JP3092533U - 高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫 - Google Patents

高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫

Info

Publication number
JP3092533U
JP3092533U JP2002005568U JP2002005568U JP3092533U JP 3092533 U JP3092533 U JP 3092533U JP 2002005568 U JP2002005568 U JP 2002005568U JP 2002005568 U JP2002005568 U JP 2002005568U JP 3092533 U JP3092533 U JP 3092533U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
wall
heat insulating
panel
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002005568U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 佐藤
Original Assignee
松本建工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松本建工株式会社 filed Critical 松本建工株式会社
Priority to JP2002005568U priority Critical patent/JP3092533U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092533U publication Critical patent/JP3092533U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造の高断熱高気密住宅の居室内に収納スペ
ースの大きな飲食品貯蔵用の保冷庫Rを合理的に構築
し、食生活の合理化出来る住宅を提供する。 【解決手段】断熱外壁W0及び断熱床WBを備えた高断
熱高気密の木造住宅の内部に於いて、断熱外壁W0面と
断熱床WB面を利用し、隔壁断熱パネル3及び断熱ドア
パネル3´と天井断熱パネル1で断熱空間S0を形成
し、断熱外壁W0に電動冷却ユニット5を配置して断熱
空間S0を飲食品の保存用の保冷庫Rとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、高断熱、高気密住宅の内部に建付ける飲食品保存用の保冷庫に関す るものであり、より詳しくは、断熱材を構造用フレームと一体化した断熱パネル や、断熱材を構造体に積層使用した断熱外壁及び断熱床を備えた高断熱高気密住 宅に於いて、断熱隔壁及び断熱天井によって断熱空間を構築し、該空間を所望設 定温度に保持する保冷庫に関するものであり、住宅建築分野に属するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品及び飲料品の保存手段としては、(イ).家庭用冷蔵庫、(ロ). 非暖房室、(ハ).地下に設置する室(むろ)及び(ニ).屋外に設置する物置 があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(イ).冷蔵庫に飲料品を保存する方法は、冷菓の保存、生鮮食材の鮮度の確保 、食品の保存期間の延長、飲料の適温の確保などの目的には有用である。 しかし、食材、食品が安価な時に大量に購入して全部を貯蔵するには容積が狭 過ぎるため、食材、食品、飲料が高価な時にも高頻度で市場や商店から購入しな ければならず、飲食費が高くなってしまう。 また、冷蔵庫内から排出される熱が全て台所に放散され、温熱環境に悪影響を 及ぼす難点がある。
【0004】 (ロ).非暖房室に飲食品を保存する方法は、寒冷期に居間など限られた部屋の みを暖房する局所間歇暖房の住宅の場合、寒冷期には有効である。 しかし、高断熱高気密住宅で全室を集中暖房装置によって寒冷期に連続暖房す る場合は、住宅内部の全ての場所が健康的且つ快適な温度となり、寒冷期でも生 鮮食材などを長期保存出来るような低温の場所は皆無である。 また、寒冷期に特定の部屋の暖房機器を停止あるいは低温に調節して食材、食 品及び飲料の保存に好適な温度にすると、その部屋で健康的な生活が出来なくな る。
【0005】 また、断熱性、気密性が低い住宅に低温の部屋を設けると、寒冷期に住宅内部 の熱バランスが崩れ、住宅内部の温度差が増加につれて表面結露が発生し、カビ が生えアトピーの原因となるほか、温度差の増加に伴い、心筋梗塞や脳溢血を起 こしやすい不健康な温熱環境となる。 更に、内部結露の発生に伴い、構造用の木材、木質材に腐朽菌が繁殖したり、 構造用鋼材や補強金物にさびが発生し易くなるなど、構造材の耐久性が著しく脅 かされ住宅の安全性にも深刻な悪影響を及ぼす弊害を免れない。 しかも、温暖期には、この方法は無効である。
【0006】 (ハ).地下の室(むろ)に飲食品を保存する方法は、夏は涼しく冬は暖かい室 (むろ)内温度の安定度が都合よく、低温維持のためのエネルギーが不要な点も 優れている。 そのため、主として寒冷期には越冬食品の大量貯蔵、生鮮食材の有効保存期間 の延長及び飲料の低温確保に有用である。 しかし、安定した地下温度の利用にのみ依存することから、温暖期には維持出 来る室(むろ)温は保存品にとって最適とはならない期間があり、夏期には夏型 結露の発生に伴う生鮮食品へのカビの発生や農産食材の発芽の恐れが高いなどの 難点を免れない。 また、一階床面と室(むろ)の間には高低差があって使い勝手が悪く、特に高 齢者など身体機能が低い人には梯子による出入りは苦痛である上、幼児には転落 の危険性がある。
【0007】 (ニ).屋外の物置に飲食品を保存する方法は、春秋など穏和な気象条件の場合 は食品の保存に好適な温度を比較的容易に確保出来る。 しかし、この方法は、冬期には保存品の凍結、夏期には保存品の鮮度の低下及 び腐敗の恐れが高いなどの難点がある。
【0008】 本考案の保冷庫は、高断熱高気密住宅の場合に、従来の飲食品保存方法が持つ 上記の欠点を全て解決するために考案したものである。 即ち、本考案の保冷庫は、少ない電力で年間を通じて極めて経済的、健康的で 安全に、安価で鮮度が高い食材を使用して美味しい料理と快適な食生活を確保す ると共に、完成した食品、及び料理を長持ちさせるなど、生活の質の向上に対し て極めて有効で実用的な手段を全国に提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び作用】
本考案の保冷庫は、例えば図1に示す如く、断熱外壁W0,W0´及び断熱床 WBを備えた高断熱高気密木造住宅内部の断熱床WB上で、断熱隔壁Ws,W1 を断熱外壁W0,W0´に当接配置して壁空間Sを構築し、該空間Sの上部に断 熱天井WCを配置することにより、断熱床WB、断熱外壁W0,W0´、断熱隔 壁Ws,W1及び断熱天井WCによって気密断熱空間S0を構成し、該断熱空間 S0の断熱外壁W0には図3に示す如く、電動冷却ユニット5を配置し、断熱隔 壁Ws,W1には出入用の断熱ドア(13)を配置したものである。
【0010】 尚、この場合、外壁、隔壁、床、天井は、それぞれ断熱構造であり、且つ、各 構築面材相互が断熱性及び気密性を保持して接合されておれば良いが、少なくと も、隔壁及び天井は、居室空間内への配置となるため断熱パネルを採用するのが 施工上有利である。 また、冷却ユニット5も電動であるためコンパクトに配置出来る。 従って、高断熱高気密の木造住宅の断熱外壁W0面及び断熱床WBを利用し、 断熱隔壁及び断熱天井を付加して形成するため、気密断熱の保冷庫が合理的に構 築出来る。 この場合、建物の出隅部Cを囲むように、即ち、断熱外壁W0,W0´の両面 内側に断熱ドア13を備えた1枚の断熱隔壁W1を差し渡して平面視三角形態の 保冷庫Rを構築すれば、1枚の隔壁W1と1枚の三角形態の断熱天井パネル(図 示せず)を付加構築するだけで保冷庫Rが合理的に形成出来、使用パネルの合理 化、及びパネル間接合部の断熱施工の合理化が可能であると共に、居室の使い勝 手の悪いコーナー部の合理的利用が可能となる。
【0011】 また、保冷庫Rは、年間を通じて所望の設定温度に維持出来るため、従来の地 下保存室と同等、又はそれ以上の機能を奏する飲食品保存スペースの居室内での 設置を可能とし、使用に便利である。 しかも、保冷庫Rの床面が居室の床面であるため、人の出入りや保存品の出し 入れが用意である。 従って、本考案の保冷庫を設置した住宅にあっては、大量の飲食品を安価な際 に購入して長期間安定貯蔵出来るので、飲食費が軽減出来ると共に、常に鮮度の 高い食材、及び変質しない食品を食事に供することが出来、合理的、且つ、高品 質の食生活が可能となる。
【0012】 また、保冷庫は、図1に示す如く、壁空間Sを、断熱外壁W0に当接した両側 の断熱隔壁WSと、両側隔壁Ws間に差し渡した断熱ドア13を含む内側の断熱 隔壁W1とで構成するのが好ましい。 この場合、両側隔壁Wsは断熱外壁W0に直交衝接固定と出来、内側断熱隔壁 W1も両側隔壁Wsの端面に当接固定出来るため、空間Sの構築作業が単純、且 つ容易となる。 しかも、保冷庫Rと外壁W0間に出来る入り込んだスペースRsは収納スペー スとして有効利用出来るので、、建築設計段階で使用者の要望に応じて保冷庫R 及び小スペースRsの配置が決定出来、保冷庫建付けの顧客満足度向上に有利で ある。
【0013】 また、保冷庫Rは、壁空間Sを、断熱外壁W0の出隅部Cを含む直交2壁面W 0,W0´と直交アングル形態の2隔壁Ws,W1とで構成するのが好ましい。 この場合、壁空間Sは、2枚の断熱隔壁Ws,W1端面の各断熱外壁W0,W 0´内面への衝接固定となり、且つ、各隔壁Ws,W1相互も端縁での直交当接 固定となるため、保冷庫の強固な建付けが容易である。 しかも、居室内の使い勝手の悪い隅部が保冷庫Rとなるため、使用者にとって は、地下室でのみ可能であった食品保存室が居室内の片隅に配置出来ることとな り、建付け隔壁数が2枚と少なく合理的に建付け可能なことと相俟って、建築主 (使用者)の顧客満足度が向上する。
【0014】 また、図2に示す如く、断熱天井WC、断熱外壁W0,W0´、断熱隔壁Ws ,W1及び断熱床WBを、断熱パネル1,2,2´,3,3´,4で構成するの が好ましい。 この場合、高断熱高気密住宅は断熱パネルを用いた断熱枠組み壁工法で実施す るのが合理的、且つ有利であり、保冷庫R構築用隔壁も断熱パネルとするため、 該住宅の建付け時に、保冷庫用の断熱隔壁パネル3及び断熱ドアパネル3´を断 熱床パネル4上に建付けるだけで保冷庫用の壁空間S及び断熱空間S0の形成が 合理的に実施出来、外壁W0,W0´及び床の断熱パネル使用と相俟って、高断 熱高気密住宅内への高断熱高気密保冷庫の配置が合理的コストで実施出来る。 勿論、隔壁パネル3による壁空間Sの形成は、軸組み工程、即ち、柱V組み内へ 断熱パネルを組込む工法で、断熱パネルを気密的に嵌着配置し、パネル自体に構 造材としての強度を担保させても良い。
【0015】 また、図2に示す如く、保冷庫Rの、各天井断熱パネル1、外壁無開口パネル (外壁断熱パネル)2、外壁開口パネル(外壁断熱パネル)2´、隔壁断熱パネ ル3、隔壁ドアパネル(隔壁断熱パネル)3´及び床用断熱パネル4間の空隙は 断熱材で閉塞するのが好ましい。 この場合、各配置パネル間の隙間形態に応じて、成形ウレタンフォーム等の断 熱材の切断条片を押し込んで隙間を断熱閉塞するか、現場発泡硬質ウレタンフォ ームを注入して断熱閉塞すれば良い。 従って、保冷庫Rの構築時、即ち断熱空間S0形成時には、全体寸法及び強度 面に注力した施工をし、後処理として断熱空間S0の必要な断熱閉塞作業を施す ことにより、高性能保冷庫が合理的、且つ容易に形成出来る。
【0016】 また、各断熱パネル1,2,2´,3,3´,4の接合部には気密テープを貼 着するのが好ましい。 保冷庫Rの天井断熱パネル1、外壁断熱パネル2,2´、隔壁断熱パネル3, 3´及び床断熱パネル4の各接合部に気密テープを貼着することにより、保冷庫 R内の気密性が保証出来る。 従って、各パネル1,2,2´,3,3´,4利用による壁空間S形成作業も 、全体寸法及び強度面に注意した作業により遂行出来、後処理により高気密処理 するため、保冷庫の形成作業が容易、且つ、合理化出来る。 そして、各断熱パネル1,2,2´,3,3´,4内の空隙を断熱材で断熱閉 塞して、更に各パネル接合部を気密閉塞することにより、保冷庫R内の高断熱高 気密が保証出来、電動冷却ユニットの運転コストの極めて低い高性能保冷庫とな る。
【0017】 また、保冷庫の断熱空間S0内の全周面を防湿性シート21,23で被覆する のが好ましい。 保冷庫Rの使用に際しては、貯蔵食料品の出入のために断熱ドア13を開閉す る必要があるため、断熱ドア13の開閉によって居室内空気が保冷庫内に侵入し 、冷却によって保冷庫内面に結露を生じる。 しかし、保冷庫内全周面に防湿シートを被覆することにより、結露及び発生し たカビも雑巾等で拭取り可能となり、保冷庫R内を食料品の好適な保存環境に維 持出来る。
【0018】 また、保冷庫Rの断熱空間S0内の天井断熱パネル1、外壁断熱パネル2,2 ´、及び隔壁断熱パネル3,3´の内表面が石膏ボード19を介してアルミクラ フト紙23を備え、床断熱パネル4の内表面がビニルシート21を備えているの が好ましい。 この場合、図5に示す如く、粘着剤はアルミクラフト紙23を、外壁断熱パネ ル2、隔壁断熱パネル3、及び天井断熱パネル1に層着した石膏ボード19に貼 着し、ビニルシート21を、床断熱パネル4の構造板18上に貼着する。 従って、石膏ボード19は断熱材(硬質ウレタンフォーム)19の耐火性を保 証すると共に良好な接着下地材となり、アルミクラフト紙23の貼着が合理的に 実施出来、保冷庫R内全周面がアルミクラフト紙23によって防湿面となり、結 露やカビの発生に際しても雑巾で拭取り可能となる。 しかも、内周面は熱反射機能を有するアルミ箔であるため、保冷庫内の温度管 理上も有利である。
【0019】 また、保冷庫Rの電動冷却ユニット5は、図2に示す如く、外壁断熱パネル2 ´の開口O2に嵌着し、図4(B)の如く、外壁W0,W0´の外面に固定した 架台7及び上部の支持金具9に、四周の弾性シーリング材8を介して固定するの が好ましい。 この場合、電動冷却ユニット5は、使用上の干渉が最小限に抑制出来て安定的 に配置出来、しかも、弾性シーリング材8によって無振動、且つ、気密性を保っ て配置出来、保冷庫Rに対する効率的運転が可能であると共に、居室内への振動 、騒音の影響も抑制出来る。
【0020】 また、電動冷却ユニット5が冷却器5aと放熱器5bの一体化タイプであり、 電動冷却ユニット5のドレン配管12を外部のドレン容器(図示せず)に接続す るのが好ましい。 この場合、電動冷却ユニット5自体はコンパクトタイプであり、ドレンはドレ ン配管の自在な設置により除去出来るため、外壁を利用した保冷庫Rの居室内へ の設置が設置場所を問わず配置可能となり、保冷庫Rの住宅への設置普及に有効 である。
【0021】 また、保冷庫Rの壁空間Sを囲む、断熱床WBが住宅の床組みであり、断熱外 壁W0,W0´及び隔壁Ws,W1が住宅の水平力及び垂直力を負担する構造で あるのが好ましい。 この場合、壁空間Sは住宅の躯体構造物の構築として建付け出来、且つ壁空間 S形成の各壁(外壁、隔壁、天井)が住宅の躯体の補強機能をも奏し、食料品保 存用の保冷庫Rを備えた高断熱高気密住宅は、耐震性及び耐久性が向上する。
【0022】 また、天井断熱パネル1、外壁断熱パネル2,2´、隔壁断熱パネル3,3´ 及び床用断熱パネル4の断熱材16は、構造材としての木枠26に硬質ウレタン フォーム16を注入発泡した成形断熱材であるのが好ましい。 この場合、保冷庫の製作に使用する断熱パネル1,2,2´,3,4及び冷却 ユニット5は、予め全て工場で均質品として生産されるため、住宅設計段階での 顧客のニーズに応じた保冷庫の各様の配置が出来、均質な保冷庫の提供が可能と なる。
【0023】 そして、各断熱パネルが構造材としての木枠を備えているため、パネルの連結 及び取付けも釘打ち作業で容易であり、パネルの組立てが住宅の躯体組立作業の 一部として遂行出来、強固な保冷庫が合理的に構成出来る。 しかも、現場作業に必要な人件費は、断熱パネル組立て、電動冷却ユニット取 付け、電気配線、ドレン配管、隙間への断熱材充填、内装仕上げに限られ、極め て安価な設置費に留めることが出来る。
【0024】
【考案の実施の形態】
枠組み壁工法の高断熱高気密住宅内に枠付き断熱パネルを用いて保冷庫Rを構 築する。 保冷庫Rの内容積は住宅の規格に応じて適宜決定すれば良く、約2m〜5m 程度が好ましい。 そして、保冷庫Rに使用する各断熱パネルは、熱抵抗値が2.4m・k/w 以上の断熱性が極めて優れた断熱パネルを使用する。 また、断熱材として、オゾン層の破壊作用を示す発泡剤を含まない、熱伝導率 が0.024w/mkの水発泡硬質ウレタンフォームを使用する。 また、断熱パネルの木枠26は、スプルース材、ニレ材等の木材、LSV、L VL等の積層材の必要な強度、断熱性を備えた材料を用いる。 また、断熱パネルの大きさ寸法は、保冷庫の所望サイズに応じて割付け決定す る。
【0025】 〔外壁断熱パネル(図5、図6)〕 外壁断熱パネル2は、図6に示す如く、開口部の無い(A)に示すタイプと、 冷却ユニット5装着用の開口O2を備えた(B)に示すタイプとの2種類を用意 する。 そして、長さ(建付け高さ)は標準265cmであるが、適用住宅に応じて適宜 決定し、幅も保冷庫の寸法に応じて適宜決定する。 即ち、開口の無いパネル2は、図6(A)に示す如く、上下の横材26bと左 右及び中央適所の間柱としての縦材26aとで構成した木枠26の片面にはクラ フト紙22を、他面にはベニヤ板、OSB材の如き構造板18を配置し、横材2 6bに配置した注入孔O26から硬質ウレタンフォーム16を注入充填成形して パネルP2とする。
【0026】 また、開口部O2を有する外壁断熱パネル2´は、図6(B)に示す如く、下 部断熱材域Z1、開口O2形成域Z2、上部断熱材域Z3、及びまぐさ域Z4か ら成り、枠体26は、上下の横材26bと左右の縦材26aとで外側木枠26を 構成し、両側縦材26aの内側に開口補強材(まぐさ)30を支承するためのま ぐさ受け縦材26a"をまぐさ域Z4下端まで配し、まぐさ域Z4では、まぐさ 受け縦材26a"上端と上部横材26bとの空間に、厚手の構造木板を2枚重ね としたまぐさ30(図4(A))を張設し、パネル2の中央上部の開口O2形成 域Z2では、両側のまぐさ受け縦材26a"間に上下の小横材26b´を取付け 、上下小横材26b´間には開口O2の両側に小縦材26a´を取付ける。
【0027】 また、下部断熱材域Z1では、下部横材26bと開口形成域Z2の下部小横材 26b´間に両側の小縦材26a´及び中間小縦材26a´で断熱材16充填空 間を形成する。 また、上部断熱材域Z3では、まぐさ30下縁に小横材26b´を取付け、開 口形成域Z2の上部小横材26b´との間には、両側及び中間に小縦材26a´ を配置し、断熱材空間S16を形成する。
【0028】 そして、形成した枠体26の下面には開口O2に対応した開口を備えた構造板 18を枠体26に釘打ち固定し、上面には下部断熱材域Z1にクラフト紙22を 配置して下部横材26bに穿設した注入孔O26から硬質ウレタンフォーム16 を注入充填成形する。 また、開口形成域Z2の開口O2両側の断熱材空間S16及び上部断熱材域Z 3の断熱材空間S16には、硬質ウレタンフォーム成形板の切断片を充填して構 造板18内面に接着固定する。
【0029】 〔床断熱パネル(図5、図7)〕 床断熱パネル4は、図5(D)に示す如く、ベニヤ板等の構造板18と硬質ウ レタンフォーム16とクラフト紙22との積層形態であり、図7に示す如く、根 太機能を奏する3.8cm×8.9cmの縦材26aを45cm間隔に3本配置し、両 端部にころび止め材としての横材26bを介在して釘打ち固定して木枠26を構 成し、裏面にクラフト紙22を、表面にベニヤ板の構造板18を止着し、横材2 6bの注入孔O26から硬質ウレタンフォーム16を注入充填成形してパネルP 4とする。
【0030】 〔隔壁断熱パネル(図2、図5)〕 隔壁断熱パネル3としては、長さは、図2に示す如く、両側の断熱隔壁Ws用 の長さ(高さ)の短いパネル3と、断熱ドア13を配置する長さ(高さ)が外壁 断熱パネル2と同一で内側隔壁W1を形成するものとの2種類があり、また、内 側隔壁W1用としては、無開口パネル3と、断熱ドアパネル3´とがあるが、パ ネルP3自体は、図5(B)に示す如く、硬質ウレタンフォーム16層の両面に クラフト紙22を備えたものである。 即ち、図3(B)に示す如く、両側の隔壁W1用のパネル3及び内側隔壁W1 用のパネル3は、外壁断熱パネルP2同様に、両側の縦材26aと上下の横材2 6b及び間柱としての縦材26aを中間適所に介在した木枠26の表裏両面にク ラフト紙22を止着し、横材26bの注入孔O26(図示せず)から硬質ウレタ ンフォーム16を注入充填成形する。 尚、両側の隔壁Ws用パネルP3の高さ(長さ)は、保冷庫Rの断熱空間S0 の高さに応じて決定する。
【0031】 また、断熱ドアパネル3´は、図6(C)に示す如く、両側縦材26aと上下 横材26bで外側木枠26を構成し、両側縦材26aの内側にまぐさ受け縦材2 6a"を配置して厚手の構造木板を2枚重ねとしたまぐさ30(図4(A))を 固定し、まぐさ30下端に小枠体26´を嵌着し、小枠体26´下部に断熱ドア 13嵌入用スペースS13を形成する。 この場合、小枠体26´は、上下小横材26b´と、左右及び中間の小縦材2 6a´で構成し、無開口隔壁パネルP3同様に、表裏面にクラフト紙を止着して 小横材26b´の注入孔O26(図示せず)から硬質ウレタンフォーム16を注 入充填成形するか、或いは、硬質ウレタンフォーム成形板の断熱片を小枠体26 ´内に嵌入接着したものである。 そして、嵌入用スペースS13の開口補強枠材(まぐさ受け縦材)26a"に サッシ枠13Fを取付け、断熱ドア13を空密閉止可能に配置する。
【0032】 〔天井断熱パネル(図2、図5)〕 天井断熱パネル1は、図5(C)に示す如く、硬質ウレタンフォーム16層の 上下両面にクラフト紙22の存在する積層成形体P1であり、隔壁断熱パネルP 3同様に、縦材26a及び横材26bで木枠26を組み、木枠26の上下面をク ラフト紙22で閉止して、外壁断熱パネルP2同様に、横材26bの注入孔O2 6から硬質ウレタンフォーム16を注入充填成形し、パネルP1を得る。 尚、パネルP1の長さ及び幅は所定保冷庫の寸法に応じて決める。
【0033】 〔保冷庫の形成(図1、図2)〕 図2に示す如く、コンクリート基礎Kにボルト固定(図示せず)した土台Dに 付土台D1を付設し、土台D及び付土台D1に受け金具(図示せず)を介して大 引Oを取付け、床断熱パネル4を大引O及び土台D上に構造板18を上面にして 張設し、図1に示す如く、断熱床WBを構成し、土台D上に、下枠継ぎ材15b 及び上枠継ぎ材15aによって外壁断熱パネル2を構造板18を外面にして立設 配置し、外壁断熱パネル2の外面には、図5(A)に示す如く、透湿防水シート 25を張設すると共に、適所に縦胴縁27を取付け、縦胴縁27に外壁仕上材2 9を取付けて通気層28を有する断熱外壁W0,W0´を建付ける。
【0034】 また、図2に示す如く、外壁断熱パネル2の内面には、高さの低い隔壁断熱パ ネル3を直交当接して枠26相互の釘打ちにより建付けて両側隔壁Wsを構成し 、両側隔壁Wsの内端縁には高さの高い隔壁断熱パネル3と断熱ドアパネル3´ とを枠26相互の釘打ちにより建付けて内側隔壁W1を構成し、図1に示す如く 、内側隔壁W1の上端を上枠継ぎ材15aで固定する。 そして、居室内に断熱外壁W0と両側隔壁Wsと内側隔壁W1とで壁空間Sを 構成し、天井断熱パネル1を両側隔壁Ws上に載置して釘打ち固定し、壁空間S 内で断熱空間S0、即ち、保冷庫Rを構成する。
【0035】 また、外壁断熱パネル2,2´、隔壁断熱パネル3,3´、床断熱パネル4及 び天井断熱パネル1相互の接合部の隙間には、必要に応じて硬質ウレタンフォー ムの切断片を詰め込むが、現場発泡硬質ウレタンフォームを注入充填するかして 、断熱性を確保する。そして、各パネル接合部には気密テープtaを貼って気密 性を確保する。 また、断熱空間S0内の各壁パネル2,2´,3,3´面及び天井パネル1面 には、開口O2及び断熱ドア13を除き、全て石膏ボード19を張設し、石膏ボ ード19上にはアルミクラフト紙23を貼着すると共に、床断熱パネル4表面に はビニルシート21を張設する。
【0036】 また、外壁断熱パネル2´の開口O2には、図4に示す如く、冷却器5aと放 熱器5bの一体化タイプの小型の電動冷却ユニット5を外壁W0外面に取付けた 架台7、及び上部の支持金具9に弾性シーリング材8を介してネジnで止着し、 ドレン配管12を建物外へ配管する。 また、保冷庫R内には、保管スペースに応じて、適宜棚柱11によって棚10 を配置する。
【0037】 得られる保冷庫Rにあっては、断熱天井WCによって断熱空間S0が使い勝手 の良い高さに閉塞されているため、常時低温管理する断熱空間S0に使用する電 気使用量が合理化出来る。 しかも、断熱天井WC上面の空きスペースは軽量物の適当なスペースとして有 効利用出来る。 また、保冷庫Rと断熱外壁W0´間に生じる小スペースRsは、掃除具等の長 尺物の収納も可能であり、各種物品の簡易収納スペースとして有効利用出来る。
【0038】 また、保冷庫Rの製作に使用する各種パネル及び電動冷却ユニット5は、全て 工場生産物であるため、現場では、断熱パネルの組立て、冷却ユニット取付け、 電気配線、ドレン配管、隙間への断熱材充填、内装仕上げで良く、所望機能を備 えた保冷庫Rが2時間程度の短時間で形成出来る。 しかも、枠組み壁工法住宅に木枠26を備えた断熱パネルを枠組み建付けする ため、保冷庫Rの存在によって設置階が補強され、耐震性が向上する。
【0039】 また、保冷庫Rは、電力によって所望温度に冷却維持するため、地域の外気温 変動の差や、季節、天候による外気温変動の差、或いは、住宅の暖房設備の運転 の有無の差に影響を受けることなく耐用出来、飲食品の大量仕入れに伴う飲食費 の合理的使用、及び食生活レベルの向上が可能となる。 また、保冷庫R内の壁、天井、床面への結露、カビ、汚れ等は雑巾で拭取るこ とにより、適切な保存空間としての維持も容易である。 しかも、保冷庫Rは、居室や台所等の隣接床面との間に高低差が無いため、人 の出入りや保存品の出し入れが極めて容易であり、使い勝手が良い。
【0040】 また、保冷庫Rは、天井、壁、床及び断熱ドアの断熱性が著しく優れているた め、保冷庫を台所の隣など便利な場所に設置することにより、隣接床面との間に 段差の無いこと、及び保冷庫Rが、生鮮食材、容器封入保存食品、生米やパン、 味噌、醤油、その他アルコール飲料等、必要飲食品を大量に保存出来ることと相 俟って、住宅内食生活が合理的、且つ快適に営める。
【0041】 〔その他〕 実施態様例では、保冷庫Rを枠組み壁工法住宅に適用したが、本考案保冷庫R は、その使用断熱パネル及び電動冷却ユニットを木造軸組工法住宅に適用するこ とも可能である。 勿論、保冷庫Rの形成は、耐用中の住宅に改築設置可能である。 また、設置場所も1階に限らず、上階(2階)にも設置出来る。
【0042】 また、保冷庫R内の天井と壁の仕上げは、アルミクラフト紙23に換えて塩化 ビニル樹脂系の壁紙を用いても良く、化粧合板などの最終仕上済み板状製品を釘 打ち張設しても良い。 また、外壁パネル2等は、必要に応じて筋かいを組込んだパネルとして耐震性 を向上させることが出来る。
【0043】
【考案の効果】
保冷庫Rは、高断熱高気密の木造住宅の断熱外壁W0面及び断熱床WB面を利 用し、断熱隔壁Ws,W1及び断熱天井を付加して形成するため、気密断熱の保 冷庫Rが合理的に構築出来る。 また、建物の出隅部Cを囲む隣接直交外壁W0,W0´を使用することにより 、保冷庫Rは2面の隔壁Ws,W1と天井パネルのみの付加で構成出来、使用材 料の合理化が出来ると同時に、居室内の隅部スペースを保冷庫として有効利用出 来る。 また、保冷庫Rは、住宅の断熱床WB上に隔壁Ws,W1を載置した形態であ るため、保冷庫内と居室との床面に段差が無く、人の出入り、保存品の出し入れ が容易である。 また、保冷庫Rは、年間を通じて所望の設定温度に維持出来るため、従来の地 下保存室と同等、又はそれ以上の機能を奏する飲食品保存スペースの居室内での 設置を可能とし、多種多様な飲食品の必要に応じた出し入れが便利である。 また、保冷庫Rを設置した住宅にあっては、大量の飲食品を安価な際に購入し て長期間安定貯蔵出来るので、飲食費が軽減出来ると共に、常に鮮度の高い食材 、変質しない食品の使用が可能となり、合理的、且つ高品質の食生活が可能とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】保冷庫Rの全体斜視図である。
【図2】保冷庫Rの一部切欠分解斜視図である。
【図3】保冷庫Rの略示断面図であって、(A)は図1
のA−A線横断面図、(B)は図1のB−B線縦断面図
である。
【図4】保冷庫Rの説明図であって、(A)は図1のC
−C線縦断面図、(B)は冷却ユニット5取付部の斜視
図である。
【図5】保冷庫Rの使用パネル説明図であって、(A)
は図4(A)のA−A断面図、(B)は図3(B)のB
−B断面図、(C)は図3(B)C−C断面図、(D)
は図3(B)のD−D断面図である。
【図6】使用パネル説明斜視図であって、(A)は外壁
無開口パネルを、(B)は外壁開口パネルを、(C)は
断熱ドアパネルを示す図である。
【図7】床断熱パネルの一部切欠斜視図である。
【図8】パネルの接合形態説明斜視図である。
【符号の説明】
1:天井パネル、2:外壁無開口パネル(外壁断熱パネ
ル)、2´:外壁開口パネル(外壁断熱パネル)、3:
隔壁断熱パネル、3´:断熱ドアパネル(隔壁断熱パネ
ル)、4:床断熱パネル、5:電動冷却ユニット(冷却
ユニット)、5a:冷却器、
5b:放熱器、6:現場発泡硬質ウレタンフォーム
(断熱材)、7:架台、
8:弾性シーリング、9:支持金具、
10:棚、11:棚柱、
12:ドレン配管、13:断熱ドア、
13F:サッシ枠、15a:上枠
継ぎ材、 15b:下枠継ぎ材、1
6:硬質ウレタンフォーム(断熱材)、18:構造用木
板(構造板)、 19:石膏ボード、2
1:ビニルシート、 22:クラ
フト紙、23:アルミクラフト紙、
24:壁紙、25:透湿防水シート、
26:木枠(枠、枠材)、26´:小枠体、
26a:縦材(枠材、木枠)、2
6a´:小縦材、 26a":開口補強枠材
(まぐさ受け縦材)、26b:横材(枠材、木枠)、
26b´:小横材、27:縦胴縁、
28:通気層、29:外壁仕上
材、 30:開口補強材(まぐ
さ)、C:出隅部、
D:土台、D1:付土台、
K:基礎(コンクリート基礎)、N:根太、
O:大引、R:保冷庫、
Rs:小スペース、S:空
間、 S0:断熱空
間、W1:内側隔壁(断熱隔壁)、 W
B:断熱床、WC:断熱天井、
Ws:両側隔壁(断熱隔壁)、W0,W0´:断熱
外壁、P1,P2,P3,P4:断熱パネル

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱外壁(W0,W0´)及び断熱床
    (WB)を備えた高断熱高気密木造住宅内部の断熱床
    (WB)上で、断熱隔壁(Ws,W1)を断熱外壁(W
    0,W0´)に当接配置して壁空間(S)を構築し、該
    空間(S)の上部に断熱天井(WC)を配置することに
    より、断熱床(WB)、断熱外壁(W0,W0´)、断
    熱隔壁(Ws,W1)及び断熱天井(WC)によって気
    密断熱空間(S0)を構成し、該断熱空間(S0)の断
    熱外壁(W0)には電動冷却ユニット(5)を配置する
    と共に、断熱隔壁(Ws,W1)には出入用の断熱ドア
    (13)を配置した保冷庫。
  2. 【請求項2】 壁空間(S)を、断熱外壁(W0)に当
    接した両側の断熱隔壁(WS)と、両側隔壁(Ws)間
    に差し渡した断熱ドア(13)を含む内側の断熱隔壁
    (W1)とで構成した請求項1の保冷庫。
  3. 【請求項3】 壁空間(S)を、断熱外壁(W0)の出
    隅部(C)を含む直交2壁面(W0,W0´)と直交ア
    ングル形態の2隔壁(Ws,W1)とで構成した、請求
    項1の保冷庫。
  4. 【請求項4】 断熱天井(WC)、断熱外壁(W0,W
    0´)、断熱隔壁(Ws,W1)及び断熱床(WB)
    を、断熱パネル(1,2,2´,3,3´,4)で構成
    した、請求項1乃至3のいずれか1項の保冷庫。
  5. 【請求項5】 各天井断熱パネル(1)、外壁断熱パネ
    ル(2,2´)、隔壁断熱パネル(3,3´)、及び床
    用断熱パネル(4)間の空隙は断熱材で閉塞した請求項
    4の保冷庫。
  6. 【請求項6】 各断熱パネル(1,2,2´,3,3
    ´,4)の接合部には気密テープを貼着した、請求項4
    又は5の保冷庫。
  7. 【請求項7】 断熱空間(S0)内の全周面を防湿性シ
    ート(21,23)で被覆した、請求項1乃至6のいず
    れか1項の保冷庫。
  8. 【請求項8】 断熱空間(S0)内の天井断熱パネル
    (1)、外壁断熱パネル(2,2´)、及び隔壁断熱パ
    ネル(3,3´)の内表面が石膏ボード(19)を介し
    てアルミクラフト紙(23)を備え、床断熱パネル
    (4)の内表面がビニルシート(21)を備えた、請求
    項1乃至7のいずれか1項の保冷庫。
  9. 【請求項9】 電動冷却ユニット(5)は、外壁断熱パ
    ネル(2´)の開口(O2)に嵌着し、外壁(W0,W
    0´)の外面に固定した架台(7)及び上部の支持金具
    (9)に、四周の弾性シーリング材(8)を介して固定
    した、請求項1乃至8のいずれか1項の保冷庫。
  10. 【請求項10】 電動冷却ユニット(5)が冷却器(5
    a)と放熱器(5b)の一体化タイプであり、電動冷却
    ユニット(5)のドレン配管(12)を外部のドレン容
    器に接続した、請求項1乃至9のいずれか1項の保冷
    庫。
  11. 【請求項11】 壁空間(S)で囲む断熱床(WB)が
    住宅の床組みであり、断熱外壁(W0,W0´)及び隔
    壁(Ws,W1)が住宅の水平力及び垂直力を負担する
    構造である、請求項1乃至10のいずれか1項の保冷
    庫。
  12. 【請求項12】 天井断熱パネル(1)、外壁断熱パネ
    ル(2,2´)、隔壁断熱パネル(3,3´)及び床用
    断熱パネル(4)の断熱材(16)は、構造材としての
    木枠(26)に硬質ウレタンフォーム(16)を注入発
    泡した成形断熱材である、請求項4乃至11のいずれか
    1項の保冷庫。
JP2002005568U 2002-09-03 2002-09-03 高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫 Expired - Lifetime JP3092533U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005568U JP3092533U (ja) 2002-09-03 2002-09-03 高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005568U JP3092533U (ja) 2002-09-03 2002-09-03 高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3092533U true JP3092533U (ja) 2003-03-20

Family

ID=43246598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005568U Expired - Lifetime JP3092533U (ja) 2002-09-03 2002-09-03 高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092533U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019052815A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 日軽パネルシステム株式会社 超低温保冷庫
CN109606571A (zh) * 2019-02-11 2019-04-12 企力(大连)海事科技有限公司 具有焊接铝蜂窝全封闭凹形托盘的船用冷库本体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019052815A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 日軽パネルシステム株式会社 超低温保冷庫
CN109606571A (zh) * 2019-02-11 2019-04-12 企力(大连)海事科技有限公司 具有焊接铝蜂窝全封闭凹形托盘的船用冷库本体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3258889A (en) Prefabricated stud panel with foam insulation connector
US5445208A (en) Vinyl door panel section
US5070661A (en) Prefabricated dwelling unit
US20140182221A1 (en) Thermal Barrier For Building Foundation Slab
US20070074474A1 (en) Insulating wall assembly, and structure including the same
US20110036030A1 (en) Building Insulation Sheathing Systems and Methods of Use Thereof
US2116020A (en) Building construction and building elements therefor
US2845150A (en) Light gauge metal building construction
JP3092533U (ja) 高断熱高気密住宅内部に建付けた保冷庫
JP3887246B2 (ja) 木造住宅の改修方法と該方法にて施工された壁改修構造
US8065855B2 (en) Patio enclosure
US2834064A (en) Panel
RU19795U1 (ru) Мобильное здание
JP3479807B2 (ja) 木造住宅における外断熱方法
JP3722556B2 (ja) 収納庫兼用間仕切り及びそれ用縦横方向格子部材
KR100709730B1 (ko) 캡슐 캐빈
JP6513338B2 (ja) 壁構造及び木造建物
JPH08260591A (ja) 枠組壁工法およびその壁枠パネル
JPS6122754B2 (ja)
JP4941375B2 (ja) 断熱壁構造
JPH10176377A (ja) 木造住宅の高気密・高断熱構造
RU2208531C2 (ru) Изотермический кузов транспортного средства
JP2923663B2 (ja) 断熱建築物
JP3432200B2 (ja) 床下地構造、およびそれ用の浮き根太匡体
EP3456893B1 (en) Industrialised module for prefabricated housing solutions

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218

Year of fee payment: 6