F2A,F2Bのみ折り曲げて第1補強壁を 作れば良い。
【0025】 掬い面1aに袋接着面1fを形成するために掬い面1aの予め定めた指定個所 に両面接着テープを接着する。掬い面1aの指定個所に穴が開けられている場合 には背面から通常の片面接着テープ4を貼付する。最後に把手1bから繋ぎ部1 kに至る方向に把手1bの中央部分が窪むようにな窪み部1hを作って排便袋支 え1は完成する。排便袋支え1の1.5〜2倍の幅を有し、排便袋支え1の長さ より深い排便袋2を排便袋支え1に被せる。袋接着面1fに両面接着テープを使 用した場合は予め接着目を露出させておく。袋を被せて排便袋支え1の前縁が排 便袋の底に着いているときに袋接着面1fに袋の一部分が接着すように指先で押 しつけて排便袋2が移動しないようにしておく。この接着部は排便袋を反転させ たときは容易に分離が可能である。
【0026】 なお、糞を密封した後の排便袋2は、これを持ち帰るため収納用の別の袋を準 備して持参することが望ましい。以上で散歩に出る前の準備はすべて完了である 。排便袋と嵌装した一組の排便処理具と犬種に応じ必要な排便袋2のみを余分に 持参すれば良い。 図8に、本考案に係る犬の排便処理具を片手で持った使用状態を示している。 親指を把手の窪み部に当て、窪ませた状態で持つことにより全体が丈夫な状態を 保つことができる。 従って軽量で外観も目立たず持ち運びが気にならない排便処理具であり、かつ どのような排便処理状態にも対応が可能な排便処理具であることが特徴である。 排便袋支え1は繰り返しの使用にも可能な耐久性を持っているが廃棄する場合は 通常のゴミとして処分することが可能である。
【0027】 本考案の犬の排便処理具は上述の通り構成したので次に記載する効果を奏する 。 請求項1に記載の考案は、薄型で小形であるため手提げ袋に入れて持ち運びが できるので散歩するときの外観を見苦しくないという効果と、また排便処理具の 構成が、予め切り込みが入れられ折り目が漬けられている方形の厚紙であり迅速 に排便袋支えに形状を整えることができ予め排便袋を被せておけば、即取り出し て使用することができる効果と、排便袋支えは方形の厚紙に切り込みを切れ切除 する部材を極力少なく、かつ適切な折り目を入れて補助しているので充分使用に 耐え得る効果を有する。
【0028】 請求項2に記載の考案は、掬い面の外縁を曲線で構成したので排便袋を反転さ せるとき、排便袋と掬い面の外縁とのすべりが容易となり一方の手で把手をもち 他の手で開口端をもって反転させる動作が滑らかとなる効果を有する。
【0029】 請求項3に記載の考案は、地上に落下した柔らかい糞をその直下の土砂を若干 削って共に排便袋を被せた掬い面の上に掬い上げることが可能となる効果を有す る。
【0030】 請求項4に記載の考案は、第1の補強壁に第2の補強壁を付加することにより 厚紙が素材であるにもかかわらず大きな強度を有する効果を奏する。
【0031】 請求項5に記載の考案は、排便袋支えに被せる排便袋の下側のシートを、折り 曲げて下方に突出したセグメントの先端部分で押し下げるので落下する糞の掬い 面への落とし込みがやり易くなるという効果を有する。
【0032】 請求項6に記載の考案は、把手からとつなぎの部位に至る中央部分を窪ませて 、逆への字形に曲げることにより排便袋支えを移植ごてと同様に使う場合に必要 な強度を付与することができるという効果を有する。
【0033】 請求項7に記載の考案は、掬い面の上面に排便袋を被せたときに排便袋が掬い 面の先端部分に部分的に接着されるので、反転させるとき袋の先端が移動しない ので片手操作で確実に行えるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】方形の厚紙から形成した犬の排便処理具で、
(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は把手の断
面図である。
【図2】掬い面の外縁を曲線で形成した犬の排便処理具
の展開図である。
【図3】図2の犬の排便処理具の完成品で、(a)は正
面図、(b)は右側面図、(c)は(a)の矢印方向指
示図である。
【図4】図1に示す犬の排便処理具の展開図である。
【図5】図4に示す展開図を折り曲げた完成品で、
(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は把手の断
面図である。
【図6】図5の背面図である(第2補強壁を折り曲げて
から第1補強壁を折り曲げる)。
【図7】穴の放射状切り込み線の折り曲げと把手中央部
の曲げの状態説明図である。
【図8】本考案に係る犬の排便処理具を片手で持った使
用状態図である。
【図9】従来技術の塵取り形糞処理具の斜視図である。
【図10】従来技術のグリップ形糞処理具の斜視図であ
る。
【図11】従来技術の受け取り形糞処理具の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 排便袋支え 2 排便袋 1a 掬い面 1b 把手 1c 穴 1d 第1補強壁 1e 土砂掬い面 1f 袋接着面 1g 第2補強壁 1h 窪み部 1k つなぎ部 1m 折り込み部 1n 翼部 1p 袋案内部 3 糞 4 片面接着テープ C1A,C1B,C2,C3 切込線 F1A,F1B,F2A,F3B 折り曲げ線

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 犬の排便処理具であって、落下する糞を
    袋上面で受け反転させて中に収納する排便袋と、該排便
    袋に挿入して犬の排便時に犬の股間に置いて受けた排便
    を支える杓子形状の排便袋支えとを含んでなり、該排便
    袋支えは前側の中央部分に排便を落とし込む穴を設けた
    掬い面と、この掬い面の左右の中程から後側に傾斜した
    切り込み線で両縁から切り込んで両翼を内側に折り曲げ
    た三枚重ねの把手と、前記穴の左右の掬い面の外縁と前
    記穴の内縁との中間で対称に折り曲げて形成した左右の
    第1補強壁とを方形の厚紙で形成してなり、一方の手で
    把手を持ち排便を受けた後他方の手で排便袋の上下の開
    口縁を順次前方へ移動させて袋を反転して糞を包むよう
    にして袋詰めすることを特徴とする犬の排便処理具。
  2. 【請求項2】 前記排便袋支えの前記掬い面の外縁形状
    が曲線で裁断されてなり、排便後の糞を包む排便袋の反
    転時の引っ掛かりをなくしたことを特徴とする請求項1
    に記載の犬の排便処理具。
  3. 【請求項3】 前記掬い面が前端部に三角形及び台形の
    一種以上の突起部を形成するようにしてなり、地面に落
    下した糞を若干の土砂と共に排便袋上に掬って回収し易
    くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の犬の排
    便処理具。
  4. 【請求項4】 前記折り曲げた三枚重ねの把手が開かな
    いように構成して掬い面を更に強化したことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の犬の排便処理
    具。
  5. 【請求項5】 前記穴に替えて穴の周縁を折れ線とし
    て、この折れ線に向かい中心部から放射状の切れ込みを
    複数本刻んで形成されるセグメントを前記掬い面の背面
    方向に折り曲げなり、排便袋の下側のシートをセグメン
    トの先端部分で押し下げるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の犬の排便処理
    具。
  6. 【請求項6】 前記把手から前記穴に至る中央部分を窪
    ませるように形成させてなり、杓子形状の掬い面と把手
    との繋ぎ部分を強化したことを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の犬の排便処理具。
  7. 【請求項7】 前記第1補強壁の内側で且つ前記穴と前
    記掬い面の前端との間に1個所以上の接着面を設けてな
    り、掬い面に被せた排便袋を掬い面に接着して排便袋を
    手で反転させるときに袋の先端部分が固定されているよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至6項のいずれか
    1項に記載の犬の排便処理具。
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